議会議事録
一般質問 令和6年度 » 令和7年 第439回市議会定例会(開催日:2025/02/28) »
一般質問4日目(福田佐和子)
質問者:福田佐和子
答弁者:市長、関係課長
○議長(岩松永治) 20番福田佐和子議員。
〔20番 福田佐和子議員発言席〕
○20番(福田佐和子) 通告をしてあります項目について、お尋ねをいたします。
その前に、議長のお許しをいただきまして、一言おわびを申し上げたいと思います。
12月議会では、市民からお預かりした要望を質問する準備をしておりましたけれども、当日の朝、熱が出て議会を欠席をし、質問をすることができませんでした。資料を早くから準備をしていただいた市長をはじめ執行部の皆さん、本当に申し訳ありませんでした。
また、私が欠席をすることで、後の質問される議員の皆さんには大変迷惑をおかけをいたしました。本当に申し訳ありませんでした。お許しいただきたいと思います。ありがとうございます。
今議会に通告をしてあります項目について、お尋ねをいたします。
既に答弁がありましたことも含まれるかもしれませんが、改めてお聞きをしますので、よろしくお願いをいたします。
まず1点目は、日常的な平和教育をと通告をしましたが、妙に分かりにくいことだったとは思いますけれども、子どもにも、そして高齢者にも、そして戦争を全く知らない若い世代にも通じるような、二度と戦争をしてはいけない、そうしたことを南国市として発信をしていただく、そのことをずっと今までも言ってきたところです。南国市は、本当に掩体壕をはじめ、大切にされてこられた経過があります。これからも二度と戦争をしない、平和の大切さを、そして命を大切にする、そうした市政になることを願って今回の質問をさせていただきたいと思います。
1つ目は、常に目に見える形で戦争を思い出し、あるいはまた語り、そして聞く場が必要だと思います。目に見える反戦の取組を南国市としてぜひ取り組んでいただきたいと思いますが、まずその点についてのみお聞きをいたします。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 平和を維持するための戦争の過去の経験を未来につないでいくという取組は重要な取組であると思いますので、そういった取組は引き続き推進してまいります。以上です。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) ぜひこれまでと同じように、そしてさらにいろいろ資料も増えているようなので、そうしたことも含めて発信をしていただきたいと思います。市長には突然の質問で申し訳ありません。
2つ目は、子どもの施策についてお聞きをいたします。
公立保育所の改築についてお聞きをいたします。
その見通しを各園に基づいてお返事をいただきたいと思います。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 保育所の改築等の予定についてということでございますが、事前に福田議員のほうからお話を聞いておる中で、特に国府保育所、明見保育所の話をいただいてたかと思います。
国府保育所につきましては、現在大規模な増築、改築等の予定はございません。福田議員が言われたように、施設自体が古くなってきておるというような状況もございますので、安全の確保のために必要な箇所については補修等を行いながら、現在保育を行っているという状況でございます。
明見保育所につきましては、以前から駐車場の確保対策、また園舎が手狭であることが課題として挙げられています。まず、安全な登園のために保護者から要望が上がってきてます駐車場整備について、本年度用地を取得し、令和7年度から本格的に工事に入る予定をしています。これについては、周辺の農作業の状況を見ながらの工事となるため、令和8年度中の完成を目指して整備を進めております。
また、園舎等につきましては、必要に応じて補修等を行いながら安全対策を行っている状況でございます。
他の保育施設につきましても、老朽化が進んでいる施設、また災害対応のために施設をどうするか考えなければならない施設もあります。これらの施設の整備等をどのように進めていくか、財源の確保も含めて継続的に考えなければならない課題であると考えております。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 子どもたちがそこで過ごす時間というのは、人生のうちで本当に一瞬という気がします。木造というのは、私も木造のほうがいいかなと温かみがあると思っておりましたけれども、なかなかそうはいきませんで、前にも明見保育所の実情はお話をいたしました。ぜひとも子どもたちが快適に成長できる場所として、先ほど課長が言われたような方向で、全園を見渡し、一人一人の子どもが大切にされる、そして安心して預けることができる保育園にしていただきたいと、このことはお願いをして終わりたいと思います。
子どもは日に日に成長をします。本当に乳児だったお子さんが走り回り、お兄ちゃん、お姉ちゃんになるわけですけれども、そうしたことも見据えた上で、幼稚園といいますか、保育園の改修はしていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。
