○南国市職員の配偶者同行休業に関する条例

平成27年3月31日

条例第6号

(趣旨)

第1条 この条例は,地方公務員法(昭和25年法律第261号。以下「法」という。)第26条の6の規定に基づき,職員(法第3条第2項に規定する一般職に属する職員をいう。以下同じ。)の配偶者同行休業(法第26条の6第1項に規定する配偶者同行休業をいう。以下同じ。)に関し必要な事項を定めるものとする。

(配偶者同行休業の期間)

第2条 法第26条の6第1項の条例で定める期間は,3年以内とする。

(配偶者同行休業の対象となる配偶者が外国に滞在する事由)

第3条 法第26条の6第1項の条例で定める事由は,次に掲げる事由(6月以上にわたり継続することが見込まれるものに限る。次条第1項及び第7条第1号において「配偶者外国滞在事由」という。)とする。

(1) 外国での勤務

(2) 事業を経営することその他の個人が業として行う活動であって外国において行うもの

(3) 学校教育法(昭和22年法律第26号)による大学に相当する外国の大学(これに準ずる教育施設を含む。)であって外国に所在するものにおける修学(前2号に掲げる事由に該当するものを除く。)

(4) 前3号に掲げるもののほか,これらに準ずる事由として任命権者が定めるもの

(配偶者同行休業の承認の申請)

第4条 配偶者同行休業をしようとする職員は,配偶者同行休業をしようとする期間の初日及び末日並びに当該職員の配偶者(法第26条の6第1項に規定する配偶者をいう。以下同じ。)の配偶者外国滞在事由を明らかにして,任命権者に申請をしなければならない。

2 任命権者は,前項の申請をした職員に対して,当該申請について確認するため必要があると認める書類の提出を求めることができる。

(配偶者同行休業の承認)

第5条 任命権者は,職員が前条第1項の申請をした場合において,公務の運営に支障がないと認めるときは,当該申請をした職員の勤務成績その他の事情を考慮した上で,当該職員が配偶者同行休業をすることを承認することができる。

(配偶者同行休業の期間の延長)

第6条 配偶者同行休業をしている職員は,当該配偶者同行休業を開始した日から引き続き配偶者同行休業をしようとする期間が3年を超えない範囲内において,延長をしようとする期間の末日を明らかにして,任命権者に対し,配偶者同行休業の期間の延長を申請することができる。

2 第4条第2項及び前条の規定は,配偶者同行休業の期間の延長の承認について準用する。

(配偶者同行休業の期間の再度の延長ができる特別の事情)

第6条の2 法第26条の6第3項の条例で定める特別の事情は,配偶者同行休業の期間の延長後の期間が満了する日における当該配偶者同行休業に係る配偶者の第3条第1号の外国での勤務が同日後も引き続くこととなり,及びその引き続くことが当該延長の請求時には確定していなかったことその他任命権者がこれに準ずると認める事情とする。

(配偶者同行休業の承認の取消事由)

第7条 法第26条の6第6項の条例で定める事由は,次に掲げる事由とする。

(1) 配偶者が外国に滞在しないこととなり,又は配偶者が外国に滞在する事由が配偶者外国滞在事由に該当しないこととなったこと。

(2) 配偶者同行休業をしている職員が南国市職員の勤務時間,休暇等に関する条例(平成7年南国市条例第24号)第16条に規定する特別休暇のうち規則で定める職員の出産を原因とする特別休暇(配偶者同行休業をしている職員がこれらの条例の規定の適用を受けない者である場合にあっては,これに相当するもの)を取得することとなったこと。

(3) 配偶者同行休業をしている職員について,地方公務員の育児休業等に関する法律(平成3年法律第110号)第2条第1項の規定による育児休業を任命権者が承認することとなったこと。

(配偶者が死亡した場合等の届出等)

第8条 配偶者同行休業をしている職員は,次に掲げる場合には,遅滞なく,その旨を任命権者に届け出なければならない。

(1) 配偶者が死亡した場合

(2) 配偶者が職員の配偶者でなくなった場合

(3) 配偶者と生活を共にしなくなった場合

(4) 前条第1号又は第2号に掲げる事由に該当することとなった場合

2 第4条第2項の規定は,前項の規定による届出について準用する。

(配偶者同行休業に伴う任期付採用及び臨時的任用)

