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一般質問 令和5年度 » 令和5年 第430回市議会定例会(開催日:2023/06/09) »

一般質問3日目(福田佐和子)

質問者:福田佐和子

答弁者:市長、副市長、関係課長


○議長(浜田和子) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。20番福田佐和子議員。
      〔20番 福田佐和子議員発言席〕
○20番(福田佐和子) おはようございます。日本共産党の福田でございます。よろしくお願いをいたします。
 通告順に従いましてお聞きをいたしますが、その前に、13日に高新に載りました、博士にヤマモモ輝く思い出ということで、南国市の久家さんの懐かしいお顔が映っておりました。「らんまん」が始まって、南国市の皆さんも楽しみに見ていますが、なかなか南国市は出てこないので、道の駅もお客さんが増えたけれども、お店をしている人は、なかなか南国市までは延びてこんのかなという話をしておりましたが、この大きな記事を読みまして、元気なお顔を見たことと、それから南国市の久家さんが博士につながっていたということが分かって、大変うれしく思いました。これは市民の皆さん、同じ思いだと思います。
 通告順に従いましてお聞きをいたします。
 まず1点目はMIARE!落成と今後について、2番目は人口減と保育行政について、3番目は統一協会について、4番目はマイナンバーカードについて、5、コロナ対策について、6番目は補聴器購入について、7番目は市民の生活環境についてお聞きをいたします。
 まず1点目は、MIARE!の落成についてでありますけれども、5月21日にMIARE!の落成式典が行われました。餅投げや祝賀会もありましたが、久しぶりに聞くママさんコーラスの歌声と、修学旅行から戻ったばっかりという鳶ヶ池中学校と香長中学校の吹奏楽部の皆さんのすばらしい演奏は、これから、あの場所から広がるであろう市民の文化の拠点としてのオープンにふさわしく、大変感動的でした。
 ただ、当日、市民からは、オープン祝賀会や餅投げ等、全く知らなかった、市民不在ではないのかなどと大変厳しい声が寄せられました。非常に残念でなりません。案内状も、進行も民間だったわけですけれども、民間に任せたのはなぜかということと、地域への案内はどのようになされたのか、お聞きします。
○議長(浜田和子) 答弁を求めます。生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 5月21日に関係者を招待し、MIARE!落成式典を行いました。今回の目的は、施設の完成を祝い、関係者を招待して感謝の意を表し、工事関係者の労をねぎらうものであります。
 今回は、式典会場の広さの関係で招待人数の制限がありましたので、市内全域の市民の招待は行えておりませんが、17地区の南国市立公民館長や、2階部分が大篠公民館の機能となっておりますので、大篠地区に関しましては、大篠公民館運営審議会委員や小部落長、小部落の公民館長まで御招待をしております。
 司会進行を民間に任せましたのは、プロの業者による運営のほうが適すると考えた上で民間委託をして行っております。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 建設業者への労をねぎらうというのは、また別の場所であってもよかったと思いますが、落成記念ということになれば、市民は参加をしなければ主人公にはなれません。
 MIARE!は、市民が待ち望んだホールのある施設です。特に大篠公民館は、長年、雨漏りがする中で活動を続けてきました。市民の皆さんや辛抱された皆さんとともにお祝いをすることができれば、もっとうれしかったと思います。餅まきも、MIARE!の前は大変危険ですけれども、小学校のグラウンドを使えば、めったに見ることのない餅まきに、子供たちも、そして地域の人も参加できたのではないかと思い、大変残念に思いました。
 長年の願いがかない、喜ばしい日に大変残念な市民の皆さんの声とお顔を見ることになりましたが、改めて今後の運営も含め、住民本位を貫くことを求めておきたいと思います。以前から聞いておりました今後の運営方法は決まったのか、お聞きをします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) MIARE!につきましては、管理運営について、まだ落ち着いておりませんので、もうしばらく現在の運営を続けてまいりたいと考えております。今後、運営が落ち着きましたら、直営でいくのか、指定管理者制度でいくのか、検討をしてまいりたいと考えております。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 以前にも言いましたが、生涯学習の拠点として、市民を主人公に考えるためにも、直営はどうしても避けられないと思いますので、ぜひその方向を見いだしていただきたいと思います。これは市長にもお願いをしておきたいと思います。以上です。
 次に、人口減と保育行政についてお伺いをいたします。
 人口が減っている、その理由は何だとお考えになっておられますか。
