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検索結果 » 令和4年 第428回市議会定例会(開催日:2022/12/02) »

一般質問1日目(西本良平)

質問者:西本良平

答弁者:市長、副市長、関係課長


○議長(浜田和子) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。6番西本良平議員。
      〔6番 西本良平議員発言席〕
○6番(西本良平) 改めましておはようございます。
 第428回定例議会一般質問のトップバッターを務めます、なんこく市政会の西本でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
 さて、新型コロナウイルスにつきましては、市政報告にもございますように、第8波の入り口に差しかかったと言われております。一方、厚労省は、コロナを5類への格下げを検討に入ったというふうにも報道されております。しかし、今年は昨年の2倍のペースで亡くなる方が増加をしております。そして、今年はインフルエンザの流行が懸念されており、これから年末を迎える中、市民の方お一人お一人が十分注意をしながら、日常生活を過ごしていかれるよう願うばかりでございます。
 さて、私が今議会に通告しております質問は2問でございます。
 まず初めに、これからの中山間地域対策についてでございます。
 今や中山間地域は待ったなしというふうに言われておるわけでございますが、まず初めにこの現状をどのように見られておられるのか、企画課長と農林水産課長にお伺いをいたします。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 国勢調査の結果によりますと、中山間地域の上倉、瓶岩地区の人口につきましては、平成22年から令和2年の10年間で1,318人から1,055人と263人、20%の減少となっております。高齢化率におきましても、同期間で35.1%から46.6%と11.5ポイント上昇しておりまして、人口減少と高齢化が急速に進んでいるという状況にあり、農業の担い手不足や集落活動の維持において課題を抱えているというふうに認識をしております。
○議長(浜田和子) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 担い手、後継者の問題につきましては、全国的にも大きな課題となっておるところでございますが、先ほど企画課長が申し上げましたように、中山間地域では人口の減少率、高齢化率も平野部よりも顕著となっております。また、農業生産を行っていく上でも、立地的な条件や地域的な環境などは不利な面も多く、タケノコ、四方竹、イタドリなど、中山間地域ならではの付加価値のある特産品も確かにありますが、イノシシ等の捕獲頭数も年々増加しているなど、決して有利な条件下で生産に取り組めている状況ではないと認識をしております。以上です。
○議長(浜田和子) 西本良平議員。
○6番(西本良平) それぞれにありがとうございました。
 今、お二人の課長さんから御答弁いただきましたら、企画課長からは国勢調査に基づいたお話がございましたが、やはりこの10年で人口で20%の減少ということは、これは非常に憂慮すべきことであり、また高齢化率も11.5ポイント上がって46.6%ということになっておるということでございます。
 さて、中山間地域の農業の関係から見ますと、課長が申されましたように、非常に今まではいろいろな中山間地域の作物を、いわゆるブランド化といいますか、付加価値をつけるということで生産を上げてきた、所得を上げてきた経緯の中で、やはりイノシシの被害が全く減ってない、一生懸命いわゆる協議会で捕っていただいておりますけれども、減ってないというのも、今お二人の課長の感想の中に出てきたわけでございますが、さて令和3年度、昨年度ですね、県の実態調査が当然国勢調査とは別に行われたわけでございますが、この結果は本年4月には公表されたというふうに思うんですが、これらにつきまして担当課長にその結果、そしてその内容が10年前と何が大きく変化しておったのか、ここらあたりについてお伺いをいたします。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 集落実態調査におきましては、これは県全体の集計になりますけれども、今後の集落活動の維持について、維持ができないと回答した集落が39.3%となりまして、前回の10年前と比べて12.5ポイント高くなっております。中山間の多くの集落で、人口減少や高齢化による集落機能の低下、さらには移動手段の確保などの日常生活での不便さ、また農業など基幹産業の衰退、地域の担い手不足など、様々な課題が改めて確認をされたところです。本市の中山間地域におきましても、同様の課題が浮き彫りとなっておりますので、集落機能の維持に向けまして総合的な対策が必要であると感じております。
○議長(浜田和子) 西本良平議員。
○6番(西本良平) ここで関連もございますが、先ほどイノシシの話もございましたが、後継者不足という課題も上がっておりますし、今非常に遊休農地、あるいは耕作放棄地が多く見受けられるようになりました。ここらあたりにつきましては、農林水産課長にお尋ねしたいと思います。
○議長(浜田和子) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 毎年JAの主催で上倉の梅星館で開催されてきた米づくり親子セミナーにつきましても、最近は新型コロナウイルス感染症の影響で開催できておりませんが、当初は梅星館周辺で田植ができていたとお聞きをしておりますけれども、棚田が減少してきたことで、最近では中谷の集落付近まで山を下りて田植を行っているという状況となっておりました。
 また、イノシシによる水道や石垣が壊されるなどの被害によりまして、谷水が引き込めなくなり、お米の生産自体をやめざるを得なくなったという農家もあるとお聞きをしております。しかし、中山間地域では耕作をやめた場合に、引き続き耕作してくれる担い手を探すことは、その条件からも平地以上に難しく、四方竹や果樹などへの転換や、中山間地域等直接支払交付金による活動などによって、何とか遊休農地とならないよう取り組んでる地域もございますが、集落の人口減によって、交付金事業についても参加できなくなった地域も増えてきております。以上です。
○議長(浜田和子) 西本良平議員。
○6番(西本良平) ありがとうございました。
