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一般質問 令和5年度 » 令和5年 第429回市議会定例会(開催日:2023/03/03) »

一般質問2日目(土居恒夫)

質問者:土居恒夫

答弁者:市長、関係課長


○議長(浜田和子) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 引き続き一般質問を行います。11番土居恒夫議員。
      〔11番 土居恒夫議員発言席〕
○11番(土居恒夫) 11番土居恒夫です。お昼でおなかがいっぱいになりましたので、眠りを誘うような質問になるかもしれませんが、どうかお許しをいただきたいと思います。
 今日も暖かくなって、20度を超える日が続くようですが、桜の花も来週にはそろそろ咲き始め、入学式の日には葉桜になるようなことも言っておりまして、入学式の前撮りの写真も桜の下で撮らんといかんような季節になっております。
 ただ残念ながら、ウクライナではまだ春が遠いようで残念ですが、非常に心を痛めております。
 それから市長にお願いですが、物価対策、非常に物価が高騰しております。いろんな市民が幅広く疲弊もして、物価高に悩んでおりますので、国の動向も見ながら手早く新しい施策を取っていただいて、物価対策もつけていただきたいと思います。
 それでは通告に従いまして質問させていただきます。
 1項目に、シンボルロード等基本構想についてお伺いしたいと思います。
 この基本構想の素案につきまして、先日、議員説明会で説明をいただきました。コンセプトやイメージ図が示されていて、これまで行ってきたワークショップからの提案や広報によるアイデア募集の内容も記載されていました。これを見ますと、いよいよ現実味を帯びてきて、わくわく感が出てきましたが、少し疑問点も残りましたので、担当課長にお伺いしたいと思います。
 この質問は、昨日、西山議員からもいろいろ質問がありましたので、重複する箇所もありますけども、よろしくお願いしたいと思います。
 では、シンボルロード等基本構想の概略につきまして、改めて御説明いただきたいと思います。
○議長(浜田和子) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 都市計画道路南国駅前線、JR後免駅前広場及び新図書館などの町なかの拠点となる施設の整備によって海洋堂SpaceFactoryなんこくや後免町商店街等への誘客を促してまちににぎわいを再生し、居心地がよく歩きたくなるまちづくりを行いたいということからシンボルロード等基本構想の素案を作成いたしました。
 この基本構想の策定に当たっては、JR後免駅駅前広場をAゾーン、JR後免駅から後免町商店街までの都市計画道路南国駅前線をBゾーン、後免町商店街をCゾーンといたしまして、この3つのゾーンエリアそれぞれにつきましてホームページや広報でアイデアを募集するとともに、ワークショップを2回開催し、様々な御意見や御提案をいただきまして、できる限り基本構想に反映をさせていただきました。
 各ゾーンの整備内容でございますが、JR後免駅前広場のAゾーン、まちとつながる駅につきましては、待ち合わせ場所を想定して、目印となるシンボルロードツリーの植樹と休憩のためのベンチの設置を考えております。都市計画道路南国駅前線のBゾーン、歩きたくなるシンボルロードにつきましては、舗装路面はインターロッキング舗装を施し、グリーンインフラの取組といたしまして中央分離帯や植樹帯に芝生を張り、緑を演出するとともに、植樹帯の街路樹は、維持管理が容易な常緑樹を植樹、また、街路樹など植樹帯や植栽ますからのアップライト照明を行いまして、シンボルロード全体が浮き上がるような演出を考えております。後免町商店街のCゾーン、歩行者・自転車優先の商店街の道につきましては、商店街の入り口に看板を設置し、自動車通行帯はカラー舗装等を施し、幅員を狭めて視覚効果により自動車の進入軽減と速度軽減を図りまして、夜間は、夜間通行の安全性向上と節電対策のため光源はLEDとし、ふだんは暖かみのある電球色で商店街を照らし、祭りやイベントのときには、ほかの光色へ切り替えて非日常を演出することを考えております。
 その他につきましては、フィギュアであるとかサイン等の設置を考えておるところでございます。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。
 シンボルロード等基本構想は、令和元年7月に国土交通省の居心地がよく歩きたくなるまちづくりの形成を目指し、国内外の先進事例などの情報共有や政策づくりに向けた国と地方のプラットフォームに参加し、ウォーカブルなまちづくりを共に推進するというウォーカブル推進都市の施策に基づいています。人中心の豊かな生活空間を実現させるだけでなく、地域消費や投資拡大施策、観光客の増加や健康寿命の延伸、孤独・孤立の防止のほか、様々な地域課題の解決や新たな価値の創造につながります。かなり幅広い範囲まで非常に明るい光を差し伸べるバラ色のような施策には思えます。
 そこでお聞きしたいのですが、この南国市シンボルロード等基本構想を読んでみても、私の能力の限界では、なかなか理解ができないようなことが見受けられます。つまり、目的がどうも明確ではないかのように思います。では、この本市のこの構想の目的は何なのでしょうか。また、キャッチコピーとかビジョンなどがあればお聞かせください。
○議長(浜田和子) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 今回の基本構想の目的でございますが、都市計画道路南国駅前線やJR後免駅前広場を整備するに際し、沿道広場や町なか歩きルートを整備いたしまして、歩いて楽しい空間づくりを行うことでにぎわいと魅力のあるまちづくりをすることでございます。
 キャッチコピーはございませんが、今回の基本構想のサブタイトルといたしまして、「緑あふれる“まちなか”の道」としております。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。
 どっかで聞いたようなフレーズで、緑あふれる町なかの道、どうも、そんなに楽しく、るんるんで歩きたくなるような気がしないですが、もっと歴史性のあるものとか、何かそういうものでもつければ、多少なりとも夢が膨らむと思われます。
 そこで、やはり、シンボルロードですから、せっかく夢を語るには、もっといいキャッチコピーも必要じゃないかと思いまして、いろいろ先行事例を調べてみますと、例えば長野県の小布施町では、目標は景観形成、地域資源によるにぎわいづくりでという事業名で、「栗と北斎と花のまち“おぶせ浪漫空間”の実現に向けて」と書いてあります。
