ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 9月議会の市政報告

用語検索はこちら


9月議会の市政報告

担当 : 企画課 / 掲載日 : 2023/11/20

危機管理

防災・減災対策

 7月の豪雨災害では、大雨警報(土砂災害)や洪水警報、また、大雨警報(浸水害)の警報が連続して発表されました。これらの警報に加え、土砂災害警戒情報も発表されたことにより、それぞれの警報対象地域に対しまして、早めの「避難準備・高齢者等避難開始」や「避難勧告」「避難指示(緊急)」を発令いたしましたが、複合した気象警報の伝達の難しさを痛感したところであります。
 訓練関係につきましては、各地域におきまして防災意識や災害対応能力の向上のため、避難訓練などの防災訓練の実施や学習会が開催されました。7月22日には、南国市国際交流協会の主催で、本市の津波避難タワー間を結ぶ、安心防災システム「つながっタワー」アプリの活用を説明する講習会が開催されました。システム開発を指導された高知工業高等専門学校の今井(いまい)一雅(かずまさ)名誉教授を講師に迎え、安否情報を送信する機能など緊急時における活用方法だけでなく、津波や地震に関する知識を深める防災検定機能や、14基のタワーを巡るスタンプラリー機能など、日ごろから利用できるアプリの操作説明が行われました。参加した留学生や自主防災会の方々からは、周りの人にも勧めたいと大変好評でありました。
 9月3日には、岡豊小学校におきまして、南海トラフ地震を想定した「平成30年度南国市震災訓練」を、岡豊小学校・岡豊地区防災連合会・南国市消防団第1中隊など関係団体の参加のもと実施いたしました。
 今後におきましても、市民の皆様の防災意識や防災対応能力の向上のために、地域の訓練や学習会などの実施に協力してまいります。

財政関係

 令和4年度普通会計の決算状況につきましては、普通建設事業費の減や新型コロナウイルス感染症等の影響による臨時特別給付金給付事業費の減等により、歳入・歳出ともに大幅な減額となりました。歳入総額は対前年度比33億7,893万9千円、11.8パーセント減の253億7,046万7千円、歳出総額は対前年度比31億351万9千円、11.3パーセント減の244億999万2千円で、実質収支は6億6,558万4千円の黒字となっております。
 また、地方債借入残高は令和4年度末で、対前年度比7,517万6千円、0.3パーセント増の238億1,162万1千円となっております。財政構造の弾力性を示す経常収支比率は86.4パーセントで対前年度比4.3ポイントの増となり、公債費負担の健全度を示す実質公債費比率は8.2パーセントで対前年度比0.4ポイントの増となりました。
 本年度の普通交付税につきましては、対前年度比8,878万9千円、2.1パーセント減の40億7,282万円となっております。また、臨時財政対策債は対前年度比1億2,855万3千円、56.0パーセント減の1億117万2千円となり、合計では2億1,734万2千円の減となっております。
 今後につきましても、適切に収支を見込むことにより、引き続き、健全な財政運営の確立に努めてまいります。

企画

姉妹都市・岩沼市との交流事業

 7月に提携から50周年を迎えることを記念し、岩沼市に関するクイズの回答者に抽選で岩沼市の特産品を進呈するキャンペーンを実施いたしました。広報紙及び市公式LINEで応募者を募ったところ、538名の応募があり、姉妹都市事業について広報する機会となりました。また、8月18日から20日までの日程で、市長をはじめとする市民訪問団が岩沼市を表敬訪問いたしました。東日本大震災の関係施設の見学の他、岩沼市による歓迎会も行われ、50周年を記念する交流を行うことができました。今後につきましても、相互の訪問等を企画し、交流を深めてまいります。

DX推進事業

 デジタルデバイド対策として、7月に市内8カ所の高齢者教室においてスマホ教室を開催し、延べ135名の参加がありました。スマートフォンの機能について説明するとともに、市公式LINEの登録及び申し込み機能の操作支援等を行い、デジタルを活用した市のサービスについて周知を図りました。また、行政DXについては、職員の業務手順・負担を可視化する全庁業務量調査を高知県事業により実施いたしました。
 今後につきましても、調査結果を活用し、業務改革を進めてまいります。