 ここで、やはり問題なのは10年前と大きく変わったのは、集落維持ができないというところが約40%、県下で出てきた、そういう集落になった、これは大変なことですよね。だから、今までは中山間地域の活性化をどうするだとか、あるいは特産品目をどうやって伸ばすだとか、そういう議論でした。しかしながら、ここに来ますと、もう本当に集落の維持、機能が低下をして集落の維持ができないという大きな課題がここに、もともと予測といいますか、心配はあったわけですけれども、そういうことでした。
 そして一方、農地を見ますと、課長から今御報告がございましたけれども、イノシシの被害によって、とにかく谷川の中山間は水で、この平場のように蛇口をひねったら田んぼへ水が来るじゃというようなことはないわけでして、雨との相談があったり、谷川の水がいかに上手に入れるか、水を漏らさないようにするか、こういう視点でやってきたわけですが、谷が壊されたり、あるいはイノシシの収穫前の被害があったり、いわゆる営農意欲を失う、そういうようなことの実態も浮き上がってきて、何とか地域では直接支払制度、国の制度にのっかって、当然地域へお金も入ってきますし、個人にも入ってくるわけですから、一生懸命に関わっておった農家が、あるいは集団が、もう今やこの交付金事業ですら参加ができない状態が見えてきたというような状況になっておるわけでございます。非常に極めて憂慮すべきことであります。
 また、私どもの成合という集落も、2年前から直払い制度を余儀なくされたということでございます。私も3作前に水稲をやめました。しかしながら、耕作放棄するわけにはいきませんので、お金を生まない田んぼを一生懸命年4回、トラクターでたたいて、3反3畝というもののあぜ岸の草をお金にならない作業として草刈りをして、何とか放棄をしないように、そういう努力は地域でしてもらってもおりますし、私もしておるわけですが、そういった実態があります。
 今日はここがメインではございませんが、要するにこの10年でいかに中山間地域の疲弊の速度が、その前の10年から比べて極めて早くなったということが、ここで調査結果で、県下でですよ、県下の中でそういうことが思われるというところでございます。
 さて、本市でも当初19集落と聞いておりましたが、南国市もその調査をしたということでございますが、その調査結果につきまして、企画課長にお尋ねいたします。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 本市におきましては、中山間地域の上倉、瓶岩地区で21集落、集落活動センターがございます稲生地区で7集落の合計28集落で調査を実施をいたしました。調査からは、集落の将来像につきまして、集落全体が衰退していると思うという割合が高くなっておりまして、また飲料水施設の維持管理に課題があることや、移動手段の確保、食料品等の生活用品の確保などに不便を感じているという回答が多くなっております。
 また、農業におきましては、衰退しているという回答が多くありまして、これからの産業振興につきましては担い手の確保が必要であるという回答を得ております。以上です。
○議長(浜田和子) 西本良平議員。
○6番(西本良平) ありがとうございます。
 本市の部分と県の調査結果とは少し内容が異なるところもあると思うんですが、南国市の調査結果の中では、要するに水道の維持管理ができないと。これはちょっと後でやりますけれども、非常にそこが、そういった課題が市の調査で上がってきたということが、もう本当に今まで辛抱してきておったのが、もうこらえ切れないからこういう課題が上がってきた、私はそういうふうに認識をしていただきたい。ああ、声として来たじゃなくて、結構中山間の人って粘り強いんですよ。粘り強いから、一生懸命こらえるところまではこらえる。ところが、一気にようせんなったらそこへ来るわけで、これがいわゆる地元の叫びだと私は受け止めております。
 中山間では、もう一つは移動手段の確保、これは私は行政に感謝もしております。デマンドタクシーもやっていただいておりますし、これの利用も恐らく年間500人ぐらいの利用だろうというふうに思っておりますけれども、最近特に言われてきたのが、食料品等生活の物資の確保でございます。これは私、6月議会で質問させていただきまして、企画課長なり市長にも拡充する必要があるねという話をしていただいて、多分サンプラザさんにお願いをしてくれたと思うんですが、かなり今まで行ってなかった、止まってなかったところも、止まってやりゆうのを見かけております。これサンプラザさんのハッピーライナー号でございますが、これは中山間地域にとって大きな高齢者の励みになって、自らが買える、自らが選んで買えると、この喜びは生協さんの品物とはまた違う、自分で選べるという、自分で計算してお金を構えて払う、これは非常に結構なことかというふうに思っております。かなりの利用が今あっておりまして、成合、天行寺へも行ってくれておりますし、瓶岩へも奈路へ行く途中に、中谷まで行く途中に寄っておるということも、私確認もしております。いろいろな意味で今後これは、白木谷地区のほうへも、あるいはもっと違う意味ではもう少しその下へ下りたところも買物難民が今後増えてくるということの、これは大きな調査結果の私はよかった点でなかったかなというふうに思うわけでございます。
 さて、ここでさらっと今日はここまで来たんですけれども、飲料水の供給施設のことですが、私今まで市政が中山間を振り向いて、何もしてきてないとか言うつもりは全くないです。はや24年にはデマンドをやってくれましたし、中谷の水道を26年とか、順番に水道もやってくれながら、いよいよ令和2年からは瓶岩体育館への命の橋の建設も今着手して、景色が変わってまいりました。しっかりと工事が進んでおります。再来年の6月の完成を目指して進んでおりますし、そして企画課長がよく市政報告も出してくれておるわけですけれども、中山間地域の飲料水供給施設についてはしっかりとやっていて、地域の暮らしを守るんだと、この姿勢も私よく理解をしてございます。地元としても大変感謝をしておると思います。
 さて、この飲料水の供給施設でございますが、実は非常に御報告もしておきたいのは、令和元年の秋口だったと思うんですが、成合の水道が、手前事になりますけれども、少し水が濁り始めまして、27年ぐらいを経過しておりましたが、フィルターが、いわゆるじゅうたんみたいながの薄いパターンのやつと思ってもろうたらいいですが、これが六十四、五枚あるわけです、タンクの中には。金網と金網の間にあるわけですが、これが汚れて、年に一回は掃除をしていますが、この作業が重労働でございます。そんな中で、やはり年も行きますと雑くもなって、仕事が、1年間もたんうちに濁り始めたというふうに解釈したほうがよかろうと思うんですが、少し濁ったりもする。雨が降りますと、お風呂へ入ったら茶色い水のお風呂へ入る、これは西川議員さんも昨年の12月議会でおっしゃってました。質問の中、地域の方の会話の中でそんなのが出てくるという、たしか記憶にしておるんですが、そういうようなことで、南の平野部のまともな上水を飲んでいる方からしたら、うそやろうという話なんですね。そうじゃなくて、現実雨が降って、えらい雨が降ったら、お風呂は、五右衛門風呂は知りません、分かりませんので、色が黒いですから。普通の今のプラスチックのような、強化プラスチックのようなお風呂へ入ったら、大体が白ですので、真っ茶色のお風呂の入るというような状況であります。
