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議会議事録

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検索結果 » 令和6年 第438回市議会定例会(開催日:2024/12/06) »

一般質問2日目(山中良成)

質問者:山中良成

答弁者:市長、関係課長


○議長(岩松永治) 14番山中良成議員。
      〔14番 山中良成議員発言席〕
○14番(山中良成) 議席14番、みらいの会の山中良成です。
 本日は、福田議員が欠席ということで、同僚議員からもすごいプレッシャーが来ておりますので、急いで読んでいきたいと思っております。何のプレッシャーかは言いませんけども、はい。一般質問2日目となり、質問が重複することがあるかと存じますが、よろしくお願い申し上げます。
 私の質問は、1、防犯カメラ設置について、2、保育行政、(1)DX、(2)入所、3番目に防災、衛星Wi-Fiについて、4番目にものづくりサポートセンターの以上となります。
 それでは、防犯カメラ設置についての質問をさせていただきます。
 まず、南国市に設置されている防犯カメラの設置数及び設置場所についてお答えいただき、設置したことによりどのような予防になったのか、事例も含めて答弁を求めます。また、南国警察署等に録画を提出したり、連携を取られているのかも答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 総務課長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(松木和哉) まず、総務課が管理をしております防犯カメラといたしましては、市役所本庁舎に、庁舎内に3台、そして正面玄関付近の屋外に3台の合計6台を設置をしております。これまで玄関前の駐車場におきまして、自動車の当て逃げが発生した際に南国署のほうからカメラの映像記録の閲覧について照会があっております。
○議長(岩松永治) 環境課長。
○環境課長(横山聖二) 環境課では、奈路小学校の西にありますよっていき屋の建物の上に1台設置しています。不法投棄防止用に設置していますが、設置後に不法投棄の発見や通報はありません。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 商工観光課では、海洋堂SpaceFactoryなんこくに10台設置しております。設置により、海洋堂SpaceFactoryなんこくにある展示品や商品、備品等の盗難などを防ぐ役割を果たしていると思っております。警察に録画情報を提供するような事例は、今のところございません。以上でございます。
○議長(岩松永治) 都市整備課長。
○都市整備課長(篠原正一) 都市整備課では、ものづくりサポートセンター広場に1台設置しております。周辺住民の方より多くの苦情が寄せられましたことから、犯罪の予防や迷惑行為の抑止等を目的として設置をいたしました。その後は苦情が減ってきていることから、一定の効果があったものと認識しております。
 また、本年4月、広場内に設置をしている車止めのポールが破損されるという事件が発生した際には、南国警察署に被害届とともに録画データを提供し、事件解決に結びついた経過がございます。以上でございます。
○議長(岩松永治) 教育次長。
○参事兼教育次長兼学校教育課長(溝渕浩芳) 小学校、中学校に設置されております防犯カメラは、分校を除きまして小学校13校と中学校1校に1台ずつ設置をしております。設置したことにより、予防となった事例は把握をしておりませんが、学校の防犯カメラの録画データの閲覧申請が警察署であり、警察署の方がデータを確認したことがございます。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 社会教育施設の中で防犯カメラを設置しているのは地域交流センターとスポーツセンターの2か所となります。どのような予防になっているかについては、地域交流センターには高価な備品も多数あり、盗難などの犯罪を防止する役割を果たしていると考えます。スポーツセンターは施設管理者として利用者の状況を確認して、安全確保に努めております。
 警察との連携につきましては、地域交流センターにて、以前駐車場にて当て逃げ事件が発生し、警察から映像提供を依頼され、協力した事例がございます。
○議長(岩松永治) 消防長。
○消防長(小松和英) 消防本部におきましては、本部庁舎に4台を設置しております。また、今年度中に北部出張所に2台の設置を予定をいたしております。出動が重なった場合には、通信指令員しか庁舎内にいないという場合もありますので、盗難等の予防にはなっているのではないかと考えております。
 また、警察に対しましては、消防本部隣接の道路上での交通事故及び周辺で起きた事件に対して情報提供した事例がございます。以上です。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 各課の御答弁ありがとうございます。
 防犯カメラの設置による成果は、先ほどの答弁で大きいというふうに感じました。
