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議会議事録

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検索結果 » 令和6年 第436回市議会定例会(開催日:2024/09/06) »

委員長報告・採決


      本日の会議に付した事件
  日程第1より日程第20まで
  議発第1号より議発第3号まで
          ―――――――――――*―――――――――――
      午前10時2分 開議
○議長(岩松永治) これより本日の会議を開きます。
          ―――――――――――*―――――――――――
      議案第1号から議案第18号まで
○議長(岩松永治) この際、議案第1号から議案第18号まで、以上18件を一括議題といたします。
 これより委員長の報告を求めます。総務常任委員長西山明彦議員。
          ―――――――――――*―――――――――――
                               令和6年9月18日

 南国市議会議長  岩 松 永 治 様

                                  総務常任委員長
                                  西 山 明 彦

総務常任委員会審査報告書
 本委員会に付託の事件は、審査の結果下記のとおり決定したから、南国市議会会議規則第103条の規定により報告します。


│議案番号│件        名 │審査結果 │理  由 │
│第11号│令和6年度南国市一般会計補正予算 │原案を可決│やむを得ない│
│ │第1条歳入歳出予算の補正 │すべきもの│ものと認める│
│ │ 歳入の部 │ │ │
│ │ 歳出第2款総務費 第9款消防費 │ │ │
│ │第2条繰越明許費 │ │ │
│ │第3条債務負担行為の補正 │ │ │
│ │第4条地方債の補正 │ │ │

          ―――――――――――*―――――――――――
      〔10番 西山明彦議員登壇〕
○10番(西山明彦) 総務常任委員会の審査の経過並びに結果につきまして、御報告を申し上げます。
 今期定例会におきまして、当委員会に付託されました案件は、議案第1号、議案第3号、議案第11号の3件であります。去る18日に委員会を開催し、執行部から副市長はじめ関係課長の出席を求め、慎重に審査を行いましたので、以下、順次御報告を申し上げます。
 まず、議案第1号令和5年度南国市一般会計歳入歳出決算及び議案第3号令和5年度南国市土地取得事業特別会計歳入歳出決算の2件につきましては、なお引き続き慎重審査の必要性を認め、継続審査に付すべきものと決しました。
 次に、議案第11号令和6年度南国市一般会計補正予算で当委員会に付託されました第1条歳入歳出予算の補正中、歳入の部、歳出第2款総務費、第9款消防費、第2条繰越明許費、第3条債務負担行為の補正、第4条地方債の補正についてであります。
 歳入歳出補正予算の規模は、8億2,755万1,000円の増額計上であります。
 その所要一般財源は3億8,825万6,000円であり、地方特例交付金1,066万9,000円、地方交付税1億5,231万5,000円、過年度分生活保護費負担金2,738万6,000円、臨時財政対策債2,035万9,000円、繰越金7,325万6,000円及び財政調整基金繰入金1億427万1,000円を増額計上し、補正財源とするものであります。
 歳出の主なものは、総務費関係では、交通安全施設設置事業費1,015万円、国・県支出金返還金1億50万9,000円及び過誤納税還付金1,000万円を増額計上し、消防費関係では、住宅耐震対策促進事業費1億5,018万円を増額計上するものであります。
 繰越明許費では、農林水産業費752万9,000円及び商工費600万円を計上するものであります。
 また、債務負担行為では、ものづくりサポートセンター管理運営業務等委託料に係る限度額1億6,094万5,000円、スクールバス等運行業務委託料に係る限度額1,690万8,000円及び学校給食用食材購入費に係る限度額2億2,610万4,000円を追加するものであります。
 審査の結果、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 以上で、総務常任委員会の報告を終わります。同僚議員の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(岩松永治) 産業建設常任委員長神崎隆代議員。
          ―――――――――――*―――――――――――
                               令和6年9月18日

 南国市議会議長  岩 松 永 治 様

                                産業建設常任委員長
                                  神 崎 隆 代

産業建設常任委員会審査報告書
 本委員会に付託の事件は、審査の結果下記のとおり決定したから、南国市議会会議規則第103条の規定により報告します。


│議案番号│件        名 │審査結果 │理  由 │
│第11号│令和6年度南国市一般会計補正予算 │原案を可決│やむを得ない│
│ │第1条歳入歳出予算の補正 │すべきもの│ものと認める│
│ │歳出第6款農林水産業費 第7款商工費 第8款土 │ │ │
│ │木費 │ │ │
│第15号│令和6年度南国市下水道事業会計補正予算(第1号)│原案を可決│やむを得ない│
│ │ │すべきもの│ものと認める│
│第18号│市道の認定について │原案を可決│適当と認める│
│ │ │すべきもの│ │

