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一般質問 令和5年度 » 令和5年 第429回市議会定例会(開催日:2023/03/03) »

一般質問3日目(土居篤男)

質問者:土居篤男

答弁者:市長、関係課長


○副議長(西川 潔) 19番土居篤男議員。
      〔19番 土居篤男議員発言席〕
○19番(土居篤男) 19番、日本共産党の土居篤男でございます。
 今日、最後の一般質問者になりましたが、いつになく簡単に、単純に質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。
 1つ目に、市長の政治姿勢ということで、この通告書にはこういうふうに書いておりますが、市長1期目をやって2期目に入っておりますが、この1期目をやった中で、南国市の状態をどのように押さえていたか、そしてこの1期目でどういう考えで平山市政の方針を実行してきたか、そして今後どのような南国市をつくっていくか、私どものような後期高齢者も明るい気分で過ごせる南国市にしてもらえるか、そういう角度も含めましてお聞きをしたいと思います。
 2つ目に、農業問題についてでありますが、御承知のとおりロシアのウクライナ侵攻によりまして、飼料や小麦など人間の食料までウクライナは大変な産地でありますが、それが非常に輸出が滞りまして、ロシアの侵攻によって、上がっております。肥料や家畜の飼料の値上がりも大変だと言われております。畜産農業経営を守っていくためにどのようにするか、農業資材も石油の輸入価格が上がっていると思われますので、ハウス園芸農業のビニールも大変上がったと言われております。ビニールであったりポリであったりするそうなんですが、300坪ないし600坪程度のハウスを、あれは毎年張り替えにゃいかんそうですが、大変な設備投資に金がかかるようになりました。
 これらをどのように援助して助けていくか、農業経営を守っていくか、南国市ができることは何かないか、お聞きをしたいと思います。御答弁をよろしくお願いします。
○副議長(西川 潔) 市長。
      〔平山耕三市長登壇〕
○市長(平山耕三) 土居篤男議員の御質問にお答えします。
 まず、どのようにこの1期目をやってきたかということでございますが、1期目の中で、私が中心に上げてまいりましたのは、住む場所の確保、働く場所の確保、そして魅力あるまちづくりという大きな3つを上げておったところでございます。
 住む場所につきましては、もちろん規制緩和ということもございますし、土地区画整理事業ということもございます。そういったことで、住む家を建てれる環境を進めていくということが1つ、そして働く場所におきましては、国営の圃場整備や日章の産業団地の整備、そういったことで、また規制の緩和ももちろんございます。そちらで企業誘致を図るという政策を進めてきたところでございまして、そちらにつきましては日章の産業団地はもうできて、今分譲を進めておるところでもございますし、国営の圃場整備事業につきましては令和2年度に事業が確定し、そして今3地区、久枝、下島、そして能間という3つの地区で工事が進んでおります。
 久枝地区におきましては、この3月、年度内にもう工事が終わるということになっておりまして、続く年には浜改田西部ということも計画されており、着実に工事は進めておるところでございまして、稼げる農業に向けて着実に歩みを進めておるところでございます。
 また、産業振興につきましての規制緩和につきましては、やはりインターチェンジを中心として企業が参入してきてくださっておるところでございまして、そういった面では企業の進出をいただいて企業誘致ということが図られておるということで、そちらに働く方々の確保という、働く場所の確保ということは進んできたと思っておるところでございます。
 また、魅力あるまちづくりという面では、この中心市街地に東西南北の都市計画道路の整備が進んでおりまして、その周辺には海洋堂SpaceFactoryなんこくも令和3年3月21日に開館もしたところでございます。今回の市政報告の中にもありますとおり、10万人を超える多くの方々にもう既に来館いただいておるということでございます。
 そして、地域交流センターMIARE!も昨年4月から運用を開始したところでございまして、この3月末には外構工事も竣工するという予定となっております。それによりまして、5月にはグランドオープンも迎えますし、どんどん多くの皆様に活用いただき、楽しんでいただく、生活を豊かにしていただく、そういった取組もこれからどんどん行われていくことであろうと思います。
 また、都市計画道路周辺、JR後免駅の駅前広場も整備を今後進める、それに向けての都市計画道路は令和5年度にできる予定になっております。その道路の横には新しい図書館も整備がされるようになっておるところでございまして、それによりまして多くの方に魅力を感じていただき、南国市に興味を持っていただいて、南国市に住もう、住み続けたいというように思っていただける、そういうまちづくりを進めてきたところでございます。
 それによりまして、人口の減少を少しでも抑えていくということにつながっていくのではないかと期待をしておるところでございまして、これからもそういった事業を中心に、より南国市の魅力のブラッシュアップに励んでいきたい、努めてまいりたいと考えておるところでございますので、どうぞ御理解をいただきたくよろしくお願い申し上げるところでございます。
