ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 南国市議会 > 議会議事録

用語検索はこちら


議会議事録

  • 開催別
  • 一般質問
  • 議員提案
  • 市長提案
  • その他
  • 検索
一般質問 令和5年度 » 令和5年 第430回市議会定例会(開催日:2023/06/09) »

一般質問2日目(丁野美香)

質問者:丁野美香

答弁者:市長、副市長、関係課長


○議長(浜田和子) 2番丁野美香議員。
      〔2番 丁野美香議員発言席〕
○2番(丁野美香) おはようございます。議席2番、なんこく市政会の丁野美香です。
 幾つかほかの方と重複する質問もありますが、通告に従いまして順に質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
 まず初めに、コミュニティバスの運行ルートについてです。
 昨年の10月1日より、コミュニティバスと南国市予約型乗合タクシーを利用する際に、運転免許証自主返納者及びその同伴者1名の運賃半額割引制度がスタートしたと思いますが、その後の利用者の人数をお答えください。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 昨年10月から、運転免許証自主返納者への支援といたしまして半額割引の制度を開始しておりますが、その利用者数でございますが、開始から直近の本年5月までの8か月間の実績の数字でございます。コミュニティバスが延べ1,128人、北部山間地域の乗合タクシーで延べ65人となっております。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) まだまだこれから利用者を増やしていくためにも、他市の路線バスとの連携が大事だと思いますが、先日高知市の路線バスが今年の10月から12%減便になると発表されました。南国市のコミュニティバスとの連携に影響はないのでしょうか、お答えください。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 御質問の路線バスにつきましては、とさでん交通株式会社が運行する路線でございまして、高知市を中心に路線バスを12%減便する旨報道がされたところでございます。これに関しましては、6月1日に開催をされました高知県地域交通協議会第1回中央ブロック会におきまして、事業者から計画の説明がございまして、関係する路線の利用者数の減少や運転手不足並びに働き方改革関連法による時間外労働の上限規制等に対応するための減便であるという内容でございました。本市に関係する路線といたしましては、領石線、高岡線、宇佐線、潮見台〜JA高知病院線、前浜〜パークタウン線の5路線となっておりまして、減便数につきましては、平日上り下り合計で、領石線、高岡線、宇佐線については合計5便、潮見台〜JA高知病院線については6便、前浜〜パークタウン線におきましては4便がそれぞれ減便となるということで、その他の便につきましても一部時間調整をする計画とお聞きをしております。
 本市への影響についてでございますけれども、北部山間地域を運行します乗合タクシーと接続をします領石線、高岡線、宇佐線並びに本市コミュニティバスと接続をします前浜〜パークタウン線に関しましては、特に影響はございません。ただ、同じく本市コミュニティバスと接続をします潮見台〜JA高知病院線に関しましては、1便が接続に影響があるということが分かっております。
 こうした広域路線と市内路線の接続におきまして、利便性が低下することがないよう、引き続き交通事業者と連携した上でダイヤの調整を行っていきたいと考えております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) やはり、生活の足として利用されている方も多いと思います。コミュニティバスを利用して高知市のバスに連携して乗車する方や、後免町駅から電車に乗り換えていく方もいらっしゃると思いますが、乗り継ぎをされる方の利用時間の多い時間帯などの連携は取れているのでしょうか、お答えください。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 路面電車に関しましては、特に朝の時間帯は通勤、通学等に多く利用がされておりますので、午前7時台では5分ごと、12便が設定をされております。本市コミュニティバス4路線は全て後免町駅を停留所としておりますので、接続する時間に一定の差はございますが、確実に乗り継ぎが可能となっております。