 小布施町は、葛飾北斎が83歳で訪れて、約5年の間に屋台とか寺院の天井画とか大変すばらしい、いわゆる北斎の最後の集大成をこの小布施町で花を咲かせております。そのゆかりの地と地元産の栗、そして花をコンセプトに取り組んですばらしい結果を残し、観光客も大変多くなって、すばらしいまちづくりをしております。
 では、具体的に、それぞれのゾーンにつきましてお聞きしたいと思います。
 まず、Aゾーンの後免駅前広場の件ですが、駅前広場として整備される範囲ですが、現在、線路沿いにあるJRのパーク・アンド・ライドの駐車場までも含まれるんですか。
○議長(浜田和子) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 線路沿いの駐車場は駅前広場の整備範囲には含まれておりません。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) それでは、やはり必要なのはトイレになると思うんですが、現在、トイレはJRの駅しかないんですが、新たにトイレは整備するんですか。
○議長(浜田和子) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 今のところ、トイレにつきましても、つくる計画にはなっておりません。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) 先ほど説明では、あそこで会うて、駅前で待ち合わせをしたりというふうな非常に夢のあるような駅前広場という思いがあるんですけども、トイレなんかJRのトイレは2階へ上がって改札口に入って、わざわざ行かないといけないようなトイレになっております。将来的なことでありますが、トイレをつくるとなったら大変な金額になると思いますけども、何か手だてがないもんかと思います。
 それでは、橋詰市長の時代からお願いしておりました西側の駐輪場の屋根の件ですが、今回の計画には、あの駐輪場に屋根はつけていただけるような予定になっておりますか。
○議長(浜田和子) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 屋根つきの駐輪場につきましては、第2期南国中央地区都市構造再編集中支援事業の中に組み込みまして整備してまいりたいと考えております。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) 第2期は令和5年度から9年度ですか、長いですが、令和5年度というのは、すぐ直近なんで、新しい年度の始まりなのか、お尻なのか、そこのあたりはどの辺か分かれば、お聞かせ願えたら。
○議長(浜田和子) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 令和5年度の計画変更に上げまして、できれば6年度に予算化したいと思っています。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) 分かりました、6年度の予算ということで、よろしくお願いいたします。
 そこで、駐輪場とも関係して、次の質問にも関係してくるんですが、JRの後免駅の乗降者についての調査などがありましたらお聞かせ願いたいと思います。例えば学生とか通勤者などとか、詳しく分かればお聞かせ願います。
○議長(浜田和子) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 学生、通勤者別の利用者は分かりませんでしたが、学生、通勤者を含めた全体の後免駅の1日当たりの利用者数でございますが、令和元年度では3,784人、令和2年度では3,312人、令和3年度では3,412人の方が御利用されております。以上です。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) 詳しくは分からないとは思うんですけども、私の調べですから不確かかも分かりませんけども、この後免駅というのは、四国の中でも7番目ぐらいの乗降者が多いような駅だと調べたときにはありましたけども、大変乗降客の多いもので、多いときには六、七千人とかというときもあったみたいですが、先ほど駐輪場も取り上げましたけども、駐輪場に置いてある自転車を見ますと、かなり自転車で通勤通学されてる方が大半ではないかと思われます。
 そこで、ちょっと不可解になってきたのが、次に、Bゾーンの都市計画道路南国駅前線なんですね。つまり、自転車の利用者をどうも考えてないような道路になってる計画ですね。構想には、歩きたくなるシンボルロードとうたい上げていて、また、補足説明には、自転車でも走りやすい、続いて歩いてみたくなる道であってほしいと、全く矛盾した構想にもなっております。
 国土交通省は、バリアフリー法で歩行空間のユニバーサルデザインの推進をしております。また、自転車は道交法第2条第11項において軽車両に該当するものとされています。そして、改正道路交通法の施行により、今年4月1日からは自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されております。これからも分かるように、歩道を歩行者と自転車利用者双方が気持ちよく声を掛け合う姿、これはなぜかというと、構想の冒頭に詩が出てきましたけども、こういう気持ちよく声を掛け合って道路を通っていくような姿は、どうも想像できないわけですね。特に朝の通勤とか通学時に、不幸にも起きるような事故は想像したくありませんが、どうも専用道路の構想を見ますと、そのあたりの考えがないようですけども、ここで自転車専用道路について設けたり、あるいは、なぜここにないのかということをお聞かせ願います。
○議長(浜田和子) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 土居恒夫議員の言われるとおり、自転車は道路交通法上、軽車両でございます。道路の左側を通行することが原則となっております。そしてまた、最近では、歩道における歩行者と自転車の事故のニュースをよく耳にすることがございまして、歩行者は、自転車の歩道通行を危ないと感じていると思っております。このことから、歩行者と自転車の安全を考慮いたしますと、歩行者と自転車が交錯せずに通行できるよう自転車専用通行帯などを設置することが望ましいと考えております。
 しかしながら、道路の幅員構成などにつきましては道路構造令に基準がございまして、南国駅前線は道路区分第4種第1級の4車線道路に該当いたします幅員は25メートルの道路で、基準を満たしておるところでございますが、自転車専用通行帯を設置する場合は、現在の幅員25メートルでは足らなくなり、基準を満たさなくなってしまいます。
 また、南国駅前線2工区につきましては幅員25メートルで都市計画決定し、事業認可を受け、既に用地買収も完了いたしておりますので、自転車専用通行帯を設置するのは難しいと考えております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。
