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議会議事録

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検索結果 » 平成20年 第333回市議会定例会(開催日:2008/09/12) »

一般質問 2日目(小笠原治幸)

質問者:小笠原治幸

答弁者:市長、教育長、関係課長


議事日程
        平成20年9月18日 木曜日 午前10時開議
第1 一般質問
          ―――――――――――*―――――――――――
      本日の会議に付した事件
  日程第1 一般質問
          ―――――――――――*―――――――――――
      午前10時 開議
○議長(西山八郎君) これより本日の会議を開きます。
          ―――――――――――*―――――――――――
      一般質問
○議長(西山八郎君) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。8番小笠原治幸君。
      〔8番 小笠原治幸君登壇〕
○8番(小笠原治幸君) おはようございます。
 通告に従いまして質問をさせていただきます。本日トップを切って質問の機会を与えていただきましたことに厚く御礼を申し上げます。私の質問は5点ございまして、通告に従い順次質問をさせていただきます。
 まず、1点目は、農業危機突破施策についてでございますが、農業が本当に大変な状態でございます。重油は高くなり、資材は高騰し、本当に危機的な状況でございます。この状況を何とかしなきゃいけないという意味を持ちまして、強い気持ちを持ちまして質問をさせていただきます。
 2点目は、地産地消によりまして南国市の活性化ということなんですけど、私も地産地消推進協議会のお世話をさせていただいております関係上、これから先地産地消によりまして南国市をより活性化という強い気持ちを持っておりまして、各関係課の御意見を賜り、活動の推進へ進めてまいりたいと思っております。
 3点目の市制50周年につきましては、ちょうど20年前、市制30周年の記念事業として市民の翼で韓国へ国際交流をさせていただいたわけでございますが、そのときにたくさんの方と出会いまして、またその参加した方々が今現在南国市で中心的に活躍をされております。これは市制30周年の大きな南国市の未来へとつながった記念事業でありまして、この50周年事業におきましては、さらにこれから先南国市民の皆様が羽ばたくような事業にしていただきたいという意味合いもございまして50周年への提案をさせていただきます。
 4点目の長岡小学校の体育館の改築でございますが、先日村田議員さんから心強い予告をいただいておりますので、頑張って質問をさせていただきたいと思います。
 5点目の南国市のふるさと寄附条例でございますが、6月に制定をされまして、これからが大事でございます。たくさんの方々に御寄附をしていただきまして、この南国市の大きな財源、活力にしてまいらなければなりませんので、そういう意味合いも含めまして寄附条例については質問をさせていただきます。それでは、本題に入ってまいります。
 第1点目、農業危機突破施策についてでございます。
 現在南国市では、水稲を中心に園芸、果樹、畜産等600戸余りの専業農家で農産物が生産され、種類も多く200品目と、豊かな田園地帯であることは申すまでもなく、また都市計画マスタープランでも優良農地を守ってこられました。農家も多種多様な作物を栽培され、それなりに経営を維持してまいりましたが、世界的な経済状況の変化、石油、穀物への投機マネーの流入、中国、インドの経済成長により、重油、肥料、資材の高騰により生産基盤が維持できない窮地に陥っております。
 南国市の特産であるシシトウガラシは、まさに石油産物であり、重油代金1リッター当たり120円で計算すれば、10アール当たり24キロから30キロの重油を使用するわけでございます。金額で計算すれば10アール当たり288万円から360万円かかるわけで、10アール当たりの売り上げが600万円あるとすれば、半分は燃料代で消えるわけでございます。また、パート代金、肥料代金、資材代金を差し引けば利益はほとんどできない危機的な状況でございます。
 重油価格が1円上がれば、県下の施設園芸全体で1億円の経費がふえ、平成16年の1リッター当たり40円の時代と比べると、県下全体で80億円のコスト高で、高温作物は経営の維持ができなくなり、南国市の特産であるシシトウガラシ栽培は非常に困難な状況でございます。
 さきの8月23日には、窮地に陥っている現状を知ってもらおうと、県民体育館に県下から3,200人の農家が集まり、農業危機突破生産者大会が開催され、生産基盤が維持できる政策の実現と消費者に理解を求めました。