 また、路線バスにつきましては、高知東部交通株式会社が運行します安芸線と後免町駅で乗り継ぎが可能となっておりますが、こちらにつきましても、事業者の協力によりまして時間調整をいただいておるところでございます。ほかにも、高知市中心部への各路線につきまして、各社のダイヤ改正に合わせまして、スムーズな乗り継ぎができるように調整を行ってまいります。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) スムーズな乗り継ぎができるように、利便性の向上に向けてこれからもよろしくお願いいたします。
 そんな乗り継ぎの中でも、やはり交通機関との連携の一つとして、昨日も西山議員がおっしゃられておりましたが、高知龍馬空港からJR後免駅までなどの新しいルートも必要ではないでしょうか、お答えください。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 昨日の西山議員への御質問にも答弁いたしましたとおり、空港と本市市街地を結ぶ公共交通につきましては、これまでも検討を行ってきたところでございます。これにつきましては、定時運行ではなく、事前予約による交通の導入につきまして、市内事業者と調整を行っておるところでございます。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 事前に予約ということですが、空港利用者の方たちはその辺は把握しているのでしょうか。昨日の高知新聞にも掲載されていましたが、大阪・関西万博が開かれる2025年度には、国際線ターミナルの整備を完成させる方針を決めたとありました。コロナもまだまだ継続はしていますが、5類となり、県外からの観光客も高知県へと、南国市へと来てくれる機会も増えてきてはいます。空港からわざわざ予約を入れないと南国市へと来てもらえないという状況はいかがなものでしょうか。コミュニティバスを活用して、南国市の海洋堂SpaceFactoryなんこくや、後免町の商店街や西島園芸団地など足を運んでもらえるのではないでしょうか。そちらのほうはどういうふうに考えておられるのでしょうか、お答えください。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 議員が言われますとおり、新型コロナウイルスの5類への移行に加えまして、本年5月から高知と台湾を結ぶチャーター便が開始をされるなど、人の流れは大きく変わると思われますので、空港と本市を結ぶ移動手段の確保はより求められるものと考えております。
 先ほど、予約による交通の導入ということで、検討しておるということで御答弁いたしましたが、議員のほうからコミュニティバスを走らすという方法も必要ではないかという提案もいただきました。ただ、空港の発着につきましては大変時間帯も多いですので、それに合わすような便数を定時路線で走らすということについては、なかなか経費的にも厳しいんではないかというところで、現在お手数はおかけするようになりますけれども、予約型の交通ができるのでないかというところで検討をしている状況でございます。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) ぜひとも調整のほうをよろしくお願いいたします。
 あとは、バスが電車などと連携しての利用者が多い朝とか夕方の時間帯のルートと、昼間活用される方のルートも少し工夫をしてみたらもっと利用者が増えるのではないでしょうか。そちらのほうは考えておられるのでしょうか、お答えください。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) コミュニティバスの路線につきましては、これまで何度か路線再編を行ってきましたが、従来からの利用者に影響が出ないよう、以前とさでん交通株式会社が運行しておりました路線を引き継ぎ、現在の4路線を運行しております。各路線につきましては、定時定路線型としておりまして、決められた時刻に決められた目的地へ輸送することで、利用者や運行管理者には分かりやすい交通体系となっております。
 一方で、時間帯により利用者数、また利用目的にも違いがありますので、時間帯による効率的な運行の工夫も必要であると考えております。現在、公共交通空白地の解消に向けまして、エリア型のデマンド交通の導入を検討しておりまして、利用の多い時間帯は定時定路線の運行で、それ以外の時間帯につきましてはデマンド交通とするなど、実証運行も行いながら段階的に本市にフィットする交通体系を構築していきたいと考えております。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 時間帯によってのルートもぜひ工夫をよろしくお願いいたします。
