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検索結果 » 令和4年 第428回市議会定例会(開催日:2022/12/02) »

一般質問3日目(杉本理)

質問者:杉本理

答弁者:市長、関係課長


○議長(浜田和子) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。1番杉本理議員。
      〔1番 杉本 理議員発言席〕
○1番(杉本 理) おはようございます。日本共産党の杉本理でございます。
 今議会の一般質問も折り返し地点を過ぎまして、3日目のトップバッターを務めさせていただくことになりました。順次通告に従いましてお伺いをしてまいりますので、御答弁よろしくお願い申し上げます。
 今回の一般質問は全部で5項目の予定でございましたが、最初の選挙行政につきましては、昨日の前田議員、土居恒夫議員に私がお聞きしようと、お答えいただこうと思ったことを全てお答えいただきましたので、省かせていただきます。選挙管理委員会事務局長におかれましては、御答弁の準備をしていただいたかと思いますが、何とぞ御了承願います。
 次に、学校給食についてお伺いをいたします。これも西山議員や前田議員の質問と重複するところもあるかと思いますが、何とぞ御了承ください。
 子供たちは、この間コロナ感染による休校や学級閉鎖、グループ行動の制限、学校行事の中止や延期などの下に置かれてきました。
 今、7人に1人の子供が貧困ラインを下回る状況に加え、コロナ禍に加えて物価高が子供や保護者の生活、仕事、家計、そして心身に大きな影響を与えています。2021年に認定NPO法人キッズドアが行った子育て困窮世帯の緊急アンケートでは、新型コロナ感染症流行前と比べて収入が減った世帯は7割、今も収入が減ったままだという世帯が5割にも上っています。同じく昨年に内閣府が行った子供の貧困調査の分析調査では、過去1年間に必要な食料が買えなかった経験は全体で11.3%、独り親世帯では30.3%、母子世帯では32.1%にも上っています。
 日本国憲法では、義務教育は本来無償とされています。憲法制定直後の国会において、政府側の答弁でも、義務教育の無償をできるだけ早く、広範囲に実現したいと述べられております。当時は憲法制定直後で財政力もなく、教科書の無償化を直前に控えてる時期でありましたが、政府答弁ではさらにこれを広げて、当時は学用品や学校給食費、そしてできれば交通費までも無償化を考えておりますというふうに答弁をしておりましたが、それから70年たっても学校給食の無償化は実現をしておりません。
 文部科学省は9月に、急激な物価高騰の影響を受け、全国で8割を超える自治体が学校給食費の保護者負担軽減に取り組んでいるとする調査結果を公表しました。その調査結果によると、学校給食費の保護者負担軽減を実施または予定している自治体は1,491自治体で、83.2%にも達しました。地方創生臨時交付金を活用する自治体は77.3%に当たる1,153自治体でした。
 そこでお伺いをしてまいりますが、今議会に提出された議案では三学期の小学校、中学校の給食費を無償化するということですが、その内容をお聞きいたします。また、それ以降も無償化を行うべきだと考えますが、それを実施した場合の小学校、中学校それぞれの費用をお答えください。
○議長(浜田和子) 学校教育課長。
○学校教育課長(溝渕浩芳) 三学期に向けまして無償化する内容につきましては、1月から3月に提供されます小学校、中学校の児童生徒に対する給食費を無償化するものでございます。総額といたしましては、西山議員の御質問にも答弁させていただきましたように、1億7,000万円が必要となります。内訳といたしましては、小学校の児童分が1億1,500万円、中学校の生徒分が5,500万円となります。
○議長(浜田和子) 杉本理議員。
○1番(杉本 理) ありがとうございます。
 先ほど私が述べましたように、新型コロナウイルス感染症における影響は決していまだ軽視できず、またウクライナ情勢、円安などにより物価が高騰しております。現在、学校給食として、保護者負担を軽減するような手だては取られておりますでしょうか。
○議長(浜田和子) 学校教育課長。
○学校教育課長(溝渕浩芳) 9月での杉本議員の御質問に対して、今後も食材価格の高騰が続く場合には、本年度は保護者負担増がないように、新型コロナウイルス地方創生臨時交付金の活用を考えておりますと御答弁させていただいております。その後、学校給食で提供します牛乳の価格が約3円上昇いたしましたが、その上昇分につきましては、新型コロナウイルス地方創生臨時交付金を活用することにいたしましたので、保護者に負担増を求めておる状態ではございません。
