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一般質問 令和5年度 » 令和5年 第429回市議会定例会(開催日:2023/03/03) »

一般質問1日目(西山明彦)

質問者:西山明彦

答弁者:市長、副市長、関係課長


○議長(浜田和子) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 引き続き一般質問を行います。3番西山明彦議員。
      〔3番 西山明彦議員発言席〕
○3番(西山明彦) 議席番号3番の西山明彦でございます。
 今、国では国会が開会されておりますけれども、岸田首相は次元の異なる少子化対策、あるいは防衛費の増額を掲げておりますけれども、財源論議が不十分だというような指摘がされております。施策を執行していく上では、財源は重要な問題です。
 今議会には来年度予算が提案されており、市民が求める様々な要望に、厳しい財政状況の中で平山市長が財源を確保しながらどのような施策を展開していくのか、施政方針を補強していけるように一般質問を行わせていただきます。順次質問させていただきますので、御答弁をよろしくお願いいたします。
 まず、市長の政治姿勢の1つ目、令和5年度予算について質問いたします。
 令和5年度の当初予算案は、大型事業の完了などによって、対前年度比で8億3,000万円、3.6%の減となっております。令和5年度は、平山市長の2期目の後半へと入っていくというわけで、これまで実施してきた大型事業の仕上げの段階に進んでいくと思います。そうした中での予算編成でありますが、施策を実施していく上での財源確保はどうなっているのか。令和5年度予算の歳入における自主財源の中心となる市税収入については、当初予算ベースで2億2,360万7,000円の増加を見込んでおり、個人市民税、法人市民税をはじめ、全てで増加を見込んでいる一方、市債発行額は大幅に減少する見込みです。けれども、自主財源は全体の39.1%、4割弱で、財源確保には国、県の支出金をいかに活用していくかが重要になってくると思います。
 そこで市長にお伺いします。
 そういった状況を踏まえて、令和5年度の予算について、どういった事業、施策を展開していくのか、どこに予算を重点配分したのか、都市再生整備事業などのように継続事業が多い中で、市長の考えた予算の特徴をお聞かせください。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 財源確保につきましては、骨太の方針におきまして一般財源総額は確保されました。また、幸いなことに税収が回復していることから、留保財源分の伸びが見込まれます。が、やはり国、県の補助事業の活用は安定的な事業継続においても必要であると考えており、できるだけ国、県の補助事業を予算の中へ反映させるようには、常に考えておるところでございます。
 特徴ということでございますが、歳出面では、令和5年度におきましては大型の継続事業費が一旦縮小するところがあり、将来的な公債費負担を考慮しつつ、市単独事業の道路整備予算の拡充をしたところでございます。また、子育て環境の整備、拡充に努め、若者の定住促進につながる施策を実施し、本市の継続的な発展を意識した予算編成となっております。以上です。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) 国、県の補助事業なども活用しながらということで、バランスのよい財政運営をと考えられたと思います。
 ところで、施政方針でも触れられたように、大型事業の継続により市債残高の増加による公債費負担の増加が予想される中で、将来の南国市像を見据えた大きな事業も重要ですが、同時に市民の日々の生活を守り、支えていくことが大切だと思います。
 先日の勉強会でいただいた当初予算の資料を見ると、ソフト面の予算には新規事業もあり、努力されているとは思います。けれども、あともう一歩というふうにも感じました。ソフト事業については、令和5年度の予算編成に際して、具体的にどういったところに力を入れたのか、お伺いします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) もちろんソフト事業を行うに当たりまして、財源ということも意識はしたところでございます。新たな5年度の事業としましては、奨学金返還支援補助金の制度、また18歳までのインフルエンザ予防接種の補助金の制度を始めるようにしております。そのほかにもAI学習ドリルの導入や放課後児童対策の拡充など、特に定住支援、子育て支援に力を入れたところであります。義務的経費が今後も増加が見込まれる中、継続的な実施と財政への影響等も考慮した上で予算を編成しております。以上です。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) 定住支援、子育て支援に力を入れたとのことで、特に奨学金返還支援やインフルエンザの予防接種への助成と、新たな施策を予算化されていることは私も評価したいというふうに思います。
 次に、市長の政治姿勢の2つ目ですが、まちづくりについて質問させていただきます。
 今年の年頭の高知新聞に、平山市長への新春インタビューが掲載されていました。それには、シンボルロードと新しい施設が充実という表題がありました。海洋堂SpaceFactoryなんこくができて2年、地域交流センターMIARE!の利用が開始されて1年、この5月にはグランドオープンとなる運びです。そして、来年度、令和5年度には都市計画道路南国駅前線が完成する予定で、駅前広場の整備も着々と進んでいる姿が見られます。加えて、新しい図書館の整備も2025年の完成を目指しているということで、後免町を中心とした中心市街地が大きく変わろうとしています。そのまちづくりの大きな構想として、先日シンボルロード等基本構想についての説明を受けましたが、この構想に込めた市長の思いをお聞かせください。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) これは私の就任当初から公約の中にも入っておりますが、町のにぎわいづくりと魅力あるまちづくりということを進めるという思いがあります。そういった事業を都市再生整備計画事業の中に組み込んで行っておるところでございます。