 なぜこのような質問をしたかと申しますと、うわさで高知市の介良地区で空き巣被害があり、その泥棒集団が南国市側でも出没したとお聞きしましたので心配になり、南国警察署に問い合わせると、同じ泥棒集団かは分かりませんが、大篠地区で出没したお話をお聞きいたしました。また、別日に篠原地区でも同様のお話をお伺いいたしました。南国市として、このような情報を入手しているのか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(野村 学) 御質問の大篠地区などで空き巣などの泥棒集団が出没したという情報につきましては、警察など関係機関から正式に情報が伝えられたということはございません。また、何らかの形で本市が情報を見聞きしたということもございません。以上です。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) しかし、私、刑事課のほうに行って聞いたときには、間違いなく出ているということだったので、同じ集団かは分かりませんけども、そういう泥棒集団が来ているということになってましたので、大篠地区の皆様には気をつけていただきたいなと思ってますけど、これは移動していくので、本当にどこに現れるか正直分かりませんので、南国市民の皆様についてもぜひ気をつけていただきたいと思ってます。
 最近は首都圏だけでなく地方にも強盗事件が多発しており、非常に危険が身近になっております。だからこそ警察と連携を深める意味も含め、防犯カメラの設置の補助を提案させていただきます。10月の新聞記事に、政府は首都圏で相次ぐ強盗事件などを受け、新たな経済対策に防犯対策の強化の支援の柱として防犯カメラの設置費用を公費で補助と掲載されており、経済産業省や厚生労働省から補助金が出ております。これを活用して、学校や公民館などに設置していただきたいと考えておりますが、南国市の所見をお伺いいたします。
○議長(岩松永治) 教育次長。
○参事兼教育次長兼学校教育課長(溝渕浩芳) 学校におきましても、これまで設置について県警の補助を受けて設置された防犯カメラもございますが、防犯カメラが未設置の学校につきましては、令和7年度中に学校施設環境改善交付金を活用しまして、防犯カメラが設置できるよう準備を進めております。今後も有利な補助がありましたら活用を考えてまいりたいと思っております。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 議員の公民館への防犯カメラの設置との御提案にお答えいたします。
 市立公民館は17館ございまして、大篠公民館につきましては地域交流センターの中にありますので、設置済みとなります。後免町公民館につきましては、来年度からのNHK連続テレビ小説「あんぱん」の放送により観光客が大勢来られることが想定されますので、トイレを開放する関係で、防犯上カメラを設置するように計画しております。その他の公民館につきましては、関係者で協議し、検討してまいりたいと考えます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) ぜひ確実な導入のほどよろしくお願いいたします。
 もちろん各家庭で設置していただきたいのですが、物価高騰もあり、難しい状況だと思っております。そこで、公民館や市の施設に設置することで防犯となりますし、もし犯人がその周辺を見回っていた場合、映像に残る可能性もあります。ぜひ設置をしていただきたいです。また、個人や事業所への補助もしていただきたいと存じます。これについて答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(野村 学) 防犯カメラ設置に対する補助事業の一つとしまして、高知県警察本部による高知県街頭防犯カメラ等設置支援事業がございます。これは街頭防犯カメラ、または子供見守りカメラとして、地域の防犯活動に取り組もうとしている団体や事業者、または自治組織、PTA、市町村等を対象に、防犯カメラ設置に対して補助を行うものでありまして、一定の活用ができるものと考えています。ただし、この補助事業は個人に対するものは対象となっておりません。
 11月22日に閣議決定されました国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策の中に、誰一人取り残されない社会の実現として防犯対策の強化が挙げられております。その中で地域防犯力の強化への支援として、防犯カメラの設置について触れられておりますので、国の施策も確認しながら防犯カメラの設置補助について検討してまいります。以上です。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 南国市は、市民の皆様の命と財産を守る使命があると認識しております。強盗と遭遇し危険な目に遭う場合もありますし、最悪の場合、もっと危険な目に遭遇いたします。それを解消していくには、このような補助が国から出ているときにせずに、一体いつするのでしょうか。自主財源ではとても無理だと考えますが、南国市のお考えをお聞かせください。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 首都圏で相次ぐ強盗事件やトクリュウと呼ばれます匿名・流動型の犯罪が多発しておるところでございます。このような状況は、首都圏だけでなく本市にも影響が及ぶ可能性は十分にあると考えられます。
