議会議事録
検索結果 » 令和6年 第438回市議会定例会(開催日:2024/12/06) »
一般質問4日目(土居恒夫)
質問者:土居恒夫
答弁者:市長、教育長、関係課長
午前10時 開議
○議長(岩松永治) おはようございます。
これより本日の会議を開きます。
―――――――――――*―――――――――――
一般質問
○議長(岩松永治) 日程により一般質問を行います。
順次質問を許します。16番土居恒夫議員。
〔16番 土居恒夫議員発言席〕
○16番(土居恒夫) おはようございます。
今朝、十市小学校の1年生に読み聞かせに行ってまして、頭が青いとか言われまして、一言お断りを。本人は黒く染めるつもりですけども、いつもこんなに青くなったり水色になったり緑になったりしてますんで、本人の意思ではないということを一言添えておきます。
もう一つ、朝残念なことに、どうも合区が解消されないようで、大変残念です。県民の民意が、なかなか声が伝わらないような現状を非常に危惧しておりますけども、これも致し方ありません。
では、みらいの会の土居です。よろしくお願いします。
私からは、ACP(人生会議)、安心・安全なまちづくり、この中は通学路の防犯灯あるいは環境センターのこと、そして文化・教養、これで図書館とか国民文化祭に向けてということと、最後に地元の課題、いつものように聞いていきたいと思います。
少しどうも、4日目、最後ですんで、この質問書を作ったときにはいろんな思いで書いてましたけども、どうも日がたちますと熱意も冷めたようで、ぐだぐだの質問になるかも分かりませんけども、何とぞよろしくお願いいたします。
さて、12月1日にMIARE!で初めて開催されました「シネマdeMIARE!こども映画上映会2024」ですか、にどんな様子か興味があって見に行ってきました。上映されていたのはパンダコパンダと名探偵ホームズの2本立てで、2作品とも宮崎駿作品で娘の小さいときに見た思いがありますんで、非常に懐かしい思いで見に行ってまいりました。何とMIARE!でやっと初めての映画の上映会であったということで見てきましたが、会場に入りますと、ステージの前にはマットみたいなのを敷いて子供たちがその上で上映前にも遊んで、非常に和やかな雰囲気で上映会を見ておる感じもしました。もちろん上映が始まりますと、真剣に座席に座って楽しく見ておりました。子供たちの思い出としてきっと映画も残ることでしょう。今後も親子で楽しめる上映会や、そして大人も楽しめる上映会をぜひMIARE!でやっていただきたいと思いますので、採算は非常に難しいかも分かりませんけども、せっかくすばらしいスクリーンもできまして、音響もすばらしいホールですんで、ぜひ次の機会に市民が喜んでるような上映会を企画していただくように担当課によろしくお願いしたいと思います。
それでは、本題に入ります。
1項目めに、ACPといいまして、アドバンス・ケア・プランニングの略ですけども、人生会議ということについて質問をしたいと思います。
アドバンス(あらかじめ)、ケア(医療、介護、世話)、プランニング(計画する)の頭文字を取ってACPと呼ばれております。もしものときに備えて自分自身が望む医療やケアについて前もって考え、家族や医療、介護の専門職など、信頼できる人と人生の最終段階に至るまで繰り返し話し合い、共有するのが人生会議の目的です。欧米では寝たきりの老人がいないという本も出ています。胃ろうなどがある日本とは医療の受け方が非常に異なっています。欧米の場合は、食べられなくなったらもう亡くなるんだという文化があるようで、随分文化が違ってギャップもあるようです。
そこで質問ですけども、本市でも人生会議と同じようなエンディングノートを出していますが、どのように周知をされているかお聞きいたします。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 長寿支援課の窓口でエンディングノートを配布していますが、地域包括支援センターでも様々な機会を捉えて市民の方にお渡しをしております。また、9月8日に地域交流センターで開催した市民講座「人生会議決めるから話し合うへ」では、人生会議について171人の来場者に周知を図りました。同様の講座は昨年度も開催しており、こちらは154人の来場者がございました。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。結構な人数も来られたようで、ではそこから見えてきた何か課題についてありましたらお願いします。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 自分はどのような医療、介護を受けることを望んでいるのか、意思表示ができないときに備えて事前に周囲の人と相談して決めておくことが必要ですが、ほかにも資産の処分やお墓のこと、ペットのことなど、周囲が困らないように多岐にわたり備えておくことが求められますので、十分時間をかけて検討することとなります。大ごとと捉えずに、できるところからやっていただければと思っております。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
では、前言われましたエンディングノートのメリットについてお聞きしたいと思います。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 安心して過ごすために備えることによって、自分らしく充実して生きることができることでございます。また、周囲の方も本人の意思があらかじめ示されておりますので、それを尊重することができるということになります。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。いろいろあると思いますけども、中には金銭面的にいろんな何かややこしい話も聞いたこともありますけども、そんな生々しいことはさておきまして、本人の意思を明確にできること、急なときに家族の負担軽減につながるということがありますが、では逆に、今度はデメリットについてお伺いしたいと思います。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) デメリットということではございませんが、多岐にわたる項目の中には、前提となる条件が時がたつにつれ変化することもございますので、一度作成いたしましても、変化があるたびに周囲と御相談いただいて、校正、上書き、アップデート、そういったことをする必要があるということでございます。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。ACPの人生会議は、将来判断力を失った場合に備えて、医療やケアに関する自分の希望を文書にして残しておく事前指示書に対して、それまでの過程を書き込む点が違うと思います。書換えもその都度できます。しかも、自分らしい言葉で記録できることも事前指示書とは違います。今回の質問を考えて、エンディングノートとACP(人生会議)の違いはあまりないことには気づかされました。
厚生労働省のガイドラインには、医療、介護、家族や大切な人、そして友人がキーパーソンになっているケースもあります。つまり、独り暮らしの方でも身内でなく親しい友人とノートを作成することもできます。大事なことは、家族や友人とコミュニケーションを取ることが大切です。ただ、少し残念に思いましたのは、名称のエンディングノートは簡易な遺言のイメージがしましたので、名称も私のこれからノートとか、これから日記とかにして、中身にも例えば自分の遺影はこの写真を使ってくれとか、自分の歴史とかが書ける、そういうふうなページがあれば、非常に率先してではないですけども、楽に気軽に書けるんじゃないかと思いました。これからもいろんな、終末期を迎えたりする方にとって、独り暮らしも多くなっておるような状態ですので、やはりいざというときに困らないような、そのような体制をぜひ取っていただきたいと思います。
以上でACPの人生会議の質問を終わります。
続きまして、2項目めに、安心・安全なまちづくりということの質問に移ります。
最初は、通学路の防犯灯についての質問です。
防犯灯は言うまでもなく、交通事故の防止や犯罪の防止や抑止の観点から見てとても重要な役割を果たしてくれます。夜間の市民の安全通行に不可欠なものです。
そこで質問ですが、今防犯灯の設置の要望は何か所ぐらいあるのでしょうか。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(野村 学) 地域から防犯灯設置の要望や相談があった場合は、危機管理課で所管しております防犯灯設置補助事業を紹介しております。毎年この補助事業を活用して設置されています防犯灯は70灯前後となっております。以上です。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
では、その維持費は幾らかかるんでしょうか。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(野村 学) 維持費といたしまして、防犯灯1灯当たり年間3,600円程度の電気料がかかります。また、LED照明の場合、10年に1度程度電球の交換が必要となります。以上です。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。今回も山中議員からカメラ付きの防犯灯について、防犯カメラも言われておりましたけども、今回は通学路の防犯灯にだけ絞りまして質問をしたいと思います。
そこで、通学路の実態につきまして植田議員もおっしゃってましたけども、少し私から別角度で聞きたいと思います。
