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検索結果 » 令和4年 第427回市議会定例会(開催日:2022/09/02) »

一般質問3日目(丁野美香)

質問者:丁野美香

答弁者:市長、関係課長


○副議長(岩松永治) 2番丁野美香議員。
      〔2番 丁野美香議員発言席〕
○2番(丁野美香) 議席2番、なんこく市政会の丁野美香です。通告に従いまして、順に質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
 まず最初に、防災対策です。
 9月1日は防災の日です。災害は、いつ起きるか分かりません。大雨や台風が多く、水害が心配なこの時期こそ、防災面での備えが必要ではないでしょうか。私が住んでいる南国市南部の十市保育園の園児は、ふだんから実施している避難訓練のときは、一時的な避難場所となっているJA高知県十市支所へと行っているのですが、そのJA高知県十市支所は、土砂災害警戒区域に入っていますが、そのことについてどのようにお考えなのでしょうか、お聞かせください。
○副議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 現在、十市保育園が緊急避難場所として計画されているJA高知県十市支所は、津波災害に対する緊急避難場所となっております。ただし、大雨など土砂災害の危険性が高まる場合には、土砂災害警戒区域内に位置いたしますので、ほかの緊急避難場所に避難することも必要であると考えております。
 十市保育園からは、様々な御相談をお受けしておりますので、的確なアドバイスを行えるように努めてまいります。
○副議長(岩松永治) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 的確なアドバイスをされているということですが、現在、十市保育園は基本的には十市小学校が避難所となっていますので、本来は十市小学校へと避難しなくてはなりません。ですが、そうした場合に、十市保育園から十市小学校までの間は、保育園児が歩くとかなり距離があるのですが、その避難路に危険箇所はないのでしょうか、お答えください。
○副議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 十市保育園前の県道は、津波の浸水が想定をされております。また、南海トラフ地震などの大規模災害が発生いたしますと、道路の亀裂や陥没、家や塀の倒壊など、新たな危険箇所が発生することが考えられますので、被災状況による柔軟な対応が必要と考えております。
○副議長(岩松永治) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 十市小学校は、避難所となっているのにもかかわらず、小学校の生徒は北側の県住のほうへと避難するようになっていて、ふだんから避難訓練なども行われていますが、十市保育園の園児の避難所が、基本的に十市小学校になっているのに、小学生は別の場所に避難するというのはおかしくないでしょうか。それは、どうしてなのでしょうか、お答えください。
○副議長(岩松永治) 学校教育課長。
○学校教育課長(溝渕浩芳) 十市小学校は、津波浸水の予測はありませんけれども、より安全な場所へ避難を行う。また、小学生が学校以外で地震が起これば、津波から身を守る必要がありますので、地震が起きたらより高いところに避難するということを小学生が訓練するためには、より高い県住のほうへと避難を行うものでございます。
○副議長(岩松永治) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 小学生も、より安全な場所への避難訓練は大事なことなので、十市保育園とも連携しながら避難訓練していただければと思います。
 次に、十市保育園の園児が十市小学校に避難した場合の備蓄品などの確認をしたところ、現在、小学校には水や毛布はあるとお聞きしましたが、その他の乳幼児用のミルクや食料品などは保育園児分としてきちんと確保されているのでしょうか、お聞かせください。
○副議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 現在、本市における公的備蓄につきましては、南海トラフ地震の想定避難所避難者数1万6,000人分の1日分を目標に、ミルクや食料品などの品目を備蓄しておりますが、家屋の倒壊や焼失、流失などにより、個人で備蓄した物資が取り出せない被災者などに供給するものとして備蓄を進めております。十市保育園の園児の皆様につきましても、この備蓄の対応となります。
○副議長(岩松永治) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 東日本大震災や他県の災害時の状況を検討すると、災害時に浸水した水が引くまでには、おおよそ10日間ほどかかるとされています。その間、避難した場合、保護者の方たちもすぐには迎えに来られない場合もあります。保護者の方たちが迎えに来られるまでの間、子供たちが過ごしていけるだけの備蓄品や救援の体制は準備されていますか、お聞かせください。
○副議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 国の防災基本計画に基づき、本年3月に策定されました高知県備蓄計画において、発災後の3日間は住民による個人備蓄での対応を原則とするということが示されております。