 このような状況の中で、先ほど関係課長が答弁いたしましたように、それぞれの管理施設において防犯カメラの設置を進める、あるいは設置の検討をしているところであります。先ほど危機管理課長が答弁いたしましたが、国におきまして閣議決定されました地域防犯力の強化への支援の具体的施策を確認し、必要な防犯対策を市として検討してまいります。以上です。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) ぜひよろしくお願いいたします。
 次に、保健行政のDXについての質問に移らせていただきます。
 こども家庭庁設立前から妊娠出産、出産後の間もない期間における行政手続を対面で申請しなければならないことへの負担感を軽減するためにDXの推進が進められており、こども家庭庁設立後、本年の6月に保育DX、母子保健DXをはじめとする改革の方向性が示され、デジタル社会の現実に向けた重点計画が閣議決定されました。
 そこで質問をさせていただきます。
 南国市での保育DXの現状について答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 保育でのDXの状況ということでお答えさせていただきます。
 令和3年度に民営保育園4園でICTシステムの導入を行っています。また、民営保育園の残り4園、公立保育園6園、たちばな幼稚園で市のLINEを活用し、保護者からの欠席連絡、園からのお知らせの発信等に対応しております。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 先ほど答弁された中で、国や県の補助を使用した事業について答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 民営園4園のICTシステム導入については、国の補助事業を活用したものです。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) それでは、この導入についての成果は、南国市はどのように評価され、保護者からの御意見がどのようにあったのか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 大きくは保護者の皆様が欠席の連絡が必要なとき、必要な状況にあるときにつきましては、これまでは電話連絡が主な手段であったかと思いますが、ICTシステム、LINEの活用により保護者の皆様の利便性は向上しているんではないかと考えております。また、これまで電話や文書により行っていた保護者への連絡などについては、職員の負担も軽減しているものと考えております。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 現状のDX導入についてはとてもすばらしい成果だというふうに感じました。これについても引き続き継続をお願いいたします。
 そこで、1点気になったのは、震災発生のときには保護者は現在どのような状況か気になるというふうに考えております。保護者への連絡もそのSNSを活用され、連絡されるのか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 現状では、導入していますICTシステムやLINE等により行うことになるかと考えております。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 震災時には電波が交通渋滞のように混雑し、連絡が取れない状況になってしまいます。しかし、保護者は安否が気になって仕方ありません。
 そこで、前回の9月議会でも御提案させていただきました衛星Wi-Fiの完備もいずれ考えたほうがよいかというふうに思いますが、現在の予算では相当困難であると認識しております。しかし、命の確認ほど重要事項はございませんので、機を見ての予算計上を御検討いただきたいのですが、南国市の御所見をお伺いいたします。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 保育施設への衛星Wi-Fiの整備についてですが、山中議員が言われるように、費用面で難しいものと考えております。発災時の緊急連絡手段につきましては、予算面、運用面で効果的な方法がないか、危機管理課等も交えて協議を行っていきたいと思います。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) その際は、ぜひ衛星Wi-Fiもその検討内容に入れた上での協議をお願いいたします。
 今回この質問に当たっては、入園、入所に当たっての書類についてDXできないのかが1点あります。保護者への負担軽減も考え、また子育て支援課の業務を考えると必要なDXだというふうに考えますが、南国市としてどのように考えているのか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 現在、国のシステムによるオンラインでの申請はできる状況にはなっておりますが、利用者があまりいない状況でございます。
 保育入所に際しましては、それぞれの世帯状況が異なる中、確認の必要な多岐にわたる項目の情報を入力していただく必要があり、またそれだけではなく、できるだけ保護者の要望に沿う、または要望に沿えない場合の代替の方策についての情報提供、御案内をさせていただくためには多くの場合、直接の面談、または電話でのやり取りが必要となってくる状況がございます。
