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一般質問 令和5年度 » 令和5年 第430回市議会定例会(開催日:2023/06/09) »

一般質問2日目(土居恒夫)

質問者:土居恒夫

答弁者:市長、教育長、関係課長


○副議長(西川 潔) 11番土居恒夫議員。
      〔11番 土居恒夫議員発言席〕
○11番(土居恒夫) 11番、土居恒夫です。おなかも張ってちょっと眠たいかも分かりませんけども、私の質問に耳を傾けていただければ幸いと思います。
 私のほうから観光文化のまちづくり、2番目に防災対策について、3番目にMIARE!の課題について、4番目、小学6年生、十市小学校の6年生より提案をもらいました高齢者に優しい十市にするためにはという4項目について順次質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 1項目めの観光文化のまちづくりについて質問をしたいと思います。
 観光文化、あるいは文化観光のまちづくりとは、あえて言わせてもらいますが、観光地ではない南国市において、市民が地域に誇り、愛着を持ち、住み続けたいと思えること、また市外からも新たに住んでみたい、来てみたいと思える人が増えることで関係人口を増やし、地域活性化を実現してみてはどうかとの思いで今回の質問をさせていただきました。そのきっかけとなりましたのが、第40回目の貫之墓参研修旅行に私も初めて参加をしまして、先月30、31日、2泊3日で国府史跡保存会の方々と一緒に初めて参加させていただきました。墓前では、延暦寺の僧侶による読経、そして貫之の和歌2首を参加者全員で吟じ、森閑とした森の中でしばし1,000年前の思いに浸ることができました。主催者の国府史跡保存会の皆様は、初代会長の公文さんをはじめ現在の岩川会長まで、7代にもわたり約60年間もの間、貫之の顕彰に努められています。1984年からは墓参を始められ、今回は新型コロナの影響で4年ぶりの墓参となりました。
 そこで、今回初めて参加されました市長に墓参などの感想をお伺いしたいと思います。
○副議長(西川 潔) 市長。
○市長(平山耕三) 新型コロナウイルスの影響で4年ぶりに開催されました国府史跡保存会によります紀貫之墓参に、今回初めて参加させていただきました。今までもお誘いいただいておりましたが、毎回公務が重なって参加できていなかったため、今度こそはということでスケジュール調整をし、参加させていただいたところでございます。国府史跡保存会が紀貫之顕彰事業として行っております「土佐日記門出のまつり」には毎年参加させていただいており、ぜひ墓参にも行ってみたいという思いがあったため、今回その思いが実現したことは大変うれしく思っております。お誘いいただきました国府史跡保存会の皆さんに改めて感謝申し上げる次第でございます。
 墓参当日には、大津市産業観光部長をはじめ大津市役所の方々や、高知県大阪事務所長や観光部長、京都高知県人会事務局長などや、比叡山鉄道株式会社取締役など多くの皆さんに温かくお出迎えいただき、墓前では比叡山延暦寺の僧侶による読経などの法要が行われました。紀貫之のお墓は大津市の比叡山中腹にあり、そこからは琵琶湖が木々の間から見ることができ、見晴らしのよい場所に眠っておられることに歌人紀貫之らしさを感じました。今回の墓参は40回を数えるということで、40年もの長きにわたり墓参を続けてこられました国府史跡保存会の皆様の努力に心より敬意を表するとともに、参加いたしました二十数名がともに法要に立ち会い、紀貫之をしのぶことで参加者の絆も深まり、国府地区の歴史に対する思いの強さ、郷土愛が感じられ、ひいては国府地区の地域力、連帯力が醸成されているのだなと感心させられたところです。
 このように、地域の偉人を顕彰することは地域づくりにつながり、意義ある取組であると感じ、幅広い世代と地域をつなぐ取組として、これからも墓参をはじめ各顕彰事業をぜひ続けてほしいと思ったところであります。以上でございます。
○副議長(西川 潔) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。まさに、私も御一緒させていただきまして、本当に先ほど市長の述べられたような感じを受けました。
 そこで、国府史跡保存会の皆様の取組は、南国市の貴重な財産の歴史を生かした、これは観光文化のまちづくりそのものではないでしょうか。観光文化は人の営みが生み出すものであり、それ自体が文化の担い手の一つであると同時に、豊かな文化の存在が観光を支えるという相互依存の関係にあります。文化と観光は切っても切れない関係にあります。文化に触れて感動する、文化について発信する意図や、支え手が増える、そして訪れる人が増え、地域が活性化する、このようなことが南国市に住んでよかったことにつながるものと思います。
 ここで、文化政策研究者で同志社大学教授の太下義之さんの記事を紹介してみたいと思います。
 例えば、伊藤若冲が好きな海外のビジネスパーソンが東京出張に来たとします。そのとき、どんな情報が提供できればいいでしょうか。このビジネスパーソンは、せっかく日本に来たのだから、どこで若冲の絵を見ることができるだろうかとまずスマホで検索するはずです。そこで、金沢の美術館がヒットしたとします。次は、そこへの行き方を調べるでしょうし、さらに宿泊場所や地域のおいしい料理も検索するのではないでしょうか。しかし、現状ではこれらの情報を一気通貫で提供できるサービスは存在しておりません。それは、例えば紀貫之に興味を持って調べたり、また南国市を訪れたりしてスマホで検索してみても、若冲と同じような状況になるでしょう。
