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検索結果 » 令和4年 第428回市議会定例会(開催日:2022/12/02) »

一般質問1日目(福田佐和子)

質問者:福田佐和子

答弁者:市長、関係課長


○副議長(西川 潔) 20番福田佐和子議員。
      〔20番 福田佐和子議員発言席〕
○20番(福田佐和子) 通告をいたしました項目についてお尋ねをいたします。
 今回通告をしてありますのは、平和行政について、高齢者の暮らしを守る施策について、保険証の廃止について、公的施設と市民アンケートについて、旧統一協会についてお聞きをいたします。
 コロナ感染が再び増加しており、心配な毎日が続いておりますけれども、医療や適切な支援が受けられず困る人が出ないようにと、私たちも気をつけたいと思っております。市長をはじめ、保健福祉センターは、また市職員の皆さんの御苦労も大変多いかと思いますけれども、くれぐれもお気をつけられて、市民の皆さんが困らないように、ぜひ対応をお願いをしておきたいと思います。
 まず初めに、平和行政についてお伺いをいたします。
 岸田政権は、反撃能力を持つ軍事費の2倍化を明らかにしました。財源は、当初国民負担だとしていたのを、今は後年度負担、赤字国債でと変わりましたけれども、支持率は下がる一方です。国民に負担が行くのは変わらず、このことにも大きな怒りの声も上がっているところです。
 戦後77年たちました。日本は少なくともこれまで戦争せずに、二度と繰り返さないと誓ってきたはずです。武力ではなく、外交と対話でを肝に銘じるべきではないでしょうか。南国市は平和首長会に加盟をしており、非核平和都市宣言もしています。市民の平和を守ってまいりました。南国市長には、今後も平和を守る立場を貫くことを、特に今こんなときですので、求めておきたいと思います。また、非核平和都市宣言をしている市の市長として、一日も早く核兵器禁止条約を批准するよう国に強く求めることも要求しておきたいと思います。
 市の平和行政としては、戦没者追悼式についてお尋ねをいたします。
 提案と現状についてお聞きをしたいと思います。
 11月23日、今年も市主催で戦没者追悼式が行われました。福祉事務所の皆さんによる、よく配慮された会場でしたが、コロナの関係でしょうか、遺族の方は大変少なかったように思います。戦没者は南国市には何人おられるのでしょうか、当日参加された御遺族は何人だったのでしょうか、お聞きします。
○副議長(西川 潔) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(池本滋郎) 参加者なんですけれども、今年度参加されました遺族の方は96名いらっしゃいます。御案内をしておる遺族の方につきましては、800弱ほどおられるんですけれども、ちょうど開催時期が新型コロナウイルスの感染時期と、感染が増加の時期と重なったということで、昨年よりも15名ほど少ない参加となっております。
○副議長(西川 潔) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 南国市の戦没者の方は何人おられるんでしょうか。
○副議長(西川 潔) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(池本滋郎) 南国市の戦没者の数につきましては、南国市史からの集計では1,938名、戦没者原簿では1,851名となっております。その他、高知県遺族会にも記録がございますけれども、それぞれの戦没者数は異なっておるところでございます。
○副議長(西川 潔) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 大変多くの方が南国市でも犠牲になられたということです。
 追悼式で中学生の平和のメッセージがありましたけれども、大変よかったと思います。
 そこで提案をしたいと思いますけれども、南国市の先ほど御答弁がありましたように、多くの亡くなられた方がおいでになりますので、ぜひこの皆さんの戦没者を市民全体で追悼し、さきの中学生のように、若い人たちにも戦没者の追悼に参加していただく、そして平和を願う集いのようにしてはどうかと思います。市民誰でも参加ができ、戦没者を追悼し、平和を守るために、ともに行動する場所にしてはどうかと思います。今とても大事な時期にありますので、そういう立場で取組をしていただきたいと思いますが、市民全体の追悼と、二度と繰り返さない、この思いが共有できればと思います。集いのような形に変えることについて、検討されるのかどうか、お聞きします。