 これまでに都市基盤整備の推進を図ってまいったところでございますが、この都市基盤施設の整備、中心市街地の活性化と町の魅力アップにつなげていく施策でございます。そういった施策を進めてくることによりまして、市民の家庭や観光客など、多くの皆様に本市の魅力を感じていただき、誰もが居心地がよく、楽しんで歩いていただけるような、そういったまちづくりをしたいという思いから、シンボルロード等基本構想を策定したところでございます。以上です。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) 居心地がよく歩きたくなるというようなまちづくりということで、ただシンボルロード等基本構想には3つのゾーンがありますが、ここで私が特に気になるのが、後免町商店街に関することです。
 御承知のとおり、後免町は野中兼山が開墾して、諸役御免とされたのが名称の由来で、古くから栄えた本市の中心地です。しかしながら、南国バイパスが通って、郊外に大型量販店が出店して、後継者の問題もあって、商店街は空き店舗が増えて、シャッター街化してしまい、現在に至っています。これを再生して、中心市街地に活気を取り戻そうとするのが、今進められてる中心市街地活性化の取組だと思います。
 そこで市長にお伺いしますが、このシンボルロード等基本構想の中の後免町商店街のゾーンについて、市長の思い描くイメージをどう商店街の活性化、再生に結びつけていくお考えなのか、お伺いします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) シンボルロード等基本構想におけます後免町商店街のゾーンにつきましては、お店が立ち並び、そのお店で買ったものを食べ歩きしながら、また立ち並ぶお店や設置された観光サイン、オブジェなどを楽しみながら歩けるような、市民も観光客も楽しめる、歩きたくなる魅力的な通りにしたいと思っております。
 商店街の活性化、再生につきましては、後免町の各町内会長等や事業者などで構成する中心市街地振興協議会が策定しました第1期中心市街地振興計画アクションプランに基づく取組を令和2年度から令和4年度まで行っており、先月17日には令和5年度から令和7年度までの第2期中心市街地振興計画アクションプランが策定されましたので、この計画アクションプランに基づいて、引き続き中心市街地後免町商店街の活性化、再生に取り組んでまいりたいと考えております。
 中心市街地後免町商店街への出店につきましては、空き店舗の調査や、チャレンジショップ事業を引き続き実施し、チャレンジショップ卒業生の中心市街地や後免町商店街への出店を図るとともに、南国市中小企業振興事業費補助金によります中心市街地での創業を引き続き支援し、出店を促す取組を行ってまいりたいと考えております。
 また、国内外に知名度の高い海洋堂の関連施設である海洋堂SpaceFactoryなんこくを、物部川DMO協議会、南国市観光協会と連携して、県外、海外へ発信し、誘客した来館者をオブジェのあるシンボルロードや、アンパンマン等の石像のあるやなせたかしロードの後免町商店街へ導き、歩いていただくとともに、海洋堂SpaceFactoryなんこくと地産地消ごめんの軽トラ市など、後免町商店街でのイベントを同日開催することで、中心市街地や後免町商店街のにぎわい創出、人の流れの増加に努めてまいりたいと考えております。以上です。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) 全体としては、やはり先ほど言われたように歩きたくなる通りということだと思います。市長の思いを実現していく上では、各方面関係機関との調整も必要なわけで、市長の相当なリーダーシップがないとなかなか大変なことだと思います。
 人の流れという話も市長からありましたが、都市計画道路の計画当初から分かっていたこととはいえ、商店街が都市計画道路で東西に二分されます。先日、南国駅前線と後免町商店街の交差点についての地元説明会があり、私も参加させていただきましたが、あの交差点を渡ることができず、商店街が都計道路で完全に分断される計画となっています。駅前線より西側は、商店街ではなくなるのではないかなという心配もします。地元の方からは、後免の町を消滅させる計画ではないか、何のためにやってるのかなどという厳しい御意見も出されていました。
 あの商店街通りは、市制50周年の際に地元の方々の御尽力によって、アンパンマンの石像7体を設置して、東町の入り口にアンパンマン、西町の入り口にドキンちゃんを置いて、やなせたかしロードと銘打って、誘客による商店街の活性化を目指すと、そうした経過があります。なのにそのアンパンマンは今、後免町防災コミュニティセンター前にばいきんまんと並んでおりますし、計画では、分断されるとドキンちゃんはもうカヤの外になってしまうと、そんな気がします。
 市長にお伺いしますが、この商店街が分断される状況を市長はどのように捉えているのか、後免町商店街、後免町の将来像をどう考えているのか、お伺いしたいと思います。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 後免町商店街が分断される状況につきましては、都市計画道路南国駅前線が昭和46年に都市計画決定をされまして、平成23年度の事業認可以前から、後免町商店街の交差点部分に信号機設置を念頭に県警と協議してまいりましたが、今年度に入り、後免町商店街交差点はこの南の電車通り交差点信号機から間隔が短いため、信号機を設置できないとの回答をいただきました。
 市としましては、電車通りから後免駅までの間に信号機と横断歩道がないと歩行者が安全に横断できなくなることから、後免町商店街交差点部分での信号機と横断歩道の設置を地元とともに県警へ要望してまいりましたが、各信号機の間隔が150メートル以上離れていないといけないとする信号機設置に関する県警の指針や、歩行者の安全確保等の観点から認められませんでした。このため、歩行者が安全に横断できるようにするためには、苦渋の決断ではございましたが、後免町商店街交差点の北、新図書館前の交差点に信号機と横断歩道を設置するという計画にせざるを得ませんでした。
 後免町商店街、後免町の将来像としましては、先ほど説明させていただいた取組とともに、後免町商店街の南国駅前線により、西側部分について、現在この西側部分にある地域おこし協力隊員の活動拠点において、定期的に物づくりワークショップを開催するとともに、ごめんの軽トラ市に合わせてイベントを開催することで、後免町商店街の西側部分への誘客を図っております。
 先月12日にごめんの軽トラ市が開催されましたが、この日を含めた2月5日から2月19日までの間、地域おこし協力隊員による南国市の今と昔の写真を展示した、南国いまむかし写真展を開催し、約400名の方に御来館いただきました。今後、西側部分の特徴のある施設の方々と連携できれば、より誘客効果の高い取組ができるのではないかと思っております。