次に、全く飛びまして高齢者施策について伺います。
補聴器購入助成は、その後どのように進んでいるのか、お聞きします。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 補聴器購入への助成ということですが、これまでにも申し上げてまいりましたように、聴覚機能がコミュニケーションにおいて重要な機能であると認識はしております。ただ、既存事業でございます通院支援事業、これは単独事業でやっておるものですが、こちらの実績も伸びておる。また、介護用品支給事業につきましては、令和5年度実績を上限とするということで、それを上回る額は単独で賄っておるということでございまして、国の助成がない現状におきまして、市で単独で助成事業を行うことは困難でございます。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 実際、私が後期高齢者になって耳が聞こえにくくなったときに、周りの人との付き合い方、例えば、私がほかから話しかけられても聞こえていなかった、そして私が訴えたつもりやけれども、私の言い方が悪くて伝わらなかった、こうしたことがもうたくさんありました。今補聴器つけていますが、一回なくしてしまいましたけれども、なかなかテレビで言っているような簡単なものでは、よく聞こえるということにはならないのかなというふうには思います。
少ない年金で暮らしておられる皆様には、なかなか手に入れにくいものなんですが、一日一日大事に生きていくには、やっぱりしゃべれて、歩けて、耳も聞こえてっていうのが大事だと、私は自分が後期高齢者になって本当に実感をいたしました。昔はできるのが当たり前、聞こえるのが当たり前という状況におりましたけれども、そうでは決してはない。だから、人間関係もおかしくなりますし、ぜひ南国市は独自にやったというのが市民にとっては物すごい心強い支援だと思いますので、これは予算が絡みます。簡単に担当課が明日からやりますということにはならないと思いますけれども、市長は様々な方のお話を聞かれて、いろんなことも実感をされておると思いますので、今後の南国市の高齢者施策として補聴器購入助成、どんなふうに考えておられるのか、お聞きをいたします。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 補聴器購入補助につきまして、今までも度々御質問もいただいたところでございまして、市長会の要望等も行ってきたところでもございます。そういった必要性っていうのは十分認識もしておるところでございますが、やはり一般財源の中で考えていかざるを得ない、また継続的に毎年考えていかねばならないような予算措置になっていくわけでございまして、やはり始めるに当たっては財源っていうところを非常に慎重に考えざるを得ないという状況でございます。
今議会でも度々申し上げておるところでございますが、世の中の状況で一般財源というのがかなり厳しくなっておるところでございまして、そこのあたりの財源確保というとこを踏まえて、今後も検討していかねばならないというように思っております。以上です。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 財政の厳しいというのはよく分かります。だからこそ国に対して、あるいは県に対して声をぜひ上げていただきたいと思います。とても単独ではできない事業だと思いますので、ぜひそのあたりは市民の皆さんがお一人お一人が御苦労されることのないように、補聴器購入助成はぜひ実現をしていただきたいと思います。
私はこうして言うことができますが、聞こえていない市民の方は言いたいことも言えずに生活をしておられるのが実情です。いろいろお聞きをしますと、つらい思いをしながら、でもそれをお願いに行くのはつらい、それは高齢者の方が持っているプライドだと思います。子どもたちのために施策があるように、高齢者のためにも施策が必要だと私は思います。ぜひこれまでの市長の努力も分かっているつもりですが、市長会を通じて国に対してしっかりとそのあたりは保証する、このことをしなければ、大きな負担だけを強いられる、それでは国民の皆さん、市民の皆さんは納得できないと思いますので、市長にはもう一度、申し訳ありませんが、今後の取組についてお聞きしたいと思います。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 先ほども申しましたが、継続的にその課題につきましては念頭に置いて考えていくということでございます。もう全国市長会のほうには、今までも他市も要望も出しましたし、南国市としましても要望も出させていただいたところでございまして、なお、今後につきましても機会がありましたら、そういったところで意見、今後そういった支援につきましての要望というものも継続的にさせていただきたいと思います。以上です。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 簡単にいかないのは承知をしております。子どもの医療費も何十年も無料になるまでかかりました。ただ、高齢者の場合は何十年も先のことを待つわけにはいきませんので、できれば一日も早く市長会を通じて国にしっかりと、負担を強いるなら高齢者の皆さんの御苦労された、私は苦労した段階ではありませんが、私より年上の皆さんは大変な御苦労をされて、この日本を築いてこられています。その皆さんに応えるためにも、一日も早く実現をしていただきたいと思います。そのことは強くお願いをしておきたいと思います。よろしくお願いをいたします。