○副議長(西川 潔) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(池本滋郎) 令和2年9月市議会定例会におきまして、野村新作議員から追悼式の参列者についての質問がございました。その答弁におきまして、ここ十数年で参列者は半減しており、遺族の高齢化に伴い、今後も減少が予想されることから、新型コロナウイルス感染症が収束した際には、追悼式の御案内にしましても、御遺族以外の方も参列できますとか、一般の方もぜひ参列できますとか、そういうふうな形で周知に工夫を行いまして、参列者の増加を図っていきたいと答弁をいたしました。
 最近、毎年広報で追悼式の案内はしておるんですけれども、現在コロナ禍であることから、一般の方の参列については積極的な呼びかけは行ってはおりません。また、平和の集いということでございましたけれども、現在の戦没者追悼式につきましても、先ほど議員御紹介がありましたように、近年は中学生の平和作文の朗読等も行っております。戦没者の追悼をすることはもとよりでございますけれども、戦争の惨禍を振り返り、恒久平和の実現に向けて不断の努力をするというようなことに思いを巡らす大切な機会であると考えております。
○副議長(西川 潔) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) その大切な機会をぜひ市民全体に広めていただけたらありがたいなと思います。小学校でも平和教育を続けておられますし、子供たちのときからそういうことに触れながら、戦争はいかん、このことを覚えていっていただきたいと思いますので、ぜひこれは南国市単独で判断することはできないと思いますので、検討を続けていただきたいと思います。以上です。
 次に、高齢者の暮らしを守る施策についてお伺いをいたします。
 高齢になっても住み慣れた地域で生き生きと生活できるようにと、これまでもいろいろ提案をしてまいりましたが、お尋ねをいたします。
 まず1点目は、交通網の整備についてです。
 市は、これまでにもバスの小型化や路線の見直しなど、いろいろと改善をされてこられましたが、高齢者からはまだもっと利用しやすくしてほしいという声があります。さらなる見直しをするべきではないでしょうか。そのためには利用される地域の皆さんの声をしっかりと聞いて、それを入れる計画にしなければなりません。ぜひ市民の皆さんのあらゆる場所での声を聞いていただきたいと思います。
 南国市は、南は海、北は中山間地と南北に広く、大変難しい地形ですけれども、それぞれの地域に住む市民はその土地を愛し、ずっと暮らしたいと願っています。午前中、西本議員から中山間地の生のお話がありましたけれども、そこに住む人たちが大切にされて、行きたいところに行ける、そんな交通網にしていただきたいと思います。いろいろ中山間地では御苦労も多いことは分かりましたけれども、本当にありがたいことだと思います。町なかに集める施策もありますけれども、みんな町なかで暮らすとなると、誰が中山間地の山や畑や田んぼを守るのかということになります。御本人の意思で離れることがあっても、南国市民が住んでいる地域によって格差があり、病院受診や買物ができにくい、遠くの人に会うことも難しいとなれば、これは政治の責任です。南国市民として同じように望みがかない、行きたいところに行けるようにするのが行政の仕事だと思いますが、ぜひ交通網を見直していただきたい、そのためには市民要望に応えていただきたいということですが、予定はあるのか、お聞きをいたします。
○副議長(西川 潔) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 先ほど公共交通の見直しをいうことで御質問がございました。
 市内につきましてはコミュニティバスと、中山間地域におきましては乗合タクシーのほうを運行しておりますけれども、市内においてバス停留所が遠いなどという理由でなかなか公共交通の利用が難しいという、公共交通の空白地が残っているということは課題として認識をしております。
 本年度、次期交通計画を策定する中で、地域公共交通会議に加えまして分科会を開催し、利便性の確保と公共交通の空白地域の解消に向けて議論を行っております。御高齢の方、また免許返納をされた方など、買物、通院とか、そういうものに御利用いただくというところで、公共交通の役割は大変重要性を増しておりますので、現在計画の中でアンケートも実施をしておりますし、利用者からの声も聞きながら、利用しやすく、また多くの方に利用していただけるように、公共交通を改善をしていきたいというふうに考えております。以上です。
○副議長(西川 潔) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 失礼しました。
 先ほど空白地域の見直しもしてくださるということですので、私たちも精いっぱい、あちこちで声を集めて届けたいと思っておりますので、ぜひよろしくお願いをいたします。