○議長(浜田和子) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 本市の人口推移を住民基本台帳で見てみると、それまで増加していたが、平成17年に減少、18年には一旦増加しましたが、平成19年からは減少し続けております。
 最近の本市の状況では、社会増減はほぼ均衡しており、出生数が減少していることによる自然減によるものであります。社会様式の多様化や経済的事情、社会不安などによる出生数の減少なども要因の一つではないかと思っております。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 市民が安心して生活していくためには、そして、家族も増やして生活をしていくためには、福祉や医療、学校、保育の充実は絶対に欠かすことができません。特に保育所は、働く保護者と子供の発達を支援する大切な場所です。市の保育行政は保護者の要望に応えているのかどうか、このことをずっと問い続けてまいりました。
 最近の新聞にも大変残念な記事が載りました。非正規で働いておられるお母さんが仕事を辞めるかどうか、そのことを会社から通告をされる、そんな話もありました。また、なかなか給料が上がらない、その一方で物価は上がる。子育て中の世帯には大変大きな負担が今かぶさっています。そうしたことも見据えながら人口を増やしたいということであれば、ぜひそうした状況も見いだして、市民のために、そして若い人たちを支えるためにも、ぜひ実現をしていただきたいと思います。
 南国市は、かつて監査の指摘があったとはいえ、公立保育園を半分に減らしてきた経過があります。人口増を望むなら、子供を大切に育てる施策こそ打ち出していくべきではないでしょうか。一時的な給付金などではなく、子育てに必要な予算をしっかり組むこと。国のように定数が問題になれば、加算や加配でしのぐのではなく、保育士を増やす、受持ち人数を減らす、これをきちんと法的に決めることこそ、ぜひ国に求めていってほしいと思います。これまでしたのかどうかも含め、お尋ねをしたいと思います。いつも国に要求しろと、ここで言っておりますけれども、私たちが頼るところは南国市しかありません。どんな対応をしてこられたのか、お聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) まず、保育所保護者の要望に応えているかということです。
 保育を希望される子供さんの数に対しましては、市全体として、おおむね受皿の確保はできております。保育施設を利用されている御家庭に対しましての支援の主なものとしては、まず保育料について、第3子につきまして、県の補助制度を活用することにより、18歳未満のお子様の3人目は保護者負担額をゼロとしております。これは、国の第3子への減免制度より幅広い家庭を支援の対象とできておること、また、保育施設に同時入所の第2子を無償化しております。これは市単独の支援制度として、国の制度より、これも幅広い世帯に対しまして負担軽減を図れる内容となっております。
 また、国の制度として、令和元年9月までは、保育施設を利用している3歳から5歳児の保育料には副食費が含まれていましたが、令和元年10月に3歳から5歳児の保育料が無償化された際に、副食費は無償化の対象外となりました。本市としましては、市の単独事業としまして、公定価格の基準における副食費の額に対しまして補助を行うことにより保護者負担がかからないようにしております。
 これまでの経過としては、こういった制度を行うことにより、市として保育園児のおります御家庭に対します支援を行ってきておるという形にはなっております。
 また、現在、国のほうでも子育て支援の策、いろいろ話が出てきておりますので、そういった国の動きも見ながら必要な対策は講じていく必要があるんではないかというふうには考えております。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) それぞれ対応してくださっていることは、よく分かりました。ただ、国は、全く異次元の少子化対策が打ち出されるほど、異次元の少子化対策、これまでの異次元の少子化対策、これをどう異次元の少子化対策に持っていくのか、私は疑問でなりませんが、これを課長に言ってもいけませんけれども、国は、そのあたりにきちんと手当てをするということは全く考えておりませんので、ぜひ南国市だけではなく、市長会を通じて、きちんと地方の保育行政の在り方、そして、子供をどう守りたいかということを国に伝える責任があると思いますので、ぜひそのことは市長に要望して終わりたいと思います。いつも同じことを言っておりますけれども。
 それと、先ほど国の補助金などもありましたが、保育士不足の一因には、命を預かる仕事でありながら給与が低いこと、これがずっと以前から言われてまいりました。改善されたのでしょうか、分かればお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 福田議員のおっしゃられるとおり、現在、保育士の募集をしても、なかなか応募がないという声をよく聞く機会があります。
