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一般質問 令和6年度 » 令和6年 第434回市議会定例会(開催日:2024/03/04) »

一般質問1日目(西本良平)

質問者:西本良平

答弁者:市長、副市長、関係課長


○議長(岩松永治) 13番西本良平議員。
      〔13番 西本良平議員発言席〕
○13番(西本良平) 改めましておはようございます。なんこく市政会の西本でございます。改選後初めての質問になります。どうぞ執行部の皆さんよろしくお願いいたします。
 先月、高知県は中山間地域の再興ビジョンを示されております。先月示されました。この中山間地域対策につきましては、幾度となく同僚議員の皆さん方も私も含めて質問してまいりました。そして、県も市も30年ほど前からは、政策のど真ん中といいますか、中心に据えて、幾多の事業に時代の変遷とともに取組を進めてこられたというふうに私も思っております。そして、この経過を経て今日改めてこういったビジョンが示された、しかも再興ビジョンということでございます。非常に、関係する地域の方々も興味のあるお話であろうというふうに思います。
 改めまして、これまでの中山間地域対策と何が違うのか、そしてこのビジョンをどのように捉えられておるのか、まずもって企画課長にお尋ねをいたします。
○議長(岩松永治) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 高知県におきましては、平成24年度に中山間対策を抜本強化をいたしまして、総合的な対策を実施してまいりましたけれども、人口減少や少子・高齢化には歯止めがかからず、令和3年度に実施をいたしました集落実態調査では、地域や産業の担い手不足が深刻化し、住民が将来に不安を抱いているという現状が確認をされたところでございます。
 そこで、中山間地域が10年後に目指す将来像と、それを実現するための施策や数値目標を盛り込んだビジョンを策定をいたしまして、中山間地域の対策を強化するとともに、少子化対策と一体となった中山間対策を推進するという内容になっております。このビジョンにつきましては、本市におきましても、多くの集落で地域活動や、産業の担い手不足により集落機能の低下や、農業など基幹産業の衰退にもつながっておりまして、中山間地域で安心して住み続けていただくためにも、県のビジョンに沿った取組と連携した対策強化を図る必要があると考えております。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) ありがとうございます。
 まさに、少子化対策と一体的な取組、すなわち今までのクリアできてない事業をしっかりとやっていかないかんというふうにも見受けられるわけです。本市としても、県のビジョンに沿って取組を進めていきたいということをお伺いいたしました。
 そこで、また質問をさせていただきますが、10年後の将来ビジョンでは、若者のうち減少率が著しい34歳以下の人口を、令和4年度、昨年度より増加を目指すというふうにあります。非常に、私は高いハードルのように思います。また、担当課長の御所見をお伺いをします。また、出生数も全ての市町村において令和4年より増加を目指すというふうにございますが、これについてもどのように思われておるのかお尋ねをいたします。
○議長(岩松永治) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 住民基本台帳ベースでございますけれども、本市の34歳以下の人口、9月末時点でございますけれども、この推移を見てみますと、市全体では平成25年から令和5年までの10年間に2,079人が減少しておりまして、減少率は12.6%となっております。上倉地区、瓶岩地区の中山間地域に限って見てみますと、同10年で59人の減少、減少率につきましては20.9%となっております。また、出生数についてでございますけれども、コロナの影響もありまして、令和4年度までの10年間で、市全体で358人から268人へと10年間で90人の減少、減少率につきましては25.1%となっております。県のビジョンに掲げます10年後におきまして、34歳以下の人口と出生数を令和4年度よりも増加させるというこの数値目標の達成は、相当ハードルが高いものというふうに考えております。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) 課長も、相当ハードルは高いというふうに言われました。まさに、少子化の問題は本当に難しい問題であるなというふうに思います。全体で出生数90人の減少ということでございますので、率にして25.1%、大変な数字であります。
 そこで、県は持続可能な人口構造へ転換をしていくということを言われております。人口減少対策総合交付金というのを創設をして、このビジョンの中で10億円の予算化をしていくというふうにございますが、このメニューについてはどのようになっておるのかお尋ねをいたします。
○議長(岩松永治) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 令和6年度から新設をされます高知県人口減少対策総合交付金につきましては、事業期間を令和6年度から9年度の4年間といたしまして、市町村が地域の実情に合わせて実施する人口減少対策を総合的に支援するということにされております。交付の対象事業といたしましては、1つとして若者の増加、2つ目が婚姻数の増加、3つ目が出生率の向上、4つ目が共働き、共育ての推進につながるものとされております。交付金には、基本配分型と連携加算型の2つのメニューが設けられております。
 まず、基本配分型につきましては、人口割、均等割で全市町村に配分がありまして、交付対象事業に該当すれば、市町村の裁量で活用が可能となっております。一方、連携加算型につきましては、4年間の総額で交付上限額が定められておりまして、交付対象事業は、1つ目が県が直接実施する取組と連携することでさらなる相乗効果が期待される事業、2つ目に、市町村が創意工夫を凝らして独自に実施する先駆的な事業となっております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) ありがとうございます。よく分かりました。
 しかしながら、今まで取組を進めてきた経過の中で、こうやって県がメニューを出してやるということになりますと、今出たばかりですので、すぐにどうやるということはなかなか難しいというふうにも思いますけれども、早急に対策を打って、当然手挙げ方式にもなろうと思いますので、スピード感を持った対応というものが私は必要になってくるんじゃないかなというふうに思います。ぜひとも、本市としても一番地の利のいい中山間地域を抱えた南国市、ここでの成果というものは県も注視されるというふうに私は思いますので、ぜひともひとつよろしくお願いしておきたいと思います。
 そして、思い起こしてみますと、この10年、この20年の中で、それぞれの時代時代に、特に鳥獣被害対策も25年ぐらい前から出始めまして今日に至っております。いろいろな課題が抽出をされ、アンケート調査も、あるいは地域に入っての研究、検討も地域との話合いもされてきた今日までの業務であります。
 そこで、少し本市のことを振り返って、この10年、振興対策の主立った事業について担当課長にお尋ねをいたします。
○議長(岩松永治) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) これまでの中山間地域対策といたしましては、地域内で安心して生活を続けていただくために、辺地に係る総合整備計画を策定をいたしまして、各種事業を実施をしてまいりました。集落内道路といたしまして、市道、林道の改良のほか、令和2年度からは瓶岩体育館へのアクセス道としまして橋梁の整備も進めております。
 また、飲料水供給施設につきましては、平成24年度に中谷地区、令和3年度には成合地区、令和4年度には外山地区でそれぞれ施設整備を行いまして、また令和5年度からは奈路地区で整備に向けた準備を進めておるところでございます。
 公共交通につきましては、平成24年10月から、一部の地域でデマンド型乗合タクシーを導入いたしまして、平成26年10月には中山間地域全域で運行を開始をしております。また、昨年10月からは増便をいたしまして、一部の便につきましては、市の中心部へ直接行けるように見直しも行ったところでございます。
