ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 南国市議会 > 議会議事録

用語検索はこちら


議会議事録

  • 開催別
  • 一般質問
  • 議員提案
  • 市長提案
  • その他
  • 検索
検索結果 » 令和4年 第427回市議会定例会(開催日:2022/09/02) »

一般質問2日目(福田佐和子)

質問者:福田佐和子

答弁者:市長、関係課長


○議長(浜田和子) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 引き続き一般質問を行います。20番福田佐和子議員。
      〔20番 福田佐和子議員発言席〕
○20番(福田佐和子) 日本共産党の福田です。よろしくお願いいたします。
 通告順に質問をいたしますが、最初に質問させていただいて、後で答弁をいただくところもありますので、よろしくお願いいたします。
 まず1点目は、コロナ対策についてです。
 最近は、身近に感染者や接触者がたくさんおられて、いつ、誰がなっても不思議のない状況になっています。経済優先のコロナ対策によって、多くの高齢者や子供たちが亡くなられました。高知県は感染者数、昨日では838人、4人の方が亡くなられました。南国市では80人です。10歳未満の子供さんは県下で150人と出ておりました。亡くなった人は、最後に必ず基礎疾患があったと言われるわけですけれども、感染しなければ今も闘病生活を続けておられた人たちです。子供たちの中には基礎疾患のなかった子供さんもおいでになります。亡くなった方の中には、最後の別れもできずに、どんなにか無念だったかと思います。
 当初から、感染を防ぐには検査と隔離だと言われてきたのに、検査数は少なく、連日、最悪の事態を招きました。目に見えないウイルスは、どんなに防いでも不可能なときもあります。今では、誰が感染しても不思議はない状況になっています。その上、国が進めた保健所の統廃合や病床削減で、関係する機関では想像を絶する困難が続いています。めったに弱音を吐かない医療従事者の女性から、さすがに、これほど増えると仕事にも影響が。大変なことになっていますとのメールを受けたまま、その後、連絡が来ません。気楽にメールできるような状況ではないことは判断できます。
 この女性のように、毎日、全力を尽くしておられる最前線で頑張っておられる皆さん、消防はじめ福祉センター、それぞれの病院、保健所の皆様、現場の皆様に心から感謝と敬意を表したいと思います。
 まず1点目は、市のコロナ対策と現状について、市が把握しておられることをお聞きいたします。
 1点目は、保育の現場はどうなのでしょうか。保育士の数が少ない、その上にこの状況ですから、とても大変な状況だと思いますけれども、現状をお聞きいたします。
 2点目は、学校現場ではどのようになっておられるでしょうか。新学期は始まりました。また新たな心配も増えたわけですけれども、子供たちにとっては待ちに待った新学期となったはずです。学校の様子はどうなのか、お聞きをいたします。
 3点目は、介護施設はどのような状況なのでしょうか。閉鎖をされたところもあります。
 4点目は、病院も今大変になっておりまして、病院の状況など分かる範囲で構いませんので、状況をお聞きいたします。
 5点目は、自営業者の皆さんは、その後どのような状況におられるのか、お聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 福田議員、一問一答ではないんですね。
○20番(福田佐和子) ここだけ聞きます。
 6点目は、休園、休校による食材の残りを職員が買うなど現場の負担にはなっていないのか。適切な活用で職員負担にならないように利用方法を考えるなど工夫をしていただきたいと思いますが、このことについてもお聞きをいたします。
 コロナ対策としての支援は、市民の暮らし全体を見たものにしていただきたいと思いますが、以上についてお聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 福田議員のコロナ関連の質問にお答えします。
 まず、現在の状況でございますが、保育施設におきましては、全国、県で感染者が増加するのに合わせて、7月頃から感染が増加を始めました。8月に入って感染状況はさらに増加をし、多くの園児が感染また濃厚接触者となり、自宅待機を余儀なくされております。また、保育施設の職員においても感染、濃厚接触となる者が増加しており、保育の運営についても影響が出ているケースもあります。コロナの影響で負担が増大する中、保育施設の職員は、子供たちに少しでも安心して登園していただけるよう安全対策を行いながら精いっぱい取り組んでいる状況であります。
 次に、給食の食材が職員の負担になっていないかという御質問ですが、余った食材に関して、職員の負担になっている状況はございません。