 それは、もう昔からやむを得ないというふうに来ておりましたが、最近一番困るのがエコキュートですとか、あるいは瞬間湯沸器が精度が上がってきて、精密機械を使っとったら故障の原因になるというようなことがあるわけでございます。だから、西川議員さんの質問の中でもありましたけど、せっかく来てくれた移住者が嫌になって出ていったっていう話もあったわけでございます。これ現実、事実の話。私もエコキュートですが、契約するときに、大雨で濁った水のときに壊れたときには保証がありませんよっていう誓約書みたいなのがあるわけでございまして、なかなかやっぱり一人間に生まれてきた以上は、皆さんと同様のきれいな水を飲みたいというのがやっぱりそれぞれの地域の人間の思うところだろうというふうに思います。
 私はこの水道について、慌てて農林水産課長が所管課長でございますので、お願いも行き、企画課長にもお願いもし、そして上下水道局長の橋詰局長にお願いをしに、相談をしに行ったところが、そりゃあ議員、27年もたっちょったら、もうそろそろ耐用年数のこともあるねと。その作業は大変やろうと、実は直近に大豊町が入れておるということで見に行きますか、ちょうど関係課長が私の知り合いで、暫時段取りしますが、これはしかり、よかったということで、私も地元民をすぐに集めまして、大豊に見に行った。そうしたら、最近は大豊のやつは砂をタンクの中に入れて、砂をこして、いわゆるきれいな水にし、そしてその砂は圧力で逆洗、いわゆる下から逆に圧力でごみやら泥を除去をすると。その作業を大体1か月に一回はせにゃいかんということで、年間12回ぐらい、そういった作業があるということは言われておりました。
 そして、見てきてからとんとん拍子に、やれるかどうかのお話もさせていただいて、それぞれの課長がやる方向で検討しようと、まず地元がまとまらにゃいかん。私も一生懸命地元の水道組合長やら皆さんと話をして、まず地元が固まらんことには進まんぜよということで、ただ当時、事業費の15%、だから3,000万円の事業費が出たら450万円地元負担だというようなことで、これは大変なことやということで、関係課長、局長にも相談をして、今の形の10万、戸当たり10万円という条例に付してもらったということで、一気に話が進んだわけです。やろうと、これで。ということは、11戸の給水人口、11戸のうち9戸でしたけど、11戸になるわけで、これは集会所と成合天行寺公民館が含まれておりましたんで、11か所、110万円の負担でやってもらえるんだということで、着手をしていただきました。令和3年度の事業で、年度内に完成予定でございましたが、一部本管は全部旧の分を使うておりましたので、本管が一部漏水があるということが分かりまして、その漏水を止めるための附帯工事が別に要るということになりまして、少し年をまたぎまして、今年の夏には完成をしたところでございます。
 そういったことで、今回の私が何が言いたいかといったら、仕事をする上でそれぞれに思い入れがある人たちが地域に寄り添って、そして水道局が、公営企業局ですから本来水道施設には上水道ではございませんので関係ないに変わりませんけれども、やはり中山間も同じ人間が飲む水やということで、本当に真剣にやっていただきました。そして、永野係長さんにも、水道局の、本当に親身にやっていただいた結果が、今日の立派な水道の僅か今、この6月に移住者が少し、考えた末にどうしても子育てができないということで出ていかれまして、給水人口が少し減りましたけれども、本当にきれいないい水が飲める状況になってございます。
 非常にありがたいことでございますが、ところが今回設置をしてから浮き彫りになったものが実は出てきたわけでございまして、それは申し上げましたように、バルブ操作によって水を逆洗をする、それから洗い流す、汚れた水は谷川へ戻す、そういうような作業をする弁が幾つもありまして、なかなか高齢者で覚え切らん。そして、取水口は大豊方式で、ステンレスの落ち葉がかかりにくい仕組みのものにし、さらに今までのような、ただ穴を掘っただけで水を給水するホースを突っこんじゅうだけではないわけで、非常に今安定した水が供給できるような仕組みにはなってございますが、やはりどうしても多少ごみもかかりますので、定期的な巡回によって見る必要はあるということで、作業が幾つかそういうことにあります。排水タンクも少し冬場が来ますと水が足りなくなりますので増やしてもらって、供給体制も今万全だろうというふうに思っております。
 今年は大雨がなかったので、給水口のところに土砂が来ませんでした。ただ、来年以降これがまたどんなになるかも分からないわけで、これ土砂が来ますと、恐らく軽油のダンプに3つや4つは出さにゃいけません。それは今まで私らもできましたが、もうこの年が来ますと、腰が痛い人とか、肩が痛い人とか、足が悪い人とか、男の人はもう何人もおりませんので、ほとんど女性でございまして、水道だけじゃないですが、集落の維持機能も成合というところはできなくなってます。
 本当にですね、市長、本当にこれから10年じゃないですよ、これから5年がもう対策をしていただく勝負の年、ひょっとしたら3年の集落もある、それぐらいのところへ来てるということを今日私は申し上げたい。白木谷とか小さな地区じゃなくて、瓶岩の瓶ですね、亀さんの亀なんかは、まだ少しやりようによっては発展する余地は、白木谷はまだ若い人もぼつぼつおりますから十分発展する可能性を秘めてますし、私は集落活動センターを造るとしたら、あそこしかないというふうに思っておるんですけれども、なかなかそれにも難しい課題があるわけでございまして、そこでこの供給施設、バルブ操作をやり、円筒形の高さが3.5メートルぐらいのろ過をするタンクに、上に上がって、開けて汚れを除去しゆう状況を見ながら、また下りて、バルブをしながらまた上がってというような作業があるわけでございまして、これから高齢者ではとても、上から落下する可能性もありますし、そうかといって全部行政にお願いをするというのは、3,000万円もかけてやって、やっと仕上げてもろうた施設に、後もやってやというのは私は非常に心苦しい。地元でもそんな話をしながら、実は関係する課長さんとも協議を少ししながら、今地元でできることは何だろうか、できることへは関わっていき、委託した業者とも連携をしていかにゃいけませんので、全部放り任しになるとやれんこともできます。