          ―――――――――――*―――――――――――
      〔11番 神崎隆代議員登壇〕
○11番(神崎隆代) 産業建設常任委員会の審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 今期定例会におきまして当委員会に付託されました案件は、議案第2号、議案第4号、議案第7号、議案第9号から議案第11号まで、議案第15号、議案第18号の8件であります。去る18日に委員会を開催し、副市長はじめ関係課長の出席を求め、慎重に審査をいたしましたので、以下、順次御報告を申し上げます。
 まず、議案第2号令和5年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算、議案第4号令和5年度南国市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算、議案第7号令和5年度南国市企業団地造成事業特別会計歳入歳出決算は、いずれも特別会計の決算議案であり、また、議案第9号令和5年度南国市水道事業会計決算の認定について及び、議案第10号令和5年度南国市下水道事業会計決算の認定については、いずれも公営企業会計の決算議案であります。これら5件につきましては、なお引き続き慎重審査の必要性を認め、継続審査に付すべきものと決しました。
 次に、議案第11号令和6年度南国市一般会計補正予算、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第6款農林水産業費、第7款商工費、第8款土木費についてであります。主な内容は、農林水産業費関係では、中山間振興費2,244万6,000円及び市単独農道水路維持管理費3,300万円を増額計上し、商工費関係では、連続テレビ小説を生かした観光振興事業費1,377万6,000円を増額計上し、土木費関係では、道路維持費5,063万円、市単独道路新設改良事業費4,812万円、都市再生整備事業費1,185万8,000円及び住宅管理費1億1,677万2,000円を増額計上するものであります。審査の結果、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。なお、連続テレビ小説「あんぱん」への対応以降も、中長期的な市としての後免町・中心市街地振興策を改めて考えていただきたいことを申し添えます。
 次に、議案第15号令和6年度南国市下水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、収益的支出におきまして、総係費等の下水道事業費用を288万円増額し、資本的支出におきまして、有形固定資産費を5,000円増額するものであります。審査の結果、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、議案第18号市道の認定についてにつきましては、国営圃場整備事業による整備に当たって、三和小南5号線を市道として認定するものであります。審査の結果、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 以上で、産業建設常任委員会の報告を終わります。同僚議員の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(岩松永治) 教育民生常任委員長有沢芳郎議員。
          ―――――――――――*―――――――――――
                               令和6年9月18日

 南国市議会議長  岩 松 永 治 様

                                教育民生常任委員長
                                  有 沢 芳 郎

教育民生常任委員会審査報告書
 本委員会に付託の事件は、審査の結果下記のとおり決定したから、南国市議会会議規則第103条の規定により報告します。



│議案番号│件        名 │審査結果 │理  由 │
│第11号│令和6年度南国市一般会計補正予算 │原案を可決│やむを得ない│
│ │第1条歳入歳出予算の補正 │すべきもの│ものと認める│
│ │ 歳出第3款民生費 第4款衛生費 第10款教育費 │ │ │
│第12号│令和6年度南国市国民健康保険特別会計補正予算 │原案を可決│やむを得ない│
│ │ │すべきもの│ものと認める│
│第13号│令和6年度南国市介護保険特別会計補正予算 │原案を可決│やむを得ない│
│ │ │すべきもの│ものと認める│
│第14号│令和6年度南国市後期高齢者医療保険特別会計補正予│原案を可決│やむを得ない│
│ │算 │すべきもの│ものと認める│
│第16号│南国市国民健康保険条例の一部を改正する条例 │原案を可決│やむを得ない│
│ │ │すべきもの│ものと認める│
│第17号│高知県後期高齢者医療広域連合規約の一部変更に関す│原案を可決│やむを得ない│
│ │る議案 │すべきもの│ものと認める│

