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検索結果 » 平成29年 第397回 市議会定例会(開催日:2017/09/01) »

一般質問3日目(土居恒夫)

質問者:土居恒夫

答弁者:市長、関係課長


○議長(西岡照夫) 7番土居恒夫議員。
      〔7番 土居恒夫発言席〕
○7番(土居恒夫) 浜田和子議員のなかなかすばらしい質問を聞いておりますと、ついつい手を挙げるのを忘れてまして、申しわけないです。
 議場も、画竜点睛を欠くと言うてなかった、今まで下は暖色ですけどもほとんど寒色のところに暖色の国旗、市旗が掲揚されまして、非常に明るくなったような気がします。執行部の方には見えないかわかりませんけど、こちらから見てみますとなかなかいい雰囲気になっております。そして、平山市長、新しい平山丸の船出ということで、何かいい質問をしますといい答弁が返ってくるような気がしますんで、それでは通告に従いまして質問をさせていただきます。
 まず、災害について質問いたします。
 1番目、災害時の給水体制についてです。
 地震が起きても断水しない災害に強い水道づくり、また、断水しても一刻も早い給水体制づくりが何よりも求められます。もちろん、個人での飲料水確保は必要ですが、水がどうしても欠かせません。では、災害時にもしも断水した場合の給水体制についての質問です。他市では半径2キロメートルに1カ所に給水拠点、いわゆる給水ステーションの設営を計画されているようですが、本市ではどのような計画なのかお聞きいたします。今までの質問にもありましたけど、重複すると思いますがよろしくお願いします。
○議長(西岡照夫) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章) 応急給水の確保としまして、緊急遮断弁などの設置により配水池等の水を確保する。水源地では、応急的に直接井戸から取水し給水拠点とする。水源地等のない空白地については、学校等の敷地に耐震性貯水槽を整備し給水拠点とする、と計画しております。市民への給水場所といたしましては、各指定避難所に応急の給水タンクを設置し、そこでの給水を考えております。
 今議会に、応急の給水タンクの購入につきまして、補正予算で計上させていただいておりますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(西岡照夫) 7番土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) わかりました。なぜこのようなこと聞くといいますと、市のホームページで見てみますと、災害給水拠点整備計画ということで、整備計画となってホームページに掲載されてます。これで果たして、市民の方に給水が大事ですので、これについて周知ができているのかということで、お聞きいたします。
○議長(西岡照夫) 上下水道局長。
○上下水道局長(橋詰徳幸) 災害時に給水拠点整備計画を市民の方に知っていただくため、ホームページに現在掲載しております。広く知れ渡る状況に至っていないと考えております。現在、南国市4カ所、耐震性貯水槽において、地域住民の方や消防関係者と合同で給水訓練を実施いたしました。このような給水訓練を重ねることにより、市民の方に広く知っていただけると考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 7番土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) では、その計画で第1次給水拠点とか第2次給水拠点、あるいは災害時応急給水栓とかを決めていないのですか。
○議長(西岡照夫) 上下水道局長。
○上下水道局長(橋詰徳幸) 南国市は、災害時の緊急拠点として、南国市地域防災計画の中に市内11カ所を確保しております。また、南国市のホームページの中に災害時給水拠点整備計画を載せておりますが、市民の方にわかりづらい点もございますので、市民の方が見てわかりやすい内容に修正していきたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 7番土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) やはり、わかりやすいもので周知をすることが大事だと思いますんで、ホームページを見られない方もいらっしゃいます。やはり広報とか通じまして、わかりやすいもので、常時置いていくようなものも紙、ペーパーで必要じゃないかとも思います。よろしくお願いいたします。
 では次に、同じように小中学校などに設置されている受水槽ありますよね。これを災害時に活用するということはお考えではないですか。
○議長(西岡照夫) 上下水道局長。
○上下水道局長(橋詰徳幸) 現在小中学校にある受水槽を被災時に利用するためには、緊急遮断弁の設置及び定期的なメンテナンスが必要でございます。市内4カ所に設置した耐震性貯水槽に比べ容量が小さいため、被災時に活用するためには関係各課と協議が必要であると考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 7番土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) 関係課と御相談いただきまして、必要であればぜひ、水は少しの量でも大変大事だと思いますんで、その辺の活用も御検討お願いいたします。