通学路の実態はどのようになっているのか、直近の令和6年じゃなくて、同じようなことだと思いますけども、令和5年度の南国市小中学校通学路安全対策連絡協議会の通学路危険箇所及び対策内容一覧を見させてもらいました。その中で気になる箇所がありまして、1か所目は、香長中学校の要望で、下田川河川管理道の中谷橋から衣笠橋までの下田川沿いの南側、そして衣笠橋から岡ノ端橋の下田川沿いの北側、いわゆる下田川の両岸を下校時に通っているが、街灯がなく、冬場の下校時は真っ暗で心配な状況だと。そして、県道243号線から大そね団地に入る道、理由は街灯がなく、夜間や夕方では犯罪が起きても非常に見えにくいと記されております。次に、香南中学校ですが、立田で人家がまばらで、街灯、場所がちょっと分かりませんけども、多分人家がないところだと思いますが、街路灯が少ないと。そうしまして、鳶ヶ池中学校では、学校の正門から真っすぐ西へ抜ける道、たちばな集会所の方面の辺りだそうですが、そこにもないと。それから、小学校におきましては、奈路小学校と国府小学校からの要望があります。特に奈路小学校の学校から奈路防災コミュニティーの間の要望ですが、これも要望が出てます。これも香長中学校の下田川沿いと同じように、何年にもわたって同じ要望が出ております。それらの進捗状況を教えてください。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(野村 学) これらの設置要望箇所につきましては、先ほど申しました防犯灯設置補助事業を活用して設置していただくようお願いをしておりますが、現状ではまだ設置できていない状況です。以上です。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) そういうことですね。私の推測かも分かりませんけども、生徒の安心・安全のために設けられている対策連絡協議会の中で出た要望が速やかに処理をされてないのは、地域へ下ろし、地域から市へ申請をしなければならない仕組みがそうさせているのではないでしょうか。なぜなら、地域で維持費を払うとか、そういう仕組みも、そこでどうも要望が最後まで伝わってないような気がいたします。他市を見てみますと、LEDをきっかけに市が直営で電気代も払ってるようですが、そこで市長は初日の、3期目に向けて世界一、日本一住みよいですか、暮らしをということも書かれておりました。実際、私も耳で聞きましたので、おっと思いましたけど、新聞も盛ってると思いますけども、通学路の防犯灯の設置及び維持費をぜひ市が負担していただければと思いますけど、その見解についてお聞きします。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) その維持費が、すみません、今私どのぐらいになるのかっていう金額を存じ上げていないところでございます。
(「3,600円、1基。1灯3,600円」と呼ぶ者あり)
いえいえ、各地域がつけられている防犯灯の数が何灯あるのかっていうことが分からないと、それがどのぐらいの経費になるのかっていうことが今ちょっと把握できませんので、お金の面で言いますと、やはりそれは一般財源になりますので、それが果たして可能かどうかっていうところ、金額で考えないといけないというように思います。今までは防犯灯は、先ほど議員のおっしゃったとおり、地域のほうで申請をしていただいて、補助金でつけてきたということがございますので、そこのあたりの公平性というのをどのように見るのか、通学路ということを限定しても、通学路と防犯灯とどういうふうに区別するのかっていうのも非常に難しいとこもございまして、そこのあたりの公平性ということと金額、一般財源がどのぐらい要るかということを両方踏まえて検討する必要があろうと思います。以上でございます。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。いや、私はせめて通学路を限定にして、子供たちの安心・安全を守るために、今までの多少地域との差が出てきて御不満もあろうかと思いますけども、せめて通学路の件、特に今言いました奈路とか香長中学校の要望が、通学路と先ほど市長がおっしゃいました、どこまでが通学路とかというのを指定されてないかも分かりませんけども、そこもしっかりと精査していただいて、やはり通るなじゃなくて、危険なところはじゃあ通るなでいいですから、じゃあここ通りなさいと、けどここやと防犯灯がついてないと、そういうところはぜひ、子供たちというか、連絡協議会に何年も同じような要望があるということはちょっとどうかと思います。
そこで、どうも質問もいろいろ考えながら頭へよぎったのは、いわゆる連絡協議会、小中学校通学路安全対策連絡協議会がどうも司令塔のような、何かいわゆるPDCAじゃないですけども、必ずBCPというか、その検証してる箇所がないんじゃないかと。だから、要望が上がったらそのまま現地見に行って、地域へ、必ず最後に書いているのが、学校側から地域に要望して、地域で対応してもらうというふうな、うちの設置要綱を見ますと、地域から市に上げて、それには図面とかいわゆる設計書、どれぐらいかかるかという工事費の見積り、それ全て出すのも、維持費のほかにそういう作業もあるわけですよね。だから、非常に地域は厄介だと。多分そういうこともあるんじゃないかと推測、僕は推測してます。だから、司令塔のようなことがあれば、こういうBCPで検証しながら、何年もかかって学校側から地域に、この下田川沿いの橋の件で地域にお願いしましたかということを検証してないんじゃないかというふうなことも思ったわけです。奈路でもそうです。だから、地域にそういうことを起こしておれば、必ずいや、ここで町内会の会長が妙にこんなこと言うてますやったら、じゃあ出向いていってもう一回話をつけるとか、そういうことをやってないと思いますんで、何年も同じような要望箇所が出てると思います。だから、そこを上げて通学路とかそういうことを、ここは通学路ですからということでやれば、市のほうでぜひ、子供たちの通学路に関しては年間3,600円ですか、とか維持費も見ていただくようなこともぜひ考えていただきたいと思っております。
重複しますけども、一応質問しておりますんで、連絡協議会の組織もさることながら、取りまとめ状況につきましてお聞きしたいと思います。
○議長(岩松永治) 教育次長。
○参事兼教育次長兼学校教育課長(溝渕浩芳) 通学路における危険箇所の把握につきましては、学校長が保護者や地域住民の意見を聴取した上で、当該学校区の通学路の安全を確認し、毎年度9月までに南国市教育委員会に報告しております。また、学校長以外から通学路の危険箇所について情報を得た場合は、その都度関係校と教育委員会が内容を確認をしております。対策必要箇所について、箇所ごとに歩道整備や防護柵設置のようなハード対策や、交通規制や交通安全教育のようなソフト対策など、対策必要箇所に応じて具体的な実施メニューを検討しております。
連絡協議会の司令塔のような機能はありませんが、事務局は学校教育課にございます。この連絡協議会は各関係機関が連携し、着実かつ継続的に通学路の安全確保に取り組むことを目的として設置しております。未解決になっているものの中には対応不可能なものもありますが、前年度の進捗状況の確認も行うなどの対応もしてまいりたいと思います。今後も関係機関が連携して児童生徒が安全に通学できるように通学路の安全確保を図ってまいりますので、御理解いただきたいと思います。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。本当に子供たちの安全のためにぜひともそういうふうな検証もしていただきまして、やはり危険なところは通るな、けどここだったら大丈夫だということで、通学路ということも曖昧なところもちゃんと定めていただいてやっていただくようなことで、ぜひともよろしくお願いします。そのときには、市長が多分通学路だけはよっしゃ、防犯灯の維持費は出そうということになると思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、次に参ります。
次は、環境センターの質問に入りたいと思います。
環境センター、御存じのように平成8年にスポーツセンターの西に移り、稼働を始めております。今年で28年だかな、になるようですけども、今回の質問は、環境センターが建っている箇所は南海トラフ地震の津波浸水区域に位置していると思います。そこで、あの箇所で安心なのか、大丈夫なのかということで何点かお聞きしたいと思います。
まず、改めまして環境センターにある位置の津波浸水予想と水位が下がるまでに何日ぐらいかかるのか教えてください。
○議長(岩松永治) 環境課長。
○環境課長(横山聖二) 環境センターにおける津波浸水被害は、L1クラスでは敷地の一部のみと想定していますが、L2クラスでは建物の2階部分までの浸水を想定しております。また、水位が下がるまでの日数につきましては、長期浸水が想定されている区域ではありませんので、短期間を想定しています。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。引くのに何日かかるかという日数も分からないようですが、なかなか水は引かないと、推測ですけども思われます。
では、地震のL1、L2もありますけども、発災時にどのようなシミュレーションをされているのかお聞きいたします。
○議長(岩松永治) 環境課長。
○環境課長(横山聖二) L2クラスでの浸水被害における完全復旧には年単位での時間を要するために、まずは応急的な仮設復旧を行います。また、災害状況により敷地内で一時的にし尿等を貯留することも想定しております。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。東日本大震災では、沿岸部にあったし尿処理施設が地震と津波により設備が破損したり、電気機械設備の水没や土砂や災害廃棄物が堆積しましたことによりまして全停止状態になった施設が少なくなく、復旧に要する費用に数億円を要した施設もあったようです。また、今年のお正月に起きました能登半島地震におきましても、津波ではなく地震による被害で石川県内の5つの市と町にあるし尿処理施設が被災して稼働を停止し、トイレなどから回収したし尿の処理が課題になったようです。