 権利としての交通権、これは交通を単なる移動手段ではなくて、権利としての交通権という認識が今広がっています。この交通権というのは、御存じだと思いますけれども、重度の障害者の方が、私も外へ出たいというふうに言われた一言から生まれた権利です。憲法に保障された幾つもの権利を、この交通権という新しい権利で守ろうというのが今の取組です。ぜひその立場で、担当課には臨んでいただきたいと思います。
 私は、今回高齢者の足の確保ということで調べ始めたんですが、実はそうではなくて、高齢者の問題だけではなくて、子供から高齢者、そして障害のある方も含めて、自分が行きたいところに行く、その交通が大事だということが分かりました。これは憲法の第22条、居住、移転及び職業選択の自由、第25条、生存権、第13条、幸福追求権など、関連する人権を集めた新しい新たな権利が交通権だということをぜひ共有をしていただきたいと思います。
 国民が安心して豊かな生活と人生を享受するためには、交通権が欠かせないと思います。交通権は人間の夢と喜びを可能にするというふうに思いますので、これまでずっと不自由された方の思いも受け止めながら、ぜひ見直しをしていただきたいと思います。いつでも誰でも利用できる交通があり、そして安全で安心して暮らせる交通がある地域社会、それを目指していただきたいと思います。まちづくりの土台でもあると思っています。
 南国市の立地適正化計画の中に同じようなことが書かれてあって、えっ、これはすごいと思ってよく読んでいたら、全く違うのはコンパクトシティーを目指すものでありました。がっかりしたわけですけれども、この町なかだけをイメージした計画ではなく、やはり山の近く、そして里の近くで暮らしておられる皆さんの暮らしも頭に入れて対応していただきたいと思いますが、市民の願う場所で、そのための施策をと思いますが、課長の感想で構いませんので、お聞きいたします。
○副議長(西川 潔) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 議員が言われますとおり、まず移動の権利というところを最低限確保していくというところですので、現在この計画の策定の中で、高齢者、障害者、子供さん、それぞれが利用しやすい公共交通へと改善をしていきたいと思います。以上です。
○副議長(西川 潔) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 最後に、高齢者の無料パス、定額パスの実現をと考えますが、その後検討されたのか、お聞きをいたします。
○副議長(西川 潔) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) コミュニティバスの運賃についての御質問でございますけれども、現在コミュニティバスにつきましては、市中心部までの利用については一律200円と、あと中心部の運賃ゾーンを、また御利用については片道300円という料金を設定をしております。また、運賃の割引といたしまして、障害者及び介助者1名について、また小学生以下につきましては半額の割引、そして令和2年10月からは乗り継ぎの割引を開始をしております。そして、この10月からは運転免許証の自主返納支援として、本人及び同伴者1人を半額割引とするなど、割引の適用範囲も拡大をしてきたところでございます。
 議員からは、運賃をさらに引き下げる、無料にということでのお話がありましたけれども、そのことで外出の機会が増えるというようなことも言われておりますけれども、運賃設定につきましてはほかの交通事業者にも影響することでございますので、交通関係事業者で構成をされております地域公共交通会議の中でしっかりと議論をしていきたいと思います。以上です。
○副議長(西川 潔) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) バスが市内を循環をして、近隣の町へつながる交通の効果はいろいろありますが、名古屋市では多額の敬老パス、これを億の単位だったんですけれども、多額の敬老パス廃止に当たり調査した結果、使った予算の3倍近くもの経済効果があったことが判明をしております。ほかにも社会参加や健康、環境などにも大きな効果があったと報告をされております。単に移動するだけではなくて、その人たちがどのような場所に行き、どういうすばらしい出会いになっているか、そうしたこともぜひ想定をしていただきながら、今後の見直しに取り組んでいただきたいと思います。
 今回は、高齢者の足の確保の立場で通告をしておりますけれども、市民全体の政策を考える意義は大きいと思いますので、ぜひ先ほど答弁がありましたように、広く市民の皆さんの声を聞きながら取り組んでいただきたいと思います。ぜひ交通権を保障する南国市の交通対策にしていただきたいと思いますが、一言あればお願いいたします。