 保育士の成り手を増やすためには、保育士の処遇改善は課題であると思います。これまでも国の給付費において職員の処遇改善の加算は措置されてきたところで、令和3年度末には新たな処遇改善策として、特例制度としての処遇改善のための補助制度が実施されました。この処遇改善制度は、令和4年度には給付費に処遇改善加算として措置をされております。
 本市での取組ということにつきましては、保育施設への人員配置等のための市単独事業として、特別な支援が必要な児童の受入れのために加配保育士、看護師等を配置するための南国市特別支援加配保育・教育事業費補助金や、市内で保育園を運営する法人に対しまして職員の人件費の一部を補助する保育施設職員処遇改善補助金などを実施しております。
 今後、保育士の雇用、処遇改善につきましては、国の動きを見ながら適切に対応していかなければならないというふうには考えております。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) それぞれ対応されていることは分かりました。
 保育士の増員と人件費、これをしっかりと確保すること、これは保護者の安心にもつながります。1人から2人目へと複数の子育てが可能になるのではないでしょうか。今、働くお母さんたちは本当に大変な毎日を過ごしておられます。給与は低く抑えられ、仕事は厳しく、子育ても大変です。頼みの保育も、先生が大変忙しそうで、これも相談しても、しにくい雰囲気になったりもするようです。子供はこれでは増えないのではないかと思います。先ほど課長が答弁されましたように、人口増のためには大幅な保育の改善が必要だと思います。ぜひ引き続き国に対しては声を上げていただきたいと思います。
 おむつの持ち帰りにつきましては、なくなるということで大変安心をいたしました。子供たちのお昼寝の部屋のロッカーにつるされたおむつの袋、これが間違えて渡してしまうと大ごとになるなどの心配がなくなり、安心したとの声が寄せられました。問題解決のために今後も力を尽くすよう求めたいと思います。これは、子供を増やす、人口を増やす、市民の暮らしを守るということは、南国市政の一番大切な仕事だと思いますので、市長には、そのことをしっかりと伝えておきたいと思います。
 次に、3番目に、統一協会についてお伺いをいたします。
 県下でただ一人、顔も、名前も出して被害者をなくそうとしておられる南国市の橋田さんと市長の面談が実現をして以降、香美市、香南市、安芸市、芸西村のそれぞれの首長に会うことができました。ありがとうございました。
 事前にいろいろ調べて対応された市長さんもおられたそうです。5月27日には高知市で鈴木エイトさんの講演があり、350人の方が参加をされました。6月7日付の高知新聞にも詳しく掲載をされたところです。橋田さんも御挨拶をされております。
 ただ、被害者の会には御相談が今もなく、大変橋田さんは心配をしておられます。市の広報にも載せてもらいましたが、その後、相談はあったのかどうか、お聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 旧統一教会に関わるものかどうかではなく、消費生活相談窓口への霊感商法に係る相談件数になりますが、現行の相談受付記録システムに残る2012年4月以降は1件、消費生活相談窓口に相談がございました。
 なお、今年5月の鈴木エイトさんの高知市での講演以降の相談件数はゼロ件でございます。以上でございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 大変難しいのは、御本人は被害だと思っていないというところにあります。安心して相談できるように、弁護士含め体制の確立を今後も求めていきたいと思います。引き続き市民へのお知らせも含めて対応をお聞きします。
○議長(浜田和子) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 霊感商法や献金による生活苦などの相談につきましては、相談内容に応じ法テラスや警察庁などへつなげるよう、消費者庁をはじめ関係各省庁間で再確認された相談フロー図が示されており、関係機関との連携体制が整備されております。霊感商法でないとかと疑われる場合には、まず消費生活相談窓口へ御相談いただければ、相談フロー図に従い相談窓口や制度を御案内いたします。
 また、霊感商法への注意喚起につきましては、定期的に広報等へ掲載するように考えております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 分かりました。これからも安心して、そして、相談しやすい雰囲気というのも大事だと思いますので、ぜひそのあたりも工夫をしながら取り組んでいただきたいと思います。
 橋田さんが命がけで立ち上がり、被害者をどうしてもなくしたい、一人でも多くの人の力になりたい、その一念で頑張っておられることに、南国市としてはしっかりと応えるべきだと思います。市民として立ち上がった橋田さんですから、市の責任も大きいと思います。
 さきの面談の後、帰りに、くれぐれも気をつけてくださいよと市長が声をかけられました。この言葉は何よりの力になったのではないかと思います。私もあちこちでお話をする中で、この一言が本当に市長としての責任から出た優しさだと受け止め、至るところで話をしております。今後も南国市として、その優しさを持った対応をしていただけるよう要請をしておきたいと思います。