では、今後のお考えはどのようなことを考えているかお聞きいたします。
○議長(岩松永治) 環境課長。
○環境課長(横山聖二) 環境センターが被災し、し尿等の搬入が困難な場合は、奈路し尿処理中継槽施設に200トンの搬入が可能となっております。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。ぜひ今後の対応を考えながら、対策にまた御尽力願いたいと思います。
私も思いますのは、奈路もそうですけども、今後高知県の東部浦戸湾流域の下水道、あの辺りももっと視野に入れたり、あるいは香南、野市にあるところの施設も受入れも検討してみては、いろんな意味でいいと思いますので、どうかと思います。ぜひ御検討をしていただきたいと思います。そして、同じ近くにあります三和の農業集落排水処理施設もそのような、これは局長にはお聞きしませんけども、ぜひ同じような対応を取っていただいて、万全に想定して、安全に市民が安心できるような体制を取っていただくことを希望しまして、この質問は終わります。
次に、3問目に、文化と教養とかちょっと偉そうな題ですけども、その件でお聞きいたします。
まず、図書館ですが、新図書館の建設がいよいよ始まっております。市民の望んでいました文化施設の完成が待ち遠しくてなりません。今回はその図書館につきまして何点かお聞きし、お願いもしてみたいと思います。
まず、資料費の予算ですが、5年、6年、7年の3か年は1,000万円を計上されるようですが、その後につきましてどのような予算を考えていられるかお聞きいたしたいと思います。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 図書購入費につきましては、新図書館の開館に向けての準備のために特別配分的な意味合いで令和5年から7年の3年間は1,000万円の予算化が予定されておりますが、今後の財政状況などにより変動することもあります。従来の図書館より大規模となる新図書館では、利用者が大幅に増加し、収蔵資料に対する期待が質、量ともに高まるため、資料整備を十分に進める必要があると考えており、令和7年度以降も継続するよう、予算確保に努めたいと思います。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ぜひよろしくお願いいたします。ただ、103万円の壁とかいろいろ財政事情も響いてくるかも分かりませんけども、先のことでありますけども、ぜひとも他市の状況も見ながらぜひ資料費の予算確保を願いたいと思います。ただ、資料費を市の財政だけに頼るだけではなく、その確保に地域社会との連携や協力が欠かせないと思います。長期的な視点で安定した資金源を確保するために、様々な方法を講じることが必要だと思います。市民の協力として、例えば市民の皆さんに寄附を募ってみたり、あるいは会員制度をつくり、会員費を通じて安定した収入源を得ることが考えられます。また、企業の社会的責任活動として企業に寄附を募ったり、地域社会に貢献する機会を提供してもらうことが必要だと思います。蔵書のカバーに企業名やロゴを入れてみるのもその一つだと思います。このような市民あるいは地域社会を巻き込むような取組をやるかどうかについてお考えをお聞きいたします。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 議員の提案にありますように、例えばふるさと納税で寄附の申込みの際に新図書館の整備、運営に関する事業等のメニューを増やすという方法もあると思います。会員制につきましては、大学図書館等で学生以外の一般人に開放する目的で行っていることは承知しております。しかしながら、図書館法第17条で、公立図書館は入館料その他図書館資料の利用に対するいかなる対価をも徴収してはならないとあり、いわゆる図書館無料の原則に基づいて運営をしております。企業、団体等に雑誌スポンサーになっていただき、雑誌の年間購入代金を御負担いただく代わりに雑誌の最新号カバーに広告を掲載する雑誌スポンサー制度につきましては、県内では宿毛市、土佐清水市、香美市、佐川町の新図書館でも導入が予定されておりますので、検討をしたいと思います。議員の御提案にありますように、公立図書館が存続、発展するためには、地域住民や企業からの支援も不可欠でありますし、こうした支援がコミュニティーを文化的に充実させ、暮らしを一層豊かにするものと考えます。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) まさにそのように、地域との本当に結びつきのある図書館、そうすると図書館も非常に市民に愛される、愛着のある図書館になると思いますので、ぜひそのようにお願いいたします。
続きまして、移動図書館たちばな号が廃止されまして来年の2月で6年になります。廃止時期はどうもおぼろげの記憶しかなかったので、検索をしてみましたら、やはり6年ほどたっていると思います。ただ、南国市移動図書館たちばな号はネット上では健在していましたので、削除をされたほうがいいのではと思います。
それはさておきまして、新図書館ができれば復活してもいいのではないでしょうか。移動図書館につきまして、前のたちばな号のような大きなバスのようなものじゃなくて、普通自動車免許で運転できるような、軽トラ図書館の導入、これは県内では四万十町で導入されておりまして、好評を博しているようです。狭い山道でも楽々と走れますので、市民に喜ばれると思いますが、この導入についてお考え、あるいは十市には出張図書館があります。ほかの地域への広がりを考えられてないのかお聞きしたいと思います。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 移動図書館につきましては、令和2年2月に廃止しております。インターネット上の情報につきましては、南国市のホームページ上では掲載しておりませんが、調べましたところカーリルという図書館検索のサイト内で情報が掲載されたままになっているようです。サイト運営者に連絡し、削除してもらうように対応をしたいと思います。
また、新図書館において移動図書館サービスの復活につきましては、建物内に車庫スペースを確保するなど、将来的にサービス提供が可能な設計となっております。新図書館開館後、まずは図書館本体の運営が軌道に乗ることを目指し、その後に市民の皆さんのニーズなどを把握しながら移動図書館サービスについて検討してまいりたいと考えております。
また、御提案のありました軽トラでの移動図書館導入事例についても承知しております。将来的に導入するのであれば、運転手の確保などの面からも御提案のような軽トラの大きさの移動図書館がよいのではないかと思います。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
そこで、なぜ移動図書館とか言いましたのは、やはり免許も返納されてる方も多くなっております。そういう方のために、移動図書館があれば、読書に親しまれる機会が増えるからいいのだと思います。ただ、そこでその代わりではないですけども、NACOバスがありますよね。このNACOバスは図書館には立ち寄りとか、あるいは近くに停留所を作るとかというお考えはないでしょうか。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 市民の皆さんが新図書館へ来館しやすくなるような対策は重要であると考えております。シンボルロードが完成しましたら、新図書館の近くに停留所を設ける方向で検討をしたいと思います。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ぜひお願いいたします。
それで、現在の図書館の跡地利用につきまして、計画があるかどうかお聞きいたします。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 新図書館が開館した後、現在の図書館の土地、建物をどのように活用するかにつきましては、現時点では決まっておりません。ふれあい教室が手狭になっている状況もあり、移転してはどうかという案や、文化財係の倉庫として使用する案、少年育成センターの事務所を移転させる案もございます。土地、建物とも市の貴重な財産ですので、有効な活用が図られるよう、関係部署で検討してまいりたいと考えております。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。いろんなふれあい教室とか文化財の倉庫、あるいは育成センターの事務所もそうでしょうと思います。私からそれに追加してお願いをしておきたいと思いますけども、本来MIARE!に本当はあったらいいと思いますけど、音楽スタジオのようなものがあればいいと思っております。そういう方とか、あるいは絵画グループがそのグループをやりたいけども、公民館でやりよったやつができんなったということで、絵画グループも解散されたようなことも聞きます。そういう部屋とか、多目的に使えるような、どうしてもMIARE!、地域交流センターではそういう部屋がなかなか少ないので、何とかそういう部屋も設けていただけないかと、希望だけ添えておきます。
図書館というものは知の地域づくりには欠かせません。知の源泉である読書を支える重要な知的インフラとして図書館は重視されますので、予算も含め、いろんな市民に活用していただけるようなお考えをよろしくお願いいたします。
では次に、国民文化祭についてお聞きしたいと思います。