 2番目に、日常備蓄の徹底のために備蓄の日を設けてみませんかという提案です。
 東京都では、首都直下地震などの大規模災害に備え、食べ物や日用品を少し多目に備える日常備蓄を実践しましょうということで、わかりやすくきめの細かく必要品目を示したハンドブックを作成し啓蒙しています。本市にはそのようなハンドブック的なものはありますか。
○議長(西岡照夫) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章) 本市として作成したハンドブックはございません。人と防災未来センターが作成した「減災グッズを備えよう!いつもケータイ、非常持ち出し、安心ストックチェックリスト」や、農林水産省が作成した「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」などを活用して、学習会などを行っております。
○議長(西岡照夫) 7番土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) 日常備蓄は、特別な物を備蓄というより、日常に使っている物を備蓄ということが大事ではないでしょうか。東京都の日常備蓄のハンドブックを見てみますと、非常に細かい項目も書かれてます。例えば主婦と、あるいは家族で、夫婦と乳幼児、高齢女性1人の4人家族の例で、何かいりますかとかいうのも非常に細かく書かれてまして。県とか国の出してるハンドブックも大事でしょうが、やはり南国市独自の目線で見たもので、例えばそういう公共の、先ほど言いました水の給水地点であるとか、避難タワーのもう一度その場所を示すとか、そういう全体的な、やはり南国市は大変防災で進んでいるという市で、見学者もいわゆる視察も多いと思います。ぜひ進んで、1冊でわかるような南国市独自のものをつくっていただきたいと思いますがどうでしょうか。
○議長(西岡照夫) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章) 日常に使っている物の備蓄ということは、大変大切だと思っております。ただ、備蓄につきましては、各個人個人、各御家庭によってその備蓄品についてが違ってまいりますので、そのあたりもその内容について十分検討する必要があります。細かな東京都がつくってます詳細な備蓄項目、備蓄品の項目にあるものについて、それについては必要だとは思いますが、それをもとに各家庭で検討していただけるような、そういうふうなハンドブックについても検討はする必要はあるとは思いますが、今のところは学習会でずっと人と防災がつくっていただいているハンドブックなど十二分に使えますので、その分でいきたいと思っております。
 以上です。
○議長(西岡照夫) 7番土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) 確かにおっしゃるとおり、それぞれ家族によれば食べ物の嗜好が全部違うと思います。ただ、同じような物じゃなくて、やはり日ごろから食べてるもんで、災害時にも好みの物があるとないとでは随分違うと思います。ですから、その家庭にあった備蓄品の勧めとか、あるいはローリングストック、ローリング備蓄ですか、缶詰なんか食べながらずっと備蓄していく。ちょっと聞いたことはあるんですが、例えば、御家庭にある冷凍庫が非常に便利がいいそうで、冷凍してますからだんだん溶けながら電気も要らなくて、氷の状態ですから、溶けながら何日分かは使っていけるというふうな冷凍庫の勧めとかそういうのもありますんで。雑学でもいいですけども、こういううんちくも入れながら、いろいろそういうハンドブックを、優しい目線で見たハンドブックをぜひつくっていただきたいと思います。
 あわせて、先ほど東京都は日常備蓄の啓蒙のために11月19日を語呂合わせで、これ1年に1度で備蓄の日ということで、どうなんでしょう、1年に1度備蓄、11月19日ということなんですけども。このようなまあパクってもどうかと思いますけども、本市でもこのような日を設けて、絶えずその認識を持っていただくような啓蒙はどうでしょうか。
○議長(西岡照夫) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章) 備蓄の日を定め、啓発をということでございますが、昨年度3月4日の食育まつりでは、災害時に火を使わない防災食レシピを紹介するなど、備蓄食料などについての啓発も行っております。また、☆きらり☆フェア、健康ウォーキングなどのイベントに合わせて、そういうふうな形での啓発も行っております。また、地域や学校の学習会などにおいても、備蓄品、非常持ち出し品について啓発しております。
 今後におきましても、このようなイベントや防災学習などの機会を通じて啓発していきたいと考えております。また、8月30日から9月5日までの南海トラフ地震対策推進週間や、9月1日の防災の日、11月5日の津波防災の日に合わせて、備蓄品の確認などをしていただくよう、自主防災会などに提案して、進めていってもいいのではないかと思っております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 7番土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) ぜひ、そういった機会をつくっていただいて、あらゆる機会で啓蒙していただきたいと思います。