 これまで保護者の利便性向上や職員の負担軽減に向け、オンラインでの取扱いについての効果的な方法がないか、庁内、課内で話し合った経過もございますが、先ほど御説明させていただいた状況から、保護者のニーズに沿ったきめ細かな対応をしていくことを考えたときに、現状ではまだ効果的な対応策が見つかっていないというのが現状でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 直接の面談もしくは電話のやり取りと、電話はまだ分かるんですけども、例えば直接行けない場合ももちろんあるんですよね。そのときはやっぱりZoomなり、ほかのそういうやり取りができる手段をやっぱり考えていく必要性があるんじゃないかなというふうに思っております。本当にお子さんが病気とか、そういう場合はもう全然離れられない状況ではやっぱりなかなか難しいので、そういう状況も考えていただきたいなというふうに思っております。書類を電子化することで保管庫も不要となり、共有や検索もしやすくなります。保護者への負担軽減だけでなく、事務作業の軽減にもつながります。ぜひDX推進をしていただきたいのですが、いかがでしょうか。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 先ほども御説明させていただきましたように、保護者様の利便性の向上に向けて、話をしている経過はございます。保護者の皆様の利便性向上を図るべきではあるとは考えていますが、併せてニーズに沿ったきめ細かな対応を行う必要があるというところで、現在子育て支援課では担当の職員が保護者の皆様から必要な情報を聞き取りさせていただきながら、そのニーズに沿えるよう、またそうでない場合にもそれに代わる代替案についての情報提供等、でき得る限りさせていただいてるものと考えております。こういった対応の利点を生かしながら、効果的にオンラインを活用する方法については継続的に考えていかなければならないものだと考えております。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) ぜひとも前向きに御検討いただきたいです。
 私ごとですけども、私の娘は三つ子で、書類を記入するのも結構大変でした。幾つも同じことをずっと書いたりして、大変でした。お子さんがいらっしゃる執行部の皆様も記入することが大変だというふうに想像しますし、それ以外でも睡眠時間を削って記入されていた方も多々いらっしゃったというふうに考えます。だからこそ、母子とも健康で安心できる仕組みづくりのためにも前向きに御検討いただきたいと思いますが、これについて答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 少しDXという話から離れるかもしれませんが、保護者の皆様の負担軽減ということでは考えていく必要があるかなと思っております。
 保育施設で毎年度、年度当初に提出していただく書類で、世帯状況、園児の状況を記載していただく書類があり、内容に変更がなくても年度当初に毎年記載いただいて、提出していただいてもらってたものがありますが、これにつきましては年度間で使い回すことにより、記入していただく欄を最小限で済むように対応したケースなどはございます。この事例のように保護者の負担軽減は引き続き考えていく必要があるものと考えております。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) ぜひよろしくお願いいたします。
 次に、2つ目として現場の負担軽減のためのDXが重要だというふうに考えております。最初の質問に課長が答弁されたように、民間は一定進んでおりますが、公立に至っては進捗が止まっているようにも感じます。国のこども家庭庁も方向性としては推進していくということだとなっておりますので、進めていただきたいのですが、南国市の御所見をお伺いいたします。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 公立園におきましても、市のLINEを活用した保護者からの欠席連絡、保護者への情報発信を行うようにしておりまして、職員の一定の負担の軽減にはつながっているのではないかと考えておるところでございますが、今後につきましてもデジタルを活用した方法により、職場環境の効率化を考えていく必要があると考えております。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 保護者へ配布する書類や、あと保護者への子供たちの活動を書いた広報等を手書きでやっている保育園、保育所があり、また園児の状況報告書なども手書きでのとこがあるというふうにお伺いしております。ぜひデジタル化をし、簡素化していただき、事務量を軽減したほうが子供たちへの愛情をかける時間が増えるというふうに考えますが、ぜひ推進をお願いしたいのですが、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 保育現場の業務の効率化、職員の負担軽減は、考えなければならない課題でございます。そのために職場環境やデジタル化へのリスク管理等、それと予算等の面も含めて対応する必要がございますので、こういったことも含めて検討を行ってまいります。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) ぜひ御検討のほう、よろしくお願いいたします。