 そこで質問ですが、このようなことの整備も必要なことではないでしょうか。貫之だけではなく、観光のDX化についてお伺いいたします。
○副議長(西川 潔) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 議員のおっしゃるとおり、旅中で必要な情報を収集するツールとしてスマートフォンは欠かせないものとなっております。紀貫之を検索し、南国市観光協会のホームページにアクセスしていただいた場合には、観光協会のホームページに掲載している南国市の宿泊場所や、おいしい料理、体験などの情報を収集できるかと思います。しかしながら、施設や目的地までの行き方を調べることができるアプリで利用者が最も多いと言われているのはグーグルマップであり、これらのアプリを使ってキーワードや位置情報で検索し、施設等の電話番号や公式ホームページのURL、予約方法、行き方などの情報を収集される方が多いと思われます。
 このことから、観光施設や飲食店などの事業者がユーザーに店舗情報を簡単に伝えるため、令和2年度や3年度には、県や物部川DMO協議会が、事業者に対し、グーグルビジネスプロフィールの登録方法等の研修を実施いたしております。以上でございます。
○副議長(西川 潔) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。
 これには予算も伴ったり、あるいは人的の必要性もあることでしょう。私の言いたかったのは、このようなことをして、せっかく南国市に訪れた方に楽しんでもらえるような、そして、どういいますかね、がっかりさせないようないろんなものでDX化を進めていただきたいと思います。
 それでは次に、国史の紀貫之の顕彰を脈々として、先ほど御紹介いたしました国府史跡保存会の文化が、まさにまちづくりの礎となっているのではないでしょうか。御存じのように、紀貫之は4年間の赴任を終え、書いた土佐日記に記されている、日より待ちして10日近くも船を留めたとある大湊の古跡について、今度はちょっと少しロマンをかき立ててみたいと思います。
 この大湊説につきますと、前浜地区というか、大湊地区に結構叱られるのではないでしょうかと思いますけども、一応昔ここに十市古事考というて故事を考えるという本が、50年前ぐらいに出た本ですけども、この中に山本笹樹さんという方が書いてますけども、十市の石土池、あるいは東沢も昔は大湊ではなかったかということが記されているわけです。十市には弥生式の土器も出ておりますから、石土池あるいは十市池というのは、1,000年も前から大きな池があると記されておりますし、そして今も1,000年前の地形としますと、多分各島があったり、今の十市の圃場整備されている東沢地区と池がつながったり、あるいは阿戸地区から海につながってたりして、結構いい船町、風待ちの港として、非常に地形として優れたものではなかったかと思いますが、ただ推測の域を脱しませんので、この大湊説につきましては、またいろんな場で考えて研究もしてみたいと思います。
 そこで、石土池から平安文化に浸るちょっと提案もしてみたいんですけども、例えば石土池のところで観月のうたげを催してみてはどうでしょうか。門出のまつりがありますし、大湊でもいろいろ催して、船出の祭りとかをやってますけども、平安時代に池を眺めて、そして今の峰寺のある八葉山から出る満月というのは大変いい満月でございます。そのようなことで、昔のロマンに浸りながら、池の上ではちょっと小船の中で、どういいますか、平安の雅楽でも聞きながら、そして池の周りに宴席をこしらえて、そこで観月のうたげなんかをやるのも一つのいいものではないかと思います。近くに医療センターの前に住吉池という、そこも歌人に詠まれた大変有名な池もあります。そして、いろんな十市の石土池周辺にも歌が詠まれておりますんで、中秋の名月の時期に、そのような今みたいな催物を、観月のうたげのような催物を一つやってみてはどうか、これは行政にお願いするべきものではないでしょうけども、これも一つの地域の文化の観光ということで提案をしてみたいと思いますけども、これについて御答弁をお願いします。
○副議長(西川 潔) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 議員提案の観月のうたげにつきましては、紀貫之邸跡において、「土佐日記門出のまつり」が国府史跡保存会主催で、まほろば囃子や土佐日記の暗唱、俳句の展示などの内容で行われているように、観月のうたげも十市の石土池という地域資源を生かした地域の行事、お祭りとして実施されることで、みやびやかなイベントとして特色あるものになるのではないかと思われます。以上でございます。
○副議長(西川 潔) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。いつ実現するか分かりませんけども、そういったロマンも一つの催物もお願いしたいと思います。
 次に、同じような、ちょっと砕けた提案だと思いますけども、浜幸じゃない、ごめんなさい、青柳の銘菓に有名な土左日記というのがありますけども、これは青柳さんに聞いたわけではないんですけども、土左日記の南国バージョンのようなお土産物でも、ちょっとこの場に悪乗りしてやってみたらどうかと思います。例えば、できるかどうか分かりませんけども、パプリカのあんことか、マンゴーのあんことか、南国市特有の何かいろんな農産物を使ったものでこしらえて、南国版土左日記とかというのを商品開発として作られてみてはどうでしょうか。やはり、甘いものというのは大変喜ばれると思います。誰もが嫌うものじゃありませんから、スイーツ的に面白い商品になるんではないかと思ってちょっと提案をしましたけども、この件について答弁をお願いします。