 市長から何かあれば一言、通告はしておりませんけれども。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) お褒めいただき、誠にありがとうございます。これからも、そのように思いやりを持った心で対応していきたいと思います。以上でございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 安心して市民の皆さんも相談に来れると思います。ぜひよろしくお願いをいたします。
 次に、マイナンバーカードについてお聞きをいたします。
 ついに県内でも、たくさんの間違い件数が明らかになりました。本当に間違いが多過ぎます。強行すべきではないと思いますが、このことについて、事前に市長会なりで国に対して何か要望したり、話をしたりしたことはあったのかどうか。それと、この説明についてもあったのかどうか、お聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 村田副市長。
○副市長(村田 功) トラブルがたくさん出ておるという内容につきましては、一昨日、高知新聞にありましたように、理由として人為的ミス、システムの不具合あるいは周知ミス、この3点に分類できるとなっております。
 具体的には、機器の操作に不慣れな利用者によるもの、希望していないのに保険証機能を持たせたという事務的ミス、そして、利用が集中し、負荷が高まったことによるシステムの不具合あるいは、公金受取口座の登録に本人ではなく家族が口座を登録した件は、本人名義による必要があるということが浸透していないミス、周知ミス等が要因となっております。
 先ほど議員の言われました国への要望、確認等は行っておりません。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) このカードを使った医療や投薬は命に関わります。市民が間違って投薬をされたり、そして、この中身が悪用されたりしたときに、南国市が責任を取るということになるんでしょうか。
○議長(浜田和子) 村田副市長。
○副市長(村田 功) 議員が申されるとおり、確かに薬剤投与履歴などの誤りは命に関わります。トラブル発生の要因を早急に解明し、対処しなければならないと思いますが、市の責任ということにつきましては、十分理解ができませんのでお答えできません。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 市政報告でもマイナンバーカードについては記述がありましたが、国の言いなりにこれを進めるというのは戦時中と同じだと思います。市民の安心・安全を守るのが南国市の唯一の仕事ではないでしょうか。改めて私は市長に求めていきたいと思いますが、ぜひこのマイナンバーカードの危険性を知っていただいて、市民へは、このことを強制することのないようにしていただきたいと思います。ぜひこのことはお願いをして終わります。
 なぜ国は、国民の大きな反対を押し切ってまで、これだけ危険なマイナンバーカードを強行しようとしているのでしょうか。国民の安全より関連企業のもうけのためです。これは会社名も既に公表されておりますし、どれだけ受注をしているのかというのもはっきりしています。国民の安全より関連企業のもうけのためです。
 今からでも地方が反対の声を上げるべきだと私は思います。市長は市民に選ばれました。市民の命と暮らしを守る責任があります。このマイナンバーカードの制度の下で、その大きな責任を今後どのように守っていくのか、お聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 先ほどは企業とというお話をされたところでございますが、このマイナンバーカードの推進につきましては、国として今後のデジタル化社会に対応するために不可欠ということで進めておるところでございまして、その一企業とかというような話で進めておるものではないと私は思っております。
 今、デジタルトランスフォーメーションの改革をしておるところでございますが、今後、全体的なデジタル社会のシステムの中にマイナンバーカードということは不可欠ということで、将来を見据えた施策ということで進めておるというように認識しております。
 これは日本だけでなく、世界の中で、そういうふうな流れの中、業務が行われておるところでございまして、そういった意味では、日本も、その中の先進的な取組の中に加わっていく必要がある。そのためにはマイナンバーカードが必要であるというように考えておるところでございまして、その一企業の利益のためとか、そういうことではないというように思っております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 市長の立場と、議員としての私の立場は違いますので、そういうことになろうかと思いますけれども、みすみす市民の皆さんが危険に侵されようとしているときに、これでいいのかということを私は思います。
