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一般質問 令和5年度 » 令和5年 第433回市議会定例会(開催日:2023/12/01) »

一般質問2日目(植田豊)

質問者:植田豊

答弁者:市長、関係課長


○議長(岩松永治) 12番植田豊議員。
      〔12番 植田 豊議員発言席〕
○12番(植田 豊) よろしくお願いします。なんこく市政会、植田です。通告に従いまして総括で質問させていただきますので、よろしくお願いします。
 まず最初に、教育行政について、1つ目、AEDの屋外設置についてお聞きします。
 私の住んでいる岡豊ふれあい館にもAEDは設置されていますが、入り口を入って玄関正面にあります。これでは、使用の必要性が発生したときにも、ふれあい館が使用されている時間帯か、ふだんから使用されているグループのふれあい館の鍵を所持している方でないと持ち出すことはできません。
 そこで、質問させていただきます。
 南国市内生涯学習課で管理されている公民館等で、AEDの屋外設置のされている施設を教えてください。
 次に、中学校への自動販売機の設置についてお聞きします。
 今年も、振り返ると長期間に及ぶ大変暑い夏だったと思います。各小中学校で暑さ対策はどのように工夫されていたか、校長会等で聞かれている範囲で結構ですのでお答えください。また、各学校の児童生徒が自由に使える冷水器の設置状況をお聞きします。
 次に、児童生徒の新聞活用についてお聞きします。
 南国市内小中学校の新聞、高知新聞、その他の新聞もあろうかと思いますが、図書室への設置状況を教えてください。
 次に、消防行政1つ目、地区防災訓練にAED講習を入れていただきたいと思います。南国消防長に、地区防災訓練の中でのAED講習についてお聞きします。
 消防本部内での救急救命講習の内容には、AED講習も含まれ、実施されています。南国市内各地区へ出張、出向いてのAED講習の状況、イベントへの参加をしているとか、要請があって出張講習をしているとかについて、現在のAEDの各地区での講習状況をお答えください。
 次に、水上バイクの導入についてお聞きします。
 南国市消防本部の水難事故を想定しての訓練内容、国分川で行っている訓練の概要で結構ですので、お答えください。
 次に、防災行政1つ目、毎年夏場豪雨シーズンには、浸水被害が懸念される大雨が頻繁に発生しています。南国市も、今年8月9日水曜日、大変な豪雨に見舞われました。大雨の後ニュースで必ず聞かれるのは、床下、床上浸水をしてしまったお家の方から、何十年もここに住んでいるがこんなことは一度もなかった、数十分のうちにあっという間に床上まで水が来てしまった等です。住んでいる方にとって、今までの経験や想定される知識の中では考えられないことが頻繁に発生しています。特に、大小の河川に関係なく、危険水位を超えてしまえば、瞬く間に人の力では及ばない状態になります。
 そこで、お聞きします。
 南国市内の今年令和5年の床下、床上浸水の被害件数をそれぞれ教えてください。また、そうなってしまった要因と思われることをお答えください。
 次に、車中泊の避難訓練の実施についてお聞きします。
 さきに、本市の姉妹都市岩沼市の、少し前ですが2020年7月の新聞記事内容を少し紹介させていただきます。当時はコロナ禍真っただ中であったわけですが、内容が3密回避へ住民らが訓練。避難所の感染症対策、万全に。宮城県岩沼市、2020年7月24日。宮城県岩沼市は、このほど市立岩沼中学校内で、コロナ禍での自然災害を想定した避難所の開設運営訓練を実施した。近隣の住民の一人で、避難所岩沼中学校運営協議会の当時71歳の大沼会長は、平時から親戚や知人宅、車中泊など指定避難所以外の避難先を考慮する必要性を、ほかの住民とともに共有したいと語っていますと載っていました。コロナ禍が発生したこの頃から、指定避難所以外での避難生活を想定して、訓練にも取り入れ出したように思います。その中の一つが車中泊です。
 前置きが長くなりましたが、南国市関係の防災訓練等で車中泊を想定した訓練の実績をお答えください。
 次に、軽油供給の災害協定について危機管理課長にお聞きします。
 11月24日の新聞に、災害発生時に必要となる燃油を確保するため、土佐市は、このほど土佐市中島に事業所を置く株式会社三谷運輸、本社は高知市のようですが、から軽油の供給を受ける協定を結んだと載っていました。
