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検索結果 » 令和元年 第409回市議会定例会(開催日:2019/09/06) »

一般質問1日目(高木正平)

質問者:高木正平

答弁者:市長、教育長、関係課長


○議長(岡崎純男) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。8番高木正平議員。
      〔8番 高木正平議員発言席〕
○8番(高木正平) 今期、最後の一般質問。
 1番という便宜も図っていただき、のっけに私ごとで大変恐縮でございますけれども、東日本大震災を目の当たりに、将来の南海トラフ地震と重なり、津波の対策、市議会議員の任務を担ってまいりました。最初の議会から津波対策の質問は欠かすことなく、今回32回目でございますが、この津波対策、そして文化ホール、その実行性のため質問をさせていただきます。
 保育所設置条例改正の議案がございますが、津波対策と称する大湊保育所廃止の議案で、津波対策とうぞ震う津波対策と称したおぞましさに、私は信頼を失墜、失望、落胆の思いでございます。粉骨砕身、精いっぱいの努力をしてまいりましたが、力の及ばざる者はその任にあらず、任務の重大さ、それをなし遂げる道程は容易ではなく、私の心境は任重くして道遠しでございます。この責務の重大さ、力の及ばなかったことを痛感し、今期をもって市議会議員を退くことにいたしました。最後の一般質問でございます。聞きっ放しではなく、実施、実現の確信をいただきたく幾つかお伺いをさせていただきます。
 大湊小学校校舎の耐震化、市長は耐震化は終了したと思っておりますと述べられました。非構造部材の耐震化、備品などの安全対応につきましては、教育次長は全て完了しておりますとのお答えでございました。市長、思っておりますは思い違いもございますが、1・17、3・11の震度に耐えられる建物、建造物なのか、そのことをまずお伺いいたします。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 大湊小学校につきましては、平成12年に耐震診断を実施しており、文部科学省が公立学校施設に求めている耐震指標の基準を満たしていることが確認されております。発災時一部損傷はあるかもしれませんが、全壊する危険性は低いと考えております。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) ひとまず、揺れに対しては安心できる校舎であるということはわかりました。この小学校は、もろに波が激しくぶち当たる地形、また位置にあります。津波の力に持ちこたえることができるか、津波波圧の基準から安全性はどうでしょうか。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 津波波圧は想定される浸水深の3倍の値をもって計算いたしますので、持ちこたえられないと考えております。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) 持ちこたえられないということは、今市長が揺れに対しては全壊することはまずなかろう、でも津波の圧力には持ちこたえられないということは崩壊するということですか、今の状態では。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 転倒や滑動するなど、損傷が激しいと想定しております。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) この津波の波圧で、今危機管理課長が言われた大湊校舎の実情、波の勢いがまさるとすれば、どのような対策を講じようとしておられますか。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 校舎の損傷につきましては、大湊小学校におきましては波圧に対する診断といったものを行っておりませんけれども、近くの三和小学校で波圧の診断を行っております。その診断によれば、波圧に対してもたないという結果が出ておりまして、損傷や転倒や滑動などが出るという結果が出ております。その転倒や滑動をしないためにどうするかという対策につきましては、かなり予算がかかるといったことで現実的ではないというような結果が出ております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) 大湊小学校校区に住む住民の方々に先ほど危機管理課長がお答えになりましたことを聞いたとしますと、随分とこの小学校の立地の状態、ごらんになってわかるとおりですけれども、直接太平洋から襲う波、切戸の放水路を襲ってくる、遡上する波。まずは大湊小学校、そして一定時間おいて三和小学校という位置距離にあります。それで、大湊小学校の波圧診断が行われずに三和診断の結果で想定するというのは、何ゆえの判断をもたれておりますか。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 大湊小学校と三和小学校は議員がおっしゃられるとおり、大湊小学校が海岸線に近く、津波の襲来する時間は早いと考えております。また、想定の浸水深を見れば三和小学校の津波想定浸水深は3.5メーター、大湊小学校は浸水深は5.4メーターとかなり大湊小学校のほうが浸水が高くなっておりますので、三和小学校でそのくらいの損傷があると予測される以上、それより浸水深が多い大湊小学校ではそれ以上の被害が出るというふうに考えております。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) 考えていただくのは大変結構ですけれども、安全の確保、確信には全くならないと私は思いますけれども。まずは大湊小学校の津波波圧を基準に基づく検証をした上で、どういう手だてが必要かということの対策、その対策を講じるべきと思いますが、そのことについてはどのように市は考えをお持ちですか。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 大湊小学校の校舎の高さ、施設高は7.8メーターとなっております。