 それから、市役所にバスの停留所を設置していただきたい思いを前にもお願いしましたが、市役所玄関前の掲示板の横の石垣のところに設置して、北側から南側へ、南側から北側へ抜けるようにして、1日2便ぐらいでいいのでそういうことはできないでしょうか、お答えください。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 市役所敷地内への停留所の設置乗り入れに関しましては、市役所敷地内にロータリーを設置するのではなくて、通り抜けのルートにしてはとの提案をいただきました。以前にも答弁をいたしましたが、市役所敷地の北側から出入りする際には、県道の交通量が多いことに加えまして、路面電車の軌道を横切る必要がありますので、安全確保の面から公共交通のルートとしては実現は難しいと考えております。
 今後の路線再編におきましては、市役所南側を東西に走ります高知南国線を活用することとなりましたら、市役所近くに停留所を設置することで、少し歩いていただく必要はございますが、市役所へのアクセスということで確保したいと考えております。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 前回に質問させていただいたときと同じようなお答えをいただき少し残念なのですが、やはり市役所の近くではなく、市役所の玄関前に設置していただき、利用者の方を安心・安全に、ドア・ツー・ドアの便利な行きやすい市役所にしていただきたいです。市長、ぜひよろしくお願いいたします。
 次に、防災について質問させていただきます。
 先日、常任委員会の視察研修で、南国市との姉妹都市でもある岩沼市へ行ってきました。そこで、東日本大震災から12年がたって、復興が進んできている現場を見て感じたのは、地域の皆さんの連帯感がすごくて、特に岩沼市玉浦西地区という地域の方たちのまちづくりには感心いたしました。避難してからも避難所でリーダーとなる方がいて、地域ごと、部落ごとにきちんとまとめられて、避難されている場所が、最初は別々に離れていても集まってこられて、話合いを重ねて、皆さんが納得できるまちづくりをされていました。そのように地域の防災力を高めるためにもぜひお勧めなのが、現在高知市南部の沿岸のほうの地域でやられている、防災&支え合いマップづくりという高知市役所の防災対策本部地域防災推進課も一緒になっての取組があります。地域の方たちと何度も話合いをしながら作成しているそうです。南国市でもそういった取組はされているのでしょうか、お答えください。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 高知市で取組を進めております防災&支え合いマップを拝見いたしました。本市では、災害時の避難支援につなげていただくことを目的といたしまして、要配慮者台帳を作成し、地域の自主防災組織や民生委員、また南国警察署にも情報提供をしております。台帳には要配慮者のお住まいの地図も含まれており、地域によってはその情報を地域での防災マップにまとめて記載しているところもございます。その取組が、今回の防災&支え合いマップに近いのではないかと思いますが、市といたしましては要配慮者台帳を提供するにとどまっております。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 視察研修に行った岩沼市の玉浦西地区のまちづくりを危機管理課山田課長も一緒に視察されたので、課長も分かるかと思いますが、本当に地域の方たちの連帯感がすばらしいほどに取れていて、お会いした玉浦西地区まちづくり住民協議会の方のお話でも、避難所での皆さんの過ごし方や、現在では約380世帯あるという町内会での運営の仕方など、やはり行政の支援と連携が必要で、まちづくりに皆さんが積極的に参加もされているということでした。自主防災の活動に、やはり行政の支援というのは必要ではないでしょうか。ぜひ、南国市でも行政が主体となって支え合いのマップ作りを進めてみてはいかがでしょうか。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 高知市の取組や先進的な取組を行っている地域を参考にいたしまして、本市におきましても取組を進めることができないか、地域の自主防災組織と相談し、研究してまいりたいと考えております。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 最近では、御近所付き合いなどもコロナ禍の間は少なくなっていたと思いますが、先日南国市一斉清掃がありました。そのときに、久しぶりに地域の方たちと顔を合わせて、近況を聞いたり雑談をすることができてとてもよかったです。この二、三年はなかなか皆さんと会う機会もなくなり、御近所付き合いが減少している中、お隣さんや近隣の皆さんの中に、空き家や、高齢になり施設に入所したり、長期入院をされたりなどで在宅していない方もいたりした場合には、災害時の声がけなどにも影響が出てくるのではないでしょうか。やはり、そういった場合や、災害時に避難行動要支援者がいるお宅などの把握も、各地域の方たちがされていると避難もスムーズにできるのではないかと思います。でも、そういったことが個人情報になって、嫌な思いをする方も出てくるかと思われますので、行政の支援があるととても助かり、地域の方たちも安心できるかと思います。