 以上、答弁に代えさせていただきます。
○副議長(西川 潔) 農林水産課長。
      〔古田修章農林水産課長登壇〕
○農林水産課長(古田修章) 土居議員の御質問にお答えいたします。
 土居議員が言われますように、ウクライナ情勢や最近の大幅な円安も含めた様々な影響によりまして、燃料用重油はもとより、肥料及び各種農業用資材、また配合飼料、乾牧草等の飼料も高騰いたしまして、農家の経営を大きく圧迫している状況となっております。
 しかしながら、農産物の販売価格につきましては、市場の需給動向に左右されるところが大きいものであり、コストが上昇したからといって販売価格へ転嫁するということは容易ではないと言われております。
 また、酪農におきましても、ホルスタインの雄の子牛が肉用として家畜市場で取引をされ副収入となっておりましたが、飼料高騰による生産コストの膨大から価格が暴落したことで、酪農家の経営を一層圧迫し、特に北海道などでは畜産農家の廃業が増加し、大きな問題となっておるところでございます。
 そのような状況の中、まず農業用の燃油につきましては、施設園芸セーフティーネット構築事業への加入をされている農業者に対する支援を、冬期の加温期間のうち11月から1月末までの3か月間としておりましたが、これを2月から4月末までも同様の内容で追加支援することとし、今議会に補正予算として計上しておりますので、御審議をよろしくお願いいたします。
 また、肥料につきましても、秋肥に対する支援を実施しているところでございますが、春肥に対する支援につきましても、既決予算による実施を予定をしております。
 そして、畜産農家に対する飼料高騰対策といたしまして、国や県の配合飼料への支援も行われているところでございますが、本市におきましては飼料価格の高騰に直面する畜産農家の経営安定と食料の安定供給を図るため、乳牛、肉用牛、採卵鶏、肉用鶏を飼育する畜産農家を対象とした給付金による支援を現在行っているところでございます。
 今後も、地域農業を守る効果的な対策となるよう、関係機関連携しまして、国の動向、対応策等についても注視をしながら対応してまいりたいと考えております。以上でございます。
○副議長(西川 潔) 土居篤男議員。
○19番(土居篤男) 2問目を行いたいと思いますが、市長の市政に関わる問題では、翻って三十数年前の市政からずっと見直してみますと、当時は南国市の財政も大変厳しい状況で、起債残高、借金をどうするかの話ばっかりで、我々も頭の痛い議会でございました。
 けど、最近では安心して市長の答弁も聞けるし、市長も伸び伸びと施策が発表できると、そういう状況、厳しい面もあるよと言いたいかも分かりませんが、昔の厳しい財政状況からいうたら全然異質になって、よい方向で質が変わっております。そういう点は、非常に幸せな時代に市長に就任したなあと。
 昔の小笠原市長から浜田純さんの頃まで財政的には厳しかったと思いますが、昔は財政が厳しいことが頭の中に執行部も議員にもありまして、ああせいこうせい言うのも自然と自粛をせざるを得んと、そういう気持ちで臨んでおりましたが、最近は明るい気持ちで様々な要求も執行部に提案できるし、市長のほうも苦虫をかみ潰したような顔で答弁をすることもありません。大変この議員、執行部もそんなにのどかな議会活動をしゆうがかやと言われるほど緩んでおると思います。
 副市長は頭をかしげてますので、そんなことはないと、財政的には大変な問題がありますよという顔をしてましたが、やっぱり昔からいうとやりたい施策が実行できるという状況だと思います。
 そういう点では、議員側というか私の今の市政に対する要求、要望も、昔からいうたら気楽に提案できると。昔は、そんな簡単に提案できる状況ではありませんでした。市の財政が赤字だという前提がありましたので。
 そういう点で、今の現状の南国市はどういう状況ぜと。施政方針、市政報告の中でもこれからこうしていくんだよということも書かれております。改めて、施政方針に書いてあることをこの場で質問することもないとは思いますが、やっぱりこれから先のこの南国市をこうしたいから市民の皆さん、私に任せてくださいと、安心して任せてくださいという内容での答弁をぜひもう一遍、したではないかと言われるかもしれませんが、聞かせていただきたいと思います。
 それから、農業問題では、困ったことに様々な施策を打ち出しておりますけれども、国内の問題だけではなくてロシアの問題で大変世界の経済に混乱を与えております。そういう点では、農業者も思わぬ現状に直面をしているという状況だと思います。より一層の農業問題への支援もお願いしておきたいと思います。
 これからの南国市の、これからどうなるだろうかということをもう少し具体的に市長の口からお聞きをしたいと思います。
 私も、もう誕生日がきたら80歳になりますので、もう間もなく呼ばれよりますが、そういう点でこの人生最後にいい南国市であるなあと、いい世の中になったなあと、いい市長にも恵まれて南国市政に期待しちょりますというふうに言いたいわけです。ぜひ、夢のある、私の短い将来の老後が明るい南国市でありますことを願っております。いま一度、これからの南国市をどうつくっていくということを、また言わないかんかやという顔をしておりますが、何回でも聞きたいです。よろしくお願いします。
○副議長(西川 潔) 答弁を求めます。市長。