第9条 任命権者は,第4条第1項又は第6条の規定による申請があった場合において,当該申請に係る期間(以下この条において「申請期間」という。)について職員の配置換えその他の方法によって当該申請をした職員の業務を処理することが困難であると認めるときは,当該業務を処理するため,次の各号に掲げる任用のいずれかを行うことができる。この場合において,第2号に掲げる任用は,申請期間について1年を超えて行うことができない。

(1) 申請期間を任用の期間(以下この条において「任期」という。)の限度として行う任期を定めた採用

(2) 申請期間を任期の限度として行う臨時的任用

2 任命権者は,前項の規定により任期を定めて職員を採用する場合には,当該職員にその任期を明示しなければならない。

3 任命権者は,第1項の規定により任期を定めて採用された職員の任期が申請期間に満たない場合には,当該申請期間の範囲内において,その任期を更新することができる。

4 第2項の規定は,前項の規定により任期を更新する場合について準用する。

5 任命権者は,第1項の規定により任期を定めて採用された職員について,第3項の規定により任期を更新しようとする場合には,あらかじめ当該職員の同意を得なければならない。

(職務復帰後における号給の調整)

第10条 配偶者同行休業をした職員が職務に復帰した場合において,他の職員との均衡上必要があると認められるときは,当該配偶者同行休業の期間を100分の50以下の換算率により換算して得た期間を引き続き勤務したものとみなして,その職務に復帰した日及びその日後における最初の職員の昇給を行う日(南国市職員の初任給,昇格,昇給等の基準に関する規則(昭和40年南国市規則第7号)第23条に規定する日をいう。)又はそのいずれかの日に,昇給の場合に準じてその者の号給を調整することができる。

2 配偶者同行休業をした職員が職務に復帰した場合における号給の調整について,前項の規定による場合には他の職員との均衡を著しく失すると認められるときは,同項の規定にかかわらず,その者の号給を調整することができる。ただし,任命権者が市長以外の場合においては,号給の調整を行おうとするときは,あらかじめ市長と協議しなければならない。

(退職手当の取扱い)

第11条 南国市職員の退職手当に関する条例(昭和37年南国市条例第31号)第6条の4第1項及び第7条第4項の規定の適用については,配偶者同行休業をした期間は,同条例第6条の4第1項に規定する現実に職務に従事することを要しない期間に該当するものとする。

2 配偶者同行休業をした期間についての職員の退職手当に関する条例第7条第4項の規定の適用については,同項中「その月数の2分の1に相当する月数(地方公務員法第55条の2第1項ただし書に規定する事由又はこれに準ずる事由により現実に職務に従事することを要しなかった期間については,その月数)」とあるのは,「その月数」とする。

(規則への委任)

第12条 この条例に定めるもののほか,職員の配偶者同行休業に関し必要な事項は,市長が別に規則で定める。

(施行期日)

第1条 この条例は,公布の日から施行する。

(南国市職員定数条例の一部改正)

第2条 南国市職員定数条例(昭和37年南国市条例第20号)の一部を次のように改正する。

〔次のよう〕略

(南国市一般職に属する技能職員等の給与の種類及び基準を定める条例の一部改正)

第3条 南国市一般職に属する技能職員等の給与の種類及び基準を定める条例の一部を次のように改正する。

〔次のよう〕略

(南国市職員の育児休業等に関する条例の一部改正)

第4条 職員の育児休業等に関する条例(平成4年南国市条例第13号)の一部を次のように改正する。

〔次のよう〕略

(南国市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部改正)

第5条 南国市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例(平成17年南国市条例第20号)の一部を次のように改正する。

〔次のよう〕略

(南国市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正)

第6条 南国市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例(昭和47年南国市条例第10号)の一部を次のように改正する。

〔次のよう〕略

(平成29年条例第29号)

この条例は,公布の日から施行する。

南国市職員の配偶者同行休業に関する条例

平成27年3月31日 条例第6号

(平成29年12月15日施行)

体系情報
第4編 事/第3章
沿革情報
平成27年3月31日 条例第6号
平成29年12月15日 条例第29号