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検索結果 » 令和4年 第427回市議会定例会(開催日:2022/09/02) »

一般質問2日目(西川潔)

質問者:西川潔

答弁者:市長、副市長、関係課長


○議長(浜田和子) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。10番西川潔議員。
      〔10番 西川 潔議員発言席〕
○10番(西川 潔) おはようございます。
 私からの今議会の質問は、世界平和統一家庭連合と、6月にも質問をいたしましたが、廃棄物の不法投棄対策という2点を質問させていただきます。
 世界平和統一家庭連合は名称が長いので、統一教会というような呼称で質問をしたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。
 旧統一教会に法のメスを入れてほしいというのは、私、50年ほど前に大学生や若者を原理主義のこの団体に引き込む活動を実施している実態を見たときに思ったことでした。しかし、この間、行政や政治、警察等は具体的な動きをしませんでした。結果、旧統一教会は、その名称などを変え、表向きは私たちの前に出ず、地下に潜行するような形で被害者を出し続け、安倍元首相の襲撃という悲惨な事件が起きました。
 私たちの近くでは、昭和40年代後半から50年代の初め頃には、若い女学生の、どちらかというと質素ないで立ちの若者が、高知市の帯屋町、柳町で酔客をカモにして、生花、切り花ですが、青少年の健全育成、海外の飢餓や病気に苦しむ子供たちの支援のためとか理由をつけて団体の資金集めをしていたことを思い出します。また、その頃より少し後には、職場や個々の家庭を訪問し、珍味を販売していました。ほかにも様々な社会的な運動を装い、高額なハンカチ販売、特に記憶に残っているのは、霊感商法と言われた印鑑やつぼの訪問販売がありました。後に分かったことですが、私の母も印鑑を買っていました。多くの市民が直接、間接的に被害を受けていることでしょう。
 南国市民にどれだけの信者や2世信者がいるのか、被害者がいるのかは想像もつきません。また、高知県下の自治体での現在の活動状況も私には察しがつきません。しかし、知事や高知県選出の国会議員には、同団体に何らかの関係があったことが報道をされておりました。私たち同僚議員の中に、まさか関係する議員はいないと思いますが、おれば、即刻関係を改めていただきたいというふうにも思います。
 そこで市長にお伺いしますが、市長は世界平和統一家庭連合、この団体についてどのように思われているのかをお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 世界平和統一家庭連合ということでございまして、旧統一教会と言われておりますが、マスコミ等では霊感商法という、そういったことをされているという指摘がなされているというように聞いております。人の不安をあおり、商品の購入を勧誘するというような霊感商法など、西川議員のおっしゃったような商売、売りつけっていうような形になるんでしょうか、そういった活動をするということは許されないことであると思います。以上です。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 市長ともなれば、この団体に何らかのお誘いがあったのではないのか。会合への祝電、メッセージ、関係団体への出席、会費の支出とか寄附行為、選挙への支援などの関わりがなかったのか、お聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 今、西川議員の言われるような内容のことにつきまして、一切関わったことは、旧統一教会自体に関わったことはございません。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 大変安心をいたしました。統一教会の行っているピースロードというような世界平和とか日韓友好を掲げて自転車でそれをつなげる。ほかにも、美化活動や災害ボランティア、里山の保全活動、様々な社会活動に参加をしておりますが、この活動をどのように思うのか、市長にお聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 本来、社会貢献の活動ということは望ましい活動であると思っておりますが、報道等にされているような、そういった世界平和、日韓友好を掲げるピースロード運動、また、美化活動、寄附、災害ボランティア活動など、そういう社会貢献という活動を通じて、行政から後援を受けて社会的信用を得ることを利用して霊感商法など市民に被害を与えるようなことにつながる行為をするのであれば、それは許されないことであると思います。以上です。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 私もそのように思いますし、社会的な問題を疑われるような団体と市長や行政が接点を持つということは、その団体活動を公的に奨励しているかのような印象を与え、組織の思惑に利用される危険性があるわけです。