 また、大会では、県に施設園芸原油高騰緊急対策事業の平成21年度への継続を要請、国に対しては、生産コスト高騰を補てんする経営安定対策の確立を、石油、穀物の高騰原因の投機資金を世界的に監視する体制の構築を求めました。南国市からはJA南国市から400名、長岡から82名、十市から30名が参加し、平成の農民一揆と気勢を上げました。
 南国市の農業を何とかしなければならないと私なりのプランを考えてみました。
 1、地産地消で消費拡大。
 1、農産物の加工で1.5次産業へ。
 1、国の農業施策予算を有効的に活用する。
 1、グリーンツーリズムを活用し、宿泊体験プロジェクトの作成。
 1、行政に担当職員を配置し、農業活性化に取り組む。
 1、生産、流通、販売機能を高めるための研修会を多く開いていただく。
 1、食料自給率向上のため、市民が一体となり農業の多面的機能を維持するための生産環境保全税たるものを提案。
 以上の点から南国市農業の危機的な状況への対応についてお聞かせをお願いいたします。
 2点目の質問に入ります。
 地産地消で南国市の活性化でございます。さきの6月議会で、市長から市政報告の中で地産地消推進協議会の活動が市民を挙げて地産地消の推進につながればすばらしいことで、期待をしておりますとごあいさつがございました。私もこの協議会のお世話をさせていただいております関係上、地産地消で南国市の活性化につながればと強い思いを持っております。
 南国市の豊かな土地で生産された産物を地域で消費することを定義とし、生産、流通、消費の関係者が一体となり市民と連携して推進をしていかなければなりません。
 また、地産地消の取り組みは単に農業の発展にとどまらず、地域の発展、社会環境にも大いに寄与できるものです。したがって、生産、流通、消費などにかかわる多くの方々に御理解をいただき、市役所内での関係課の協力体制により市の施策として広く市民に認識されなければなりません。
 高知県では、産業振興計画地域アクションプラン策定に取り組んでおります。この計画は、知事が厳しい高知県の経済状況を何とかしたいとの思いで計画づくりを決意しております。南国市でも地域の特色や現在活動されている事業を生かし、農林水産、商工観光の分野で3回の住民座談会が開催され、有意義な意見が出され、地域プランの策定が進んでおります。
 そこで、南国市において地産地消推進を進めていくために、市役所内での関係課の施策への取り組みについての方向性をお聞かせください。
 続きまして、3問目に入ります。
 市制50周年への取り組みについての提案でございます。3月議会で西原議員さんから市制50周年について質問がありました。市長からは、南国市の誕生、歴史の歩み、時代の流れ、厳しい財政、また市制50周年を未来を開く絶好の機会として南国市独自の魅力と活力を高めて市民参画をお願いしてまいりたいと申しておりました。
 私は、市制30周年の記念事業として市民の翼で韓国に国際交流団として参加をさせていただき、私の人生の大きな糧になっております。また、当時市民の翼に参加していた方々が、現在南国市で中心的に活躍され、30周年事業が現在の発展に大きくつながる事業であったと思われます。市民の翼では、5班に編成され、A団親と先生の教育団、B団文化交流団、C団スポーツ交流団、D団産業視察団、E団市民交流団、総勢125名で平成元年8月24日高知空港からチャーター便で4泊5日で韓国を訪問し、21世紀に向かって国際交流を行ってきたわけでございます。30周年記念事業の意義は、この30年の歩みを振り返り、過去を今に吸収し、さらに市民の繁栄と福祉の向上を目指して未来に引き継ぐことを記念事業の意義を出し、21世紀を展望しつつさらにこれらの大きな飛躍につながっていくため、4万8,000市民の総参加のもとに記念事業を実施するとあります。
 また、当時の小笠原喜郎市長が、未来の南国市に夢を託した大きな思いもあったせいか、記念事業に5,334万円余りの経費を投じております。内訳は、式典祝賀会に646万4,000円、まほろばの里に1,825万9,000円、市民の翼に912万4,000円、土佐日記船出の祭りに285万2,000円、写真集レトロ南国制作に1,220万3,000円、映画南国市に400万円、NHK公開番組に44万2,000円となっております。
 浜田前市長が財政の我慢、我慢の施策を行ってきたわけですが、また橋詰市政にかわり、財政再建には御苦労も多いところでございますが、この半世紀の区切り50周年に広く市民の皆様に参加をしていただき、南国市の未来に夢が羽ばたく記念事業に取り組んでいただけますようよろしくお願いを申し上げます。
 次、4問目。先日村田議員さんには非常に力強い予告をいただきました。質問の内容が重複いたしますが、私なりに質問をさせていただきます。
