ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 南国市議会 > 議会議事録

用語検索はこちら


議会議事録

  • 開催別
  • 一般質問
  • 議員提案
  • 市長提案
  • その他
  • 検索
一般質問 令和6年度 » 令和6年 第434回市議会定例会(開催日:2024/03/04) »

一般質問4日目(土居恒夫)

質問者:土居恒夫

答弁者:市長、教育長、関係課長


○議長(岩松永治) 16番土居恒夫議員。
      〔16番 土居恒夫議員発言席〕
○16番(土居恒夫) みらいの会の土居恒夫です。よろしくお願いいたします。
 今回、なかなか少子化対策総合交付金、そのようなこととか、やっぱり防災の関係が多いと思いますけども、長いあれですけども、重複することがありますけども、よろしくお願いいたします。どうも休み明けで調子が上がりませんけど、よろしくお願いします。
 通告に従いまして、順次質問をしたいと思います。
 今議会での私の質問は、市長の政治姿勢、次に防災対策、保育所の運営管理について、MIARE!の運営、そして地元の課題についての5項目につきまして、順次質問をいたします。よろしくお願いいたします。
 まず、1項目めですが、市長の政治姿勢といいますか、市長の気持ちを伝えていただきたいと思いましての質問ですが、大分月日がたちましたけれども、3月1日と2日に十市小学校で第2回防災フェスティバルが行われました。市長が会場に来ていただきまして、非常に子供たちも喜んでおりました。会場では、本市の姉妹都市の岩沼市の玉浦小学校の子供たちと一緒に作った歌も、新聞にも載っておりましたけれども、披露されました。
 ところで、防災フェスティバルと同時並行で6年生が十市の未来を伝えようという表題で教室に招いていただきまして、発表するので行ってきました。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━十市小学校では、6年生の2クラスがあって、四、五人で班を作りまして発表をしてくれました。みんなタブレットを自由に使いまして、いろんなテーマをそれぞれが全国各地のものを調べながら、タブレットを使いながら発表会をプレゼンしていただきました。
 それぞれ、その感想を言わせてもらいますけども、その中で胸が非常に打たれましたのは、僕たちが描く未来は地域の人たちが楽しく仲よくつながる町というテーマでした。このコピーが、今回子供たちが十市の未来について語ってくれた共通項のように思いました。日頃から地域住民が年の差に関係なく、コミュニケーションを取りつながることが防災力向上になり、暮らしやすい十市になると子供たちから学んでまいりました。
 子供たちの中に、具体的に公園の遊具整備を上げたり、なぜ遊具整備が必要なことなのかといいますと、お年寄りにも優しいユニバーサルデザインの遊具とかが公園にないと。それとか、地場産品で作りました、そういった遊具もないというので、あちこちから調べたものをプレゼンの中で紹介してくれました。
 それから、放課後や休日に運動場などで遊べないといった発表もありました。これなぜ運動場で遊べないかということが、いつからか分かりませんけども、やはり責任者がおらないということで、遊べないということは非常に子供たちの声が多くありました。要は、公園でボール遊びができないんですよね。子供たちが。ですから、これも次の課題でまたお聞きしたいと思いますけども、それはまた後にします。
 それから、ごみのポイ捨てに非常に関心もありました。ごみのポイ捨てなど、これは自分たちでできることなので、自分たちが率先してごみ拾いをすれば、ごみのポイ捨てがなくなることを実行しようやということで、みんなに言ったことでした。
 そこで、子供たちの発表から市長に少し質問をしたいと思います。
 本来は、各担当課にお願いするべきことなんですけども、あえて市長に答弁をいただきたいと思いますが、まず高知市に弥右衛門の防災公園のような公園を南国市でも造ってもらえないかということについてお聞きいたします。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 防災公園の整備としましては、南国市では令和5年10月に南国市前浜のスポーツセンタータワーに隣接して、防災広場として「なんこく防災パーク」をオープンしたところでございます。この「なんこく防災パーク」は、避難のスペース、学びのスペース、避難に備えた体力づくりスペース、多目的スペースといった4つのスペースで構成されておりまして、平常時には御家族やお仲間でゆっくり過ごしていただける憩いの場として、楽しみながら防災も学んでもらえるようにと整備したところでございます。
 現在は、その公園が一番弥右衛門公園に近いような形の整備になっておるというようにも思うところでございますが、今後、防災公園の整備につきましては、現在のところ具体的な整備計画というものはございませんが、整備を考えております南国中央公園の構想の段階におきまして、またどういった公園にすればいいのかということを検討させていただきたいと思います。以上です。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
 災害に強い防災公園を造る班は、弥右衛門公園を3Dで紹介してくれてました。そこに、ヘリポートも整備されてることも発表しておりました。この前も危機管理課課長が十市の小学校に防災ヘリポートの計画もあるということで、ぜひよろしくお願いいたします。
 そこで、もう一つ子供たちが言ったのは、災害の強い町、いわゆる災害に強い南国市ということであれば、移住者も増えるんじゃないかということも思って発表してくれてました。子供たちは、地域の人々との交流を望んでいながら、ふだんから遊べる公園とか、防災機能を持った公園があれば、市民の防災への意識も非常に高まるんではないかということで、そういう発表がありました。これは、十市小学校のあれですが、先ほどちょっと抜かっておりましたけども、市長がせっかく十市の防災フェスティバルにおいでてくれましたから、小学校の発表についてどのような感想を持たれましたか。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 参加させていただいて、開会式に参加させていただいて、1時間ぐらいそちらの会場を拝見したところでございますが、発表というか、各コーナー、コーナーで、子供たちがその取組について説明をしてくださったということで、自ら考えた取組をしっかり自分で説明して運営をされておったということに感心をさせられたところでございます。いろんなアイデアを駆使して、いろんなコーナーを作っていただいて、ふだんからの防災教育がよく生かされておるなということを感心させられました。以上でございます。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