よさこい高知文化祭2026が再来年に開催されます。その内容につきまして分かる範囲でお聞かせください。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 全国から文化団体が集結し、各種の文化活動を全国規模で発表、共演、交流する文化の祭典であり、文化の国体と言われております。昭和52年から始まった全国高等学校総合文化祭に対抗し、一般の団体でも全国規模で参加する文化祭を行うために、昭和61年から第1回大会が行われ、以降毎年各県持ち回りで開催されております。なお、平成29年からは、全国障害者芸術・文化祭と一体的に開催されております。令和元年以降は天皇皇后両陛下が親臨しており、「全国植樹祭」「国民体育大会」「全国豊かな海づくり大会」と並び、「四大行幸啓」の一つに位置づけられております。四国では、これまでに愛媛県、香川県、徳島県で開催されておりましたが、高知県では開催されておらず、令和8年に初めての開催となります。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) 分かりやすくありがとうございました。
では、本市で開催を予定されてるようなものが何かありましたら、お構いない範囲でお答えください。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 全国文化団体との連携事業として、南国市では2つの団体の受入れが決定しております。
1つ目は、一般社団法人日本華道連盟による生け花であり、会場は地域交流センターとなります。2つ目は、一般社団法人全日本かるた協会による小倉百人一首競技かるた全国大会で、会場はスポーツセンターとなります。それ以外にも市町村独自事業も計画しておりますが、現在調整中でありますので、詳しい内容が決まりましたら公表したいと思います。以上です。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。映画のようなかるたが見えるわけですね。大変すばらしいことだと思います。かるたといえば土佐日記もありますんで、何かとそういうふうな関連事業も計画をしていただきまして、南国市の文化を考えていただきたいと思います。花につきましても、南国市の花なんかを使っていただいたら非常にいいかと思いますので、よろしくお願いします。
さて、11月29日の高知新聞の小社会になるほどと思われました記事が出ていましたので、少し長いですけども御紹介したいと思います。
その内容は、踊る大捜査線の続編映画が上映されているのに合わせての記事です。映画の主人公は、皆さん御存じの柳葉敏郎さんが演じる元警察官官僚室井慎次です。警察改革の志半ばで辞職し、ふるさとの秋田に戻った後を描く。その物語で重要な要素を占めたのが、秋田という舞台設定だ。柳葉さんのふるさとで、東京から居を移してもう20年近くたつ。そして、柳葉敏郎さんが引く手あまただったのに移住したのはなぜなのか。いわく、子育てに余計なものを挟まず素直に接したかった、またふるさとだと父親として自然体でいられる、高知同様に急速に人が減る秋田、こうした価値観や生き方に励まされる人も多いでしょうとの記事が地方創生のくだりに続いておりました。実際、映画も見てきましたけども、非常に風光明媚な秋田の風土を取り入れた面白い心打たれるような映画でした。この記事を読んでまして、ギバちゃんの考えが分かるような気がしました。美しい秋田の風土もそうさせることだと思います。そこで、2年後に行われます国民文化祭を通じまして、地域の文化、あるいは地域を愛することにつなげていく、そういうことがやっぱりふるさとはいいんだなということを思わせる絶好のチャンスだと思います。
そこで、教育長にお聞きします。
国民文化祭で南国市のすばらしい文化を披露する予定などがあればお聞かせください。また、国民文化祭を南国市の教育として何か捉えることがあれば、併せてお聞きいたします。
○議長(岩松永治) 教育長。
○教育長(竹内信人) 議員が言われますように、本市には大変すばらしい地域文化があります。例えば、日本の古典文学の中でも重要な作品、土佐日記を記した紀貫之が国主として赴任した土佐のまほろばで門出のまつりも開かれておりますし、また国の特別天然記念物である土佐のオナガドリなど、すばらしいものがあるというふうに考えております。これらを発信するような何かイベントはないかということで検討もしているところでございます。
また、昨年高文祭、全国高等学校文化祭が行われまして、県内の文化熱の機運も高まりを見せておりますので、国民文化祭を契機に本市の文化の価値を再認識し、文化芸術活動により一層親しみ、郷土への愛着を育む絶好の機会になるというふうに考えております。
また、学校教育におきましては、社会科、道徳教育、総合的な学習の時間などで児童生徒の発達段階に応じてふるさとに愛着を持ち、ふるさとを担う人材育成を行っておるんですが、何よりも子供たちの郷土を愛する心に影響を与えるのは、やはり私たち大人ではないかというふうに考えております。私たち大人が自ら自信を持って南国市を愛し、南国市を思い育てるという態度や行動が、子供たちのふるさとに愛着を持ち、またふるさとを担う人材の育成に影響を与えるというふうに考えております。以上です。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) 本当にありがとうございます。やはりそういうことだと思います。ふるさとに愛着を持つ、一つ今教育長の答弁をお聞きしながら思いついて申し訳ないです。
思いつきで言いますけども、小倉百人一首のかるた大会のちょっと別物としまして、例えば南国市のかるた、小学校でもかるたいろいろ作っておると思いますけども、そんなかるたのいわゆる前座で、これを機にかるた取り大会を、南国市のかるた、作ってるものがあると思いますんで、それを利用するか、そんなんで何かそういうかるたの面白さとか、そうすると南国市の郷土を愛する気持ちも、たしか前に一般質問でも言うたことがあるかるたであるとか、そういうことが地域愛でやってる、あるいは長野市なんかは県民の歌、長野の県歌とかというのは全て県民が歌えるというふうなこともあると思いますんで、何かそのような、十市にはかるたがありますんで、ぜひそういうふうなものを利用しながら、かるたと連携させてやってみたらどうかと、思いつきで申し訳ございません。それでは、この項は終わりたいと思います。ぜひよろしくお願いします。
最後に、地元の課題の今回は検証ということで聞きたいと思います。
まず、地元の市道、県道、1つ目は南国111号線の切り通し、十市から稲生へ抜ける、昔茶園越しとか言ってたんですけども、子供たちの通学路か分かりません。子供たちが通ってます。香長中学校の生徒が。切り通しは大変もろい岩盤でできてまして、両側から落石や、あるいは木が倒れてきたりするような状況になっておりまして、これもずっと前から要望を出しておりますけども、その後どのようなことになっておりますか。お聞きします。
○議長(岩松永治) 建設課長。
○建設課長(橋詰徳幸) 市道南国111号線の切り通し工事につきましては、大規模な落石対策が必要であるため、社会資本整備総合交付金事業を活用して用地測量と道路詳細設計の委託を年明けに発注できるよう進めております。また、工事につきましては令和8年度に計画をしております。以上です。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) これも予算の伴うことでありますけども、ぜひとも速やかに着工していただくようにお願いしたいと思います。
続きまして、蛸の森トンネル、蛸の森トンネルというのは、いわゆる西南道路、農免道路につながってる道路ですけども、大変昼間と違って、道路のいわゆる照明があかってる数が少なくて、子供たちが非常に怖いとか、あるいは一般の方も通るのに怖い、暗いという声が上がっております。これがなぜそのようになっているのかお聞かせください。
○議長(岩松永治) 建設課長。
○建設課長(橋詰徳幸) 蛸の森トンネルの照明につきましては、道路照明施設設置基準を基に、設計速度、トンネル延長、野外輝度等を考慮して設置しております。なお、蛸の森トンネルの照度につきましては、状況を確認いたします。以上です。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ぜひお願いいたします。やはり車が通って手前が暗いと、非常に怖い状況になっておりますんで、いつでも行きますんで、ぜひともよろしくお願いいたします。
最後に、東沢の圃場につきまして、これは前の先輩議員の土居篤男さんから引継ぎまして、ずっとやってる問題ですけども、この問題は東沢圃場、県の事業ですけども、基盤が下がりまして、大きな石が大変むき出しになってきております。だんだんだんだん地盤も悪くそのようになっております。そして、そうするといわゆるトラクターの爪が折れたり、そのような状況に担い手も大変苦慮してまして、こんなんじゃもう作れんなるぞって半分冗談、半分本気のようなことで言っておられます。その後、石を割るためにストーンクラッシャーですか、そのような機械を見に、今の企画課長の田所課長も行っていただきました。現場も西条まで見に行ったんですけども、その後その導入につきまして進展状況をお聞かせください。
○議長(岩松永治) 農地整備課長。
○農地整備課長(高橋元和) ストーンクラッシャーの導入については、東沢圃場の農地表面に浮かび上がってくる玉石を砕いて営農条件を改善するためのものでございますが、導入に向けまして、引き続き検討を続けております。地元の農家と担い手農家とも何度か協議いたしまして、補助事業を活用できるよう、早期に導入できる計画を進めているところでございます。
また、昨年度に引き続き、今年度も地元、担い手農家と協議の上、不等沈下のある農地の一部に公共事業で発生した表土を受け入れることができましたことを御報告させていただきます。以上でございます。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。表土もぜひ入れていただきまして、担い手が頑張って精を出して稲作に励んでいただくような圃場にしていただくようにお願いします。