 長岡小学校体育館の改築についてでございます。8月上旬に地元有志の皆さんと私を含め3人の議員で長岡小学校体育館の改築について市長さんに御相談に伺いました。市長からは、前浜田市長から平成21年度改築の申し送りは聞いていない。学校の教室については子供たちのいる時間が長く、地震の場合危険度が高く、優先をしてまいりたい。しかし、前向きに検討していきたいとのお話でした。私たち地元の者にとりましては、前浜田市長の話の経緯から申しますと、平成21年度に改築をしてもらえるものと受けとめておりました。予想外の感を受けたわけでございますが、私も同長岡小学校の出身で、平成元年から校舎改築にもかかわってきた関係もあり、何とか改築をしなければと強い思いを持っております。
 南国市中期財政収支ビジョンによりますと、平成21年度事業に長岡小学校の改築とありました。予算につきましては2億4,300万円と先日村田議員から申されましたが、この南国市中期財政収支ビジョンにつきましては見直しがございまして、この今回の見直しでは、長岡小学校の改築は載っておりませんでした。
 しかし、鳶ヶ池中学校の大規模改造が同金額ぐらいで新しく載っておったわけでございますが、しかし長岡小学校の体育館は昭和43年に建設され40年が経過し、学校教育はもちろん社会教育・体育と多岐にわたって使用役割をしてまいりましたが、現在雨漏り、床面のでこぼこや開閉時の戸のふぐあいがございまして、老朽化が進み、耐震もなく、地震時には非常に危険な状態でございます。また、この体育館は台風や地震等、自然災害時には地域住民の避難施設となっております。その機能も十分果たすかどうか難しくなっております。以上の点から、長岡地区の皆さんの期待に沿って改築への取り組みをしていただけるか否かをお伺いいたします。
 先日村田議員さんに御答弁がございましたので、重複する面がございますかもわかりませんが、お構いない範囲で御答弁をお願いしたいと思います。
 続きまして、5問目、南国市ふるさと寄附条例の現況とPRについてでございますが、6月議会において寄附条例の制定について御賛同くださいました議員の皆様、また御指導くださいました職員の皆様に心よりお礼を申させていただきます。
 その後寄附のほうも、少しではありますが、南国市に思いのある方から寄附が寄せられておるようですが、さらに寄附をしていただくためには、南国市のよさを伝えたり、現況はどうか、南国市の関係者、出身者にうまく伝えなければなりません。寄附を強要することなく、南国市を思う郷土愛を高め、ふるさとを思う気持ちを伝えて応援していただかねばなりません。そこで、南国市ふるさと寄附条例の現況とPRについてお聞かせをください。
 以上で私の1問目の質問を終わらせていただきます。(拍手)
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) おはようございます。
 それでは、順次答弁を申し上げたいと思います。
 まず最初に、農業危機突破施策についてでございます。先月の23日に農業危機突破大会が高知で開催されたわけでございますが、3,200名という県下の多くの農家、農業関係者が参集いたしまして意義ある大会が開かれたと、こういうことでございます。
 ちょうど私は35周年を迎えました姉妹都市の岩沼市を訪問しておりまして、副市長に参加していただき、その状況については報告を受けておるところでございます。
 また、この大会の開催に当たりましては、重要な役割を果たしていただきました小笠原議員さんの所属いたしますJA長岡が果たしたことも含めまして認識しております。ありがとうございました。議員さんの説明にもありましたように、今農業はかつてない危機的状況にございます。この点につきましては、小笠原議員さんと全く同じ認識でございます。地産地消の推進を初め、御提案いただきました計画案を、農家、農業団体とともに取り組む必要がある、このようにも認識しております。特に御提案のありました幾つかの項目の中に、5番目に、農業の危機に対応するための職員の配置、これは職員を増員するという形でなくても、何とか専門的な知識を有する方々をどういう形でとかというようなことででも考えてみたい、宿題にさせていただきたい、このように思います。
 また、7番目にございます生産環境保全税、これは仮称ではございますが、これについても耕作放棄地の問題、これにどういうふうに対処していくか、あるいは環境に優しい農業の推進、これも大変重要なことでございます。そうした部分に環境保全税なるものがどういうふうに有効になるか、これもひとつ我々検討の課題、宿題ということにさせていただきたいと、このように思います。