○副議長(西川 潔) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 繰り返しになりますけれども、市民の皆様が利用しやすい公共交通ということで、多くの皆様に利用していただけるように改善のほうはしていきたいと思います。以上です。
○副議長(西川 潔) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) ぜひよろしくお願いします。
 免許証返納者と高齢者に対する無料あるいは定額パスについても、ぜひ引き続き検討をしていただきたいと思います。
 次に、高齢者の問題で住居の確保についてお伺いをいたします。
 これまでにも取り上げてまいりましたが、公営住宅は入居者の収入に基づく金額になり、特に少ない年金の世帯では安心して入居ができるということで、大変市民にとってはうれしいものですが、大変残念ながら募集戸数が毎年少ないことから、希望してもなかなか入れません。現実については、何回もこれまで質問をしてまいりました。早急に修繕できるものは修繕して、貸すべきではないかと改めてお聞きをしたいと思います。貸せば、そこから家賃が収入として入り、ほかの住宅をまた改修することもできるようになりますから、ぜひそのままではなく、改修をしていただきたいと思います。これまでずっと改修にはお金がかかると言われ続けてきたわけですが、今後どのような計画の下で進められようとしているのか、お聞きをいたします。
○副議長(西川 潔) 住宅課長。
○住宅課長(松岡千左) 令和2年度に作成いたしました南国市公営住宅等長寿命化計画ですけれども、南国市の人口や世帯の動向、住宅施設の耐用年数などの現況、入居者の動向なども踏まえ、市営住宅ストックに関する課題をまとめ、施設の長寿命化及び計画活用に関する基本方針を明確にした内容となってございます。それが御指摘の計画に当たると考えております。以上です。
○副議長(西川 潔) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 既にその計画はあったということですか。何年にできたんですかね。
○副議長(西川 潔) 住宅課長。
○住宅課長(松岡千左) 令和2年度、令和3年3月に策定をしております。
○副議長(西川 潔) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 既にそういう計画を市が持っているということであれば、しっかり今後実行するべきだと思いますが、長寿命化計画の期間が、以前勉強させていただいたときは21年から30年までと大変長い期間だったように思いますが、間違っていたら申し訳ありませんが、この長い期間をかけて改築をして修繕をするということになりますと、新たにまた増えるのではないかという心配もしてしまいました。他市には公営住宅がよく整備をされ、子育て世代が入れば学校の生徒も増えるわけです。高齢者に配慮した住宅にすれば、安心して市民が暮らすこともできます。計画があるなら、来年度予算でどれくらいつけるのか、具体的に実行するべきだと思いますけれども、来年度の見通しはあるのか、お聞きします。
○副議長(西川 潔) 住宅課長。
○住宅課長(松岡千左) 御指摘のとおり、計画期間は2021年度から2030年度にわたる長いものとなっておりますけれども、その期間内に実施する個別改善事業、修繕も含めた個別改善事業について、計画に沿った実施ができるよう、予算確保に努めるとともに、計画修繕などにより効率化やコストの軽減に向けた実施検討を進めてまいりたいと考えております。長期にわたる計画でございますので、必要に応じて計画の見直しを検討し、より効率的で効果的な住宅施策の推進に努めてまいりたいと考えております。以上です。
○副議長(西川 潔) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) ぜひ取組をお願いをしたいと思います。
 実は12月30日付の新聞に載っていたのが、公営住宅未募集空き家、廃止目的の戸数示さずという記事が載っておりました。公営住宅で増える、入居者を募集しないで空き家がどのような理由でどれほど増えているのか、国民の住まいを守る全国連絡会が国土交通省に質問をした折に出された資料では、後でこれはお渡しをしたいと思いますが、大規模修繕と用途廃止では空き家にする目的が違い過ぎるのではないか、地方の人は気になって仕方がない、分けて調査してほしいという御意見も出されたようですが、ぜひこうしたことも含めて、議会が終わったら、また時間をいただいて勉強させていただきたいと思います。安心して市民の住居、特に高齢者の皆さんが安心して住み続けることができる住宅をと願っておりますので、御協力をよろしくお願いをいたします。