次に、災害対策審議会への女性委員の登用はその後どのようになっているのか、お聞きをいたします。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(野村 学) 現在、南国市防災会議委員として31名を委嘱または任命しておりますが、そのうち4名が女性委員であります。発災時の対応や、そのための事前の防災対策を進めるに当たっては、様々な立場の方の御意見をお伺いし、尊重する必要があると考えております。
防災会議委員につきましては、令和7年から2か年の任期で改めて委嘱または任命を行うこととなっております。この機会に南国市防災会議が今まで以上に女性も含めて高齢者や障がい者、若い世代、子どもなど、様々な立場の意見をお聞きし、本市の防災施策へ反映できる場となるよう、委員の選定を進めてまいります。以上です。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) それぞれ取り組んでいただいていることがよく分かりました。
ただ、災害はいつ起きるか分かりません。今年も新年早々大変心配をされたこともありました。これまでいろんなところでお話を聞く中でも、やっぱり避難所でつらい思いをしたくないという方がおいでになりました。何としても家で、何とか屋根があればそこにおりたい、そうした方もおいでになりましたが、何とかそういう方も危険な場所から離れて安全な場所に来ていただくためには、何としてもその人たちの気持ちも分かり、何を必要としているかというのも分かる皆さんが必要ではないかと思います。ぜひもっと幅広く声かけをしていただいて、私は入っていただける人がいると思います。いざというときに子どもを守りたい、いざというときに入所しているお年寄りを守りたい、そうした方はたくさんおいでになります。
それは、こちらの働きかけ一つで何とかなる問題ではないかとも思います。ぜひいつも言われるのが弱者の立場でってよく言われますが、その弱者の立場でと言われている人に弱者の立場が分からなければ計画も立てることができないのではないかと思います。ぜひ担当課は本当に休まる間のない大変な部署だと思いますけれども、市民の皆さんの中にはたくさん協力してくださる方がおいでになります。ぜひそうした方の力も借りながら、南国市だけが独自で担うのではなく、子どもから高齢者まで安心していざというときにはこうすることができる、ここへ逃げたらいい、こうすれば楽になる、そうしたことをぜひ皆さんと一緒に考え出していただきたいと思います。
そのためにも、南国市が市民の皆さんにお願いをしていく、そうしたことも必要だと思いますが、課長はどのようにお考えになられますでしょうか。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(野村 学) 先ほど答弁いたしましたとおり、災害対策には様々な立場の方の意見、それからそういったものが、特に避難所などの施策に反映されていく必要があると考えております。
先ほど申しましたけれども、防災会議につきましては、また次年度から新たな委員の選定ということが始まりますので、障がい者、それから女性の方、それから子育て世代、南国市の場合中学生の防災士の養成もしておりますので、そういった方の意見が反映できるように、委員の選定も含めて検討してまいりたいと思います。以上です。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 課長はずっと危機管理課で御苦労されておりますので、ぜひ今の思いを実際に動かせるように、皆さんと一緒に頑張っていただきたいと思います。
安心が一番だと思いますので、いろいろ私が言ったら迷惑をかけるんじゃないかというふうに遠慮されている方もおいでになりますので、そうしたことも含めて理解をしていただく、そうしたことも大事だと思いますので、よろしくお願いをいたします。
防災対策はそれで置きます。ぜひ女性委員を早急に実現をしていただきたい、このことを要望しておきたいと思います。
次に、明かりについてお聞きをします。