 そういう意味で、私は実はこの成合は一番先に新しいタイプを始めました。これから、おかげさまで外山も、たまたま成合を通りかかった、多分今日もお越しいただいちゅうと思うんですが、ある御夫婦とちょっと出会いまして、何か困っちゅうことありませんかっていう、成合をやりゆう最中に聞いたら、実は同じ水の汚れであったわけです。しかも、施設も成合と2年違いでございまして、間もなく老朽化して、いわゆる耐用年数を過ぎるというような状況やって、地元もまとまるき何とかしてくださいということで、ほんじゃあ大豊へ見に行くかえ、まあ百聞は一見にしかずということで、同じように私もついていって見て、やりたいということになって、地元もタンクの据える場所とかは他の地権者にも相談にも行き、成合もそうでしたが、地元でやれることを一生懸命やりながら行政の支援を待つ、これはもう本当にあるべき姿の私はやり方ではなかろうかということで、成合に次ぐこの外山ということも、すぐにそこへ、来年の3月完成でございますので、そこへ控えておりますが、まず成合を、私はこれから後に続く天行寺、あるいは奈路、奈路地区も4つあるわけでございますけども、そういう中のモデルになる、これ成合モデルにしていただきたい。新しい方式の簡易水道といいますか、飲料水供給施設という総称で呼んでおりますので、この施設のモデル事業にしてもらいたい。
 そして、行く行くはといいますか、今はデジタル化の時代でございますので、当然取水口なんかは電気が来てませんので、どういうやり方、バッテリーなのか、太陽光発電で電気を起こすのか分かりませんけれども、遠隔操作で、一概に高齢者がびっしり見に行かんでも、大雨が降った後はどうしても行って見にゃいかんということはありますが、そういう事業も引っ張ってきてもらって、やっぱり今の時代の中にマッチするような形を検証しなければ、ただやってください言うても、私もいかんと思います。
 したがって、まずバルブ操作から、どこまでが業者が担えて、いわゆる市が委託をして担ってもらえて、地元は高齢化しちゅうけど、どこまでが地元の力で何とか踏ん張れるのか、そういうさび分けの検証をしながら、この維持管理を、全部やってくれやというのが普通でしょうけれども、そうじゃないと私は、自分の口へ入る水です。もう一番大切な、中山間地域で必要なものはきれいないい水なんです。そんな濁った水を飲みたくも、もう今さらありません。それで、今まで死んだ人がおるかおらんか、その理由では分かりませんけれども、決していいもんではないんです。お風呂でも濁った風呂へ入るじゃというのは、普通考えられんでしょう。そういうことが今まで現実として、同じ南国市民でありながら起こってきたわけですよ。これ私、皆さんに説得力の話になるというか、言うつもりで言うわけじゃない、現実の話としてお願いをしゆうわけでして、ここは非常に大事なところでございますんで、農林水産課長にはこれからの水道供給施設の計画を、まずどういうふうに進んでいくのかというのをお聞かせをいただいて、また後の質問をさせていただきたいと思います。
○議長(浜田和子) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 南国市の飲料水供給施設の現在の状況とこれからの計画についての御質問でございますが、まず飲料水供給施設の整備につきましては、昨年の成合地区に続きまして、今年度に計画しておりました外山地区の第2簡易給水施設の改修工事が10月に既に着工しておりまして、今年度中に完成の予定となっております。
 また、来年度には奈路地区の整備に向けまして、1か所目として奈路側の実施設計を行いまして、令和6年度から工事実施という流れで順次進めていく計画としております。
○議長(浜田和子) 西本良平議員。
○6番(西本良平) ありがとうございました。
 大分時間が押してきましたのであれなんですが、今課長がおっしゃったとおり、これからそういった手順で進んでいくわけですが、後へ続くためにも、もう端的に質問をさせていただきますが、供給施設について維持管理、これをどのように、私がいろいろ案は申し上げましたが、どのように維持管理について進めていっていただけるのか、担当課長にお聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 飲料水供給施設の維持管理についての御質問でございますが、成合地区につきましては、昨年度までに取水地の改修やろ過槽の設置等が完了いたしまして、大きな課題でありました安定した水量と水質につきましても一定解決ができたのではないかと考えております。
 しかし、設置後の維持管理につきましては、原則として地元の水道組合等によって行っていくということになっておりますが、先ほどの御質問の中でお答えいたしましたように、中山間地域におきましては、過疎化、高齢化等によって農地の担い手のみでなく、集落としての後継者についても不足している状況となっていることは認識をしているところでございます。
 また、今回設置したろ過槽の定期的な洗浄につきましても、できるだけ地元で管理できるような簡素なシステムとさせていただいておりますが、集落内に若い人がほとんどおられない状況の中、この給水施設の維持管理についても将来的な不安を感じられており、同様の状況となっている集落があるということも理解をしております。今後過疎化が進み、集落の人口が減少したとしても、将来にわたってこの飲料水供給施設によって生活用水を確保し、住み続けていただくために、西本議員の言われるような仕組みづくりというのが必要になってくるものと考えております。
 また、今後設置また改修を行う飲料水供給施設につきましては、成合地区と同様の機器による整備がされていくことになると思われますので、維持管理を行っていく上で業者への委託が有効な部分と地元で担える部分を、どのようにさび分けるかを今から検証していくということが重要であると考えております。まずは、来年度から成合地区をモデルケースとした実証を、デジタル化も視野に入れながら進め、将来的な維持管理の仕組みづくりの検討に取り組んでまいりたいと考えております。以上です。
○議長(浜田和子) 西本良平議員。
○6番(西本良平) ほぼ私の思う方向ですが、ちょっと確認でございますが、ということはモデル事業として、私が言いましたように部分委託を検討しながら、どういうことができるのか、1年実証していただくということは間違いないですかね、その確認をひとつしたいと思います。