津波は先ほど申しましたように、浸水深が5.4メーターの高さまで襲いますので、2階の校舎をほとんど覆うような高さまでまいります。そのために三和小学校での浸水でもたないというような結果が出ておりますので、当然大湊小学校のほうももたないという考え方のもと、改めて大湊小学校の診断をすることは考えておりません。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) その比較、対比の仕方ってのは実にお粗末な限りじゃないかと思いますけれども。例えば、親御さんが随分器量がよくて、娘もきっと器量がええだろうということで縁談の話があったとしたときに、思惑その差に愕然とする、実にげつな例ですけれども、あり得ることじゃないでしょうか。三和小学校が津波波圧に耐えられないから、大湊はその矛先にあるから持ちこたえることができないという、このあたりの説明で地域の方々は、じゃあ確かな状況をつかみ、そしてその手だてをしていただきたいと思うのが誰しも津波対策に対する対応策じゃないでしょうかね。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 先ほども答弁いたしましたとおり、津波の波圧は静水圧の3倍、浸水深の3倍の波の力で計算するといったことになっておりますので、大湊小学校は5.4メーター、それの3倍ということになりますので約16メーターぐらいの津波の力がかかるといったことになります。三和小学校は3.5メーターの浸水深でございますので、約10メーター強の力がかかるといったことから、10メートルと15メーターということを考えましても、当然大湊小学校の校舎はもたないという判断をさせていただきました。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) 何度も浸水深とか圧力の基準的な数値を繰り返されておりますけれども、いずれにしてももたない、このことだけは歴然としておりますけれども、もたないとするならば講じる対策というのはないですか、どうでしょう。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 持ちこたえる工事といったものは、三和小学校の診断の結果の話になりますけれども、補強を入れるとかといったような工事をすることによってもつということになっておりますが、三和小学校の診断結果によりますと、約4億円から8億円の補強の予算がかかるというような診断がかかっております。また、大湊小学校の、先ほど申しましたけれども、校舎の高さは7.8メーターというふうになりますので、浸水深が5メーター40センチの高さが来ると、そこから3メーターの余裕をとるというような余裕高を見ますと8メーターを超すといったことになりますので、当然施設の高さからいっても大湊小学校は避難所としても一時避難場所としてもだめという判断をしております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) ぜひ市長、大湊小学校は津波波圧に対しては全く持ちこたえられないとまでは言わないにしても、随分大きな損傷を受ける。あの距離差があった三和小学校ですら津波波圧には耐えられないという診断結果が出た。そのまだ海岸線に近い立地条件にある大湊小学校。もたないですよ、津波では損傷しますよ、だから安全は確保できませんよ、この学校は。これはもっと皆さんにお伝えすべきじゃないです。地元にとって、小学校の存在ということはもちろん児童の教育現場でございますので、当然必要なことですけれども、地元のふるさとという思いを委ねられる施設と言えばまずは小学校です。その小学校は、いずれ来るという津波の圧力に全く耐えられない、どの程度かわかりません。耐えられないという状況、危機管理課長が繰り返しここの場で僕初めて伺いました。初めて聞きもしましたけれども、初めて伺いました。その程度の建物に児童を毎日通学させて勉強させゆう、このような現状を市長としては打破していただけますか。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 先ほどから危機管理課長が御答弁申し上げたとおり、津波の波圧にはもたないであろうということが想定されるということで、いち早く避難をしていただくということを最初から考えた上、津波避難タワーを学校のすぐ南側に設置したところでございます。まずは教育の中では、津波避難タワーに逃げるということを真っ先に考えるような指導もなされていると考えておりますので、それで避難する場所を確保し、児童の安全を守れるというふうに考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) 一つ広報で、大湊小学校は津波波圧には耐え得る校舎ではない。実に津波には押し流される可能性、危険性が極めて高い校舎であるという実際の予測されておる実情というものは広く周知をしていただきたいと思います。知っていただくことから物事は始まりますので。私初めて知りました、この8年間で。先ほども言いましたように、お聞きもしなかったですけども初めて聞きました。ここで聞いてない方々、よもや大湊小学校の校舎が津波の勢いにぐじゃるまでとはいかないにしても、ちゃがまるということは大変驚きで、二の句が告げられません。じゃあこの大湊小学校、仮にそのような被害に遭ったとして、学校の再開とか、授業の再開など、相当時間を要するかもしれませんけれども、学校教育次長は授業の再開、学校再開をどのように取り組むおつもりというか、組んでおられますか。いち早く学校再開を望む児童はもちろん、地域の方々、大勢の中での再開です。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 高木議員、まさに同感でございます。私たち教育委員会事務局の使命は、子供たちのために一日も早く教育活動が再開できるように全力を尽くすことだと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) まさに教育次長が全力を尽くされるということを伺うことで、たとえ校舎の状態が無残であったとしても、その位置に、その場所に大湊小学校がまた建築される、あるいは再開されるというふうなうれしい心づもりをお聞きいたしました。