行政が入っての取組はしてもらえないのでしょうか、お聞かせください。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 先ほどもお答えいたしましたとおり、地域での要配慮者の情報は、要配慮者台帳として情報提供しているところでございますが……。状況の提供をしているところでございますが、ただしその活用方法についてはまだ十分でないところがございますので、さらなる支援を検討してまいります。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 先日の台風2号が接近したときにできた線状降水帯が発生したときは、南国市でも60ミリを超える雨が降り、南国市だけでなく高知県全域で道路が冠水したり、畑や田んぼなどの農作物にも影響が出て大変だったのではないでしょうか。しかし、こういったことはまだまだ起こり得ることですし、台風も10月、11月頃までは発生もします。地震や津波のときだけでなく、高知県や全国的にも災害級の大雨が降ることがこれからの時期は多くなり、避難しなくてはならない事態が出てきます。御近所付き合いがあれば声がけもスムーズにできますが、コロナ禍で御近所付き合いにもブランクがあり、お隣さんでもお付き合いがないと、家族が何人住んでいるとか分からなかったりします。そんなときに、その地区だけでも分かるように支え合いのマップがあると、町内会長や区長、班長といった方が確認することもできます。ぜひとも、避難する機会が多い箇所から行政が支え、支援して、支え合いマップ作りを進めていっていただきたいですが、いかがでしょうか、お答えください。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 現在の要配慮者台帳の取組を拡張する形で取組を進めていきたいと考えております。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 災害が起きてから、あれもしておけばよかった、これもしておけばよかったというようなことが起きないように、岩沼市での地域のまちづくりや、高知市の支え合いマップ作りを参考にして、もっと行政が一緒になって自主防災組織と連携を取りながら、各地域の絆を深める手助けをしていってほしいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、市長にお聞きしますが、先日の線状降水帯もできた大雨もそうなのですが、ふだんの雨のときにでも道路が冠水してしまったり、倒木の危険性が出てきたりします。これからの季節は梅雨のお天気で、毎日雨が降って地盤も緩んでくる上に、台風も発生してきます。避難を要することもあるかもしれません。
 そこで、先日岩沼市や陸前高田市への視察研修へと行ってきて、やはり南部の沿岸のほう、十市、緑ケ丘地区に防災拠点となるものをつくっていただきたいという思いがますます強くなりました。地域の皆さんの命と財産を守るためにも、ぜひとも早急に考えていただきたいですが、いかがでしょうか、お答えください。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 3月議会でも御答弁いたしましたとおり、本年度中に事前復興対策本部を立ち上げ、発災後の迅速な復旧、復興を目指す事前復興まちづくり計画を策定していく予定でありまして、その策定に当たっては、今後住民の皆様の一定の合意形成を得ていかねばなりませんので、その中で地域防災拠点についても議論してまいりたいと思います。以上でございます。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) ぜひ、よろしくお願いいたします。
 南海トラフ地震やほかの災害も、いつ発生してもおかしくはありません。先日の大雨のときには、十市保育園の園児が災害時に避難所へと行くルートの道路が冠水してしまい、車両は通行止めになり、そこを通って自宅へと帰らないといけない方も、迂回して通らないといけないほどでした。いざ災害が起きたときに、避難もできない状態であったらどうしたらいいのでしょうか。大人でも避難が困難な場合もあるのに、園児を避難させることは到底無理ではないでしょうか。防災拠点となる施設も早急にお願いしますが、十市保育園の高台への移転の話の進展はどのようになっていますか、お答えください。
○議長(浜田和子) 村田副市長。
○副市長(村田 功) 前田議員の御質問にもお答えしましたとおり、十市保育園の高台移転につきましては、運営法人と協議を行いながら候補地の選定を進めております。できるだけ早期の移転に向けて取り組んでまいります。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 十市保育園の高台への移転の話が進んでいることは、大変喜ばしいことです。では、せっかく新しく保育園を建設されるのであれば、防災拠点となる施設を兼ねた建物にしてはどうでしょうか、お答えください。