 また、空き家対策につきましては、平成29年度から、地域内に8棟の空き家活用住宅を整備をいたしまして、移住者の居住にもつながっております。
 また、産業関係におきましては、平成29年度にタケノコや四方竹の共同加工施設といたしまして、白木谷ゆめファクトリーの施設整備への支援を行っております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) 多くの中山間地域対策をやってこられましたし、やっていただきました。私も感謝をしておるところであります。中山間地域に生活圏を持つ議員として、非常にありがたく思っております。
 思い起こしますと、デマンドが私の1期目のときにスタートいたしました。当初はワンコインであったり、金額の問題であったり、あるいはルートの問題であったり、少し課題もあったわけでございますが、順次その利便性の向上を図り、今日には、先ほども出されたように、非常に使い勝手もよろしくなったということで、利用率も上がってきておるようにお聞きをいたしております。そして、何といいましても市道、林道整備、そして瓶岩体育館が今建設中でございまして誠にありがたく、その全体像が見えるように完成間近になってまいりました。そういったような対策、そして鳥獣被害対策もしっかりとやっていただいております。
 そのような中、産業関係では、非常に私がうれしく思っておりますのは、南国市は四方竹の産地でございますが、春のタケノコ、四方竹は白木谷の一大産地、奈路の一大産物であるわけでございますが、ここに地域要望をしっかりと受け止めていただいて、県の事業を使って継ぎ足しをしていただき、今日の共同加工施設、白木谷ゆめファクトリーが完成をし、完成後5期ぐらいが進んだと思いますけれども、非常に経営も安定をして、今いい取組をして、雇用も地元で生まれておりますし、私は一つの大きないい事例ではなかろうかというふうに考えております。誠に感謝に堪えない次第であります。
 そこで、これからのところが今回の私の質問の肝になる部分でありますけれども、しかしながらこの10年、人口減少や若者の流出、あるいはまた高齢化につきましては歯止めがかかっていないと私は感じております。どのような施策を取ってこられたのか、またこの間の移住促進事業での成果につきましてお伺いをいたします。
○議長(岩松永治) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) これにつきましては、中山間地域に限ったことではございませんけれども、平成27年度に南国市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定いたしまして、また令和2年度からは第2期の総合戦略を策定して、人口減少対策に総合的に取り組んでまいりました。雇用の創出、また産業の育成、移住・定住の促進、子育て支援、安全・安心の対策など継続的な取組を行ってきたところでございます。
 2020年の国勢調査におけます本市の人口でございますけれども、社人研の人口推計に比べまして、527人の上振れという結果も出てきております。また、市外からの移住者数につきましては、これも中山間地域に限った数字でございません。市全体の数字となりますけれども、平成30年度から令和4年度までの5年間で250人、うち県外からの移住者の数につきましては207人となっております。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) 移住促進に手をかけて、空き家対策も含めましてしっかりと今日まで取組を進められてきております。先ほどの数字もございますように、私も一定の成果があったんではなかろうかというふうにも思っております。ただ、そうは申しましても、まだまだ中山間地域の高齢化と流出は進んでおります。これからどういうふうにするかっていうのは、先ほどのビジョンの中にも出てきますから、本市の取組の方向性を決めていくわけでございますが、私は中山間人として感じるのは、もう中山間地域に子供を産み育てる年代の人はおらんのですね、基本的に。今残っておる瓶岩の一部、あるいは白木谷の一部の方、あるいは奈路の一部の方で若者が残っておるところは、これはこれで私は生かしていくべきだろうというふうに思います。しかし、それ以外のところは、地域に寄り添って、何が課題なのかっていうのは小集落単位でやらないと、私はこれはもう既に手後れの部分もあると思います。私が生活しとる成合なんかは7軒ですけど、1軒は部落からはのいてはないんですけども、施設に行っておらない。実際6軒であります。11人しかおりません。私が一番若いわけですね。
 だから、部落維持、集落維持ができていかないという課題もあります。しかし、それでも生活者がいる以上はということで、飲料水供給施設をやっていただきました。これは、本当にまずもってありがたいこと、しかもこれは、その下の同じように進んでおる集落外山にも波及をし、天行寺にも波及をしということでございます。そこが今回の私の大きな肝になるところでありまして、ぜひこの問題についてはきめ細やかな対応ということで、私はぜひとも取組を今度のビジョンの中で盛り込んでいってほしいというふうに思います。
 次に、空き家対策の話も出てきましたが、今後の空き家対策ということと、移住促進事業の取組方についてお伺いいたします。
○議長(岩松永治) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 空き家対策につきましては、先ほども答弁しましたけれども、平成29年度から中山間地域内に8棟の空き家活用住宅を整備をいたしまして、現時点で市外から5組19人の居住につながっております。令和6年度におきましては、さらに地域内で活用できる空き家調査を行うということを予定をしております。
 また、移住促進事業につきましては、県下でもUターン移住が一定の割合を占めているということもございまして、令和4年度からUターン者への引っ越し費用等の支援メニューを追加をいたしております。また、若い世代の定住促進を図るという目的で、本年度から奨学金の返還支援制度を創設をいたしました。近年では、テレワークの導入によりまして地方移住をするという方も増えてきておりますので、国、県の補助等も活用しながら、支援を充実させ、さらなる移住促進につなげていきたいと考えております。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) 企画課長もベテランでございますから、早速Uターン者への引っ越し費用なんかの新しいメニューも追加をしておるということで、非常にありがたいことだろうと思います。
 ここで1つ、私は先ほどきめ細やかな対応というところで、非常に自分自身が悩み、反省をしておることがございます。これは成合の事例でありますが、平成29年に30代前半の若い御夫婦が子供2人を連れて移住をしてまいりました。これは高知の市内からでございましたけれども、5年間成合で生活をしていただきました。しかし、一昨年の8月に3人目のお子さんを成合で出生されました関係で、どうしても生活ができにくいということで、集落の人には何の問題なく、お世話になりましたということで一軒一軒回っていただいて、きれいな別れ方をしたわけでございますけれども、非常に私が残念に思うのは、やはりもう少し、例えば自分のところの家庭菜園、皆さんが作ったものをお分けしたりして、みんながかわいがって、子供を自分の孫のようにしてということをやってきましたけども、移住してきた人はそれだけじゃないですね。やっぱり、心の葛藤があったり、生活を田舎でしてみれば虫は湧く、夏は虫がようけできる、マムシはおる、草は何ぼでも太る、刈っても刈っても、いわゆる町から来た人ですから草刈り機も持ってません。私たちも年2回ぐらいは刈ってあげたりもしておりましたけども、なかなかそういったことで、心の支えにはなっても、それが本当の彼らにとって支えになったのかということを、非常に私は心配をいまだにしておるわけでございますが、子供が小学校へ上がったときには、25年ぶりに成合にスクールバスが来ました。みんな喜びました。そして、1週間はみんな見送りに、子供一人が行くのに手を振って見送った、そんな経過がございます。
 そういうようなことで、私はきめ細やかに、移住者に対する向き合い方としてはそこら辺が非常に大事になってくるんじゃないかなというふうに思って、事例として申し上げたところであります。