 次に、高齢者の補聴器補助について、前回もお聞きをしましたが、見通しが立っているのかどうか、お尋ねをいたします。
○副議長(西川 潔) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(池本滋郎) 前回9月市議会におきまして、身体障害者手帳をお持ちの方については補装具として補聴器が購入でき、障害の程度に応じ支給もされることになっておることから、高齢者の加齢性難聴についても身体障害者手帳の取得をお勧めしていることをお答えさせていただきました。
 令和4年度の高知県障害福祉課作成の障害福祉のしおりの身体障害者等級表では、聴覚障害6級については両耳の聴力レベルが70デシベル以上のもの、これは40センチ以上の距離で発生された会話語を理解し得ないものということになっておるようですけれども、この診断内容が記載されました申請書を基に高知県で判定がされますので、この状況であれば絶対に身体障害者手帳が取得可能であるとは確約できませんが、一定の判断基準にはなると考えておりますので、今後も引き続き身障手帳の取得を勧めたいと考えております。
○副議長(西川 潔) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 前回も答弁いただいて納得できなかったのは、やはり身体障害者として手帳を受け取らなければそれができないのかということです。ほかの市町村では、全てそういう制度にはなっていないと思います。高齢者になれば誰でも耳が遠くなり、それがいろんな病気にもなったりすることは分かっておりますから、最近になって補聴器に対する補助金が広がっているのが現状ですけれども、障害者手帳を受けてというのになかなか腹に落ちないというか、なぜかなというところもありますけれども、どういう形になっても、市民の皆さんが補聴器をつけるときに何十万円もするものを、少しでも補助があれば助かるという思いからなので、ぜひこれからもいろんな方法を探っていただきたいと思います。もうこれはこれしかないというふうに思い込まないように、ぜひそれはまた、今回答弁いただきませんが、ぜひそのあたりはお考えいただきたいと思います。よろしくお願いします。
 次に、高齢者の暮らしについて、危険な道路整備について、先ほど西山議員からもお話がありましたが、道路整備についてお尋ねをいたします。
 毎回同じ要求をしておりますけれども、担当課ではなく、これは市長か財政課長に聞くべきなのかもしれませんけれども、課長にお尋ねをいたします。
 午前中の答弁もありましたけれども、市民生活に欠かせない道路は、壊れたら今補修がされよります。遅れても補修はされてます。ではなくて、工事費がかかってもしっかりした道路にしておけば、度々穴を埋めたり、壊れたところを直したりっていうことにはならないのではないかと思いますが、あまりにもほかの道路と差があり過ぎることについて、市民の皆さんは、私たちの日常に使う大切な生活道路、これが穴だらけというのはおかしいんやないですかという声がいっぱいあります。ぜひ見直しをしていただきたいのと、市長にはぜひ予算もしっかりとつけていただいて、道路は市民の皆さんの暮らしの上で基本になるものですから、ぜひその本気の取組を課長にも市長にもしていただきたいと思います。市長に無理だったらいいです。お願いします。
○副議長(西川 潔) 市長。
○市長(平山耕三) やはり道路の取組というのは、先ほども申しましたが、まだまだそれはもちろん十分でないということは重々承知しております。
 ただ、道路はたくさんございまして、それを一遍に修理するというのは、実際には不可能なことでございます。お金の面、また人的な面、両方やっぱりそろわないと道路の補修というのはできないところがございまして、一定やっぱり年間の中の予算で、そして計上できる範囲、今年も増やしましたし、そういった中で一定の金額を計上してるとこでございますので、またその金額を上げても今度は人が足らないということになってきてもできないということになってきますので、そこのあたりのバランスを見ながら対応していくということが必要になってまいります。
 今、確かに穴が開いたところを補修というようなことで、そのときの対応で済ませて、済まさざるを得ないところもあろうと思いますが、路線として整備をするというところも順次進めるように始めたところでございますので、そういった取組もやりながら、そこのお金と人のその資源が間に合う範囲内で行っているという状況でございます。以上です。
○副議長(西川 潔) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 市長には、前向きと言っていいのでしょうか、答弁をいただきました。突然で申し訳ありません。