 それから、コロナの対策で、市民の暮らしに対する対策をということですが、保育施設におきましては、医療機関や保健所などの機関によってコロナの陽性とされた園児や濃厚接触者に特定されて自宅待機となった園児、また、現在、保育施設での濃厚接触者については保健所で行っていないことから、園での接触状況により国の接触者の定義に該当する方を自宅待機陽性者に特定をしていますが、その自宅待機陽性者となった園児、また、園から正式な家庭保育協力依頼により登園を自粛した園児については、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、登園自粛した日数に応じて徴収した保育料から日数に応じて還付を行っております。
○議長(浜田和子) 学校教育課長。
○学校教育課長(溝渕浩芳) 学校でございますけれども、夏休みが明けますと、小学校、中学校からの陽性者などの報告は増えてきております。感染対策といたしましては、従来からの熱中症の危険のない場面でのマスクの着用、給食時の黙食、手指の消毒など基本的な対策の徹底を行っております。
 また、休校等になった場合の食材の負担でございますけれども、今までコロナにより休校となった場合などに、余った食材について職員に負担を求めたことはございません。
○議長(浜田和子) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 続きまして介護施設でございます。
 介護施設は、感染者の発生状況につきまして、市への報告義務がございませんが、報告いただいておる事業所におきましては、第7波以降、職員の方、利用者の方とも報告件数が増加しております。居宅介護事業者とか、なかなかしんどい状況だということをお聞きしております。
 対応は、これまでの感染対策を徹底して実施をしていただいておるところでございます。
○議長(浜田和子) 福田議員に御注意申し上げたいんですが、今回は突然のことですので、了承して進めておりますけれども、御自身で一問一答ということで申告してますので、一問一答形式にここを御自分で考えられて質問をしていただくように、今後、御注意いただきたいと思います。保健福祉センター所長。
○保健福祉センター所長(藤宗 歩) 事前にいただいていた質問で、学校、保育、介護施設、病院などの職員のワクチン接種は優先されているかということで現状をお答えします。
 7月22日に開催された厚生労働省の審議会において、重症化リスクの高い方々が多く集まる医療機関、高齢者施設等の従事者を対象に4回目接種対象者が拡大されましたが、それ以外の学校や保育所職員等のエッセンシャルワーカーは、重症化リスクの高い高齢者が通常多数集まることが想定されないため、現時点では4回目接種対象者には該当していません。
 各医療機関、高齢者施設等からは個別に従事者の接種券の申請があり、9月1日現在の申請数は、医療機関が981名、高齢者施設等が333名となっており、それぞれの施設に接種券の発送及びワクチンを配送し、各施設で現在従事者への4回目接種を行っているところです。早ければ9月中に前倒しで行われるオミクロン株対応ワクチンの接種対象者は、2回目の接種を終了した12歳以上の全ての方となっており、4回目接種の一定の完了が見込まれた自治体では、配送されたワクチンの範囲内で、4回目接種の対象者ではなかった学校や保育所職員等のエッセンシャルワーカーへの接種へ移行することが可能となっています。以上です。
○議長(浜田和子) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 事業者の状況につきましては、商工会にお話を伺ったところ、幅広い業種で物価高騰等による影響があることや原材料の上昇分を全て価格転嫁できない苦しい状況であるとお聞きしております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 聞き方が悪くて申し訳ありません。それぞれ答弁をいただきました。
 先ほど最初に申し上げましたように、経済優先で子供や高齢者にしわ寄せがいったことについてのお返事をいただけたらありがたいですが、危機管理課で……。
○議長(浜田和子) どなたにですか。
      (「危機管理課です」と呼ぶ者あり)
 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 新型コロナウイルス感染患者が国内で初めて確認されてから2年半以上が経過をいたしました。感染の拡大を抑えるため、様々な制限や要請などが実施されてまいりましたけれども、今なお収束が見えない状況でございます。長期間にわたる感染拡大により、あらゆる業種での疲弊がたまり、ウイズコロナとして共存する施策につなげる必要が出てまいりました。
 こうした状況におきましても、忘れてならないことは、やはり子供や高齢者といった社会的弱者を置き去りにすることなく、より一層寄り添わなければならないということでございます。そういった思いを持ち、引き続き温かみのある施策を実施するように努めてまいります。以上でございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 最前線で働いておられる方へのワクチン接種も気遣いをされておられると受け取りましたので、今後も引き続き一番大事なところで、その人たちが倒れてしまうと大変になりますので、そのあたりをよろしくお願いいたします。