 次に、高知県のビジョンが出ましたけども、これに先ほど企画課長のほうからは、連携してそれぞれの課題を共有しながらやっていくということでございますが、これらの事業にいわゆる手挙げで取り組むのかどうか、取り組むとしておれば、どういうふうな方向性で取り組めるのか、企画課長にお尋ねいたします。
○議長(岩松永治) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 高知県人口減少対策総合交付金につきましては、連携加算型につきましては手挙げ方式の事業となっております。もう一つのメニューであります基本配分型と違いまして、数値目標を定めた事業計画の策定が要件となっているところでございます。これまでも、南国市まち・ひと・しごと創生総合戦略により、人口減少対策として総合的な取組を進めてきたところでございますけれども、この交付金を有効に活用しまして、強化する施策を今庁内で横断的に検討しております。また、現在事業計画の策定に取りかかっておるところでございます。現時点ではまだ具体的な事業の選定まではできておりませんけれども、早期に県が掲げる目標、若者の増加、出生率の向上に向けた対策を進めていきたいと思います。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) 出たばかりでございまして、まだ県も少し変更があるかもしれませんし、年度内に完成というようなことでビジョンは言っておられますので、そこはひとつ、ぜひとも一生懸命この方向性に沿うように取り組んでいただきたいと思います。
 次に、近年、先ほど来申しましたように、生活していく上で一番必要なものはやはり飲料水であります。近年は、いろんなその機械も、洗濯機にしても、あるいは給湯器にしてもデジタル式のやつができて、濁るような水の扱いも、そういったことも含めて、近年この飲料水供給施設につきましては今年は力を入れていただきまして、先ほど言いましたように、成合、外山、天行寺、そして中谷であるというふうに認識しておりますが、奈路も今ということも聞こえてきておりますので、現在の飲料供給施設のことについてと、そして令和5年度の事業の中でデジタル化を進めていく中で、令和5年度に予定しておりました維持管理の在り方を検討するため、これは成合モデルというふうに私は呼んでおりますけれども、今後どのように取り組まれるのか、農林水産課長にお伺いをいたします。
○議長(岩松永治) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 中山間地域における飲料水の供給につきましては、補助事業等の活用が可能な地域では市が施設を整備をいたしまして、整備後には地元で維持管理をしていただくという形で進めております。そして、現在、市の設置条例に基づいて市が整備した施設としましては、成合、外山第1、外山第2、天行寺、奈路川、中谷の6施設となっております。それぞれ年月が経過したことによる老朽化や、近年のゲリラ豪雨等の気象の変動による水源地の地形の変化や、濁りの増加などの課題につきましてもお聞きをしているところでございます。
 そして、先ほど企画課長が申し上げたように、成合地区は令和3年度、外山地区は令和4年度にろ過槽や取水地の改修等を行ったところでございます。また、奈路地区におきましては、市の設置した給水施設以外にも地元で整備した施設が3つございますが、4つの施設についてそれぞれ整備を進めていく予定としております。そして、今年度に実施を予定しておりました飲料水供給施設維持管理実証実験につきましては、昨年度に県が実施したデジタル化の実証事業の成果を基に、それぞれの地域の飲料水供給施設の課題に合わせたデジタル化を進めることによって、施設の維持管理についての負担軽減が図れるよう、令和3年度に改修の終わっている成合地区の飲料水供給施設をモデルとして、今年度に実証実験を実施する予定としておりましたが、県が実施を行った地区の台風被害等によりまして、実証の成果を確認できる時期が大幅に遅れることとなりました。施設の維持管理についての実証を行うに当たりましては、ろ過槽の洗浄など、降雨の多い梅雨から夏季の期間を含めて行うということが重要となってまいりますので、令和6年度に年度当初から年間を通した実施を行いたいと考えております。事業の実施に向けましては、成合地区とは、実証内容の確認なども含めまして再度協議をさせていただきたいと考えておりますので、その際はよろしくお願いいたします。以上でございます。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) ありがとうございます。
 ぜひとも、実証実験に私も一生懸命地域として協力させていただき、一緒になってどのような方向性が正しいのか、できるのかっていうのも検証してみたいというふうに私自身も思っております。
 そして、1ついい例を挙げますと、飲料水供給施設のおかげといいますか、天行寺が17年ほど前に整備していただいておるんですが、ここのろ過装置といいますか、ろ過をするフィルターになる部分が汚れて老朽化をしておりました。濁ったままでありましたが、そして塩素の供給システムも壊れておりまして、これを早急に施設整備していただきまして、今そのおかげでランチカフェ天茶というレストランができておりまして、毎日20人を超えるようなお客さんが見えております。非常に地域が元気になっております。そして、地元の人も、お客さんが帰られて閉店が近くなりますと、高齢者がそこに寄って、コーヒーを飲みながら談笑するというような、そういうほほ笑ましい光景も見受けられます。そして、瓶岩地区内からも時折お客さんが見えてこられて、地域の方との交流も進んでおるというふうにお聞きをしておりますし、私も月に4回ほどお邪魔をして、その成り行きを見届けておるところであります。これにつきましては、市長にも奥様とお見えいただきまして、本当に感謝を申し上げます。ありがとうございました。
 また、同僚議員の方々も、何名かの方にお越しいただいたというふうにもお聞きをしております。また、執行部の皆さんも、中山間地域にこんなものができた、そしてそれが都市部との交流になっている。実は、最初の当初は高齢者ばっかりでした。平日が営業ですから、土曜日までで、日曜と祝日はお休みでございますので。と思っておりましたところが、この12月頃からは、行ってみますとほとんど高齢者は今寒いから出ません。今おいでるのは、もうおらんのと思ってましたところが、若者がSNSか何かで、口コミも含めてわんさかなんですね。カップルで来る、夫婦で来る、子供連れで来るっていうことで、12時前ぐらいから1時半頃までは、なかなか私が行っても入れません。
 そんなような状況でございまして、非常にありがたいと。だから、飲料水供給施設を導入したことによっての成果もここに一つ出た。瓶岩地域としても、初めてこんな店ができて、こんな状態にいっておるということは、私はこれは非常に大きな取組だったなと。また、それを追わえて、高知新聞にも掲載いただきまして取り上げていただいて、大きな成果を得てるということを報告しております。
 次に、時間が押しておりますので急ぎたいと思いますけれども、中山間地域はますます今後も集落維持は厳しさを増してまいります。どうしてもスピード感のあるきめ細やかな対策はということを先ほども申し上げました。必要と考えますが、今後これにつきましては、特化してどのように進めていかれるのか、企画課長にお尋ねいたします。
○議長(岩松永治) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 中山間地域の課題につきましては、令和3年度に集落実態調査、そして今回の中山間地域再興ビジョンからも明らかとなっておりますので、まずは地域で安心して住み続けていただけますよう、現在三和地区で実施をしております小さな集落活性化事業の活用なども提案をしながら、地域と行政が一体となって課題解決に導けるよう、これからも話合いを続けていきたいと思います。
 また、ビジョンに掲げられていますデジタル技術の活用につきましても、先ほど農林水産課長が答弁しましたとおり、地域住民の皆様の負担の軽減につなげることができるよう、また研究もしていきたいと思います。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) 企画課長の意気込みをお聞きいたしました。