○議長(浜田和子) 杉本理議員。
○1番(杉本 理) 御答弁では、現在のところ負担増を求めていないということで、少し安心をいたしました。
 牛乳は酪農家の方もかなり厳しい状況でもありまして、3円程度ということでありますけれども、本来ならもっと値上げをしたいんではないかと考えますけれども、3円程度ということで、今後さらに上がっていくかもしれませんけれども、ぜひそこは引き続き負担増を求めない方向で御検討いただけたらというように思います。
 続けて、令和5年度についてはいかがでしょうか。
○議長(浜田和子) 学校教育課長。
○学校教育課長(溝渕浩芳) 令和4年度二次補正が成立をしております。その中には新型コロナウイルス感染症及び原油価格・物価高騰対策予備費もございますので、4年度と同様の対応は可能かどうか、検討しながら進めてまいります。以上でございます。
○議長(浜田和子) 杉本理議員。
○1番(杉本 理) ありがとうございます。
 今後も二次補正、また今後審議されるであろう国の当初予算の中で引き続きこういった予算も下りてくるかと思いますが、ぜひ対応について御検討を引き続きお願いできたらなと思います。
 本来であれば、憲法で保障されている義務教育の無償化は国が責任を持って行うべきですが、国が実施しない場合は、少しでも自治体が困っている保護者に手を差し伸べるべきだと思います。全国の自治体では、全額無償は無理でも、半額であったり、または小学生のみであったりっていった形で、少しでも負担軽減を図っている実例があります。今後とも無償化などの負担軽減を御検討いただくようお願いをいたしまして、給食に関する質問を終わらせていただきます。
 続きまして、子供の医療費について質問をさせていただきます。
 現在南国市では、乳幼児から中学生までの医療費の無償化が実施されています。
 先日、私も子供を小児科に連れていきまして、保険証と無償化の紙を出して、症状を先生に言うのを抜かったらいかんと思って、そのメモも一生懸命持ってって、ふと財布がないことに気づいて、こらいかんと一人でパニックになってましたけど、そう言えば無償化やということを思い出しまして、本当に無償化はありがたいなあということを思った次第です。
 ちょっとでも具合が悪くても、先生に取りあえず診てもらおうかということが安心して診せることができる。心のよりどころの一つになるんですよね。これが中学生まで実施されてる本市は、本当にありがたいなあというふうに思います。
 乳幼児期であれば、しょっちゅう風邪も引きますし、保育園で風邪をもらってくるということもありますし、どんどん大きくなれば、活発に遊んで骨を折ったり、いろいろまた違った形で先生方にお世話になるということもあるので、ぜひこの医療費の無償化は続けてほしいなと思いますけれども。
 そこで質問なんですけれども、この中学校までの医療費の無償化についてですが、令和3年度の対象年齢人口と無償化に要した経費の実績についてお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 令和3年度末のゼロ歳から15歳の人口は6,074人となっています。15歳までの医療費の無償化については、所得要件により、県補助がある部分と市単独事業として実施している部分がありますが、市の支出額は約1億6,101万円で、そのうち市の負担額は約1億3,283万円になります。
 また、これとは別の制度として、所得税非課税の独り親世帯には、子供が18歳になるまでの間、親子の医療費を助成するひとり親家庭医療費助成制度があり、令和3年度実績として、県、市で約2,202万円の助成を行っております。
○議長(浜田和子) 杉本理議員。
○1番(杉本 理) ありがとうございます。
 県の制度なども含めて、そのようなお金がかかって、助成をしているということを御答弁いただきました。
 今、中学生までの医療費の無償化は、南国市だけではなく、あちこちの自治体で広がっております。さらなる子育て世帯への支援策として、この医療費の無償化の範囲を高校生まで、18歳まで広げてはいかがでしょうか。高校生の医療費を無償化した場合の予算の試算などがあれば、お聞かせください。
○議長(浜田和子) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 高校生の医療費を無償化した場合の経費としては、非常に大ざっぱな試算とはなりますが、令和4年4月末の当該年齢人口1,469人に対し、国保加入の当該年齢の医療費自己負担額を基に推計すると、必要経費を含め約5,200万円程度になろうかと考えております。