マイナンバーカード

 5月末日分から集計方法が交付率から保有率に変更され、7月末現在の保有率は、全国で71.0パーセント、高知県68.4パーセント、南国市65.0パーセントとなっております。マイナンバーカードの普及は、オンライン申請やDX推進など、住民の利便性向上と行政事務の効率化の実現に必要なものでありますので、引き続き、休日交付窓口の開設などの普及促進に取り組んでまいります。また、本年2月末までにマイナンバーカードを申請された方のマイナポイント申込期限は9月末のため、ポイント申請手続きのサポート体制を整え、カード受取ができていない方への周知を図ってまいります。

税務

 令和4年度の市税徴収実績につきましては、徴収額62億1,743万円、徴収率98.27パーセントで、前年度と比較して、徴収額で1億5,480万円の増収、徴収率は0.02ポイントの増加となっております。市民税、固定資産税、軽自動車税が堅調に推移する中、たばこ税も増収となっており、特に、固定資産税は現年課税分で1億1,730万円の増収となっております。滞納繰越分の徴収率は40.06パーセントで、南国・香南・香美租税債権管理機構の成果もあり、高い水準を保っております。 今後につきましては、三税協力体制を推進しつつ、税の公平性、収入未済額の削減及び徴収率の向上を図り、自主財源の確保に努めてまいります。

民生

 産後ケア事業につきましては、新しく利用できる施設を追加し、訪問型・宿泊型に加えて、日中も利用できる通所型も併せて利用できるようになりました。出産後の母親が、少しでも安心して楽しく育児ができるよう支援をしてまいります。
 介護保険制度につきましては、令和6年度から8年度までを計画期間とする第9期事業計画策定に向けて、8月2日に第1回南国市高齢者福祉計画・介護保険事業計画策定推進運営協議会を開催し、昨年度実施した「介護予防・日常生活圏域ニーズ調査」、「在宅介護実態調査」その他の調査結果について説明いたしました。今後の介護給付費の見込みや、第1号被保険者保険料の設定等の作業を行うとともに、市民の皆様が住み慣れた地域で望む生活を続けられるよう、健康づくりや介護予防を支援する取組について協議を重ねてまいります。

子育て支援

 児童一人当たり一律5万円の給付を行う、低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金につきましては、令和5年3月に児童扶養手当を受給したひとり親世帯及び令和4年度の低所得の子育て世帯生活支援特別給付金の対象であった世帯に対してプッシュ型の給付を実施しました。
 今後につきましては、申請を要する児童手当の対象となっていない高校生のみを養育する非課税世帯、新たに出生した児童がいる非課税世帯、及び物価高騰の影響により、本給付金の受給要件に該当する程度まで家計が急変した世帯等に対して、円滑な給付が行えるよう広報等に努めてまいります。  

環境

災害廃棄物

 県内で災害廃棄物処理広域ブロック協議会を立ち上げ、災害発生時の廃棄物の適切かつ迅速な処理についての検討を進めております。加えて、地域特性や既存施設の処理能力を考慮した各ブロックを越えた新たな枠組での検討が必要なことから、災害廃棄物処理広域ブロック協議会幹事会が設置され、本市も幹事市として参加して協議を行っております。8月29日に開催されました幹事会では、災害廃棄物の仮置場候補地案の選定に向けた取組等について協議いたしました。

地球温暖化防止対策

 事務事業に伴う温室効果ガス排出量について、2030年度に基準年度である2013年度比で39.8パーセントの削減を目指しており、7月26日に開催しました南国市エネルギー管理委員会におきまして、市業務における省エネ行動の徹底を周知いたしました。