 大変残念ですが、最近、自転車を利用したツーリングコースとか、いろんなまちを自転車で行くような、県も、この自転車によるツーリズム的なものも推奨しております。せっかくいい道路ができたのに、自転車通行の区分がないというのは残念ですが、ただ、例えば歩道につくるというか、分けてサインだけでもやるようなことはできないんですか。
○議長(浜田和子) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 現在、25メートルの幅員では足らないんですけれども、これを歩道を少し潰してといいますか、植樹帯とか潰して広げれば、何とかできないこともないんですけれども、そうしますと、植樹帯であるとか、そういったものまで影響してますので、なかなか難しいのではないかと思います。ただ、サイン等については今後検討していきたいと思います。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ぜひお願いしたいと思います。
 先ほども言いましたけども、不幸にも自転車による事故もありますんで、急いでるときに、かなりのスピードで慌てて行ってるときに事故っていうのは起きる可能性が非常に高いと思いますので、できたら、そういう優しい道づくりということを手がけていただきたいと思います。
 では、この新図書館への入り口はどうなっていますか。昨日も答弁がありましたけど、改めてお願いいたします。
○議長(浜田和子) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 都市計画道路南国駅前線から新図書館に歩行者や車両が安全かつスムーズに進入できますように、信号機と横断歩道を設置する予定でございます。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) そして、今度は、いわゆるCゾーン、後免商店街へのものですが、ここでも不可解なのが、歩行者と自転車の優先の商店街の道との表題がついてます。これも、いわゆる混合で自転車も走りなさい、しかも、自動車も走るようなこともありますよね。本当にこれで、ふだんの道で快適にみんなが、子供が遊べる通りであってほしいと書いておりますけども、そのようなことができるんでしょうか。
 この書いている部分は、何かこの事業を取るために、わざわざ付記されているようなものも疑わされますけども、ここもせっかく、いわゆるウォーカブルなまちづくりという看板を上げているのであれば、駐輪場なども必要ではないかと、こういうことも思いますけども、商店街での危険回避をどのように考えられておりますか、お答え願います。
○議長(浜田和子) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 後免町商店街は歩行者と自転車が交錯いたしますので、自転車の通行には十分気をつけていただきたいとは思っております。
 今のところ、商店街には駐輪場を整備する構想にはなっておりませんので、自転車で中心市街地を訪れられる方は、JR後免駅の西側に駐輪場を整備いたしますので、そちらに自転車を置いていただいて商店街を散策していただければと考えております。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。
 そこなんです。駐輪場の件ですが、駐輪場っていうのは、今もう満杯なんですよね。新しく設けて、じゃあ、あそこも広くして整備されますか。
○議長(浜田和子) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 現在、都市整備課で考えている案でございますけれども、その隣に都市整備課が管理しておりますモニュメントが置いてある公園がございます。あそこを新たな駐輪場として考えております。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) 南側のあれですか。じゃ、全部潰すというか、そういうことですか。じゃあ、よかったらトイレも取れますわね。まあええか、それはいいです、分かりました。
 今、あちこちへ行きますと、全国でもレンタル自転車とか、そういうこともやったり、自転車でまちを散策するということもありますんで、そのようなことができれば、併せて考えていただければありがたいと思います。
 そして、一番問題になるのが、昨日の西山議員にも説明をされたような、いわゆる後免町商店街の東西に分かれる件ですが、私も現地へ行って歩いてみますと、わざわざ商店街から北へ行って、図書館ができるであろう信号機の前の横断歩道を渡って、ぐるっと戻ってきたりしました。これ大変不便な状態になると思いますけども、県警との協議で難しい状況になったことを聞いておりますんで、せめて私からお願いですけど、あの中央分離帯は常時閉鎖のような形を取るのではなく、日吉神社の祭りとか、あるいは僕が提案もしたいと思いますけども、社会実験で歩行者天国のようなことができるのであれば、その間だけでも一時的に、例えば、ふだんはアンパンマンの何かでフェンスをしといて、それを取り払って通行できるような、中央分離帯を一時切り離して、そういうふうなことはできないんでしょうか。
○議長(浜田和子) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 現在、中央分離帯につきましては、バリケードで周りを取り囲むように設置する予定をしております。ですので、バリケードを設置するだけでございますので、例えば、そういった日吉神社のお祭りのときなんかはみこしが通るようでございますので、そのときには警察との協議になりますけれども、一時的に開けれるような中央分離帯と。
 それから、これも警察との協議になりますけれども、そういった歩行者天国にできるようなことも今後は検討していきたいと思います。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。
 ぜひ、あまりバリケードみたいな不粋なんでなくて、そこにアンパンマンとか、子供が喜ぶような、そんな絵でも描いて、ふだんは封鎖しておくようなことを取っていただきたいと思います。
 これは、一番重要課題ということで市長の公約にもあります。これには後悔のないように取り組んでいただきたいと思います。ものづくりサポートセンター、いわゆる海洋堂の集客力というのは大変すばらしいものがあるんですけども、せっかく新しい道路ができれば、そこにマルシェを出してみたり、催物を増やせば、例えば土讃線の車窓から、駅前広場で何かやってると思わせることも大事だと思うんですね。