 余談ですけど、今の子供は、例えばマッチもよう使わないと、ろうそくも知らないという子供もいるようで。昔ですが、学生に倉本聰が今から20年ぐらい前に、例えば君たち避難するときに何が一番大事かと言うたら、一番にライターとか言うた時代もあったそうですが、それはたばこ吸えるとか、そういう時代もあったそうですが、今やたばこを吸わない人がかなりふえてます。ですから、ライターも持ってないと。マッチも子供たちは知らない。非常のときに、じゃあどうやって火をつけるかとかいうことも、何かそんなこともいろんな学習も通じ学校も通じて、いろいろ本当に避難に備える体力づくりということで取り組んでいただきたいと思います。
 次に、2項目めの情報発信について質問いたします。
 まず、1番目にシティプロモーションから始めたいと思います。
 実は、今回の質問はざっくりですが、このシティプロモーションという、あえて項目を細かく分けて質問をしましたけども、シティプロモーションとは一体何ぞやから始めてみたいと思います。
 シティプロモーションとは、読んで字のごとく都市のプロモーションであり、都市の持つ魅力やコンテンツを販売促進しようとするもので、2004年ごろから政令指定都市や政令指定都市へ移行を狙う自治体で、シティーセールスとかシティプロモーションのための戦略及び基本方針が策定されました。そして、現在では、地域コンテンツづくりよりも、いかに地域の魅力を対外的にアピールしていくかということへ移行し、時にはマス媒体を通じアピールしたり、シティプロモーションを取り入れている自治体が全国に広がっています。しかし、多くの地域がその魅力をアピールしようとするなら、そこには必然的に競争原理が働きます。それは、まさに今、自治体間のマーケティング競争の時代を迎えたことと言えるでしょう。
 マーケティングには4Pという戦略があることは知られています。1つ目は、プロダクト、製品ですね。2つ目は、プライス、価格。3つ目は、プロモーション、販売促進。4つ目は、プレイス、経路あるいは立地ということです。これが4つのPの4Pです。このうちのプロモーション、販売促進がこのシティプロモーションに当たります。そして、地域にある景観や歴史、地域ブランドの特産品、イベントなど、地域の擁するコンテンツはプロダクト、この製品に当たります。企業は製品を売り、地域は景観や名産品に裏づけられた文化を売るわけです。言いかえれば、全国各地で古い歴史の中で既に多くの魅力のあるコンテンツをつくり上げてきました。あとは、それをいかにうまく売っていくのかです。残りの4Pの中のプライス、価格やプレイス、経路、立地を考慮して、都市を売り込んでいくシティプロモーションが移住を含めた定住人口の確保、交流人口の増加に欠かせません。
 地方創生とまちづくりについて、シティプロモーションを取り入れてみてはどうかとお聞きいたします。
○議長(西岡照夫) 企画課長。
○企画課長(松木和哉) 先ほど、シティプロモーションを取り入れてはという御質問をいただきました。
 第4次南国市の総合計画の中には、南国市の特性、資源としまして、本市の持つ交通の利便性や、豊かな自然、食の豊かさ、歴史など、代表的な特性や地域資源を上げております。
 現在進めております、まち・ひと・しごと創生総合戦略の中でも、企業誘致、特産品の開発、移住・定住の施策など、各分野での事業を盛り込んでおりますけれども、これらを進める上でも、議員が言われますとおり、市の強みや市の魅力を対外に情報発信していくということは重要であると認識をしております。
 シティプロモーションの目的としましては、大きくは都市イメージの向上、交流人口の増加、移住・定住の促進であると言われております。プロモーションの手法につきましては、市ホームページや広報紙など既存の媒体に加えまして、動画の配信、またはSNSによる情報の拡散、マスメディアによる活用などさまざまでございます。まずは、本市の地域資源の価値を振り返り、他都市との違いを明らかにした上で、どこをメーンターゲットとして発信していくかなどについて整理が必要でありますし、さらに行政だけではなく、関係機関や市民とも一丸となった取り組みにすることが必要であると考えております。
 今後の進め方としましては、まずこの目的を明確にした上で、効果の高いシティプロモーションのあり方につきまして、民間事業者から等のアドバイスも受けながら、これから検討していきたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 7番土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) そうですね、全体的に確かに全てやるのは難しいと思いますから、実施している自治体を見てみますとプロモーション課とか、そういうふうな別の課を設けて、一つのことを売り込みにやってると思います。全てがいかなくても、例えば今度、海洋堂ができるときのまちづくりについて、そういうシティプロモーションという手法を取り入れながら、やはり売り込む。