農林水産

 国営ほ場整備事業につきましては、能間工区、下島工区及び浜改田西部工区で工事を進めております。能間工区の工事入札が不落となった区画では、区画を分割して再公告いたしました。その他の工区におきましても、順次、工事に着手できますよう、引き続き、関係機関と連携して準備を進めてまいります。
 物価高騰への対策につきましては、燃料、肥料への支援については国の支援策への上乗せという形で支援を行っております。飼料への対策についても支援を予定しており、今議会に補正予算案を上程しておりますので、御審議の程、よろしくお願いいたします。

商工観光

中心市街地の振興

 5月27日から6月11日までの間、後免町商店街西側部分にある地域おこし協力隊の活動拠点「ごめんく」において、古い日用品や玩具などを展示する「ごめんのレトロ展」を中村時計博物館館長と地域おこし協力隊員との共催で開催し、約350名の方に御来館いただきました。開催期間中の6月4日には、後免町商店街でごめんの軽トラ市、海洋堂スペースファクトリーなんこくでごめんteteマルシェが開催されました。今後につきましても、ごめんの軽トラ市などのイベントに併せて、地域おこし協力隊の活動拠点でイベントなどを開催することで、後免町商店街・中心市街地での賑わい創出を図ってまいります。  南国市商工会が駅前町に整備したチャレンジショップにつきましては、チャレンジャーの退店に伴い、飲食業用スペースは7月から、小売・サービス業用スペースは8月から新たなチャレンジャーの募集が開始されております。

観光

 漫画連載開始40周年の「北斗の拳」をテーマとした周遊企画「北斗周遊百裂拳!!」を四万十町との共催で7月15日から開始いたしました。この企画は、海洋堂ホビー館四万十で開催される企画展「北斗の拳フィギュア列伝2023」の開催に合わせ、対象店舗での飲食やお買い物、イベント参加などでシールを集めると景品がもらえる内容となっており、来年2月25日まで実施いたします。7月16日には本市でオープニングイベントを開催し、高知県出身のフィギュアイラストレーターのデハラユキノリ氏を招き、株式会社海洋堂高知の宮脇修一社長とのトークショーや新作の牧野博士フィギュアのお披露目を行いました。今後も広域連携による誘客に向けた取組を進めてまいります。

南国日章産業団地

 残る3区画について、引き続き製造業と流通業を対象に入居企業の随時募集を行っております。

建設

 市道の新設、改良事業につきましては、社会資本整備総合交付金事業を活用して、主要な幹線道路12路線の整備に向け取り組んでおり、道路メンテナンス補助事業では、継続した橋梁の定期点検及び前年度までの点検結果の成果に基づいた、修繕設計、修繕工事及び架替工事を進めております。
 南国日章産業団地周辺対策工事につきましては、農道水路3カ所の整備を地元との覚書に基づいて進めております。
 農村地域防災減災事業における県営ため池事業につきましては、引き続き、滝本地区毘沙門池及び定林寺地区下池の工事を進めており、併せて、植田地区の上池・下池の詳細設計を行っております。
 農道及び水路の改修につきましては、農林事業分担金制度により各地区の施設整備等を継続的に実施しております。また、老朽化した水路や農道の補修、揚水ポンプなどの機械設備等の修繕も順次進めております。

都市整備

 都市計画道路南国駅前線第2工区の道路築造事業の進捗状況につきましては、都市計画道路南国駅前線(第2工区)シンボルロード設計業務を発注いたしました。引き続き、道路築造工事の発注事務を進めてまいります。JR後免駅の駅前広場の整備事業につきましては、引き続き、地権者の移転計画なども考慮しながら、用地交渉を進めてまいります。  篠原土地区画整理事業につきましては、第5工区において地権者への土地の引き渡しが完了しました。残っている第4工区の一部もまもなく完成する予定となっており、順次地権者へ土地の引き渡しを進めてまいります。
 住宅耐震化促進事業の実施状況につきましては、7月末現在で、耐震診断が32件、耐震設計が50件、耐震工事が44件、コンクリートブロック塀の改修工事が14件となっております。
 老朽住宅除却事業につきましては、5月から6月中旬まで募集を行い、20件の申請を受け付けております。