○議長(浜田和子) 村田副市長。
○副市長(村田 功) 防災拠点も兼ねた施設にの御意見でございますが、現在移転の候補地として検討しております土地は、面積的に保育施設の整備で敷地を目いっぱい使う必要があることが想定されるため、総合的な施設の整備は難しいと考えております。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 現在、十市小学校が避難所となっておりますが、地域の住民の方たちのことを考えても、小学校だけでは到底足らないと思います。十市保育園の候補地の土地の面積的に敷地いっぱいいっぱいになり、防災拠点となる施設を兼ねた建物は難しいということですが、災害時に地域の方たちにも活用していただけるように工夫をして、2階や3階を建設しての防災拠点となる施設を兼ねた保育園との複合施設はいかがでしょうか、お聞かせください。
○議長(浜田和子) 村田副市長。
○副市長(村田 功) 現在検討しております候補地での施設の整備につきましては、その内容は今後詰めていくことになりますが、保育施設として必要なスペースを考えますと、2階についても保育園として活用しなければならないと想定されますので、複合施設の整備は、重ねて申し上げますが難しいと考えております。新しい保育園の整備を行うことになりましたら、ほかの施設と同様、発災時にどのように活用していくかを考えたいと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) それでは、市長にお伺いします。
 最近では、全国でも保育園と高齢者施設とを一緒にした養老複合施設というものも増加していますが、今回せっかく新たに建設されるのであれば、10年後、20年後も地域の方たちも一緒に活用できるように、そしてこの保育園建設に当たって、近隣の皆さんが納得できるように有効的な施設を建設してみてはいかがでしょうか、お聞かせください。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 保育園と高齢者施設を一緒にした施設というのも増加しているということでございまして、それはそれで意義もあるのかなというようには思います。ただ、先ほど副市長から申し上げたとおり、予定されているところの敷地の面積っていうのは限りがありまして、幾らでも建物を高くしても、駐車場とほかのいろいろな要件があります。そういった意味で、今の敷地の面積では複合施設は難しいというように考えております。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 事業面積の予定の中でも、保育スペースとして必要なところのほかにも、防災拠点と共有できるスペースを作っていただき、地域の皆様とも日頃から交流を深める機会をつくったりすることは大事なことではないでしょうか。少子・高齢化に向けて、複合施設はこれからの時代を見据えて必要だと思います。そして、地域の方たちが、集会のときに活動ができる施設、地域のコミュニティー施設としての防災拠点だと、近隣の皆さんにも納得していただくことができるのではないでしょうか。災害時には避難所として運用するように、防災備蓄倉庫はもちろんのこと、マンホールトイレ、今度十市小学校にも本年度設置に向けて進めていただいてるようですので、ぜひ保育園のほうにも考えていただきたいと思います。あと、多目的トイレといったことも考えていただきたいです。
 ほかにも要望を言ったら切りがないですが、これからいろいろと進めていかれると思いますが、何年たっても造ってよかったと皆さんに思ってもらえるように建設していっていただきたいので、引き続きよろしくお願いいたします。
 次に、図書館について質問させていただきます。
 先日いただいた令和5年度南国市立図書館要覧で見ましたが、令和4年度の図書館利用者は、コロナ禍でもありましたが1日平均86人とありました。年齢別の貸出しを見てみると、30代から70代以上の方たちの利用者が多いようで、10代はあまりないようなのですが、10代というと一番図書館を利用する年齢のように思いますが、もっと10代の学生たちに利用してもらえるような工夫は考えていないのでしょうか、お聞かせください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 御指摘のとおり、年齢別の利用者層は30代以上の方や高齢者の方が多く、次に親子で来館され、絵本や児童書などを借りられる小学生以下の子供たちの利用が多い状況となっております。その間の世代である10代の方の利用が少ないのは、学校や部活動などで時間的余裕がないことが考えられますが、現在の図書館に学習スペースが少ないことも影響していると考えられます。10代の方にもっと利用していただけますように、以前からティーンズコーナーを設けて、中高生をはじめとする10代向けの本を集めております。特に、進路や就職について考える時期でもありますので、進路や就職に役立つ本については積極的に収集し、ティーンズコーナーの充実を図っております。引き続き、ティーンズ世代にもっと図書館を利用していただけるように工夫をしてまいりたいと考えております。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 10代の方たちに利用していただくように、ティーンズコーナーの充実を図ってもらえるようでよかったです。引き続きよろしくお願いいたします。