○議長(浜田和子) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) そのような形で進めていきたいと考えております。
○議長(浜田和子) 西本良平議員。
○6番(西本良平) ありがとうございました。
 そうしたら、企画課長の話を少し止めてこの話に行きましたんで、少しちょっと後へ戻るわけですが、この結果を受けまして、やっぱりこれからこの対策が浮き彫りになりました。もともと中山間のやらにゃいかんことっていうのは、大枠は決まっとるわけですが、企画課長のところで大なたを振りながらやってきてくれましたが、どのようにこれから進めていくのか、あるいは今進めておられるのか、企画課長にお伺いをいたします。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 集落実態調査の結果を受けまして、7月、8月に奈路地区、白木谷地区、瓶岩地区にそれぞれ集落の代表者の方に集まっていただきまして、各地域の現状や課題について聞き取りを行いまして、その内容につきまして関係課で情報共有し、今後の対応について協議をいたしました。11月には、改めて3地区を訪問いたしまして、今後の対応や事業内容についての説明を行ったところでございます。
 地域の課題につきましては、先ほども調査結果からも集落機能の低下、移動手段の確保、基幹産業の衰退、地域の担い手不足など、多岐にわたることから、地域を支える活力を創出する取組といたしまして、県が推進します集落活動センター事業や、新たに設けられました小さな集落活性化事業の活用なども提案をしながら、地域と行政が一体となって課題解決に導けるよう、これからも話合いを続けていきたいと思っております。以上です。
○議長(浜田和子) 西本良平議員。
○6番(西本良平) こういう御答弁をいただいたんですが、私はやっぱりこの集落活動センターっていうのは、地域別に言えば、今申し上げましたように白木谷が最候補地になろうというふうには思うんですが、なかなかその後は難しい問題もあります。やっぱり私は、今までの調査はもう大体課題が見えております。何が足りなかったかというところだろうというふうに思うんですが、ここで前回調査から10年で本来すべき施策っていうのができたのかどうか、またできなかったことは何なのか、あるいは担当課長としての御反省点があるようでございましたら、お聞きをしたいと思います。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 前回調査、平成23年の調査ですけれども、前回の調査から今日までの中山間地域における取組といたしましては、地域内で安心して生活を続けていくために、辺地に係る総合整備計画を策定をいたしまして、各種事業を実施をしてまいりました。集落内道路といたしまして、市道、林道の改良のほか、令和2年度からは瓶岩体育館へのアクセス道として橋梁整備に着手をしております。
 また、議員のほうからも御紹介がありましたけれども、飲料水供給施設について平成24年には中谷地区、令和3年度には成合地区で施設整備を行い、本年度は外山地区で整備を進めております。
 また、公共施設につきましては、平成24年10月から一部の地域でデマンド型乗合タクシーを導入し、平成26年10月には中山間地域全域で運行を行いまして、生活の足として御利用をいただいております。
 また、平成29年度からは地域内に8棟の空き家活用住宅を整備いたしまして、移住者等の居住にもつながっているところでございます。
 一方で、今回の調査結果からも明らかなように、人口減少や高齢化によりまして集落機能が大幅に低下しているという状況でございますので、地域を支える仕組みづくりとして、集落活動センター事業の活用をはじめとして、地域の振興策について行政支援の下、地域と一緒に考えていく、そうした機会が不足していたということは反省点であるというふうに考えております。以上です。
○議長(浜田和子) 西本良平議員。
○6番(西本良平) 詳しくありがとうございました。
 本来やるべきことは、かなり私もやっていただいておると思いますが、要はスピード感なんですよね。スピード感が、もうこれからの10年ないと。だから、私はあえてこれからの中山間対策という名前で質問しゆうわけですが、要は地域に、今課長言われました反省点も、一緒になって考えていく機会が不足しとったということは、地域に寄り添う形ができてないということだろうと思いますね。これはどういうことかというと、私が白木谷で支所長しゆう頃に、県の農業振興部、当時の部長から、何ぞ中山間困っちゅうことはないかっていう話で、どうも県は普及所ばあで放り任いて、地域へ寄り添う姿が、普及員がまた来ても本庁へつながりゃせんやないかよという話と、山は四方竹も有名になってきたわね、西本君という話をいただいたときに、私は地域へ寄り添う人を2年ぐらいあてごうてくれんかと、ほしたら、白木谷ようならあよっていう話をしたら、翌年から、当時40代の中頃の女性が2年間来てくれて、活動してくれました。時間がございますんで、るる申し上げませんけれども、その結果が今のゆめクラブであったり、ゆめファクトリーができ、そしてタケノコを活用したメンマであるとか加工品ができて、無印良品あたりへの出荷ができるような体制もできたというのが、もうやっぱりあるわけですよ、現実優良事例が。
 だから、私がここで申し上げたいのは、やっぱり何もしてないということは言いません、やってくれておるんですが、それぞれの課が個で動いたら、目先の仕事しかやらんのですよね。一生懸命中山間入って調査はしてくれたけど、翌年にはその人、はや代わっちゅうと、異動があっちゅうとかというような、やっぱりことになるわけでして、ここで私が申し上げたいのは、スピード感を持って地域に寄り添って、諸課題をかっちり仕上げていくための体制整備が、いわゆる体制の改革が必要でないか。これは、人がおらんとか、お金がないとかという問題ではなくて、本当に中山間に寄り添うんであったら、それをしていただきたい。
 実は、この期の選挙では、私は中山間は私が守りますという公約で来て、いよいよ4年目を迎えました。もう私も必死であります。この中山間地域の大事なときに、そういう体制改革を平山市長に英断をしていただきたいというところもあるわけですが、この諸課題、確実に実行していく上で、この体制整備については、市長はどのようにお考えでしょうか。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 中山間の現状につきましては、先ほどから西本議員の御説明にもありましたとおり、非常に緊急を要する課題であるというように認識をしております。その課題につきましても、やはり行政の中でも多分野にわたるわけでございまして、先ほどの飲料水供給施設につきましても3課が連携して取り組んだということもございます。