では、今回の質問はこれで終わります。どうもいろいろありがとうございました。
答弁者:市長、教育長、関係課長
午前10時 開議
○議長(岩松永治) おはようございます。
これより本日の会議を開きます。
―――――――――――*―――――――――――
一般質問
○議長(岩松永治) 日程により一般質問を行います。
順次質問を許します。16番土居恒夫議員。
〔16番 土居恒夫議員発言席〕
○16番(土居恒夫) おはようございます。
今朝、十市小学校の1年生に読み聞かせに行ってまして、頭が青いとか言われまして、一言お断りを。本人は黒く染めるつもりですけども、いつもこんなに青くなったり水色になったり緑になったりしてますんで、本人の意思ではないということを一言添えておきます。
もう一つ、朝残念なことに、どうも合区が解消されないようで、大変残念です。県民の民意が、なかなか声が伝わらないような現状を非常に危惧しておりますけども、これも致し方ありません。
では、みらいの会の土居です。よろしくお願いします。
私からは、ACP(人生会議)、安心・安全なまちづくり、この中は通学路の防犯灯あるいは環境センターのこと、そして文化・教養、これで図書館とか国民文化祭に向けてということと、最後に地元の課題、いつものように聞いていきたいと思います。
少しどうも、4日目、最後ですんで、この質問書を作ったときにはいろんな思いで書いてましたけども、どうも日がたちますと熱意も冷めたようで、ぐだぐだの質問になるかも分かりませんけども、何とぞよろしくお願いいたします。
さて、12月1日にMIARE!で初めて開催されました「シネマdeMIARE!こども映画上映会2024」ですか、にどんな様子か興味があって見に行ってきました。上映されていたのはパンダコパンダと名探偵ホームズの2本立てで、2作品とも宮崎駿作品で娘の小さいときに見た思いがありますんで、非常に懐かしい思いで見に行ってまいりました。何とMIARE!でやっと初めての映画の上映会であったということで見てきましたが、会場に入りますと、ステージの前にはマットみたいなのを敷いて子供たちがその上で上映前にも遊んで、非常に和やかな雰囲気で上映会を見ておる感じもしました。もちろん上映が始まりますと、真剣に座席に座って楽しく見ておりました。子供たちの思い出としてきっと映画も残ることでしょう。今後も親子で楽しめる上映会や、そして大人も楽しめる上映会をぜひMIARE!でやっていただきたいと思いますので、採算は非常に難しいかも分かりませんけども、せっかくすばらしいスクリーンもできまして、音響もすばらしいホールですんで、ぜひ次の機会に市民が喜んでるような上映会を企画していただくように担当課によろしくお願いしたいと思います。
それでは、本題に入ります。
1項目めに、ACPといいまして、アドバンス・ケア・プランニングの略ですけども、人生会議ということについて質問をしたいと思います。
アドバンス(あらかじめ)、ケア(医療、介護、世話)、プランニング(計画する)の頭文字を取ってACPと呼ばれております。もしものときに備えて自分自身が望む医療やケアについて前もって考え、家族や医療、介護の専門職など、信頼できる人と人生の最終段階に至るまで繰り返し話し合い、共有するのが人生会議の目的です。欧米では寝たきりの老人がいないという本も出ています。胃ろうなどがある日本とは医療の受け方が非常に異なっています。欧米の場合は、食べられなくなったらもう亡くなるんだという文化があるようで、随分文化が違ってギャップもあるようです。
そこで質問ですけども、本市でも人生会議と同じようなエンディングノートを出していますが、どのように周知をされているかお聞きいたします。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 長寿支援課の窓口でエンディングノートを配布していますが、地域包括支援センターでも様々な機会を捉えて市民の方にお渡しをしております。また、9月8日に地域交流センターで開催した市民講座「人生会議決めるから話し合うへ」では、人生会議について171人の来場者に周知を図りました。同様の講座は昨年度も開催しており、こちらは154人の来場者がございました。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。結構な人数も来られたようで、ではそこから見えてきた何か課題についてありましたらお願いします。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 自分はどのような医療、介護を受けることを望んでいるのか、意思表示ができないときに備えて事前に周囲の人と相談して決めておくことが必要ですが、ほかにも資産の処分やお墓のこと、ペットのことなど、周囲が困らないように多岐にわたり備えておくことが求められますので、十分時間をかけて検討することとなります。大ごとと捉えずに、できるところからやっていただければと思っております。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
では、前言われましたエンディングノートのメリットについてお聞きしたいと思います。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 安心して過ごすために備えることによって、自分らしく充実して生きることができることでございます。また、周囲の方も本人の意思があらかじめ示されておりますので、それを尊重することができるということになります。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。いろいろあると思いますけども、中には金銭面的にいろんな何かややこしい話も聞いたこともありますけども、そんな生々しいことはさておきまして、本人の意思を明確にできること、急なときに家族の負担軽減につながるということがありますが、では逆に、今度はデメリットについてお伺いしたいと思います。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) デメリットということではございませんが、多岐にわたる項目の中には、前提となる条件が時がたつにつれ変化することもございますので、一度作成いたしましても、変化があるたびに周囲と御相談いただいて、校正、上書き、アップデート、そういったことをする必要があるということでございます。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。ACPの人生会議は、将来判断力を失った場合に備えて、医療やケアに関する自分の希望を文書にして残しておく事前指示書に対して、それまでの過程を書き込む点が違うと思います。書換えもその都度できます。しかも、自分らしい言葉で記録できることも事前指示書とは違います。今回の質問を考えて、エンディングノートとACP(人生会議)の違いはあまりないことには気づかされました。
厚生労働省のガイドラインには、医療、介護、家族や大切な人、そして友人がキーパーソンになっているケースもあります。つまり、独り暮らしの方でも身内でなく親しい友人とノートを作成することもできます。大事なことは、家族や友人とコミュニケーションを取ることが大切です。ただ、少し残念に思いましたのは、名称のエンディングノートは簡易な遺言のイメージがしましたので、名称も私のこれからノートとか、これから日記とかにして、中身にも例えば自分の遺影はこの写真を使ってくれとか、自分の歴史とかが書ける、そういうふうなページがあれば、非常に率先してではないですけども、楽に気軽に書けるんじゃないかと思いました。これからもいろんな、終末期を迎えたりする方にとって、独り暮らしも多くなっておるような状態ですので、やはりいざというときに困らないような、そのような体制をぜひ取っていただきたいと思います。
以上でACPの人生会議の質問を終わります。
続きまして、2項目めに、安心・安全なまちづくりということの質問に移ります。
最初は、通学路の防犯灯についての質問です。
防犯灯は言うまでもなく、交通事故の防止や犯罪の防止や抑止の観点から見てとても重要な役割を果たしてくれます。夜間の市民の安全通行に不可欠なものです。
そこで質問ですが、今防犯灯の設置の要望は何か所ぐらいあるのでしょうか。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(野村 学) 地域から防犯灯設置の要望や相談があった場合は、危機管理課で所管しております防犯灯設置補助事業を紹介しております。毎年この補助事業を活用して設置されています防犯灯は70灯前後となっております。以上です。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
では、その維持費は幾らかかるんでしょうか。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(野村 学) 維持費といたしまして、防犯灯1灯当たり年間3,600円程度の電気料がかかります。また、LED照明の場合、10年に1度程度電球の交換が必要となります。以上です。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。今回も山中議員からカメラ付きの防犯灯について、防犯カメラも言われておりましたけども、今回は通学路の防犯灯にだけ絞りまして質問をしたいと思います。
そこで、通学路の実態につきまして植田議員もおっしゃってましたけども、少し私から別角度で聞きたいと思います。