○議長(浜田和子) 杉本理議員。
○1番(杉本 理) ありがとうございます。
 今現在支出している、先ほどの答弁の1億3,200万円何がしというところまで含めますと、ひょっと2億円ぐらいまでになってしまうかなあということにはなりますけれども、ぜひ子育て支援と、お隣の高知市なんかは小学校までということで、ぜひこの辺は子育て世代に向けるアピールの一つにもなると思うんです。高卒まで安心して子育てができる南国市ということは、移住促進、人口減少を食い止める意味でも、重要な施策の一つだと思います。
 そこで市長にお聞きいたしますが、先ほど経費の試算がありましたけれども、子育て世帯へのさらなる支援として、高校生の医療費無償化を実現をしてはいかがかと思いますが、いかがお考えでしょうか。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 高校生までの医療費無償化につきましては、全国で見ると、やっているところはもちろんあるわけでございまして。子育て世帯への支援という意味では大変意義もありますし、定住促進ということも見込めるのではないかというようには思います。
 ただ、先ほど子育て支援課長が申したとおり、この試算では5,000万円ぐらいの予算が経常経費として毎年必要になってくるということになってまいりますので、南国市の財政状況をもっと慎重に分析しながら、また他市の状況も踏まえて、今後継続的に検討をするような方向でいきたいなというふうに思っております。以上です。
○議長(浜田和子) 杉本理議員。
○1番(杉本 理) 御答弁ありがとうございました。
 検討していただくということで、これも学校給食なんかと同様に、ほかの自治体では、世帯全員はできないかもしれませんが、例えば第3子以降について無償化するですとか、様々な形で負担軽減を図っている自治体がございます。そういった形でも、少しでも負担軽減が図れるようなことも御検討いただけたらなというふうに思います。
 次に、防災についてお伺いをしてまいります。
 防災については、特に南部の住民の皆さんの関心が高い、避難タワーについて質問をさせていただきます。
 去る10月19日に、正式のオープンを前にして、多くの市会議員が前浜のスポーツセンタータワーを見学させていただきました。その際は、山田危機管理課長をはじめ職員の皆さんには大変お世話になりました。現地では、委員からの様々な質問にお答えいただき、本当にありがとうございました。
 今回のタワーは今までのものと違い、周辺住民の避難という性格に加え、スポーツセンターやクリーンセンターの利用者と職員が避難するためのものであり、大人数が一度に逃げ込める大階段は遠くから見てもよく目立つものです。今までは、高知の種崎のタワーが796人収容ということで県内最大ということでしたけれども、それを上回る820人の収容というのは国内最大級ということを聞いております。
 タワー2階の備蓄倉庫や女性に配慮した更衣室、男女別のトイレのほかに、みんなのトイレも構えたのは、にじいろ宣言をした本市らしい取組になっていると思います。
 また、タワーの1階には、過去の南海地震の紹介や東日本大震災で被災した本市の姉妹都市宮城県岩沼市の教訓を伝えるパネルが展示されており、岩沼市から来てくれた小学生が岩沼の防災が学べることに感心しましたと言ってくれたことに、私はうれしく思いましたし、岩沼の皆さんと心通い合うものがあると感じたものでした。
 避難タワーはいざというときに使うものですが、今回設置されたパネルは日常から防災について学べるものであり、何もスポーツセンタータワーだけに掲示することはないと思うんです。市内のほかのタワーでも同様のものを掲示することによって、避難訓練の際にも、また日頃のお散歩の際にも学習できるようになると思います。ぜひとも、すばらしいこの今回のパネルを全てのタワーに設置したらいいなあと思いますが、いかがお考えでしょうか。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 本年度に竣工いたしましたスポーツセンタータワーは、市民の命を守り、ふるさとに住み続けていただくことを強く意識してもらうことを基本に建設を進めてまいりました。
 その中でも、同タワーに設置いたしました啓発スペース「学びの場」は、本市の防災・減災の取組を市内外に大きく発信できるものと考えております。他のタワーにおきましても、どなたでも自由に訪れることができますので、パネル展示など啓発に関する取組を検討してまいります。