          ―――――――――――*―――――――――――
      〔17番 有沢芳郎議員登壇〕
○17番(有沢芳郎) 教育民生常任委員会の審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。
 今期定例会におきまして、当委員会に付託されました案件は、議案第5号、議案第6号、議案第8号、議案第11号から議案第14号まで、議案第16号、議案第17号の9件であります。去る9月18日、関係課長の出席を求め、慎重に審査を行いましたので、以下、順次御報告を申し上げます。
 まず、議案第5号令和5年度南国市国民健康保険特別会計歳入歳出決算、議案第6号令和5年度南国市介護保険特別会計歳入歳出決算、議案第8号令和5年度南国市後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算の3件につきましては、いずれも特別会計の決算議案であり、なお、引き続き慎重審査の必要性を認め、継続審査に付すべきものと決しました。
 次に、議案第11号令和6年度南国市一般会計補正予算、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第3款民生費、第4款衛生費、第10款教育費についてであります。主なものは、民生費関係では、児童手当費5,507万5,000円、公立保育所費7,218万9,000円及び放課後児童対策事業費4,570万2,000円を増額計上し、衛生費関係では、保健衛生予防費1億314万8,000円を増額計上し、教育費関係では、小学校管理費(学校総務)1,692万9,000円を増額計上したもので、審査の結果、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第12号令和6年度南国市国民健康保険特別会計補正予算につきましては、補正予算の規模は259万6,000円の増額計上であります。歳入では、国民健康保険制度関係業務事業費補助金181万4,000円及び過年度分特別交付金精算に係る雑入78万2,000円を増額計上し、歳出においては、国民健康保険一般管理費181万5,000円、財政調整基金積立金75万5,000円及び健康保険組合等出産育児一時金臨時補助金返還金2万6,000円を増額計上したもので、審査の結果、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 なお、一部反対の意見がありましたことを申し添えます。
 次に、議案第13号令和6年度南国市介護保険特別会計補正予算につきましては、補正予算の規模は2億519万7,000円の増額計上であります。歳入では、繰越金2億519万7,000円を増額計上し、歳出においては、基金積立金3,575万4,000円及び国・県・支払基金への返還金1億6,944万3,000円を増額計上したものであり、審査の結果、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第14号令和6年度南国市後期高齢者医療保険特別会計補正予算につきましては、補正予算の規模は4,597万5,000円の増額計上であります。歳入では、一般会計繰入金107万8,000円、繰越金4,366万1,000円及び特別調整交付金123万6,000円を増額計上し、歳出においては、後期高齢者医療保険職員人件費123万7,000円及び後期高齢者医療広域連合納付金4,473万8,000円を増額計上したものであり、審査の結果、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第16号南国市国民健康保険条例の一部を改正する条例につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等の一部を改正する法律による国民健康保険法の改正に伴い、本条例の一部を改正するものであり、改正の内容は、現行の被保険者証が令和6年12月2日以降発行されなくなることに伴う規定の修正であり、審査の結果、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 なお、一部反対の意見がありましたことを申し添えます。
 最後に、議案第17号高知県後期高齢者医療広域連合規約の一部変更に関する議案につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等の一部を改正する法律の施行により、現行の被保険者証が令和6年12月2日以降発行されなくなることに伴い、高知県後期高齢者医療広域連合の規約を変更する必要があることから、地方自治法第291条の11の規定に基づき、議会の議決を求めるものであり、審査の結果、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 なお、一部反対の意見がありましたことを申し添えます。
 以上で、教育民生常任委員会の報告を終わります。同僚議員の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(岩松永治) これにて委員長の報告は終わりました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岩松永治) これよりただいまの委員長報告に対する質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩松永治) 委員長の報告に対する質疑を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岩松永治) これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。6番山本康博議員。
      〔6番 山本康博議員登壇〕
○6番(山本康博) 議案第11号についての賛成討論を行います。