 この質問は全て南国市、失礼ですけども大変ちょっと劣ってるなと。ですから、売り込みということで、鶴瓶じゃないですけど、何でもない南国市だけではだめなんで、ぜひ南国市、例えば「なんごくし」と読むのか「なんこくし」ですかとかいう、これだけの問いを何かに出すだけでも、全国で注目を浴びると思うんですよね。例えば、きのう出てました、はりまや町のアンファンがつくったお菓子が、Suicaのチョコレートが逆で広がっていくと。そういうことで、非常におもしろい発想だと思うんですね。前にも言いましたけども、うちの子が東京におりまして、友達にごめんという電車の名前を見せたら、何で謝る電車が走りゆうがとか言うて、そういうふうなだけでも、それだけでも一つの南国市にまず注目をしていただくということができると思うんですよ。その発想をぜひ皆さん持っていただいて、進めていただきたいと思います。
 そこで、同じように聞きますけども、例えばホームページなんか皆さん見られて、本当に皆さん一人一人が見られて、これはどうか、これはどうかということで、やっぱり自問自答しながら、疑問も持ちながら、やっぱり全庁的に考えていただきたい。ホームページというのはやっぱり顔ですから、あわせて言いますけども、まずはそのホームページが役割を果たしていると思います。例えば市長の顔が、いくら施政方針をやってから市長がホームページに顔を出すということでありますけども、当選した早速、登庁されてから、やっぱりホームページに市長の顔を載せていただきたいんですよね。初めましてとか。きのうもおっしゃってて、各地域に御挨拶に回れる、非常にいいことだと思いますけども、やはりホームページでまず挨拶していただいて。おいあれは変わったな、南国市、大分なかなかええやいかというふうな、感じるような、ぜひ新たにホームページ平山丸が出ますから、新たに船出ということで変えてもいいと思うんです。その辺ぐらいの、これも本当にシティプロモーションだと思いますんで、ちょっと答弁お願いします。
○議長(西岡照夫) 市長。
○市長(平山耕三) 確かに、ホームページにすぐに出して、それをPRするということをやっていくことは非常に効果的なことでございますので、これからも迅速に対応してまいりたいと思います。
○議長(西岡照夫) 情報政策課長。
○情報政策課長(原 康司) 土居恒夫議員さんからの市のホームページが市を売り出すための役割を果たしているのかという御質問にお答えします。
 自治体のホームページは、まず市政の情報発信と業務をわかりやすくお知らせしていくことが役割であると考えております。南国市のホームページでも、イベント情報や市からのさまざまなお知らせをわかりやすくお伝えできるように努めております。また、市外の方などへの観光情報などは、観光協会のバナーを張りつけ、情報を見ていただけるように構成しております。
 市のホームページがセールス窓口として役割を果たしているのかというところでございますが、市外や県外の方からホームページに訪問されている方々への情報発信という面では、少し弱いのではないかと思っております。ホームページに限らず、土居議員さんおっしゃられましたように、自治体間競争と言われている中では、売り込んでいくという視点の必要性は感じているところでございます。全国の自治体が作成しておりますホームページはもちろんですが、評判がいいと言われるホームページなどにもヒントはあろうかと思います。情報収集などして、いいと感じたものは取り入れていきたいと思っております。
 また、掲載している記事につきましては、それぞれ担当課に作成してもらっております。多くの職員がホームページの作成ができるために、職員向けのホームページの作成の研修を毎年実施しており、研修の場を利用いたしまして、ホームページの役割を伝えているところでございます。
 市長の部屋についてでございますが、橋詰前市長が退任された翌日から公開されていない状態でございます。平山市長が就任され、所信を表明された内容を踏まえ作成する考えでありましたが、ホームページを訪問される方のためには、作成中であるとか、何らかのお知らせも掲載してはよかったのではないかと反省しておるところでございます。ホームページを管理すべき私の配慮が行き届いておりませんでした。ホームページの運営に当たりましては、訪問される皆様の視点で取り組んでまいりたいと思います。
○議長(西岡照夫) 7番土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) 市長、どうもありがとうございました。市長にお聞きするより政策課長にと思いましたが、ありがとうございました。
 同じことですが、これ以前にも質問させていただきましたけども、同じように「広報なんこく」も市民の皆様に伝える一つのコンテンツですが、例えば900号に合わせてイメージチェンジをされるお考えはないかという質問ですが、その後、進捗状況をお聞きします。
○議長(西岡照夫) 企画課長。
○企画課長(松木和哉) 「広報なんこく」につきましては、昨年の12月議会におきまして、現広報紙の改善点、また市のプロモーションとしての充実などにつきまして、御提案をいただいておるところでございます。平成30年1月が900号を迎えるということでございますので、これに合わせまして、表紙を初め、記事のレイアウト等の変更を行うよう広報委員会の中で検討し、準備を進めております。