 発表じゃなくて、そういうブースをこしらえて、それぞれの防災に対する意識を持たれて、ちょうど当時危機管理課も野村補佐に来ていただきまして、いわゆる防災トークといいますか、それも来ていただきまして、非常にふだんから防災に対する意識を皆さんに発表していただきまして、ありがとうございました。
 では、これからは市長の政治姿勢ということで、これから市長の腕の見せどころとなるのではないかと思います。いわゆる人口減少対策総合交付金ということですが、皆さんからいろいろ質問がありまして、当然ながらそうだなと思いましたけども、私一つ当然は当然ですけども、これはいわゆる当然手挙げ方式ということになっておりますので、ぜひこの手挙げ方式の分で、これはやはり市長を先頭で知恵を絞っていただいて、この際に今までどんな対策をやっても、全国各地対策をやっても地方は本当に人口減少対策の打ち出の小づちというのはありませんけども、ここはやはり市長自ら先頭に立って、人口の克服をしていただきたいということを思います。
 そこで、重複しますけど、もう一度市長の人口減少対策交付金につきまして、取組などにつきましてお聞きしたいと思いますが、よろしくお願いします。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 今議会で何人もの議員の皆様に御質問いただいたところでございますが、今県の人口減少対策の交付金を使ってどういうことができるかっていうことを、今考えておるところでございます。その基本配分型という形では、先ほどの医療費の無償化拡大というようなことに使えるというようなことも聞いておるところでございまして、あとは県との連携した中の政策ということにつきましては、本当にいろんな各課長にも、課長会でも伝えまして、アイデアというものを募集もしておるところでございまして、その中で計画をつくっていきたいと思っております。
 今の段階では、これというふうなことはなかなか申し上げられないところでございまして、今後効果的な施策を計画に盛り込んでお伝えしていけるようにしたいと思いますので、また今後とも御理解いただきまして、そちらの政策に御意見いただければというようにも思います。以上でございます。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
 少し、ここでちょっと感心させられました新聞の記事がございましたんで、紹介をさせていただきます。高知新聞2月10日の地空欄ということで、タイトルは「好きを貫く」という見出しですが、内容は安芸市出身で23歳の樋口佳苗さんという方が大阪の大学を卒業して県外で働いておりまして、やっぱり地元が好きだということで、そして地元に帰りまして市役所に入りました。市役所に入りまして就職しまして、何か人を呼び込むイベントを開きたいということで考えました。この樋口さんという方はコスプレがお好きだということで、自分の好きを貫くということで有言実行で、コスプレのいわゆるショーといいますか、全国各地に呼びかけてコスプレのイベントを開催したらしいですね。そうすると、県内外からアニメや漫画のキャラクターに扮した10代、20代の若者200人以上が予想以上に集まって、非常に安芸の元気を取り戻したということで、第2弾の開催につきまして、また知恵を絞ってるそうですけども、やはり好きを貫く若者、これが地域にいろんな新しい風を吹いてくれてると思うんですよ。
 ですから、この記事の感想をお聞きしましてもあれだと思いますけども、これなぜ言ったのかといいますか、手挙げ方式なので、やはりこういう地域の、市役所の中でこういう若い声とか、いろんなものを吸い上げるということが、これはなぜかといいますと、市長のやはり公約でありました聴く力ですかね。それをやはりここは発揮していただきまして、そういう職員の皆様方の提案を人口減少対策交付金の手挙げ方式の中に生かせるような仕組みづくりも大切ではないかと。
 例えば、いろいろ調べてみますと、各市町村では新規事業の提案型みたいなことも、うちもあると思うんですけども、ここで改めまして新規事業提案制度のような仕組みで、市長が若いといいますか、皆さんの声を市政に生かせるような、この際手挙げ方式の中で重要なんで、それをやるような方法につきまして、この制度につきましてお聞きいたします。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 職員の提案制度というのは、かなり以前になりますが、平成12年の頃には設けられておったということでありますが、現在は実際には実施ができていない施策になります。そういったことを行うことは、やはり職員の意識改革にもつながりますし、職員のモチベーションが上がるということにもつながると思いますので、ぜひそういったことも実施していけるようにしていきたいというように思います。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) 昔、会社で知恵のある者は知恵を出せと、汗をかく者は汗をかけと。汗も知恵もない者は静かに去れというて、そういうふうに教えられた職場時代がありましたけれども、ぜひ知恵を出していただいて、この人口減少対策交付金、ほかのもそうですけれども、いろんなものに積極的にやっていただきたいと思います。
 では、この項の最後に、アンパンマンに関連した企画ということで提案させていただきたいと思います。
 先ほど、ちょっと気になりましたのが、後免を平仮名表記するということですか。これっていうのは、やはり野中兼山からの後免という、随分重みのある言葉から平仮名表記というのは、ちょっとここは簡単にやるべきじゃないと思うんですけど、どのあたりのどうか分かりませんけども、高知市なんか、本当に昔の水道町とか鉄砲町とか、そういう昔の名前が消えてます。ここは、やはり後免という意味のある、確かに謝罪はいいですよ、面白いですよ。それ平仮名表記っちゅうのは、そこのあたりちょっと考えていただきたいなと、今ふと先ほど答弁聞きまして思いましたんで、これまた後でしっかりやりたいと思います。
 それはさておき、今回のテーマはおふざけですけども、キャラクターの例えば仮装パレードみたいなものをやってみたらどうかと。これ本当は、アンパンマンパレードみたいなのが面白いと思いますけども、次の連続テレビ小説「あんぱん」だけの一過性じゃなく、やはりせっかく来ていただいた方にがっかり名所のようなのを、それも非常に言葉はあれですけども、何もないものを今から一生懸命につくったってなかなか間に合いませんので、では次につながるような、例えばそういうキャラクターパレードとか、やはりせっかくいわゆる駅前線のシンボルロードもできますから、ああいうところをつくりまして、よそから呼んでもらって皆さんが楽しくなる面白いようなものをやってみたらどうかという提案でございます。なかなかアンパンマンのパレードとなりますとハードルも高いと思いますので、何か思います。