 それではそこで、県のビジョンと整合性を取りながら今後どのような対策を進めるかというのは、企画課長からもありましたが、市長のお考えについてここでお伺いいたします。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 先ほど来企画課長からも答弁がありましたとおり、中山間地域におきましては、人口減少、少子・高齢化を背景としまして、地域活動や産業の担い手不足が最大のネックとなっております。県の中山間地域再興ビジョンでは、担い手を確保するため人口の若返りを図り、持続可能な人口構造へと転換を目指すとしております。県からは、新たに人口減少対策総合交付金も創設されましたので、財源として有効に活用させていただき、ビジョンに沿った県の取組とも連携して、市といたしましても早急に効果的な事業を検討し、対策を進めてまいりたいと考えております。以上です。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) 市長、ありがとうございます。
 市長は、先ほど課長が申されたこととほぼ同じ方向で、当然そうでありますけれども、早急に検討して進めていくという力強いお言葉をいただきましてありがとうございます。
 それでは、ここまでがビジョンの話でございましたが、実はビジョンの中にも加わらんことはないわけですけれども、実は一昨年の12月、令和4年の12月議会で私は南国市の黒滝地区、あるいは道の駅風良里を核としたキャンプ場の整備についての質問をいたしました。この質問は、ちょうど私が時間配分を間違えて、尻切れとんぼになって終わった経緯もあるわけでございます。当時の答弁といたしましては、市長並びに副市長の答弁もあったわけですが、それを総合しますと、青写真を作って概算費を出してみなくては、なかなかこれはうんともすんとも言えないということで、また他の施設の調査研究を行い、その上で可能性を探っていきたいという御答弁であったというふうに認識をしてます。1年と2か月余りがたちました。どのように検討されたのかお伺いをいたします。
○議長(岩松永治) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 黒滝地区へのキャンプ場整備につきましては、候補地及び隣接する土地の所有権調査を行うとともに、用地造成や近隣の飲料水供給施設から給水する場合の概算費用を算出をいたしました。これに、上物として管理棟などの整備費が加わるということになります。今後につきましては、この基礎資料を基に、上物の整備費用なども含めて専門の方に相談をしていきたいと思っております。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) 専門家の方に相談をするということでございますので、私は後ろ向きではない前向きと捉えました。そして、これは私は若者の心をつかむことも大事ですが、今若者だけではないんですね、キャンパーというのは。高齢者、中高年もキャンプをする。そして、コロナ禍の巣籠もり需要の問題もあります。これは後で少し述べますけれども、そういった中で、「あんぱん」終了後、こういう終了後に、多くの人にまだ南国市へその流れの中で来てほしい。そういうためにも、今どの市町村でも大概キャンプ場を設置しとるんですね。香美市もこの間私は見てきましたけども、日ノ御子川の周辺に2か所ありまして、小っちゃいので、これを造成することでの費用を今度上げておりました。香美市長が上げておりましたですね。私も、県下一円くまなく勉強して見てきました。ぜひとも、これを好機と捉えて検討いただき、そして、黒滝地区は疲弊をしておりますけれども、この農地が生かせる、そして中山間におる沿道の人たちの団塊の世代の人たちが、今まきがキャンプには要るわけです。炭もありますが、炭窯は北でもなくなりましたんであれですけども、そういうふうなことで需要もある、いろんなことが効果があるんじゃないかというふうに思っております。
 そこで、お尋ねいたします。
 前回の答弁の中で、村田副市長は、現地調査では景観等も非常にすばらしいロケーションであると。お客様にも来ていただけるのではないかという御答弁をもらいました。改めて村田副市長、御所見をお伺いいたします。
○議長(岩松永治) 村田副市長。
○副市長(村田 功) 黒滝地区の現地を見せていただきました。周辺にはすばらしい景観地があり、多くの皆様に来ていただきたいと感じました。これから候補地の調査に加え、アクセス道の安全確保の対策や、既存施設との優位性等につきまして、先ほど企画課長が申しましたように、専門の方から御意見をいただいた上で、実現できるかどうかについて検討してまいりたいと考えております。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) ありがとうございます。そういうことでございますから、前向きに捉えていいというふうに私も思います。
 これらを踏まえまして、道の駅の全体の売上げとか、せいらんの利活用、せいらんも今ほとんど活動が止まっております。そして、黒滝地区の農地の問題もあります。そういうようなことを全体像を考えた中で、同じく村田副市長、どのようにお考えかお尋ねをいたします。
○議長(岩松永治) 村田副市長。
○副市長(村田 功) 道の駅と直販所風の市での食材やキャンプ用具、先ほど議員が言われましたまきや炭などの燃料の提供につきましては、新たなニーズとして成長の可能性があると思います。キャンプ場の整備計画が進んでいくということになれば、検討を提案させていただきたいと思います。
 また、せいらんの活用につきましては、土砂災害特別警戒区域として指定されている箇所が敷地内にございます。今後の活用の内容によっては、施設周辺の防災工事が必要であると思います。黒滝地区の避難所や公民館としての利用もされておりますので、地域の方と協議も必要になります。その上で、施設の利活用について方向性を考えていきたいと考えております。以上です。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) よく分かりました。
 そこで、これらを踏まえまして、市長もいろんな思いをされ、この1年考えてこられたというふうに思いますけれども、私は中山間地域全体の活性化、若者や高齢者も含めまして、南国市のあのてっぺんのすばらしい場所を本市の財産として活用するという視点で、「あんぱん」終了後の本市への入り込み客増加と、本市を全国にアピールするという施設になると私は確信をしております。市長は、キャンプ場整備の可能性について、現時点でどのように思われておるのかお尋ねをいたします。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 西本議員からは、黒滝地区へのキャンプ場整備につきまして御提案をいただいたところでございまして、安田町の施設にも一緒に、あの施設に御同行いただいたところでございます。その後の調査につきましては、大変遅くなりましたが、建物を除く施設の概算の整備費用が算出できましたので、これにつきましては、これを基礎資料としまして、その上物整備がどの程度必要なのかっていうことも含めまして、実現可能であるか、さらには民間事業者との連携による整備手法等につきましても検討すべく、まずは企画課長が申したとおり、専門の方に相談させていただきたいと思います。以上です。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) まず、いろんな人が専門家としておいでるわけでございますし、ぜひともそういう協議を進められて、これもブームはキャンプは今基本的にないそうです。今第3次、4次のブームになってるというふうな言われ方も専門家はしますが、決してブームは終わってないようでございますので、ぜひとも早い段階での検討をしていただきたい。
 実は、私はBSテレビで3年ほど前までやっておりました三つ星キャンプの田中ケンさん、この方とちょっと知り合いになっておりまして、ちょうど昨日、別件もあって電話したら、高知に来ちゅうでという話で、3時50分の飛行機で帰るき、空港やったら会えるよということで空港へ行って会うてきまして、今の全国のキャンプ情勢をお聞きしましたところが、ほとんどキャンパーの減少はないと。安田もほとんど減ってないというふうに聞いております。そして、キャンプ道具については、メーカーによっては準備をし過ぎて、どんどんどんどん売るために仕入れを起こしておったところは厳しい状況のところもあるらしいというふうには聞いておりますが、これはあまりいろいろ言うつもりはございませんけども、そういうようなことで、キャンプブームは終わってないということだけはお知らせをしておきたいというふうに思います。