 また、シンボルロード等の整備後は、JR後免駅に来られた観光客をシンボルロードを通って後免町商店街の西側部分へと導く、また海洋堂SpaceFactoryなんこくに来られた観光客を後免町商店街の東側部分からシンボルロードを通って後免町商店街の西側部分へ導く誘導サインの設置も必要と考えておりますので、令和5年度から作成予定のサイン等の設置計画におきまして、どのようなサインがよいか、検討してまいりたいと考えております。
 中心市街地振興協議会が策定しました中心市街地振興計画アクションプランは、当然ながら西側部分も含めた中心市街地後免町商店街の活性化を図るものでございますので、令和5年度以降も引き続き活性化を図る取組を行ってまいりたいと考えております。以上です。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) 西側の部分についてもいろいろと計画されてるということで、誘導サインもというようなお話もありました。それでも、やはり何か西側部分が別個のような印象は拭い切れないというふうに思います。交差点の問題が全てでありますけれども、ちょっと交差点の問題につきましては後ほどまた別の項目で触れさせていただきます。
 もう一点、先ほどアンパンマンの石像、やなせたかしロードの話をしましたけれども、議員説明会のときにも指摘させていただきましたが、商店街についてはやなせたかしロードを前面に出してPRしていくべきではないでしょうか。海洋堂のオブジェの案もありますけれども、いろいろ混在して、どっちつかずになると思います。後免町はやなせたかし先生が幼少期を過ごされた場所であり、香美市香北町がしているように、南国市だってやなせ先生のゆかりの地なのです。せっかくアンパンマンの石像もあるのに、これを押し出していかない手はないと思います。後免町商店街のゾーンだけではなく、この構想全体にやなせ先生のイメージを生かしていくのがよいと私は思います。
 実際この構想のスタートとなる後免駅ですけれども、あそこにはごめんえきお君が乗客を出迎えています。そういったことで、やなせたかし先生を前面に出していくということについて、市長、いかがでしょうか。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 西山議員のおっしゃるとおり、もう既にアンパンマンの石像が配置されたやなせたかしロードでございますので、やはりやなせたかしロードを前面に押し出した構想ということも考えていくのがよいのではないかと思っております。
 やなせたかしロード以外のゾーンにつきましても、西山議員の御提案も参考にしながら、今後具体的な配置等につきまして考えていきたいと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) ぜひやなせ先生を生かすことを考えていただきたいというふうに思います。後免町商店街の質問は、ちょっとここで一旦置いて、後ほど別の項目で改めてさせていただきます。
 次に、大篠公民館についてお伺いします。
 昨年4月から、地域交流センターMIARE!が完成して、利用が開始されて、大篠公民館も新しい施設が利用できるようになりました。駐車場も今月中に仕上がって、5月にはグランドオープンとなる運びです。本格的に利用できる施設となります。大篠公民館も新しくなって、大篠地区の方々も大変喜んでおるところです。
 市民の皆さんも、新しい施設ができて利用される方が非常に多くなって、担当の方はとても忙しくされているようです。利用率が上がることは大変喜ばしいことなのですけれども、一方で大篠地区の方々にとっては、他の地域の方々の利用も多くなり、中央公民館との合築の弊害といいますか、困惑することが多々あります。
 何点か申し上げますと、まず1つ目に多目的室、会議室ですが、急遽ここを利用したいときに、先に予約が入っているため使えない。2つ目に、これまでは公民館の鍵を預かっていましたが、今は地域交流センターと一体となっているため鍵を預かっておらず、MIARE!の閉館日、閉館時間は利用できない。また、3つ目に利用方法について、旧の公民館のときにはできていたこと、ほかの地区公民館でもできていることが、例えば飲食や火気の使用を伴うことなど、いろいろと制約がかかって、そういったイベントの開催が難しい、そういったことがあります。執行部の方はある程度分かってると思いますけれども、とにかく利用しづらくなったというのが、皆さんの多くの声です。今年度は、まだプレオープンという状況ですけれども、来年度から本格的に開館となります。
 そこで市長にお伺いします。
 大篠公民館の利用について、できるだけこれまでと同じように利用したい、ほかの地区公民館と同じようなことがしたい、これが大篠地区の皆さんの声です。市長の見解をお聞かせください。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 地域交流センターの機能としましては、1階が地域交流センターで、2階が大篠公民館ということになっております。
 私も建設前から、地域の皆様、大篠の地区の皆様のところへ、その会へ行ったときに、やはり2階は大篠公民館が移ってくるスペースですというような説明もしてきた経緯もございまして、2階部分につきましては大篠地区の公民館事業を優先的に利用できるような運営をしておりますが、サークル活動につきましては今までのような利用ができていないということもお聞きしております。開館したばかりということもありまして、何かとそこのあたりが行き届いていない点があるかもしれませんが、今後大篠地区の利用者の皆様の御意見をいただきながら、これまでと全く同じというわけにはいかないかもしれませんが、大篠地区にできるだけ配慮した運営方法の見直しも行ってまいりたいと考えております。
 公民館の鍵につきましては、地域交流センターの中に公民館機能がある関係で、地元にお預けすることは難しいと考えておるところであります。閉館時には機械警備を行っているということですので、御理解いただきたいとお願いします。
 イベントの開催につきましても、できるだけ地元の皆様の御要望に沿えるような対応を考えていきたいと思いますので、今後も担当課と調整をしていただきたいと思います。以上でございます。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) 私が今上げた3点については、不便になったという声の一例でございます。来年度本格的な開館ということですので、ぜひ大篠地区の地元の公民館として利用しやすくなるように、御助力をお願いしたいというふうに思います。