 先日、私ネットで拝見しましたが、総務省の資料によると長野県塩尻市で保育業務にRPAを導入すると職員の業務が年間2,090時間削減されたようです。11月に西内議員とDX推進展に勉強しに行き、私もこのRPAを初めて知りましたが、簡単に説明しますとコンピューターに定期的なプログラムを取り入れて、作業を自動化するということです。南国市も導入を考えてみてはいかがでしょうか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) RPA、業務効率化ツールということですが、業務の効率化には有効ではないかと思われますが、一方で判断を要する作業についてはあまりなじまないのではないかとの情報もあります。まずは保育現場での活用事例などについて調べてみたいと思います。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 先ほども申しましたように、他市ではもうこのようにやっておりますので、ぜひともその資料等を取り寄せていただいて、南国市でもDXができるのかどうか、RPAが取り入れられるかどうかをしっかりと検討していただきますようお願いいたします。全ての園や保育所へお願いしたいのですが、まずは職員の皆様のそのような調査とか、県外への調査をしていただき、どこか1か所からスタートしていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 次に、保育行政の入所についての質問に移らせていただきます。
 今回入所に当たり、初めて4名の方から御質問と御要望を賜りました。内容は2点、1点目は地元に住んでいる者がなぜ地元の保育所に入所できないのか、これにつきましては同僚議員のほうからもたくさん同じ質問があったと思いますが、2点目は県外から帰ってきて就職をし、お子さんがおり、現在妊娠しているが、出産するので入所できないというふうな御要望をいただきました。まず、南国市の現在の方針について答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) まず1点目ですが、現在の制度は国の考え方に基づき、市が保育ニーズに対し、市全体の受皿の中で入所の決定をすることになっています。入所の判定の際には、保護者の就労状況、出産、疾病、障害、介護、看護、就学等の状況による基本指数に世帯の状況、児童の状況、保護者の状況などにより調整指数を加算し、世帯の指数を決定し、指数の高い世帯から保育の必要性が高いと判断し、利用の決定を行っています。世帯によっては地域の保育施設に入所を希望される場合、保護者の仕事の関係や世帯の状況により、地元ではなく利便性を考慮して希望される場合など、ニーズは様々です。
 そんな状況の中で、保育の必要性が高い世帯のお子さんから公平に入所決定を行う制度となっており、先ほども言いましたとおり、市全体の受皿の枠の中で、また各保育施設の定員の中で入所の決定を行うことになりますので、希望どおりの施設に入所できないということもございますことを御理解いただきたいとお願いいたします。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 南国市の方針としては理解できますが、現在は昔と違い少子化となり、時代も変わってきております。何かしら変えていく必要もあるというふうに考えております。4名のうち1名に「出生率を増やすと南国市が言っているのに、こんなんで誰が産みたいと思いますか」と厳しいお言葉を頂戴し、ほかの方からは、こんなんだったら妊娠すべきではなかったと悲しい言葉を聞いてしまい、胸が痛くなってしまいました。南国市でも確かに子育てがしやすい市であってほしいというふうに考えております。そこで、少ない意見かもしれませんが、恐らくこのように思っている方がいらっしゃると思っております。この件について市長に答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 保育入所につきましては、今までも多くの議員の皆様から御質問もいただいてきたところでございます。保護者のニーズにできるだけ応えていきたいということはもちろん思っておりますが、市全体の受皿の制限や、また各園の定員というものもございますので、全ての方がそこの定員のあるところへ入れるわけではありません。世帯によって状況が異なる中、全ての方のニーズに応えること、本当に現実的に難しい状況であるということを御理解いただきたいと思います。本当に今までもたくさん御質問いただいてきて、できる対応は今までも改善してきたというようにも認識しておるところでございますが、まだまだニーズというものは、御意見というものがあろうかと思います。今後も継続的に考えていきたいというように思います。以上です。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 御答弁ありがとうございます。