 そこで、お聞きします。
 災害時の救援活動には、救援物資の搬送等車両の使用が不可欠です。南国市の燃料確保についてお聞きします。以前にも同様の質問をさせていただきましたので、今回はその後、進捗状況について内容を確認させていただきたいと思いますので、お答えください。よろしくお願いします。
 最後に、商工観光行政、高知県よろず支援拠点についてを質問します。
 今、中小企業や小規模事業者は、資材やエネルギー価格の高騰、人手不足など様々な経営課題に直面しております。様々な経営課題に対して、何から手をつけてよいのか分からない、どこに相談したらよいか分からないという方も、中にはおられるかとも思います。このような経営者が直面するあらゆる種類の経営課題について、相談に応じて解決に向けて支援を行う相談所として、よろず支援拠点というものが全国に設けられています。高知県内では、年間4,000件にも及ぶ相談があったそうです。特に、今から年度末を控えています。このような相談所があることを知らない中小企業や小規模事業者さんもいらっしゃると思います。市として周知をするべきだと思いますが、どのようにお考えでしょうか。
 以上で1問目を終わります。よろしくお願いします。
○議長(岩松永治) 答弁を求めます。生涯学習課長。
      〔前田康喜生涯学習課長登壇〕
○生涯学習課長(前田康喜) 植田議員の御質問にございました生涯学習課で管理をしている公共施設で、AEDの屋外設置がされている施設についてお答えさせていただきます。
 AEDの屋外設置がされている施設は、吾岡山文化の森スポーツハウスに設置している1台のみとなります。以上でございます。
○議長(岩松永治) 教育次長。
      〔溝渕浩芳教育次長兼学校教育課長登壇〕
○教育次長兼学校教育課長(溝渕浩芳) 小学校、中学校で行っております暑さ対策、冷水器の設置でございますが、どの学校においても暑さ対策として、児童生徒各自が水筒を持参した水分補給をしている現状がございます。また、行事のときには、学校でお茶をジャグタンク等で提供したり、持参する飲料についても、水やお茶だけでなくスポーツ飲料も可とするなど、各校で工夫をして熱中症対策を行っております。
 また、冷水器の設置でございますが、小学校で1校に設置がございますが、中学校につきましては現在設置している学校はございません。
 続きまして、新聞の図書室への設置状況でございますが、図書室で新聞が児童生徒が読めるようにしている学校は、小学校4校、中学校1校となっております。また、児童生徒が手に取れるよう、教室前の廊下に設置している学校や、放送委員が毎日利用することから、職員室前の廊下に設置している学校もございます。その他の学校におきましても、新聞記事を授業で使用したり、児童生徒に伝えたい記事を掲示するなどして新聞を活用しております。
○議長(岩松永治) 消防長。
      〔小松和英消防長登壇〕
○消防長(小松和英) 植田議員御質問のAEDの講習の件につきまして御説明申し上げます。
 11月には、健康なんこくきらりフェア2023で、救命講習及びAEDの講習を行いました。その他、市内の事業所、小中学校や自主防災組織等からの依頼により、救命講習及びAEDの取扱講習を実施いたしております。各訓練内容につきましては、火災予防、避難、身を守る行動、消火、防災教育、応急手当て、救命講習など多岐にわたりますので、現実的には依頼者の要望に沿った内容となっており、多くの場所でAEDの講習が実施できているとは言えないのが現状であります。
 次に、水難事故想定訓練についてお答えをいたします。
 消防本部では、風水害や水難事故が発生しやすい時期に合わせ、本年は5月に国分川でボート訓練を実施いたしました。訓練内容につきましては、現場までの水難救助資機材の搬送及び取扱い、その後ドローンを使い、要救助者の映像伝達、離れた場所に特殊な資機材を使い、ロープや救命浮き輪を届ける訓練、船外機付水難救助用ボートでの要救助者に対する接近方法や救出方法、また要救助者の意識があるかないかによる救助方法の違いを確認する訓練を行いました。以上でございます。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