 道路は、市民の暮らしの上になくてはならない、そこへごみを出しに行くにも、お買物に行くにも、道路を通らんと日が終わらんです。それだけ身近なものなんですが、やっぱりその身近な道路が一番危険で、すぐに壊れて、私も1件埋めてもろたら、すぐ何か月もせんうちにまたもとのように穴が開いて、それはもう元がそうなって、大きな穴だったんですけど、それはその道しかない、そこを通るしかない道なんですが、また埋めてもらわなければならない状況になりました。いたちごっこなんですね。さっき工事費が高くついてもと言うたのは、やっぱりしっかりしている都計道路だとか、もう基幹道路にはちゃんとした下からの強い支えがあるというか、だから市道はこれまでの狭い道路を市道に格上げしましたという感じで練り込んだ状態なので、非常にあちこちで危険な思いをしています。特に高齢者の皆さんは大変な思いをされておりますので、ぜひ先ほどの市長の答弁を私はいいほうに受け止めたいと思いますが、ぜひしっかりと見直して、しっかりと予算をつけていただけたらありがたいなと思います。もう一回聞いていいですか。
○副議長(西川 潔) 市長。
○市長(平山耕三) 限られた予算の中で、精いっぱい道路の修繕についてはつけておるつもりでございますが、先ほど申しましたとおり、道路の修繕をしないといけない場所、多うございまして、建設課のほうでその状況を見ながら、優先順位をつけて、そういう根本的な改良が必要な部分はやっておるというように思っております。以上です。
○副議長(西川 潔) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) ありがとうございました。
 次に、高齢者の暮らし、最後は小さなごみ袋を作ってはどうかという提案をしたいと思います。
 高齢で単身の世帯にとっては、週2回の生ごみ用の袋は、今の小は大き過ぎます。よく見かけるのが、こんな小さい袋で出しておられるんですが、その出し方もやっぱり気にしながら出しておられる。夏場は特に小の袋にたまるまで置くということはできないことなので、ごみ袋の小の作成、これが無理なら、例えば南国市のシールを張るとか、いろんな工夫ができるのではないかと思いますが、大きな袋はもったいないとの思いもありますし、先ほど言いましたように、夏場に長く置けないことも含めて、ぜひ工夫をしてほしいと思いますが、要望しておきたいと思いますので、聞きましたという答弁をいただきたいと思います。
○副議長(西川 潔) 環境課長。
○環境課長(高橋元和) 指定ごみ袋の大きさの御提案をいただきました。
 御存じかと思いますけども、現在市が販売しております指定ごみ袋は、香美市、香南市、本市の3市で共同発注により契約をしております。その関係で、袋の大きさや材質については3市で足並みをそろえていく必要がございますので、3市で構成する中央東部地区環境行政連絡協議会にて議題としていきたいと考えております。以上でございます。
○副議長(西川 潔) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) ぜひ実現を目指してよろしくお願いいたします。
 次に、公的施設と市民要望のアンケートについてお尋ねをいたします。
 まず、MIARE!の利用状況をお聞きをいたします。
○副議長(西川 潔) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) MIARE!につきましては、令和4年1月に竣工し、4月からは貸し館業務を開始しております。4月当初は月間利用者数が1,000人弱でしたが、6月には2,000人を超え、7月には3,000人を超えております。最近では、11月中旬に南国市商工会女性部主催の本格クラシックコンサートや、下旬には歌って走って笑って踊ってキャラバンバンの舞台で、特別ゲストとして三山ひろしさんが出演したこともあり、11月の月間利用者数は3,400人程度の利用がありました。
 また、広報11月号の記事にもありますように、約40のサークルが定期的に活動しており、特に2階にございます多目的室に人気が集中しておりますが、ほぼ毎日使用されております。しかしながら、施設全体が完成をしておらず、特に駐車場の整備をしている途中でありまして、大規模イベント等につきましては貸出しの制限をかけている状態でございますので、市民の皆様には御不便をおかけしているのが現状でございます。以上です。
○副議長(西川 潔) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 利用者が多過ぎても使えない人も出てくるということで、うれしい悲鳴だとは思いますけれども、前回職員数についても確認をさせていただきましたが、利用者が増えたことで大変なことはないのかと思いますが、また今後の課題として、利用者からの声はなかったのか、分かればお聞きいたします。