スポーツセンターとMIARE!の入り口の暗さの解消ですが、スポーツセンターについては私がお願いに行ったときは田んぼの稲に影響するということでしたけれども、今は少し明るくなっています。本当は明るいわけではないよと利用者の方が言われてましたが、スポーツセンターへの明かり、そしてMIARE!の入り口、ドア付近は明るいんですが、駐車場へ出ると暗いですね。私もMIARE!の明かりは、御近所にお家もありますし、なかなか難しいなと思っていたんですが、北側は学校で夜は誰もいませんので、北側について、北側へ向けての明かりは可能ではないかというふうに思うのですが、それは無理なのでしょうか、お聞きをいたします。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 敷地内には照明が整備されており、夜間でも不都合なく利用できるような設計となっております。また、周辺には民家がある関係であまり明るくなり過ぎないようになっているのも事実でございます。御指摘の点につきましては調査を行い、何か改善ができないか検討してまいりたいと考えております。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) ぜひ現地を見ていただいて、夜見ていただいたらよく分かるんですが、確認をして改善できるところがあれば改善をしていただきたいと思います。
スポーツセンターにつきましては、今のちょっと暗い感じの明かりでということなのでしょうか。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) スポーツセンターにつきましては、既に照明を設置し、対策は取っております。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) その対策を取ったという明かりが暗い。とてもあそこは避難場所に指定をされておりますので、スポーツセンターのほうですよ。子どもさんから高齢者の方まで利用をされる、もしかのときには利用されることになりますが、ちょっと暗いというふうに思われる人がいるというのは、ちょっとどうかなというふうに思いました。そのあたりは改善方法があるのか、先ほど私が言ったように、稲に関係をして、その今の明かり、今の暗さになっているのか、お聞きをします。改善できるものなら、していただきたいと思います。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) スポーツセンターにつきましても調査を行い、何か改善ができないか、検討したいと思います。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) ぜひよろしくお願いをいたします。
最後に、水の問題を取り上げようと思いましたけれども、これはここで発言をすると市民の皆さんに余計な御心配をかけるかもしれませんので、執行部には御相談をしておりませんけれども、1つだけ要請をして終わりたいと思います。
それは、今問題になっている水の心配、これを南国市は独自に調査もしていると思いますが、どのように今後取り組んでいかれるのか、検査も含め改善をされるのか、聞いておきたいと思います。
○議長(岩松永治) 上下水道局長。
○上下水道局長(浜田秀志) 12月に中環審水道小委員会にて改正方針案が了承され、これにより令和8年度4月より検査回数は3か月に1回、年4回が基本となって、より頻繁に監視することになりますが、南国市としましては来年度、この4月から年4回の検査をするようにしたいと考えております。以上です。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 今各地でいろんなこの問題が持ち上がり、それぞれ対策を取ろうとしています。取っているところもあります。ぜひ南国市も市民の皆さんの不安にまずは答えること、そしてその対応をどうするのか、きちんと御説明をする、このことをぜひともやっていただきたいと思いますが、そのことについてできるのかどうか、お聞きをいたします。
○議長(岩松永治) 上下水道局長。
○上下水道局長(浜田秀志) 発がん性が危惧されているPFASのことだと思われますが、この有機フッ素化合物につきましては、令和6年6月でテレビ放送、NHKクローズアップ現代により、令和3年当時の水質結果でしたが、南国市で10ナノグラム・パー・リットル検出と放送された後、現在まで電話などにより13件の問合せがありましたが、国の目標値の5分の1以下であることや数値も減少している旨の説明により、一定の安心をしてもらっていると考えております。また、今後の問合せにつきましても丁寧に説明してまいります。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 日本の基準が外国に比べたらぐんと低いということも分かっていますので、市民の皆さんはなかなか心配が大きいわけです。実はうちの中にもその物質が入り込んで、日々使っていた水ではないものからそれが入っていることが分かりました。いろんな意味で私たちも勉強しながら、勉強しながらでは間に合わないのかもしれませんが、そうした対策を取りながら、市民と市が協力をしながら安全な水を供給をしていく、このことを心から願っております。お構いなければ、市長、一言そのあたりをよろしくお願いいたします。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 生活に不可欠な水の問題でございますので、安心して水を使っていただけるように今後も検査をしながら、安心感を持っていただける水の供給に努めてまいりたいと思います。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) ありがとうございました。以上です。