よもや、大湊保育所廃止のように、復旧復興をたてに大湊小学校廃止というこのような失望、仰天するようなことなど絶対にないということを、もう一度教育次長にお伺いしたいと思います。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 復旧復興につきましては、先ほども申し上げましたように、教育委員会事務局の使命はやはり子供たちのために教育活動の再開というものが最重要課題であり、全力を尽くすべきだと考えております。学校再開につきましては、児童の安全を第一に考えまして、保護者や地域の皆様とも協議しながら再開に全力を尽くす所存でございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) 昨年、企画課の主催で岩沼市との親善協会ということでの、市長も御一緒でございましたけれども、参加をさせていただきました。仙台市若林区の荒浜小学校のほうにも伺うことができましたけれども、荒浜地区の荒浜小学校ですけれども、企画課長からその資料をいただきましたので、少しこの荒浜小学校、現在は震災遺構として教訓を伝えるため、保存活用されているという資料を企画課長からいただきましたので紹介させていただきたいと思いますけれども。荒浜地区と荒浜小学校の荒という字を前浜の前に置きかえて読ませていただきます。
 前浜地区は、仙台市中心部から東に約10メーター離れた太平洋沿岸に位置しています。ほぼ海岸線に沿うように歴史ある川が流れ、その周囲にほぼ南国市前浜、久枝と同じ世帯人口が暮らす集落があります。明治6年、前浜は明治10年ですけれども、創立の前浜小学校は海岸から700メーター内陸に位置し、震災当時は91名の児童が通っていましたということで、震災前の状況の荒浜小学校を御紹介しておりますけれども。ここは伺ったときに、まさに教室は波のすごさにめちゃくちゃな状態ということは察しましたけれども、意外にも建物はしっかりしておりまして、見た目ですけれどもそのままの状態かなと思いました。ゆえに、震災遺構として保存されて活用されておるということですけれども、前の大湊小学校はそのことすら後世に伝えるすべもなくぐじゃぐじゃになって、小学校の跡地かなという悲しい思いに暮れるかなと思うのは大変忍びない思いがいたします。ぜひ、大湊小学校がこのような状況ということを皆さんに知っていただくこととあわせて、いかなる手だてでそのことが維持できるのか、小学校として存続することができるのか、そのあたりの検討をしていただきながら、対策としてはこのことに傾注していただきたいということを危機管理課長にお願いをしておきたいと思いますし、市長には私たちが悪い夢を見ることがないように、揺れ、波の圧力、安心できる避難所など、私たちのふるさと、愛着を持って暮らしております多くの人たちがこれからもずっと住み続けられるよう平山市長に託すところでございます。御存念をお伺いいたします。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 先ほど来から高木議員さんのふるさとに対する思いということをひしひしと感じるわけでございます。もちろん、自分が生まれ育ったふるさとに愛着を持ち、ふるさとを守り住み続けたいという気持ちは私としても非常に大切にしていきたいと思うところです。ふるさとを守るということは、そこに住む方々の命も守り続けていくということであると思います。残念ながら、実際に想定されております最大規模の災害が発生すれば、大きな被害を受けるかもしれません。たとえ一時避難することになったとしても、ふるさとを思い、ふるさとで引き続き住み続けたいという気持ちは尊重してまいりたいと思います。今後におきましても、市民の皆様の命、またふるさとを守る対策というものは続けてまいりたいと思います。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) ぜひ、平山市長にその意図するところをこの先の実行ある対策に引き続きお取り組みをいただきたいと思います。まだ少し思い起こします津波対策がございますけれども、一度文化ホールのことについての説明を先にさせていただきたいと思います。
 中央地域交流センターと仮称の建築物につきましてお伺いいたします。ワークショップが開催をされ、積極的な発言、さまざまな御意見、それらをお聞きになりまして、市民が望まれているありのまましっかり受けとめられたはずでございます。生涯学習課長はそれらを尊重し、建設に生かすと責任姿勢を示されましたが、教育長はどのように実現すべし、させるべきとお考えでしょうか、お伺いいたします。
○議長(岡崎純男) 教育長。
○教育長(竹内信人) 地域交流センターをどのように実現させたいかという御質問ですが、2回のワークショップでの結果を受けまして、これまでの活動を維持発展でき、また次世代への継承が可能な案をお示しできているものというふうに考えております。現在、お示ししている設計案はさまざまな制限がある中でも、できるだけそういった声を損なうことなく生かしていけるものというふうに考えております。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) このワークショップは私は2回しか出席できなかったですけれども、都合3回開催されておりました。そのワークショップの御意向を損なうことがないようにという教育長のお答えをいただきましたけれども、まさに税の負担という義務が私どもには当然市民にはございます。市民の皆様は余すことなく60年間市政発展のため、それこそ血のにじむ思いで一般財源の確保にいそしんでまいりました。この貴重な税財源での念願の建物でございます。納税者に豊かさを実感していただくため、教育長はどのようなホールをつくろうとされておりますか、お伺いいたしたいと思います。
○議長(岡崎純男) 教育長。
