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一般質問 令和5年度 » 令和5年 第433回市議会定例会(開催日:2023/12/01) »

一般質問4日目(福田佐和子)

質問者:福田佐和子

答弁者:市長、関係課長


      午後2時32分 再開
○議長(岩松永治) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 引き続き一般質問を行います。20番福田佐和子議員。
      〔20番 福田佐和子議員発言席〕
○20番(福田佐和子) 日本共産党の福田佐和子でございます。よろしくお願いをいたします。
 既に答弁のありました項目もありますけれども、通告に従ってお尋ねをしたいと思います。
 まず1点目は、低投票率への今後の対応についてですが、これも御答弁ありましたけれども、投票は身近な市政、そして県政、国政と市民の皆さんの日々の暮らしを、自らの命を守ること、これを実現できる大切な権利です。残念ながら私たちの市議会議員選挙でも47.3%で、50%を超える方が何らかの事情で投票に行けていない結果が出ました。大切な選挙ならば、もっと気軽に投票に行けるようにしてほしい。特に高齢者には投票所が遠過ぎるとの声がありました。新たに投票所を構えるには、場所と人的配置が問題だとこれまで言われてきましたけれども、もっと気軽に投票できる方法はないのでしょうか、毎回思います。
 啓発につきましては、さきに答弁がありました。これまで提案を何度かしてまいりましたけれども、スーパーなどでの投票、これはどうなのでしょうか。投票所に足を運ぶが原則かもしれませんが、何らかの方法は取るべきだというふうに思います。投票日の一日は朝から夕方まで全て予定が詰まっている、こんな人もおいでになりました。また、期日前は日にちがあるので、その空いた時間に行くことができてよかった、こんな声も出されております。ぜひこうした声を生かしながら、日を変えて期日前の場所を増やすというのは可能なのか、無理なのか、教えていただきたいと思います。お願いします。
○議長(岩松永治) 選挙管理委員会事務局長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(中島 章) 議会の一般質問でも幾度となく御指摘をいただいております期日前投票所の場所を、南部であったり、北部であったり、スーパーであったり、そこでの開催はできないかということを幾度となく御指摘をいただいております。
 投票の機会を増やすことは必要であると考えております。しかしながら、現在のところ、期日前投票所についてはそれぞれの課題がありまして、各投票所とのインターネット回線でつないだり、投票記録の一元管理をしなければなりません。そのためのシステム構築なども必要になっております。インターネット回線につきましても、セキュリティー上問題があるため、専用回線の必要があるということでございます。
 期日前、今現在は市役所の本庁舎で行ってますけれども、先ほど言いましたように、外へ出すといった場合には選挙人の二重投票を防止するということが大きな課題になりますので、先ほど言いましたセキュリティー対策、それらが必要になっておりますので、これらについてはそれらの課題に対して対策を検討して、実施に向け取り組んでいきたいとは思っております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) どうかよろしくお願いいたします。
 続きまして、2点目の市民要望への予算編成の見通しについてお伺いをいたします。
 市民の皆さんの生活道としての整備について、まずお聞きをいたします。
 安全な市民生活を守ることが何よりだと思いますが、このことについては繰り返しここでも要望してまいりました。昔ながらの道路は、補修に補修を重ねているので凸凹で、時々ひやりとすることがあります。新年度予算では大幅に増額をと求めたいところですけれども、来年度予算の見通しをお聞きをいたします。
○議長(岩松永治) 財政課長。
○参事兼財政課長(渡部 靖) 道路の維持整備等につきましては、これまでも御意見をいただいております。年々そういった整備についての予算のほうも確保してきました。本年度におきましては、当初予算だけでなく、今12月補正におきましても道路維持等の生活道に係るような整備に係る予算のほうは計上もさせていただいております。
 来年度、新年度におきましてということなんですが、これにつきましてはその他のいろいろな関連経費がございますので、それら含めましての予算編成となりますので、今この場でそういった形で予算をつける、確保するといったことは明確には言えないというようなことになりますので、よろしくお願いします。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 説明は分かりました。