 先ほど述べたような国の狙いに絶対地方は手を貸してはならないと思います。全国の市長と力を合わせ、国に対してきっちりと物を言うときではないかと思いますが、最後に1点、国に対して、今後、市長会を通して、これについての意見を上げるおつもりがあるのかないのか、お聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) この様々なトラブルにつきましては、もう首相としてでも、こちらの対応をするということで指示をされておるところでございまして、もちろん、市長会としましても、そういったミスはないようにということは当然申し上げておるところだと思っております。あえてこれを一市長として今上げていくのかということは、もう既にされていることだと思いますので、それは特別に今するというようには考えておりませんが、そういうトラブルはなくしていくように、市長会のほうからも言っていく必要はあると思います。以上でございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 国へは言わないということは、このまま、この法律が市民の暮らしの上にのしかかるわけですが、もし何かあったとき、どういうことになるんですかね。国は責任を持つはずはありませんから、南国市の市長が責任を問われるようにはなりませんか。そこのあたりはどう思われますか。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) それは、どういう事案が発生したかにもよるかもしれませんが、具体的に市町村の職員が明らかなるミスをしたことによって何か発生したということになると、その責任の一端はあるというようなことも考えられることはあると思いますが、今、それが具体的にどのような事象につながるのかということが分かっておりませんので、それにつきましては、それ以上はお答えできないところでございます。以上でございます。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 前段述べたように、市長には市民に責任があります。命を守るということに責任がありますので、その立場を絶対外さずに、国の言いなりにはならないことを強く求めて、この件は終わりたいと思います。
 次に、市民の生活環境について伺います。
 道路と公園についてお伺いをいたします。
 16億円かけたものづくりサポートセンターの隅っこにあります幾つかの遊具、御存じでしょうか。毎日変わって、小さな子供とお母さんが遊びに来ています。先日会った2人の子供連れのお母さんも、近くに公園がないですねえ、トリムは遠いしとのこと。吾岡山にも行けば楽しい滑り台等ありますが、小さな子供と歩いては無理です。中心街にも、子供や高齢者が憩える公園は長年の要望です。ぜひ早急に実現をしていただきたいというより、するべきだと思います。このことについて、まず公園について答弁をお願いします。
○議長(浜田和子) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 本市は現在、170か所を超える公園、緑地広場の維持管理をしておりますが、議員が言われますとおり、中心部には公園が少ないと認識をしております。
 中心部におきましては、令和3年2月にものづくりサポートセンター広場を新たに整備いたしまして、それと令和4年11月には吾岡山文化の森公園子どもの広場を再々整備いたしました。現在では、篠原地区の1号街区公園と2号街区公園、そして南国駅前線沿道広場の3つの公園、広場の整備に着手をしているところでございます。
 また、そのほか、今後におきましては、図書館入り口と高知南国線沿いの市有地にポケットパークを整備することとしておりまして、中心部における公園、広場の整備を進めているところでございます。
 公園、緑地広場は地域住民の憩いや交流、そしてレクリエーションの場であり、地域コミュニティーの核としての役割を担っているほか、子育て世代の方が居住を考える上においても大変重要な都市施設であると考えております。
 今後も、公園の整備状況や人口分布などを踏まえて、公園が不足している地域におきましては、空き地や空き家等を活用した町なか広場の整備方策を検討するなど長期的な視点に立って、地域住民との協働によりまして公園の整備に努めてまいりたいと考えております。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 公園というのは、南国市にとってはどういう位置づけなのかなと思います。道路がついたときに、そこに空き地ができたので、そこに公園をつくろうとかという話かなあと思わず思ってしまいましたが、これまで町なかにある2つの公園も、そこはごみの集積所になってまして、不燃物でない日に出した不燃物のごみがずっとあったりするところです。大変子供にとっても危険でありますし、不潔でもありますので、私は、南国市が子供のことを大事に育てる、その思いがあるなら、公園は何としてもつくるべきだと思います。何かのついでにつくるものではないのではないでしょうかねと思いますが、そのあたりを課長にもう一回聞いていいですか。