 次に、国保の統一化についてお伺いをいたします。
 南国市は同意をされたということで県全体で支え合う仕組みができたわけですけれども、同意をされたのか。そして、その根拠というのは何だったのか、お聞きします。
○議長(浜田和子) 市民課長。
○市民課長(横山聖二) 8月22日に県知事と各市町村の首長が協議を行いまして、令和12年度に県内国保の保険料水準の統一を行うことを全会一致で合意しております。その理由としまして、人口減少、高齢化社会にある本県では、財政運営が不安定になる可能性の高い小規模の保険者が今後増加していくことが見込まれています。また、保険給付が全国共通の制度であるにもかかわらず、住所地の市町村によって保険料負担に格差が生じています。こうした課題を解決し、県内の国保を将来にわたって安定的、公平に運営していくためには、県全体で支え合う仕組みに転換する保険料水準の統一が必要であると思われます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) これまで国保の問題を、高過ぎる国保を引き下げてほしいという立場で三十数年、ここでやってきたわけですが、最終的には、また3,000いくら上がるということで大変なことになりました。
 国保の成り立ちというのは、ここでも度々申し上げましたが、収入のない人、所得の低い人、高齢の人、そうした人を対象にできた国保で、医療費の2分の1は国が補塡をするという制度でした。それが、いつの間にか、高齢者が増えた、医療費がかかり過ぎる、この話に置き換えられて、結果として、こういう高い保険料を強いられることになったわけです。その成り立ちを南国市は知ってほしいと思います。
 初めのうちは、老人医療費は無料でした。長い間働いて保険も掛けて、税金も払っていただいて御苦労さまでしたという思いで老人医療は無料だった。それが、高齢者になると病気にかかり、高度の医療費を使う。そのために後期高齢者が別につくられました。国保の成り立ちをきちんと調べていただいて、そして、市民の現状がどうなのか、そのことをきちんと見た上で判断をしていただきたかったと思います。
 以前にも言いましたが、年金の半分あるいは年金の2倍を払っている、そういう家庭もありました、調査で分かったんですが。医療保険は命がかかっている大変なもので、お金があるなしでどうこうできるものではないのではないでしょうか。これまで市長にもお尋ねをしてきました。しかし、残念ながら、南国市としては、この高い国保を引き下げることにはなりません。突然にすいませんが、市長のお考えを聞いていいでしょうか。今でも高い国保税がさらに引上げになる、このことは市民の皆さんに了解していただけるとお思いでしょうか、お聞きします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 今までの答弁でも申し上げてきたと思いますが、やはり、国保料は実際高いというような思いというのは多くの方が持たれていると思います。その中での値上げということは負担感が大きくなるというようにも思います。ただ、国保の持続可能性を高めていくためには、こういった県の統一ということ、分母を大きくして市町村ごとに大きな変化が起こらないようにしていく。今後、人口減少に対応していくということは必要なことであるというように思っております。そういった社会の中の人口構造等の変化によって、その状況に合わせて変えていく必要も出てくるというように認識しております。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) その変わっていく方向が間違っているのではないかということ。例えば、えいほうに向かっているならばえいんですが、ますます市民負担を増やして、病院へ行ったら、また治療費がかかって、来月から後期高齢者は窓口負担は2倍になるわけですが、高齢になったら病院に行くことができない、そんな状況に追い込んでしまうんです。
 ですから、私はいつも言うように、南国市長は市民の代表ですから、決して国の言いなりになるべきではないと思います。市民の状況を見た上で判断をしていただきたいと、いつも思いますが、確かに財政畑でやってこられた市長の頭の中には、あれこれ計算してそういうのが答弁になるんかもしれませんが、市長としては、市民の代表として、市民がどういうふうに安心して医療が受けられるか、保険料を払い続けられるかというのを知るべきだと思いますので、もう一回だけ市長の考えをお聞きします。変わらないのか。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 国保制度というのは全国で一律の制度でございますので、それを保険料を上げずに運営していく、医療費がかかっているのをどのように対応するかっていうことになりますと、今後、医療費がかからないようにするのか、国の負担をもっと上げていただくのかというようなことが必要になってくるわけでございます。