 かつて南国市議会で統一教会絡みの一般質問等があったのかというのを調べてみますと、平成18年6月議会で議発で提出された「青少年の健全育成に関する基本法」の早期制定を求める意見書について、土居篤男議員が質疑で、家庭の価値を基本理念に据えた健全育成に関する基本法には賛同しかねる。提出した同僚議員に質問をし、この意見書が世界平和連合の文章とほとんど変わらない。反社会的な団体の統一教会が画策していると思うと発言をされています。結局、この意見書は、共産党議員5名を除く議員の賛同を得て国に提出をされております。この意見書が統一教会と何らかの関係があったのか、土居議員に聞いてみますと、そんなことはもう忘れたぜよと言いますので、私もなかったのか、よく分かりません。
 このような形で、私たちの中に入ってくるピースロード運動も、世界の平和をペダルでつなぐ平和運動の一つしか表向きは見えない。ほかの社会的な活動にも参加をしているような形で、しかし、反社会団体であります。どのような団体でも社会の役に立てればいいのではありません。暴力団が災害の発生時に炊き出しをしておりました。これを認めることはできません。統一教会は、表では社会の役に立つような行いをし、裏では多額の献金や霊感商法を行うなど反社会的な活動団体であり、私たちはそれを見抜く責任があるというふうに思います。
 そこでお聞きをしますが、高知県南国市で旧統一教会の活動状況というものについて把握をしているのか、お聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 世界平和統一家庭連合の南国市での活動状況につきましては、南国市に高知東家庭教会があること以外は把握しておりません。以上です。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 統一教会の信者また家族から霊感商法などについての相談はあるのか。相談があれば、相談件数等、内容をお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 統一教会に関わるものかどうかではなく、霊感商法に係る相談件数についてお答えさせていただきますと、今年度1件、消費生活相談窓口に相談がございました。相談内容につきましては、個人情報に関わることになりますので差し控えさせていただきたいと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 統一教会は霊感商法を行い、家庭崩壊を起こしている団体であります。霊感商法だけではなく、多額の献金もあるわけですが、今後、この被害者への救済のためにはどのような対策が必要なのか。具体的に、国に望むことも含めてお答えをいただきたいと思います。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 国におきましては、この問題につきまして、法務大臣主宰によります旧統一教会問題関係省庁連絡会議が8月に開催され、また、消費者庁におきましても、同月に霊感商法等の悪質商法への対策検討会の第1回目の会議が開催されたということでございます。また、9月5日から9月30日までの間、旧統一教会問題につきましてのお悩み、御相談を受け付ける合同電話相談窓口も国におきまして開設されておるということであります。
 望むことということでございますが、国におきまして、この問題につきまして、いろいろなお悩みを抱えてる方、またお困りの方に寄り添った対応とともに、霊感商法などによる被害の発生や拡大の防止が図られるような対策が取られることを望んでおります。以上です。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 国のほうでは9月5日から9月末まで相談窓口を開くというようなことでやっておりますが、国のほうもたくさんの相談者が出ているようで、恐らく9月末以降もそのような対策はしていくだろうとは思います。
 そこで、被害者のため、被害者と言っても、信者や2世信者もいまして、被害者と思ってない人たちが問題なわけですけれども、そういった点も含めて、その人たちの救済のためといいますか、後の対策のほうで、その信者とか2世信者の話をお伺いするということにいたしまして、まずここでは、現在の被害者のために、南国市ではどのような対策を行うのかをお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 南国市には消費生活センターがございまして、消費生活センターでは消費生活相談を受け付けております。霊感商法と疑われることなどがございましたら、まずは消費生活センターに御相談いただけたらと思います。お話を聞かせていただき、相談内容に応じて無料法律相談や全国霊感商法対策弁護士連絡会を案内するなどの対応をさせていただきたいと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) やはり、国のほうが相談窓口をつくって対応はしていると言っても、弁護士だとかいろいろな場面が出てくるというようなことにもなるし、国へということになると、市民から見ると、ハードルが高いというか、まず市役所のほうに相談をというようなことが私は必要だと思うんです。