 議案第11号第4款衛生費の第1項の保健衛生費の第2目の予防費の保健衛生予防費の予防接種委託料について懸念事項があるため、一言申し添えさせていただきます。
 この議案は、コロナワクチンの予防接種の補助金に関する議案となっています。コロナワクチンについて接種を希望されるかと思いますので、補助金の支援に関して反対するものではありません。しかし、一般質問でも執行部への質問と依頼をしておりますが、重ねて申し添えておきたいため、意見を述べさせていただきます。
 まず、予防接種法において次のように規定されています。予防接種を行ってはならない場合、第7条市町村長または都道府県知事は、定期の予防接種等を行うに当たっては、当該定期の予防接種等を受けようとする者について、厚生労働省で定める方法により健康状態を調べ、当該定期の予防接種等を受けることが適当でない者として厚生労働省で定める者に該当すると認めるときは、その者に対して当該定期の予防接種等を行ってはならない、つまり予防接種を受けることに健康上、副反応や副作用が発生するリスクがあるため、健康状態を調べて実施について決定することを想定しています。
 また、今回は特例承認ではなく定期接種に移行したため、以下の条文が対象となります。市町村長が行う予防接種の項で、第5条第1項には、市町村長はA類疾病及びB類疾病のうち、政令で定めるものについて、当該市町村の区域内に居住する者であって、政令で定める者に対し、県知事の指示を受け、期日または期間を指定して予防接種を行わなければならないとなっていますので、必ずこの指示を記録として残しておくことをお願いいたします。もっともこの指示も来ていないとすれば、これは南国市長の責任において実施することになるため、その被害者からの請求があった場合は矢面に立つことになる可能性があると思いますので、事前の準備を怠りなく十分な対応をお願いいたします。
 その上で、私は一般質問に対する答弁で聞いた内容ですが、過去最大の薬害をもたらしたmRNAタイプのコロナワクチンだったわけですから、今後は今まで南国市がしっかりとリスク情報を出さなかったことを真剣に改めていただく必要があります。そして、リスク情報をもっとしっかり提供することを求めます。特に今回発売されるコロナワクチンには5種類あります。組換えたんぱく型ワクチン、mRNAタイプワクチン、そしてワクチンを体内で複製し続けるレプリコンワクチンのワクチンがあることをしっかり伝えてもらわなければなりません。レプリコンワクチンは、少量の接種で大丈夫だと言っていますが、それは体内でワクチンを製造するからとなっています。そして、ワクチンを打った方から他の方へ伝播することも指摘されています。そのため、医療機関、店舗などにおいてレプリコンワクチンを打った方の入店を断るなどの貼り紙などをお客様、患者様にお伝えするところが増えてきています。
 市長が本気で市民の健康に留意するなら、メリットだけでなくリスクも伝えるはずです。また、ワクチンという手段だけでなく、ふだんの生活においても自己免疫を強めるため、食事、運動、休息、ストレスフリーに対しても積極的に市民に呼びかけていただきたいと思います。
 ワクチンがこれだけ多用されなかった過去の時代に人口が増え続けていました。出産も増え、元気な赤ちゃんが愛に満ちた夫婦の下に誕生し、大きな幸せが届けられました。幾つかのワクチンにはとても有効なものも存在することは否定するものでありません。しかし、ワクチンによってこれまでなかったような病気が起こり、そのワクチンの使用が停止されたりした過去の教訓を無駄にしてはなりません。
 最後になりますが、くれぐれもリスクを伝えるように、それもワクチンのタイプによって起こるリスクを伝えるようにお願いします。そして、日頃の健康を守るために、食べる物を気をつけ、適度に体を動かし、十分な睡眠を取り、気心知れた友と楽しい時間を持って、豊かな生活を過ごすことが結果的に健康な体になることを申し上げます。
 次に、ものづくりサポートセンターの指定管理者更新の債務負担行為について、賛成の立場で意見を申し上げます。
 ものづくりサポートセンターの指定管理者更新の議案が出されましたが、私は次の点で賛成討論を行います。
 1、まず、ものづくりサポートセンターの条例には、ものづくりに関わる人材の育成及び本市への観光誘客の促進を図り、もって、中心市街地をはじめとした地域の活性化及び産業の発展に資するためと定められています。物づくりに関わる人材の育成という目的も観光誘客も、中心市街地の活性化も、産業の発展も大変重要な意義があり、目指す価値があります。言うまでもないことなのですが、どんな事業でも目的を定め、計画をして実行し、評価し、改善を加えて次の循環へと進むわけです。PDCAというサイクル、古いとも言われるかもしれませんが、計画、実行、評価、改善は必要不可欠な対策です。このものづくりサポートセンターにおいても、そのサイクルを通じて成長させ、投じた税金の効果を高めていく必要があります。成果を出さずして事業を継続できるというのは幻想であって、現実逃避であると考えるのが正常でしょう。ですから、どの事業においても目的に対して誠実にそれを成し遂げる計画力、実行力、改善力が必要です。企業内においてもそれができない場合、社外からも人材を求め、アドバイスなどを受け入れていく、場合によっては責任者を交代させるなどの必要が出ます。この更新は、そういう意味においてよい機会となります。このものづくりサポートセンターの活用が、所期の目標をしっかりと達成することができるようにという意味で、賛成討論です。
 さて、前段で説明した目的を持って設立されたものづくりサポートセンターですから、様々な可能性を排除することなく、チャレンジすることは大事なことです。以下の観点を提案しておきます。
 1、過去の実績の評価を真剣に行うこと、少々時間をかけてもいいと思いますが、過去の実績を客観的な数値を集め、来場者の声を集め、市民の声を集め、分析することが必要です。そうすれば、何が成功をもたらしているのか、何を改善しなければならないのか、何を足し、何を削り落とさなければならないのかを見つけ出しやすくなります。自分だけで結論を設けるなどという愚かなことをしてはなりません。自分に甘い評価を下し、成功する種を発芽させることなく、焼き捨ててしまうことになるでしょう。