 そもそも現在利用されている方々に限らず、市民の皆さんはMIARE!には大篠公民館があるということをどれだけの方が御存じかなというふうに思います。境も分かりづらいし、目立つ看板もありません。あるのは壁画の下のところと、出入口、玄関口に大篠公民館という小さな文字があるだけです。そのあたり、担当の三木副市長、どのように考えておられますか。
○議長(浜田和子) 三木副市長。
○副市長(三木敏生) 大篠公民館の表記につきましては、議員のお話にありました2か所に地域交流センターと並記する形で表示をしております。また、現在は交流ロビーの階段の側面にも、2階は大篠公民館であると、そうした表示を行っておるところでございます。また、市のホームページにも、2階は大篠公民館であるという表示を掲載をしておるところでございます。
 いずれにしましても、地域交流センターは、ホール、そして大篠公民館、この2つの機能を兼ね備えた複合施設ということでございますので、そうした施設の意味合いというものを、今後もより多くの市民の皆様の方に周知を図ってまいりたいと、そのように考えております。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) 今、道路もやってるし、駐車場もやってるということで、完全に完成したらどんなになるか知りませんけれども、今の状況では大篠公民館というのは全く目立たない状況ですので、よろしくお願いしたいと思います。階段のところのことも言われましたけれども、あれは運営審議会で出された要望を急場しのぎに作ったもので、もっとかっちりとした看板にしていただきたいというふうに要望したいと思います。
 次に、2項目めの市民の安全・安心について質問します。
 まず、街路灯、防犯灯についてですけれども、前回の12月議会でも質問しましたが、なかなか前に進まないので、今回も質問させていただきます。
 まず、一般の防犯灯についてですが、補助要綱について前回の答弁では、LED照明灯の価格も下がり、補助率が上がっているので見直しは行っていないとのことでした。けれども、地元からは、この物価高で、またLEDも値上がりしていると、ある地区の代表の方からは、うちは人口も多く、防犯灯の数が違うと、地元の負担が大きいので、何とかしてほしいという御意見もあります。
 そこで、改めてお伺いしますが、LEDが値上がりしている、あるいは防犯灯が多くて地元負担が大きい、こういった声について、前回の質問からあまり時間もたっていませんけれども、現行の要綱の見直しは検討されましたでしょうか。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) LED式照明器具設置工事の費用に関する補助金増額の見直しは行っておりません。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) 地元の方からの意見が、御要望がいっぱいありますので、ぜひ検討をしていただきたいというふうに思います。
 ところで、現在の補助要綱、補助金要綱は、交付申請に当たって、添付書類に電柱番号の分かるものとあります。つまり既設の電柱に架設する場合に限られるということだと思います。私はこれまで再三指摘させていただいたのは、新たに支柱、ポールから設置する場合の地元負担を軽減してほしいということですけれども、この点については検討していただけたでしょうか。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 現行の補助金交付要綱に、新たに防犯灯ポールの設置に関する種別を追加いたしました。ポールのみの単独設置ではなく、LED式照明器具付の一式工事として、1か所8万円を限度に補助する内容となっております。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) ありがとうございます。
 新たに制度をつくってくださったということで、一歩前進したという思いです。
 けれども、8万円が上限ということで、それでもまだまだ地元の負担は大きいものがあります。地元が現実に対応できるのはちょっと分からないかなというところです。絵に描いた餅にならないようになればいいのかなと思います。
 そもそも現在の防犯灯に対する対応は、防犯灯の設置を地元が要望、申請すれば補助金を出すというもので、設置後の維持管理も補助金要綱に補助事業者、地元ですけれども、補助事業者は設置した防犯灯施設については、自己の費用をもってこれを適正に管理しなければならないとあり、この条文からは責任は地元だよと読めます。
 また、維持費及び電灯料金は、補助事業者が負担しなければならないとなっています。前回の議会の答弁では、経費の2分の1程度の地元負担で設置できるようにということでした。つまり言えば、金は半分出しちゃるき、欲しかったら、あとは自分らで何とかしいやと、そういう感じがします。けれども、市民の安全・安心という行政の大きなテーマからいえば、地元に責任を負わせるのではなく、市が責任を持って設置すべきではないでしょうか。そして、設置後の管理についてを地元組織に委託するとか、そういう考え方の基本、市の姿勢をスタートから変える必要があるのではないかと思いますが、市長はどのように考えられますか。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 現在、市では1,704灯の防犯灯、街路灯を管理しております。一方、各地域で設置、管理していただいている防犯灯も市内に多く存在しております。市としましては、防犯灯設置の考え方として、市民の安心・安全の確保には地域との協働の取組が必要であると捉えており、地域が設置する防犯灯の財政的な支援を行ってまいりました。特に設置に関しましては、どこに設置するかなど、地域で調整いただくことがスムーズな設置に向け、必要なことでありますし、また地元で設置いただくほうが、地元の意向に沿ったきめ細やかな必要箇所への設置が可能となると考えております。
 財政支援におきましても、先ほど危機管理課長がお答えしましたとおり、今般補助要綱の見直しを行い、支柱から新たに設置する場合におきましても補助対象にするなど、補助の拡充も進めております。ぜひ御理解をお願いしたいと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) 市全域ではかなりの数があって、数が多いということも分かりますし、今言われたように地域の事情に詳しい地元との協働というのは大切であり、当然地元の意見も反映させるべきであります。けれども、地元との協働といえば聞こえはよいのですが、やはり市として、市民の安全・安心のために責任を持っていただきたい。だから、市が設置に責任を持って、管理を地元に委託するというような方法もありはしないかということで言わせていただきました。善処を再度お願いしたいと思います。