      〔山田恭輔危機管理課長登壇〕
○危機管理課長(山田恭輔) 初めに、5年度の床下、床上浸水の被害件数についてお答えいたします。
 これは、8月8日から9日にかけて接近いたしました台風6号によるものでございます。住家の床下浸水17件、非住家の床下浸水1件が発生いたしました。床上浸水はありませんでした。被害発生の要因といたしましては、本市の東部を中心として局所的に大雨が降ったことが特徴であり、短時間170ミリを超える降雨により排水能力を超過したのではないかと思われます。
 続きまして、車中泊の避難訓練実施についてお答えいたします。
 災害時の車中泊の避難につきましては、熊本地震や新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、避難生活の一つの手段として注目をされました。本市におきましても、本年1月に市消防本部との共催で、南国市女性防火クラブ等の協力を得ながら、車中泊避難受入れ訓練を実施しております。車中泊避難は、プライバシーの確保が期待される反面、エコノミークラス症候群の予防や駐車スペースの配置など避難に当たり注意すべき点もあり、課題の把握や受入れ態勢の確認を行うことを目的に訓練を実施いたしました。訓練当日は別会場での研修も開催していたため、受入れ訓練の再実施を要望するお声もいただいております。
 続きまして、軽油供給の災害協定についてお答えをいたします。
 本市では、平成23年に南国市石油業協同組合との間で、災害対策基本法に規定する地震、風水害、その他による災害、及び武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律に規定する武力攻撃災害等が発生した場合を想定いたしまして、石油類燃料の供給に関する協定を締結しております。この協定に基づき、災害時の市民生活の早期安定を図るため、応急対策に必要な石油類燃料の供給を実施することになっております。また、平成29年には、高知県との間で災害用自家用給油取扱所の整備等に係る費用負担等の協定を締結し、市消防本部横に軽油1万リットル、ガソリン1万リットルの地下埋設型タンクを備えた自家用給油取扱所を整備しております。平時は南国市が使用いたしますが、大規模災害時には高知県が最大1万リットル、ガソリン、軽油それぞれ5,000リットルを使用できる協定となっております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
      〔山崎伸二商工観光課長登壇〕
○商工観光課長(山崎伸二) よろず支援拠点についてお答えします。
 よろず支援拠点につきましては、平成26年度から国が全国に設置する無料の経営相談所でございまして、高知県では高知県産業振興センター内に設置されております。この高知県よろず支援拠点では、中小企業や小規模事業者、創業予定の方などの様々な経営課題に対応できるよう、金融機関での勤務経験者や企業経営の経験者、IT関連の実務経験者など多様な分野の専門家がコーディネーターとして在籍しており、各コーディネーターが実務経験や、これまでの相談対応で積み上げた知見とノウハウを持って相談対応を行うとともに、必要に応じて地域の支援機関等と連携し、それぞれの強みを生かして相談対応に取り組んでおられます。
 また、高知県よろず支援拠点では、相談所での相談のほか、御要望を受けて企業現場にお伺いする訪問相談や、電話、メールでの相談にも対応しておられますので、経営課題を抱えているものの相談先が分からないといった相談者の方は、高知県よろず支援拠点の活用を検討していただけたらと思います。市としましても、高知県よろず支援拠点について、市の広報やホームページ等で周知を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) どうもありがとうございます。それぞれに詳しく御答弁いただきまして、ありがとうございました。
 まず最初に、AEDの屋外設置の件について2問目をさせていただきます。
 AEDの屋外設置はあまりされていないということなので、施設が閉まっている時間帯にも使用できるように、AEDの更新時期の目安は4年とされています。今後の更新時期には、建物の中に入らなくても使用できるように、設置場所の検討をお願いしたいと思います。特に、複数台数、設置場所については、2台目を外側に設置するとかということでどうでしょうか、お答えください。