答弁者:市長、関係課長
○議長(岩松永治) 20番福田佐和子議員。
〔20番 福田佐和子議員発言席〕
○20番(福田佐和子) 通告をしてあります項目について、お尋ねをいたします。
その前に、議長のお許しをいただきまして、一言おわびを申し上げたいと思います。
12月議会では、市民からお預かりした要望を質問する準備をしておりましたけれども、当日の朝、熱が出て議会を欠席をし、質問をすることができませんでした。資料を早くから準備をしていただいた市長をはじめ執行部の皆さん、本当に申し訳ありませんでした。
また、私が欠席をすることで、後の質問される議員の皆さんには大変迷惑をおかけをいたしました。本当に申し訳ありませんでした。お許しいただきたいと思います。ありがとうございます。
今議会に通告をしてあります項目について、お尋ねをいたします。
既に答弁がありましたことも含まれるかもしれませんが、改めてお聞きをしますので、よろしくお願いをいたします。
まず1点目は、日常的な平和教育をと通告をしましたが、妙に分かりにくいことだったとは思いますけれども、子どもにも、そして高齢者にも、そして戦争を全く知らない若い世代にも通じるような、二度と戦争をしてはいけない、そうしたことを南国市として発信をしていただく、そのことをずっと今までも言ってきたところです。南国市は、本当に掩体壕をはじめ、大切にされてこられた経過があります。これからも二度と戦争をしない、平和の大切さを、そして命を大切にする、そうした市政になることを願って今回の質問をさせていただきたいと思います。
1つ目は、常に目に見える形で戦争を思い出し、あるいはまた語り、そして聞く場が必要だと思います。目に見える反戦の取組を南国市としてぜひ取り組んでいただきたいと思いますが、まずその点についてのみお聞きをいたします。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 平和を維持するための戦争の過去の経験を未来につないでいくという取組は重要な取組であると思いますので、そういった取組は引き続き推進してまいります。以上です。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) ぜひこれまでと同じように、そしてさらにいろいろ資料も増えているようなので、そうしたことも含めて発信をしていただきたいと思います。市長には突然の質問で申し訳ありません。
2つ目は、子どもの施策についてお聞きをいたします。
公立保育所の改築についてお聞きをいたします。
その見通しを各園に基づいてお返事をいただきたいと思います。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 保育所の改築等の予定についてということでございますが、事前に福田議員のほうからお話を聞いておる中で、特に国府保育所、明見保育所の話をいただいてたかと思います。
国府保育所につきましては、現在大規模な増築、改築等の予定はございません。福田議員が言われたように、施設自体が古くなってきておるというような状況もございますので、安全の確保のために必要な箇所については補修等を行いながら、現在保育を行っているという状況でございます。
明見保育所につきましては、以前から駐車場の確保対策、また園舎が手狭であることが課題として挙げられています。まず、安全な登園のために保護者から要望が上がってきてます駐車場整備について、本年度用地を取得し、令和7年度から本格的に工事に入る予定をしています。これについては、周辺の農作業の状況を見ながらの工事となるため、令和8年度中の完成を目指して整備を進めております。
また、園舎等につきましては、必要に応じて補修等を行いながら安全対策を行っている状況でございます。
他の保育施設につきましても、老朽化が進んでいる施設、また災害対応のために施設をどうするか考えなければならない施設もあります。これらの施設の整備等をどのように進めていくか、財源の確保も含めて継続的に考えなければならない課題であると考えております。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 子どもたちがそこで過ごす時間というのは、人生のうちで本当に一瞬という気がします。木造というのは、私も木造のほうがいいかなと温かみがあると思っておりましたけれども、なかなかそうはいきませんで、前にも明見保育所の実情はお話をいたしました。ぜひとも子どもたちが快適に成長できる場所として、先ほど課長が言われたような方向で、全園を見渡し、一人一人の子どもが大切にされる、そして安心して預けることができる保育園にしていただきたいと、このことはお願いをして終わりたいと思います。
子どもは日に日に成長をします。本当に乳児だったお子さんが走り回り、お兄ちゃん、お姉ちゃんになるわけですけれども、そうしたことも見据えた上で、幼稚園といいますか、保育園の改修はしていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。
次に、全く飛びまして高齢者施策について伺います。