上下水道

上水道

 水道未普及地域解消事業につきましては、蔵福寺島地区の水道管布設工事に着手しており、本年度に完了する予定となっております。
 有収率向上につきましては、十市西地区及び三畠地区の石綿管布設替え工事を行っており、三畠地区については本年度に完了予定となっております。
 地震対策につきましては、引き続き大篠水源地から配水池までの送水管の耐震化を進めております。

下水道

 浸水対策として整備しております、新川雨水幹線・枝線工事につきましては、関係者と協議調整を行い工事に着手しております。
 未普及対策につきましては、新川雨水幹線に伴う後免町商店街の汚水管整備工事の着手に向け、工損調査などの準備を進めております。  また、篠原土地区画整理事業に伴う雨水排水工事につきましては、本年度完了に向けて進めております。

福祉

 地域福祉関係につきましては、令和5年度南国市電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金にかかる対象者の方に、プッシュ型給付の支給決定通知書約4,800件と返送を要する支給要件確認書約3,600件を送付いたしました。プッシュ型につきましては、9月4日に口座振込の予定となっており、今後につきましても、引き続き、必要な方が速やかに給付金を受け取れるよう努めてまいります。
 令和4年度のこども相談係への相談件数につきましては、65件のうち19件が児童虐待相談であり、令和3年度の43件より減少しております。また、南国市要保護児童対策地域協議会が対応する児童虐待案件は、7月末現在で26件であり、昨年より13件減少しております。ともに減少傾向ではありますが、児童虐待への社会的関心の高まりもあり、引き続き、関係機関と連携を図りながら、丁寧な対応を行ってまいります。

消防

 本年1月から7月末までの出動状況につきましては、火災出動は昨年より1件多い21件、救急出動は、昨年よりも123件多い1,780件となっております。全国的にも7月上旬から、高温多湿の日が増えており、県内でも熱中症警戒アラートが発表されております。これを受けまして、広報紙及び市ホームページに熱中症予防の記事を掲載するとともに、防災行政無線や救急車等での巡回広報を実施し、市民に注意を呼び掛けております。
 高知大学医学部附属病院と3月に締結した協定に基づき設置した救急ワークステーションにつきましては、6月から運用を始め、救命率の向上に向けて、医療機関との連携及び救急隊員のスキルアップを図っております。
 更新時期を迎える高機能消防指令システム及び消防・救急デジタル無線につきましては、来年度の更新に向けて、先進自治体からの情報収集が完了し、仕様書の作成を行っております。
 消防団につきましては、大規模災害を想定した団本部図上訓練及び遠距離中継訓練を実施いたしました。また、親子で防災意識を高めてもらおうと、女性団員が「ふれあいイベント」を消防本部で開催し、紙芝居や防災クイズで市内の親子約50人に災害への備えを呼びかけました。  立田消防屯所につきましては、耐震性防火水槽が完成し、地域の火災に対する備えとなる施設として期待をしております。

教育

学校教育

 民間施設の有効利用として、本年度初めて民間施設のプールを使用して、長岡小学校の水泳の授業を行いました。今後につきましても、現場の声を聴きながら、他の学校に拡大することについて検討を行ってまいります。
 施設整備につきましては、本年2月に着工いたしました、日章小学校のエレベーター棟が7月に完成いたしました。また、更新の準備を進めておりました、大篠小学校の高圧受変電設備については、今議会に補正予算案を上程しておりますので、御審議の程、よろしくお願いいたします。

生涯学習

 施設整備につきましては、大篠、長岡、三和、稲生各小学校の体育館について、照明のLED化工事が完了いたしました。今後は、SUNSUNながおかの非構造部材耐震化等工事を進めてまいります。
 新図書館建設につきましては、昨年度から進めてまいりました用地購入及び物件移転の本年度分の契約が完了し、8月から本格的に造成工事に着手しております。
 文化財関係につきましては、国営ほ場整備事業関連の堀ノ内工区の埋蔵文化財発掘調査について準備を進めております。