 以上で私の中山間地域の質問については終わらせていただきます。
 次に、時間が押してますんで、「あんぱん」でございます。
 「あんぱん」につきましては、非常にありがたいことが昨年の10月に起こったということで、市長も本当に一生懸命、必死だろうと。そして、商工観光課長も必死だろうというふうに思っております。
 そこで、時間がないのでいろいろ前置きは今日はあまりしません。どうも私よりはずっと進んでどんどん行っておるように聞いておりますので、こんな質問してよかったのかなというぐらいに思っております。今の段階、「あんぱん」の取組に関する現在の状況について商工観光課長にお尋ねをいたします。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 連続テレビ小説「あんぱん」に関する取組状況につきましては、市としては南国市観光施設連絡会や、中心市街地振興協議会ワーキンググループと意見交換を行い、いただいた意見等を基に市の基本計画案を作成し、2月21日には市長を会長とした連続テレビ小説関連観光施策推進協議会を設立、開催し、情報共有、意見交換を行いました。また、令和6年度から始まる県の観光キャンペーン、どっぷり高知旅キャンペーンでの取組を進めるとともに、香美市、香南市とも連携し、物部川DMO協議会を事務局とした物部川エリアでの地域観光博覧会の開催のための準備委員会が2月1日に立ち上がっております。
 また、やなせ先生は、南国市等のためにキャラクターなどを作成していただいておりますが、このキャラクターの使用については著作権がございますので、2月8日に市長が東京のやなせスタジオに訪問して、やなせスタジオの越尾社長や、フレーベル館のアンパンマン室の方に御協力依頼を行い、現在キャラクター等の使用について協議しているところでございます。以上でございます。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) 分かりました。ありがとうございます。
 非常にスピード感を持ってやられとるなあというのは私の中にあります。基本計画も少し見せてもいただいておりますので、その方向に進んでおるなというふうに思います。
 ただ、今、市長のほうが2月8日にやなせスタジオに行って社長さんにお会いして、著作権の問題があるということで早くから懸念を市長もされておりまして、そのことにつきまして、向こう方の御反応はいかがだったのか、市長にお尋ねいたします。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 協力依頼を行ったときの感想ということでございますが、越尾社長からは、南国市の活性化にはできる限り協力したいとおっしゃっていただきました。また、やなせスタジオの越尾社長や、フレーベル館のアンパンマン室の方からは、やなせ先生のキャラクターなどの使用に関しては、契約上できることとできないことはありますが、過去の事例などからアドバイスできることもありますので、企画の段階から気軽にお問合せくださいとおっしゃっていただいており、今後の管理体制などをしっかり整えれば、前向きに御協力いただけるのではないかと感じたところでございます。今回、越尾社長並びにフレーベル館の担当者にお会いしに行って、本当によかったなと正直思っております。以上です。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) 大変うれしいお話を市長のほうから直接いただきましてありがとうございます。
 これが一番、私もいろいろ調べてますけども、どのところで取り上げたやつも、著作権のところがやっぱり一番ネックになるようですね。実は、私は先月の6、7、8でしたか、岩沼市と、それから福島市にこの件があって、福島市は「エール」、いわゆる5年ぐらい前にやったんですが、古関裕而先生、いわゆる栄冠は……。何ですかね、ごめんなさい。「栄冠は君に輝く」、それから有名なのは「高原列車は行く」、こういった、そして教育長が大好きな「六甲おろし」、それから大学野球の応援歌、たくさんのものを作った方でございまして、この話は余談でございます。あっさり言いまして、すばらしい作曲家であったというところへ行って、この取組方、姿勢について勉強に行ってまいりました。それらと比較しながら少し進めていきたいと思います。
 次には、先日市長を会長に、庁内で観光推進協議会が発足したとお聞きしております。構成メンバーについてお聞きをします。また、基本計画ができたというようなことでございますが、その主立った内容について商工観光課長にお尋ねいたします。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 連続テレビ小説関連観光施策推進協議会の構成メンバーにつきましては、市議会議長や産業建設常任委員会委員長、観光施設連絡会の役員や、中心市街地振興協議会の役員、公共交通機関関係事業者になりまして、この中には兼任で観光協会会長や商工会会長も含まれております。また、基本計画につきましては、「やなせたかし先生の思いを伝える・知ってもらう」「後免町・南国市を知ってもらう」「市全体で歓迎する・観光の機運を醸成する」「観光振興及び産業振興につなげる」の4点を基本方針に、「受入れ環境の整備・既存資源の磨き上げ」「受入れ体制の強化」「ブランディング・プロモーション」「やなせ先生の顕彰や学習」「特産品の開発・販売」の5項目に取り組むこととしており、これらを実現するため、駐車場やトイレの整備、期間限定の観光案内所の設置、市内事業者へのお土産品開発に対する支援などを計画し、公共交通機関等を結ぶ市営バス等の運行を検討しております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) また、私が目指すべきだろうと思っておったことが、全てが前へ向いて進んでおるということがよく分かりました。
 そこで、少し角度を変えまして、私はこれは市民の方々も巻き込んで、そして庁内は全庁一枚岩ということでこの取組を進めていかないと、この議会もそうでございますが、期間がありませんので、短期間でございますから、要点要点を我々も知ったら、後は突っ走ってやらないと私は間に合わないと思いますね。そういう意味においても、全庁一枚岩ということでございます。そこの意気込みにつきましては、市長並びに担当課長にお尋ねいたします。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 意気込みということでございますが、連続テレビ小説「あんぱん」の放映は、少年時代を後免町で過ごされた御縁から、南国市や後免町の活性化に様々な形で御協力してきていただいたやなせ先生からの大きなプレゼントだというように思っております。南国市にとりましては千載一遇の機会でございますので、放映を契機としまして多くの方に南国市や後免町を知ってもらい、おいでていただき、そして楽しく過ごして、また来たいと思っていただけるような受入れ環境の整備をはじめとした取組を庁内一丸となって取り組むとともに、この機会を生かして市役所の個々の業務も取り組むことで、南国市全体の活性化につなげてまいりたいと考えておるところでございます。以上です。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) その意気込みはよく伝わりました。
 市長は千載一遇のチャンスというふうに捉えておる。これは私らも同じでございまして、決して棚からぼた餅ではなく、これは私は神様になられたかどうか分かりませんが、本当にやなせ先生が天から贈物を授けてくれたんじゃないかっていうふうに市長がおっしゃいましたが、私もまさにそのとおりだろうというふうに思っております。
 実は、福島市は震災後本当に疲弊して、どういうことでまちおこしをしたらいいかという視点から始まって、福島市は青年たちが困って困ってしゆうときに、古関裕而先生がおるということに着眼をして、その奥さんが、今回もよく似てますけども、奥さんは愛知県の豊橋市から来ておる。豊橋市と連携をして、そして署名活動をした。当初15万人ぐらいを予定しておったようですが、16万ぐらい集まったと。そこからスタートして、東京のNHKへぎっちり行って、そしてやっとこぎ着けたという、だから私どもとはスタンスが全然違うんですね。そこは我々がしっかりと考えて見直しながら、絶対成功さすんだという信念のところが私は欲しかったという意味で質問したところでございます。お許しをいただきたいと思います。やる気がないとかいうつもりは全くございませんので、そこはひとつ御理解をしていただきたいと思います。