補聴器購入助成は、その後どのように進んでいるのか、お聞きします。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 補聴器購入への助成ということですが、これまでにも申し上げてまいりましたように、聴覚機能がコミュニケーションにおいて重要な機能であると認識はしております。ただ、既存事業でございます通院支援事業、これは単独事業でやっておるものですが、こちらの実績も伸びておる。また、介護用品支給事業につきましては、令和5年度実績を上限とするということで、それを上回る額は単独で賄っておるということでございまして、国の助成がない現状におきまして、市で単独で助成事業を行うことは困難でございます。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 実際、私が後期高齢者になって耳が聞こえにくくなったときに、周りの人との付き合い方、例えば、私がほかから話しかけられても聞こえていなかった、そして私が訴えたつもりやけれども、私の言い方が悪くて伝わらなかった、こうしたことがもうたくさんありました。今補聴器つけていますが、一回なくしてしまいましたけれども、なかなかテレビで言っているような簡単なものでは、よく聞こえるということにはならないのかなというふうには思います。
少ない年金で暮らしておられる皆様には、なかなか手に入れにくいものなんですが、一日一日大事に生きていくには、やっぱりしゃべれて、歩けて、耳も聞こえてっていうのが大事だと、私は自分が後期高齢者になって本当に実感をいたしました。昔はできるのが当たり前、聞こえるのが当たり前という状況におりましたけれども、そうでは決してはない。だから、人間関係もおかしくなりますし、ぜひ南国市は独自にやったというのが市民にとっては物すごい心強い支援だと思いますので、これは予算が絡みます。簡単に担当課が明日からやりますということにはならないと思いますけれども、市長は様々な方のお話を聞かれて、いろんなことも実感をされておると思いますので、今後の南国市の高齢者施策として補聴器購入助成、どんなふうに考えておられるのか、お聞きをいたします。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 補聴器購入補助につきまして、今までも度々御質問もいただいたところでございまして、市長会の要望等も行ってきたところでもございます。そういった必要性っていうのは十分認識もしておるところでございますが、やはり一般財源の中で考えていかざるを得ない、また継続的に毎年考えていかねばならないような予算措置になっていくわけでございまして、やはり始めるに当たっては財源っていうところを非常に慎重に考えざるを得ないという状況でございます。
今議会でも度々申し上げておるところでございますが、世の中の状況で一般財源というのがかなり厳しくなっておるところでございまして、そこのあたりの財源確保というとこを踏まえて、今後も検討していかねばならないというように思っております。以上です。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 財政の厳しいというのはよく分かります。だからこそ国に対して、あるいは県に対して声をぜひ上げていただきたいと思います。とても単独ではできない事業だと思いますので、ぜひそのあたりは市民の皆さんがお一人お一人が御苦労されることのないように、補聴器購入助成はぜひ実現をしていただきたいと思います。
私はこうして言うことができますが、聞こえていない市民の方は言いたいことも言えずに生活をしておられるのが実情です。いろいろお聞きをしますと、つらい思いをしながら、でもそれをお願いに行くのはつらい、それは高齢者の方が持っているプライドだと思います。子どもたちのために施策があるように、高齢者のためにも施策が必要だと私は思います。ぜひこれまでの市長の努力も分かっているつもりですが、市長会を通じて国に対してしっかりとそのあたりは保証する、このことをしなければ、大きな負担だけを強いられる、それでは国民の皆さん、市民の皆さんは納得できないと思いますので、市長にはもう一度、申し訳ありませんが、今後の取組についてお聞きしたいと思います。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 先ほども申しましたが、継続的にその課題につきましては念頭に置いて考えていくということでございます。もう全国市長会のほうには、今までも他市も要望も出しましたし、南国市としましても要望も出させていただいたところでございまして、なお、今後につきましても機会がありましたら、そういったところで意見、今後そういった支援につきましての要望というものも継続的にさせていただきたいと思います。以上です。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 簡単にいかないのは承知をしております。子どもの医療費も何十年も無料になるまでかかりました。ただ、高齢者の場合は何十年も先のことを待つわけにはいきませんので、できれば一日も早く市長会を通じて国にしっかりと、負担を強いるなら高齢者の皆さんの御苦労された、私は苦労した段階ではありませんが、私より年上の皆さんは大変な御苦労をされて、この日本を築いてこられています。その皆さんに応えるためにも、一日も早く実現をしていただきたいと思います。そのことは強くお願いをしておきたいと思います。よろしくお願いをいたします。