通学路の実態はどのようになっているのか、直近の令和6年じゃなくて、同じようなことだと思いますけども、令和5年度の南国市小中学校通学路安全対策連絡協議会の通学路危険箇所及び対策内容一覧を見させてもらいました。その中で気になる箇所がありまして、1か所目は、香長中学校の要望で、下田川河川管理道の中谷橋から衣笠橋までの下田川沿いの南側、そして衣笠橋から岡ノ端橋の下田川沿いの北側、いわゆる下田川の両岸を下校時に通っているが、街灯がなく、冬場の下校時は真っ暗で心配な状況だと。そして、県道243号線から大そね団地に入る道、理由は街灯がなく、夜間や夕方では犯罪が起きても非常に見えにくいと記されております。次に、香南中学校ですが、立田で人家がまばらで、街灯、場所がちょっと分かりませんけども、多分人家がないところだと思いますが、街路灯が少ないと。そうしまして、鳶ヶ池中学校では、学校の正門から真っすぐ西へ抜ける道、たちばな集会所の方面の辺りだそうですが、そこにもないと。それから、小学校におきましては、奈路小学校と国府小学校からの要望があります。特に奈路小学校の学校から奈路防災コミュニティーの間の要望ですが、これも要望が出てます。これも香長中学校の下田川沿いと同じように、何年にもわたって同じ要望が出ております。それらの進捗状況を教えてください。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(野村 学) これらの設置要望箇所につきましては、先ほど申しました防犯灯設置補助事業を活用して設置していただくようお願いをしておりますが、現状ではまだ設置できていない状況です。以上です。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) そういうことですね。私の推測かも分かりませんけども、生徒の安心・安全のために設けられている対策連絡協議会の中で出た要望が速やかに処理をされてないのは、地域へ下ろし、地域から市へ申請をしなければならない仕組みがそうさせているのではないでしょうか。なぜなら、地域で維持費を払うとか、そういう仕組みも、そこでどうも要望が最後まで伝わってないような気がいたします。他市を見てみますと、LEDをきっかけに市が直営で電気代も払ってるようですが、そこで市長は初日の、3期目に向けて世界一、日本一住みよいですか、暮らしをということも書かれておりました。実際、私も耳で聞きましたので、おっと思いましたけど、新聞も盛ってると思いますけども、通学路の防犯灯の設置及び維持費をぜひ市が負担していただければと思いますけど、その見解についてお聞きします。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) その維持費が、すみません、今私どのぐらいになるのかっていう金額を存じ上げていないところでございます。
(「3,600円、1基。1灯3,600円」と呼ぶ者あり)
いえいえ、各地域がつけられている防犯灯の数が何灯あるのかっていうことが分からないと、それがどのぐらいの経費になるのかっていうことが今ちょっと把握できませんので、お金の面で言いますと、やはりそれは一般財源になりますので、それが果たして可能かどうかっていうところ、金額で考えないといけないというように思います。今までは防犯灯は、先ほど議員のおっしゃったとおり、地域のほうで申請をしていただいて、補助金でつけてきたということがございますので、そこのあたりの公平性というのをどのように見るのか、通学路ということを限定しても、通学路と防犯灯とどういうふうに区別するのかっていうのも非常に難しいとこもございまして、そこのあたりの公平性ということと金額、一般財源がどのぐらい要るかということを両方踏まえて検討する必要があろうと思います。以上でございます。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。いや、私はせめて通学路を限定にして、子供たちの安心・安全を守るために、今までの多少地域との差が出てきて御不満もあろうかと思いますけども、せめて通学路の件、特に今言いました奈路とか香長中学校の要望が、通学路と先ほど市長がおっしゃいました、どこまでが通学路とかというのを指定されてないかも分かりませんけども、そこもしっかりと精査していただいて、やはり通るなじゃなくて、危険なところはじゃあ通るなでいいですから、じゃあここ通りなさいと、けどここやと防犯灯がついてないと、そういうところはぜひ、子供たちというか、連絡協議会に何年も同じような要望があるということはちょっとどうかと思います。
そこで、どうも質問もいろいろ考えながら頭へよぎったのは、いわゆる連絡協議会、小中学校通学路安全対策連絡協議会がどうも司令塔のような、何かいわゆるPDCAじゃないですけども、必ずBCPというか、その検証してる箇所がないんじゃないかと。だから、要望が上がったらそのまま現地見に行って、地域へ、必ず最後に書いているのが、学校側から地域に要望して、地域で対応してもらうというふうな、うちの設置要綱を見ますと、地域から市に上げて、それには図面とかいわゆる設計書、どれぐらいかかるかという工事費の見積り、それ全て出すのも、維持費のほかにそういう作業もあるわけですよね。だから、非常に地域は厄介だと。多分そういうこともあるんじゃないかと推測、僕は推測してます。だから、司令塔のようなことがあれば、こういうBCPで検証しながら、何年もかかって学校側から地域に、この下田川沿いの橋の件で地域にお願いしましたかということを検証してないんじゃないかというふうなことも思ったわけです。奈路でもそうです。だから、地域にそういうことを起こしておれば、必ずいや、ここで町内会の会長が妙にこんなこと言うてますやったら、じゃあ出向いていってもう一回話をつけるとか、そういうことをやってないと思いますんで、何年も同じような要望箇所が出てると思います。だから、そこを上げて通学路とかそういうことを、ここは通学路ですからということでやれば、市のほうでぜひ、子供たちの通学路に関しては年間3,600円ですか、とか維持費も見ていただくようなこともぜひ考えていただきたいと思っております。
重複しますけども、一応質問しておりますんで、連絡協議会の組織もさることながら、取りまとめ状況につきましてお聞きしたいと思います。
○議長(岩松永治) 教育次長。
○参事兼教育次長兼学校教育課長(溝渕浩芳) 通学路における危険箇所の把握につきましては、学校長が保護者や地域住民の意見を聴取した上で、当該学校区の通学路の安全を確認し、毎年度9月までに南国市教育委員会に報告しております。また、学校長以外から通学路の危険箇所について情報を得た場合は、その都度関係校と教育委員会が内容を確認をしております。対策必要箇所について、箇所ごとに歩道整備や防護柵設置のようなハード対策や、交通規制や交通安全教育のようなソフト対策など、対策必要箇所に応じて具体的な実施メニューを検討しております。
連絡協議会の司令塔のような機能はありませんが、事務局は学校教育課にございます。この連絡協議会は各関係機関が連携し、着実かつ継続的に通学路の安全確保に取り組むことを目的として設置しております。未解決になっているものの中には対応不可能なものもありますが、前年度の進捗状況の確認も行うなどの対応もしてまいりたいと思います。今後も関係機関が連携して児童生徒が安全に通学できるように通学路の安全確保を図ってまいりますので、御理解いただきたいと思います。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。本当に子供たちの安全のためにぜひともそういうふうな検証もしていただきまして、やはり危険なところは通るな、けどここだったら大丈夫だということで、通学路ということも曖昧なところもちゃんと定めていただいてやっていただくようなことで、ぜひともよろしくお願いします。そのときには、市長が多分通学路だけはよっしゃ、防犯灯の維持費は出そうということになると思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、次に参ります。
次は、環境センターの質問に入りたいと思います。
環境センター、御存じのように平成8年にスポーツセンターの西に移り、稼働を始めております。今年で28年だかな、になるようですけども、今回の質問は、環境センターが建っている箇所は南海トラフ地震の津波浸水区域に位置していると思います。そこで、あの箇所で安心なのか、大丈夫なのかということで何点かお聞きしたいと思います。
まず、改めまして環境センターにある位置の津波浸水予想と水位が下がるまでに何日ぐらいかかるのか教えてください。
○議長(岩松永治) 環境課長。
○環境課長(横山聖二) 環境センターにおける津波浸水被害は、L1クラスでは敷地の一部のみと想定していますが、L2クラスでは建物の2階部分までの浸水を想定しております。また、水位が下がるまでの日数につきましては、長期浸水が想定されている区域ではありませんので、短期間を想定しています。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。引くのに何日かかるかという日数も分からないようですが、なかなか水は引かないと、推測ですけども思われます。
では、地震のL1、L2もありますけども、発災時にどのようなシミュレーションをされているのかお聞きいたします。
○議長(岩松永治) 環境課長。
○環境課長(横山聖二) L2クラスでの浸水被害における完全復旧には年単位での時間を要するために、まずは応急的な仮設復旧を行います。また、災害状況により敷地内で一時的にし尿等を貯留することも想定しております。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。東日本大震災では、沿岸部にあったし尿処理施設が地震と津波により設備が破損したり、電気機械設備の水没や土砂や災害廃棄物が堆積しましたことによりまして全停止状態になった施設が少なくなく、復旧に要する費用に数億円を要した施設もあったようです。また、今年のお正月に起きました能登半島地震におきましても、津波ではなく地震による被害で石川県内の5つの市と町にあるし尿処理施設が被災して稼働を停止し、トイレなどから回収したし尿の処理が課題になったようです。