 市の公的備蓄につきましては、先ほど御答弁させていただきましたとおり、やむを得ない事情により物資を不足する方に対して供給することになっております。また、国や被災地外からの支援は、4日目以降になると予想されております。このようなことから、各地域の想定される被災状況に照らし合わせて、事前の準備をお願いするところでございます。
 既に、十市保育園におきましては、園児用の食料などの備蓄も行っているとお聞きしておりますので、今後保護者会や地域との連携を強化し、さらなる備蓄を進めていただきますよう協議をお願いしたいと考えております。
 また、避難所などの拠点施設に向けての高知県道路啓開計画も作成されておりますので、迅速な救助体制に努めてまいります。以上でございます。
○副議長(岩松永治) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 先日の新聞に掲載されていたのですが、南国市のこれからの教育・保育を考える会で、南海トラフ地震の津波浸水区域にある稲生、三和、大湊の3小学校について、浸水区域外への移転や統合を含めた再編を検討すべきとする答申書をまとめたとあり、竹内教育長も津波浸水区域の3校については取組を急ぐ必要がある。今後、保護者や住民の意見を聞き、子供にとってよりよい環境を整える計画づくりを進めたいとおっしゃられていますが、まずは十市保育園、稲生保育園、里保育所の3園の高台への移転も必要なのではないでしょうか。いかがでしょうか、お答えください。
○副議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 先日の西山議員にも答弁させていただきましたが、十市保育園、稲生保育園ともに移転の候補地が決まっている状況ではございません。移転の必要性については、高いものと考えており、引き続き検討を進めたいと思います。
 里保育所も津波浸水区域に位置しており、安全に関する対策は必要であります。現在、移転等の方向性は具体的には決まっておりませんが、月1回の避難訓練の実施や保護者への引渡し訓練、保護者への啓発のための講座、講演の実施、保護者と園の協力により、避難場所に食料、日用品の備蓄を行うなど、災害発生時の安全確保に向けた取組を行っています。
 里保育所につきましては、建築年が古く、老朽化も進んでいることもあり、今後、市全体の保育需要等も考慮しながら対応を検討していく必要があると考えております。
○副議長(岩松永治) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) この間、宿毛市役所へ視察研修に行ってきましたが、そのとき宿毛市役所が今年5月から高台に新設されていて、とてもきれいでよくなっていました。そして、道を挟んですぐ隣には保育園も新設されていて、保育園の駐車場の横にはヘリポートまであり、保護者の方が安心してお子さんを預けていられる環境がつくられていました。
 南国市でも、南部には津波浸水区域となる保育園がありますので、ぜひ保護者の方が安心してお子さんを預けていられる環境づくりとして、高台に保育園の新設を、そして併設して防災拠点の設置は考えていないのでしょうか、お聞かせください。
○副議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 先ほど、子育て支援課長が答弁いたしましたとおり、保育所・園の取組は始まっておりますので、高台を含めた浸水域外への整備が進む際には、防災拠点の視点も取り入れることができないかを検討してまいります。
○副議長(岩松永治) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 保育園の園児を避難させることは本当に大変なことです。ふだんとは違う状況に、パニック状態になってしまう園児なども出てきたりして、先生の対応も追いつかなかったりもします。しかし、1人も残さず避難をするということを考えた場合に、ぜひ保育園の高台への移転を考えていただき、そして園児を安心して預けていられるよう、防災拠点ということも一緒に考慮して、候補地などの取組を急いでいただきますようよろしくお願いいたします。
 次に、道路施設等の整備について質問させていただきます。
 南国市地域交流センターの周辺の道路が非常に狭く、車での擦れ違いも大変なのですが、通学路も含まれている場所なので、市のホームページには地域交流センターまでは安全運転でお越しくださいと掲載されています。安全運転はもちろんなのですが、これから道路の整備などはされないのでしょうか、お答えください。
○副議長(岩松永治) 建設課長。
○建設課長(浜田秀志) 地域交流センターに面している北側の市道稲吉篠原線は、現在、道路の拡幅工事を行っており、用地交渉等順調に進めば、令和7年度には大篠小学校東側から地域交流センターを通って、今整備をしております地域交流センター駐車場の西側の市道稲吉南北線まで幅員13メーターの市道が完成し、その両側には3メーターの歩道を設置する予定です。
○副議長(岩松永治) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 地域交流センターの活用がこれから進んで、周辺の交通量が増加した場合など、災害時には大篠小学校も避難所となっていますし、近隣の方たちの避難ルートともなる道路の整備がされてないと、災害時に二次災害が起こってしまうことも考えられますが、対策としてはどのようにされるのでしょうか。
○副議長(岩松永治) 建設課長。
○建設課長(浜田秀志) 地域交流センターの周辺には、建設計画に先立ち、市道体育館西線を幅員6メーターに拡幅済みとなっております。高知市方面の西側からのみとなりますが、国道55号線から駐車場にアクセスでき、帰りは大篠保育園前を通り、国道55号線へ出ることが可能となっています。また、現在工事中の稲吉篠原線が全線開通すれば、南国市消防本部前の通称おなが通りまでつながることになります。