 2、人材の育成、観光誘客、産業の発展などのためには、これまでの取組に加えて、市内の学校、観光施設、飲食店等との連携を強化する必要があります。そして、何よりも産業の発展については、視野をもっと広く持たなければなりません。1次から3次産業まで産業を意味しているわけですから、現在まで行ってきた展示には満足できません。様々な産業分野において物づくりは存在します。そこで生産されている物やサービスはもとより、その製品を生産するための道具や機械、技術、ノウハウなど、全ては物づくりの精神から生み出されているわけです。実に南国市にものづくりサポートセンターがあること自体、大変価値がありますし、可能性があると思います。しかし、幾らよいものであっても、それを生かせないということであってはならないわけですから、次の指定管理者においてはその点をしっかりと要望することをお願いします。ぜひともこの更新の機会に、この点をしっかりと仕様書に書き込んでいただきたいと思います。
 3、評議会、協力会、審議会などの組織をつくることを提案します。もっとこの施設を活用するためには、あらゆる視点とスキルを持つ多様な人材の力を結集させ、多層な人材や才能が集まれば、未知の化学反応が起き、新たな可能性が次々と開花し、未来を切り開く原動力となると思います。この施設を、そして南国市の可能性を最大限に活用することが何よりも大切なわけです。そのためには、一人が考えて行うことも決して悪いことではありませんが、もっと多彩な人材が関わることで、これまでの発想にはない構想が浮かんできたり、子供からのアイデアからアレンジを加えることで一世風靡する企画も生まれないとは言い切れません。南国市にある企業間の融資や特任社員のチームをつくって、新製品を創造することになるかもしれません。仕事が終わり、この施設を借りて実験を行って、特許技術を作り上げるかもしれません。学生がここに集まり、これまでの機能を大幅に上回る農業機械を設計するかもしれません。子供たちが遊びの中で物づくりの楽しさを養えるかもしれません。
 物づくりという言葉は、可能性、未来、幸せ、創造、チャレンジなどの言葉が浮かんできます。そんなことができる施設であってほしいと思っているわけです。そのために、ぜひとも多種類、多段階のグループをつくるように提案します。評議会、協力会、審議会などという言葉でなくてもいいわけです。子供たちのキッズクリエーションとか、帰宅前おじさん会とか、宇宙に衛星を飛ばす会とか、私もセンスがないので笑われますが、とにかく何でもいいのですが、創造と挑戦ができる自由なフィールドとして組織をつくり、支援していくことを強く求めます。
 4、契約年数ありきでは駄目だと思います。5年の契約は否定するものではありませんが、投入する税金の効果をより発揮するためには、3年程度の契約を更新していくことが望ましいと思います。今回提案されているものが5年契約ですが、3年で更新判断をし、2年延長するなどの制度に変更するよう提案します。緊張感を持って取り組むことは、結果的に双方にメリットをもたらします。そうすることでアイデアが生まれ、可能性を見いだし、突き抜ける製品やサービスを誕生させることにつながると思います。契約を打ち切る条件を設定しておくことも大切です。市としては、成果を客観的な数値で評価するための数値目標を設定するべきです。知名度、当施設への誘客数、市街地への誘客数、学校とのコラボ数、出されるアイデア数、集会開催数、イベント開催数など、目標に沿った計測基準を設けて、その目標値を評価するのです。ぜひとも生きる税金になるようにするために、このことに取り組んでいただきたいとお願いします。
 最後に、5番目、駐車場の6時終了は早急にやめるべきであると思います。南国市全体で物づくりを考えるのにふさわしいものでないと考えます。夜9時まで活用できるようにするべきで、仕事終わりの市民や、学校終わりの学生が使いたい時間に駐車場が閉まってるということは、表から見る限り、使えないことを大々的に宣伝を行っているのと同じだと思います。そうではなく、もっと利用してくれというメッセージを出さなくてはならないのではないでしょうか。現時点でも変更できるのですから、早急な変更が必要だと思います。現在のバリカー上下式の入り口封鎖等ではなく、タイマーつきバーゲート式を設置することで、現在の管理ストレスから解放されます。毎日のゲートの重いポールを上げ下げすることもなくなります。このようなゲートシステムは非常に低額で設置できるため、導入を決断しやすいかと思います。
 この施設の目的の一つを達成するための方策は、まだまだたくさんあると考えます。この更新の機会に必要な指定管理者への依頼内容の更新も同時に行って募集することは、行政が目指している市民サービスに直結する結果をもたらすことができると考えます。この議会で期間と金額の枠取りをするための採決になると思いますが、当然目的を達成できない仕様のままで募集することは決してないように、衷心からお願いするところです。今後もものづくりサポートセンターの運用仕様に同僚議員からの提案されている改善の要求要素をしっかりと組み込んでいただき、そして募集をかけてくださるようにお願いいたします。ものづくりサポートセンターをより市民に近づけ、係るどの方も喜びと満足感を得られるように進めてくださることを強く要望しておきます。
 これで私の賛成討論とさせていただきます。
○議長(岩松永治) 8番杉本理議員。
      〔8番 杉本 理議員登壇〕
○8番(杉本 理) 日本共産党南国市議団の杉本理です。
 マイナ保険証に関する議案の反対討論を行いますが、本来なら議案第12号にも触れるところではありますが、通告してありませんので、通告の議案第16号と議案第17号の2本のみ行うことにいたします。
 まず、議案第16号南国市国民健康保険条例の一部を改正する条例についての反対討論を行います。