 次に、これが私も少し心配事をしておりましたけれども、本市の「あんぱん」に関しては、業務が多岐にわたって当初からあるだろうということが想定されるわけでございますね。これが、多くの仕事があるということを予測しますけれども、その体制整備についてはどのようになっとるのかお尋ねをいたします。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 連続テレビ小説「あんぱん」に対する体制につきましては、議員のおっしゃるとおり、多様で多くの業務が発生することが予測されることから、全庁的に対応するため、2月19日に北條副市長を統括者とした庁内プロジェクトチーム、連続テレビ小説関連施策推進チームを立ち上げました。さらに、このチームの中に受入れ環境対策部会、交通対策部会などの作業部会を設けて対応することとしております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) 次へ次へとしっかりと対策が進んでいっておるように思いまして、大変うれしく思っております。
 ここで、統括者になられました北條副市長、久しぶりの出番かと思いますけれども、どのように取り組まれ、その意気込みも北條副市長にお伺いしたいと思います。
○議長(岩松永治) 北條副市長。
○副市長(北條邦寿) チームとしての総括者としての意気込みと思いでございますけれども、この好機を逃すことなく、市の観光振興を中心とした産業振興に生かしてまいりたいというふうに考えております。一方で、その準備期間が放映まで残り1年余りと極めて限られておりますので、この時間的制約の中で、想定される多岐にわたる課題に対し、いかにその準備を整えていけるのかというのが大きな課題だというふうに捉えております。この課題にしっかりと対応していくためには、担当課だけでなく、チーム員が一丸となることはもちろんのこと、それぞれが能動的、主体的に取り組んでいく必要があると考えておりますし、チーム間の連携を取りながら、市を挙げた取組にしていく必要があると考えております。
 やなせたかし先生の人生は喜ばせごっこの精神で、お越しいただける皆様をお迎えできますように、チームの総括者として、しっかりとその役割を果たしてまいりたいというふうに考えております。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) ありがとうございました。どうか統括者として遺憾なく力を発揮していただきますようにお願いしておきたいと思います。
 次に、押しておりますんで頑張ります。
 市独自の主たる事業ということについてお伺いしたいと思っておりますが、また令和6年度には予算化をしておる3つの事業について、その予算規模と内容についてお伺いを商工観光課長にいたします。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 令和6年度当初予算に計上させていただいた市独自の主たる事業につきましては、南国駅前線沿いに、大型バスや乗用車用の臨時駐車場等の整備工事費や、案内看板設置工事費、商工会や観光協会等が連続テレビ小説「あんぱん」に関する事業を行うための補助など、連続テレビ小説を生かした観光振興事業費として3,479万2,000円、やなせライオン像などや、説明看板を含めた沿道広場噴水公園の整備工事費として2億1,221万5,000円、南国駅前線沿いに観光案内板を設置する工事費として1,000万円でございます。以上でございます。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) よく分かりました。
 6年度の当初予算に計上されておるわけでございまして、これの執行についてはしっかりと取組を進めていただきたい。そして、恐らくこれから実施計画に移りますと、いろんな意味で6月補正、9月補正、場合によっては12月補正まで行って予算の支出をしていくことになろうかと思います。そこには、しっかりとした方向性、明確な理由というものが出てくれば、当然必要になってくると思います。ここは費用対効果の話も出てきますけれども、ぜひとも頑張ってやっていただきたいなというふうに思っております。
 そして、質問2の6でございますけれども、私はここが一番問題になってくるんじゃないかなと。これも意見も多分それぞれの部会で出てきておると思うんですが、やっぱり後免町の商店街をにぎやかにしていくということが一番ですが、これはシャッター街になって、そしてファクトリーを建設した折に、当時はお客さんを誘導した誘客をしていくんだということだったんですが、なかなかそのイベントのとき以外は、私が見ておりますに、あんまり大きな人の流れがないというふうに見受けております、ここは地元との協議も当然、商店街ともありますのでいきませんけれども、私としては、これをどのように計画して今回生かしていくのか、計画をしてるのか担当課長にお伺いをいたします。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 後免町商店街の誘客につきましては、後免駅前や南国駅前線沿いに整備する駐車場、または海洋堂SpaceFactoryなんこくから、後免町商店街へと人の流れをつくるため、南国駅前線沿いに観光案内所を整備し、観光情報の提供、観光ガイドの受付などを行うことを計画しております。また、中心市街地振興協議会ワーキンググループからいただいた意見を参考に、地域でできることについて、中心市街地振興協議会の役員等と協議しているところでございます。以上でございます。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) 私が思いますに、ちらっと課長には事前にお聞きをしたのは、キッチンカーも出すということのお話がございました。しかしながら、どうもキッチンカーだけではお客さんは本当に来てくれるのか、あの沿道を歩いてもらうには、食べ物屋、土産物屋っていうのがずらりあってほしいなというふうに思うわけですね。キッチンカーは、それはシンボルロードの角っこのところにとかいう計画があるようでございますけども、私はキッチンカーだけでは少し寂しくないか、地元の露店商組合などとも相談をされて、全面とはいいませんが、ところどころで、例えば30張りぐらい、20張りぐらいはテントか、あるいはシャッターを開けてくれるところがあれば協力いただいて、土産物店とか食べ物屋、とにかく食べ物屋を作って、食べながら歩いてもらうということが非常に大事になってくると思います。
 そういうことで、後免町商店街の誘客ということは、やはり私は飲食が大事である。キッチンカーだけでは非常に寂しい。地元の露天商などに声がけをして、飲食や土産物などを後免商店街で販売することについてどのように思われるのか、お伺いをいたします。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 後免町商店街の誘客には、議員のおっしゃるとおり、飲食の提供ができることが望ましいと考えておりまして、南国市商工会や南国市観光協会から、中心市街地の飲食店に昼営業の働きかけをしていただいているところでございます。また、沿道広場の一部を、キッチンカー等が出店できるスペースとして活用することを考えておりますので、このスペースには、市内飲食店事業者等のテント出店もできるように進めてまいりたいと考えておりますし、南国駅前線沿いに計画しております観光案内所では、お土産品を販売できるコーナーを設けることも検討しております。
 また、後免町商店街など、中心市街地における空き店舗への出店につきましては、出店者への補助となる中心市街地振興事業費補助金における中心市街地創業事業や、消費者の補助となる中心市街地店舗兼住宅活用推進事業に補助金を設けておりますので、引き続き出店を促す取組を行ってまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) どうぞよろしくお願いをしたいと思います。