 将来的には、都市計画道路南国駅前線が南に延伸すれば、東からのアクセスも可能となります。このように、将来的には避難路の機能も兼ね備えた広い道路が、地域交流センターの周辺に整備予定です。
○副議長(岩松永治) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 地域交流センターの周辺には、大篠小学校と東工業高校がありますが、生徒や児童たちの通学の安全面はどうなっていますか、お聞かせください。
○副議長(岩松永治) 建設課長。
○建設課長(浜田秀志) 以前の市民体育館も約80台強の駐車スペースがあり、満杯になることもありましたが、特に周辺道路で生徒児童とのトラブルもなかったと記憶しております。
 また、高知南国線や整備中の市道稲吉篠原線など、周辺の道路整備により通行環境の変化もありますので、行事等で地域交流センターによる混雑が予想されるときは、既存の道路の安全性などの通行の状態を確認していきたいと思います。
○副議長(岩松永治) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 地域交流センターの駐車場はまだ建設途中ですが、11月に70台ほど駐車可能になるとお聞きしましたが、ホールの座席数が500席ありますが、それに対して駐車場の台数が少ないのではないでしょうか、お答えください。
○副議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 地域交流センターの駐車場につきましては、現在、敷地内の建物東側部分に約20台駐車可能な駐車場が整備されており、敷地外の西側駐車場には50台程度駐車可能となっております。今後、敷地内外構工事として大篠公民館を解体した跡に駐車場を整備し、敷地内には約40台駐車可能な駐車場が整備され、敷地外の西側駐車場にはさらに約50台駐車可能な駐車場が整備される予定となっておりますので、合計で約160台駐車可能となります。
 500人を収納するホールを使ったイベント等の開催時には、駐車場の不足が予測されることから、民間等の協力による周辺の臨時駐車場と併せて必要駐車台数を確保する計画となっております。
○副議長(岩松永治) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) しかし、座席数に見合った駐車場でないと、イベントなどがあったときに路上駐車される方なども出てきたら、近隣に住んでる方や通学中の子供たちも困ってしまうのではないでしょうか。対策は考えているのでしょうか、お聞かせください。
○副議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 臨時駐車場の設置を要するイベント開催に当たっては、関係者への周知、連絡はもちろん、来館者へのチケット案内時に駐車場利用に当たってのお願い書面を配付するなどし、臨時駐車場の利用を事前に配信することで、当日のイベントを円滑に開催できるようにしたいと考えております。
 また、当日は関係スタッフが臨時駐車場及び誘導が必要な沿道に立ち、スムーズな駐車を促して、地域への悪影響や負担をかけない運用を心がけたいと思います。
○副議長(岩松永治) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) では、次に市長にお伺いいたします。
 地域交流センターのホールなどを使用するようなイベントがあるときなどは、駐車場の台数を考えると近隣の駐車場へと止めて歩いていかなければならなかったりもします。現在の地域交流センターの周辺道路は狭いし、車同士の行き違いも難しいし、周辺の道を知らない人たちには分かりにくい道路になっております。
 今後、利用者が増えてきたときに困らないように、ぜひ地域交流センターの周辺で分かりにくい場所には矢印などの案内図や、事故が起こりやすそうな場所には危険箇所と分かるように表示するなどして、道路整備ができるまでの期間に早急に対策を考えていただきたいのですが、いかがでしょうか。
○副議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 地域交流センターを使われている方と、私も、そこの会場へ行ったときにお話しする機会がありまして、来るのに迷いましたというような御意見をいただきました。それも2回ぐらいいただいたと思ってます。ですので、そこの地理に詳しい方ばかりが来るわけではございませんので、関係課で協議をして、設置が可能な場所にはそういう分かりやすい設置標示をしていきたいと思います。以上です。
○副議長(岩松永治) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) ありがとうございます。この地域交流センターの周辺は、本当に道路も狭くて、周辺に学校もあるということで、まずは建物が完成する前に周辺道路きちんと整備してからのほうがよかったのではないでしょうか。地域交流センターが活用されていく中で、これから周辺道路が混雑してくると、近隣の方たちもとても迷惑になってきますし、安全面なども大丈夫だとは言えないのではないでしょうか。ぜひ、矢印とかよろしくお願いいたします。現在、工事中である危険な箇所もあるかと思います。案内板の設置と、道路整備を早急に進めていっていただきたいです。そして、これから図書館の建設などもあると思いますが、まずは周辺道路の安全性を優先的に進めて、建設していただきたいと思います。