そこで、市民に寄り添った対応をお願いしたいというふうに思いますが、そのことについてお聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 消費生活センターは、消費生活相談を受け付けるところでございますけれども、お悩みやお困り事が消費生活相談かどうか分からないようなこともあると思いますので、そういうことがございましたら、一度、消費生活センターに御相談いただけたらと思います。まずはお話を聞かせていただいて、相談内容に応じた対応をさせていただけたらと思います。以上でございます。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) この窓口というのは、商工のほうは消費者対策ということなんですが、多額の献金だとかなんとかというようなところについても、商工観光課のほうが窓口でやってくれるということになりますか。
○議長(浜田和子) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 消費生活センターへの消費生活相談を受けた場合に、多額の献金とかの場合であれば、消費生活相談に該当しない可能性もありますので、その場合、該当しないとなれば、無料法律相談とか法テラスなどへの案内になるかと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 丁寧な対応をしていただきたいというふうにお願いをするしかないわけですが、そこで、被害者への救済対策ということで、先ほどの窓口も対策ですが、被害者を救済する前に、この団体は危険だと、反社会的だというようなことを周知するというのが、私は一番の救済対策にもつながることだというふうに思うんです。そこのところを市としてどのようにしていくのかというのが大事なところになろうと思うんですが、まず、この団体のやっていること等についての周知ということについてどのようになさるのかをお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 今のところ、私も細かく、どういうふうな活動をどの団体がしているかっていうことを把握しておるわけではありません。ただ、そういう反社会的な活動内容が明らかに含まれるような活動をしているというのが明確になった場合は、そういった勧誘には注意するように啓発をしていくっていうことが必要になってくるんではないかというように思います。以上です。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 宗教法人法だとか様々な法律の中でのことにもなってくるとは思うんですが、実際、テレビ、新聞等で見ていますと、アルバイトをしたお金も全て教団のほうに親に持っていかれただとか切実な問題が、家庭が崩壊をする。ほとんど金があるところが持っていきゃあええのに、金がないところからも金を巻き上げるというようなことがあるようですので、しっかり言いましたが、最善の予防というか救済は、先に危険を知らすということが一番大事なことになろうかと思いますので、ぜひそのことをしていただきたいということをお願いいたします。
 次に、2問目に移ります。
 廃棄物の不法投棄対策ですけれども、6月議会で廃棄物の不法投棄について質問をいたしました。その折、奈路、黒滝地区の市道沿線の多数の箇所に産業廃棄物が不法投棄されている。その対策と投棄された廃棄物の処理、後片づけについて質問をいたしましたが、ちょうど警察が捜査中ということで、市の設置したカメラ2台が盗難するなどを含めて、環境課長より捜査に支障を来すとのことで細かい答弁はいただけない状況で、質問も中途半端なものになりました。その後、7月23日、奈路、黒滝地区の市道沿線への不法投棄ではなく、瓶岩地区の天行寺での不法投棄者が逮捕されましたが、奈路、黒滝地区の不法投棄者、防犯カメラ窃盗の犯人と同一犯人なのかをお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 環境課長。
○環境課長(高橋元和) お答えいたします。
 本年7月23日に新聞報道されました天行寺地区の不法投棄の投棄者ですけども、そちらのほうは、現在、警察が取調べ中でありまして、その自供内容が公表されておりません。そのため、その結果発表を待たないと事実関係は分からないと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 瓶岩地区に捨てられていた廃棄物の内容、量、警察のほうで分かっておれば投棄理由、不法投棄をした法人だったと思いますが、詳細をお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 環境課長。