○議長(浜田和子) 杉本理議員。
○1番(杉本 理) ありがとうございます。
 ぜひ、前向きに御検討いただきまして、掲示のための予算を確保していただけたらと思います。
 今回本市では、これで15基目となるタワーが完成したわけですけれども、これでタワーの建設は終わりということでしょうか。沿岸では、久枝、下島、前浜、浜改田の多くの部落にタワーが設置されたわけですけれども、これが十市に入りますと、数も少なく、間隔もかなり開いておるのが現状です。黒潮ラインから海側の道路は、どこで擦れ違いができるかという狭小の道路ばかりでありまして、そういった点でも住民の方から不安の声が上がっております。
 タワーがない地域の住民の方から、新たな避難タワーの建設要望書が提出されていると聞いております。これについて、どのような内容でしょうか。また、その要望書への見解をお聞かせください。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 本市の津波避難タワー整備につきましては、南海トラフ地震の新たな津波浸水想定に基づき策定をいたしました津波避難対策「命山構想」により、市沿岸部でおおむね5分程度で避難可能な範囲に避難場所を整備することとしており、高台の避難場所37か所、津波避難タワー15基、津波避難ビル5か所の整備、協定をもって、津波避難場所の確保が完了をしております。
 御質問のタワー建設要望につきましては、高台への避難場所を整備している地域から提出をされております。内容につきましては、当該避難場所を含むエリアが高知県より土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に指定されたことを受け、地震と大雨等が重なった場合の複合災害を懸念し、新たな避難場所としてタワー整備を求めるものでございます。
 先ほど申しましたように、本市の津波避難場所整備は完了しておりますが、土砂災害に関する新たなエリア指定など、命山構想策定時にはなかったリスクが判明しているため、現在複合災害対策について南国市国土強靱化地域計画の中で検討をしているところでございます。
○議長(浜田和子) 杉本理議員。
○1番(杉本 理) 御答弁ありがとうございます。
 この今回要望が出されている地域は、レッドゾーン指定を受けていると今、御答弁でありましたとおり、土が非常にもろいところでありまして、風雨のたびに土が避難路を覆い、両脇から竹が倒れ、また山を登る際の角度が急ということもありまして、お年寄りが逃げるにはなかなか困難かと思います。
 今の課長の御答弁では、今まではこういうところは建設ができなかったが、違う枠組みで建設が可能かもしれないということでしたが、そういう受け止めでよろしいでしょうか。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 新たな災害リスクといったものが出てまいりますので、複合災害を考える上で、検討してまいりたいと考えております。
○議長(浜田和子) 杉本理議員。
○1番(杉本 理) 分かりました。
 早急に御検討の上、地域住民の不安に応えていただければと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
 次に、里改田、片山地域についても同様に伺ってまいります。
 具体的には、里改田の小田村地区や片山の寺山地区になりますけれども、こちらもいずれもタワーがない地域でありまして、こちらも地元住民から不安の声を聞いております。特に寺山の方にしてみましたら、三和スポーツセンターの南側の山にはるばる逃げるくらいであれば、北の高知東部道の高架に逃げたほうがという思いもあるようです。
 この地域の避難については、どのようにお考えでしょうか。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 本市の津波浸水想定区域につきましては、想定されております津波到達時間などから十分に避難できる範囲に避難場所や避難施設を整備し、または浸水想定エリア外へ避難することが可能となっております。
 より迅速に避難ができるように、地域からの要望がございましたら、よりスムーズな避難について協議を行っていきたいと考えております。
○議長(浜田和子) 杉本理議員。
○1番(杉本 理) ありがとうございます。