次に、災害対策審議会への女性委員の登用はその後どのようになっているのか、お聞きをいたします。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(野村 学) 現在、南国市防災会議委員として31名を委嘱または任命しておりますが、そのうち4名が女性委員であります。発災時の対応や、そのための事前の防災対策を進めるに当たっては、様々な立場の方の御意見をお伺いし、尊重する必要があると考えております。
防災会議委員につきましては、令和7年から2か年の任期で改めて委嘱または任命を行うこととなっております。この機会に南国市防災会議が今まで以上に女性も含めて高齢者や障がい者、若い世代、子どもなど、様々な立場の意見をお聞きし、本市の防災施策へ反映できる場となるよう、委員の選定を進めてまいります。以上です。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) それぞれ取り組んでいただいていることがよく分かりました。
ただ、災害はいつ起きるか分かりません。今年も新年早々大変心配をされたこともありました。これまでいろんなところでお話を聞く中でも、やっぱり避難所でつらい思いをしたくないという方がおいでになりました。何としても家で、何とか屋根があればそこにおりたい、そうした方もおいでになりましたが、何とかそういう方も危険な場所から離れて安全な場所に来ていただくためには、何としてもその人たちの気持ちも分かり、何を必要としているかというのも分かる皆さんが必要ではないかと思います。ぜひもっと幅広く声かけをしていただいて、私は入っていただける人がいると思います。いざというときに子どもを守りたい、いざというときに入所しているお年寄りを守りたい、そうした方はたくさんおいでになります。
それは、こちらの働きかけ一つで何とかなる問題ではないかとも思います。ぜひいつも言われるのが弱者の立場でってよく言われますが、その弱者の立場でと言われている人に弱者の立場が分からなければ計画も立てることができないのではないかと思います。ぜひ担当課は本当に休まる間のない大変な部署だと思いますけれども、市民の皆さんの中にはたくさん協力してくださる方がおいでになります。ぜひそうした方の力も借りながら、南国市だけが独自で担うのではなく、子どもから高齢者まで安心していざというときにはこうすることができる、ここへ逃げたらいい、こうすれば楽になる、そうしたことをぜひ皆さんと一緒に考え出していただきたいと思います。
そのためにも、南国市が市民の皆さんにお願いをしていく、そうしたことも必要だと思いますが、課長はどのようにお考えになられますでしょうか。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(野村 学) 先ほど答弁いたしましたとおり、災害対策には様々な立場の方の意見、それからそういったものが、特に避難所などの施策に反映されていく必要があると考えております。
先ほど申しましたけれども、防災会議につきましては、また次年度から新たな委員の選定ということが始まりますので、障がい者、それから女性の方、それから子育て世代、南国市の場合中学生の防災士の養成もしておりますので、そういった方の意見が反映できるように、委員の選定も含めて検討してまいりたいと思います。以上です。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 課長はずっと危機管理課で御苦労されておりますので、ぜひ今の思いを実際に動かせるように、皆さんと一緒に頑張っていただきたいと思います。
安心が一番だと思いますので、いろいろ私が言ったら迷惑をかけるんじゃないかというふうに遠慮されている方もおいでになりますので、そうしたことも含めて理解をしていただく、そうしたことも大事だと思いますので、よろしくお願いをいたします。
防災対策はそれで置きます。ぜひ女性委員を早急に実現をしていただきたい、このことを要望しておきたいと思います。
次に、明かりについてお聞きをします。
スポーツセンターとMIARE!の入り口の暗さの解消ですが、スポーツセンターについては私がお願いに行ったときは田んぼの稲に影響するということでしたけれども、今は少し明るくなっています。本当は明るいわけではないよと利用者の方が言われてましたが、スポーツセンターへの明かり、そしてMIARE!の入り口、ドア付近は明るいんですが、駐車場へ出ると暗いですね。私もMIARE!の明かりは、御近所にお家もありますし、なかなか難しいなと思っていたんですが、北側は学校で夜は誰もいませんので、北側について、北側へ向けての明かりは可能ではないかというふうに思うのですが、それは無理なのでしょうか、お聞きをいたします。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 敷地内には照明が整備されており、夜間でも不都合なく利用できるような設計となっております。また、周辺には民家がある関係であまり明るくなり過ぎないようになっているのも事実でございます。御指摘の点につきましては調査を行い、何か改善ができないか検討してまいりたいと考えております。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) ぜひ現地を見ていただいて、夜見ていただいたらよく分かるんですが、確認をして改善できるところがあれば改善をしていただきたいと思います。