 最近の駅前広場をつくる考え方というのは、そこに遊具を置いてみたり、車窓から見て、あそこで子供たちが遊んでる姿とか、そういうふうなのを連想させて、一度はそのまちへ降りてみたいということを想像させるような考え方も大変必要じゃないかと思いまして、一番最初の、例えばJRの駐車場の辺りまで土地も再開発に利用できないかという質問もそこにあったわけですけども、フェンス間際まで広がれば、車窓から見て、後免ってすばらしいなと連想させるようなイメージづくりも必要だと思って提案もさせていただきました。
 官民が一緒になって居心地のよいまちづくりに向けたグランドレベルデザインを取り入れて、シンボルロードを核としたまちづくりにしてもらいたいと思います。今までのシンボルロードにつきまして、市長の御見解がありましたらお願いいたします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) いろいろと土居議員には御心配もおかけし、御提案もいただき、誠にありがとうございます。
 このシンボルロード、私、選挙当時から、市長になるときから、にぎわいのある魅力的なまちづくりを行う、また、その核としてJR後免駅から海洋堂SpaceFactoryなんこくへ向かう、その通りを中心に、にぎわいのある通りにしたいということで、人が行き交い、また、昔の後免町が想像できるような、そういった環境にしていきたいなというのが、今回のこの構想の思いでございまして、そのためには、いろんな材料も必要だと思います。
 先ほど土居議員も御提案いただきました遊具というのもありましたが、まず一つは、図書館という大きな施設もつくる予定になっておりますし、そこへ人が行き交うということは、まず一つできるのではないかと思っております。
 そこと、また海洋堂というルートもあり、また、昔からの参道でありました後免町商店街ということもございます。そちらを、徐々に徐々に行き交う人が増えることによりまして、また、そちらの商店街の活性化ということも同時に起こっていく、いい循環ができればというようなことも思っておるところであります。そのためには、どういう魅力をそこへ付け加えていくかということを知恵を絞りながら、また、昨日の西山議員の御提案もございましたが、そういったことも参考にして考えていきたい、進めていきたいと思いますので、どうぞ今後とも御協力をよろしくお願い申し上げます。以上でございます。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。本当に、しもうたということのないようにやっていただきたいと思います。
 そこで、最後に私からの提案ですけども、やっぱり、魅力づくりに必要なのは、どうもシンボルツリー、あと植樹ですが、私が思ったのは、シンボルツリーとしてホウオウの木とか、これやなせたかし先生が非常に好んだ木であります。シンボルツリーとしてホウオウの木を樹形がどうか分かりませんけども、大変高くなるような木なんで、花も咲かせます。それもどうかなと思って。あと、道路沿いの植樹は、ミモザとか、今頃、大変きれいに黄色い花が咲いて、あれが一面にざあっとなれば、大変きれいだと思います。しかも、ミモザは、そんなに落ちて歩道を汚したり、そんなことはあまりないと思います。そんなもので、ミモザなんかが私の一案でございますけども、参考に願えたらありがたいと思います。
 そして、この項の最後に、せっかくやるなら、今、国交省も最近、水辺を生かしたまちづくりというメニューもあります。ですから、舟入川の水を取り入れて、その横にカフェをつくるとか、やはり飲食が大事なんで、人が来るには飲食とか、そういうのがないと来ません。ですから、そこまで歩いていって、図書館の下へ降りたら、そういうカフェがあり、水辺を楽しむような空間をつくっていただいて、そして、商店街、海洋堂へ行って、最後にはMIARE!へ行くとか、図書館へ行くとか、ぐるぐる回っていただくようなものが必要だと思いますんで、この国交省の分で水辺を生かしたまちづくりというのを御参考に勉強していただいて、せっかくの起爆剤ですので、ぜひともよろしくお願いしたいと思って、この項は終わります。
 次に、2項目めですが、ちょっと事業提案をさせていただきたいと思います。
 まず1点目は、高齢者の骨折予防事業です。
 骨折を防ぎ、まちに出ようという文字が新聞か雑誌で目に入ってきました。早速これを調べてみますと、千葉県の山武市といいまして、山に武士の武と書いて山武というところですけども、山武市が取り組んでいる高齢者向けの事業なんで、高齢者の骨折を防ぐプロジェクトは、高齢者の医療費の負担を軽減すべく、2021年度から3か年計画で筑波大学と連携・協力協定を結んでいます。
 この山武市が事業を導入した前提には、2016年度より2020年度の5か年間を調査したところ、5年間の医療・介護費データの分析結果から、転倒骨折による長引く入院費用が健康保険の支出を圧迫していることが分かったようです。
 そこでお聞きしますけども、本市の転倒骨折による入院費などの因果関係などが分かればお聞かせください。
○議長(浜田和子) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 南国市後期高齢者医療被保険者の入院費を高知県国保連合会データベースから疾病別医療費で抽出いたしますと、転倒によるものかはさておきまして、骨折という分類でございますが、男性が、令和2年度7,782万2,600円で疾病分類中第7位、令和3年度8,964万3,900円で第6位、続いて女性でございますが、令和2年度3億5,349万7,900円で疾病分類中第1位、令和3年度3億164万3,300円で、これも第1位なっております。また、被保険者1人当たりに換算いたしましても、全国比で20%から40%ほど高くなってございます。以上です。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。
 これは課長、これには、ここからの入院をされたというのは分からない。これはあくまでも骨折ですよね。
○議長(浜田和子) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 医療費の中から入院費用をデータベースから抽出してますので、入院費用を疾病別医療費で分類したもので、金額とランクづけを申し上げました。通院に係る部分は、今の中には含まれてございません。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。
 そういう疾病名ですから、たしかそうですけども、ここから寝ついてしまうということが一番の、まずここが心配なことは心配なんですけども、それはさておきというか、今回の事業の取組を紹介しております。
 これは、先ほどの山武市の分は、筑波大学との連携・協力協定によって、事前に転倒骨折の予防や管理ができないものかと考え、この市の重点事業として認定されております。では具体的に、このメニューについて御紹介しますと、まず測定ですね。測定会場では、握力、視力、聴力、嚥下、そして転倒しにくいバランス保持力、骨密度検査のほか、指先の器用さとか起立、姿勢、歩行検査など生活に必要な機能を測るもので、保健師や理学療法士もこれに加わって検査をするようです。