 前に質問させていただいたときに、県立大学や高知大学の学生を中心とした連携を取ってのまちづくりの拠点となる図書館にしたらどうですかの質問に対して、地域の大学生に限らず、高知農業高等学校の生徒さんとも連携した活動をしているので、その中で図書館サービスの提供をしていきたいというお返事をいただきましたが、その後、新しく建設される図書館の準備に向けての連携は取れているのでしょうか、お答えください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) これまで高知農業高等学校の生徒さんに、図書館活動の中で御協力いただいてきておりますが、新図書館は立地がさらに高校の近くとなりますので、様々な形で連携が取れるよう、引き続き情報共有を図っていきたいと考えております。また、大学との連携につきましては、今後図書館のボランティアの在り方などを全体的に再検討する中で、連携の在り方について検討していきたいと考えております。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) やはり、建物が出来上がってから考えていては、いろいろな不満や、こうしておけばよかったということが出てくると思いますので、事前にしっかりと準備をしていってもらいたいですので、よろしくお願いいたします。
 令和2年4月に第3次計画の作成、そして昨年5か年計画の2年目に入ったという南国市子ども読書活動推進計画はその後どのようになっていますか、お聞かせください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 令和2年4月に、第3次南国市子ども読書活動推進計画を作成しており、令和6年度までの5年間の計画となっております。今年度は計画期間の4年目となっており、計画に基づき関係各課と連携しながら、子供の読書環境の充実等に向けた取組を進めているところでございます。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 引き続きの取組をよろしくお願いいたします。
 それでは、現在南国市の図書館に司書の方は何人いるのでしょうか、お答えください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 職員11名のうち7名が司書の資格を有しております。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) 11名のうち7名が司書の資格を有しているのは心強いですね。これから新しく建設される図書館でも、やはり専門的な図書に詳しい方がいると助かるのではないでしょうか。そして、子供の頃から本を身近に感じることも大事なことではないでしょうか。先ほどの御答弁でも、子供の読書環境の充実に向けて取り組んでいくと言われましたが、香美市と香南市では子ども司書養成講座ということをやっていますが、南国市ではどうでしょうか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 香美市と香南市では、小学校5、6年生から中学生までを対象にした子ども司書養成講座を開催し、子供司書として認定を行っているとお聞きしております。南国市では、これまで職場体験学習の受入れという形で中学生を受け入れ、図書館の様々な業務を体験してもらっております。御提案の子ども司書養成講座につきましては、子供たちに図書館に親しんでもらうよい機会にもなると思いますので、今後検討してまいりたいと考えております。
○議長(浜田和子) 丁野美香議員。
○2番(丁野美香) ぜひ、御検討よろしくお願いいたします。
 これから建設される図書館が南国市の皆さんにとって利用しやすい空間となるように、そして小学生からも図書に興味を持ってもらえるように、学校の図書室だけでなく図書館の活用もふだんからしてもらえるような、十代のティーンズコーナーの充実も含めて今後も引き続き工夫をして、他市町村を参考に、そして他市町村から参考にされるような図書館を造っていっていただけるようによろしくお願いいたします。
 以上で私からの質問を終了させていただきます。全ての質問に対して丁寧な御答弁ありがとうございました。