○副議長(西川 潔) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 議員のおっしゃるとおり、南国市色を出した商品や銘菓が増えることは、南国市への観光客のお土産になるなど、南国市を売り込むことにつながっていくものと思われます。現在、南国市の中小企業者等が、南国市の地域資源を活用して特産品や観光資源の開発を行う事業に対する補助制度を設けておりますので、土左日記の南国市バージョンを含め、南国市色ある商品が開発されることを期待しております。以上でございます。
○副議長(西川 潔) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。
 せっかく土佐日記という、これは日本だけじゃなくて世界に発信できる非常なネーミングといいますか、ものだと思います。何かで見たんですけども、下関の高校生が、台湾の高校生と土佐日記を通じて日本文化の仮名の勉強とか和歌の勉強をしているようで、台湾でも紀貫之を知って、土佐日記はやはりすごい日本最初の日記文学ということで、世界で通用するようなネーミングだと思いますので、何かそういった、面白いじゃないですけども、青柳さんがどう言うか分かりませんけども、何かそんなんもぜひ機会があればちょっと提案していただければと思います。
 次に、前浜の掩体壕を生かした取組についてお聞きいたします。
 高知空港の南側の田園地帯には、第2次世界大戦中に使用され、戦闘機の格納庫の掩体が7基点在しております。昨日も村田議員も御紹介されてましたように、その貴重な戦争遺産である掩体群から平和への願いを後世に伝えるという取組がありますが、それについてお聞きいたします。
○副議長(西川 潔) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) コロナウイルス感染症の拡大の影響により、遠距離の移動が制限されたことから、県内の学校の修学旅行や教育旅行で前浜掩体群が再注目されたことを物部川DMO協議会が捉え、県のSDGs教育旅行プログラムに掲載することなどによって、県内外からの修学旅行や教育旅行の誘致を図っており、既に令和5年度、6年度の予約を受け付けております。このような団体の受入れ体制を整備するため、本年度、南国市観光協会と物部川DMO協議会が共同で掩体ガイドを養成する講座を実施する予定となっております。また現在、戦時中に実際に掩体を作る作業に関わった方がガイドとして活躍されていることから、南国市観光協会がこのガイドの動画を作成しており、今後の教育旅行に活用していくこととしております。以上でございます。
○副議長(西川 潔) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。
 修学旅行の誘致は大変ありがたい取組だと思いますので、今後期待したいと思います。しかも、DMOが文化振興に携わってもらえるということは大変ありがたいことだと思っており、今後も南国市の観光文化のまちづくりに尽力されてくださればありがたいことと思います。これからインバウンドも期待され、特に台湾の旅行客を現実に目の当たりにします。先日も、観光協会総会の懇親会の横の席でも、台湾からのツアー客が大変多く夕食をされておりました。インバウンドへの対応につきましては、昨日の新聞にも載ってましたけども、高知空港の拡張化も決まりましたので、大変期待することでございます、そして、関西万博には、海外から350万人、そして国内からも2,800万人もの来訪者が予想されております。関西空港にはキャパも250万人か、たしかそういうふうなことが予想されておりますので、高知経由の関西空港とかいろんなこともまた考えて、インバウンドも非常に増えるかと思います。まだまだ南国市には生かせてない文化もあります。浜田知事は関西圏へ売り込みもされておりますので、ぜひこれからの新しい南国市の観光文化についてそのような取組をされたいと思いますが、どのような感想を持たれたかをお聞きいたします。
○副議長(西川 潔) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 南国市には、紀貫之や長宗我部元親、お遍路や掩体群など貴重な歴史や文化があります。これらは、南国市を県外、海外へPRしていくためには、南国市海洋堂SpaceFactoryなんこくとともに重要なコンテンツになると思っております。しかしながら、これらの歴史や文化に強く興味を持たれた観光客に十分楽しんでいただくためには、観光ガイドによる解説や、観光ガイドと一緒に南国市の歴史や文化に触れ合うウオーキングイベントなど、人と人との交流が重要になってくるのではないかと思いますし、その積み重ねが、交流人口の増加、観光文化の醸成や観光文化のまちづくりにつながるのではないかと思ったところでございます。以上でございます。
○副議長(西川 潔) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。
 それでは、学校教育での紀貫之の顕彰についてお聞かせください。
○副議長(西川 潔) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(溝渕浩芳) 南国市内の小学校6年生が使用する社会科の副読本「南国市の歴史」の中に、紀貫之と土佐日記の旅という項目で9ページにわたり記載がございまして、紀貫之について学んでおります。特に、国府小学校におきましては、毎年8月下旬に、国府史跡保存会の主催により、地域の方々とともに6年生児童全員が滋賀県にある紀貫之の墓を訪問し、墓前での土佐日記暗唱、朗読や俳句作りなどを行うほか、「土佐日記門出のまつり」では、学校教育活動の中で取り組んでいる土佐日記の暗唱の披露や、まほろば囃子の奉納も行っております。