そういったことも考えながら、今、どのような方法が一番適切なのかということを考える必要があると思います。そういったことで、まずは県の保険料の統一ということは一つのステップであると思います。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 私が先ほど申し上げましたように、国保税を払いにくい、その力のない世帯の保険だから、国が半分、医療費を見ましょうということで始まった。それが、いつの間にかこんなふうに、どんどんどんどん改悪されて、高齢者は病院にかかるな、高い医療費は使うな、そういうことになってしまったら、私たちの大先輩、そして、私ももうすぐ後期高齢者ですが、そういう人に対する気持ちというのはどんなふうになるかと思いますか。私は非常に残念でなりません。
 私は、市長はいろんなことに気をつけてくださるっていうふうに思っておりましたけれども、何の痛みもなく先ほどの答弁をされましたから、県でもそのような答弁をされたと思います。非常に南国市民として残念な思いでなりません。今後、こうして値上がりをされて、払いにくくなった世帯に対して、それの対処の仕方も考えておられるのか、お聞きをします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 制度としましては、所得の低い方につきましては、減免という制度はもともとあるわけでございまして、その制度の中で公平感を持てるような形の制度設計にはしておるところでございます。その中で行っていかざるを得ないというように思っております。
 今の状況は、県一の中で各市町村がそれぞれ繰入れをするという方向にはなっていないところでございますので、そういった県一の流れの中で考えていかざるを得ないということでございます。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 市長の考えはよく分かりました。これ以上やっても同じ答弁になりますから終わります。
 次に、来年度予算に向けての見通しと進捗状況についてお尋ねをいたします。
 12月議会では間に合いませんので、これまで度々要望してきた項目について、予算計上の見通しや検討状況についてお尋ねをいたします。
 毎議会、市民からお預かりした要望について質問をしてきましたが、はい、やりましょうとは、なかなかなりません。財政的なこともあるのは理解をしますけれども、市民の目には、大きな事業がいとも簡単に予算化され、実現化するのを見るたびに、市民の願いよりも大切なのかと、皆さん、怒りを通り越して諦められております。
 私の仕事は、こうした市民の皆さんの声をここに届けることですから、同時に、市民からお預かりした税金はしっかりと市民要望に生かすべきと思いますので、その立場からお尋ねをいたします。
 この間、ずっと質問もしてまいりましたけれども、1点目は平和資料館について伺います。
 市民の方から要望書も出され、採択をされております。特に今、平和の尊さ、二度と戦争を繰り返してはならないとの思いが広がっています。掩体とともに、今残されている大切な戦争遺品を子供たちに語り継ぐ必要があります。学校での取組も進んでいます。個人での保管も大変難しくなったこの遺品を、これらに触れることで、二度と過ちを繰り返さないとの無言の教育にもなります。この平和資料館の見通しについてお聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 戦争遺品の収蔵、保管、公開のための施設の検討を求める陳情書につきましては令和3年9月議会にて採択されております。この陳情の趣旨としましては、1点目が、戦争の記憶を受け継ぐためにも、戦争遺品の受入れと収蔵、保管、公開を進めてほしいということ。2点目は、戦争遺品の収蔵、保管、公開のできる施設を検討してくださいという内容でありました。
 まず、本市におきましては、ものづくりサポートセンターや地域交流センター等の大型公共事業建設が続いておりますし、今後は新図書館の建設も予定しており、大変厳しい財政状況にあります。このような状況が今後しばらく続く中で、平和資料館の建設については、手をつけるまでには至っていないのが現状であります。
 しかし、平和の大切さを次の世代に伝えていくことは重要だと考えますので、戦争遺品の寄贈、展示の要望がございましたら、既存の施設の中で保管に適した場所を検討しておりますので、展示方法につきましても、市の施設に限らず、例えば県の施設に依頼をして展示ができないかどうか、あらゆる方面から検討をしてまいりたいと考えております。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 課長さんが遺品展においでになられたどうかは分かりませんが、一つ二つ展示をするというようなものではありません。本当に血のにじむような思いをされて、これらを届けたんだろうなというようなものがたくさんあります。そうしたものをどこかにちょこっと置くのではなくて、きちんと南国市の平和資料館として確立をすべきだと思います。