 このような取組は、同じようなことが本市でも行っておられると思いますけども、具体的にどのようなものがあるか、お聞かせください。
○議長(浜田和子) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 全く同じものというわけではございませんが、現在、南国市ではフレイル予防といたしまして、フレイルチェックを実施しております。部位別筋肉量、握力、そしゃく力、饒舌度、ふくらはぎ周囲測定、片足立ち上がりテストなどのほか、イレブンチェックと称する栄養、口腔、運動、社会性等の項目を11項目チェックするなどを実施してございます。これは委託先は南国市社会福祉協議会、地域包括支援センターでございますが、実際、その場その場での運営は、養成講座を修了した住民、フレイルサポーターの方主体に行われてございます。
 これは転倒予防に特化したものではございません。また、これとは別に、高齢者健康増進事業といたしまして貯筋運動、貯金の金が筋肉の筋ということでございますが、まほろばクラブ南国に委託して実施してございます。この教室は、健康運動指導士の指導により、主に体幹や下肢筋肉群の維持強化のための運動を行ってございます。以上です。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。
 もちろん、骨折予防に直接つながってないということは思います。この山武市なんかが非常に面白いのは、聴力なんかも検査してるわけですね。聴力というのは、補聴器の問題もありますけども、まず補聴器協会なんかが調べてみますと、ほとんどの方が聴力検査をしてない。聴力検査をしてなく、分かるのは嫌だと。だから、補聴器をつけないとかということにもつながってるようなんで、できたら聴力だけをお医者さんに行かない人がかなり多いらしくて、ですから、この聴力を取り入れるということもメニューの中に入っていくことも大事なもんなんですよね。
 ここで、市の取組は大変多岐にわたって、すばらしいメニューがあるんですけども、山武市では、この転倒骨折予防プロジェクトの違いはどこにあるかということなんですよね。今言いましたいろんな検査を測定した後に、栄養士の指導のようなものではなく、普通に相談じゃなくて、体の心配事や趣味、興味などの話を聞き、その人の生涯現役につながるような提案もしながらするような相談コーナーを設けてるようなんですよ。それだけじゃなくて、今度はそこに図書館が加わって、相談コーナーの後に本を展示して、その相談員の方と、こういう本を読みなさいとか、一人一人の興味を引き出して、趣味の本やら健康の本などを紹介して加わってるということが、ほかとないような面白い取組だと思いまして、この事業を考えていただけないかという提案になっております。
 では、このプロジェクトに関してのお考えをお聞かせください。
○議長(浜田和子) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 本市では令和5年度より、医療保健の保健事業と介護予防事業を一体的に実施することとしておりますが、御紹介のあった事例は、それにとどまらず、生涯学習部門とも連携が図られておるとのことで、一歩も二歩も先を行っている事業であると思います。
 南国市立図書館に相談をいたしましたが、図書館のほうでは、乳幼児健診時に絵本をお渡しするブックスタート事業や学校への授業支援貸出し、放課後児童クラブへの配本、出張お話し会と出張図書館などを実施しておるということでございました。
 読書の有用性は、決して児童生徒に限ったことではございません。高齢者にも有用なものだと思われるわけでございますが、御紹介の事例のような活動を実施するには、人的な問題や、例えば、そこで本を貸し出した場合、返却の問題等、研究すべき課題もございますので、今後、生涯学習課とも協議をしてまいります。以上でございます。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) そうなんですよね。図書館も大変な状況になっておりますんで、これ以上、人手を割かれるということは難しいかも分かりませんけども、ぜひ参考に考えていただきたいと思います。
 では、この事業提案の2点目に、人財バンクということを提案したいと思います。
 人財バンクの財は人材の材ではなくて、いわゆる宝物の財ですね。
 第4次南国市総合計画に、市民との共生による協働のまちづくりの確保を図り、市民参加の向上に努めますとありますが、主にどのような取組があるか、教えていただけますか。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 市民と行政の協働のまちづくりにつきましては、市立公民館単位の地域活動につきまして、公民館運営組織や地域活性化のための自治活動団体、また、健康づくり活動団体など地域の地縁組織・団体と連携して取組を進めております。また、地域内におけます自治会の活動といたしまして、自主防災組織や環境美化活動、福祉活動などについて御協力をいただきまして、その活動支援も行っているところでございます。
 平成28年度からは、地域の課題解決や活性化に向けまして、学生が主体となって企画立案した活動に対して支援をいたします南国市学生まちづくり協働事業費補助金を設けておりまして、これまで地域と協働した10件の活動が実施をされておるところでございます。以上です。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。
 いわゆる地域活性化のための自治活動団体とかへの補助とか学生まちづくり協働事業というのが主な事業であると思いますけども、今度、この提案をさせていただきましたのは、生涯学習だけでもなく、まず、市が人材を把握しながら、各講座とかそのような団体、サークルなんかのときに、その人材の人を紹介するという、あくまでも、せっかく南国市の御出身とかという方とかOBの方を、南国市におられる方のいろんな知の財産とか技能財産とかをフル活用して南国市のまちづくりに働く。働くってのは大変失礼なんですけども、せっかく培ったそのようなものを生かしていただけたらなあと、そういう組織づくりをつくりたいと提案したものです。
 仕組みは、まず、分野ごとにバンク登録をしてもらいまして、登録者は、利用希望者の求めに応じて業務を行い、研修会や講演会あるいは利用団体の希望によりいろんな助言とか指導とかをしてもらうことにあります。実施の団体により差はありますけども、業務に当たって発生する交通費とか材料費、謝金等も負担をもらったらいいと思いますけども、このことにつきまして感想がありましたらお聞かせください。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 土居議員から御紹介いただきました人財バンクにつきましては、多岐にわたる分野におきまして、豊富な経験や専門的な知識・技能を有する方を人材として登録をしまして、その経験や知識等を必要な方に提供していくというものであり、市民活動の活性化や市民参加のまちづくりに寄与するものであると思います。有益な取組であるというふうに感じました。