○副議長(西川 潔) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。この顕彰につきまして、今後ともよろしくお願いしたいと思います。
 土佐日記の紀貫之とのせっかくの縁を大事にし、貫之が詠んだ歌とか和歌には、日本人の心、本当に殺伐とした時代じゃない、そういう四季折々の花鳥風月を詠んだような歌があります。心の中からの和歌というのは、今日本の中でも結構ブームになっておりますので、これからのまちづくりに、例えば姉妹都市の関係を考えるとか、仮名文字甲子園とか、土佐日記の絵本を作るとか何か、せっかくの文化でございますので、こういった脈々と引き継がれた文化を、この南国市も貴重な財産として受け継がれていってもらうようにお願いしたいと思います。
 続きまして、2問目に防災対策についてお聞きいたします。
 以前にも同僚議員、そして昨日も西山議員から提案がありました災害時のトイレのことですが、私から災害派遣のトイレトレーラーの導入について再度お聞きしたいと思います。その後、検討がなされたのかをお聞きしたいと思います。
○副議長(西川 潔) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 現在、全国の市町村での導入が進んでおりますトレーラートイレは、一般社団法人助けあいジャパンが進める、被災自治体にトレーラートイレを派遣するプロジェクトに賛同した自治体がトレーラートイレを購入しております。本市におきましても、これまでに幾度かトレーラートイレの配備の御提案をいただきまして検討をしてまいりましたが、本市の脆弱性を踏まえた対策を順次進めている状況のため、まだ導入に至っておりません。
○副議長(西川 潔) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) 導入についてですが、これは総務省の消防庁の緊急減災・防災事業債の仕組みとして使えるようなんですが、自治体によりますと、地方交付税の例えば初期導入の7割のものを、足らないところはクラウドファンディングで募集して、あるいはふるさと納税を使いながら協力して、それで導入してるようなんですけども、その辺につきまして前向きな回答をお伺いいたします。
○副議長(西川 潔) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) このトレーラートイレを導入するに当たって考慮しなければならないことは、トレーラートイレの移動には牽引免許が必要なことでございます。このような中、愛媛県宇和島市で導入された自走式トイレカーの情報を得ることができました。このトイレカーは、軽四トラックの荷台に2室のトイレを常備するものでございまして、また別に多機能型と言われる1,500ccの車両においては、車椅子対応となっているなど、機能的にはトレーラートイレと変わりはございません。また、牽引免許は必要ではなく、普通運転免許で移動させることが可能であるため、トレーラートイレよりも機動力があると考えられ、この自走式トイレカーも視野に入れ、今後検討をしてまいります。
○副議長(西川 潔) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。
 私が想像してました洋式水洗トイレ、4つあるものとかに比べますと、運転の牽引車の免許が要らないということでありますと、導入も比較的しやすいのではないかということで、別の市によりますと、その運転免許を取る費用も市も助成してやってるようでございますけども、自走式のトイレトレーラーでしたらそういうこともないので、ぜひとも一日も早く導入をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、これも何回か要望しておりますが、十市の沿岸部の津波避難タワーの建設についてです。
 この前いろいろ、先ほども構想がちょっと変わってきたということでございますけども、現在沿岸部の津波避難タワーの進捗状況をちょっとお聞かせ願います。
○副議長(西川 潔) 市長。
○市長(平山耕三) 本市の津波避難対策につきましては、津波避難対策、命山構想に基づき、市沿岸部でおおむね5分で避難可能な範囲に、津波の緊急避難場所の整備を行いました。しかしながら、近年頻発する豪雨災害や土砂災害に関する新たなハザードエリアの指定など、新たなリスクが判明したことによりまして、南国市国土強靱化地域計画における脆弱性評価の観点から、改めて各地域の複合災害に対する対策につきまして、本年令和5年3月にアクションプラン事業の追加変更を行ったところです。この中で整備した避難路の安全性の確保が厳しくなった大小浜地区などに、津波避難タワーの整備を事業として追加しておるところでございます。今後は、有利な財源の確保に向け、取組を進めてまいりたいと思っております。以上です。
○副議長(西川 潔) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。大変、地域の皆様が安心される答弁だと思います。本当にありがとうございます。一日も早く実現させていただきたいと思います。