 次に、高齢者対策、あるいは安全な子供の暮らしなど、地域で支えていくには、生活する上で大変危険な場所があるのも事実であります。特に前回も質問したことはありますけれども、水路沿いの道路、これもなかなか掃除ができないという理由もあって、実現がされておりませんけれども、これまでにも要求してきたように、掃除をするときには開けることができるような仕組みにすれば、ガードは可能かなと私はいろいろ市民の皆さんと話をしながら、そういうことも可能かなというふうに思いましたが、何らかの方法で、結構高い側溝が多いので、歩いておられる高齢者の方が大変不安に思っておられます。ぜひそれへの対策もしていただきたいと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。
○議長(岩松永治) 建設課長。
○建設課長(橋詰徳幸) 水路沿いの側溝、安全確保とまた維持管理ということがございまして、実際施工するときに地区の代表の方とか、地区の利用される方にそういうお話を聞きまして、工事をこれから実施して、維持管理ができるようにも対応してまいりたいと思います。ただ、どうしても維持管理と安全対策といったときに、必ずしも維持管理ができやすい場所でない場合もございます。そういうことを踏まえて地元の方と話し合っていきたいと思います。以上です。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 次に、安全な通学路についてお聞きをいたします。
 新学期を迎える頃になりますと心配されるのが通学路です。車の道だけではなく、通学路としての安全対策を求めたいと思います。特に舗装されて真っすぐになった道路は、車側にとっては大変走りやすくて、快適で、スピードが出る一方、子供たちにとっては度々怖い思いをすることが多い、こうしたことも声が上がってまいりました。特に大篠小学校付近には新しいお家が増えて、これは大篠だけではなく、ほかの地域でも同じ状況だと思いますけれども、そうした住宅地の中にある道路が、何の学校があるお知らせや一旦止まれの印もない中で、子供の気づかないところでスピードが出ている、こういったことも心配をされておりますが、住宅地や学校周辺、この道路には必ずよそでは「スピード落とせ」あるいは「学校あり」など、子供や通学路のよく目立つカラーをしているところがあります。南国市の小学校付近、道路の安全対策は十分なのかどうかといつも考えながら危ないところを通るわけですけれども、事故が起きてからではなく、早めの対応を求めたいと思います。
 学校や道路の位置は危険箇所も含め事前に分かっておりますから、事故が起きる前に対策を取っていただきたいと思いますが、このあたりについても予算化されているのかどうか、また今後しようとしているのかどうか、お聞きします。
○議長(岩松永治) 建設課長。
○建設課長(橋詰徳幸) 先ほど言われました安全対策、通学路につきましては、6年度に向けて予算計上してまいりたいと思っております。以上です。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) よろしくお願いいたします。
 次に、危険な場所として、中町電停前の南北の信号は、東西に比べて南北は時間が短い信号になっています。すぐに変わります。高齢者や子供、足が悪い人など、渡り切れないとの声がたくさん出てきておりますが、手押し信号にするとか、あるいは青信号を長くするとか、そういう操作は安全な方法を取るためにできるのどうか、できないのか、お聞きします。
○議長(岩松永治) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 中町電停交差点前の横断歩道における南北に渡る高齢者や小さな子供が渡り切れないという状況と、それから青信号の間隔を長くしてほしい旨の御要望につきましては、信号を管理しております南国警察署の交通課のほうにお伝えいたしまして、信号等の間隔を長くしてもらえるようお願いをしてまいります。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 早急にお願いをいたします。
 次に、公園の安全管理についてお伺いをいたします。
 この質問もさきにありましたけれども、私のほうからもお尋ねをいたします。新川公園は地元の皆さんが力を合わせてあの公園を造り、そして最近まで地元の皆さんが大切に管理をしてこられたというふうにお聞きをしております。地域の皆さんにとっては大切な公園だというふうに聞いております。そして、何より安全な公園であってほしいと皆さんが願っております。
 残念ながら、公園前がごみステーションで、大きな違反ごみが出されますとたくさんの貼り紙が貼ってあったり、大変残念な公園であるということは前にも述べました。最近地域の方から、夜、人が集まっているという心配の声をいただきました。子供たちの安全のために、防犯カメラの設置をと地元の方は言われておりますけれども、改めて求めたいと思います。公園を気にかけてくださっている地元の皆さんからの強い要望です。ぜひ不法投棄にも効果が出るのではないかと思いますが、防犯カメラの設置についてお考えをお聞きをいたします。