 市内では、既にこうした経験や知識を生かして、それぞれの地域で活躍されている方は多いと思いますが、この登録制度を設けましてオープンにすることで、さらに活躍の場を広げることにもつながるのではないかというふうに思っております。以上です。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) 思っておりますだけじゃなくて、ぜひこのようなことも前向きにやっていただきたいとは思うんですけども、すぐにやりましょうというわけにはいかないと思います。この人財の財にこだわったことは、読んで字のごとし、その人の持ってる、先ほども言いましたけども、豊富な経験・知識は財産となってるわけです。その財産を本市のまちづくりに参加してもらって生かしてもらえば、これほどありがたいことはないでしょうか。
 利活用は、利用者にやってもらうだけじゃなくて、例えば各種の市の審議会とか各委員会とか、その辺の参加へも呼びかけてみて、御提案いただくとかというのも非常にいいことではないかと思います。また、市内在住者だけでなく、南国の出身者、いわゆる県外の方にも参加してもらうこともいいんじゃないかと。ふるさとへの恩返しという参加でしてもらえるのではないでしょうか。
 まちづくりにおいて、市民の思いと行政にギャップがあれば、市民の心は離れていきます。そのためには、様々な人の話を聞き、キャッチボールをしながら進めていくのが大切であろうと思います。そのためにも、この人財バンクという事業を展開してまちづくりに生かしてもらうことを提案したいと思います。
 次に、3点目に、質問書には「マス」が抜けてますけど、すいません、バイオマスですね、バイオマスプラスチックのごみ袋について提案をしたいと思います。
 昨年4月からプラスチック資源循環促進法が施行されました。この法律により市と市民にどんな影響を及ぼすのか。そして、まほろばクリーンセンターへの影響についてお聞かせください。
○議長(浜田和子) 環境課長。
○環境課長(高橋元和) 御質問のプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律は、海洋プラスチックごみ問題、気候変動問題、諸外国の廃棄物輸入規制強化等への対応を契機としまして、国内におけるプラスチックの資源循環促進の重要性が高まったことを背景に、議員申されましたように、令和4年4月に施行されました。
 この法律において、製造事業者はプラスチック製品の減量化を求められ、販売事業者は使用済みプラスチック製品の自主回収や再資源化を、また市区町村は、プラスチック使用製品廃棄物の分別収集により再商品化等を目指すことになっておりますので、市では分別の基準をつくること、そして、再商品化計画作成や分別収集に係る経費などの負担が増えることが想定されます。また、市民の方々には、それに伴いまして新たな分別の手間が増えることが予想されております。
 そして、この法律の導入によりまして、まほろばクリーンセンターにおいてはどうなるかとの御質問でございますが、焼却場には、現在、様々な種類のごみが搬入されております。ごみを焼却炉に投入する前に、できるだけごみ質を均一化して安定燃焼ができるようにする必要があることから、ごみクレーンでごみ袋を持ち上げて、それを落として、その衝撃でごみ袋を破り、ごみを攪拌しております。また、この作業を繰り返しておりますので、そのためにも、指定の可燃ごみ袋は、力を加えると破れやすくしております。
 このプラスチック資源循環促進法の取組を進めていくことで、プラスチック使用製品廃棄物のごみが減少することになりますので、焼却時の発熱量の高いプラスチックごみが減ることになりますので、状況に応じて焼却炉の安定燃焼につなげていくように燃焼管理をしっかりとしていくことが大事になってくるかと思います。
 また、現在、焼却ごみによる熱で発電しまして施設内の電力を賄い、余剰電力を売電しております。プラスチックごみが減ることでバイオマス比率というものは上昇いたしますが、発熱量は下がりますが、全体として売電単価が上がりますので、売電収入が増えることも予想されております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。
 いろんな様々な問題があるんですけど、今回、大変単純な提案でありますけども、地球温暖化の原因であるCO2の排出量を減らせるのがバイオマスプラスチックの最大のメリットと言われてます。従来の石油由来のプラスチックは、焼却処分するとCO2を発生します。バイオプラスチックもCO2は発生しますが、植物原料のため、光合成で同じ量のCO2が吸収されます。そのため、CO2の排出量と吸収量の総量がプラス・マイナス・ゼロとなり、高いカーボンニュートラル性を発揮するわけです。
 そこで、この温室効果ガスの削減あるいは石油資源の節約、そして、市民の環境と意識向上を目指して、植物由来の素材を原料としたバイオマスプラスチックごみ袋の導入を提案したいと思いますが、どうでしょうか。
 ただ、せっかくごみ袋の値下げをしたばっかりで、こんな点を提案するのもどうかと思いますが、地球環境のことを考えてと思いまして、よろしくお願いします。
○議長(浜田和子) 環境課長。
○環境課長(高橋元和) 指定ごみ袋へのバイオマスプラスチックのごみ袋の導入についての御提案でございますけども、導入には、やはり生産コストの増加が見込まれます。現在、指定のごみ袋につきましては、香美市、香南市とともに共同発注をしておりますので、この3市で足並みをそろえていく必要がありますので、バイオマスプラスチックごみ袋の導入には、この3市で構成しております環境行政連絡協議会に諮り、共通認識としていく必要があると思われます。
 以上でございます。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。
 それでは次に、気になる課題ということで、今までも気になる課題ではないかと言われますと、気になる課題ばっかりですが、特に早急に対処していただきたいというものがありましたんで、次の質問に入りたいと思います。
 まず、生涯学習課長にお伺いする前に、今年の1月にMIARE!でスタインウェイの、いわゆる試奏会といいますか、弾き語りのことをやったと思うんですけど、何人でどうだったかということをお聞きします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) MIARE!においてスタインウェイピアノの試奏会を令和5年1月25日から31日までの7日間行いました。広報なんこく令和5年1月号でピアノを弾ける方を対象に募集を行ったところ、最終的に17組37名の参加がございました。