○教育長(竹内信人) 今回の施設は、市民の活動の発表の場ということを主眼として整備をしているものでございます。文化芸術活動を通して心の豊かさや生きがいを実感でき、またその風土を醸成することによって、子供たちにも文化芸術が根づいていくものになればというふうに願っております。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) 文化芸術の根づきを教育長は願っておられるということで、まさにそのとおりだと思いますけれども。すぐれたものを味わい、楽しみ、そして潤う、市民生活にはなくてはならない豊かさの実感でございますが、教育長は心の豊かさとおっしゃられました。その豊かさの実現のため、舞台芸術、美術アートなど、どのような活用、利用を構想されておりますか。
○議長(岡崎純男) 教育長。
○教育長(竹内信人) 抽象的な言い方になるかもしれませんが、前議会でも答えさせていただきましたが、前議会で浜田和子議員が社会のもつ潜在能力というような表現をされましたが、その言葉をおかりすれば、南国市の風土で醸成された市民の芸術文化に対する潜在能力を掘り起こせるような非常に幅の広い活動ができる、そういった裾野を広げる、一方では、高い芸術にも触れれるというような、これまでの芸術文化活動の一層高みを目指せるようなそういった情報発信の場になればというふうに考えております。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) まさに、教育長がお答えいただきましたことで、具体的に舞台芸術とか、あるいは美術アート、南国市美術展覧会もありますし、文化協会の展覧会もあるわけですけれども、こういうものを企画、そして実施するためということになると、大変な人材の必要性も生じてまいります。こんなことも想像しながら具体的にどんな活用をしていくことがまさに南国市の文化を高めることになるのかなっていうのは、これからも一層そのことに注視していただきながら、計画を練り上げていただくことになると思いますけれども。ワークショップでは、これならばよしということで参加者の皆さんが合点をいたしましたけれども、生涯学習課長は、そのワークショップを取りまとめられましての意向として建設に生かすとおっしゃられておりますけども、設計そのものはその後見直されたりとかいうふうな箇所はありますか。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 通路と会議室の取り合わせですとか、設計の構造上の変更はもちろんこれからもございますが、ワークショップでお示ししたいわゆる間取りとか、そういうところにおいては、特段変更したことはございません。ただ、会議室の間仕切りが可動になっておるものを固定したりとか、2階のスタジオにつきまして3分割であったものを2分割というのは今までの利用形態に沿ったような形に変更しておりますが、これは軽微な変更と私は捉えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) つまり、3回のワークショップで説明をしていただきました設計書、ほぼ変わることなくこれでよしと合点したことがそのまま軽微な変更はあったとしても、そのことで進められているというふうに考えました。
 平成元年に文化会館建設基金条例が設置されております。現在の基金高は2,524万円でございますけれども、30年に及ぶこの積み立て、建設基金ということではありますけれども、これに思いを込めました大勢の方々、積年の思いに応えるために、例えば、建設資金ではございませんけれども備品の購入という形でグランドピアノを購入するというのは御理解いただくものでしょうか。あるいは市としてはどのように備品への購入に関してお考えになります。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 今、施設の整備を検討しておるところで、これから管理運営のあり方、また備品については検討をしてまいります。グランドピアノは高いものでは2,000万円ぐらいするものでございますので、財政のほうとも相談した上での備品の選択になってまいろうか思います。以上です。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) 今、設計協議をしているところということでございますので、ゆえにこのことをお聞きしたところですけれども。グランドピアノを購入できたとしたら、グランドピアノを保管する保冷庫のような専用の施設も必要になってまいりますけれども、ゆえに設計書にこういうスペースの新たな間取りを加えるということについても検討していただきたいと。購入が先ですけれども、楽器類の収納も含めてグランドピアノであれば保冷庫のようなものが必要だということで、そのあたりの見直しということを捉えていただきたいと思いますけども、姿勢はいかがでしょうか。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) ワークショップの折り、詳細に説明ができない、時間的制約もございましたので説明はいたしませんでしたが、舞台袖にピアノを保管する温度湿度管理する部屋は今の図面上に載ってございます。グランドピアノにつきましては、新たに購入して入れるのか、既存のピアノをそのままそこへお持ちするのか、そういったことについてはまだ決定はされておりません。以上です。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) 先ほど教育長に舞台芸術ということをお聞きしましたけれども、何人かこの議場で、これから南国市がつくろうとする文化ホールは音響にとりわけすぐれた特徴を持つホールでありたいというふうなことのお話を答弁として伺っておりますけれども、そういったことになりますとなおさらグランドピアノを含めた楽器類の所蔵も必要でございますし、活用の幅が広がるということですので、ぜひ御検討いただきたいと思います。