 ですので、その多分野にわたる領域をまたがって対応できるような、そちらの中山間の課題というものに専任という形で対応できるような、そういった体制づくりということが求められておるというようにも思いますし、望ましいと思っております。
 現在は、実際今南国市の業務といたしまして、いろいろな大型の事業も行っており、人員っていうものが不足している状態があるところでございまして、非常に確保ということが課題にもなってきておるとこでございますが、そちらの西本議員のおっしゃっております中山間の専任の体制っていうことは念頭に置きながら、ほかの業務とも調整し、考えてまいりたいと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 西本良平議員。
○6番(西本良平) 少し市長の前向きなお話もいただきましたが、実はあっさり言いまして、私はこの際、課とは言いません。これ西川議員も多分去年言われたと思うんですが、課とは言いません。けど、今私がるる申し上げたことを実践していくためには、やっぱり寄り添って、情のある市政をするということになれば、せめて企画課の中に中山間地域対策係ぐらいの設置は何とかこの近々のうちにしていただきたいと思いますが、いかがですか。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) そのような専任の形で対応していけるような方向を考えてまいりたいと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 西本良平議員。
○6番(西本良平) なかなかここで市長もやらあやという話には、なかなかなりにくいと思いますが、市長も心の中では専任制というのは分かっていらっしゃると思うんで、ぜひ近いうちに、また私も折を見て質問もさせていただきますけど、時間が押してますんで、ぜひよろしくお願いを申し上げたいというふうに思います。
 さて、ここからは私も暗い話ばっかりの質問、あるいは明るい話もございましたが、やはりいつまでも中山間が暗い暗い言うてもいきません。なかなかもう疲弊しゆうところを直すというのもなかなか難しいわけですが、やはり南国市の自然を生かした地域にやっぱり、これは黒滝の話なんですけど、せいらんも当然あって、これは平成13年からやりゆうと思いますけれども、まず最初に道の駅を核にするということで質問しようと思いましたが、もう基本的にはコロナ禍でその利用が落ちちゅうとかというのは分かってます。要するに道の駅の風の市が1億円を切って、今9,000万円台になってますので、これも含めて、そしてそこを核として、実は黒滝に私の今日は政策提言という形で、時間がありませんので特急で話をさせていただきたいというふうに思うんですが、キャンプ場の整備を今、世の時代はキャンプなんですね。北は北海道から九州まで、キャンプが非常に観光地に遊びに行くよりも、そっちへ行く人が増えてきておるということでございます。黒滝にはせいらんもございますんで、直近のといいますか、今までのせいらんの利用状況をちょっと担当課長、よろしくお願いしたいんですが。
○議長(浜田和子) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 黒滝自然館せいらんにつきましては、平成13年度に黒滝地区における森林の持つ環境保全と地域の活性化を目的として整備をした施設でございますが、その利用状況につきましては、利用開始当初は年間最大1,200人以上の多くの御利用をいただいておりましたが、平成19年を境に徐々に利用が減少いたしまして、平成21年度には1割程度まで利用者が落ち込み、以降は年間200人から300人程度の利用で推移をしておりました。
 その後、平成30年度に管理を委託している地元組織黒滝グループが住民の体調や高齢化等によって活動できる住民が減少したということで、宿泊までの対応が難しくなり、現在は地域の出身者などの協力も得ながら、日帰りの利用のみを受け入れている状況で、団体の利用が大きく減ったことと新型コロナウイルス感染症の影響もありまして、近年はほぼ一桁での利用となっております。しかし、今まで延べ8,657人の方が黒滝を訪れ、黒滝の自然を体験することができたことには、大きな意義があったと考えております。
○議長(浜田和子) 西本良平議員。
○6番(西本良平) 私も支所長時代に黒滝のせいらんを造る地元との協議から完成まで関わっておりました。八千何百人は初めて聞きましたが、これはもう立派な、あの地域の一番遠いところで実績というのはすばらしいものがあると思います。
 さて、そういうせいらんの今後、今ほとんど停滞をしちゅうという話でございますので、利用がないということでございますが、これも再生も含めまして、私は去年の秋から現地調査をしながら、県下のあるいは県外も含めて調査もしてきました。そして、市長なり副市長にも、あるいは担当課長にも御相談もして、一緒に見に行ってもらった事案もございます。
 南国市は、若者を呼んだり、滞在型のいわゆる施設というものはないわけでございまして、そして西島園芸団地やSpaceFactoryなんこくとの連携する、そういったものを呼び込む施設という意味で、黒滝にいい適地もあるわけでございまして、今キャンプ場は西から、土佐清水から順番に、最近ではといいますか、中村には30年前からとまろっとというのがあるわけですけども、これは四万十川の河口にあるわけですが、そんなことでずっと県下にあって、いよいよ新しいのでは最近さめうら荘の上、あまり大きくないんですが、できて、湖面を活用したやつもやっております。
 そして、私たちが一番見に行ってきて感動というか、あれなんですが、私、五、六回行きましたけど、安田町のアユおどる清流キャンプ場というのが、2年前にもともとあったものを再整備されたのが安田町にあります。人口が、22年からいうとごっそり減って、今2,300人ぐらいになっちゅうところですけれども、そこでも2億2,000万円ぐらいを投じてキャンプ場の整備をして、年間7,100人ぐらいの方がお見えになっておるというようなことでございまして、今までグループキャンプやらファミリーキャンプやったものが、最近は「ヒロシのぼっちキャンプ」というのをテレビでやってまして、いわゆるソロキャンプも増えてきておりますし、それから中高年のお金を持った方のキャンプというのも冬場のキャンプ、なかなか参加をされるというようなことでございます。