 参加者の年代は、10代から60代までの方で、試奏会の感想は、グランドピアノを弾く機会がそもそもないため定期的にやってほしいや、音の響きがよかった、もっと弾きたかった、音が他のピアノと違う、とてもよかったと好評でございました。大変好評なイベントでございましたので、来年度も同様のイベントを検討したいと考えております。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。本当に一生弾くか、弾けないかというピアノでございますんで、ぜひとも有効活用を今後ともよろしくお願いいたします。
 では1点目に、公民館の使用料減免措置についてです。
 1月の終わり頃、生涯学習課より封書が届きまして、これを読んでみますと、南国市公民館減免規定及び使用願の改正についてという依頼文書でした。確かに公民館の維持管理には多額の費用がかかっていることは分かっておりますが、あまりにも突然で困惑している使用者もいるということで相談が寄せられました。ここに至った経緯についてお聞かせください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 南国市内には市立公民館が17館ございます。以前から各公民館長より相談をされていたのが、公民館の使用料について、取る団体と減免団体の判断が難しいため南国市で基準を決めてほしいとの内容でした。また、大篠公民館につきましては、古い建物は解体され、南国市地域交流センターの2階に移転をした関係で、公民館の使用料の減免規定の一部改正を行いました。主な改正内容は、4号規定にありました社会教育または公共の事業のために行う事業で使用する場合を、公共の事業またはボランティア活動その他の社会貢献活動を行う個人もしくは団体の当該活動で使用する場合に改正したことと、6号規定、前各号に掲げるもののほか、教育委員会が公民館条例第5条第1項に規定する南国市公民館運営審議会と協議し、必要と認める場合を追加したことであります。
 改正のポイントとしましては、第1点目が、受益者負担の原則から、使用料は基本的に頂く。その代わり、ボランティア活動や社会貢献活動を行う場合は減免とするということと、2点目が、教育委員会が公民館運営審議会と協議し、必要と認めた場合には減免とするということを追加したことであります。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。
 その中でも、どうも公民館長にお聞きしてみますと、ここは減免でないかとか、それの決定に至るまでのやり方、例えば、あるところでは、そこの公民館の運営審議会で話し合って決めるとか、いろんなところがばらばらになってるようですけども、ここはひとつ統一をされるようなお考えはありますか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 公民館の使用料の減免規定につきましては、南国市立公民館、多世代交流施設及び防災コミュニティーセンターの設置及び管理に関する条例の施行に関する規則によって定めております。また、判断に困る事例が発生しましたら、公民館運営審議会と協議をして決めていきたいと考えております。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) 分かりました。
 では、結局、各公民館で決めるというか、持ち寄ったものを南国市の公民館運営審議会で決めるということでよろしいですね。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) まず、公民館運営審議会のほうから案を出していただいて教育委員会のほうで決定するということになると思われます。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) 分かりました。
 そこにもタイムラグがあってはいけないので、例えば申請書を2月ぐらいにやって、新しい4月のスタートには減免か、減免でないとかが分かるようなことで、ちゃんとタイムラグがないようにお願いしたいと思います。
 それと、このようなことは、多少、広報なんこくにも出して、こうなりますよということを周知する必要もあると思いますので、そこのあたりは、ちゃんと徹底して市民にも分かりやすく言っていただければ、中には、問い合わせたところ、あなたの団体は公民館に何か寄与、役立ったことをされてますかとかというて紋切り型で言われて、大変御立腹の方もいらっしゃいます。そうじゃないと思うんですね。今回、社会教育という名前がのいてますけども、やっぱり、公民館は社会教育の一環の場所でもありますんで、そういうところは減免して、生きがいづくりとかそのことをやるような公民館であってほしいと思いますので、そこは紋切り型でなくて、優しい公民館を運営していただきたいと思います。
 では2点目、南国市展について。
 交流センターの計画段階から南国市展はMIARE!でやるんだという心待ちにして、何人の方もその思いでおられたようなことも聞いております。私もその一人でした。そこで、これからの南国市展がMIARE!でどうなるのかということをお聞きいたしたいと思います。
○議長(浜田和子) 学校教育課長。
○学校教育課長(溝渕浩芳) 令和4年度の南国市美術展覧会の幼児・児童・生徒の部の出品数は、新型コロナウイルス感染症の影響のなかった令和元年度の1万1,833点よりは少ないですが、9,395点でございました。そのうち、入選や特選となった作品3,742点を南国市立スポーツセンターに展示いたしました。子供たちにとっては、自分の作品が展示されることが励みになっていると現場の先生方からお声をいただいております。
 授業の中で、市展を目標とした作品制作を行うことが、教職員、子供双方にとって動機づけとなっているという教育的意義もあり、入賞数を減らして展示数を抑えればという意見もありますが、可能であれば、教育活動の一環として、芸術分野への裾野を広げる意味でも現在の規模を維持したいと考えております。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 南国市美術展覧会の一般の部による第3回実行委員会を2月27日に開催いたしました。その中でも報告をしましたが、来年度の南国市展につきましては、一般の部と幼児・児童・生徒の部が合同で、今までどおり南国市立スポーツセンターで開催することが決まっております。これは、令和4年8月30日に開催された第2回実行委員会の中で、南国市美術展覧会実行委員会の皆様が話合いの上で決定した内容であります。