 また、御提案をいただいておりますシティーセールスという要素につきましても、検討を行っておりますけれども、現在紙面が限られている中で、現在でも行政情報、イベントの情報等の掲載依頼に全て対応できてないという状況にもございますので、まずは行政情報を優先することとしまして、企業の紹介であるとか、シティーセールス等の要素を含めた記事につきましては、不定期ではございますけれども、特集記事にて対応したいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 7番土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) ぜひ、ちょうど900号ということで、刷新を期待いたします。
 我々というか、広告業界ではAIDMAという法則がありまして、アテンション、インタレストか、メモリー、アクションか、ということでありまして、ぜひよろしくお願いいたしたいと思います。
 それでは、情報発信というテーマの最後に、ユニバーサルサービスの視点についてお聞きします。
 質問の要旨にサービスという文言がぬかってましたので、訂正させていただきたいと思います。
 ユニバーサルサービスとは、子供から高齢者、病気を患っている方や身体にハンディを負っている方まで、あらゆる方の立場に立って公平な情報とサービスを提供することです。例えば、物理的なハード面で、エレベーターを設置するといった工事には多くの時間と多額の費用がかかりますが、ユニバーサルサービスは、提供する側と意識によって、すぐにでも始めることのできるサービスです。
 少し御紹介いたしますと、これがクロネコヤマトの不在者の伝票です。実は、ここに切り込みがありまして、この切り込みはヤマト運輸の女子社員が、いわゆる視覚障害者の方にどうやって不在者票を知らせようかということで、ここに切り込みを入れてるんです。これが猫の耳というふうな呼び名でクロネコヤマトの伝票に、これが不在者についてます。このようにやってます。
 それから、もう一例ありましたけども、ちょっと封筒を忘れましたけども、5月に行政視察をさせていただきました富山市の角封筒ですね、これ富山市の下に住所があって、そこの下に点字が印字されてまして、多分読めないけども3つぐらいですから、富山市やと思いますけども、そのような非常にユニバーサルサービスという視点、富山市もシティプロモーションをやっておりまして、大変すばらしい街で感動をしてきましたけども。このどちらもユニバーサルサービスというか、ユニバーサルデザインといいますか、ちょっとした心遣いで多額な費用を伴わない情報とサービスの提供をしているわけです。
 そこで質問ですが、これは浜田和子議員が質問されていました、鍼灸のマッサージ券のその後どうなっているかということで、大変ちょっとワンポイントな質問でございますけども、この辺がどうなっているかということを、これにあわせて聞きたいと思います。これもやっぱりユニバーサルサービスというか、視点でやらなければいけないことではないでしょうか。この施術者にわかる方法を何か御検討されたか、その後についてお聞きいたします。
○議長(西岡照夫) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(島本佳枝) ユニバーサルサービスの視点についての御質問にお答えいたします。
 はり、きゅう、マッサージの助成に関して、視覚に障害のある施術者の方が、施術券の年度がわかるような方法を実施できないかという御質問を、6月議会で浜田和子議員さんからいただいておりました。その後、すぐに実施できる対応といたしましては、現在施術券の色を水色に変更して発行をしております。また、施術券を使用する方が年度を間違えずに施術者の方に渡していただくように十分に説明をし、交付をしております。今後は、施術者の方がわかりやすい方法としてどのような方法がよいのか、施術者の御意見もお聞きし、調査検討して実施に向けて取り組んでいきたいと考えております。
 障害のある方に対しての優しい対応は必要なことと認識しておりますが、ユニバーサルサービスの視点から、障害のある方への対応に限らず、高齢者、妊婦、子供など、さまざまな立場にある方の視点に立ち、それらの方に応じた市民対応に努めていきたいと考えております。
○議長(西岡照夫) 7番土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) 最後に、このような点字とか、マッサージ券だけじゃなくて、非常に税の重要なお知らせとか、そのようなものもあると思うんですよ。ですから、ひょっとその大事なものをどうしても視覚障害だけでなくて、いろんなそういう体の御不自由な方に、ハンディを持ってらっしゃる方に届けるためにはどういうふうなのがあるかとか、その部分を含めて優しい南国市ということで、市長この辺について、一言何かございましたらお願いします。
○議長(西岡照夫) 市長。
○市長(平山耕三) いろいろ障害を持たれてる方、障害の度合いもいろいろあられると思いますが、そういった方、できるだけ広く対応できるような施策は考えていかなければならないというふうには思っております。ただ、それをどういうふうなことできるかっていうのは、これから考えさせていただきたいというふうに思います。