○議長(岩松永治) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 新川児童遊園地につきましては、以前にも夜間に児童遊園地内の見通しの悪くて暗い場所に若者が集まっていて、防犯上不安であるとの苦情が寄せられておりまして、これまで道路から公園内が見通せるように、小山の撤去や高木の伐採、防犯灯の設置など、対策をしてまいりました。
 今回の御要望の新川児童遊園地内への防犯カメラの設置につきましては、子供たちの安全な遊び場の確保と見守りのため、来年度以降にはなりますが、子供見守りカメラを設置する方向で検討してまいります。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) どうか早急によろしくお願いをいたします。
 以前、暑い盛りに小さな子供を連れたお母さんが公園の前で、公園に入るわけにはいかず、子供に手を引っ張られながら困っておられるところに行き合わせたことがあります。そのときには背丈ほどの入り口に草が生えて、伸びてました。それで私が都市整備課に電話をしたところ、すぐに来てくださり、暑い中を草を刈っていただいた。地元の人は本当に喜んでおられました。そういう市民の皆さんが今困っているっていうときに手が差し伸べられると大変ありがたく思うところだと思いますので、これからも迅速な対応をお願いをしておきたいと思います。一日も早くここが安心して子供たちが集える場所になること、そして防犯カメラによって不法投棄にも効果が出ることを願っております。よろしくお願いをいたします。
 次に、保育についてお尋ねをいたします。
 国は定数について、すみません、飛びましたが、飛んだままでやらせてください。すいません。
 国は定数について基準の見直しではないが、改善したと聞いておりますが、市の保育の行政にどのように反映をされたのか、お尋ねをいたします。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 保育士の配置基準の見直しについては、6月に国から示されましたこども未来戦略方針の中で、保育職員配置基準の改善と併せて保育士のさらなる処遇改善を検討することが示されております。今後これらの詳細が明らかになってくると思いますので、対応を行っていくべきことについては対応を行っていかなければならないというふうに考えております。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 6月に分かって、まだ判明してないという御答弁だったんですかね。まだ手つかずというのは大変心配なわけですが、ぜひ急いでやっていただきたいと思います。そのことを求めておきたいと思います。
 次に、老朽化した園舎の建て替えについて、予定はあるのかどうかお聞きをいたします。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 保育施設につきましては、先日御質問のありました吾岡保育園等も含めまして老朽化が進んでいる施設もございます。施設の更新等につき対応をしていかなければならないもの、また今後対応を要することになる施設等ございます。現在災害対応のため、施設をどうするか考えなければならない箇所もありまして、どのような形で施設の更新を進めていくか、財源の確保も含めて継続的に考えていかなければならない問題であると考えております。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 子供たちが日に日に成長しておりますので、ぜひ今の子供たちがいる間に実現ができたらいいなというふうに思います。選挙期間中に、私だけではなく全ての候補者が明見保育所の前を通るときには、あの金網の向こうから小さな手で一生懸命手を振ってくれた、それを私はしっかりと受け止めて、ここへ今日立つことになりました。ぜひ議員の全員の皆さんの御賛同もいただきながら、一日も早い建て替えを実現をさせていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いをいたします。
 次に、入所手続の際に保護者の方の要望をどのように受け止め、希望を反映をできているのかどうか、どのように配慮されているのか、お聞きします。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 保育を希望されるお子さんの数に対しまして、市全体として受皿の確保はおおむねできている状況ではございます。ただ、保育施設への入所決定は国の考え方に基づき、保育の必要な世帯について保護者などの就労状況、また世帯の状況により各御家庭の保育の必要性を指数化し、必要性の高い方から入園とする利用調整を行っており、それぞれの保育施設の定員の関係などから、必ずしも希望どおりの施設に通えないといった状況もございますことを御理解をお願いしたいと思います。