 そのほかに、私考えてますのはごめんなさい神社を造るとか、そういう一つのごめんのはがきの供養をするとか、ちょっと皆さんがほっとするようなごめんなさい神社のような、こま犬をやなせ事務所につくっていただいて、面白いキャラクターのこま犬を据えるとか、せっかく海洋堂もありますから、そういうキャラクターを使ってやるとか、ぜひ何かそんなことも考えておりますけども、突然の話で申し訳ないですが、最後に市長の感想をお聞きいたします。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) キャラクターのパレードっていうことは、やはりにぎわいづくりという意味では非常に楽しめるイベントにはなるのではないかというようにも思うところです。
 後免でも、ハロウィンのときにコスプレイベントを行っておるということでございまして、そのときは多くの方に見ていただけるような環境もあるわけでございます。そういったことを考えれば、やはり多くの市民の方に御協力いただいて、そういったことが企画、また参加して運営もいただければ、非常に楽しんでいただけるようなイベントになるのではないかと思うところです。以上です。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
 これは、南国市を全国に知ってもらうチャンスでございますので、この契機に本当にチャンスを逃さぬようによろしくお願いいたします。
 次に、災害に備えてという項目でございます。
 これも本当にいろいろな方々から御提案といいますか、様々な意見がありまして、ずっと聞き入ってました。私のほうからは、住宅耐震化工事、先ほども神崎議員のほうからもありましたけども、住宅耐震の工事につきまして増額をやっとされております。ありがたいことです。
 ただ、この前の能登半島地震におきましても、実は石川県は10分の10、あるいは珠洲市におきますと150万円の既に耐震化工事の補助率を上げてたそうですね。10分の10ですからただなんですよね。それをやっておいたのにも、なぜか耐震工事がなされずに、あのような本当にかわいそうな現状になっておりました。これは、どんどん啓蒙する必要があると思いますので、まず冒頭に言います。
 これは、補助率をもう一回お聞きしますけど、改めて補助率の件でお聞きいたします。よろしくお願いします。
○議長(岩松永治) 住宅課長。
○住宅課長(松岡千左) 住宅耐震工事補助事業の補助上限引上げにつきましては、従来の限度額は国の補助を最大限活用する額となっておりました。限度額を引き上げた場合に、国の補助上限は上がりませんので、市の負担が増えることになることから、積極的に増額をする判断には至っておりませんでした。このたび能登半島地震における家屋被害の状況からも、住宅の耐震化をより一層推し進めていくことが喫緊の課題と判断し、県が補助上限を引き上げる発表をしたことでもあり、引上げに至ったものです。
 耐震状況につきましては、平成30年の調査により把握している住宅総数が1万7,747棟、それを母数としまして、現在の耐震性を満たした住宅が1万3,069棟となっております。この耐震性を満たした住宅をより一層増やしていくためには、先ほど神崎議員の御質問にお答えしましたとおり、普及啓発に力を入れ、その具体的な案として、広報などによる単なるお知らせにとどまらず、地域に出向いての対話方式、対面方式の啓発なども考えていきたいと思っているところです。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
 極端なことですけども、幾ら防災グッズを置いてても、家が倒壊すればそのような利用できませんので、よろしくお願いいたします。
 次に、ソフト面での災害に備えるということに質問をしたいと思います。
 防災対策は、日常生活の中で意識せずにできてしまうものがあります。それが、個人の防災対策の実施率を上げることが大切になります。その実施率を向上させるために、「いつの間にか防災」というフレーズで野村総合研究所が提唱しております。この「いつの間にか防災」というのは、住民の防災意識を高めてもらう上で非常に分かりやすい取組ではないかと。知らず知らずに防災対策はいつの間にか家の中でもやってるということが、いわゆる日常からやるということが大切ではないかと思います。
 例えば、例を挙げますと、いつの間にか毎日天気予報を見ているとか、ティッシュやラップなどの日常的に使用する消耗品は予備を買って保存する。2階以上で就寝する。ガス、電気がなくても使用できるカセットこんろやアウトドア用品、寝袋などを購入して自宅に保有するとかということが、これがいつの間にかという防災に対して意識を持ってることに当てはまると思います。
 そこで、いつの間にか防災という考え方につきまして、市民とかそういうことで周知して回るということにつきまして、御見解をお聞きしたいと思います。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 本市の取組といたしまして、「いつの間にか防災」に近い考え方になりますが、生活まるごと防災というものを推進しております。この取組は、あらゆる生活の場面において、防災の視点があるという認識の下に、各種市役所業務の中に防災の視点を取り込んでいこうというものでございます。
 実施例といたしまして、保健福祉センターで実施しております乳幼児サークルで家具転倒防止のお話をさせていただいたり、生涯学習課の実施する健康ウオーキングに参加をいたしまして、ウオーキングコースに関連する災害・防災の啓発を行うなどをしております。
 また、南国市の健康まつり、きらりフェアにも、防災は健康からをキャッチフレーズに、毎年参加をしております。
 このように、あらゆる機会を捉えて様々な立場の住民の皆様に防災に触れる機会をつくることを目的として実施をしております。
 議員御提案の「いつの間にか防災」も、この生活まるごと防災の活動の中で御紹介をしてまいります。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) 引き続き、周知の御努力をお願いいたしたいと思います。
 次に、災害に備えての2つの登録制度について提案したいと思います。
 1つ目は、例えばの題ですけども、災害時に協力車両、軽トラ隊への事前登録です。どなたかトラクターのことをおっしゃってましたけど、私は軽トラを事前登録されたらどうかということについて質問をしたいと思います。