 さっき、課長は、すぐにはいかんと、予想どおりの答弁でした。けれども、どこかを利用して、今、これを保管しなければ、ばらばらになってしまうようなものもあるようです。ですから、建物を新しく建てればいいというものではなくて、本当に心の籠もった平和資料館として可能な物件を私たちも探しますので、ぜひ市のほうでも当たっていただきたいと思います。これはぜひよろしくお願いをいたします。やりますって答弁をくださればありがたいです、どうでしょうか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 今後は、適切な箇所も探して検討してまいりたいと考えております。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) よろしくお願いいたします。
 次に、補聴器の助成についてお伺いをいたします。
 このことにつきましても度々質問をしてまいりました。補聴器は認知症予防のためにもなるということで介護事業に入れているところもあります。また、独自に補助をしているところもあります。どんな方法でも構いませんので、ぜひ誰もが手に入れることができるように助成をするべきだと思いますが、お考えをお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(池本滋郎) 令和2年3月定例会におきまして、身体障害者手帳をお持ちの方については、補装具として購入できる補聴器の費用の算定基準があり、その範囲内で、それぞれの障害の程度に応じ支給されることとなっている旨をお答えしました。また、その事業の財源内訳につきましても、国費や県費で4分の3が賄われていることから、福祉事務所としては、市独自での助成等については考えていない旨をお答えさせていただきました。
 また、その際に、高齢者の加齢による聴力低下につきましても、程度によっては身障者手帳の取得ができることから、窓口に補聴器の購入等の相談に来られた高齢者に対しては、身体障害者手帳の取得をお勧めしていることも併せて答弁させていただきました。
 このことにつきましては、昨年度は6名、今年度も1名の高齢者の方が新たに聴覚障害で身体障害者手帳を取得されております。通常の会話が聞き取れない程度の難聴であれば身体障害者手帳が取得できるレベルということでございますので、今後も相談があれば、身体障害者手帳の取得の勧奨を行っていきたいと考えております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 確認していいですか。通常の会話がしにくいだけでえいということですか。
○議長(浜田和子) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(池本滋郎) 調べましたところ、通常の会話が聞き取れない程度の難聴であれば身体障害者手帳が取得できるということでございます。以上でございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) それはどれくらいの補助になるんでしょうか。すぐ分かればいいですが、分からなければ後で教えていただきたいと思います。
○議長(浜田和子) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(池本滋郎) 自己負担の範囲につきましては、改めてお調べして回答させていただきます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) どんな形であっても補聴器に対しては助成をするということが南国市の健康寿命を延ばすという施策にも通じますので、ぜひ取組をしていただきたいと思います。
 次に、公営住宅の整備についてお聞きをいたします。
 今回も広報に募集が載っておりましたけれども、その後、どのような動きになっているのか、お聞きします。
○議長(浜田和子) 住宅課長。
○住宅課長(松岡千左) 福田議員の御質問にお答えします。
 必要な補修、修繕は、昨年度より多く積極的に取り組んでいるとともに積極的に美装などを行い、入居可能な戸数の確保に努めております。9月募集も、昨年の9月募集時は3世帯でしたけれども、今年度は4世帯と、1世帯ではございますが、増やしてございます。図書館移転に伴う入居なども含めますと、今年度は、昨年度より8世帯ほど多く入居が可能となる見込みです。
 なお、火災や土砂災害などによって住宅に被害を受け、居住の継続が困難になった市民の方への緊急的な対応に向け、一般的に貸出しは行わず、ストックしておく災害対応用住宅として2戸分の美装、修繕費用を9月補正で要求するとともに災害入居に向けた要綱整備も進めており、住宅に困窮する方々の安心に向けて引き続き取り組んでまいります。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 今、緊急的にと言われた住宅ですが、御相談のときに、とにかく、今おるところがないと言われる方も中にはおいでるんですが、先ほど言われたように、緊急避難的な住宅ですから長期にはいきませんけれども、一旦そこに入れていただいてということも可能でしょうか。
○議長(浜田和子) 住宅課長。