 入所の基準は国になっておりますが、いろんな地方や地域の状況によって変わることもあっても構わないかなというふうに考えております。ぜひ南国市が少子化を止めていくというのであれば、南国市独自の手法として考えていただきたいのですが、市長に答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) これにつきましては、やはり南国市として指数というのは決めておるということがあります。保育の必要な方に保育を提供するということが大原則でございまして、国の考え方に基づいて対応していくということは必要であります。できるだけやはり公平に入所の決定を行うということのためには、見直しも行いながら利用調整をしていかざるを得ないというところでございます。基本的な考えを変えることはできませんが、引き続き先ほども申しましたように、基準の見直しということを考えながら、公平な入所決定が行われるように考えていきたいと思います。
 あわせて、安心して通える受皿の確保も図っていく必要もあります。現在事業を行っております十市保育園、稲生保育園の移転をはじめ、津波浸水区域内にある施設、また老朽化の進む施設などの整備も考えていく必要があると考えております。以上です。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 御答弁ありがとうございます。
 昨日も西本議員のほうから少子化等について、中山間のほうでしたけども、そういうお話をされておりました。やっぱり変えていけれるところはしっかりと変えていって、ニーズにちょっとでもお応えしていただきますようお願いいたします。南国市は子育てするのに様々な対応が柔軟にできるようにしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 このような入所状況を例に踏まえて、SNS等で発信していただきたいとお願いしたいのですが、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 保育施設の入所を考えている世帯の方に対しましては、月ごとに保育施設の空き状況や新年度の入所の受付についての情報をホームページとともにSNSで発信等をしています。今後とも保育施設だけではなく、子育ての支援に関する情報をホームページ、SNS等を活用して発信するよう努めます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 事細かいほうがやっぱり、例を出してのほうがすごい分かりやすいときもありますので、ぜひそういうのも、そういうSNSの発信の仕方もよろしくお願いいたします。
○議長(岩松永治) 昼食のため休憩いたします。
 再開は午後1時であります。
      午前11時59分 休憩
      ――――◇――――
      午後1時   再開
○議長(岩松永治) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 引き続き一般質問を行います。14番山中良成議員。
○14番(山中良成) 先ほどの保育行政の入所の2点目の県外から帰ってきて就職し、お子さんがおり、現在妊娠しているが出産してるんで入所できないという御要望の回答がございませんでしたので、その答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(長野洋高) 御質問に対しまして答弁が一部できてなかった部分につきましては申し訳ございませんでした。
 保護者の方からの御質問、御要望の2点目についてお答えさせていただきます。
 1点目のほうで入所判定の際の利用調整について御説明をさせていただきましたが、まず前提として、保育入所の要件を満たしておるかを確認させていただくことになります。御質問のありました方の場合、世帯状況が詳細に分かりませんのでお聞きした情報の中で考えるとすると、まずお父様が保育の要件を満たしているということであれば、お母様の出産は期間が限定されますが保育の必要性があると判断させていただきますので、入所できないとの説明をすることはございません。申請をしていただき、入所の判定を行います。ただ、希望の施設に空きがない、または空きが少なく競争率が高い場合等は希望の施設への入所が難しい、またすぐの入所が難しいといった旨の説明をさせていただくことにはなります。その上で、場合によってはできるだけ入所の可能性の高い方法や、他の施設の利用の紹介をさせていただくことになります。
 先ほども説明をさせていただきましたとおり、決められた受皿の中で保育の必要性の高い世帯のお子様から公平に入所の決定を行うということになりますので、重ねて希望どおりの施設に入所できない場合がございますことを御理解をお願いするところでございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 繰り返しになりますけども、ぜひ地域や地方によっては変わりますので、ぜひともまた御検討のほど、そしてまた少しでも手厚い子育て支援、そして少子化対策のほうでもよろしくお願い申し上げます。
 次に、防災行政の衛星Wi-Fiについての質問に移らせていただきます。
 9月議会でも質問させていただき、前向きな御答弁をいただきましたが、その後の進捗状況について答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(野村 学) 現在、衛星Wi-Fi導入に向けて、県での導入事例なども参考に令和7年度当初予算への計上に向けて取組を進めております。以上です。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 御答弁ありがとうございます。