 次に、自動販売機の2問目をさせていただきます。
 各学校で暑さ対策に工夫されていることがよく分かりました。また、冷水器設置状況は十分でないように思います。そこで提案ですが、自動販売機の設置を推進してはどうでしょうか。全国的には、公立小中学校でも、熱中症、暑さ対策として設置が進んでいます。その理由は、冷水器の場合、給排水の配管、機器代金、修理費用等多額の費用が発生します。一方で、自動販売機は、以前と異なり買手市場となっています。つまり、ほとんど初期投資が必要なく、業者側が設置してくれますし、中身につきましても、水、お茶、スポーツドリンク等希望すればリクエストに応えていただけます。また、高機能の自動販売機には、監視カメラやWi−Fi、災害時対応等の機能を備えています。社会体育で学校を利用されている大人の方にも喜んでいただけるのではないかと思います。
 以上のような理由から、冷水器の更新時期には自動販売機の設置を検討していただきたいのですがどうでしょうか、お答えください。
 次に、新聞の図書室への設置の件です。ほとんどの学校で、図書室では新聞が読めない、設置されていない状態ということが分かりました。新聞の活用について、NIEガイドブックを参考にさせていただきますと、小学校の低学年は新聞に慣れることが重視されています。見出しの文字や写真を基に、子供の興味を尊重して気づいたことを書き出したりします。小学校中学年では、テーマを設けた新聞のスクラップや、内容の要約、天気図や4こま漫画を使った授業も行われています。小学校高学年は、記事を要約した上で自分の考えを述べ、意見交流する授業や、実際に新聞に投稿したり、新聞記事をめぐって賛成、反対に分かれて討論をやったりしています。中学校では、社会科における新聞活用は最もポピュラーで、環境、福祉、高齢化、ボランティアなど今日的な課題を学ぶ際に格好の教材となります。また、身近な問題と世界を結びつける資料としても活用しています。
 また、身近な例で申し上げますと、高知新聞の声ひろばには、時々小中高校生の投稿がされています。素直で率直な感心させられる話が載っています。1つ新聞記事を紹介させてもらいます。奈良県田原本町では、国の交付金を使って町内小中学校の図書室へ新聞を配備しているそうです。今は、インターネットやテレビ、ラジオ等で自分の欲しい情報は幾らでも知ることはできますが、住んでいる地域の身近な情報は、知りたくない内容も含めて新聞が一番だと思います。小中学校での新聞活用を、現状以上に図書室への配置づくりを推進していただきたいと思いますがどうでしょうか、御答弁をお願いします。
 次に、AEDの講習についてです。
 何かしら地域の活動に関わっておられる方は、答弁いただきましたように、AEDの講習への参加の経験はあると思いますが、一方で、そうでない方はなかなか参加したくてもそういった機会がありません。少しでも多くの方にちゅうちょなくAEDを使えるようになっていただきたいので、地区の防災会訓練等の場でAED講習を取り入れていただきたく、広報活動を積極的に行っていただきたいのですが、どうでしょうか。
 次に、水上バイクについて、今回提案させていただきたいのは水上バイクの導入です。船外付のお話もありましたが、船外付のボートでは、一定の深さ70センチ以上ぐらいがなければ使えないと聞きました。水上バイクは、水深30センチ程度でも使用可能のようです。南国市は津波浸水区域が想定されています。浅瀬や浸水した道路には、速いスピードで迅速な対応ができる水上バイクの利用が有効かと考えます。どうでしょうか、お答えください。
 次に、校庭貯留の施設整備について質問させていただきます。
 気になる新聞記事が9月14日の新聞に載っていましたので、少し紹介させていただきます。
 浸水被害の軽減を図る学校に校庭貯留の施設整備、福井市。福井市内を流れる足羽川周辺の浸水被害を軽減するため、公立光陽中学校の校庭に水をためる校庭貯留の設備を進めている。校庭貯留として、グラウンド8,000平方メートルの周囲を高さ約20センチの縁石で囲み、学校敷地外の側溝につなげる排水路の出口を1か所に絞る。また、排水ますを口径の小さな堰に取り替えることで、校庭には水がたまっていく仕組みを整えた。これにより、短時間で一気に大量の水が側溝に流れ出るのを防ぎ、道路の冠水、浸水被害を抑える効果が期待されるという内容です。