 建築費というのはどれぐらい見込んでおりますか。かつての橋詰市長は30億円ということで公表されたこともありましたけれども、何十億でございましょう。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 現在のとこ、あくまでも概算ではございますが約20億円となってございます。以上です。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) ぜひ、よりよい南国市の文化ホール、そのためには市民は納税者として、この建築のためにも30年間の基金の積み立てと合わせて60年間の市政の発展にいそしんでまいりましたことを申し上げたとおりでございますので、その時間経過にかなうような20億円を文化ホールに資金を投入していただくこともぜひ市長を中心に実現していただくことをお願いしたいと思います。文化ホールそのものは、単に舞台であるいはフロアになった展示物ということだけではなくて、文化の振興とかまちづくりとか観光とか、これらに連携して南国市に活性化をもたらすまさにホールであるわけですので、そのあたりお考えの上、必要な投資として30億円を超す勢いで、市長も財政課長も担当課のこの事業の推進に御理解を示していただきたいと思います。
 この地域交流センターですけれども、でき上がりますと、教育委員会の直轄で管理運営されるおつもりでございましょうか。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 新たな施設につきまして、いわゆる教育委員会の職員を配置して直営で行う、あるいは委託、指定管理、その他の方法についてやるのか、そういったことについては現在のところまだ決定をいたしておりません。以上です。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) いずれにしても、教育委員会がそこに職員を駐在させての直営か、あるいは市が出資した文化財団のような、いわゆる教育委員会のお抱え法人になるのか。はたまた指定管理者制度が導入されまして、市民が立ち上げましたNPO法人これも委託をすることができるというふうなことも踏まえて、まだ検討中だというふうにお答えになったと思いますけれども、市民が立ち上げたNPO法人も指定管理者としてあり得るということですよね。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 例えば、他市の事例なんかで申しますと、何々市文化財団等の法人に委託する例は見受けられますが、現在のところそのような考えはもってございません。指定管理についてもまだ決定したというわけではございませんが、指定管理となりますと、公募ということでその中で審査をしていくということでございますので、それが財団法人であれ、NPO法人であれ、法人の形態はこちらの提案していただきたい内容に沿ったものであれば提案していただいて、その中で選考していただく、その中で最高の点をとったところに委託するということになります。これは委託を選択した場合の仮定の話ではございますが、そういうことになろうかと思います。以上です。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) まだ御検討されてないということですけども、私は建築の進捗と並行して、管理運営の方法も検討していく必要があると思っております。でき上がったそこに完成の時期が具体的になるその地点でさあどうしようじゃなくて、まさに今設計書が閲覧の時期ですけれども、これにあわせて管理運営についての体制をどのようにしていくかということをお考えになるべきだと思いますので、早い段階でそのあたりの指定管理を含めた受託団体のことにつきましての御検討をしていただきたいということと、じゃあいつごろそのあたりの要項、例えば、プロポーザルの募集要項をつくられるとか、プレゼンテーションの機会はどうなのかとか、審査基準はどうなのか、審査委員はどうなのかというようなことも含めて、委託先の具体的な体制を組む中で、そういう形を取り組んでいただかないといけないと思いますけれども。委託先の具体的な選定についての取り組みの時期あるいは方法としてのプレゼンテーション、あるいはプロポーザル方式をどうするか、そのあたりは今どのように机上でのプランがございます。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) このホールの建設につきましては、令和2年度、3年度で行ってまいりますので、管理運営の方法につきましては令和2年度中にはもちろん決定しなければならないと考えております。委託をする場合、公募とかいうことで公平性を担保していくということになろうかと思います。具体的に決定しておるわけではございませんが、研修とかに行きました一般的な事例としては、基本的な考え方、団体の経営状態、事業計画、経済性などについて、平等性、効率性、独創性、責任制、安全性、社会性、過去の実績などに着眼して、もちろんこれに価格点も加味して評価を行っていくものでございます。点の配分につきましては、またそれぞれの自治体でお決めになることだと考えております。審査委員につきましては、これも全然決まっておるものではございませんが、内部だけではなく、外部、特に経理面に明るい人も入れるほうが望ましいとされております。開館から逆算していくと、しかるべき時期には公募しなければいけないということになりますが、その点については今どのどの時期にということはまだ決定をいたしておりません。以上です。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) 市が出資する文化財団あるいは市民が立ち上げたNPO法人、複数であったとして選考するためのプロポーザルの募集要項、ぜひそのことの取り組みで選定をしていただく、その中に審査委員としても内部だけではなく、外部というふうに課長おっしゃられましたけども、まさにこの議場でもふさわしい方々が何人もいらっしゃいますので、審査委員として加わっていただくことも合わせて、幅広い見地から適切なまさに今後南国市の文化振興が果たすことができる団体に管理運営が実現するような、そういう体制を組んでいただくことをお願いしたいと思います。