 大小浜地区に至っては、小浜地区にありました農協の購買もなくなりましたので、建設場所としてそこがふさわしいかどうか分かりませんけども、地域の皆様と相談していただきまして、ぜひとも一日も早く実現していただく。それと、札場地区とか、あるいは坪池地区の皆さんも含めまして一緒に考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 防災についての最後にまたとてつもない話なんですけども、今まで、丁野議員もそうですけども、お聞きしてますと事前復興のまちづくりの計画ということで、地域防災拠点の、先ほど丁野議員も言われてましたけども、私からは十市の沿岸部の山沿いにあります昔の栗山城址という、そこの城跡なんですけども、文化財のこともありますから難しいかも分かりませんけども、油利さんに聞きますと、名前を出していいかどうか、問題じゃないんじゃないかということで、そこで栗山城址の跡地へ整備して、ふだんは太平洋を眺められる、ちょっとした飲食もできる、まあ理想ですよ、桂浜の構想みたいに変に言われたらあれですけども、全くあれですけども、私が思うに太平洋を見ながら食事もできるようなことで、そしていざというときには避難場所として使えるようなそういうものが、高台といいますか平地ができて、南の方々のそういう安心・安全な場所として整備ができないものかと思いましてお聞きいたします。
○副議長(西川 潔) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 現在、東日本大震災を受け、復興までの時間を少しでも短縮することを目的に、あらかじめ復興計画の素案となる事前復興まちづくり計画の策定が求められております。令和3年度には、高知県事前復興まちづくり計画策定指針が策定されたことを受け、本市におきましても、本年度庁内の横断的な体制をつくり、南国市事前復興まちづくり計画の策定に向けた勉強会の実施や、資料収集などの事前準備を行った上で、6年度から計画策定に着手する予定としております。この計画策定において、具体案を検討してまいります。
○副議長(西川 潔) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ぜひともその具体案の中へ、こういったことも話してたなという頭の隅に置いていただければありがたいかなと思います。先ほども言いましたけども、やはりふだんからも使えるような場所であるほうがいいんじゃないかと思います。せっかくの広場を作ったって、ふだんから使わないと何のこともありませんから、ふだんからそういう憩いの場とかやって、いざというときにはそういうところへ避難して、仮設住宅も建てられるような場所が理想だと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたしたいと思います。これから災害ごみにつきましても、南国市としましても、ごみ置場とかいうのをこれから考えていかなければならないと思いますので、また一緒になって考えさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 3問目には、5月21日にグランドオープンしましたMIARE!の課題についてお伺いいたします。
 まず、美術品などの寄贈に関することについてお伺いいたします。
 先日、美術関係者の方が、実は現在活躍されている彫刻作家から作品を無償でもらい受けることができるので、MIARE!の方にもらいませんかと御相談されたら、意にあらず断られたと。まさかということで、大変憤慨をされていました。冷静になって憤慨される意味をいろいろ後で担当の方に聞いてみましたけども、大体意味は分かりますけども、まずそのことの事実についてお伺いしたいと思います。
○副議長(西川 潔) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 彫刻作家の寄贈の話があり、お断りをしたことは事実でございます。その理由については、MIARE!は文化芸術の発展に資することを目的の一つとした施設ではありますが、子供から高齢者まで多様な利用者の様々な活動、交流を目的とした施設でもあります。また、災害時には防災拠点としての役割を担うことになります。来館者の安全確保の点と、限られたスペースの中での避難経路、動線の確保などの点から、一定のスペースを必要とするような作品の受入れと恒常的な展示につきましては現在のところ考えておりませんので、御理解をお願いいたします。
○副議長(西川 潔) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) 分かりましたけども、まず作品も見ずに避難経路の話とか、そこのあたりもちょっと腑には落ちないことがあるんですけども、作品の大きさとか、どのような作品とか、どういうことであるか詳しく聞いて、じゃあここやったら避難経路の邪魔をするからということが後づけみたいに聞こえます。それはそれとしていいです。確かに、危険性、そして今言うたような避難経路の邪魔になるということであれば無理のないことでございましょうけども、今後図書館もできます、いろんな方から作品の寄贈とか、そういうことも増えてくると思います。そこで、これらのもらい受ける場合の寄附、寄贈に関しての何かものがありますか、お聞かせください。
○副議長(西川 潔) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 寄附、寄贈に関しましては、現在南国市が用意している寄附申込書に必要事項を記入してもらい、庁内で決裁をしてから受入れを行っております。作品のよしあしではなく、その施設に受入れをして問題がないかどうかを基準に、担当課ごとに判断を行っております。
○副議長(西川 潔) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) そこで、作品のよしあしは大変大きな問題になるとは思うんですよ。だから、そこのあたりをどうも寄附申込書だけで受け付けるということ自体が、大変何か美術品に対しての思いやりといいますか、その考えはないんじゃないかなと。何か冷たいような、ただ単なる物じゃないんですよね。やはり、美術品となればそれ相応の方が持ってきたような作品であるものだと私は思うんですけども、それを単なるよしあしとかというのじゃなくて、それを受け付けることにしていること自体が、私は今の何か、南国市の今までの対応とあまり、だから文化とかそういう面で大変何か冷たい考えを持ってらっしゃるんじゃないかなと思っております。