○環境課長(高橋元和) 天行寺におきます不法投棄は、主に建築廃材でありまして、木くず、コンクリート片、ガラス、石膏ボードなどでございます。投棄された量は、新聞報道によりますと、約8トンという報道をされておりまして、投棄者は、新聞によりますと、高知市の濱田興業という解体会社の社長と社員でありました。理由としましては、その後の新聞報道にもありましたけども、処理経費を浮かすためというふうに報道では伺っております。以上です。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) その捨てられた山林の所有者等からも、3月に捨てられ始めて、7月23日に瓶岩地区で捨てた者が一応逮捕されたというようなことから、少し時間もたちまして、後片づけのことやらでいらいらしているところもございます。そこで、またお聞きをしますけれども、奈路、黒滝地区に不法投棄された事件の捜査、解明というのはどのようになるでしょう。
○議長(浜田和子) 環境課長。
○環境課長(高橋元和) 奈路、黒滝地区の事件の解明ということでございますが、現在、警察が天行寺の事件で取調べ中でありまして、その自供内容といいますか、取調べをして、その自供内容が公表されないことには全容は分からないかと思います。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) そこで、後の後片づけの話も出てくるんですが、そこで、またお聞きをしますが、その黒滝、奈路地区に捨てられた廃棄物の量、物質、場所、このようなものについて詳細にお聞きをしたいと思います。
○議長(浜田和子) 環境課長。
○環境課長(高橋元和) 奈路、黒滝地区で不法投棄されているものは、主に建築廃材でありまして、木くず、石膏ボード、ガラス片などがございます。詳細ということですので、主な投棄場所については、黒滝手前の峠から黒滝橋方面に下っていくところに何か所か投棄されております。量につきましては、警察のほうからも正確な量が発表されておりませんので、十分把握はできておりませんが、トラックに複数台の量が投棄されております。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 次に、捨てられた廃棄物の後始末についてお聞きします。
 前議会のときにも、捨てられた廃棄物は、基本的には捨てた者がせにゃいかん。それは私もそのように思いますが、そこで、もう一度、後始末は捨てた者がするのは当たり前のことですけれども、できないとか、しない、こういう場合はどうなるのかをお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 環境課長。
○環境課長(高橋元和) お答えいたします。
 投棄した者が回収できない場合、幾つかの方法がございます。まず1つ目としまして、土地の所有者が投棄した者を相手取って訴訟を起こすことがまず第1でございます。その次としまして、土地所有者が撤去費用を負担し、撤去した後、投棄した者に請求する。これは訴訟も含んでおります。そして、最後でございますが、廃棄物の処理及び清掃に関する法律、いわゆる廃掃法に基づきまして行政が撤去し、その費用を行政代執行法第5条及び第6条に基づいて投棄者に請求する。ただし、これを行うためには、生活環境保全上の支障が生じているか、生じるおそれがあると認められる場合に限ってでありまして、除去等の費用を不法投棄を行った者から費用徴収することができます。
 黒滝地区で不法投棄されているのは、解体工事により発生した家屋殻と思われることから、産業廃棄物でありますので、県知事が生活環境保全上の支障が生じているか、生じるおそれがあると判断する場合に限って撤去、費用徴収を行うことができます。以上でございます。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 警察の捜査が進まないてなこなして、夏が来、一年が来、すると、雑草クズハカズラが、山ですから繁茂して分からなくなる。土地の所有者も、まあこれ以上捨てられなかったらと我慢をするということにもなろうと思いますし、場合によっては告訴するだとか、告訴しても、のけるだけの資力がないとか、いろんな場合が出てくると思うんですが、そこで、捨てられた土地の所有者、管理者はせにゃいかんでしょう。しかし、例えば車が外壁を壊したとかというようなものではないわけで、この山に捨てられた物というのは、多少とも下流域にも影響も出てくる。当然、所有者が一番損害を被るわけですが、そのときに、複雑な、そんな手続をして告訴してやっていくというようなことにも、場合として、理屈的にはあろうと思うんですが、そのような場合に、市がどれだけサポートができるのか、そこら辺をお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 環境課長。