 県もこのように衛星Wi-Fiを導入しております。ぜひとも市長、導入のほうをよろしくお願いいたします。このまま導入に向けて推進していただきたいと思いますし、また前回も申しましたように、電波が必ず混雑する中、通信できる可能性が高いのは衛星Wi-Fiのみとなります。これで連絡のみならず、進捗状況を把握する手段の一つとして考えられますので、ぜひとも導入のための予算計上のほどを、市長よろしくお願い申し上げます。ちなみに移動式の衛星Wi-Fiも考えているのか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(野村 学) 現在のところ、市役所本庁舎や消防本部など4つの庁舎での衛星通信の確保を優先に検討しております。移動式の衛星Wi-Fiなど、災害現場での通信環境確保につきましてはランニングコストなどを比較しながら導入機器を検討してまいります。以上です。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 私がなぜこの移動式を提案しているのかと申しますと、もちろん現場に行った場合ももちろんそうですけど、先ほどの保育所で通信ができない場合があります。だからこそ移動式があれば、その車につけた移動式を持ってそのまま移動すれば、LINEでの送信が可能となります。だからこそ御提案させていただいております。でも、これについては相当予算的にハードルが高いと思います。厳しい予算状況なので、これについては無理にとは言いませんが、あれば職員の方も現場の状況をいち早く本部に届けることも可能となりますので、ぜひとも御検討のほどよろしくお願い申し上げます。
 それでは、ものづくりサポートセンターの質問に移らせていただきます。
 今回、12月補正予算の債務負担行為で計上されております連続テレビ小説「あんぱん」を生かした観光誘致事業として、令和7年度2,767万8,000円は、私はすばらしい企画だと確信しております。この企画を必死で考え、汗を流された担当者をはじめとする職員の皆様、ありがとうございます。私は最高のアイデアと認識しております。ぜひこれからもこのような新しい取組にチャレンジしていただきたい。南国市にも興味を引こうとするアイデアマンがいらっしゃいます。ぜひその方を中心に「あんぱん」も盛り上げていただきたいです。少し残念なのが、この運営を委託するのであれば、「あんぱん」に関係が深い南国市、または南国市商工会や観光協会で考えていただきたかったです。このPRも含めて、市長より答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 連続テレビ小説を生かした観光誘客事業につきましては、現在版権の確認等、企画内容について、NHKの番組の版権管理などを行うNHKエンタープライズと協議しているところでございますが、海洋堂の強みを生かし、過去の朝ドラ作品をフィギュア等で再現する、海洋堂のフィギュアで振り返る朝ドラの歴史の展示や、やなせ先生の人生のターニングポイントにいた3匹のライオンを通じて、やなせ先生の人生やアンパンマンへ至る流れを知ってもらうやなせ先生と3匹のライオンの展示、やなせ先生が南国市内に残していってくださった原画等を展示するやなせ先生と後免町の展示を行いたいと考えております。これら本企画展の内容については、放送に関連した催物や展示の豊富な実績を持つNHKエンタープライズへの委託を想定しております。
 企画展会場は、やなせたかし先生が育った後免町・中心市街地にあり、物部川エリアでの観光博覧会の拠点施設に位置づけられている海洋堂SpaceFactoryなんこくが最大限に効果を生み出せる最適な場所であると考え、企画展の運営を最も円滑に進められると思われる当施設の指定管理者に委託する方向で進めております。
 連続テレビ小説を生かした観光振興事業の成功には、約1年間をかけて進めてまいりました観光客の受入れ環境整備に加え、誘客力のあるコンテンツづくりが必要であると考えており、本事業のターゲット層である朝ドラファン層や団体旅行客などの観光客に対して訴求力が高く、観光誘客を図り得るコンテンツとして本企画展を実現したいと考えております。以上です。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 詳細に御答弁いただきありがとうございます。
 ただ1点だけ、これをNHKエンタープライズと考えて推進された職員の皆様をぜひ称賛していただきたかったです。
 次に、決算書について質問をさせていただきます。
 9月議会で山本議員の答弁で決算書を提出されるというふうに御答弁がありましたが、山本議員に提出されたのか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 株式会社海洋堂高知の決算書については、貸借対照表をお渡しいたしました。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 南国市は決算書といえば貸借対照表になるのでしょうか。通常決算書といえば、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書というふうになると私は認識しております。この議場で提出されると答弁されましたので、ぜひ残りの損益計算書及びキャッシュフロー計算書の提出を必ずお願いいたします。これについては山本議員の質問でしたので、本日はこの決算書については以上で終わらせていただきたいと思っております。