 少ない危機管理課の人員の中、大変かと思いますけれども、今後とも今日取り上げた地域の皆さんへの聞き取りや協議を重ねていただきますようお願いをいたしまして、避難タワーに関する質問を終わらせていただきます。
 最後5項目めとしまして、青年、学生に引き続き支援をということで質問をさせていただきます。
 私は度々この場で、せっかく縁があって南国市のキャンパスで学んでいる学生さんを大事にしてほしいと訴えてまいりました。コロナ禍も3年目となりましたが、残念ながらコロナ前のキャンパス風景が完全に戻ってきたとは言い難いものがあります。高知大学は市立大学ではありませんので、直接市が応援できることは少ないかもしれませんが、それでも2年連続お弁当を配布したことは貴重なことだと思います。
 そこで改めて、昨年に引き続いて行った大学生へのお弁当配布について、どのような意義で、そしてどのように取り組まれたのかお聞かせください。
○議長(浜田和子) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 大学生へのお弁当配布につきましては、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響、また物価高騰への支援策としてはもちろんでございますが、特に農林水産課として取り組む意義といたしましては、本市にあります高知大学の農林海洋科学部、医学部の学生に対しまして、四方竹やシシトウなど、市の特産物に触れる機会をその特産物で作ったお弁当の提供という形でつくることで、生産者に対する消費拡大、ひいては将来的な県内外での消費拡大にもつなげていきたいということで実施をするものでございます。
 事業につきましては、昨年に引き続きJA高知県土長地区への委託事業という形で、配布時期につきましても、昨年度同様に、四方竹やシシトウ等本市特産品の生産が盛んとなる11月からの実施に向けてメニュー等の打合せを進めてまいりまして、11月18日に岡豊キャンパス、11月25日に物部キャンパスでそれぞれ第1回目の配布を実施いたしまして、12月2日には岡豊キャンパスで第2回目の配布を行ったところでございます。今週12月9日にも物部キャンパスで第2回目の配布を行う予定としておりまして、合計で延べ4回の配布の予定となっております。
 今年は早期に予算を確保したことで内容の検討に時間をかけることができましたので、昨年のお弁当以上に南国市内農畜産物の品数を増やし、またキャンパスごとの第1回目と第2回目のメニューも変えるなど、量、質ともに充実した内容にできたと考えております。
○議長(浜田和子) 杉本理議員。
○1番(杉本 理) ありがとうございます。
 コロナ禍における支援、物価高騰対策としての学生支援にとどまらず、本市の生産物の消費拡大にもつながるもので、昨年に比べて量、質ともに充実させたという御答弁を聞いて、うれしく思います。
 今年は延べ4回の配布で、今週の9日の物部での配布が最後になるということですけれども、多くの学生さんに喜んでいただければいいなというふうに思います。
 次にお聞きいたしますが、この取組について、学生の皆さんと大学側の受け止めはいかがでしょうか。
○議長(浜田和子) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 学校には、チラシやポスターの作成、またメール送信など、学生の周知の面で大変御協力をいただきました。
 そのことも功を奏しまして、岡豊キャンパスでの第1回目の配布の際には、準備していた300食が開始から僅か26分で配布終了となるほどの好評ぶりでございました。特に、今回はメニューの内容、ボリュームともに昨年以上のものを目指して検討を進めてきたこともあり、学生の皆様には大変喜んでいただけたと感じております。
 また、アンケートにつきましては、学生の生活スタイルに合わせてウェブで行うことといたしましたが、入力用アンケート及びQRコード作成の際にも、学校には多大な御協力をいただきました。アンケート結果につきましてはまだ集計中でございますが、このアンケートによって、実際の学生の声を聞くことができると思います。
○議長(浜田和子) 杉本理議員。
○1番(杉本 理) ありがとうございます。
 アンケートをウェブ上で取られたということですので、4回終わりましたら、ぜひフェイスブックだとか広報だとかで、結果をお知らせいただけたらなあというふうに思います。
 次に、この事業を委託されました委託先のJA高知県からは、どのような声が寄せられていますでしょうか。