○議長(西岡照夫) 7番土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) 3項目めにふるさと納税についてお聞きします。
 本市のふるさと納税、ふるさと寄附金は、寄附件数で約8,000件、寄附金額で約1億3,400万円と昨年度はなっております。1番人気は、西島園芸団地のメロン、マンゴーとなっています。
 今回の質問は、このふるさと寄附金が既存事業のための財源組み替えになっているのではないかということでお聞きいたします。つまり、自主財源確保としてのふるさと寄附金は、寄附者を納得させられているでしょうか。
 そこで、本市の言うふるさと寄附金の使い道について一部を紹介しますと、10項目が条例として並んでおりまして、1つには寄附の方々にこういう目的で使いますということになってますけども、1番に地域コミュニティーに関する事業及び活力ある市民活動の推進に関する事業、2番、教育の充実及び青少年の健全育成に関する事業などなど、こういう文言が10項目にわたっておりまして、これで魅力が伝わっているでしょうか。
 そして、次に返戻金が3割という、総務省のほうでは3割以下にしなさいという通達もありますが、このようなことで、寄附をされる方がこの10項目の内容を見られて、いやこれは南国市何か寄附をしちゃらんといかんという気持ちになるでしょうか。そこについてお聞きいたします。
○議長(西岡照夫) 財政課長。
○参事兼財政課長(渡部 靖) ふるさと寄附金につきましては、その使途、使い道につきましては、南国市ふるさと寄附条例におきまして、目的を具体化するための10項目の事業とされており、前年度にいただいた寄附金を積み立てた後、翌年度にそれぞれの事業の財源として活用させていただいております。
 平成27年度の寄附額1億4,500万円につきましては、平成28年度の給食センター建設事業費や、小中学校空調設備設置工事、乳幼児医療費助成事業、公民館活動に係る経費等に充当いたしております。基本的に予算編成につきましては、本市の優先課題に対応した事業というものを予算化しておりますので、いわゆる既存事業また新規事業を問わず、使途がふるさと寄附の目的を具体化するものについて繰入金を財源として充当しておるのが現状でございます。
 なお、平成29年度当初予算におきましても、1億3,000万円を財源として、ファミリーサポートセンター事業などの新規事業を含め既存事業の継続、拡充を図っております。ただ、この寄附者の意向にそのまま沿っているかというところでいきますと、若干弱いのかなというふうにも感じております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 昼食のため休憩いたします。
 再開は午後1時であります。
      午前11時54分 休憩
      ――――◇――――
      午後1時   再開
○副議長(岡崎純男) 休憩前に引き続き会議を開きます。7番土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) お昼ですっかり先ほどの財政課長の答弁を抜けてまして、忘れましたけども。引き続きまして、ふるさと納税についてということで、引き続き質問をしたいと思います。
 先ほど財政課長がおっしゃったように、本市での寄附金の申し出区分を見てみますと、地域づくりとか教育の充実、健康福祉、それと市長の一任で、平成27年度83%、平成28年度が74%となっていまして。これは今までの10項目をずらずらと並べるより、こういうものに絞ったほうがいいのではないかと思って、他市町村のをちょっと見てみまして、佐賀県の玄海町というところが、9億円以上の寄附を受けている自治体がありまして、その中で使い道が本市と同じように4項目で、しかも非常に寄附者にわかりやすいホームページへの掲載をしています。それは、1つには人材育成、2番目に自然及び環境、3番目に医療及び福祉の充実、4番目が玄海町の応援の4事業と絞って掲載しております。例えば、どんなことに使ったかといいますと、やはり教育、人材育成とかいう関係で、小中学生への送迎バスに使ったり、小中学校での放課後の塾の講師代なんかに使っているようです。
 そこで、このふるさと寄附金で、例えばこういうふうに4項目あたりに絞って寄附者に申し出を求めないかということで、10項目でいくのか、そのあたりを含めてお聞きいたします。
○副議長(岡崎純男) 財政課長。
○参事兼財政課長(渡部 靖) ふるさと寄附金をいただいた方が選ばれた申し出区分は、先ほど土居議員のほうから言われたとおり、4項目が多いということとあわせまして、市長に一任という特別に選ばれてない方の割合なんですが、平成27年度では約3分の1でありましたが、平成28年度には約6分の1に低下しておりまして、目的事業を希望される傾向が強くなっております。
 こうしたことから、議員からの提案であります、より寄附者へのアピールとなるような事業区分の見直しや、もう少し事業を絞りまして、先日市長のほうから高木議員への答弁させていただきましたが、海洋堂とのコラボとなりますものづくりセンター建設に特化したようなクラウドファンディング、こういったものも活用することによって、もっと多くの方からの賛同をいただけるのではないかとも考えております。