 なお、それぞれの御家庭で状況は異なると思いますので、御不明な点、入所に関する御相談等がある場合は、お手数をおかけすることにはなりますが、子育て支援課に御連絡をいただくか、おいでいただければ対応を行っておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 親の働き方はそれぞれ違います。正規の職員であったり、あるいは時間で働いておられる方もおいでになりますが、前回からずっと言ってまいりましたが、就学前の子供さんの入園、これについてはしっかりと配慮をするようにということになっていたと思いますけれども、前回それは間に合わずにお仕事も辞めるということになった方もおいでになりますが、お父さんもお母さんもきちんと朝8時から5時までの仕事という方はあまりおいでませんで、結構厳しい中で仕事をしておられるというのが、私はこの仕事をし始めてよく分かりました。そうした中でもきちんと自分で子育てをしながら、そして兄弟を育てながら、そういうことをやっておられる方がたくさんおいでになりますので、そうしたことをしっかりと市の担当は受け止めていただきたいと思います。
 先ほども言われたように、御相談に来れば相談に乗ってくださるということですけれども、帰るときに相談に来てよかったという思いになっていただけるような対応をしていただけたらありがたいと思いますが、課長の一言をいただきたいと思います。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) できる限り相談に乗っていく必要はあるというふうには考えております。ただ、それぞれの御家庭、それぞれの状況がございます。公平な基準によって入所の決定を行う必要があるかと思いますので、先ほども御説明させていただいたとおり、希望どおりの施設に通えないといった状況も生じることがあることは御理解をお願いしたいと思います。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) この問題はまたゆっくり御相談もさせていただきたいと思います。
 これまでもなかなか親御さんの思いどおりにいかないことがたくさんありまして、相談に行ってもなかなか、無理なことは無理というふうにお話をされたと思うんですけれども、どうすれば保護者の皆さんの思いに応えられるかということも、ぜひ南国市は考えていくべきではないかと思います。子育て支援会議による保育の必要性の認定についても、きっちりとこの中身で対応していかれることを求めておきたいと思います。
 次に、補聴器購入について助成と独り暮らしの高齢者への対応を早期にしていただきたいということについてお聞きをいたします。
 補聴器購入制度につきましては、来年度予算で実現が可能になっているのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 補聴器購入への助成につきましては、これまでも申し上げてまいりましたように、聴覚機能がコミュニケーションにおいて重要な機能であると認識しております。特定財源として国庫補助制度の創設は国へ引き続き要望してまいります。
 市単での実施ということでございますが、令和6年度には現在在宅で要介護4、5の方を介護してらっしゃいます非課税世帯への介護用品支給事業、これ執行ベースで300万円をちょっと超えてくるものですが、これが来年度から保険給付の枠組みから外れるということが予想されてございます。このため一般財源の確保が厳しさを増してございますので、介護用品支給事業を継続させるということであれば、なかなか一般財源については厳しい状況が想定されますので、補聴器購入助成を来年度直ちに創設するということは困難であると考えております。以上です。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) なかなか南国市の政策として、例えばさきに言いました子供の問題、あるいは高齢者の問題、南国市はこれをやりますというふうに、新たに対策、政策として市長が出されるとありがたいなとずっと思うんですが、市長、一言あればよろしくお願いします。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 福田議員からは今までも補聴器の補助につきまして署名も集めていただいて、活動もされてこられたということは重々承知しておるところでございますし、そちらにつきましても、以前も御答弁申し上げたとおり、市長会のほうで上げらせていただいたことも、南国市からではなしに四万十市からでございましたが、そのとき意見も申し上げさせていただいたところでもございました。また、そういったことも要望もしていきたいと思いますし、そこのあたりは今後も念頭に置いて考えていきたいと思いますので、今日はこの答弁で終わらせていただきたいと思います。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) ありがとうございました。