 次に、実は先ほど申しましたように福島にも行きましたけど、岩沼にも寄っておりまして、私が岩沼駅に寄りましたところが、正面の岩沼駅の玄関を入りますと右手に、市長、岩沼係長さんにお出迎えをいただきました。それは、パネルの、等身大とまではいかなかったかな、かなり大きなのがお出迎えをし、またお見送りをしてくれるということでございました。今回は、多くの方がJRでお見えになると思います。そして、アンパンマン列車に乗ってくるっていうことも考えられます。三山ひろしさんはおいでますけれども、本市としては山田高校から提供をいただきましたシャモ番長がPRキャラクターでございますから、せめてJRと協議をして、あそこに等身大のキャラクターを置いていただきたいというふうに思っておりますが、このことにつきまして担当課長の御所見をお伺いいたします。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) JR後免駅への南国市PRキャラクター、シャモ番長の等身大パネル設置につきましては、連続テレビ小説「あんぱん」によって増加する観光客に対して、歓迎の心を伝えつつ、認知度向上が図れるものと考えます。
 一方で、シンボルロード等や、南国市が物部川エリアでの地域観光博覧会かで効果的なほうで作成するキービジュアルとの調和も考慮していくことも必要だと考えますので、そうした点も踏まえながら、設置について検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) ぜひとも御検討いただいて、JRと交渉をいただきたいというふうに思ってお願いをしておきたいと思います。
 次に、特産品の開発や販売ということが非常に大事だと、これは経済効果を上げていくためには最重要課題であろうというふうに思います。この点につきましてはどのようにお考えか、お伺いをいたします。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 特産品の開発や販売につきましては、連続テレビ小説「あんぱん」によって増加する観光客のお土産品等としての需要も見込めますし、観光客にお金を使っていただくことは産業振興につながることから、市内中小企業者の連続テレビ小説「あんぱん」関連の特産品の開発、販売について支援することを計画しております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) そのとおりでございまして、販売について支援をして、多くの業者さんにお土産物を作っていただいて、1年売ってみて駄目な商品は淘汰されていきます。しかし、最初から量が少なければ販売にならんわけでございますから、そこは注視しながらぜひともやっていただきたいというふうに思います。
 そして、これらの販売は、全体の中でもそうでございますけれども、費用対効果の観点からも事業効果について検証していく必要があるというふうに考えます。ここにつきましては、経済効果、目標というものは設定されるのか、どのようにお考えか商工観光課長にお尋ねいたします。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 経済効果の目標につきましては、今後作成する連続テレビ小説を生かした南国市観光施策推進事業実施計画で設置することとしております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) ぜひとも設定をされて、ちなみに福島は2億数千万円の投資で8億円の経済効果、これは計算方式で随分変わってくるようでございますが、そういうことを参考にしていただけたらっていうふうに思っております。
 そして、私があちらに行ったときに、古関裕而記念館があったわけですね。これも多くの方か来館をしておるということでございました。本当に、市の職員さんの対応力といいますか、来客感謝に、その記念館だけじゃないですよ。本体から来て、きちっとやっぱりやられてました。そこは非常に大事かなと。そして、あちらの方が言われてましたが、なまじっかやないですよ、NHKに来ていただくことは大変ですよ、朝3時からのロケもあります、4時からのロケもありますよ。全てのことにおいてNHKの言うとおり頑張ってやらないきませんからねっていうことを聞いたことをお伝えをしておきたいというふうに思います。
 最後に、この質問では、私は放映後も入り込み客を減すわけにいかんというふうに思うわけでございます。やなせ記念館のようなものを建設するについてのこの整備は計画にあるのかないのか、お聞きをしたいと思います。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) やなせたかし記念館のような施設の建設につきましては、現在のところ計画しておりませんが、新図書館でのやなせ先生関連書籍コーナーの設置や、海洋堂SpaceFactoryなんこくでのやなせ先生コーナーの充実、やなせ先生の戦争体験を通じた平和学習など、やなせ先生の精神や功績を顕彰するための取組を行ってまいりたいと考えております。
 また、放映後の観光誘客を図るためには、連続テレビ小説「あんぱん」のロケ地が重要になると考えておりますので、南国市で多くロケを行っていただけるよう、高知県コンベンション協会プロモーション部とともに事前調査に同行し、情報提供に努めておるところでございます。以上でございます。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) 丁寧に御答弁をいただきました。
 まさに課長おっしゃるとおり、私もこのロケ地は多いほどいいと、後々将来のためにということで、これは福島市の方も言われておりました。福島もできるだけ多くのロケ地を作っていただいて、ロケをしていただくと、ロケマップみたいなものを作って、これを見ながら来た方に行ってもらう、そういうこともできますので、これらロケマップができてますけども、いよいよこういうことまで考えていかなければならないということ、ここはぜひNHKに対しても、市長のトップセールスもお願いをしておきたいというふうにお願いをして、この質問は終わらせていただきます。
 次に、道路の市道等の維持管理の在り方について説明する前に、私の意図と違う書き方をして事務局に提出してしまいましたので訂正をお願いしたいんですが、(1)の職員(技師)等の人材不足とありますけれども、本来私の意図としては人員不足の過ちでございますので、大変申し訳ございませんが、訂正をしておわびをしたいと思います。よろしくお願いいたします。
 それでは質問に、時間がございません、行きたいと思います。
 先ほど、同僚議員の前田議員からお話がありましたので重複するところばかりでございますが、非常に私もこの職員不足については危惧しておりまして、職員不足につきましては、現在の状況を総務課長にお尋ねいたします。
○議長(岩松永治) 総務課長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(中島 章) 4月1日の年度当初では、文化財調査を含めた行政職、保健師、土木技師、調理師、消防士が欠員となっております。消防士以外の欠員の職種については、7月に採用するための募集を行い、試験を行っているところです。消防士につきましては、4月に消防学校に入校しなければなりませんので、中途採用は行っておりません。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) 前田議員の質問にもありましたように、やはり足りてないと。それぞれの部署で足りてないということがよく分かりました。
 それでは、これも当たり前のことでございますが、マンパワーで仕事をしていかないと、ミスが出たり、あるいは職員に過剰な仕事が偏ったり、いろんなことが起こるわけでございまして、不祥事とまでは言いませんけれども、やはりいろんなことが起こる。それは、身体的な部分にも来ます。だから、常に職員採用についてはアンテナを張って、しっかりとやらないかんというふうに思うわけでございますが、そこでお尋ねいたします。
 マンパワーで業務を行うためにも、定期的な職員採用が不可欠であります。どのような採用計画をされておるのか、お尋ねいたします。