 提案ですけども、災害発災時において、避難所等への物資搬送活動に活用する車両としまして、やはり軽トラがなかなか重要な役割を果たしているということです。日本カーシェアリング協会が、災害時に支援活動で一番必要な車は何でしょうかという質問に対しまして、やはり軽トラが1番ということで、2位は大型ダンプだということです。ふだんから何げなく乗っている軽トラが、災害時にはスーパーマンになるということですけども、そこで愛知県豊明市、これ市民に呼びかけまして、車両登録をしてもらう制度を実施していますが、この件につきまして御見解をお聞きします。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 愛知県豊明市の災害地協力車両登録制度につきまして、制度内容を確認させていただきました。豊明市では、物資集配拠点と避難所間の救援物資の搬送を主な目的としておりますが、本市におきましても県、国から供給される物資につきまして、市の物資配送拠点から避難所への配送方法についての課題を抱えているところでございます。
 本市では、軽トラックを所有している住民の皆様も多いと思われますので、豊明市の制度を研究し、共助の取組として、発災時に地域の方々に協力を願えることができないか、検討してまいります。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ぜひよろしくお願いいたします。
 2つ目は、災害時に協力井戸の登録制度です。能登半島におきましても、いまだに断水が続いておりまして、全面復旧は5月までかかるということなんです。それと、先ほど上下水道局長も言ってましたけども、なかなか配水管の設備等々の改修には、大変な巨額な費用がかかります。そこで、ふだんから井戸水の保有者といいますか、その方々の登録制度をやってみたらどうかと。井戸水というのは、すぐに使えます。ただ、井戸水はなかなかモートルとか壊れてるとかいろいろありますけども、そこで実施してるところなんかは、10万円を限度までに補助を出して、登録制度を呼びかけて、いざというときに井戸水使ってくださいということも呼びかけておりますので、このようなことの災害時協力井戸の登録制度につきまして、お聞きいたします。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 能登半島地震では、水道の断水が長期にわたっており、2月末現在でも約2万世帯で断水しているという状況でございます。飲料水のみならず、洗濯やお風呂などの日常生活にも大きな支障を来してるとお聞きをしております。改めて、水の確保の重要性に気づかされたところでございます。
 本市では、上下水道局を中心といたしまして、耐震性貯水槽の整備など、飲料水確保に努めているところでございますが、飲料用だけでなく、生活用水の確保対策として、地域の共助の中で活用できる井戸について事前に把握しておくことは重要であると考えます。
 能登半島地震を受けて、井戸の活用についての問合せも市民の方からいただいておりますので、この災害時協力井戸の登録制度につきましても検討してまいります。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。お金もかかることも大切ですけども、ふだんからの物を使っていくということも非常に手っ取り早い、有意な効果があると思いますので、よろしくお願いします。
 例えば、家具の固定なんかでも、上に段ボールを置くとかということもありましたので、段ボールの中に非常用を入れといて、段ボールで固定するということも、そういう簡単なこともありますんで、ちょっと思いました。この項は終わります。
 次、3問目に、保育所の管理運営についてお聞きいたします。
 近年、学校職員の過重労働に関する働き方改革が2019年4月に導入されました。その背景には、労働人口の減少や生産性低下のリスクに備えるため導入されたものです。教職員だけでなく、医療従事者や福祉施設などに起こる過労死ラインを超える労働者の行き過ぎた労働環境が放置されている現状もいまだに耳にいたします。学校現場に関しましては、多くの事例が報告され、徐々に対策が講じられているようですので、今回は触れませんが、前にも聞きましたけども、今回は自治体が運営している保育所において、どのような実態になっているのかということでお聞きいたします。
 長時間労働が保育業界の中でも課題とされており、保育士は残業が多く、休暇が取りづらく、肉体的にも精神的にも負担がかかる職業です。働き方改革を積極的に進めていかなければなりません。
 今回、保育士のある親族から、非常に今帰りが遅いと。しかも休日にも保育所に行っておると。これでは、本当に大変な状況になれば、過労死に至らないかという大変心配されて相談がありました。そのため、どうなっているかということで私も気になり、今回の質問をいたします。どうも私の内容把握に誤解があるかも分かりませんけども、その点もお許しいただき、質問をしたいと思います。
 厚労省によりますと、全国の保育士の離職率は10.3%のようですが、そこで本市の公立保育所の保育士の離職率はどのようになっているか、お聞きいたします。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 保育士の離職率について算出はしておりませんが、過去5年間で中途退職した正職員保育士は3名となっております。退職理由は、それぞれの事情による退職ということです。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
 保育所に求められている働き方改革の3つのポイントが求められています。そこから順次質問をしてみたいと思いますけども、1点目に過度な業務量の削減。つまり、保育士の業務負担を軽減し、ワーク・ライフ・バランスを改善するということですが、過度な業務量の削減やワーク・ライフ・バランスの改善への取組につきましてお聞きいたします。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 仕事をする上で、ワーク・ライフ・バランスの改善を考えなければならないことです。これは、保育現場はもとより、全ての職員について過度な業務がある場合は改善を図る必要がございます。全庁的に業務の見直し等により、負担の軽減を図るよう取り組んでおるところです。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