 市長からの一言は高齢者にとっては勇気百倍です。長生きします。ありがとうございました。よろしくお願いをいたします。冗談はさておき、できれば一日も早い実現をと願っておりますので、どうかよろしくお願いをいたします。
 高齢者の問題で、もう一点通告をいたしました。
 独り暮らしの方への対応ですけれども、一人で住んでおられて、具合が悪くなったり、けがをしたり、あるいは親戚の方と連絡が取れなくなったなどというときに、大変困る方がおいでになられました。本当にふだんお元気なときは何も思わない、お付き合いをお元気にされていた方ですけれども、一人になってしまうと大変な状況だったというのを実感をしたこともございます。
 今、介護保険の冊子が、大変詳しく載っている冊子が、どういう場合にはどういうサービスを受けられてというのが出ておりますけれども、先日集まった皆さんの中で出されたのは、独り暮らしの方がもし病気になったときにどういうふうにしたらいいのか、例えば連絡先、身近にいればいいんですけれども、県外にいたりということで連絡がつかないときに、連絡先として、前に安心何とかがありましたよね、そういうのがあれば、少し広報に大きく載せていただいたら、とても安心するかと思います。ぜひそういうことも考えていただきながら、この補聴器も一緒に考えていただけたらありがたいと思いますが、その独り暮らしの方への対応ですね、緊急時どこへ連絡したらいいよというのが全ての方に分かるようにと思いますが、そんな方法は取れますでしょうか。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) お独り暮らしの高齢者への支援につきましてでございます。
 緊急通報装置利用助成金交付事業というものがございます。以前は一定こちらで決めた機械を貸与しておったものですが、今は利用者御自身がいろんなタイプ、いろんな業者のものを選んで、その利用料の一部を助成するという制度でございます。こちらにつきましては、まだまだ知らない方がいらっしゃるということですので、周知に努めてまいりたいと思います。
 ただ、お独り暮らしの方に限らず高齢者の支援につきましては、地域包括支援センターのほうでいろんな相談も受けておりますので、地域包括支援センター自体の周知にも努めてまいりたいと思います。
 なお、介護保険、その他分かりやすい利用の手引きというもの、先ほど議員が御紹介くださいましたけど、来期から始まります第9期の介護保険事業計画の策定に伴いまして、こちらのリーフレットのほうも改定いたしますので、いろんな方面へお配りして、制度の周知になお努めたいと思っております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 緊急時のお知らせについては広報で一度大きく書いてほしいと高齢者の方は言われておりますけれども、それは可能ですか。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 毎月何がしかの記事についてスペースをいただいて載せるようにはしてくださっておりますので、こちらの事業につきましても早期に載せていくようにしたいと思います。以上です。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) どうぞよろしくお願いいたします。
 次に、マイナンバーカードについてお尋ねをいたします。
 ひもつけの誤りがいまだに続いておりまして、残念ながらそういう事態が今も続いております。先日の新聞でも、新たに県内で58件、さきに課長から答弁あったかもしれませんけれども、総点検をした結果、58件が入力ミスなどが原因で見つかったということが出されておりました。今、市の現状はどのような形でしょうか。報告には載っておりましたが、あれだけですか、ほかにあればお聞きします。
○議長(岩松永治) 市民課長。
○市民課長(高橋元和) 本市におけるマイナンバーカードのひもづけ誤りでございますが、議員おっしゃられましたように、先日の高知新聞等でも報道がありましたけども、本市のほうにはそういった情報は現在届いておりません。現時点では、本市ではひもづけ誤りはございません。以上です。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) ぜひそのカードを使わない人にとっては大変逆に不便なものになるわけで、市民の方で返却をされた方もおいでになるということですけれども、ぜひ国の事業なので全てをしなければならないという立場なのかもしれませんが、ぜひ市民の立場にも立っていただいて、どういう困り方をしているのかということもぜひ知っていただきたいと思います。また、御相談を受けたときには相談に行きますので、よろしくお願いをいたします。