 次に、事業計画書についての質問に移らせていただきます。
 事業計画書を拝見させていただきましたが、隣接施設の南国市商工会との連携等がなかったことが非常に残念でなりません。そこで南国市と株式会社海洋堂高知と南国市商工会と市議会議員での意見交換会を市が主導となり開催していただきたいです。これからの連携や不安を払拭するためにも、開催することが重要だと考えますが、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 意見交換会の開催につきましては、株式会社海洋堂高知と協議し、検討していきたいと考えております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 商工観光課も相当多忙だというふうに私も認識しております。しかしながら、こういうふうにいろんな問題点や課題がございます。だからこそ一緒にやって考えていきたいというふうに、寄り添うような形を取っておりますので、ぜひとも開催のほどよろしくお願いいたします。
 令和7年度の予算書を見させていただきましたが、ショップの売上げで1,200万円、少しハードルが高いのかなというふうには感じました。しかしながら、「あんぱん」の効果もあり、何とか私は達成できる可能性はあるのかなというふうに感じております。しかしながら、令和8年度1,320万円と上がっており、さらに令和9年度には1,452万円というふうに上昇しております。この根拠は何なのかを答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) ショップの売上げの増加につきましては、自社製品やアンパンマングッズ、食品サンプルなど、見て楽しい商品、ものづくりサポートセンターの外観に寄せた宇宙グッズに加え、要望のある連続テレビ小説「あんぱん」関連や、やなせ先生のキャラクター、そして女性をターゲットにした商品など、海洋堂SpaceFactoryなんこくならではの品ぞろえ、充実したショップづくりを行っていきたい、また来年はふるさと納税の商品もつくりたいとお聞きしております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 令和7年度が月100万円、令和8年度が月110万円、令和9年度が月121万円というふうに試算がなります。まずは、来年度の決算が楽しみだというふうに思います。これはもう「あんぱん」効果があって、自分も1,200万円は多分いけるんじゃないかなというふうには思っております。しかしながら、ちょっと8年度、9年度は、私の中ではまだ払拭はちょっとできませんけども、来年度はそれは楽しみだなというふうに思っております。売上げも重要ですが、それ以上にここの運営のためには営業利益を上げていかなければならないというふうに考えております。ぜひそちらのほうも南国市として注目していただき、改善できるようにお願いいたします。また、これについては必ず質問をさせていただきます。
 次に、ものづくりサポートセンターの駐車場開放の件ですが、前回の9月議会でも提案させていただきましたが、その後どのように検討されたのか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 駐車場につきましては、ものづくりサポートセンター西側の広場を利用しやすくするため、試験的に来年4月から1年間、夜間等の利用に向けて指定管理者と協議を進めているところでございます。ただし、試験期間中であっても、長時間の駐車などによって施設の運営管理上支障を来すようであれば、中断もあるものと考えております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) ぜひ協議していただき、使用できるようにお願いいたします。これもう本当に市長もぜひお願いいたします。この駐車場についてもどのような進捗があったのか、また3月議会で必ずこれも質問をさせていただきます。質問は以上となります。
 私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
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○議長(岩松永治) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩松永治) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 明12日の議事日程は、一般質問であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて延会いたします。
 お疲れさまでした。
      午後1時15分 延会

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