 次に、後免町商店街の街路灯について質問します。
 先ほどのシンボルロードの質問とも関連しますけれども、後免町商店街の街路灯、いわゆるスズラン灯ですけれども、これについては商工会が設置したもので、維持管理を地元の後免支部が行っております。商工会は、老朽化による倒壊の危険性も考えて撤去の方向性ということで、四国電力も撤去すべきだと言っているようです。この3月をもって契約の打切りが検討されていると聞きました。1本につき3万円の補助をもらって付け替えるかなどの対応も考えられているようですけれども、やはり地元もこれ以上負担するのは厳しいということで、商店街の明かりが消えるという、せっぱ詰まった状況にあります。
 シンボルロード等基本構想による商店街の整備の完了は、令和9年度になるということですけれども、それまで何とかならないかというのが地元からの、そういった要望もというか、相談もあっていると思います。
 そこでお伺いしますが、この後免町商店街の街路灯について、市としてはどのように対応されようと考えていますか。
○議長(浜田和子) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 後免町商店街の街路灯につきましては、南国中央地区都市構造再編集中支援事業を活用し、市が令和8年度から令和9年度までの2か年で整備する計画となっております。このシンボルロード基本構想により設置いたしました街路灯の電気料金につきましては、本市が負担したいと考えております。
 整備が完了するまでの間の街路灯につきましては、今後南国市商工会、それと商工会の後免支部及び本市で協議の場を持つことになっておりますが、これまで御負担いただいておりますスズラン灯に比べ、LED照明灯を設置すれば電気料金も節約できると考えており、本市といたしましては防犯灯の補助金の活用をお願いするところでございます。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) 令和8年度から9年度に市が整備するということですけれども、それまでは今の補助金の活用をということだったと思います。
 後免町商店街については、シンボルロードの構想、また中心市街地、後免町商店街の活性化という大きな市の方針もあって、特別な区域として商店街の明かりを消すことのないように市の対応をお願いしたいものですが、市長いかがでしょうか。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 後免町商店街の街路灯につきましては、先ほど都市整備課長が申しましたとおり、令和8年から9年度までの2か年で整備する予定となっております。その街路灯の電気料金は市が負担したいと思っておりますが、新たに街路灯が設置されるまでの間の商店街の照明につきましては、やはり防犯灯の補助金を活用して設置していただきたいというように思っております。以上です。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) 令和8年度から9年度にかけて市が整備して、市が管理するので、電気料もそこから市が負担すると、大変ありがたい話だというふうに思います。けれども、整備するといっても、それは令和8年度、9年度っていったら、4年、5年先の話です。さきに申し上げましたように、地元はこの4月からの対応に苦慮しているのです。商店街の明かりを消さないように、市が整備するまで、この4月から何とかしてほしい、今の補助制度の活用でということですけれども、街路灯の付け替えの補助金を活用しても地元負担はあるし、電気料もかかるわけですけれども、もうなかなか厳しくなっていると地元は、ということです。
 そういったことで、再度になりますが、市が中心市街地活性化、後免町商店街活性化、シンボルロード等基本構想と、こういった政策として指定した場所ですので、何とかならないか、再度市長にお伺いしたいと思います。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 市がシンボルロードとして整備するこの街路灯と、現在のスズラン灯、商工会が設置してますスズラン灯の撤去ということにつきましては、それは一定分けて考えたいというように思います。
 スズラン灯につきましては、そこのシンボルロードだけではなく、まだほかにも残っている箇所があるわけでございまして、やはりそこのあたりも勘案し、防犯灯の活用をお願いしたいと思います。電気代等は、相当今のとこスズラン灯に比べれば安くなるというようにも思いますので、御理解をお願いしたいと思います。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) 今もスズラン灯について、水銀灯はもう作ってないそうで、LEDに替えるということになると思いますけれども、電気料金も下がるということですけれども、地元の方の中には、もう消したらええわやという方もおります。そういったことで、なかなか地元が本当にこの4月から苦慮されるわけですので、ぜひこれからも引き続いて地元の方と協議を継続して、商店街の明かりをいっときも消えることがないように、何か寂しい暗い町にならないように、ぜひ御努力をお願いしたいというふうに思います。
 今、市長からありましたけれども、スズラン灯についてはほかのところもあるということでしたけれども、商店街を一歩出たところは今回のシンボルロードの構想から外れていると、対象外ということです。けれども、中心市街地の活性化という観点からいえば、後免町駅の周辺、あるいは県道南国インター線沿いも対象となり得るのではないでしょうか。シンボルロードの構想からは外れていても、中心市街地の活性化というところでは対象になり得るのではないでしょうか。後免町駅はとさでん交通のバスターミナルでもありますし、ごめん・なはり線から路面電車に接続する結節点でもあります。少し先には、海洋堂SpaceFactoryもあるわけです。そこを通るのは、何も地元の人ばかりでなく、一般の方々が通行しているので、それを地元だけで負担するのはなかなか大変なことです。そのことについて、市長はどのように考えられますでしょうか。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) シンボルロード等の基本構想につきましては、先ほど西山議員からも海洋堂SpaceFactoryなんこくということがお話に出たとおり、JR後免駅から後免町商店街を通って、海洋堂SpaceFactoryなんこくまで歩くというイメージを基本に、その構想を立てておるところでございます。