 いわゆるまとまりのある園芸産地として今後生き残っていくために、市政報告でも申し上げました施設園芸、原油高騰緊急対策事業への市独自の支援あるいはレンタルハウス整備事業、これは3件ございますが、これへの対応、新規就農者研修支援事業、これは1件でございますが、これを今議会に補正計上させてもらっております。新聞紙上等でも御存じの県の産業振興計画の基礎となる地域アクションプランでございますが、作成に先立ちまして開催されました農業座談会にお集まりいただきました農家の方々からは、いろいろな意見や夢が出されたと報告を受けております。それをお聞きしまして、農家の力強さを感じたところでもございます。今後ともに行政としての支援をしてまいる決意でございます。
 また、地産地消につきましては、地域アクションプランの中でも推進を図るように努めてまいりたい、このように考えております。
 次に、市制50周年への提案、これいただきました。これにつきましても大変積極的な御意見を賜りました。私もこの30周年には、特に企画の担当職員としてかかわりまして、非常にいろいろな企画の段階からの思い出も多い事業でございました。私は担当職員のほうに申し上げておりますことは、この50周年という大きな節目を南国市が迎えまして、南国市のさらなる発展、こういう意味も込めましてこの50周年というものをこれから形づくっていきたい、このように考えております。
 先ほども小笠原議員さんから御心配もしていただきましたが、こういう財政状況の中でございますけれども、それは創意工夫により意義ある50周年記念事業というものができると確信しております。また、その折にはいろんな御示唆、御援助をお願いしたいと思います。
 次に、長岡小学校の体育館の改築についてでございます。非常に私のところへおいでくださいましたときに、前市長から話を聞いてないという言い方は、おわびして訂正させていただきたいと思います。そういう話を聞いてないのは事実でございますが、実は大変市政全般にわたる事務事業の引き継ぎというのがございまして、大変厚いものでございますが、こういうまとめたものはいただいております。確かに今後の取り組むべき課題の中に、それぞれの学校改築あるいは体育館の改築等は載ってございますので、これは私のちょっと言い過ぎであったと反省しております。この場をおかりしましておわび申し上げたいと思います。
 ところで、昨日も村田議員さんにお話し申し上げましたとおり、少し繰り返しになりますが、予算編成、これには南国市のそれぞれの分野における職員がそれぞれの立場で全員総参加、これはある意味で南国市の平成20年度に始まる予算編成といいますのは21年度の青写真、これを描くものであり、計画でございますので、これには各部署における職員が総参加で取り組んでまいらなければならないそのことに大変意義があると、このように考えております。
 そして、その予算編成の大もとになりますものは、政府の発表いたします地方財政計画、それを受けまして南国市がいろんな例えば地方交付税の見込みあるいは各項目別に国の助成、新しい制度の方向、各省庁の来年度予算に関する考え方なんかがまとまってくるわけでございます。それを受けまして、南国市は当然南国市の予算編成方針を立て、各課に意見を求めるといいますか、予算方針をこういう方針で立ててもらいたい、こういうことになるわけでございます。そういうものも新しい予算編成方針は年度末から新しい年にかけましてまとまってくるだろうと思います。それに並行いたしまして南国市の予算も予算編成作業に入るわけでございます。そうした中で私はこの2億円を超す長岡小学校、当然でございますが、そのほかの義務教育施設の整備も考えてまいりたい、このように思っております。
 ただ、その場合に、老朽度、そういうものとか全体の中での建築年度からしての経過年数、そういうものも勘案して考えていかなければならないと思っております。したがいまして、この長岡小学校の体育館の改築につきましては、全力投球で実現に向けて努力してまいりたい、このように思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 私からの答弁は以上でございます。
○議長(西山八郎君) 農林課長。
      〔農林課長 西川 潔君登壇〕
○農林課長(西川 潔君) 南国市の農業の危機的な状況への対応につきまして小笠原議員さんからの提案でございますが、後で述べさせていただきます地産地消の推進など取り組みを進めているものもございます。農産物の加工につきましては、高知大学と物部川流域で進めています土佐フードクリエーター人材創出で、農業の高付加価値化や食品関連産業の振興に資する人材の育成に向けての取り組みをするようにしております。
 提案の中に国の農業予算を有効的に活用することということがございましたが、平成21年度の農水省予算の概要を見てみますと、その多くが環境保全にポイントを置いた施策となっております。農業集落や関係機関挙げての取り組みが必要となってまいります。
 地産地消にいたしましても、環境や水資源の保全と表裏一体のものというふうに私は思っております。生産環境保全税につきましては、農村と地域の再生を図るため自給率を高め、地域レベルで持ちこたえれる経済の構築を少しでも進めるような施策が必要になってくるというふうに思っております。