○副議長(西川 潔) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 利用者の皆様からは、倉庫がないという御意見をいただいております。また、駐車場が少ないという意見もいただいておりますので、今後検討してまいりたいと考えております。
○副議長(西川 潔) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 子供から高齢者まで利用できる場として、一層丁寧な運営をしていただきたいと思います。4月から携わってこられた立場で、一生懸命取り組んでおられることはよく分かりました。これからも市民の皆さんの願いが実現できるようにと、よろしくお願いをいたします。
 次に、都計道路の東の道路は行き止まりですかという質問を、通告をしておりましたけれども構いませんか。後免町駅に抜ける工事中、今工事中ですが、町駅までなんでしょうか。野市線は狭くて、ちょっと危険なところもありますけれども、あの広い道路からそのまま入るということで、何か安全策とかというのもあるのかなとは思うんですが、何年もたつと地域の事情も変わっておりますけれども、あそこは町駅までで取りあえずは終わりなのでしょうか。
○副議長(西川 潔) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 都市計画道路高知南国線につきましては、先ほど議員が言われましたとおり、現在市道旧農協病院東線まで整備が完了しておるところでございますが、東へ都市計画道路西山能間線がございますので、そこまで整備する計画となっております。
○副議長(西川 潔) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 今後も地元の皆さんの声をぜひ、お困り事もありますので、相談に行かれたら誠実に対応していただけたらありがたいと思います。よろしくお願いいたします。
 次に、旧統一協会についてお伺いをいたします。
 国は法律で被害者救済をしようとしておりますけれども、配慮義務など、この法律では被害者を救済することはできないという大きな御意見があります。南国市在住の橋田さんは、名前も顔を出しての発信になりました。市としてどのように応えるのか、どのように受け止められたのか、お聞きをしたいと思います。そして、直接話を聞くべきではないかというふうにも思いますけれども、市長はどのようにお考えでしょうか。
○副議長(西川 潔) 市長。
○市長(平山耕三) いろいろお名前を出して、そういったことが起こったよということ、そういったことが起こったという過去のその方の身の上を報道で私も聞いたことが全てでございますが、それにつきまして直接面会でお話をということでしたら、お会いしてお伺いすることはできるということでお答えさせていただきます。以上です。
○副議長(西川 潔) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 県知事は、この12月7日に県議2人付添いで30分間、面会をされるそうで、事情を聞き取りをされるとのことです。南国市の方が名前も顔を出して被害者救済をと訴えているので、ぜひそこは地元の市長として対応していただきたいと思います。先ほど会うことはできるというふうに言われましたので、ぜひ直接会って、直接お話を聞いていただけたらありがたいと思います。このことは要望しておきます。よろしくお願いします。
 最後に、マイナンバーカードについてお尋ねをいたします。
 保険証とマイナンバーカードが一体になるということで、私はこれまでも反対をしてきたところでございますが、先日医療キャラバンが南国市を訪問をされました。各団体から来られた皆さんが南国市に対する様々な要望を出されたところですけれども、このときに担当課長は、マイナンバー化は2年後に行われ、まだ国、県から通知もないということでした。南国市の取得率は39.9%で、撤廃は難しいのではないかというようなお返事をいただきましたが、その後どのようにこのマイナンバーカード、国が言うように強制をされるのかどうか、お聞きをしたいと思います。
○副議長(西川 潔) 市民課長。
○市民課長(横山聖二) まず、取得率については、本日公表のありました令和4年11月末の状況になりますが、44.2%が本市の交付率となっております。
 続きまして、今後の状況ということになりますが、福田議員が言われるところの10月13日の河野大臣のマイナンバーカードと健康保険証の一体化、いわゆるマイナ保険証のことについて、国の方針としましては現行の被保険者証の例外的な使用を認めないなどの原則廃止よりも踏み込んだ内容となっております。