○議長(浜田和子) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 確かに、公園はなくてはならない都市施設であると考えておりますので、そういった公園が少ないところにつきましては計画的に公園整備に努めてまいります。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) ぜひよろしくお願いいたします。
 最後に、補聴器購入助成についてお伺いをいたします。
 4月24日、団体の皆さんが市長に助成を求める署名を持ちましてお訪ねをいたしました。今も署名を集めておりまして、8月頃までには集約をして市長に届けたいと言われております。24日の面談の際、国に対し市長会からも要望は上げたいというお話を聞き、皆さん、大変喜んでおられました。
 今、実施しているのは、四万十町の5万円、いの町の5万円などですけれども、南国市でもぜひ実現をしていただきたいと思いますが、来年度からとか見通しがあるのであればお聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 議員がおっしゃいました4月24日に加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的助成制度の創設を求める署名簿が市長に提出されました。その際、私も同席をしてございました。1,000人を超える方から署名が寄せられたことは、市としても重く受け止めるべきものと考えます。
 その署名簿では、市独自の助成制度を創設すること、また、国への働きかけを強くするようにとの2点の要望でございました。また、その際、先ほど議員がおっしゃいましたように、県内で独自の助成制度を既に設けられている自治体の御紹介もいただきました。非課税世帯に対象を限定しておるとか、先ほどおっしゃいましたように、上限を5万円と設定しておるとか、工夫はそれぞれ様々でございました。
 南国市として助成制度の創設をとのことですが、特定財源が見込めない中では、やはり全額を市費で賄うことになりますので、国へ公的補助制度の創設を働きかけていきたいと思います。
 4月24日より以前に、4月18日に南国市で高知県市長会が開催されてございます。四万十市の提案ではございましたが、難聴者の補聴器購入に対する公的助成制度の創設について議案として採択され、5月17日開催の四国市長会を通じて全国市長会へ議案の提案がなされております。今後も、このような全国市長会へ上げていくような行動は続けていきたいと思ってございます。以上です。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 国への意見書は南国市が提案をしたのかと思って、私たちは喜んで帰りました。すごいということで帰ったことでしたが、共同して出したということで、重みは同じだと思います。
 南国市には高齢者憲章がありますが、今もこれは生きているはずです。高齢者を大切にしようというのがこれだったと思いますが、南国市は、例えば予算があったらだとかということではなくて、特に今、少子化のために高齢者に負担が重くかぶさろうとしているときです。大切な施策だと思いますので、これまで御苦労された皆さんが安心して生活ができるようにと、ぜひこの補聴器助成制度は実現をしていただきたいと思います。課長はいろんなところで対応されておりますので御存じだと思いますけれども、ほかの地域も含めて、ぜひ南国市が取り組んでいただけるように強く求めておきたいと思います。
 次に、コロナ対策については、さきに質問がありました。私からは、5類になったとはいえ、心配は続くわけです。後遺症を含め、市民の安全を守るためにも、市独自の啓発や情報発信、県や国を待たずに南国市独自の取組をするべきだと思いますけれども、その点についてお聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 保健福祉センター所長。
○保健福祉センター所長(藤宗 歩) 予防接種法に基づき、ワクチン接種後の後遺症に対しては、救済制度の相談及び申請の受付は行っていますが、新型コロナウイルス感染症罹患後の症状に対しては、市として対応しているものはございません。
 保健福祉センター内にある南国市コロナワクチン相談窓口では、罹患後の後遺症について相談があった場合、かかりつけ医の受診をお勧めするか、県のホームページに掲載された相談、診療ができる医療機関の御案内をしています。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 市独自の啓発や情報発信をとの御質問にお答えをいたします。
 市は、基礎自治体として国、県の発信する情報を適切に捉え、的確な情報を伝えることが大切な役割と考えております。危機管理課に設置いたしました新型コロナ相談窓口につきましては、5類への移行後も引き続き設置しておりますので、ホームページ等の情報発信と併せまして、住民の皆様の不安が払拭されるように努めてまいります。
○議長(浜田和子) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 以上で通告をしてあります質問は終わらせていただきます。ぜひ市民本位の市政を貫いていただけますように心から要望をいたします。以上です。