では、今後のお考えはどのようなことを考えているかお聞きいたします。
○議長(岩松永治) 環境課長。
○環境課長(横山聖二) 環境センターが被災し、し尿等の搬入が困難な場合は、奈路し尿処理中継槽施設に200トンの搬入が可能となっております。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。ぜひ今後の対応を考えながら、対策にまた御尽力願いたいと思います。
私も思いますのは、奈路もそうですけども、今後高知県の東部浦戸湾流域の下水道、あの辺りももっと視野に入れたり、あるいは香南、野市にあるところの施設も受入れも検討してみては、いろんな意味でいいと思いますので、どうかと思います。ぜひ御検討をしていただきたいと思います。そして、同じ近くにあります三和の農業集落排水処理施設もそのような、これは局長にはお聞きしませんけども、ぜひ同じような対応を取っていただいて、万全に想定して、安全に市民が安心できるような体制を取っていただくことを希望しまして、この質問は終わります。
次に、3問目に、文化と教養とかちょっと偉そうな題ですけども、その件でお聞きいたします。
まず、図書館ですが、新図書館の建設がいよいよ始まっております。市民の望んでいました文化施設の完成が待ち遠しくてなりません。今回はその図書館につきまして何点かお聞きし、お願いもしてみたいと思います。
まず、資料費の予算ですが、5年、6年、7年の3か年は1,000万円を計上されるようですが、その後につきましてどのような予算を考えていられるかお聞きいたしたいと思います。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 図書購入費につきましては、新図書館の開館に向けての準備のために特別配分的な意味合いで令和5年から7年の3年間は1,000万円の予算化が予定されておりますが、今後の財政状況などにより変動することもあります。従来の図書館より大規模となる新図書館では、利用者が大幅に増加し、収蔵資料に対する期待が質、量ともに高まるため、資料整備を十分に進める必要があると考えており、令和7年度以降も継続するよう、予算確保に努めたいと思います。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ぜひよろしくお願いいたします。ただ、103万円の壁とかいろいろ財政事情も響いてくるかも分かりませんけども、先のことでありますけども、ぜひとも他市の状況も見ながらぜひ資料費の予算確保を願いたいと思います。ただ、資料費を市の財政だけに頼るだけではなく、その確保に地域社会との連携や協力が欠かせないと思います。長期的な視点で安定した資金源を確保するために、様々な方法を講じることが必要だと思います。市民の協力として、例えば市民の皆さんに寄附を募ってみたり、あるいは会員制度をつくり、会員費を通じて安定した収入源を得ることが考えられます。また、企業の社会的責任活動として企業に寄附を募ったり、地域社会に貢献する機会を提供してもらうことが必要だと思います。蔵書のカバーに企業名やロゴを入れてみるのもその一つだと思います。このような市民あるいは地域社会を巻き込むような取組をやるかどうかについてお考えをお聞きいたします。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 議員の提案にありますように、例えばふるさと納税で寄附の申込みの際に新図書館の整備、運営に関する事業等のメニューを増やすという方法もあると思います。会員制につきましては、大学図書館等で学生以外の一般人に開放する目的で行っていることは承知しております。しかしながら、図書館法第17条で、公立図書館は入館料その他図書館資料の利用に対するいかなる対価をも徴収してはならないとあり、いわゆる図書館無料の原則に基づいて運営をしております。企業、団体等に雑誌スポンサーになっていただき、雑誌の年間購入代金を御負担いただく代わりに雑誌の最新号カバーに広告を掲載する雑誌スポンサー制度につきましては、県内では宿毛市、土佐清水市、香美市、佐川町の新図書館でも導入が予定されておりますので、検討をしたいと思います。議員の御提案にありますように、公立図書館が存続、発展するためには、地域住民や企業からの支援も不可欠でありますし、こうした支援がコミュニティーを文化的に充実させ、暮らしを一層豊かにするものと考えます。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) まさにそのように、地域との本当に結びつきのある図書館、そうすると図書館も非常に市民に愛される、愛着のある図書館になると思いますので、ぜひそのようにお願いいたします。
続きまして、移動図書館たちばな号が廃止されまして来年の2月で6年になります。廃止時期はどうもおぼろげの記憶しかなかったので、検索をしてみましたら、やはり6年ほどたっていると思います。ただ、南国市移動図書館たちばな号はネット上では健在していましたので、削除をされたほうがいいのではと思います。
それはさておきまして、新図書館ができれば復活してもいいのではないでしょうか。移動図書館につきまして、前のたちばな号のような大きなバスのようなものじゃなくて、普通自動車免許で運転できるような、軽トラ図書館の導入、これは県内では四万十町で導入されておりまして、好評を博しているようです。狭い山道でも楽々と走れますので、市民に喜ばれると思いますが、この導入についてお考え、あるいは十市には出張図書館があります。ほかの地域への広がりを考えられてないのかお聞きしたいと思います。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 移動図書館につきましては、令和2年2月に廃止しております。インターネット上の情報につきましては、南国市のホームページ上では掲載しておりませんが、調べましたところカーリルという図書館検索のサイト内で情報が掲載されたままになっているようです。サイト運営者に連絡し、削除してもらうように対応をしたいと思います。
また、新図書館において移動図書館サービスの復活につきましては、建物内に車庫スペースを確保するなど、将来的にサービス提供が可能な設計となっております。新図書館開館後、まずは図書館本体の運営が軌道に乗ることを目指し、その後に市民の皆さんのニーズなどを把握しながら移動図書館サービスについて検討してまいりたいと考えております。
また、御提案のありました軽トラでの移動図書館導入事例についても承知しております。将来的に導入するのであれば、運転手の確保などの面からも御提案のような軽トラの大きさの移動図書館がよいのではないかと思います。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
そこで、なぜ移動図書館とか言いましたのは、やはり免許も返納されてる方も多くなっております。そういう方のために、移動図書館があれば、読書に親しまれる機会が増えるからいいのだと思います。ただ、そこでその代わりではないですけども、NACOバスがありますよね。このNACOバスは図書館には立ち寄りとか、あるいは近くに停留所を作るとかというお考えはないでしょうか。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 市民の皆さんが新図書館へ来館しやすくなるような対策は重要であると考えております。シンボルロードが完成しましたら、新図書館の近くに停留所を設ける方向で検討をしたいと思います。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ぜひお願いいたします。
それで、現在の図書館の跡地利用につきまして、計画があるかどうかお聞きいたします。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 新図書館が開館した後、現在の図書館の土地、建物をどのように活用するかにつきましては、現時点では決まっておりません。ふれあい教室が手狭になっている状況もあり、移転してはどうかという案や、文化財係の倉庫として使用する案、少年育成センターの事務所を移転させる案もございます。土地、建物とも市の貴重な財産ですので、有効な活用が図られるよう、関係部署で検討してまいりたいと考えております。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。いろんなふれあい教室とか文化財の倉庫、あるいは育成センターの事務所もそうでしょうと思います。私からそれに追加してお願いをしておきたいと思いますけども、本来MIARE!に本当はあったらいいと思いますけど、音楽スタジオのようなものがあればいいと思っております。そういう方とか、あるいは絵画グループがそのグループをやりたいけども、公民館でやりよったやつができんなったということで、絵画グループも解散されたようなことも聞きます。そういう部屋とか、多目的に使えるような、どうしてもMIARE!、地域交流センターではそういう部屋がなかなか少ないので、何とかそういう部屋も設けていただけないかと、希望だけ添えておきます。
図書館というものは知の地域づくりには欠かせません。知の源泉である読書を支える重要な知的インフラとして図書館は重視されますので、予算も含め、いろんな市民に活用していただけるようなお考えをよろしくお願いいたします。
では次に、国民文化祭についてお聞きしたいと思います。