 このためには、南国市ふるさと寄附条例の改正や、運用面でも事業開始までの間は基金に積み立てておくなどの方法も必要となってきます。ふるさと寄附条例につきましては、議員の皆様からの提案で生まれたものであり、その改正につきましても、議員の皆様の御意見を伺いながら進めていくべきと考えておりますので、改正案を作成いたしましたら御確認をいただいた上で進めていきたいと思います。時期的には、本年中に改正案ということでお示しさせていただき、3月議会で、実質的には来年度からそういった形で改正できればというふうに考えております。
 なお、午前中の土居議員の発言でもありましたけれども、総務省から返礼割合を3割以下にとの通知があっております。県内全市町村がこの3割以下に対応するというふうに県からは聞いております。本市におきましても、11月から見直すこととし、現在特産品業者との調整を行っております。
 以上でございます。
○副議長(岡崎純男) 発言をされる方に済いません。定例議会の前にスピーカーの出力の調整をちょっとしておるんですけれども、マイクの特性上、横からでしたら声が入りません。正面でしたら、さほど大きな声がなくても、スピーカーからきれいに声が出てきますので、発言される方は正面から、余り近づける必要はないと思いますが、しゃべっていただくようにお願いをいたします。7番土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) これぐらいですか。
 それで、ありがとうございます。新しい手法で、民間でクラウドファンディングという手法をとられているようですが、その手法を使って、海洋堂のものづくりセンター等々の取り組みのまちづくりについて、特性を生かした、これも一つのセールスプロモーション的なものだと思いますんで、こういうところでぜひシティプロモーションですんで、取り組んでいただきたいと思います。
 ほかに、これは特定、絞るのと、それとやはり南国市がこういうものをやってると、今8つくらいですか、チャンネルがあっていろんなANAとか、いろんなところが競争をしておりますんで。これは南国市の応援団的なところの方に、例えばハガキでごめんなさいで応募された方にお断りを入れて、南国市の広報と一緒に、南国市にはこういうふるさと納税、寄附者を募ってますと、ふるさとの返礼品もありますよってことで、そういったものも合わせて入れたり、いろんな県外に行ってる方にも南国市のふるさとのために寄附をお願いできませんかみたいなことで、やはり多く知らせて、ほかとの競合にやっていくためにはいろんな手を使って、南国市のためにということを呼びかけるのも一つだと思いますんで、今後、ぜひそういうことをやっていただきたい。
 それとあわせて、これはお願いですが、前の橋詰市長にも質問したときに、後免の子供たちが駅の駐輪場、あのときもたしか橋詰市長はふるさと寄附金を使ってみるのも一つの案だということで、今の記憶にあるんですが。そんなこともあわせて、やはり市長の一任というところでありましたら、何かそういったものもやっていただきたい。
 それと余談ですけども、この前、香長中学校が全国の吹奏楽コンクールで、四国大会へ吹奏楽部が56名でしたか、初めて行って徳島でやったんですが、やはりなかなか技術も当然さることながら、みんな金ぴかの楽器を他校は持ってるのに驚かされまして。なかなか少ない予算であろうと思いますけど、楽器は非常に高いもんでございまして、遠征費も御協力いただいてるわけなんですが、ちょっとした楽器の修理とかそのようなものをぜひ、そういうふるさと応援の子供たちのために、ふるさと寄附金を流用ということもお考えいただきたいと思います。
 最後に、子ども議会について提案したいと思います。
 昨年夏の参議院選挙から18歳選挙権が実現しました。学校現場などで若者の主権教育が重要となっています。学校における政治的中立性の問題に萎縮することなく、政治教育を推進し、政治に関心を持つ若者を育てていかなければなりません。それとあわせて、自分たちの住んでいる街に関心を持ってもらうため、全国の多くの自治体で子ども議会が開催されています。会議の形態はさまざまですが、まちづくりや教育などをテーマとした活発な議論が交わされているようです。
 本市では、4中学で市長とのドリームトークが行われていて、成果も出ていると思いますが、小学生も参加できる子ども議会の開催をぜひ提案したいと思いますが、御見解をお聞きします。
○副議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人) 土居議員さんから子ども議会についての御質問がありましたので、お答えをいたします。
 これについては、5年ぐらい前にも1度この話が持ち上がりまして、準備会を開いたことがありました。子供たちにとっては、日ごろ余り経験することのない議場で、南国市をよくするために考え意見することは、政治への関心も高まる絶好の機会になり、大変意義のあることと思います。しかしながら、このときは日程調整と準備が間に合わないというようなことで、条件が整わず、実施にまで至りませんでした。