○議長(浜田和子) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) お弁当の製造に携わっていただいたJA高知県のかざぐるま市の加工部の女性の方々は、自分の子供や孫と同じような年齢の大学生が、こんなにたくさんもらえていいんですか、うれしい、何回かに分けて食べられるほどボリュームがある、すごくおいしそう、おいしかったので、もし余ったらもう一個くださいなどと大変喜んでくれた姿を見て、また直接顔を見ながら手渡しをし、じかに感想を聞くことができたこともありまして、大変だったけど頑張ってよかったと、やりがいを実感されていたように思います。
○議長(浜田和子) 杉本理議員。
○1番(杉本 理) ありがとうございます。
 私は今年の配布を報じた新聞を見たときに、学生さんの感想が載っておりまして、それを見たときに、記者さんもうまく今回の趣旨を言わせたもんだなあとか、それとも学生さんのほうが、いわゆる空気を読んだ発言をしたんだろうかなんて、ちょっとうがった見方をしてしまっていたのですが、今、御答弁を聞きましたら、お弁当を渡すほうも渡されるほうも喜んでいたようですね。
 次にお伺いいたしますが、このお弁当のほかに、お弁当と一緒に何か渡しているものはありますでしょうか。例えば、市外ではなかなか四方竹だとかシシトウだとかをしょっちゅう食べる習慣はありませんので、食べ方ですとか、どこで買えるのかとか、それを広げて本市の紹介などを渡したらいいなあと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浜田和子) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 昨年、このお弁当配布の実施に向けまして、南国市営農改善会の生活部会で作成いたしました本市特産品料理のレシピ集のダイジェスト版を作成してお配りしておりましたが、今回も委託事業の中で増刷をいたしまして、お弁当配布時にアンケートのお願いと共にお渡しをしております。
 杉本議員言われました市の紹介パンフレットにつきましても、併せて配布することは可能でございますので、適当なものがございましたら、次回の配布に向けて検討したいと考えております。
○議長(浜田和子) 杉本理議員。
○1番(杉本 理) ありがとうございます。
 次回の配布に向けての検討をしたいという御答弁でしたけれども、学生さん、生産者、そして本市全体という、この三方よしの事業として、ぜひとも来年度以降も継続したらいいなと思うんですが、これからもこうした学生支援は続けていくのでしょうか。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 昨年、今年と大学生に対しましては、大学とも相談をいたしまして、お弁当配布という形で支援を行いましたが、これからも大学等から定期的に学生の状況をお聞きをしまして、市としてどういった支援ができるか検討していきたいと思っております。以上です。
○議長(浜田和子) 杉本理議員。
○1番(杉本 理) 今回集めたウェブアンケートや大学からの聞き取りを分析していただきまして、引き続きの支援を前向きに御検討いただけたらと思います。
 最後に、学生に対する支援について、市長の思いをお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 新型コロナウイルス感染症の拡大によりまして経済的な影響を受けております学生さんに対して、少しでも元気になってもらいたいということで、このお弁当の支援を行ったところであります。
 加えて、南国市の岡豊キャンパス並びに物部キャンパスで学ぶ学生さんに、食を通じて南国市のことを知ってもらい、南国市への関心を深めてもらいたいという思いもあります。
 学生の皆様は、長引くコロナ禍の影響に加え、物価高騰など経済的にも心理的にもつらい思いもされておるということと思いますので、安心して学生生活が送れますよう、学校とも連携して、今後も何が支援ができるのかということも考えていきたいと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 杉本理議員。
○1番(杉本 理) 御答弁ありがとうございました。
 市長はじめ南国市から、物心両面で学生頑張れという応援のメッセージが届けられているということで、市長からも支援ができればと考えているという御答弁をいただきました。今後どのような支援策が打ち出せるのか、私も楽しみにしております。
 以上をもちまして今議会での私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。