○住宅課長(松岡千左) 先ほどの2戸の御質問の件につきましては、火災や土砂災害などで住宅に被害を受けた方が、その住宅に引き続き居住を継続することが困難になった場合の緊急対応のための市営住宅ストックとして確保しておくためのものであり、一般募集は考えておりませんが、ただ、現在、市営住宅の空き部屋は、全ての市営住宅の築年数が古くなっており、修繕箇所が多く、一般的な貸出しに耐え得る状態にないのが現実でございます。修繕、美装費用が高額となるため、必要戸数分しか修繕を行えておりませんので、状態が悪く、非常使用も困難となっております。そのため、災害により自宅での居住を継続できなくなった方への緊急避難的対処といたしまして予算要求をしているもので、併せて要綱整備をしております。
 要綱の内容としましては、3か月を原則として利用していただくことを想定した内容となっております。3か月の経過の後につきましては、個別に相談をしていただいて、新たに設置される要綱や南国市営住宅設置及び管理条例に基づいた対応をすることを考えております。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) それはぜひよろしくお願いをいたします。
 次に、この住宅の施策についてですが、建築後の年数が経過し、維持管理の費用が増加していることに加え、資材の高騰もあり、先ほど課長が述べられたように、いろいろ費用が重なるということも理解をしておりますけれども、一部入居可能という来年度予算の見通し、何戸ぐらいいきそうなのか、分かればで結構ですが、お願いをいたします。
○議長(浜田和子) 住宅課長。
○住宅課長(松岡千左) 1件当たりの美装費用によりますので、確実なことは申し上げかねるところではございますけれども、少なくとも令和4年度の募集戸数を下回ることのないよう計画的な整備、補修ができる令和5年度予算の確保に積極的に努めてまいりたいと考えております。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 住宅は市民にとっても大変重要な分野ですので、ぜひよろしくお願いをいたします。
 次に、MIARE!についてお聞きをいたします。
 現状と今後について、来年度予算の中でどのような進展があったのか。これまでの経過も含めてお願いします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 6月議会での答弁と同じになりますが、当初は、正職3名と会計年度任用職員6名の合計9名で運営しておりましたが、職員の超過勤務が多かったため、7月から正職員が1名増員されております。さらに、昼間勤務する会計年度任用職員を9月から1名増員し、合計11名で運営をしております。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) さきにも言いましたが、貸し館業務だけではなくて、生涯学習の要となる存在にすべきではないかと思います。中央公民館、大篠公民館、これまでの長年積み上げてきた実績がありますが、それらを生かしていく、それを市民に返していく。それが生涯学習の要になると思いますので、ぜひ館には責任者を置き、市民に責任を持って対応することができるようにと思いますが、この点についてどうでしょうか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 現在、係長が1名、事務所に配置されております。これから先の運営や組織機構については庁内の関係部署で協議を行い、検討をしているところでございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) そこに責任者を置くということについては、ぜひ検討課題として、置いていただきたいと思います。
 最後に、統一教会についてお伺いをいたします。
 先ほど質問がありまして、詳しいことが分かりましたけれども、私のほうからは、市長はじめ事業の後援など、これまでの関与について調査をされたのかどうか。そして、今後の対応は、先ほど述べられたようなことだと思いますけれども、まずは、市長はじめ庁内を調査をされたのかどうか、お聞きします。
○議長(浜田和子) 総務課長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(中島 章) 市長の関与につきましては、西川議員の御質問に対し答弁したとおりでございます。
 後援、共催等の申請につきましては、担当課がある場合は担当課、担当課がなければ総務課で対応しております。担当課も含め調査をしましたけれども、世界平和統一家庭連合やその関係団体からの後援、共催等の申請はございませんでした。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 南国市はなかったということで受け止めてよろしいでしょうか。そのことをきっちりと広報なりお知らせをするということはどうなんでしょうか。