 そんなようなこともあって、私が提案したいのは、今日ちょっともっとゆっくりやる予定でしたが、手前に時間を取り過ぎましたのでせいておりますけれども、やはりこれから何もせずに待ったら何ちゃないずつ終わるんですが、農地は耕作放棄地に黒滝もほとんどなっております。いわゆる木を切って出す、10トン車が行き来するぐらいですんで、車も非常に少なくなっております。あの清流を何とか生かしてキャンプ場の整備をやり、そして連携をせいらんとしながら、相互が発展していくような取組をしたらというふうな思いで、市長にも、この前安田川に副市長、それから担当課長と一緒に私も行ってまいりまして、ここはコールマンっていう日本ではあまりようけ手がけてない会社、アメリカかどっかの会社やと思うんですが、コールマンの監修で造った施設でございまして、管理はダディーズオピニオンっていう東京の有限会社ですが、このダディーズオピニオンは出資者、いわゆる社長が田中ケンさんという、BSで三ツ星キャンプを去年、おととしぐらいまで、今放送は終了しちゅうようですが、今でもいろんなテレビやキャンプ関係で出ておるようでございます。
 そういった方が、今コールマンからあの人に委託管理をしたらいいんじゃないですかということで、来ております。私も何回か行きゆううちに、息子が再々行くもんですから友達になるというか、知り合いになりまして、実は黒滝にも見に行っていただく機会がありました。8月やったですか、このときは2人の副市長さんにもちょうど時間が空いてるということで御同行も願ったので、せいらんも見ながら、あるいは私が思ういわゆる候補地も見ていただいて、しております。
 今、キャンプだけでもおもしろうないので、嶺北漁協とも協議が必要ですけれども、アメゴが結構おるんですね、支流に。息子が釣りもやりますもんで、試釣を四、五回させたんですけども、アメゴも大体15センチぐらいのアメゴが2時間足らずで十五、六匹釣れるほどでございました。そして、冬場が一番課題ですよね、来るとき寒いですから。ところが今冬場のキャンプがずっとはやってまして、道具がよくなりまして、本当に冬のキャンプというのははやっております。そして、釣りネットワークみたいなので調べてもらうと、穴内川にはワカサギがかなり湧いております。冬場はワカサギ釣りもできる。これは早明浦もそうでして、大川村がNPO法人だったと思うんですが、いかだを置いて、そこでワカサギ釣りをさせておるというようなことも聞いております。
 今は競合するキャンプ場が増えてはきておりますけれども、早くこのブームにも乗り、しかもコロナの影響がほとんどないというような状況でございます。私も一生懸命これらの取組はやるべきと、またこれからも調査もせないかんと思いますが、このキャンプ場の整備についてどのようにお考えか、まず副市長にお聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 村田副市長。
○副市長(村田 功) 西本議員には、安田町の安田川アユおどる清流キャンプ場の視察に御一緒させていただきました。キャンプ場整備の経過や民間企業と連携した取組などについて勉強させていただきました。
 県中心部からは、一定の距離があり、地理的には決して恵まれているわけではございませんが、議員言われましたように、令和3年度は県内外から7,000人を超える利用があってのことでありました。施設は、議員言われましたように、アウトドア関連の民間企業からのノウハウを得ながら、利用者目線に立った整備がされており、このことが成功につながっていると感じました。
 これを南国市に置き換え、本市の自然景観を生かして集客のできる施設が整備可能かどうかについては未知数な部分が多くございますが、これから研究していく必要があると感じました。先ほど農林水産課長が申しましたように、特に黒滝の大改野橋からの景色は絶品でございました。春と秋には、また別の表情が見られるものではないかと思います。お客さんの呼べるロケーションだと思いました。以上です。
○議長(浜田和子) 西本良平議員。
○6番(西本良平) なかなか1回、2回見て、これが成功するだろうとかというところにはいかんわけですが、私の今日のところでの思いは、せめて、せめていわゆる整備基本計画ぐらいまではやってもらって、いわゆる攻めの姿勢になってもらえんだろうかと、何もかにも中山間はいかんということではなくて、やれる環境のものを生かして、南国市のてっぺんから若者や中高年に発信できる場を提供していくのも、これは私は非常に重要でないかというふうに考えております。市長はいかがでしょうか。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 私も副市長とともに、西本議員とともに安田町のほうへ視察に行かさせていただきました。安田町のキャンプ場は、非常に川と道に挟まれたとこで、環境的にロケーション的にすごくいいように思いました。また、リニューアルによりまして施設もきれいですし、整った形で整備されたなという印象を受けました。
 ただ、先ほど議員もおっしゃったとおり、そこをリニューアルをする経費っていうのはかかっておるところでございます。2億円以上かかっておるというようには聞いておるところでございまして、それを当市の黒滝地区に考えるということになりましたら、やはりそこをどのような整備が必要なものなのかっていうところも考え、またそこの整備費っていうのはどのくらいかかるのか、概算でも青写真のようなものをまず作らないといけないであろうというように思っております。県内にも安田町のキャンプ場のような施設は、西本議員おっしゃったように複数ございますので、そちらの施設の状況等も調査研究しながら、その可能性を探っていきたいと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 西本良平議員。
○6番(西本良平) ありがとうございました。
 市長のほうからは、せめて青写真ぐらいはという話でございます。
 今日この場で、私もちょっと時間配分を間違えまして、ゆっくりこの話ができませんでしたので、次の機会かどっかで、ただこれもあまり時間をかけてやりゆううちに、2年もかかって、3年もかかって始めるということは、極めてまた違う方向へ行ってしまいますんで、またやらないかんとは思っておりますが、せめてそういう整備計画、青写真ぐらいは作っていただいて、できるかできんか、せっかく田中ケンさんにも現地も見てもらって、かなり可能性が高いですねというふうなことも言われておりましたし、私も彼がやっている北軽井沢のアウトサイドベースというところへも、これかなり広いところで、100張りばあ張れるところへ行ってきましたが、非常に立派なものを経営されておりました。それから、那須塩原、那須ですね、栃木県の、ここにも大きなのを持ってます。今は熊本へも建設中のようでございまして、それから安田の委託費用もそんなに高かったように記憶しておりません。今後その人がやってくれるとかやってくれんとかやなくて、まず南国市のスタンスとして、これをどういうふうに起爆剤にしていくのか、そういう視点で検討していただくことをお願いをして、この質問は終わりたいというふうに思います。ありがとうございます。