○環境課長(高橋元和) こういった場合、民民の争いになろうかと思います。よって、残念ながら市は介入することができません。告訴する前に法律相談等を御希望である場合は、市の社会福祉協議会が事前予約制で無料法律相談を行っております。また、県内には法テラスもございますので、そちらのほうの御案内をさせていただきます。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 実際は、ケースにもよりますけども、所有者がそこまでやるのか、少し疑問は私もありますが、そこで、私が思うのは、不法投棄をされている内容物の精査ぐらいは、何が捨てられているのかというぐらいは市がかっちり行って、毒性のないものとか危険性のないものだというところはしなくちゃならないと思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。
○議長(浜田和子) 環境課長。
○環境課長(高橋元和) 内容物については、実際、現場検証に立ち会っておりますので、警察とともに把握しておるんですが、毒性云々につきましては、残念ながら調べてはおりません。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 放置をすると、それほどの害もないというものならともかく、致し方ないというても、それは私も語弊があるし、しまいをつけてもらいたいところもあるんですが、一般的に考えると、山に物を捨てると、人の目が届かないということもあろうと思うんですけども、捨てるということとは少し違う。処分とはきれいに言ってますけども、高知県も最終処分場を日高村や佐川の山にする。また、南国市も八京に処分場を。かつては20年間、超えりゃしませんでしたかね、黒滝、奈路、瓶岩の一番高い山の上に野つぼを掘って、最終処分のしようもなかったわけですから、そこにずっと投棄をしてきた。こういう経過があるわけです。住民は結構辛抱強くて、その下から現在も飲料水を取って飲みゆうわけでして、飛んだ話になりますけども、奈路の水道施設についても、前市長は、そのようなことも考えて、これは奈路に上水道をということを考えてやったわけですけども、昨日も今西議員からも中山間対策で話がありましたが、少し時間がかかり過ぎているなというふうにありまして、先ほど言いましたように、せめて廃棄物のどのようなものが捨てられているのかということについては検査をしていただきたいというふうにも思います。山の人は廃棄物を捨てられ、生活環境を乱され、言いたいことはたくさんある。しかし、あまりそこら辺はこらえます。私は少し言いますけんど、そこに思いはあると思うんです。
 そこで、山のほうに廃棄物を捨てさせない、こういう対策を十分していただきたいと。私、ここで質問して、防犯カメラもつけえみたいなことも言わにゃいかんところですけんど、これをまたつけるじゃなんていうと、どこに耳があるか分かりませんので、そこな部分はあうんの呼吸でお願いをしたいというふうに思いますが、南国市の山というのは、人口も減り、非常に生活するのに不便にもなってます。しかし、黒滝地区も含めて南国市の市民の水というものをそこでつくり出しているわけです。黒滝から繁藤を通って甫喜山用水で南国市へ落としてますので、黒滝のことも言いますけれども、そういう意味では、南国市の施策として、中山間のことにもっと力を入れていただきたい。現在、山の田畑もどんどん荒廃をしております。中山間地域の直接支払をもっと増やして、反当5万でも10万でもプラスをして山を守っていくというような南国市の施策がないと、南国市の水を守っていくということもできませんので、お願いをしたいというように思います。質問は、先ほど言ったように、不法投棄の防止対策というようなものをどのようにするのかということをお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 環境課長。
○環境課長(高橋元和) 不法投棄の防止対策ということでございますので、これは、地域と連携して、地域から不審車両の報告とか、そういったことを、こちらから情報を集約して関係機関で情報を共有していきながら、不法投棄の監視パトロールなどを増やして対応していくことが大事かと考えております。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) ぜひ情報の一元化や情報をもらっていくということを地域の人に、そういう組織をつくっていただきたい。というのは、私も、この黒滝、奈路地区への不法投棄があったときに、その市道沿線の住民の方に聞いてみますと、こんな車が行きよったとか、車のボディーへこんなことを書いてあった、こんな服装の人が行きよったとか、夜中の1時、2時にこんな車が通ったとか、よく観察をしてます。ふだん通らん車が通っただとか、通らん時間帯にこの車が通っただとか、大体、夜勤の人なんかも、土佐山ともつながってますので、黒滝のほうにはあまり行かないんですが、奈路地区は土佐山のほうに通う車がありますので、やっぱり時間が分かっちゅう。今の時間、この車が通るとか、この人が通るとか、よく分かってまして、そこら辺を皆で共有をしていくっていうことが非常に大事だと思いますので、ひとつそのことをお願いいたしまして、みんなで不法投棄を守っていただきたいということお願いいたしまして、私の、この議会の一般質問を終わります。どうもありがとうございました。