 管理運営をするNPO法人といいますか、その機関に舞台構造の専門技術者のあるなし、選考要件とすることも私は必要と思いますが、そのあたりはどうでしょうか。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 直営で行うということになりますと、市の職員でそういった操作に明るい者を雇用することが必要でございます。委託となりましたら、職員体制・配置、職員の主な経歴等を資料の中で記入していただき、そこを審査の対象とするということを考えております。以上です。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) 職員の皆さんは大変優秀な方々、私が退職した後はそんなふうに見てとれますけれども、なかなか舞台構造に関しての職員が経歴をもつという方はそうはいないんじゃないかと思いけれども。舞台構造の全ては大変危険が伴い、リスクが多く潜みます。不特定多数の者がかかわるようなものではございませんし、極めて危険でございます。
 例えば、県民文化ホールとか、かるぽーとではどのような体制で専門性を必要とする技術者といいますか、経験の持ち得た方々の配属というか、どのようにされておりますか。そのようにする必要があると思いますが、実態はどうなんでしょう。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) ただいま高木議員がおっしゃられました施設につきまして、まだ問い合わせができておりませんが、当課の職員が2回に分けて東日本の施設6つぐらい視察に3月と5月に行っております。その場合、利用者ではなく施設側のほうがそういった機材の操作を行っております。私もそうあるべきだと考えております。以上です。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) ぜひ、専門性を必要とする構成メンバーになるわけですので、舞台の機材、設備品を扱うその人は、どのような資格が必要かということはわかりませんけれども、かなり経験のある技術者を構成メンバーに加えていただくことが必要であるということをお伝え申し上げておきたいと思います。
 今、教育長もお答えくださいましたけども、仕上がりました文化ホールを文化、観光、さまざまな連携の中で振興を図るというときに、主催事業の企画というのも大変大きな魅力でもありますし、活動の中心になると思いますけれども。主催事業の企画で不可欠な人材、それは人の心を引きつける人材であって、それと合わせてネットワークも駆使できる人材でなければならない、これは必須だと思いますが、人材の発掘とか、あるいは育成とか、そのあたりぜひ教育次長にアドバイスをいただきたいと思いますけれども。これから立ち上げようとするNPO法人にそういう人材を確保するためにどういうふうな手だて、あるいは関心を持って取り組んだらいいかということのアドバイスをぜひ頂戴したいと思います。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) まず、公の施設としまして、市民サービスの向上と市民の福祉を増進するという目的と役割を果たすためにそうした使命、責任を持った人材配置が必要であると私は考えております。文化的な施設に限りませず、スポーツ施設や他の施設におきましても知識と経験を持つ人材の配置は私も必須の条件であると考えておりますし、その知識や経験を継承していくことも重要な役割ではないかと私も考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) ぜひ、高い専門性といいますか、確かな運営力を持った方々、そんな方々もぜひ御紹介いただくとか、アドバイスをいただきたいということをお願い申し上げたいと思います。
 地域交流センターですけれども、地域という仮称の名称の頭には地域がつくわけですけれども、広辞苑では地域とは区切られた土地、土地の区域というふうに説明をしてあります。多分、都市再生整備計画事業ですか、補助金交付の対象事業ということでの名称で地域交流センターという現在の仮称が生まれたものと思いますけれども、条例設置において地域交流センターとはいかがなものか、不適切じゃないかと思います。そのあたりは今後条例設置をするときに、どのような名称といいますか、あわせて愛称も含めてこれからのことですけれども、現在の仮称の地域は余りにも限られたことであって、そのあたり生涯学習課長はどのようにごらんになっております。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 議員がおっしゃられましたように、立地適正化計画の中でのメニューとしての地域交流センターということでございますので、今はその名前を仮称として使っております。どういった施設名称にするか決定しましたら、その施設名称での条例設置が必要となってまいります。また、愛称につきましてはあればいいんですが、そこはあくまで愛称ですんで、条例設置は愛称ではなく施設名のほうで設置すべきものと考えております。以上です。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) 20億円を超す事業費を今計画の中に描きながら取り組む念願の文化ホールでございますので、このホールの価値や魅力を一言で伝えられる施設名称ということでの条例設置と愛称をぜひお考えになっていただくことをお願い申し上げておきたいと思います。
 このごろ、万葉集の話題が多く聞かれますが、古事記に目をやってみますと、天岩戸の故事がございます。闇に沈む重く暗い世の中を明るくにぎわいを取り戻したストーリーでございますけれども、にぎわいを取り戻したのはまさに歌舞・音曲でございます。文化の普及、発展、この施設の建築に関しまして、市はどういう方向に文化を進めていこうとされているのか、目指す文化の方向性につきまして教育長にお尋ねいたしたいと思います。
○議長(岡崎純男) 教育長。