 そこで私からは、例えばよそにありますけども、美術品の寄附、寄贈に関してという要綱などがよそにはあるわけですよ。これには、例えば寄贈した作品が国内外で活躍されている方とか、あるいは南国市からのゆかりの方であるとか、そういうものの価値のあるものの方をという羅列をしておりまして、最終的にはその申し込むものが出たときには、別の何人かの構成によってその作品のよしあしを決め、そしてそれで受け付けると。そこではねられたら当然文句もできませんから、そのようなことをやっておくべきだと思うんですよ。今の申込書だけであったら、どこでどうやって断るんですか。だから、断る理由をつけるあれじゃないですけども、それは見合うべきものの作品なのか、南国市の今後の財産になるようなものであれば、喜んで受けるべきものじゃないですか。
 よその、例えば教育次長も一緒に行かれましたけども、大和市なんかには、庁舎の玄関には2体ほどブロンズ像があります。いろんなところの中に入っても、絵画の作品もありますから、南国市に絵画の作品が廊下にありますか。今後、図書館とかそういうところにありましたら、ブロンズの、先ほど最初に言われた方の作品というのは、なかなか新人、若いほうですけども、南国市にゆかりのある大変すばらしい作家なんですよ。その作品も見ずに、多分見てないと思うんですよ。写真でも見てそういうことをやりながら、じゃあこれはふさわしいかどうかということに照らして、そこは考えてみるべきものではないですか。それは、ですから要綱を作るべきだと思いますけども、再度お願いします。
○副議長(西川 潔) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 議員が提案された件につきましては、今後研究をしてまいりたいと考えます。
○副議長(西川 潔) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) 研究か検討か、どっちが重いか分かりませんけども、よろしくお願いいたします。
 次に、入り口から入りまして、左へぐっと曲がったところにパンフレットの陳列棚がありますが、ところが不思議なことにその棚の上にはピクチャーレールがついてるわけですよ。どうやってピクチャーレールに絵画を展示できるのかと不思議に思います。ですから、これはこの下にあるパンフレットはしっかり壁にくっついておりますけども、この壁面を利用するようにできるようにするべきじゃないですか。
○副議長(西川 潔) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 議員の御指摘のとおり、パンフレットの陳列棚の位置は、ホワイエでの作品提示に支障があり、来館者の目に触れにくい場所にあると認識しております。より適切な場所に設けることができないか、費用面も含めて可能な方法について研究をしていきたいと考えております。
○副議長(西川 潔) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) 分かりました。
 私が思うには、エレベーターの横に2段掛け、2段ぐらいにしてパンフレットを置く場所を構えたらどうかなと。パンフレット自体もあんなところに置かれますと、なかなか見る機会もないと思うんですよね。そうすると、向こうへ移動しますと、ピクチャーレールを入れた壁面も利用できるということでありますので、早急に検討をお願いしたいと思います。
 次に、ホワイエの使用料についてお聞きします。
 ホワイエというのは通路のような場所であると私は思っておりますので、県立美術館でありますとか、かるぽーとでありますとかという廊下は、特別な催しのとき以外は無料で貸出しをしてるわけですよ。ですから、MIARE!もホワイエの貸しスペース料、僅かな金額でありますけども無料とするべきではないですか。
○副議長(西川 潔) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 一般的に、ホワイエはホールの入り口から観客席までの通路であり、開演前や休憩時間における社交の場、また公演に関連した物品の販売などに利用されるスペースとして、ホールと一体的に利用される機会が多いのではないかと考えます。それに対しまして、MIARE!のホワイエは、そのような機能に加えて、ホールの公演中でも独立をしてホワイエのみを使用することが可能とすることで多様な使い方ができるのではないかと考えており、受益者負担の原則から使用料の負担を求めております。MIARE!の運営につきましては、市民の御意見を賜りながらよりよいものにしていきたいと考えておりますので、御理解、御協力をよろしくお願いいたします。
○副議長(西川 潔) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) 結局、2階の公民館の鏡張りの部屋も展示場としても使えないということがありますので、ホワイエを使うしかないかなと思いますけども、ホワイエは基本的には無料として、誰でも使いやすいように絵を時々変えていくようなことが望ましいと思います。これで、3問目のMIARE!については終わります。
 最後、4項目めに、小学校6年生の提案よりということで、高齢者に優しい十市にするためにはということにつきましてお聞きいたします。