よさこい高知文化祭2026が再来年に開催されます。その内容につきまして分かる範囲でお聞かせください。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 全国から文化団体が集結し、各種の文化活動を全国規模で発表、共演、交流する文化の祭典であり、文化の国体と言われております。昭和52年から始まった全国高等学校総合文化祭に対抗し、一般の団体でも全国規模で参加する文化祭を行うために、昭和61年から第1回大会が行われ、以降毎年各県持ち回りで開催されております。なお、平成29年からは、全国障害者芸術・文化祭と一体的に開催されております。令和元年以降は天皇皇后両陛下が親臨しており、「全国植樹祭」「国民体育大会」「全国豊かな海づくり大会」と並び、「四大行幸啓」の一つに位置づけられております。四国では、これまでに愛媛県、香川県、徳島県で開催されておりましたが、高知県では開催されておらず、令和8年に初めての開催となります。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) 分かりやすくありがとうございました。
では、本市で開催を予定されてるようなものが何かありましたら、お構いない範囲でお答えください。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 全国文化団体との連携事業として、南国市では2つの団体の受入れが決定しております。
1つ目は、一般社団法人日本華道連盟による生け花であり、会場は地域交流センターとなります。2つ目は、一般社団法人全日本かるた協会による小倉百人一首競技かるた全国大会で、会場はスポーツセンターとなります。それ以外にも市町村独自事業も計画しておりますが、現在調整中でありますので、詳しい内容が決まりましたら公表したいと思います。以上です。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。映画のようなかるたが見えるわけですね。大変すばらしいことだと思います。かるたといえば土佐日記もありますんで、何かとそういうふうな関連事業も計画をしていただきまして、南国市の文化を考えていただきたいと思います。花につきましても、南国市の花なんかを使っていただいたら非常にいいかと思いますので、よろしくお願いします。
さて、11月29日の高知新聞の小社会になるほどと思われました記事が出ていましたので、少し長いですけども御紹介したいと思います。
その内容は、踊る大捜査線の続編映画が上映されているのに合わせての記事です。映画の主人公は、皆さん御存じの柳葉敏郎さんが演じる元警察官官僚室井慎次です。警察改革の志半ばで辞職し、ふるさとの秋田に戻った後を描く。その物語で重要な要素を占めたのが、秋田という舞台設定だ。柳葉さんのふるさとで、東京から居を移してもう20年近くたつ。そして、柳葉敏郎さんが引く手あまただったのに移住したのはなぜなのか。いわく、子育てに余計なものを挟まず素直に接したかった、またふるさとだと父親として自然体でいられる、高知同様に急速に人が減る秋田、こうした価値観や生き方に励まされる人も多いでしょうとの記事が地方創生のくだりに続いておりました。実際、映画も見てきましたけども、非常に風光明媚な秋田の風土を取り入れた面白い心打たれるような映画でした。この記事を読んでまして、ギバちゃんの考えが分かるような気がしました。美しい秋田の風土もそうさせることだと思います。そこで、2年後に行われます国民文化祭を通じまして、地域の文化、あるいは地域を愛することにつなげていく、そういうことがやっぱりふるさとはいいんだなということを思わせる絶好のチャンスだと思います。
そこで、教育長にお聞きします。
国民文化祭で南国市のすばらしい文化を披露する予定などがあればお聞かせください。また、国民文化祭を南国市の教育として何か捉えることがあれば、併せてお聞きいたします。
○議長(岩松永治) 教育長。
○教育長(竹内信人) 議員が言われますように、本市には大変すばらしい地域文化があります。例えば、日本の古典文学の中でも重要な作品、土佐日記を記した紀貫之が国主として赴任した土佐のまほろばで門出のまつりも開かれておりますし、また国の特別天然記念物である土佐のオナガドリなど、すばらしいものがあるというふうに考えております。これらを発信するような何かイベントはないかということで検討もしているところでございます。
また、昨年高文祭、全国高等学校文化祭が行われまして、県内の文化熱の機運も高まりを見せておりますので、国民文化祭を契機に本市の文化の価値を再認識し、文化芸術活動により一層親しみ、郷土への愛着を育む絶好の機会になるというふうに考えております。
また、学校教育におきましては、社会科、道徳教育、総合的な学習の時間などで児童生徒の発達段階に応じてふるさとに愛着を持ち、ふるさとを担う人材育成を行っておるんですが、何よりも子供たちの郷土を愛する心に影響を与えるのは、やはり私たち大人ではないかというふうに考えております。私たち大人が自ら自信を持って南国市を愛し、南国市を思い育てるという態度や行動が、子供たちのふるさとに愛着を持ち、またふるさとを担う人材の育成に影響を与えるというふうに考えております。以上です。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) 本当にありがとうございます。やはりそういうことだと思います。ふるさとに愛着を持つ、一つ今教育長の答弁をお聞きしながら思いついて申し訳ないです。
思いつきで言いますけども、小倉百人一首のかるた大会のちょっと別物としまして、例えば南国市のかるた、小学校でもかるたいろいろ作っておると思いますけども、そんなかるたのいわゆる前座で、これを機にかるた取り大会を、南国市のかるた、作ってるものがあると思いますんで、それを利用するか、そんなんで何かそういうかるたの面白さとか、そうすると南国市の郷土を愛する気持ちも、たしか前に一般質問でも言うたことがあるかるたであるとか、そういうことが地域愛でやってる、あるいは長野市なんかは県民の歌、長野の県歌とかというのは全て県民が歌えるというふうなこともあると思いますんで、何かそのような、十市にはかるたがありますんで、ぜひそういうふうなものを利用しながら、かるたと連携させてやってみたらどうかと、思いつきで申し訳ございません。それでは、この項は終わりたいと思います。ぜひよろしくお願いします。
最後に、地元の課題の今回は検証ということで聞きたいと思います。
まず、地元の市道、県道、1つ目は南国111号線の切り通し、十市から稲生へ抜ける、昔茶園越しとか言ってたんですけども、子供たちの通学路か分かりません。子供たちが通ってます。香長中学校の生徒が。切り通しは大変もろい岩盤でできてまして、両側から落石や、あるいは木が倒れてきたりするような状況になっておりまして、これもずっと前から要望を出しておりますけども、その後どのようなことになっておりますか。お聞きします。
○議長(岩松永治) 建設課長。
○建設課長(橋詰徳幸) 市道南国111号線の切り通し工事につきましては、大規模な落石対策が必要であるため、社会資本整備総合交付金事業を活用して用地測量と道路詳細設計の委託を年明けに発注できるよう進めております。また、工事につきましては令和8年度に計画をしております。以上です。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) これも予算の伴うことでありますけども、ぜひとも速やかに着工していただくようにお願いしたいと思います。
続きまして、蛸の森トンネル、蛸の森トンネルというのは、いわゆる西南道路、農免道路につながってる道路ですけども、大変昼間と違って、道路のいわゆる照明があかってる数が少なくて、子供たちが非常に怖いとか、あるいは一般の方も通るのに怖い、暗いという声が上がっております。これがなぜそのようになっているのかお聞かせください。
○議長(岩松永治) 建設課長。
○建設課長(橋詰徳幸) 蛸の森トンネルの照明につきましては、道路照明施設設置基準を基に、設計速度、トンネル延長、野外輝度等を考慮して設置しております。なお、蛸の森トンネルの照度につきましては、状況を確認いたします。以上です。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ぜひお願いいたします。やはり車が通って手前が暗いと、非常に怖い状況になっておりますんで、いつでも行きますんで、ぜひともよろしくお願いいたします。
最後に、東沢の圃場につきまして、これは前の先輩議員の土居篤男さんから引継ぎまして、ずっとやってる問題ですけども、この問題は東沢圃場、県の事業ですけども、基盤が下がりまして、大きな石が大変むき出しになってきております。だんだんだんだん地盤も悪くそのようになっております。そして、そうするといわゆるトラクターの爪が折れたり、そのような状況に担い手も大変苦慮してまして、こんなんじゃもう作れんなるぞって半分冗談、半分本気のようなことで言っておられます。その後、石を割るためにストーンクラッシャーですか、そのような機械を見に、今の企画課長の田所課長も行っていただきました。現場も西条まで見に行ったんですけども、その後その導入につきまして進展状況をお聞かせください。
○議長(岩松永治) 農地整備課長。
○農地整備課長(高橋元和) ストーンクラッシャーの導入については、東沢圃場の農地表面に浮かび上がってくる玉石を砕いて営農条件を改善するためのものでございますが、導入に向けまして、引き続き検討を続けております。地元の農家と担い手農家とも何度か協議いたしまして、補助事業を活用できるよう、早期に導入できる計画を進めているところでございます。
また、昨年度に引き続き、今年度も地元、担い手農家と協議の上、不等沈下のある農地の一部に公共事業で発生した表土を受け入れることができましたことを御報告させていただきます。以上でございます。
○議長(岩松永治) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。表土もぜひ入れていただきまして、担い手が頑張って精を出して稲作に励んでいただくような圃場にしていただくようにお願いします。
では、今回の質問はこれで終わります。どうもいろいろありがとうございました。