 この構想につきましては、Aゾーン、Bゾーン、Cゾーンと3つのゾーンにそれぞれ分けて、市民の皆様からアイデア募集やシンボルロードの検討会、ワークショップ、御意見、御提案をいただいてきたということでございまして、この2年間ずっと今のAゾーン、Bゾーン、Cゾーンの基本構想の範囲内で検討してきたという経緯がございます。そういったことを踏まえまして、やはり基本的にはその基本構想ではもうシンボルロードは今の場所で考えたいというように考えておりまして、それ以外のところは今回の構想にはなかなか入れがたいというところがあるということを御理解いただきたいと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) 先ほどからなんですが、シンボルロードの構想から外れても、中心市街地ということではやはり町駅なんかは本当に中心市街地の部分で交通の要衝の部分ですので、そのあたりも考慮に入れていただきたいというふうに思います。私が言ってるところは、県道沿いということもあって難しい面もありますけれども、ぜひそういったことも留意していただいて、中心市街地だということも考慮いただいて、前向きに検討していただくように再度お願いしておきます。
 次に、信号機の設置についてお伺いします。
 これも再三質問してきましたけれども、信号機の設置は県警の権限なので市では決定できないということで、なかなか解決しません。何度も指摘してきましたが、都市計画道路高知南国線が第3工区まで完成して、供用開始となって、県道南国インター線との交差点に信号機をとお願いしてきました。
 昨年の9月議会の建設課長の答弁では、現在後免東町の交差点が整備されており、令和5年度の完成後はあそこの信号機が今の点滅から一般の信号になる予定であること、そしてそこから80メートルしか離れていないので、警察庁の定めている設置基準150メートルの半分で、信号機は設置できないとのことで、県警からは高知南国線が大津バイパスまで延伸したときに再検討するというようなことでした。
 しかしながら、あの交差点はもう御存じのとおり、本当に見通しが悪く、特に東西から、あの場合、東から特にそうですけれども、横断歩道を越えて車道ぎりぎりまで行かないと左右の北から来る車が確認できないと。現に、こう言ったらなんですが、パトカーもあの歩道上に止まって、後から入ってきた歩行者の邪魔になるというふうなことがあるので、警察の方にも伺ってみたいと思うんですけれども、なかなか難しいところはあると思いますけれども、市としては今のあの交差点の現状をどう捉えているのでしょうか。
○議長(浜田和子) 建設課長。
○建設課長(浜田秀志) 交通量が多く、歩行者が渡れずに困っている姿をよく見かけます。自動車ですと、特に東西の一時停止からの交差点への進入には、南北の交通車両や歩行者、または自転車などの確認するべき事項が多過ぎ、1つでも見落とすと事故につながりかねない交通の難所と認識しております。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) 今、建設課長が言われたように、東西から出てきた場合に、歩行者、自転車の確認をするのに、両側、南北東西8つのところを確認せないかんと。時々無謀な方もいますけども、ほとんどの方があそこをもうそろそろ行きゆうというような状況で、かえって交通にとってどうなのか、安全にとってどうなのかというふうに思います。やはり私は、信号機が必要だと思います。
 なかなか難しい課題かというふうには思いますけれども、これはもう質問というよりも要請になると思いますが、県警とも関係があって難しいと思いますけれども、県警が将来にわたる道路整備による通行量の見通しも考慮しなければならないというようなことも言われていると聞きましたが、警察が言ってるから仕方がないではなく、南国市としては、現状では市民の安全のためにもあの交差点には信号機が必要だと、こういう姿勢を強く示していただきたいと思います。市長、いかがでしょうか。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) それは、もちろん子供たちの横断ということもありますし、信号があってほしいと思うところでもございますので、これから学校関係者等とも協力しながら、そういう要望ということは行っていきたいと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) ぜひよろしくお願いします。
 次に、シンボルロードの質問でもありましたけれども、都市計画道路南国駅前線と後免町商店街の交差点についてです。
 あそこの交差点には信号機をつけることができずに、都計道路に中央分離帯を設置して、完全に渡れなくすると、そういう計画のようで、地元説明会で私も伺ったんですが、県警本部の方が、警察庁の信号機設置基準や渋滞を招くというような周辺の通行量状況なんかを理由に、どうしても信号機は設置できないと、北に数十メートル行ったところに、新図書館の入り口に横断歩道を設置すると、信号機もつけるというような計画だと聞きました。自動車の通行が何か優先されて、そういった計画のように県警の方の説明では感じました。
 そして、信号機がないので横断歩道もできない。そこを渡る人がいたら非常に危険なので、中央分離帯で完全に閉鎖するということのようです。そういった説明でしたけれども、県警の方、土佐道路で中央分離帯を空けているがために死亡事故が起きたと、こんなことまで言われました。そう言われたら何も言い返せないというような感想を、地元の方も憤慨しておりました。
 では、今の計画が歩行者にとって本当にどうなのか。信号機ができなければ横断歩道もできない、横断歩道ができなければ人が渡れない、歩行者は新図書館の入り口か、電車通りか、どちらかの横断歩道まで回らなければなりません。たかが数十メートルですけども、されど数十メートルです。御高齢の方などにとっては、大変な遠回りです。遠回りが大変なので、つい無理に渡ってしまうという人が出ることも想像されます。余計に危険ではないかというふうに思います。
 仮にも横断歩道があったら、歩行者優先で車は停車しなければなりません。県警の説明を聞いていると、交通渋滞の解消が優先されているように私は感じました。何が大切なのかということを改めて考えたいというふうに思います。
 商店街も分断されます。地元の方が言ってましたが、氏神様である日吉神社のお祭りでは、みこしも商店街を通りゆうとのことです。だから、後免を潰すのかという厳しい御意見が出てくるというふうに思います。