 議員さんからの提案につきましては、現在取り組んでいるものについては一層取り組みを強めまして、またその他の提案につきましても貴重な提案として農業関係機関とともに連携し進めてまいりたいというふうに思っております。
 地産地消の推進でございますが、ことしの4月30日に皆様方の御協力によりまして南国市地産地消推進協議会を立ち上げることができました。また、この推進協議会長には小笠原議員さんに就任をしていただき、お礼を申し上げます。
 地産地消推進協議会を立ち上げることにより、さまざまな効果が出てまいりました。8月に吾岡山で開催をいたしました第20回のまほろば祭りのテーマにも、地産地消のまちづくりが掲げられました。また、南国市内の大型店舗であります浜すしさんの地産地消に関するイベントへの御協力や地元農産物を活用した地産地消弁当、またグドラックや関連ホテルのホリデイ・インが地産地消を全面的に打ち出したメニューに取り組んでくれております。農業関係者以外にも浸透していることをうれしく思っております。
 農林課では、現在取り組んでいる事業の進行と担当課として地産地消推進協議会を中心にしてより広範な市民に普及できるよう、関係団体や市役所内各課と連携して取り組む所存でございますので、よろしくお願いをいたします。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 商工水産課長。
      〔商工水産課長 池内哲男君登壇〕
○商工水産課長(池内哲男君) 小笠原議員さんの地産地消推進で南国市の活性化につきましてお答えをいたします。
 市長の市政報告また農林課長の答弁にもありましたように、8月2日の吾岡山で開催いたしました第20回土佐のまほろば祭りにおきまして、地産地消を市民に広めるために前面に出しまして南国市特産品ゴーヤのジュース、これも初めてでございますが、早飲み大会、また地産地消のブースでは新米の配布等、その他特産品を使用したブースもございました。
 また、来場者大抽せん会でございますが、恒例では折り畳みの自転車をずっと景品としてやってきましたけれども、ことしはそのテーマを入れて新米の景品ということにいたしまして、一等新米180キロでございました。これからも食の安全・安心を考えまして祭り等にも生かしていきたいというふうに思っております。また、商工会、ホテル、旅館、飲食店等とも連携をいたしまして取り組んでいきたいというふうに思っております。
 現在進行中の住民座談会の集約されました振興計画、アクションプランの中の地産地消につきましても、貴重な意見を反映をしていくことができればというふうに思っております。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 保健福祉センター所長。
      〔保健福祉センター所長 溝渕 勉君登壇〕
○保健福祉センター所長(溝渕 勉君) 小笠原議員さんの地産地消の推進についての御質問にお答えをいたしたいと思います。
 本市におきましては、平成17年9月に食育のまちづくり宣言を、さらに同年12月食育のまちづくり条例を制定をいたしまして、健全な食生活を通じて市民が生涯にわたって健康で豊かな生活を営むとともに、活力ある南国市の実現を目指すことといたしました。
 そして、本市の食育に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、南国市食育推進計画を消費者、生産者、事業者、食育関係者及び教育関係者と食育に強い関心と熱意のある公募の市民等により、県内の市町村で最初であります19年3月に保健福祉センターが事務局となって策定をしたところであります。
 この食育推進計画の大きな柱は2つございまして、食教育と地産地消であります。すなわち中山間地域で生産される米、ヒノヒカリを使用し、教室ごとに電気炊飯器で炊いて提供する日本型の先進的な学校教育を含めた食教育の取り組みと、今まさに御質問になっております温暖な気候と肥沃で広い高知から生産される安心・安全な野菜や米を使った地域の食材を地域で消費する地産地消の取り組みであります。保健福祉センターにおきましては、健康づくりのための食生活改善活動といたしまして、地産地消である地元の食材を利用した伝統食などの食生活改善運動に事業を実施しているところであります。
 そこで、地産地消の推進につきましては、市食育推進計画の第5領域におきまして、旬を豊かに地元第一、地産地消が合い言葉として掲げております。それは2点ありまして、第1点目が、旬を食べる喜びを知ろうといたしまして、旬の食材は新鮮な上に栄養たっぷりです。旬ならではの味を味わい、楽しみましょう。そして、2点目でございますが、歩いて探そう地元の食材といたしまして、健康づくりを兼ねて自分の住んでいる地域で何が栽培されているかを知ろう。そうすることで生産者と消費者が知り合い、交流することができるとしているわけでございます。