 過度な業務量のため、苛酷な労働現場になっていないでしょうか。昼間は園児の世話で事務的作業はほとんどできません。したがって、持ち帰り残業が当たり前、そしてそんなに一生懸命に働く保育士が、保護者にとってはいい先生だと思われてないでしょうか。保護者の顔を見るために一生懸命働いて、これが今言う過度な労働にも行き過ぎてないでしょうか。このような現場をどのように把握されているのでしょうか。園長先生にお任せだけになっているのではないでしょうか、お聞きいたします。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 保育所の運営については、基本的には所長に行っていただいているところではありますが、公立保育所においては毎月子育て支援課からも参加をし、所長会を開催することで、その時々の課題の共有、検討、様々な取組についての意見交換や協議等を行っております。また、園の課題については、随時連絡を取りながら対応を行っているところでございます。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
 では、具体的に職員会や事務作業、そして持ち帰り残業などについてどのように対処されておりますか。例えば、超勤手当につきましてお答えいただきます。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 保育所においての時間外勤務については、現在、その状況について確認、検討を行っているところでございます。業務効率の向上、業務配分の見直しに努めていただく必要はございますが、その上で必要な時間外の勤務については、時間外勤務手当の支給、振替休日の取得等の対応を行うこととなります。
 なお、持ち帰り残業については、行わないようにしなければならないと考えております。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
 次に、働き方改革の2点目に、保育士不足の解消です。短時間労働やパートタイマー、そしてパートタイマー採用、そして潜在保育士の活用など、雇用形態の拡充が必要ですが、本市の応募状況また保育士の年齢格差も生じてはないですか。やはり定期的に、言い方悪いですが、歯抜けにならないように、正職員を雇用していく必要があるのではないか、お答えください。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 土居議員が言われたように、公立保育所においては必要に応じて短時間勤務に当たっていただくための会計年度任用職員等の雇用など、園の状況に合わせた雇用も行いながら運営を行っているところでございます。園の状況により、必要に応じて随時募集を行っておりますが、募集広告を出してもすぐには応募がない場合もございます。
 正職員の採用につきましては、保育技能や園の運営等をスムーズに継承していく意味では、土居議員が言われたように、不採用期間が長く空かないように雇用を行っていくことは大切であります。職員定数の定め等もあり、退職補充が基本とはなりますが、その中で効果的な採用については考える必要があるかと思います。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) 今回、配置基準が76年度振りに改正されまして、多少は応募者も増加してくるとは思いますけども、最近報道されてますけども、関東あたりではなかなか保育士不足で、保育士の取り合いのような現状になっておるようです。保育士の方々のいわゆる住まいの援助とか、いろんなことで保育士に来ていただきたいということで、そういう取り合いにもなっておりますので、本市でもいろんな対策を講じるような時期に来ていると思いますので、いち早くその保育士不足に対する対策を取っていただくようお願いいたします。
 3点目に、保育士のフォローということで、体力的、精神的な負担軽減をするということです。全て、やはりこの3つがあるんですけども、この過重労働とか保育士不足、これらは全て保育士へのフォローもやはり問題になって起因しているのではないでしょうか。つまり、保育現場の指揮監督をしているのが園長なので、ある意味担当課は全て任せておいて任せっきり、園長会などには参加されておりますけども、現場はほとんど任せとる。園長任せになってるようなことを思えてなりません。もし、過労死など、ノイローゼになっても取り返しの本当につかないことになりますので、保育士が過度な労働により勤務に支障を来したり、子供に何かが起こるやもしれませんので、絶えずもしものときに想定をしておくべきことだと思います。ストレスチェックも絶えずやられていると思いますけども、ここはそういうことにならないように、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。
 そこで、保育士の支援アドバイス制度、アドバイザーの設置みたいなことを考えてみたいと思います。元保育園長など、キャリアのある方が市内の園を巡回しまして、若手保育士に寄り添い、相談や気になる心配事な保育士に対して一緒に考えるなど、安心して働けるようアドバイスしながら関わっていくような、学校で言う教育指導主事みたいなことの保育指導主事みたいなことで、仮称ですけども保育士支援アドバイザーというふうなのを設置してみてはどうかと思いますけども、御意見をお聞きしたいと思います。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 現場とのコミュニケーションは大切と考えております。そのため、先ほどもお答えしましたが、毎月の所長会や随時園と連絡を取りながら課題の共有、対応の検討等を行っているところであり、今後も引き続き園とのコミュニケーションを取りながら、課題の対応に当たっていきたいと思います。
 また、アドバイザー制度につきましては、県のほうにアドバイザー制度事業があるようですので、アドバイザー事業の内容等を確認をして、本市で活用できるようなものかどうか検討したいと思います。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。ぜひ、その制度も見ていただきまして、保育所内のいろんな心に寄り添うような仕組みを取っていただきたいと思います。
 さて、やはり負担軽減にはDXを取り入れることによりまして、事務の負担を軽減することは大変大切だと思いますけども、現在の状況を今後どのように考えておるか、お聞きいたします。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 現在、公立保育所では、市の公式LINEを活用した園児の欠席連絡や保護者向けメッセージを行ったりするためのシステムの導入を行ったところであります。保護者の皆様の登録も進んでおり、朝の時間帯の欠席確認や緊急時等の保護者への連絡がスムーズに行える等の対応が可能となっております。