 県内の医師会では声明を出しています。現行保険証を残してということで、県内医師102人が賛同したという記事が載っておりました。特にこういう病院だとか医療関係の皆さんにとっては、その人の命を守れるかどうかがかかっておりますので、大変重要な事態だというふうに認識をされて、こうした声明を出されたんだと思います。ぜひ南国市もその立場に立たれることを強く求めておきたいと思います。よろしくお願いをいたします。
 次に、空港拡張について1点だけお尋ねをいたします。
 防衛力強化、政府説明なし、訓練の新たな枠組み準備という報道がされました。これは高新ではありませんけれども、台湾有事などに備えた防衛力強化の名目で、高知空港、高知港、高知新港、宿毛港、宿毛湾港など、候補に民生利用との、デュアルユースを前提にした特定重要拠点に指定しての整備がされるということが報道をされました。この点については、県議会のほうでも情報公開要求しておりますけれども、詳しい中身についてはなかなか出すことができないようですけれども、南国市はかつて空港再拡張の大変な中に、当時は市長はまだ職員さんではなかったと思います。大分随分前の話になりますけれども、そういう大変な時期を乗り越えてきています。
 南国市にとったら、あの美田である田や畑を空港に取られるということで、地元の皆さんが大変大きな反対をされ、そして資料を見てみますと、お墓やほこら、田んぼや畑だけではなくて、そういったものまで潰されてしまったということが記されて、本当に明確に誰の田んぼ、誰の畑、どれくらいという、どの広さとかということが克明に残されております。いや、あのときの当時は私も南国市には勤めてはおりましたが、あの騒ぎは知りませんでした。市長が代わるということもありましたし、大変な状況の中であの地域の皆さんは今の空港、許していただいて私たちは利用させていただいているということになります。
 市長には地元の市長としてお話があったのかもしれませんし、なかったかもしれませんし、ここでは発言できないことかもしれませんが、できれば地元の市長として、これまで再拡張問題で大変双方が傷ついた時代がありましたので、ぜひそうしたことも踏まえながら、市長としての責務を果たしていただきたいと思います。
 私がここで触れたのは、今日は12月8日です。アジア太平洋戦争開戦の日です。八十数年たっても、現在でも今なおまだ戦争の苦しみに耐えておられる方はたくさんおられます。そうしたことも含めまして、高知空港はいろいろな立場の人から、いろいろな思いで今周知をされているところでございます。ぜひ南国市の市長としては、立場上大変微妙な立場だと思いますけれども、さきの反対運動のときには県知事が反対する側の皆様との話合いをして、大変紛糾されたという記録も残っておりました。もう何十年も前の話になりますので、ちょっと資料を見ただけで、直接お話をしたいと思って当時の人を追いかけてみましたけれども、なかなかお目にかかることはできませんでした。今回の質問には間に合わなかったわけですけれども、ぜひそうした皆さんも含めて、今後の対応をしていただきたいと、これはお願いであります。ぜひよろしくお願いをいたします。
 そして、小耳に挟んだのは、あのときに軍事利用は今後しないというのが取決めであったというふうにも聞いております。その確認をしたいがためにいろんな人を追いかけたわけですけれども、なかなかその人とはお話ができずに今日の質問の日になってまいりました。地元としては、多分そのようなお考えがあっても当然だったと思いますので、ぜひこのことは市長にお伝えをして、市長には大変な立場に立たれるわけですけれども、ぜひお願いをしておきたいと思います。お構いないことがあれば、はい。御都合が悪ければ大丈夫です。よろしくお願いします。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 1点、まだ私のほうに相談には来ておりません。それだけお伝えしておきます。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 分かりました。
 きっとそうだろうとは思いましたが、やっぱり確認をするのが私の癖で申し訳ありません。大変微妙な立場で大変だと思いますけれども、市民の皆さんの暮らしと思い、今までにあそこに寄せてきた思いを感じていただきながら頑張っていただきたいと思います。質問になりませんが、終わります。ありがとうございました。
○議長(岩松永治) 以上で通告による一般質問は終了いたしました。
 これにて一般質問を終結いたします。
 明9日と10日は休日のため休会とし、12月11日に会議を開きます。11日の議事日程は、議案等の審議であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて散会いたします。
 御苦労さまでした。
      午後3時15分 散会