スポーツセンターにつきましては、今のちょっと暗い感じの明かりでということなのでしょうか。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) スポーツセンターにつきましては、既に照明を設置し、対策は取っております。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) その対策を取ったという明かりが暗い。とてもあそこは避難場所に指定をされておりますので、スポーツセンターのほうですよ。子どもさんから高齢者の方まで利用をされる、もしかのときには利用されることになりますが、ちょっと暗いというふうに思われる人がいるというのは、ちょっとどうかなというふうに思いました。そのあたりは改善方法があるのか、先ほど私が言ったように、稲に関係をして、その今の明かり、今の暗さになっているのか、お聞きをします。改善できるものなら、していただきたいと思います。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) スポーツセンターにつきましても調査を行い、何か改善ができないか、検討したいと思います。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) ぜひよろしくお願いをいたします。
最後に、水の問題を取り上げようと思いましたけれども、これはここで発言をすると市民の皆さんに余計な御心配をかけるかもしれませんので、執行部には御相談をしておりませんけれども、1つだけ要請をして終わりたいと思います。
それは、今問題になっている水の心配、これを南国市は独自に調査もしていると思いますが、どのように今後取り組んでいかれるのか、検査も含め改善をされるのか、聞いておきたいと思います。
○議長(岩松永治) 上下水道局長。
○上下水道局長(浜田秀志) 12月に中環審水道小委員会にて改正方針案が了承され、これにより令和8年度4月より検査回数は3か月に1回、年4回が基本となって、より頻繁に監視することになりますが、南国市としましては来年度、この4月から年4回の検査をするようにしたいと考えております。以上です。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 今各地でいろんなこの問題が持ち上がり、それぞれ対策を取ろうとしています。取っているところもあります。ぜひ南国市も市民の皆さんの不安にまずは答えること、そしてその対応をどうするのか、きちんと御説明をする、このことをぜひともやっていただきたいと思いますが、そのことについてできるのかどうか、お聞きをいたします。
○議長(岩松永治) 上下水道局長。
○上下水道局長(浜田秀志) 発がん性が危惧されているPFASのことだと思われますが、この有機フッ素化合物につきましては、令和6年6月でテレビ放送、NHKクローズアップ現代により、令和3年当時の水質結果でしたが、南国市で10ナノグラム・パー・リットル検出と放送された後、現在まで電話などにより13件の問合せがありましたが、国の目標値の5分の1以下であることや数値も減少している旨の説明により、一定の安心をしてもらっていると考えております。また、今後の問合せにつきましても丁寧に説明してまいります。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 日本の基準が外国に比べたらぐんと低いということも分かっていますので、市民の皆さんはなかなか心配が大きいわけです。実はうちの中にもその物質が入り込んで、日々使っていた水ではないものからそれが入っていることが分かりました。いろんな意味で私たちも勉強しながら、勉強しながらでは間に合わないのかもしれませんが、そうした対策を取りながら、市民と市が協力をしながら安全な水を供給をしていく、このことを心から願っております。お構いなければ、市長、一言そのあたりをよろしくお願いいたします。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 生活に不可欠な水の問題でございますので、安心して水を使っていただけるように今後も検査をしながら、安心感を持っていただける水の供給に努めてまいりたいと思います。
○議長(岩松永治) 福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) ありがとうございました。以上です。