 また、民営保育園におきましても、このシステムの活用や園独自で同様のシステムの活用による事務の効率化を図っておるところでございます。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。やはり今後、保育士の問題もありますけども、私立、公立も含めまして、公立は建てる問題はないんですけども、保育所の耐震化もやりながら、そして浸水地域の園での速やかな移転対策をよろしくお願いしたいと思います。今後とも保育行政等の健全な運営を図るために御尽力いただきますようよろしくお願いいたします。
 4項目めにつきまして、MIARE!ですが、MIARE!の運営についてお聞きしたいと思います。
 MIARE!は、本当に市民待望の文化ホールとしましてオープンをいたしました。まず、23年度のホールの利用状況についてお聞かせください。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) ホールにつきましては、主に市内保育園や小学校の活動発表、中学校、高校の吹奏楽部、各種サークル活動の発表、会議や講演会などに御利用いただいております。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) では、実施事業はどのようになっておりますか。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 11月には、南国市文化協会との共催で南国市文化祭を、12月には埋蔵文化財に関する講演会、1月には昨年度も実施し、好評であったスタインウェイピアノの試奏会を行い、2月には大篠公民館との共催で、青年団の活動に関する舞台発表会を行っております。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
 本当に、いい意味で公民館のような発表状況で、やはり市民が待望しているのは、いろんなコンサートであるとか、もうちょっと、大変失礼ですけども、今述べられました実施事業につきまして、ちょっと乏しいかなと思います。これが、次への質問ですけども、ここで南国市地域交流センターの設置及び管理に関する条例につきまして、今までの自主事業につきましての関連ですけども、質問をしたいと思います。
 この条例の中の第4条に、センターは教育委員会が管理するとあるので、管理は教育委員会がしてもいいでしょう。ただ、センターの一部または全部を指定管理者に行わせることができるとあります。では、この運営についてはどうなってるかといいますと、指定管理者が行う業務の範囲として、第5条第3号に事業の企画及び運営に関する業務とあるわけです。その1号に、センターの施設及び設備の維持管理に関する業務とありますから、指定管理業者がこの運営を担ってとあって、しかも運営を担うわけでしょうか。指定管理業者が、管理者が行う業務の範囲につきましてお聞きいたします。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) MIARE!につきましては、1階部分の地域交流センターと2階部分の大篠公民館とで構成されておりますが、施設全体または施設の一部について、指定管理者による管理とするかなど、現時点では決まっておりません。
 また、指定管理者が行う業務の範囲につきましては、地方自治法244条の2の規定により、条例で定めるとされており、南国市地域交流センターの設置及び管理に関する条例第5条において、施設及び設備の維持管理に関する業務、使用の許可に関する業務、事業の企画及び運営に関する業務、そのほか維持管理及び運営に関する業務のうち、設置目的を達成するために教育委員会が必要と認める業務を定められております。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) では、いつ頃企画運営の指定管理者を公募するのか、お聞きいたします。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 先ほど、答弁しましたとおり、現時点で決まっている事項はございません。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) 後で聞きますけども、現時点では考えてない。
 では、この地域交流センター、上はいわゆる南国市の大篠公民館ですので、運営審議会があるんですけども、このMIARE!の運営審議会というのはないんですか。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) MIARE!の運営審議会については、現在ございません。
 MIARE!の運営等に関しまして、市民の声をお伺いすることは重要であると認識しております。手法としましては、現在、国を挙げてデジタル技術を活用した業務プロセスへの変革を進めておりますので、スマートフォンを活用する等、幅広い御意見を効率的に集める方法等について、今後検討していきたいと考えております。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) そのスマートフォンは大いに結構ですけども、今まで市の行うパブリックコメントでありますとか、そうやってもほとんど反応がないと思うんですよ。やはり、いろんな事業をやるにつきましても、やっぱり運営審議会等々は要るんではないんですかね。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 近隣市町村の状況も調べて、検討してまいりたいと考えます。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) 次に、それは置いて、これ確認ですけども、今年から初めて大人の部門が、市展のほうがMIARE!で開催が決まっております。では、いつ開催ですか。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 具体的な開催日につきましては、現時点では決まっておりません。ホールの予約状況等を見ながら、南国市美術展覧会実行委員会の中で協議をして決めていきたいと考えております。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ホールの状況を見ながらというても、市展というのは南国市の主催の事業ですよね。これをホールの状況を見ながらというのは、ちょっとおかしいんじゃないですか。だから、ホールは先に抑えておくことが必要じゃないですか。私は、高知市展にも長く携わっておりますけども、高知市展の開催なんかもう一年前ぐらいから、いつやりますか、どういうふうにやりますか、物すごいきめ細かいいろんな専門部員が集まって、合同でもやりながら、いろんなことで考えて考えてやって、かるぽーと全館を抑えておるわけですよ。