○教育長(竹内信人) 繰り返しにもなるかもしれませんが、人口減少の時代を迎えた現在においても、文化芸術の裾野を広げるということ、レベルを高めるということ、そういったことでこれまで続けられてきた活動をさらに一層充実させるような場になればというふうに思っております。また、このことによって、住民相互の連帯感を生み出して、ともに地域に生きる社会の基盤を形成するものとしたいというふうに考えております。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) 教育長に文化の方向性ということでお答えいただきましたけれども、言われましたように連帯感であって、新たな価値を創造できる施設であることを強く思い願っております。60年の歳月を経まして、市民が望み求め続けた文化のホームグラウンドがいよいよ実現いたします。市長御自身もマリオネットに取り組まれたり、懐かしい思い出ですけれども、御一緒に大衆芸能チンドンなども行ったことがあります。文化の施設というのはまさに多種多彩でございまして、催しを通して施設はにぎわう、地域はにぎわう、南国市はまさに弥栄というふうなことにもなる幸せを生む一大プロジェクトでございます。市長の意気込みをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 私も人形劇をやってきたということもありまして、そういった発表の場というのは非常に楽しみにしているところでございます。今このように人口減少時代ということでございますが、この施設を整備することによりまして、文化芸術活動にふれるという市民の方がふえるようなそういった施設になってほしいというふうに思うところであります。そこでのステージで行われる文化芸術活動、それを観賞するとか、何か自分でやってみる、またやってみたいと思う、そういったきっかけとなる施設となってもらいたい、市民一人一人のモチベーションが上がり、市民の文化レベルが高まっていく、そういった機会を提供できる施設であってもらいたい、そのように思うところでございます。そのような運営を行ってまいりたいと思います。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) この文化ホールという施設がもたらす大きな成果ということで、人と地域をつなぐということがまさにこの地域の核であると思っておりますので、ぜひお答えいただきましたことを踏まえて、実現に税財源を投入していただくとことをお願いしたいと思います。
 少し思い起こしましたので、津波対策のことを二、三、お聞きさせていただきたいと思いますが。かつて、3年ほど前に大湊小学校の児童、大湊保育所の児童が鎮守の森プロジェクトということで植樹をしたことがあります。これは津波の威力を弱めるために、もろにかぶってぐじょぐじょといく、たとえ校舎であったとしてもその前に遮蔽物があるということで、幾らかでも軽減されるということで取り組んだことでございますけれども。山田危機管理課長はそのときの実施をこれからも続けるということは余りお考えになっていなかったように思いますけれども、3年がたちまして今ここでできれば続けていただきたい、あるいは何とか継続することができないだろうかというふうな私の思いでございますけれども、鎮守の森、遮蔽物になる人工の森の育樹、植栽に関していかがでしょうか。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 28年度に実施いたしました植樹祭は、大湊小南タワー周辺地域での減災効果や防災にとって一番大切なコミュニティーの力を育てるという意味で大きな意義があったと考えております。高木議員さんの御提案につきましては、以前にも御答弁をさせていただいたとおり、植樹が可能で効果の見込める場所の検討をして継続できるようにというふうに考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) 3年前に植えました木々は、以前も申し上げましたけれども、植えた背の高い児童の背丈よりも高く成長しております。随分と津波の軽減ということもその期待も想像できるような勢いで成長しておりますので、ぜひ続けていくことができるように毎年でも、隔年でも、そんなことで予算的な措置を工面して実施をしていただきたいと思います。これはぜひ願いたい願いでございます。
 それから、空き家対策というのも津波対策の一つでございますけれども、公共施設の空き家につきまして、具体的に南児童館は数年来空虚でむなしい限りでございます。子育て支援課長は、教育民生常任委員会で来年度の当初予算で要求すると言われましたが、つまり解体撤去は来年度ということでしょうか、確認をさせていただきます。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(溝渕浩芳) 議員さんの言われましたとおり、南児童館は平成29年度より南部市民館、前浜老人憩いの家の余裕教室を利用して児童館業務を行っておりますので、来年度撤去解体を行う予定をしております。ただし、跡地の利用につきましては広場としての利用を考えております。以上です。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) 南児童館の西側には児童公園という形で、かつての松原が整備をされておりますので、それと一体になった整備ということも非常に思い描くことがたやすく浮かんでまいりますので、ぜひ御検討していただきましてお取り組みの進展を図っていただきたいと思います。
 私がお伺いするのもいよいよこれで最後になるわけですけれども、再度平山市長に求めてやまない文化ホールの姿、その機能、構造、完成の構想などお聞かせいただきたいと思います。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 機能ということでございますが、今回の施設は大篠公民館、また中央公民館の建てかえも含めた、そういった建てかえ事業とともに文化的施設を整備するという事業であります。文化ホールという面で言いますと、専用の文化ホールを望んでた方もいらっしゃるとも思います。そういった方には少し残念な思いもさせてしまうかもしれませんが、私今までも何度も申し上げてきたとおり、ステージの機能、また音響等、他の施設と比べても見劣りがしないような整備をしてまいりたいというふうに申し上げてきたところでございます。今まで3回ワークショップを開かさしていただいて、その中で市民の皆様の御要望に沿うそういった施設になってきたのではないかと思っているところでございまして、機能面では面積は一定上限の制限のようなものがあるわけでございますが、その中でも機能的な設備、間取りとか、そういった施設になってきたのではないかと思っているところでございます。一定市民の皆様の御期待に沿える施設であるというふうに思っているところでございまして、ぜひともこれをできるだけ早く整備して、文化芸術活動を行っていただけるようしてまいりたいと思います。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) ありがとうございました。