 シンボルロード構想、そしてこの交差点の計画では、都市計画道路の西半分が排除されてるとしか思えません、先ほども言いましたけれども。市には権限がない問題を伴っておって、苦渋の選択を迫られたと、市長も言われておりましたけれども、まちづくりも含めて、あの交差点についての市長の見解をお伺いいたしたいというふうに思います。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 先ほども御答弁したところでございますが、先ほど西山議員が言われるとおり、後免町商店街は地元住民の方が自由に行き来する道であり、通学路であり、日吉神社の参道でもあり、多くの市民の皆様に利用されている日常の市民生活には欠かせない中心市街地の道であります。そのため歩行者等が安心・安全に道路を横断できるように、後免町商店街との交差点につきましては、道路設計当初からずっと県警に信号機と横断歩道の設置を要望してまいりました。
 今年度になりまして、先ほども申しましたとおり、県警から商店街交差点への信号機の設置はできないという方針が示されまして、そのことを後免町町内会会長会にお伝えしたところ、信号機設置の要望書への署名活動をしていただき、令和4年10月4日には私も同行し、後免町町内会会長会の3名の方と県警本部を訪問しました。370名分の信号機設置の要望書を県警本部交通部長にお渡しし、信号機の設置を切に要望してきたところでありました。
 しかしながら、県警からは、やはり検討した結果、信号機設置の指針の必要条件全てを満たしていないことから、商店街交差点には信号機の設置はできないとの回答があり、その代わりと言ってはなんですが、新図書館前交差点なら信号機と横断歩道を設置することは可能であるという提案があったところであります。商店街交差点に信号機の設置ができないと、交差点の中央分離帯を空けたままの状態にしておくという状態では、非常に危険であると考えることができます。
 もし、先ほど西山議員のおっしゃったとおり、今までの事例があったということでございますが、道路を横断しようとして痛ましい事故が発生してしまうと、元も子もないということでございます。本市といたしましては、苦渋の選択でございましたが、歩行者等の安全を考慮し、新図書館前の交差点に信号機と横断歩道を設置する提案を受け入れざるを得ないということになったところであります。商店街を分断することになり、大変御不便をおかけすることになります。
 また、商店街交差点には中央分離帯を設けて、歩行者の皆様方が危険な状況が発生しないようにということで対応していきたいと考えておりますので、御理解をいただきたく、よろしくお願いいたします。以上でございます。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) もう何遍も同じことを言うてもいけませんので、それとここで警察への文句を言うてもいけませんので、あれですけれども、市民の安全と言われたら、もう致し方がないというふうには思います。
 市長も、地元の方々と一緒に県警本部まで行って要望されてきて、署名も添えて行ったそうですけれども、それでも県警がオーケーと言わなかったということで、市長も苦渋の選択を迫られたというふうに思います。こういった状況も踏まえて、今後なお一層後免町の発展といいますか、活性化に向けて御努力をお願いしたいというふうに思います。それは街路灯も含めて、再度お願いしておきます。
 次に、3項目めの子育て支援について質問します。
 まず、市営住宅への入居についてです。
 政府は、住まいの確保に困る低所得の子育て世帯を支援するために、子育て世帯が公営住宅へ優先的に入居できる取組を拡大する方針を決めたということです。国土交通省は、その対象事例として、小さな子供のいる世帯や多子世帯を上げているようです。
 そこで質問ですが、南国市における市営住宅の入居の募集について、その選考に際して当選率を上げる加点といいますか、有利にする基準にはどのようなものがあって、特に子育て世帯に関してはどのような項目があるのでしょうか。
○議長(浜田和子) 住宅課長。
○住宅課長(松岡千左) お答えいたします。
 選考の抽せんは、抽せん番号を記載した球を回転抽せん器に投入し、抽せんしています。球数は抽せん者全員に最低1点ありますが、優遇措置として4点を限度に、条件によって球数を加算しております。その条件は、心身障害者世帯、高齢者世帯、原爆被害者世帯、引揚者世帯、ハンセン病療養所入所者世帯、連続落選者、DV被害者世帯、子育て世帯、独り親世帯について、それぞれ1点となっております。
 優遇措置対象世帯のそれぞれに判断の基準はありますが、子育て世帯については就学前児童を含む世帯とし、独り親世帯については23歳未満の同一生計の子を含む独り親世帯としております。西山議員のおっしゃる子育て世帯に対する選考加点項目は、子育て世帯及び独り親世帯がそれに当たるものと考えております。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) 子育て世帯への加点もあるということですけれども、政府は子育て世帯を優先する対応、これを公営住宅を運営する自治体に促すということですが、そのような通達などは来ているでしょうか。もし来ていたら、その内容を聞かせてください。
○議長(浜田和子) 住宅課長。
○住宅課長(松岡千左) 通知、通達については、昨日時点で来ておりません。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) まだ国のほうからは正式な話が来てないようですけれども、近いうちに来るのではないかなというふうに思います。
 では、国からそういった要請があった場合に、南国市では具体的にどのようなことが検討できると思われるでしょうか。
○議長(浜田和子) 住宅課長。
○住宅課長(松岡千左) 現行の就学前児童のいる世帯の範囲を広げることは可能であると考えておりますが、具体的にどの範囲まで広げるかについては、通知通達内容を検討の上、判断することになろうかと考えております。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) 通達が来ないと中身が分からないということだと思いますけれども、来たらそういった部分でも、また検討していただきたいと思います。
 ところで、斉藤国土交通大臣は、入居する子育て世帯は子供の成長に伴って入れ替わることが想定され、入居を一定期間に限ることを検討する方針を示しているとのことです。その期間や子供の上限年齢などは、まだ今後の課題のようですけれども、子育ては決して短期間ではないし、一定の基準をつくって、その基準から外れたら、もう住宅を出ていってください。そう言われても、引っ越し先の住居を構えるのには、肉体的にも精神的にも、そして経済的にも負担がかかってきます。そういったことも十分に考慮の上で制度設計をお願いしたいというふうに思います。