 そして、さらに食育推進計画を市民に広く知ってもらい、積極的に推進していくために食育推進行動計画、いわゆるアクションプランを20年3月に作成をいたしました。その中で、保健福祉センターでは地産地消の推進に関する事業といたしまして、新米と米粉パンを味わうお米生産農家との交流事業を9月20日に、放牧場を見学し酪農について学ぶ酪農家との交流事業を10月15日に、さらに野菜農家を訪ね収穫現場を見学し、旬の野菜を味わう野菜生産農家との交流事業を10月に、米生産農家やJA、そして農林課や商工水産課の協力を得て実施し、地産地消の取り組みを進めていきます。小笠原議員さんもぜひ御参加をいただければと思います。
 これらの事業を実施することによりまして、市民が健康で文化的な生活を送れますよう努めていきます。
 以上です。
○議長(西山八郎君) 学校教育課長。
      〔学校教育課長 正木敬造君登壇〕
○学校教育課長(正木敬造君) 小笠原議員さんの地産地消推進の関係ですが、学校給食における地産地消の取り組みにつきまして答弁をさせていただきます。
 現在学校給食における地産地消の取り組みとしましては、食材調達を市内のかざぐるま市等直販所などから一部ではありますが供給をしていただいております。
 しかし、学校給食の調理時間の制約あるいは配送の関係によりまして、1日に使用する品目それから使用校、学校数も限られているというところが現状であります。今後市内の生産物の供給量をふやすということを考えた場合に、少し課題もあるわけなんですが、例えば現在全校統一献立で調理をしております。したがいまして、同一の野菜を1日に大量に使うと次はしばらく使用しないこと、あるいは気候変動による収穫のずれ、そういったことによりまして献立変更をどうするかというそういった問題が課題として上げられております。
 しかしながら、生産にかかわる関係者の地元でとれたものをその時期に子供たちにという思い、そして現在食の安全を揺るがすさまざまな事件が起こっております。そういったことを考えていきますと、より安心で安全な食材を求めていく必要があると思います。そのより安心・安全という意味で、学校給食における地産地消の取り組み、これはその一つではないかと考えておるところです。現在農林課と、例えば校区単位でそういう供給体制ができないかなど、具体的な検討をしているところでございます。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 企画課長。
      〔参事兼企画課長 山崎正道君登壇〕
○参事兼企画課長(山崎正道君) 小笠原議員さんの市制50周年への御提案について、市長答弁を補足しお答えいたします。
 具体的な50周年の事業につきましては、この秋に市民より公募した委員や市内の各団体の代表で構成する南国市制施行50周年記念事業企画検討委員会で検討してまいりますが、この記念事業を通じまして市民の心を一つにし、南国市を広く全国に発信していきたいと考えております。
 そのためには、本市の特色ある記念事業を複数実施しまして、多くの市民の皆様方に参加していただきたいと考えております。既に事務レベルではNHKなどとの交渉にも入っております。また、一度きりの記念事業とは別に、現在実施しております幾つかの事業を市制50周年を記念して市民とともに大々的に取り組むということも検討していきたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 財政課長。
      〔財政課長 高木茂美君登壇〕
○財政課長(高木茂美君) 小笠原議員さんのふるさと寄附についての質問にお答えいたします。
 南国市ふるさと寄附条例の制定を踏まえまして、7月10日から市のホームページ上で寄附金の募集を開始いたしました。また、8月号の広報にも寄附金募集の記事を掲載したところでございます。その結果、現在まで県外3名、県内2名、計5名の方より合計16万円の寄附をいただいております。
 また、今回宣伝用のパンフレットを作成しましたので、県人会の窓口となっている東京、大阪、名古屋の高知県県外事務所へ県を通じて送付するようにしているところでございます。
 なお、一定額以上の寄附をいただいた方を対象に、お礼として5,000円程度の記念の特産品を贈るよう今回財政管理費に10万円の予算計上をいたしているところでございます。
 今後関係者の方々のお力添えを得ながら、各種会合でのチラシやパンフレットの配布など、さらに宣伝に努めていきたいと考えておりますので、皆様の御協力のほどをよろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 8番小笠原治幸君。