 先日、6年生に2回ぐらい授業に呼ばれまして、十市、緑ケ丘の高齢者、お年寄りの困り事についてという社会科の授業でした。そこで、議会へ言うてくれということで、その授業に参りまして、まとめましたので少し聞いていただければありがたいと思います。これはランダムに作っておりますんで、十市の小学6年生に聞いた困り事ですんで聞いてください。
 道路のところどころに軽いくぼみがあって、大雨が降ったときには車が進みにくいので、道路を平面にしてほしいと。浜は結構お年寄りが多いから、遠いところに行くのは大変だから病院やお店を増やしてほしい。高齢者が立ち話をしているという課題があるから、屋根があって雨の日でも話せるスペースを作ってほしい。高齢者が暑い中歩いたり、話をしたりしているという課題があると思うので、石土池の周りに屋根つきの休憩所を作ってほしい。錦城公園の道ががたがたなので整備をしてほしい。尾崎公園などの遊具がさびているから新しいのに変えてほしい。天神公園でボールが使えないので、何とかなりませんかなどなどがありました。ここで全部の答えをお聞きするのもあれですから、主に公園の要望が多いと思いますので、都市整備課のほうでお答えしていただきたいと思います。
○副議長(西川 潔) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 公園に関する御要望についてお答えをいたします。
 まず、錦城公園の道ががたがたになっているということにつきましては、錦城公園の遊歩道は、長い間の風雨によりまして土舗装の侵食が進んで傷んでおります。昨年、散水栓ボックスが露出した危険な箇所につきましては土舗装を施し、応急的に改修いたしましたが、遊歩道全体の改修に至っていない状況でございます。誰もが安全・安心して公園を御利用していただけるよう、遊歩道の改修整備をしてまいりたいというふうに考えております。
 次に、尾崎公園の遊具の更新のことにつきましては、尾崎公園の遊具は公園ができたときからのもので、老朽化が進んでおります。既に、危険性の高い遊具は撤去しておりますので、現在残っているのはさびた滑り台のみとなっております。遊具につきましては、できるだけ早く新しいものに更新してまいりたいと考えております。
 最後に、天神公園でボールが使えないことにつきましては、公園は小さなお子様から高齢者まで様々な人々が利用いたしますので、公園内でのボール遊びは危険性があると認識しております。また、ボールが公園の外に飛び出したりして、車や民家に当たることも考えられます。このようなことから、本市では公園でのボール遊びを禁止しておりますので、御理解と御協力をよろしくお願いいたします。
○副議長(西川 潔) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。
 先ほどの天神公園のことで、昨日たまたま別の子が、小さい子も遊べるんやったら、どっかに大きい子の遊べるところと区別するような柵でもこしらえたらどうかということも言ってましたんで、一つの参考としてよろしくお願いします。
 そこで、紹介しましたけども、これを受けて担任の先生は、これが本当に、ただ坂が多いから坂を削ってほしいとか、ただそれだけが本当に高齢者のための幸せになる提案なのか、お年寄りに、高齢者に寄り添った幸せに暮らせるためにという話で、本当にそうなのかということで、次にはまとめてくれました。
 そしてそこで、この中で高齢者としまして一番多かったものは、高齢者の移動手段についてでした。十市、緑ケ丘は、先ほど言いましたけども本当に坂が多いということで、みんな坂のことばかり書いていました。中には、エスカレーターをつけてくれとか、坂に手すりをつけてくれとか、大変なすごい意見も出ましたけども、子供たちのことですんで、そういう思ってることだと思いました。
 その中から質問をしてみたいと思いますけども、高齢者の移動手段としまして、さっきも免許返納もありましたから、買物なんかに不便だとか、移動手段ということでNACOバスを団地内にもっと走らせてくれないかという素朴な話がありますんで、企画課長にお聞きします。
○副議長(西川 潔) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 現在、NACOバスにつきましては、生活バス路線としまして、定時定路線型の運行としており、十市、緑ケ丘地区におきましては、医療センター〜十市〜後免町線が、石土池の南の県道14号春野〜赤岡線経由と、十市公民館前から緑ケ丘2丁目、3丁目バス停を運行する緑ケ丘経由の2系統が交互に運行をしております。
 御質問にあります団地内の運行につきましては、現在の医療センター〜十市〜後免町線とは別に新たな路線として整備するということについては、やはり経費が増大するという課題もございますので、現在の路線を全便、あるいは特定の便において団地内のほかの経路について、路線として活用するということが望ましいのではないかと考えております。地域の皆様にとりましてどのような運行が望ましいかということについて、また利用者や地域の声をお聞きしたいと思います。以上です。
○副議長(西川 潔) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) では、この中で子供がトゥクトゥクというのとか、人力車で走らせたらどうかという話もありました。トゥクトゥクまではいかんけども、中には無人の自動車で走らせてみたらどうかということもありますけども、永平寺町では新しく社会実験として、自動運転を走らせてることがありますけども、それについてちょっと御見解をお願いします。