 しかし、現時点で、国や県からの具体的な提示についての通知が現時点におきましてもありませんので、市のスケジュール等につきましては未定となっております。以上です。
○副議長(西川 潔) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) マイナンバーカードについては、もう持ちたい人は待てばいいと思うんですが、持ちたくない人は、そういう動きだと救われないんですよね。
 先日の高新の読者文芸の詩の欄を読まれたでしょうか。マイナンバーカードについてという詩が載っていました。マイナンバーカードについて、高齢で障害者で運転免許も何もほかに証明できるものに、ただ一つ証明できないものに、ただ一つあるのは国が定めた障害者手帳で、写真つきのものが一つで、証明できるためにマイナンバーカードを作ることにした。ワーカーさんに手伝っていただき作ることにするも、障害者手帳が何の役にも立たず、面倒なことばかりで理解に苦しみも、郵便局に郵便物が局留めで1か月以上も宙ぶらりんになってやっと届いたのは、大事な書類が期限切れになったものもあって、どうしてくれると心でつぶやくも、どこに文句を言えばよいのやら。そもそも何で写真も張ってある公的手帳が何らの意味もなく、今や巧みにポイントで誘うお役所仕事もいかがなものかなどと思う昨今であるという詩でした。
 その詩評は、このように書かれております。デジタル結構だが、アナログで生きていきたいと願っている世代は時代の進歩の障害でしかないんだろうか。このデジタル化の世間、便利とか効率とかが優先されているが、人が生きていくスタイルは様々あるはずだ。それを国家が統制していくさまは、昔見た光景のようにすら思えてくるとの詩評が載っておりました。
 マイナンバーカードについては、とにかくポイントを加算をしてでもつけたい、そうすると病院にかかりたくても作ってない人は病院にかかれなくなります。南国市のお医者さんに言わせますと、6割の方が大体何らかの病気で病院にかかっておられ、つながっておられるということですけれども、その6割の方が本当にマイナンバーを安心して使用できる状態かというと、さきの新聞にも出ていましたけれども、マイナンバーカードから情報が漏れたことが明らかになっています。これを例えば市長の報告にもありましたけれども、交付税が減るから市民に強要する、これは本当に間違ったやり方だと思います。私は、市長として市民のことを考えるのであれば、反対を国へ届けていただきたいと思います。
 マイナンバーカードがなければ、病院にかかりたくてもかかれない、そんな状況になるんです、2年後。果たしてそれが市民の幸せになるのかどうか、私は不安でなりません。ぜひそうしたことも含めて、なぜ交付税を減らすと脅してまで国が進めようとしているか、その理由もぜひ知っていただきたいと思います。市長には、先ほど読み上げた詩を書かれた障害のある方に、そして南国市民の方に返事をしていただくということで、今後の取組をお聞きをして、終わりたいと思います。
○副議長(西川 潔) 市長。
○市長(平山耕三) マイナンバーカードについては、河野大臣の記者会見ということで、突然私もこれを聞いたわけでございまして、ちょっと正直言いまして少し強引なやり方かなっていうのを感じました。
 ただ、デジタル化を進めるっていう国の方針として進めておることにつきまして、マイナンバーカードは大きな意義を持つということは確かであろうと思っております。世の中、効率的で便利な世の中を目指すということを進める中では、やはりこの流れは必然であろうというようには思っておるところでございまして、これへの取組っていうことは、やはり今後も行政としては進めていかねばならないと思います。
 それを強制するっていうことについてどうかっていうのはあろうとは思いますが、この流れというのは今後も国策として進めておるところでございまして、行政としてはやはりマイナンバーの普及を進めるということはやっていく必要があると思っております。以上です。
○副議長(西川 潔) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 国策をそのまま受け入れるということで受け止めてよろしいですか。南国市民の皆さんがどう思おうと、国がこう決めたから仕方がないという立場で、先ほどの答弁はあったんでしょうか。それを聞いて終わります。今度は本当に終わります。
○副議長(西川 潔) 市長。
○市長(平山耕三) 今後の日本国としての取組として、デジタル化という流れは不可欠な要素であるということであります。以上です。
      (「以上です。ありがとうございました」と呼ぶ者あり)