 今、毎日のように、その報道がされて、例えば国会議員をはじめ、地方自治体まで及んでおります。きちんと精査をされて調べたのであれば、立場をはっきりすることも市民にとっては安心。先ほど出てましたけれども、相談も安心して来ることができるということになるのではないかと思いますが、いきなりの質問で申し訳ありませんが、市としての取組をお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 市としてやっていくことは、先ほど申し上げましたとおり、啓発と相談を受けるということになっていくのではないかと思います。啓発の中で、市の立場を盛り込んでということも含めまして、どのような内容にしていくのかというのは、また検討する必要があろうかと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 調査して関係がないということが分かったので、これ以後も、これまでどおり関わらないということを先ほど明言されたんですよね。私はそう聞いたんですが、その立場を市民の皆さんには明らかにしてほしいなと思うんです。みんなも思っているんです。今、全国津々浦々、各市町村でいろんなことを申入れをしたり、もう付き合いませんとか、こんなことがありましたとかというのが出ゆうがですけれども、南国市はこういう結果を出しましたので、もうこれ以後、関わることはありませんということを明らかにするのはどうでしょうか。いいと思いますけど……。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 今現在の各団体の活動ということが明確に、霊感商法など市民の被害につながるような活動をしているということが分かれば、そういった団体の後援、付き合いとかはいたしませんと、それは言えると思います。そこをしっかり市としても確かめないことには、それを表明するということは、なかなかできないのではないかと思います。そこを確かめてからということになろうと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) いや、それは次の段階だと思うんです。南国市がそういうものに関わっていませんということを表明するわけですから、それでないと、何かあるかもしれんのに、市民の皆さんには相談に来てくださいみたいな形では、絶対、信頼していただけないのではないでしょうかね。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 私、この議場の中で表明しておるわけですので、それ以上のことはないと思っております。これはユーチューブでも放送されておりますし、それは公表されてると同じであると思っております。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) これ以上やってもあれかと思います。
 最後に、市長にお願いがあります。これ、9月号の広報です。今、この間まで1,000人を超える感染者が出たコロナの文字が一文字もないんですね。非常に残念な思いがいたしました。表紙はマイナポイント。今、どこへいってもマイナポイントですが、見開きもマイナポイントですし、今、市民の皆さん、どんな生活をしておられるか御存じですか。本当に行くところを制限をして、したいこともできず、会いたい人にも会えずって、そういう防御の仕方をしながら、このコロナ禍を乗り切りゆうがです。お店の人はお客さんが来んようになったし、大変だ。そんなときに、各家に届くこの広報が、きちんとコロナの情報と、こういうときにはこういう対処ができますというのをお知らせをするのが一番じゃないかと思います。
 私は、この前も言いましたが、この広報で特集を組んでもいいぐらいの、いろんなことが起きているんです。それを何だかマイナポイントって楽しそうで終わる市民の暮らしではないんです。ぜひ次の広報には、きちんと個人的な名前どうこうじゃないんです。どういう実績を載せるかも大事ですが、市民の皆さんに安心してもらえるような、市長の昼の声も聞こえなくなったんですか、おやめになったんですか。それも心配をしておりますし、市民の皆さんは、今、本当にコロナ禍、どうやって乗り切ろうとしゆうかというのを、同じ思いになってほしいなと思います。一言いただいて終わります。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 今、福田議員から御指導いただいた内容につきましては、また今後考えて検討していきたいと思います。以上です。
      (「以上です」と呼ぶ者あり)
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(浜田和子) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浜田和子) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 明8日の議事日程は、一般質問であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて延会いたします。
 御苦労さまでした。