 岡豊小学校の地形は、大雨の直後には雨水が集中しやすい地形であり、小学校敷地周辺の市道は冠水状態になります。なので、保護者が学校から連絡を受けて、児童を迎えに学校へ入りたくても、いっとき入れない状態が発生しがちです。南国市内ほかの小中学校でも、同じような状態が発生している学校があるのではないでしょうか。そういった場所には、校庭貯留のような施設整備が必要かと思いますが、御検討いただけませんでしょうか、よろしくお願いします。
 次に、車中泊の避難訓練の2問目です。
 1問目の答弁の中にもありましたように、車中泊にもメリット、デメリットはもちろんありますが、最近は若い御家族はキャンピングカーに近いバンタイプの大きな車を所有されていることから、ペットを飼われている方にも安心できるようなスペースとなり得ます。何より、日頃から使っている自分自身の車の中ならストレスがたまりにくいわけですので、今後の避難訓練の中にはできる限り取り入れていただきたいのですが、どうでしょうか、お答えください。
 軽油供給の災害協定について、御答弁ありがとうございました。
 質問ではありません。車、発電機、暖房器具が幾らそろっていても、燃料がそれぞれになければ役目を果たせませんので意味がありません。引き続き、燃料確保に努めていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 よろず支援拠点につきましては、知らない方もおると思いますので、一層の広報活動をお願いします。
 以上で2問目を終わります。よろしくお願いします。
○議長(岩松永治) 答弁を求めます。生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) AEDの屋外設置に関する2問目に対してお答えさせていただきます。
 AEDの適正配置に関するガイドラインでは、心停止から5分以内に電気ショックが可能な配置が望まれております。議員のおっしゃるとおり、AEDを屋外に設置することで、誰でもいつでもAEDを使用することが可能となりますが、解決しなければならない様々な課題がございます。まず、問題となるのが温度管理で、保管、使用環境の条件に温度の指定があり、外に設置する場合には屋外専用の収納ボックスに入れる必要があります。直接日光の当たらない場所や、雨や落雷の影響のない場所に設置する必要もございます。また、高額な医療機器となりますので、盗難対策も必要となります。しかしながら、万一の事態にAEDが使用できないということがないように、現在では屋外用AED付自動販売機というものもあるようですので、近隣市町村の導入状況も見ながら、今後の更新時期に合わせて考えていきたいと思います。以上です。
○議長(岩松永治) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(溝渕浩芳) 中学校への自動販売機設置の御質問についてお答えさせていただきます。
 暑さ対策として水筒を持参しているとお答えさせていただきましたが、放課後部活動等を行う中学生では、部活動が終わるまでに持参した飲物がなくなってしまう場合もあろうかと思います。こういったこともあり、南国市の4中学校では、現在熱中症対策の視点から自動販売機の設置に向け検討を行っております。しかし、学校に生徒が使用するお金を持って来ることで予想されるトラブルへの対策や、ごみ問題など、自動販売機を設置した場合の自動販売機の使用ルールの明確化が必要であると思いますので、生徒や保護者と協議を重ね、導入していきたいと考えております。
 続きまして、学校における新聞の活用でございますが、小中学校におきましては、新聞に掲載している記事や資料を授業等で活用しておりますし、記事の内容を教室や廊下に掲示し、児童生徒が情報を得ることができるようにしております。小学校では、高知新聞読もっかなどへの投稿も行い、情報発信も行っておりますが、児童生徒自らが新聞から情報を得るためには、議員が言われますように、図書室に新聞を置いて、読める環境をつくることも大事だと思っております。1問目でお答えいたしましたように、理由があり、図書室以外に新聞を設置している学校もございますが、新聞の図書室設置ができないか学校に投げかけを行いたいと思っております。