 やはり、MIARE!でやっと待望の大人の市展ができる。当初は、開館当時からできると思ってましたけども、なかなか時間がかかるということで、市展の実行委員会のほうでも、これは猶予しました。やっと今年初めてやるということで楽しみにしておりました。ところが、いつやるかということがまだ分かってないということはどういうことですか。これも含めまして、いわゆる文化行政につきまして、教育長はどのようなお考えでされてますか、お聞きします。
○議長(岩松永治) 教育長。
○教育長(竹内信人) MIARE!の運営に関して、まだ十分皆さん方の納得を得られてないような現状があるというのも十分承知しております。
 この地域交流センターMIARE!では、市民の生涯学習環境の充実だけでなく、地域の子供や青少年を含めた多様な年齢層、表現を行う文化芸術団体にとって必要不可欠な地域の文化インフラでありまして、同時にまちづくりや市民交流による町の活性化を担う施設として、地域のニーズに応えていきたいというふうに考えております。
 今後は、道路環境など、周りの環境整備も調いつつありますので、市民の皆様の意見を聞きながら、使いやすい施設運営に努めてまいりますので、御理解、御協力を賜りたいというふうに存じます。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
 ちょっと、沈んだ言葉ですけども、やはり本当に最初に言いましたように待望しておりました。映画もできるようなスクリーンもたしか配置もされておりまして、夏は映画とか、あるいは夏季大学のような、本当に楽しむような文化的なものが見えるようなことを考えておりましたけども、今現在、自主事業としましても地元の発表会、それは大いに結構でしょう。ただ、地元だけじゃなくて、南国市民全体のホールでしょう。だからそこのあたりを考える。そして、もっと近隣の市町村からも来れるような、いろんなすばらしいことができるホールになってるんですよ。すばらしい音響施設も備え、すばらしいああいう可動式のホールになっております。ですから、南国市展なんかも本当に寂しい発言ですよね。いつやるか決まってないというのはどういうことですか。もう一回、再度質問します。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 今月下旬に、南国市美術展覧会の実行委員会を開催する予定になっておりますので、その場で日にちについては決めたいと考えております。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ぜひよろしくお願いします。
○議長(岩松永治) 昼食のため休憩いたします。
 再開は午後1時であります。
      午前11時57分 休憩
      ――――◇――――
      午後1時   再開
○副議長(西本良平) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 引き続き一般質問を行います。16番土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) 午前に引き続きまして質問をしたいと思います。
 私のほうからは、最後に地元の課題3点につきまして質問をしたいと思います。
 通告の順序を変えさせていただきまして、1番の十市の堤防管理道を一番最後に持っていきたいと思います。
 まず1点目は、NACOバスの運行ルートについてです。
 新年度予算に、南国バイパス以南の75歳以上及び障害者を対象に、デマンドタクシーを運行とありますが、十市緑ケ丘地区もこの予算の範囲のデマンドタクシーに該当しますでしょうか、お聞きいたします。
○副議長(西本良平) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 国道55号線から南部の地域を区域運行するデマンド交通を実証運行として令和6年度に導入する予定としておりまして、十市緑ケ丘地区についても、この区域の範囲となります。
○副議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
 では、今回の質問に入りたいと思います。要望ですが、十市地区のNACOバスの運行ルートは、現在県道は春野~赤岡線であります。しかし、南部の多くの住民は旧のバス道沿いに住居されております。春野~赤岡線の乗り場まで歩いていくには、かなりの時間がかかっております。また、坂道があるので大変しんどい思いをされてバスの停留所まで歩いていかれてます。それでも、道路事情から見ても、現在のルートでやむなしと多くの方が思っておられました。しかし、その道路事情が現在変わりつつあります。それは、十市の東の端、東沢の用水路沿いに、今まで堤防の工事用道路がありました。その工事用道路が地権者らの協力も得られまして、今度市道とかさ上げになるようなことになっておるようです。この市道の開通に伴い、当時の旧バス道を東から西へ通行ができるようになります。運行ルートの変更には、大変高い壁がありますけども、それを承知でこの道路を通るようにできないのか、お聞きいたします。
○副議長(西本良平) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) コミュニティバスにつきましては、路線定期運行といたしまして、道路運送法に基づき運行をしておりまして、車両やバス停留所の設置等につきましては、四国運輸局長が示す審査基準をクリアするという必要がございます。これらについては、公安委員会や道路管理者であります県中央東土木事務所が車両の大きさ、道路の幅員、停留所の道等を現地確認をしまして、安全な運行ができるかどうかの確認をするということになっております。
 現在、十市地区を運行します路線につきましては、上り下りとも1日に7便となっておりまして、うち4便が緑ケ丘地区を経由しておりまして、仮に運行ルートを現在の県道春野~赤岡線から南の旧県道に変更する場合に、どのようなルートが可能なのかについては検討させていただきたいと思います。
 また、南国市地域公共交通会議をはじめ、公安委員会や県中央東土木事務所等の関係機関とも十分協議をいたしまして、まずはバス路線として運行可能かどうか、見極めをしていきたいと思います。以上です。
○副議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。ぜひ、ルートの難しい壁を乗り越えていただきまして、地域住民の足となるようなNACOバスの運行に努めていただくようにお願い申し上げます。