 それから、南国市には駐車場が少なく、不便な思いをしている方もいらっしゃいますので、そういった面も考慮して、これからの道路整備、そして施設整備に取り組んでいただけますよう、よろしくお願いいたします。
 次に、コミュニティバスの運行について質問させていただきます。
 南国市、コミュニティバスであるNACOバスなのですが、たまに見かけますがあまり乗車されている方がいないように見られます。そこで、NACOバスの運行ルートで、現在、一番活用されてるルートはどこでしょうか、教えてください。
○副議長(岩松永治) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 南国市コミュニティバスの運行ルート、市内4路線でございますけれども、現在一番活用されているルートにつきましては、高知医大〜久枝線となっております。
○副議長(岩松永治) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) では、NACOバスを利用しているのはどのような年齢の方たちで、どのような目的で活用されているのでしょうか。例えば、高齢者の方が病院に通院するのに利用しているとか、学生が通学に利用しているなどがあると思われますが、どうでしょうか。
○副議長(岩松永治) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 利用につきましては、高齢者の利用が多くなっておりまして、主な利用目的につきましては買物や通院となっております。
○副議長(岩松永治) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) NACOバスは、南国市が日章ハイヤーといだいハイヤーに運行業務を委託していると思いますが、現在の運行ルートは南国市が決めているのでしょうか、それとも委託業者が決めているのでしょうか、教えてください。
○副議長(岩松永治) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 本市コミュニティバスにつきましては、公有民営方式で運行しておりまして、運行車両は市が所有をして、運行業務につきましては、現在、日章ハイヤーといだいハイヤーの2社に委託をして運行をしております。
 ただし、本市コミュニティバスの運行につきましては、道路運送法に規定されます一般乗合旅客自動車運送事業で行っておりまして、国土交通大臣の許可を受けて運行するということになっております。この、許可申請につきましては、受託事業者が行っておりますけれども、運行路線の設定でありますとか、運賃割引制度の運行に係る内容につきましては、南国市地域公共交通会議において承認を受け、この交通会議及び市が中心になりまして運行計画を策定し、業務を行っております。
 現在のルートにつきましては、以前とさでん交通さんが運行していた路線を基本に運行を行っております。
○副議長(岩松永治) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 令和4年10月1日より、NACOバスと南国市予約型乗合タクシーを御利用の際は、運転免許証自主返納者及びその同伴者1名の運賃半額割引制度を導入されるということですが、そうなるとNACOバスの利用者が増加することも考慮して、もっと便利に活用してもらえるようにしていただきたいところなのですが、現在の状況からしますと、今年は7月に参議院議員選挙がありましたが、南国市の期日前投票ができる場所は市役所となっています。
 そこで、免許証を持っていなかったり、免許を返納した場合、市役所に期日前投票に来ようとしても、現在のNACOバスの停留所だと後免町駅や東工業高校前、そして一番市役所に近い停留所はサンシャインカルディア店の前なので、下車してから歩いたら少し距離があるので皆さん大変不便な思いをされています。市役所は、もっと市民の皆さんが気楽に来れる場所でないといけないのではないでしょうか。ぜひ、市役所に停留所をお願いしたいのですがいかがでしょうか、お答えください。
○副議長(岩松永治) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 先ほどお答えをしましたとおり、本市のコミュニティバスにつきましては、道路運送法に規定されます一般乗合旅客自動車運送事業によりまして、国土交通大臣の許可を受けて運行をしておるところでございます。よって、運行路線や停留所等につきましても、同様に許可が必要となっております。
 市役所敷地内への停留所の設置、また乗り入れに関しましては、現在の庁舎前の状況を見てみますと、来場者のみならず、通り抜けの車両もありまして、人と車両が混在しているという状況にあります。また、庁舎前に乗り入れする場合には、北側にあります電車軌道の踏切、これにつきましては信号が未設置となっておりまして、東西からの車両や横断歩道への安全配慮など、大変気を遣う場所となっております。
 以上のことから、市役所敷地内への停留所の設置及びバス車両の乗り入れ駐停車につきましては、現状ではスペースが十分確保できませんので困難であると考えております。しかしながら、市役所南側には都市計画道路高知南国線につきまして、ものづくりサポートセンター近くまでが開通となっておりますし、加えて南国駅前線も完成をすれば、JR後免駅へのアクセスも可能となることから、新たな路線の再編を検討する必要があるというふうに考えております。
 次期計画となります南国地域公共交通計画を本年度策定するとしておりますので、市役所を含みます公共施設へのアクセスについては十分検討いたしまして、全体的に利便性が高く、多くの利用者に使っていただける交通体系へと構築していきたいと考えております。以上です。