○議長(岩松永治) 総務課長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(中島 章) 翌年度の4月1日採用を基本として、5月に企画課から各課に翌年度の機構の見直しについて提出を求めております。各課から提出された機構の見直し案には、翌年度の見直しと中期的な計画を記入するようになっており、その見直し案について、6月下旬から各課と企画課、総務課、財政課でヒアリングを行い、翌年度の機構案を作成し、採用の計画を決定しております。しかしながら、以降においても計画されていない新たな取組や、事業の前倒しなどが生じた場合には、該当課と翌年度の対応について協議をするようにしております。
 採用試験の1次試験につきましては、全国どこにいても受験できるようウェブ試験を実施しており、また職種によりますが、2次試験についても、全国にあるテストセンターでのウェブ試験を実施するようにしており、本市に来なくても受験できるよう取組を行っております。試験の合否については、合格ラインをクリアしなければ当然不合格になりますので、欠員が生じる場合があります。また、合格者が都合により辞退される方もおりますので、それらの理由により、実際に欠員が生じております。そのような場合には、欠員を補充すべく中途での採用を行うようにしており、状況により7月採用、10月採用などを行うようにしております。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) ありがとうございました。
 課長の御答弁が重苦しいぐらい、本当に大変な状況というのがよく見受けられます。職員の採用というのは、どの業界も今難しいようでございまして、これも全庁挙げて真剣に、これは総務課長だけの問題ではないという認識で頑張っていかなければなりません。
 いずれにしましても、職員の欠員はいけませんので、しっかりと対応をしていただきたい。東京におっても試験が受けられる時代が来ました。そんな中でございますから、ぜひとも頑張っていただきたいというふうにお願いをしておきたいと思います。
 次に、建設課のほうでの土木技師さんの人員不足が聞こえてきております。そのことによりまして、なかなか予算はできて積んでも、土木技師さんによってそれぞれの現地を見て精査をして、詳細設計までいって入札を起こしてっていう一つの一連の仕事が、なかなか大変なようでございます。建設課だけではないと思いますんで、建設課等の部署においても土木技師が不足しておるというふうに思いますけれども、業務への支障はないのか建設課長にお尋ねをいたします。
○議長(岩松永治) 建設課長。
○建設課長(橋詰徳幸) 市民への丁寧な対応を常に心がけておりますが、マンパワー不足によるスピード感や、予算があっても限られる期間の中での執行は、一職員に負担がかかり過ぎていることもあり、スムーズな業務の執行が難しくなってきている現状でございます。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) 予想されたとおりでございまして、なかなか一職員に係る負担というのが増加をしてきておるという現状だと思います。
 そこで、これは私が去年、実は自分も経験をしましたが、昨年7月から本年3月までの予定で、初めてやと思いますが取組は、道路の維持管理について、市民のニーズやスピード感を持って対処をしていくために、事前に一定の入札を行って、一定予算の範囲内で維持管理をさせる仕組みを取っておるというふうにお聞きをしております。その内容につきまして建設課長にお伺いをいたします。
○議長(岩松永治) 建設課長。
○建設課長(橋詰徳幸) 道路管理者として第一に、事故が起こらないようにスピード感を持って維持管理に努めていかなければなりません。市道の維持補修をスピード感を持って対応するために、本年度の7月より市内全域を北部と南部に2分割し、エリア化しまして、市道維持補修委託業務を発注いたしました。業務内容としまして、道路維持を目的とした緊急を要する一定規模の道路補修、支障物除去等早急に対応できる体制を取っております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) 実は、昨年の8月、あれは6日でしたか、8月に大雨が降りました。南国市の市内、後免もつかったときでございますが、私の地元の外山の市道が、幅2.7メートルぐらい、長さ10メートルぐらい、表面の舗装はもちろん、中の骨材までが流出をして、これはしばらく通りにくいねという話をしておって、また私に話があって建設課にお願いしましたところ、1か月や、災害ですからもっとかかるかなというふうに思っておりましたところが、5日目か6日目頃でしたか、議員、はや直っちゅうでよということで、ええっという話になったんですが、慌てて建設課にどうしてぜよという話を聞きましたら、こういうようなことだったんですね。だから、業務改善というのは非常に重要になってくる。仕事の質を上げていくということになるかならないかは、やり方の問題もあるでしょうが、私はこれは一つのいい事例だと思う。大きな市では、複数年で億単位の維持管理を道路等包括管理という形でやっておって、成功事例はたくさんあるんでしょうが、なかなかそれよりもこの4万6,000の市では、なかなか建設業者に偏って、倒産させる可能性も小っちゃいところは出てきますんで、その量というのはなかなか難しい問題があるわけでございます。
 そこで、6年度と、これは5年度にやってきたことをこれから精査をしていかないかんと思いますが、今後におきましてこの方式を拡充していくのか、その方向性について建設課長にお伺いいたします。
○議長(岩松永治) 建設課長。
○建設課長(橋詰徳幸) 本年度の業務を実施した経験を生かし、さらに市道維持補修にスピード感を持って対応するために、市内全域を北部、中部、南部に3分割して、年間の市道維持補修委託業務を本会議に令和6年度当初予算として上程しておりますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) 時間も押しております。
 そこで、6年度の当初予算が計上されておるということで、審議をしてくれということでございますが、これと計上額と5年度の当初事業額ということについてお尋ねをいたします。
○議長(岩松永治) 建設課長。
○建設課長(橋詰徳幸) 市道維持補修委託業務の令和6年度の当初予算計上額としまして、北部、中部、南部の3エリア合計4,500万円を計上しております。
 次に、令和5年度につきましては、北部、南部、2つのエリアの合計の当初事業費としまして2,856万4,800円でございます。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) ありがとうございました。
 仕事の業務改善というのは常日頃、私も勤め人でしたからよく分かりますが、非常に大事でございます。どうか、職員の負担が少しでも軽減されますようにお願いしておきたいと思います。
 最後の質問でございますけれども、現在市道の維持管理作業員というのは4名というふうにお聞きをしておりまして、中山間地域でもよく見かけます。一生懸命やられておりますけれども、近年は大雨災害などが発生する頻度が非常に増加をしております。1名ぐらい増員して、もう少しスピード感のある対応が必要じゃないか。それは、草刈りもそうですし、側溝へどっさり枯れ枝が詰まって、側溝を流れずに水が市道の上を流れる、これは災害のもとにもなりますので、そこらあたりを非常に心配をしておりまして、この増員について建設課長のお考えをお聞きいたします。
○議長(岩松永治) 建設課長。
○建設課長(橋詰徳幸) 日常の道路維持につきましては、近年、気温や降雨による影響で、草木が及ぼす道路への支障に大変悩まされているところでございます。業者に委託することも考えられますが、限られた予算での執行は難しく、今後補修員増員も視野に入れまして対応が必要になってくると考えております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 西本良平議員。
○13番(西本良平) 誠にありがとうございました。本当に大事になってくると思いますので、ぜひとも前向きに検討いただくようにお願いをしておきたいと思います。
 最後になりますけれども、この3月末をもちまして4名の課長級の方が退職をされます。本当に、長きにわたりまして本市発展のために御尽力いただきましたことに心から感謝を申し上げ、そして今後健康に留意されまして、ますます御活躍をされますことを心から御祈念申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(岩松永治) 昼食のため休憩いたします。
 再開は午後1時であります。
      午前11時59分 休憩