 NACOバスを、私毎朝見てみますと、緑ケ丘から来るやつが7時45分ぐらいかな。ほとんど乗っておりません。もうゼロ運行が続いております。やはり、今後のバスを考えるに当たって、それぞれのルートだけじゃなくて、それぞれのいわゆるバスターミナルから何人乗ってるかというのを、ぜひ細かい調査もしていただいて、きめ細かい運行ルートを考えていただくよう要望しておいて、これは終わります。
 次に、大小浜、札場に予定されております津波避難タワーについてお聞きいたします。
 この予定地でありますけども、旧の十市農協の購買跡地になっておりますけども、この解体も含めた交渉経過等をできる限り、構わない範囲でお答え願います。
○副議長(西本良平) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 複合災害対策として建設予定でございます十市地区の津波避難タワーは、これまで整備いたしました避難路の利用を中止するものではなく、避難場所の選択肢を増やしたものでございます。現在、地域から候補地の提案を受けて、用地の買収についての検討を行っておりますが、市といたしましては、用地につきましてはこれまでも基本的には畑などの建築物がない更地の確保に努めてまいりました。今回、地元要望がございました候補地は、建築物があり、その解体費用もかかることから、解体費用と建物補償は厳しいという状況の中、候補地の鑑定評価額での買収ができるかの準備を進めているところでございます。
○副議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
 この地元は、本当に期待しております。あわせて、大小浜の公民館も老朽化をして、建て替えにしても津波の浸水区域だから建て替えできないと。かといって、大小浜にはそういう土地もありません。できたら、この避難タワーができれば、3階にそのような、無理かも分かりませんけども、地元もぜひ公民館のようなものをできればいいねという要望もありますので、国の補助等々も関わることもありますけども、そこもまたいろんな選択肢の中へ含めていただきまして、検討していただくようぜひとも要望して、一日も早い津波避難タワーの完成を望んでおりますので、よろしくお願いいたします。
 最後に、十市堤防の管理道の新設についての要望をしたいと思います。
 十市の海岸の堤防は、東は東沢樋門まで、西は丸山までの約3キロぐらいの長さが堤防が続いております。現在、その堤防の南側に沿って、国交省の高知河川国道事務所が南海トラフの津波対策工事としまして、波消しブロック、いわゆるテトラポッドを設置しています。その工事は、砂浜に鉄板を敷き詰め、仮設道路をできております。その上を波消しブロックを乗せた車が通行しております。
 余談ですが、現場の所長にお聞きいたしますと、敷設している厚くて大きな鉄板は高知県では足りないので、香川県から取り寄せて鉄板を敷いてるということでした。この鉄板だけでも、私想像するに大変大きな工事費をかけているものと思います。
 そこで、この工事用道路を堤防の北側沿いに新設をし、工事が終わった後に本市に管理道として移管してもらい、そのことを国交省に要望してもらいたくて、今回質問をいたしました。
 その背景にあるのが、十市地区の園芸栽培に非常に現在、現状を思うと、危機感を覚えてこの管理道があればということで思い質問をいたしました。
 そこで、この十市の園芸地帯の実態につきまして、農業委員会にお聞きいたします。
○副議長(西本良平) 農業委員会事務局長。
○農業委員会事務局長(弘田明平) 十市地区の海岸沿いの農地につきましては、例年10月に農地の利用状況調査、農地パトロールと言ったほうがいいかもしれませんが、その状況調査を実施しております。当該地域につきましては、近年、遊休農地が新規に増加しているという印象ではありませんが、営農されていない農地や使われなくなってしまったハウスの骨組みの中に雑草が生えている状態の農地が多く確認されている状況です。
 農地の所有者に対しまして、農地利用意向調査を行っておりますが、農地を貸したいなどの意向をお伺いしているものの、農業委員さん、それから農地利用最適化推進委員さんが受け手を探しても、なかなかその受け手が見つからず、遊休農地の解消につきましてはあまり進んでないという状況です。以上です。
○副議長(西本良平) 土居恒夫議員の持ち時間は残り2分でございますので、簡潔にお願いいたします。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
 やはり、この現状は、大変厳しい環境下にあるということが、新しいいわゆる農地を探してもなかなか見つからないということもあると思うんですよ。ですから、今度のこの管理道の点で、それができればということで質問をしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。十市の浜は、峰寺の上から見れば、見渡す限り東から西までビニールハウスで埋め尽くされておりました。しかし、今の農業委員会の弘田局長が言われたように、大変空きハウスが多くなっております。これで、この7メーターぐらいの北側に、ハウスの北側に堤防沿いに管理道が整理されましたら、重い肥料や農耕具など、収穫した運搬に大変役立つと思いますので、ここでそのような管理道の新設を、ぜひ国へ市長も要望していただけないか、お聞きいたします。
○副議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) 私も、そちらの土地をちょっと今どういう工事をされているのかっていうのを確認したことがないところでございますが、南側に鉄板を敷いた管理道を造られてるというようなことで、北側はそこの土地がどういう土地なのか、民地なのかっていうところも関係してこようかと思いますが、ちょっとそこのあたりがそういう国交省の事業として取り上げていただけるかどうかっていうのは、現場で確認して、また国交省としてそれをするメリットがあるのかとか、いろいろそういったことはどうしても判断材料になると思うんです。そういった中で、国交省が考えられるかどうかっていうのは、こちらの要望を言って、どういうお答えが返ってくるのか、まずは高知河川国道事務所のほうへ行けばお話を聞いてくださるということですので、建設課長と一緒に相談をしに行っていただけたらというように思います。
○副議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
 地籍調査も終わってます。ぜひ、市長も峰寺の上から仁徳天皇じゃないですけども、民の暮らしを見ればかまどから火が上ってないということを、現状を見ますと、大変疲弊したハウス地帯になっておりますので、ぜひ一緒に峰寺へ上がっていただいて、見ていただいて、よろしくお願いしたいと思います。
 以上で一般質問を終わります。どうもありがとうございました。