○副議長(西川 潔) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 県内におきましては、昨年8月21日から28日の8日間でございましたけれども、JR四国、四国地方整備局、高知県、四万十市が、JR予土線の利用促進と沿線地域の産業振興、また持続可能な公共交通の実験を目的といたしまして、自動運転車両を活用した短期の実証実験を行っております。場所につきましては、JR江川崎駅から道の駅よって西土佐までのおよそ1キロの区間で144便を運行をしました結果、対向車との擦れ違いなどで手動操作に切り替えるケースはあったものの、事故などはなくて、安全性を確認できたとの検証結果が報告をされております。地域公共交通におきましては、全国的な運転士不足が課題となっていることから、自動運転車両の導入は今後期待がされております。
 本市におきましても、NACOバスをはじめとする地域公共交通維持確保のためにも、この自動運転車両の地域公共交通への導入は大変意義のあるものと捉えております。現在の自動運転のレベル、また関係法令によりますと、本市の場合、自動運転車両を導入できる箇所というのは非常に限られるかとは思いますけれども、全国の事例等を参考にしながらまた検討していきたいと思います。以上です。
○副議長(西川 潔) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。
 なかなかハードルは高いと思いますが、先ほど御紹介しました特に十市のニュータウンにつきましたら、日中はあまり車も通ってなく、歩く人も少ないということで、利用者という点ではどうかも分かりませんけど、まず交通事故という点の危険性というのはかなり低いと思いますし、道路も整備されております住宅地です。ですから、そのニュータウンの中を、買物客とかいろんな、歯医者さんとかに通うのに社会実験的に自動運転を考えていただくのも一つの、南国市では理想の土地だと思いますけども、ぜひ検討して取り組んでいただきたいと思います。要望して終わります。
 最後に、御紹介しましたように小学6年生ですけども、いろんな幅広い意見といいますか、面白いことを言ってくれました。最後には、みんな要望じゃなくて、みんなでできることは何かないかえと私から言いまして、そしたら、ごみ出しができるとか子供たちは大変前向きな、あるいはプルタブを集めて車椅子を買うてやったらどうかとか、そういったもの。買物の手伝い、僕はこの前買物を忘れちょった人に買物を届けちゃったとか、そういうボランティア精神も生まれておりました。このことにつきまして議会への、議会を身近に感じて、そして行政とはどんなものか、そして税金を集めたらみんなエスカレーターもできるわね。けんど、税金が高うなるぜというたら、いや、それは困ったねとかと言うたり、そういう声もあります。いろんな子供たちも勉強しております。
 そこで、前々から私も提案しておりますけども、子ども議会につきまして何とか前向きに御検討いただきたいと思いまして、最後にお聞きして終わりたいと思います。
○副議長(西川 潔) 教育長。
○教育長(竹内信人) 今日、土居恒夫さんの質問をお聞きしてまして、執行部側のほうが、できませんですとか、困難ですが非常に多かったんで、最後に私に回って、加えてこれはできませんと非常に言いにくい状況に置かれておりますが、十市小学校の6年生の授業に、学習活動につきましては、これは社会科で私たちの暮らしを支える政治という単元がありまして、身近な地域の様子とか住民たちの願いに着目して、人々の願いをかなえるための学習活動だというふうに思っております。子供たちが主体的にまちをよくするための素直な意見でありまして、目のつけどころに驚かされるところもありました。まさに、主体的、対話的深い学びの実践であるというふうに考えております。
 さて、子ども議会についてですが、こういった学習活動の延長線上であれば、子ども議会につなぐことにより学習が深まり、実際に議会に登壇するということによって、臨場感とか達成感とかそういったものもありますし、また学習活動の延長線上ということで考えましたら、代表者一人の利益に終わることなく、全体への広がりや効果もあり、有益であるというふうには考えております。しかし、現状では、学校は授業時数の確保に大変苦心をしておりまして、行事の精選をしておる最中でございます。例えば、試行的に運動会を半日開催にするとか、修学旅行2泊3日を1泊2日にするとか、また一方では平日5時間授業を実施して、ゆとりを持った学校生活をというような試行を現在しておる最中でございますので、新たな行事を今ここで入れるということは大変無理があるように思っております。
 中学校のほうでは、まちづくりとか市政との関わりということで、生徒会活動の年間活動計画の中に、市長とのドリームトークというのが位置づけられておりますし、長年続いておりますので、こういった取組というのは今後も続けてまいりたいというふうに考えております。
○副議長(西川 潔) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございました。
 恐らくそうなると思いましたけども、オンライン議会とか何とかもできるかも分かりませんけども、市長も出ていただいて、オンラインでやるのも一つの手じゃないかと思います。
 これで私の一般質問は終わります。どうもありがとうございました。
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○副議長(西川 潔) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(西川 潔) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 明15日の議事日程は、一般質問であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて延会いたします。
 御苦労さまでした。
      午後2時7分 延会