 今回は、令和6年度の南国市展をどうしていくのかの方向性について話合いを行いましたが、様々な意見が出て結論は出ませんでした。事務局の案としまして、実行委員会の皆様にアンケート調査を行い、MIARE!で市展を行うのであれば、どのような開催方法とするのか、アンケートの回答を基に次回の5月開催予定の実行委員会で協議をしたいと考えております。
 南国市美術展覧会の開催方法などを決定するのは南国市美術展覧会実行委員会となりますので、御理解、御協力をよろしくお願いいたします。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。
 子供さんたちが大変喜ばれて、あの会場で見られてるのを目にしますと、いいものだなとは思いますけども、やはり、ここは大人の部と小学生・中学生の部を分けるとかというふうなのも今後の検討課題じゃないかと思っております。
 最近、学校の教育の中では、非常に図工とか図画とかというのは減っております。その一つの作品の展示の場は必要じゃないかと思いますので、それはそれとして、大人の部は大人の部で改めまして実行委員会を開いて、ぜひともそのような意見をまとめてやりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 大人の部も、よそでは、大人の部の中へ子供が絵画の部へ図画という形で出品するとか、あるいは書道の中へ、子供は硬筆とか毛筆とかという形で出すとか、そういう同じような審査もしてるところもあります。そういう形も取れたりするようなこともありますんで、それも含めまして、2つに分けるなら分けるで、その方向性を持って、せっかく南国市に根差している市展という文化の灯を絶やすのではなく、協議してやりたいと思いますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
 3点目に、学校図書の廃棄処分についてお聞きします。
 市民の方から、市立図書館では、廃棄本を入り口に御自由にお持ち帰りくださいとしてやってるのに、中学校では、どうも一斉清掃の日に出しているようなことがあった。それはなぜでしょうかということを聞かれましたので、改めてお聞きしたいと思います。
○議長(浜田和子) 学校教育課長。
○学校教育課長(溝渕浩芳) 中学校の図書館の蔵書を購入した際に、除籍された図書につきましては、図書室から学級文庫のほうへ移しております。学級文庫でも不用となった図書につきましては、希望する生徒が持って帰り、残った図書については、御質問にありましたように、資源ごみとして処分している学校もございます。
 学級文庫でも不用となった図書につきましては、傷みは激しいですが、希望する生徒がいる場合は持ち帰ることができないか、学校と協議を行いたいと思っております。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。
 できたら、希望する方あるいは小学校へ回すとか、ある中学校では、小学校へ、こういう読書感想文のときにこんなものが出てますよということで、その本を小学校へ回したりするようなところもあるようです。子ども食堂もありますんで、そこへ持っていくとか、せっかくの本ですから、処分するだけじゃもったいない、活用をお願いしたいと思います。
 では最後に、制服リユースについてお聞きいたします。
 これも市長の公約でありました制服リユースですが、卒業式あるいは入学式の声が聞こえてきますけども、リユースをやられてるかというのが分かりませんでした。後でわかったんですが、それについてどのようになっているか、お聞かせください。
○議長(浜田和子) 学校教育課長。
○学校教育課長(溝渕浩芳) 市内中学校での制服のリユースにつきまして統一的な対応はございませんが、市内の公立中学校に進学を予定されている御家庭で経済的に厳しい御家庭には、中学校で使用する学用品や制服などを購入する際に使用することのできる新入学児童生徒学用品費を就学援助費として小学校在学中に支給しております。
 香南中学校でございますと、令和5年度から新しい制服となるため、今年度卒業される生徒の御家庭に不用となった制服の提供を呼びかけることは予定しておりません。香長中学校では、以前には、学校だよりなどで不用となった制服の提供をお願いし、かなりの数の制服が集まったようですが、最近では、南国市社会福祉協議会のほうへ持っていかれる御家庭もあると聞いております。
 制服のリユースについて、南国市社会福祉協議会が行っていることは各中学校に周知されていますので、入学を予定している保護者などからお問合せがあった場合や、在学中に制服が破れたり、成長により合わなくなった場合などに保護者から御相談があった場合にも、南国市社会福祉協議会のほうにお問い合わせいただくようにお伝えをしております。
○議長(浜田和子) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(池本滋郎) 現在、南国市社会福祉協議会で制服のリユースは行っております。令和3年度実績といたしましては、預かりが15件、提供が10件となっております。保管場所等の問題があることから、以前は、社協だよりで年に1回周知するのみで、積極的な広報はしておりませんでしたが、市からもお願いをしまして、また、社協の御協力もいただきまして、現在は、社会福祉協議会の機関誌並びにホームページでも、サイズ等も含む学校ごとの在庫件数も掲載し、必要な方の手元にお渡しできる体制を整えております。
 現在は、市立中学校4校以外にも、市内にあります高校の一部についても制服の在庫がございます。以上でございます。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。
 私も福祉事務所長に言われるまで社協のホームページを知りませんでしたので、のぞいてみますと、大変分かりやすいホームページでした。やはり、そこも私が知らないだけとは思いますけども、広報へ載せるとか、うちのホームページからリンクできるとか、そこもやっていただきたいなと思います。せっかくやってることはいいことだと思いますんで、こういう大変厳しい世の中になってますんで、少しでも、そういう方のために役立てるようなことがありましたらいいなと思います。
 最近は、制服だけじゃなくて、ランドセルもやってるようなところもあるようです。ちょっとでも、そういうリユースの考え方っていうのはすばらしいものだと、SDGsになりますんで、ぜひともよろしくお願いします。
 いろいろ長々と質問したりしましたけども、今後ともやれたらと思います。
 最後に、私、最近、ちょっと思うたのは、でも、だって、どうせとかということを言わない。でも、だって、どうせ。全て言い訳をしないと。だから、私自身にも言い聞かせてますけども、また皆さんも、それぞれそういうお気持ちがありましたら、それで市政に臨んでいただきたいと思います。でも、だって、どうせということです。ありがとうございました。終わります。