○市長(平山耕三) まず、先ほど申しましたことを補完して申しますと、まちの魅力づくりっていう形では、それはもちろん今まで進めてきたことをさらに着実に進めていかなきゃならないというところでございます。
 先ほどは、街路とか図書館とか大きな箱物を言いましたが、もちろんそういう箱物、豊かに生活ができるその基盤整備ということは着実に進めていくと。それに付随して、今までシンボルロードというのも申し上げてきたところでございますが、そういう中心市街地のにぎわいづくりということを目的に、そういう見た目で楽しさも感じられるまちづくりっていう、魅力づくり、そういったことは、また中心市街地の魅力づくりと、またそちらの周辺の集落拠点施設のにぎわいづくりということで、昨日も御答弁申し上げましたが、規制緩和のそこの検証によりまして、次なる住みやすい環境をつくっていく、各集落拠点のにぎわいづくりということも引き続き進めていきたいと思っております。
 また、それと、その集落拠点と中央部の中心地との結節という面の公共交通というのも重要なこれから施策でございまして、そちらの見直しも今図りつつあるところでございますので、そういった基盤というのをきっちり基盤整備を進めていきたいと思います。
 また、産業振興という面では、今日章の産業団地ができて、今4区画分譲もしくは分譲の交渉が進んでおるところでございます。それを引き続き、全ての分譲地を入居していただくというように進めていきたいと思いますし、新しい産業団地という面では、今そこの候補地を選定もしておるところでございまして、新たな働く場の確保ということを進めるようにもしておるところでございます。
 そういったところで、これから土居篤男議員が常々申しますとおり、人口増を図る施策をせにゃいかんろうがというようにおっしゃっていただいておりますが、なかなか人口増というのは現実的に難しいところもあると思いますので、人口の減少を本当に最小限に食い止めていくための施策を精いっぱい進めていきたい思いますので、どうぞ御理解をお願いします。以上でございます。
○副議長(西川 潔) 土居篤男議員。
○19番(土居篤男) この市政報告にも書かれておりますけれども、市長も言われたように、新しい産業団地も、次の産業団地も考えていきたいということなんですが、やっぱり働く場もいっぱいあって、若い人がどんどん南国市に住み始めると、こういう生き生きとした南国市をつくっていくように期待をしたいと思います。
 先ほども言いましたが、私の年だけは80がきまして、80を超えたら今度は90が近うなっていきます。それだけは、もう何とも元へ戻りませんが、やっぱりそれでも、そういう私の年齢でも、やっぱり南国市が生き生きとした町になっていくなあという確信が持てたら、私も気分がうんとようなりますので、また後免の町へも毎晩飲みに来るかもしれません。給料を全部飲んで、給料日には袋を持って払いに行って、明くる日からまたつけといてという飲み方をするかも分かりませんが、私も若いときにはそういう世の中でした。給料もあのときは倍ぐらいに上がりました。労働組合やってなかったけんど。そういう時代もありましたので、もうそういう時代ではないにしろ、やっぱり我々高齢者も浮き浮きするなあと、南国市におったら仕事は何ぼでもあるし、農業もまた捨てたもんじゃないでよという、そういう南国市づくりをこれからもぜひ目指していくことを期待をいたしまして、もう3問目になったかな、3問目を終わりたいと思います。
 最後に一言というても同じ答弁になると思いますが、なおもう一言、俺は若いから頑張るんだという決意を聞きたいと思います。よろしくお願いします。
○副議長(西川 潔) 答弁を求めます。市長。
○市長(平山耕三) 今、土居議員から大変御期待をしていただいておるというような思いを教わったところでございますが、土居議員のその思いに応えるべく、精いっぱい今の施策を進めると同時に、これからの時代やっぱり安心・安全ということも大切でございますので、南海トラフも徐々に徐々に確率も上がってきておるところでもございますし、流域治水と言われておりますが、豪雨、気象変動にも対応していくようなことも考えていかねばならないところでございます。
 そういったところで、やはり安心・安全なまちづくりもまず第一義に考えながら、あとはにぎわいづくり、皆が楽しんでいただけるような町をつくることによりまして、こちらで、南国市で住むことが本当に喜びを感じられる、こういう豊かな生活ができる、そういう思いを、いつも南国市で住んでよかったと思っていただけるような、そんなまちづくりを進めていきたいと思います。引き続き、御協力をよろしくお願いいたします。答弁に代えさせていただきます。
      (「期待しております。よろしくお願いします。以上で終わります。どうもありがとうございました」と呼ぶ者あり)
          ―――――――――――*―――――――――――
○副議長(西川 潔) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議はありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(西川 潔) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 明10日の議事日程は一般質問であります。開議時刻は午前10時、本日これにて延会いたします。
 御苦労さまでした。
      午後1時45分 延会