 その市長の思い、姿勢で実現の暁を楽しみにさせていただきたいと思いますし、こけら落としまではまいりませんけれども、何か私も仲間と一緒にその舞台を踏むことができたらということで、わくわくする思いでございます。
 今、中央公民館と大篠公民館の合築ということで市長も申されましたけれども、中央公民館そのものは本来でありましたら、地区公民館のセンター的機能を持つ施設であるということでの位置づけが当然ですけれども、南国市の公民館設置条例を読みますと、中央公民館も含めて17館横並びの状態での設置になっております。この際、中央公民館は設置条例から削除して、地域交流センターという今の仮称の新たにふさわしい名称での設置条例にしたらどうかと思いますけども、そのあたりは生涯学習課長どのように捉えております。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 中央公民館につきましては、既存施設の建て直しということを含んでおりますので、これが完成したとき条例から削除するという判断は慎重に行っていかなければならないと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) 建てかえが整うまでの中央公民館の存在であって、建てかえが完了いたしますと、新たな設置条例で中央公民館は廃止するというふうなお考えもあるのかなと受けとめましたので、ぜひこの際公民館の設置条例の見直しの必要性と合わせて、大篠公民館につきましてはこの設置条例の中に示されたとおりでございますので、これまでのように館長が委嘱をされまして、運営審議会という組織がございまして、地域の代表の皆様方、この皆様方の合意の中で館長の管理下の中で事業・活動が進められていく、このことについての変わりはないと思いますので、中央公民館につきましては条例の見直しと合わせて新たな設置条例の必要性を課長に私の意見としてそうすべきじゃないかなというふうに思いながらお伝えしておきたいと思います。何かお答えいただきます、もういよいよ終わりになって。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 大篠公民館につきましては、当然地区公民館でございますので条例の中では番地を変更するということはあるかもしれませんが、運営につきましてはこれまでどおり館長、運営審議会で運営していきます。施設の管理ということにつきましては1つの建物ですので一括で管理をしてまいります。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) 1つの建物、1棟の建物だから一括管理ということよりも、2つの異なる目的の施設がそこに同居するわけですので、そこは共有エリアというものは当然お互いが活用する利用性の高いところですけれども、大篠公民館の館長が管理する地区公民館のエリアと地域交流センターという文化ホールを含めた専用エリアというものの管理は異なるものであって、縄張りがどうこうじゃなくて、そのあたりの明確さは必要と思いますので、でき上がるまでにはそのあたりを明確にして、大篠公民館長含め運営審議会の方々への御認識とそれと受託できる団体が決まったとするならば、そのあたりの確認は教育委員会設置者としてしっかりそのあたりは持つべきと思いますが、いかがでしょう。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 市民ワークショップを開催する中で、明確な大篠公民館、中央公民館、どっちがどっち、わかりにくいということを受けまして、3回目のワークショップでは今の大篠公民館の機能をほぼ2階のほうへ固めてございます。
 先ほど申し上げました館長運営審議会でこの部分について運営企画していただくということで、私が1つの施設として管理と言ったのは、箱物としての清掃とかそういったことを管理という面で申し上げました。言葉足らずで申しわけございませんでした。以上です。
○議長(岡崎純男) 高木議員。
○8番(高木正平) まさに一体で管理することの効率性っていうのが出てきますので、その折りは今課長がおっしゃられたようなことで一体的な処理をしていただいたらいいと思いますけども、ぜひそういうエリアということも明確にしていただくことで、管理者が戸惑うことがないように、利用者は戸惑うことはないと思いますので、管理者が戸惑うことがないようにそのあたりは明確にしていただきたいと思います。
 今回も生涯学習課長あるいは危機管理課長、山田さん、中村さんの御答弁を中心にお伺いさせていただきましたが、ほかの管理職の皆様方にも心から感謝を申し上げたいと思います。質問は一通り終わりましたが、少し私の話におつき合いをいただきたいと思います。
 私、南国市役所を退職する前、7年間は所属長として議会に望んでまいりました。その間議員の皆様方からはたくさんの御教示、御示唆を賜りました。所属長の7年間に5つの課の所属長を務めまして、4月に異動し6月議会に望むことになりますが、土居篤男議員から、おまんしょう偉いのう、と激励の言葉をいただきましたこと懐かしく思っております。執行部としてよりも1年多く8年間議員として務めてまいりましたが、責任を果たすことができたとするならば、それは諸先輩の議員、同期同僚の議員の皆様はもとより、市長、副市長、教育長を初め、所属長の皆様方のお力添えあってのことでございまして、衷心より厚く感謝を申し上げます。
 私の好きな作家の1人でございますが、井上ひさしの作品にひょっこりひょうたん島という懐かしい作品がございます。波をちゃぷちゃぷかきわけて、雲をすいすい追い抜いて、ひょうたん島はどこへ行く、僕らを乗せてどこへ行く、丸い水平線のかなたに何かがきっと待っている、笑って進もうということですが、ひょうたん島の進むその行き先を目指すように平山市政の発展を心より御祈念申し上げます。
 以上で降壇いたします。ありがとうございました。