○8番(小笠原治幸君) どうもそれぞれ詳しい御答弁ありがとうございました。
 1問目の農業危機突破については、それぞれ前向きな取り組みをお示しくださいましてありがとうございました。とにかくこの危機突破についてはこのような状況でございますので、担当課の皆さんには積極的にこういう危機感を持って取り組んでいただきたいと思います。
 2問目の質問の地産地消でございますが、現在それぞれ食育で進んでおりますけど、食育の本来は前に地産地消があるわけでございまして、この地産地消を進めていく上においては、南国市内各分野で活躍されている方がそれぞれ力を合わせて取り組んでいかなければならないわけで、今回の質問につきましては、そういう行政内の関係課の取り組みをしていただきまして、一体となって進めていきたいわけでございます。
 その進めていく上において、現在行われている食育、小学校での給食ですけんど、給食をさらに進めていくためには、中学校給食に取り組んでいただかねば、どうしてもこの地産地消を盛り上げる意味で取り組んでいただかなければいけない部分でございます。
 今まで中学校給食については非常に消極的な御返事が今までいただいております。小学校で培ったものを中学校で結果で出すという御答弁をいつもいただいておりますが、予算的なことが大部分だと思うんですけど、実は本来中学校の食育というのは非常に大事な、成長期で大事な部分でございます。私も中学校には年に2回講演、お話に行くんですけど、よく御父兄の方からお話を聞きます。もちろん親とすれば中学校で給食を取り組んでいただけるということはありがたいことなんですけど、子供さんたちの体力にも結構差があると思われます。そういう意味からいいますと、この中学校の成長盛りの健康にも一番大事な時期でございますので、食育の部分をさらに進展さす意味で、できれば中学校で給食を取り組んでいただけるような方向性を、消極的なお返事ではなく前向きに検討していただきたいと思います。そういう点を2点目でお伺いしたいわけでございます。
 市制50周年につきましては、これから南国市のために将来に向かっての記念事業でございますので、こういう予算の状況でございますので、そんなにお金を使わなくてもこの記念事業はできると思いますので、先ほども市長さんのほうからそういうお話もございましたので、知恵を絞って、例えば姉妹提携を結んでおります岩沼市と市民を挙げて交流することもできます。30周年では韓国へ、一番日本に近い外国ということで、国際交流の意味も含めまして行ったわけでございますが、外国にもそんなにようばんと思います。せっかく姉妹提携35周年を迎えておりますので、そういうことを踏まえて市民を挙げての交流ができればというような思いを持っておりますので、どうかこれからだんだん予算組み、企画へ入っていきますので、そういう点も踏まえていただきたいと思います。
 5点目の寄附条例ですが、できるだけお知り合いの方にPRをしていただきまして、南国出身の有名な方もいます、何人かいますので、そういう方にも御協力を願って寄附をしていただけるような方向性を見出していただきたいと思います。
 2点目の質問では、中学校の学校給食についてちょっとお聞きをしたいと思います。その点でございます。
 以上です。
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。教育長。
○教育長(大野吉彦君) 中学校の給食につきましては、3月議会、6月議会でもお答えをさせていただきましたんですが、ただいま小笠原議員さんもおっしゃられましたように、予算的な面での大きなクリアが1つあること、それからもう一点は、中学校におけるいわゆる思春期の成長期にあって、子供の成長状態が体格、体力等、部活動をやっている生徒、やってない生徒、いろんな状況がありまして、食事の量等についてもいろんな面で配慮し、考えなくてはいけないという面がございますし、私が一番中学校での教員生活を踏まえまして、思春期のいろんな面で一番心の揺れ動く問題等出てくる場面でございますので、私の考えなんですけども、保護者の愛情を込めたお弁当をつくっていただくことによって子供との心の触れ合い、そして学校の状況等も聞ける、そういう面が私は側面的に一番大きな要素になっているんではないかというふうに思います。
 消極的な返答ということじゃなくとおっしゃられましたんですけども、現段階におきましてはそういう予算的な面、子供のいわゆる成長面、そして何よりも心の問題で親子の会話等が少なくなる時期でもありますので、逆にそういう面で子供とのつながり、健やかな心と体の成長のためには、子供さんに合ったお弁当を愛情込めてつくっていただくというのが一番いいのではないかと、私は現在のところそのように考えておりますので、御了解、御理解いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。