 そして最後に、今日の2問目でございます。
 これは6月議会でも、私まだ方向性が十分定まってないときに、肥料高騰対策やらの関係は農業関係として質問をさせていただきました。非常に今ウクライナ情勢の中、国際情勢が悪く、しかも円安が来まして厳しい状況になっております。このことにつきまして、肥料高騰対策、飼料高騰対策の支援内容につきまして、農林水産課長にお尋ねをいたします。
○議長(浜田和子) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 肥料高騰対策、飼料高騰対策の支援内容ということでございます。
 ウクライナ情勢や円安等の影響によりまして、燃料、肥料、飼料をはじめ、農業資材はもちろん、様々な資材等についても高騰し、本市の農業者についても経営を大きく圧迫され、厳しい状況となっております。また、畜産飼料につきましても、前年の飼料比の国際価格の高騰や海上輸送の混乱、円安等の影響を受け、配合飼料と輸入粗飼料の価格が高騰しており、生産費の多くを飼料比が占めている畜産業は大きな打撃を受けております。
 このような状況の中、まず肥料高騰に対する支援につきましては、JAと近隣の香南市、香美市とも連携をし、協議を続けてきたところでございますが、前年から増加した肥料費の7割を支援するという国の肥料高騰対策に、県からも価格上昇分の1割が上乗せの形で支援されることとなりましたので、県と同じ額を市からも支援を行いまして、農業生産を継続する意欲喚起につながる支援策となるよう、進めてまいりたいと考えております。
 そして、飼料高騰対策につきましては、国の支援策である配合飼料価格安定制度や県の配合飼料価格安定基金加入者への支援等が行われておりますが、今後も当面の間、不安定な受給状況の長期化が予想されていることから、飼料価格の高騰に直面する畜産農家の経営安定と食料の安定供給を図るため、本市では乳牛、肉牛、採卵鶏、肉用鶏を飼育する畜産農家を対象に支援を行いたいと考えております。
 支援の概要につきましては、基本的にはそれぞれの畜種ごとに定める単価に飼養頭羽数を乗じた額での給付という形で支援を行いたいと考えておりますが、補塡割合といたしましては南国、香美、香南の3市で連携し、様々な試算を基に検討した結果、飼料価格上昇分のおおむね4分の1の補塡といたしました。そして、特に乳牛につきましては、南国、香美、香南の3市で足並みをそろえ、経産牛、未経産牛ともに飼養頭数当たり2,700円を今年の4月から入荷改定までの10月までの7か月分の補塡としまして、肉牛と養鶏につきましては上昇分の4分の1をそれぞれ補塡する形での支援としたいと考えております。これらの事業につきましては、今議会に補正予算として計上しておりますので、御審議をよろしくお願いいたします。以上です。
○議長(浜田和子) 西本良平議員。
○6番(西本良平) 詳しくありがとうございます。
 肥料もそういう形でやっていただくということでございますが、実は本当に今酪農家は、昨日の夕方もある酪農家と電話でやり取りしたんですけども、もう本当に泣くぐらいになってます。全国的に言いますと、北海道からもう今どんどん廃業あるいは自己破産、そういった酪農家が出ておりまして、何と飼料価格が乳代を超えるぐらいに農家によっては来てるんですよね。だから、生活費じゃというのは出てこないし、本当にどうやってこの年を越すんだろうというような状況が今あるわけです。
 こうやって課長のほうで御理解いただいて、3市と共同でこうやって併せてやってくれることは結構です。私もこれは酪農家の代表から、元畜産の指導員もしておりましたので、陳情やら御相談もあって、課長のところへお願いに行ったり、最後には養鶏だけ残して差別するようなことになったらいかんき考えちゃってよという話もしたわけですが、いずれにしましてもこれは1市でやれるものではないというのは私も十分認識はしております。
 ただ、市長にはぜひ、全国市長会もそうですし、県知事、お友達でございますから県知事もそうですが、県議会へも通じてしっかりと早い段階で、今全国から東京へ東京へ集まって、農水省の前でだんだん今農家がマイクを持ってやりゆうということで、もう本当に生きるか死ぬるかというところをやってます。どうか国会議員の先生方も使って、早く農水大臣がどかんと金を落といて酪農家を救済しないと、北海道で潰れたのは全部突き鉄砲式に本土へ来るわけです。
 したがって、今はたった6軒に酪農家もなりました。私がやりゆう頃は45軒や50軒はあったわけですけども、そんな時代でも学校給食へも、学乳もこれこじゃんと影響して、高知の学乳は酪農家がなくなったらないですよね。輸入の牛乳を飲まさにゃいかんとかということに将来なってくる。これ事実、本当のことなんですよ。なぜか、物すごい装備が大きいですから、少し大きい農家では1億円以上の装備を持ってます。この南国市でもですよ。始めるいうたら、また一からやったらそんなこともできませんし、今カツオからマグロと一緒です。動きをやめたら死んでしまいます。要するに自転車操業の状態になって、いわゆる酪農協あたりも北海道で貸し渋りもあったり、もうこれ以上貸せんとかというところも、やめたら止まりますんで、やるようにさす。ぜひそういった実態を御理解をいただいて、私、農林水産課長にお願いしたいのは、この議会で同僚議員の皆さんの御賛同も得て、早くこの審議もしていただいてやらにゃいかんのですが、なかなか年内の支給じゃというのは、当然これから要項も作らにゃいかんでしょうし、制度設計はできてこういうことになっちゅうわけですが、ぜひとも私は1月中ぐらいには要綱もきちっとできて、農家からの受付が2月中旬くらいから始めて、何ぼ遅うても2月下旬ぐらいには支給ができるような体制整備を、ぜひ今これ市長にもお願いしておきたいですが、頑張ってやっていただくことを心からお願いを申し上げ、酪農情勢がこんなになっておる、畜産情勢がこんなになっとる、あるいは農家も肥料次第でこんなになっておると、そういうことも全職員の皆さんにも御理解をいただきながら、南国市の1次基幹産業は農業であります。どうかそういうことを御理解いただきまして、これからの市政を進めていただきますことをお願い申し上げ、私の今議会での一般質問を終わります。ありがとうございました。