○副議長(岩松永治) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) ありがとうございます。ぜひ早急に路線再編を十分に考慮していただきたいと思います。せっかく市民の皆さんに利用していただくために運行しているのですから、これから建設される公共施設や道路整備に伴い、早急にお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 次に、デジタル化の推進について質問させていただきます。
 高齢者のためのデジタル化の推進として、高齢者もスマートフォンを活用する方が増加しています。デジタル化は、市民の暮らしを便利にし、高齢者の健康維持や社会との接点、生活の安全面など、とても重要な役割を果たすものと思われます。しかし、うまく使いこなしている方は少ないのではないでしょうか。スマホ教室の実施なども御検討いただいたと思われますが、今後、現在高齢者の方が10年後、後期高齢者となったときに、南国市として高齢者のデジタル化にはどのように対応されるのでしょうか、お聞かせください。
○副議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 昨日も電話機能しか御利用していない云々というお話がございました。
 マイナンバーカードの普及促進やデジタルトランスフォーメーションの推進をしてまいりますと、前提として市民の方にスマートフォンやパソコンなどの機器の操作を一定行っていただくこともございます。市の人口の3割以上を占める高齢者の方にもデジタル化は避けて通れない課題であると認識をしてございます。
 地区公民館の事業として、スマホ教室を開催されている地区もあるということですが、長寿支援課といたしましても、いきいきサークルなど通いの場などへ働きかけ、提案をしてまいりたいと考えます。もとより長寿支援課だけではございませず、市としてもデジタル化の推進に向けては、あらゆる機会を捉えて取り組んでいくことが必要であると考えてございます。
○副議長(岩松永治) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) マイナンバーカードの普及促進もそうですが、高齢者の方のためのスマホ教室をもっと回数を増やして、もっと高齢者の方に活用しやすい取組をよろしくお願いいたします。
 最近は、南国市でもサンシャインカルディア店での宅配サービスを実施していて、私の知り合いの方などは、最近、現在60代で自分で買物にもまだ行けるのに、10年後、20年後を考えて、その宅配サービスを利用しています。
 南国市でも、中心部から外れてしまった場所に住んでいると、どうしてもふだんの買物にも困ってしまうことがあります。宅配サービスに頼んだり、子供に頼んだりと、皆様工夫をされていると思いますが、コロナ禍で高齢者の方たちの買物は本当に大変だと思います。
 そこで、中山間地域の高齢者や買物困難者の買物支援として、香美市では高知工科大学と連携して、スマート買物サービスという支援に取り組んでいます。香美市のスーパーで、店員さんや買物の代行する方がスマートグラスという眼鏡型のカメラを装着して、自宅にいる高齢者の方や買物困難者の方はカメラに映る商品を見て、会話をしながら店内のものを選ぶことができるというシステムです。今後、南国市でも取り入れていただけないでしょうか。
○副議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 御紹介いただいた事例は、買物でお困りの高齢の方にとりまして大変有意義なものであると考えます。
 ただ、買手側に環境整備なり、操作技術も求められるものではないかと考えます。第9期介護保険事業計画、令和6年度から始まるものですが、それに向け、今年度ニーズ調査を実施いたします。買物や通院に係る移動支援、事業所さんによる移動販売、先ほどのネットスーパーですとか、先ほどの質問に出てました地域公共交通など、ほかの手段も含めて高齢者の方の移動の支援の在り方について検討してまいります。以上でございます。
○副議長(岩松永治) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 自分たちも何年かすると高齢者になります。そのときに暮らしやすくできるように、デジタル化ということは生活の中で必要性があると思います。高齢者の方たちもスマホをしている方も増えて、LINEをされている方も増加しています。
 私も、何回か一般質問させていただいたのですが、南国市でもLINEとチャットボットへの取組も進んできているようで、とても楽しみにしております。これからも少しずつでも、高齢者のデジタル化への支援を進めていき、多様な面で市民の皆さんの生活を補助するために取組を急ぐ必要があるのではないでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。
 以上で私からの質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○副議長(岩松永治) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(岩松永治) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 明9日の議事日程は、一般質問であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて延会いたします。
 御苦労さまでした。