 現在、選挙年齢の引き下げや、政治に無関心な若者の増加、投票率の低下等、政治についての将来への不安は否めない状況もあり、子供たちに政治に関心を持ってもらい、我が町の将来について考える場を持つことは、とても大切なことであるというふうに考えております。
○副議長(岡崎純男) 7番土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) 大切なことですが、では実施に向けて御検討されますか。
○副議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人) 子ども議会を実施することに何の疑義も挟むものではございませんし、子供たちの学習の幅を広める意味において、こういった事業は有益なものと考えております。
 しかし、一方で、現状における学校の状況もお知りおきいただきたいことはあります。現在、学校や学校を取り巻く環境は社会における問題を解決するための受け皿的な役割を担っており、世の中で起こる事件、事故、不安な事象があれば、小さいうちからの教育によって解決すべきだということで、多くの方々や関係諸団体から、多様で多角的なアプローチを受けております。これは、学校に対する期待感もあってのことですので、大変ありがたいことと受けとめております。学校も多方面からの要望を精いっぱい受け入れようとして最大限の努力はしておりますが、既に飽和状態にあることも事実でございます。
 要請を受けることの一つ一つは大変意義のあることで、とても大事なことであり、学校はできる限り受け入れ、そのことによる成果を子供や地域関係機関と分かち合い、共有していこうとしております。何よりもそのことによって成長する子供を見ることができるのは、教育関係者の最大の喜びでもあるからです。
 しかしながら、教育課程の履修のため、教育計画に基づき日々教育実践を行っている学校は、学習指導要領の変更のたびに増加する教育内容もあり、授業時数の確保や学校行事の精選はどの学校も頭を痛めております。その中で、現在、多忙化解消や働き方改革のための研究も行っておりますが、いまだ効果的な対策が打ててないことも事実であります。
 繰り返し申し上げますが、どの事業も一つ一つを見ればとても大切なことであり、全く反対するようなものではなく、そのことを実施することはとても重要で意義深いことと考えておりますので、こういう背景もお酌み取りの上、お話を進めていただければ幸いに存じます。
○副議長(岡崎純男) 7番土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) 私どもにバトンを渡されたようなことだと受けとめますが。他市を言って申しわけないですが、高知市であるとか、これは香南市の広報へ載ってるんですが、すばらしい議会になっております。
 他市でやれて、私も前回、先生の多忙化とか部活動の問題とか取り上げさせていただきまして、先生の大変多忙なことはわかっております。そこにあえてまたこんなことを言うのかということで言われますと非常に言いにくいんですが、ドリームトークもそうなんですけども、やはり将来の子供たちが南国市に住んでよかったと思えることを持ってもらうための施策なんです。これ地方創生と同じなんですね。やはり、南国市を愛する心を持ってもらうことが、子供たちには重要だと思うんですよ。やっぱり南国市がやったら、こんなこと言うたら市長が何かやってくれた、いやあの人ら何とか課長がこんなこと言うてくれたということが一つのまた励みとなって、この南国市の愛着、これが将来ここへ戻ってきて、そして南国市のために働いて、市役所で働きたいという子はいらっしゃると。しかも、議員になって、南国市をもっとよりよい住みよいとこにしていきたいという子供たちが育っていくと思うんですよ。
 ですから、ドリームトークをやってますんで、これをちょっと組みかえてやる。あるいは小学校初めてですけども、初めてのことなんですぐはうまくいかないんですけども、何か手始めにやってみるとか。そのようなことをぜひ、議会でも当然議員の皆さんの御理解をいただいて準備を進めんといかんと思うんですが。これは、ちょっとこのことについて市長、一言。
○副議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) このことにつきましては、今学校現場の話をさしていただいたところでございますが、その60周年に子ども議会を提案するということでございますが、その子ども議会も含めて、年間のスケジュールの中でどういうふうに実施できるかどうかっていうのを、もう学校側で考えていただきたいというふうに思うところです。
○副議長(岡崎純男) 7番土居恒夫議員。
○7番(土居恒夫) そういうことで学校側で、ぜひ御検討ということでございます。
 先ほど市長も触れられましたけども、決して急ぐもんでないですけども、60周年を記念に、ちょうどその機会にやってみると。子供は南国市のことについて関心を持つと、親もやはり関心を持つ。よそではさまざまな議場でコンサートやったり、ことをやってますんで、やっぱりこう議会も開かれたものに、市民の目に皆さんの目に、こんなことやりゆうということを関心を持っていただくことが、将来南国市にとって住みよい南国市になると思いますんで、ぜひともこれの実現に向けて御努力をお願いしたいと思います。
 これで終わります。