 なお、そのあたりも含めて、何かお考えがあればお伺いしたいですけれども。
○議長(浜田和子) 住宅課長。
○住宅課長(松岡千左) 現時点で通知通達が来ていないので何とも言いにくい部分はございますけれども、来た場合にその内容を検討の上、それに合わせて適切に判断することになろうかと考えております。以上です。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) 通達が来てから、いろいろまた考えていただきたいというふうに思います。
 最後に、予防接種についてお伺いします。
 午前中の今西議員の質問でコロナの関係のことがありましたけれども、コロナのワクチンについても、一部自己負担になるということです。来年、1年は今の状態を延長するということですけれども、今後は定期接種化して、その中でも自治体が無料にできるA類と、自己負担が必要なB類があって、どっちにするか、今後の検討ということです。
 ところで、この予防接種法に基づく予防接種は、幼少期に集中して接種する必要があります。私がよく子供を公民館などに連れていって、受けさせていました。いわゆる集団接種でしたけれども、今は医療機関で接種するようになってるようですけれども、私の子育て時代からそうでしたが、市役所から接種の案内と接種券が郵送されていました。困ったのは、当時は接種する日時と会場が指定されていて、当日発熱などで体調を崩して打てなかった場合に、次に受けるべき別の接種に影響が出て、とうとう期間内に打てなかったというような思い出があります。
 そこでちょっとお伺いしますが、子供への予防接種については、対象者にどのように周知徹底と接種管理の支援をしているのでしょうか。
○議長(浜田和子) 保健福祉センター所長。
○保健福祉センター所長(藤宗 歩) 子供への予防接種につきましては、生後2か月から7歳6か月までに受けていただく全ての予防接種の予診票をつづった予防接種手帳を、生後5週間までに郵送、または助産師や保健師が新生児訪問時に手渡しをしています。
 その後、4か月児健診、10か月児健診、1歳8か月児健診、3歳6か月健診の際に接種状況を確認し、未接種のワクチンがある場合は、接種勧奨及び指導を行っています。国の指針により、95%以上の接種率の達成が必要な感染力の強い麻疹、風疹につきましては、対象期間の終了が近い未接種のお子さんの保護者に勧奨はがきを出しています。それでも接種をしていない方につきましては、地区担当の保健師が電話による勧奨を行っています。以上です。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) 私の子育て時代と違って、かなり行き届いた接種勧奨が行われているようで、引き続きよろしくお願いしたいというふうに思います。今言われた予防接種手帳というのは、本当によくまとまっているもんだなと私も拝見して思いました。
 ところで、私が経験したように、対象時期を逃すと、無料となっているA類疾病の予防接種も自己負担がかかるようですけれども、これへの助成は検討できないでしょうか。
○議長(浜田和子) 保健福祉センター所長。
○保健福祉センター所長(藤宗 歩) 接種対象年齢は予防接種法で定められているため、接種対象年齢を過ぎた場合は任意接種となり、費用は自己負担となります。ただし、免疫疾患等で長期にわたり定期接種を受けられなかった場合は、対象年齢を超えても定期接種の機会が確保され、公費負担で接種できる場合がありますので、御相談いただければ対応いたします。
 予防接種には、その病気を予防するための標準的な接種時期が認定されています。決められた時期に必要な予防接種を受けていただくようお願いいたします。以上です。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) 予防接種法に基づいて行っているんで、自己負担がかかるというのは分かってる話ですけれども、自己負担は支援できないかということについてお伺いいたしました。今は病院で接種できますので、主治医のところで接種できますので、そういった意味では、お医者さんもしていただけるのかなというふうに思います。そういった意味では、かなりよくなってると思いますけれども、ぜひ南国市独自にそういった、どうしても受けられなかった場合の支援の方法も考えていただけたらというふうに思います。
 最後に、3学期になってインフルエンザが拡大して、学級閉鎖とか学年閉鎖も起こったと思いますけれども、現在自己負担になっているインフルエンザについて、同僚議員の指摘もあって、来年度から18歳までを対象に1,000円の助成が行われるということが、今回予算で提案されております。そこを一部と言わずに、無料化できないかということを考えるわけです。
 インフルエンザは、学級閉鎖だとか、学業面への影響も多いですし、南国市では中学校卒業まで医療費も無料化されてます。これと横並びにできないかなというふうに思うわけです。施政方針で市長は、少子化対策、子育て世帯への支援は喫緊の課題であり、積極的に取り組むとも言われました。そういった意味で、この質問は担当課長というよりも、市長にお答えいただきたいと思いますけども、市長いかがでしょうか。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) インフルエンザの予防接種の助成につきましては、今まで議会でも御要望があったところでございまして、今回18歳になる年度までのお子さんに対して、1回につき1,000円を助成するように、来年度当初予算へ盛り込んでおるところでございます。インフルエンザ自己負担額につきましては、医療機関によって異なるということもあり、どのように公費負担をすることが望ましいのか、子育て世帯への支援の在り方も踏まえて、今後も検討していきたいと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 西山明彦議員。
○3番(西山明彦) 今後検討していただけるということですので、今回初めてそういったこともされるということで、市長の御努力も本当に感謝するところで、ただこういったソフト事業っていうのは、建設事業と違って一回始めたら、もう恒常的に予算が必要になるわけで、市長も慎重に判断せないかんというふうに思いますが、なお御検討よろしくお願いしたいというふうに思います。
 以上で今議会での私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。