○議長(岩松永治) 消防長。
○消防長(小松和英) AED講習につきましての2問目にお答えをさせていただきます。
 AEDの講習につきましては、ホームページ上でも広報をいたしておりますが、十分ではないと感じております。各訓練場所や時間等の関係上、難しい部分等もあると思いますが、訓練参加時に、次回の訓練時にはAEDの講習もありますというようなことを進めるなどの取組を考えてみたいと思います。また、危機管理課とも連携して、自主防災会連合会へAED講習等の周知を行っていきたいと考えております。
 次に、水上バイクの件についてですが、確かに水上バイクは船外付ボートに比べ、高速の移動が可能だと思います。御提案のような津波等による浅い水深での水上バイク移動は、漂流物などの予想もされますので、安全を確認しながらの走行及び意識のない傷病者を救出する方法も検討する必要があると考えております。実際の救助イメージとしましては、隊員が要救助者を乗せたボートを両側で支えて救出するというようなことになろうかと思います。また、今後漂流物及び水深などクリアできる水上バイク及び救助用ボートの新製品の開発動向にも注視していきたいと思います。以上でございます。
○議長(岩松永治) 建設課長。
○建設課長(橋詰徳幸) 校庭貯留の施設整備についてお答えいたします。
 校庭貯留につきましては、豪雨による道路の冠水被害などを一定抑える効果が期待されると同時に、通常の降雨でも貯留して校庭が使用できないのではないか、貯留後の校庭に凸凹やぬかるみが発生して、校庭の使用に支障があるのではないか、校庭貯留の排水溝を1か所に絞った場合に、排水下流域に及ぼす影響があるのではないかなど支障懸念が考えられます。以上です。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 校庭貯留の施設整備につきましては、先ほど建設課長がお答えしましたとおり、メリット、デメリットがございますけれども、昨今増加している短時間豪雨による冠水等への対策として、議員から御紹介いただきました福井市の校庭貯留も一案だと考えております。以前、本市で冠水等の被害が続いたとき、高知県の担当者から、その対策の一環として学校グラウンド地下への貯留式の方式があることをお聞きしたこともございます。なお、貯留施設の整備は大規模な工事となりますので、工期、財源など施設管理関係者との協議も必要であり、また現在取組を進めております流域治水の取組にも関連することでございますので、国や県が主催する流域治水の会議において議題として提案してまいります。
 続きまして、車中泊訓練につきましては、今後におきましても車中泊避難のニーズは高まってくるものと考えておりますので、自動車販売店など関係団体の協力も仰ぎながら訓練を継続してまいります。以上でございます。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) どうもありがとうございました。
 AEDの屋外設置につきましては、以前に質問させていただきました学校施設につきましても、同様に引き続き検討していただきたいと思います。よろしくお願いします。
 次に、自動販売機の設置並びに新聞の図書室への設置につきましては、前向きな御答弁ありがとうございます。よろしくお願いします。
 次に、水上バイクの導入について御答弁ありがとうございました。
 ここで1つ、近くの芸西村のニュースの一部分を紹介させていただきます。芸西村には常備消防がないため水難救助ができる機関がなく、過去に迅速に救助を行うことができなかったというつらい経験があります。平成27年度は、消防、警察と合同訓練を行ったり、海で行われているイベントの警備を行いました。芸西村消防団の水上バイク保有数も3台になりました。1台は日本財団から寄贈されたもので、2台は芸西村が購入したものです。海も山も村民も消防団が守りますと載っていました。南国市でも1台は配備が必要かと考えますので、よろしくお願いします。
 校庭貯留について御答弁ありがとうございました。質問ではありませんが、岡豊小学校は避難所にも指定されていますが、陸の孤島となってしまう避難所はあり得ません。よろしくお願いします。
 以上で質問を終わります。ありがとうございました。