 6月定例会におきまして、議発第5号マイナ保険証に対する国民の不安が払拭されるまでは、現行健康保険証の存続を政府に求める意見書が賛成多数で上がりました。そこで求めた要求項目は、1、マイナンバーカードと一体化されたマイナ保険証の取得は、申請による任意の判断のみに基づくとの原則を明確にすること、2、マイナ保険証に対する国民の不安が払拭されるまでは、現行健康保険証を存続させること、この2項目です。この2項目は、まさに市民の思いそのものであり、12月2日から実施というのは国の方針であるとはいえ、賛成いたしかねることを述べまして、反対討論といたします。
 また、議案第17号高知県後期高齢者医療広域連合規約の一部変更に関する議案についての反対討論ですが、議案第16号の反対討論で述べた理由と同様であり、これも反対することを述べ、議案第17号の反対討論といたします。同僚議員の御賛同、よろしくお願いいたします。
○議長(岩松永治) ほかに討論はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩松永治) 討論を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岩松永治) これより採決に入ります。
 まず、議案第1号から議案第10号まで、以上10件を一括採決いたします。委員長の報告はいずれも継続審査の申出であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩松永治) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号から議案第10号まで、以上10件は継続審査に付することに決しました。
 次に、議案第11号を採決いたします。委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(岩松永治) 起立全員であります。よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第12号を採決いたします。委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(岩松永治) 起立多数であります。よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第13号から議案第15号まで、以上3件を一括採決いたします。委員長の報告はいずれも可決であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩松永治) 御異議なしと認めます。よって、議案第13号から議案第15号まで、以上3件はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に、議案第16号を採決いたします。委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(岩松永治) 起立多数であります。よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第17号を採決いたします。委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(岩松永治) 起立多数であります。よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第18号を採決いたします。委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(岩松永治) 起立全員であります。よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。
          ―――――――――――*―――――――――――
      承認要求書
○議長(岩松永治) 日程第19、承認要求書を議題といたします。
 各常任委員長、議会運営委員長から委員会所管事項の調査に関する承認要求書が提出されております。
          ―――――――――――*―――――――――――
               承  認  要  求  書
  総務常任委員会、産業建設常任委員会、教育民生常任委員会、議会運営委員会は、議会閉
 会中下記事件を調査いたしたいので承認されるよう南国市議会会議規則第98条の規定により
 要求します。
                    記
  1. 事  項  本委員会の所管に属する事項
  1. 目  的  所管事項の把握
  1. 方  法  委員会開催・調査のための視察等
  1. 期  間  調査終了まで

           令和6年9月20日

 南国市議会議長  岩 松 永 治 様

                    総務常任委員長  西  山  明  彦

                    産業建設常任委員長  神  崎  隆  代

                    教育民生常任委員長  有  沢  芳  郎

                    議会運営委員長  土  居  恒  夫
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岩松永治) お諮りいたします。各常任委員長、議会運営委員長から提出されました承認要求書を承認することに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩松永治) 御異議なしと認めます。よって、承認することに決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
      議員派遣の件
○議長(岩松永治) 日程第20、議員派遣の件を議題といたします。
 お諮りいたします。議員派遣の件につきまして、会議規則第159条の規定によりお手元に配付しておりますとおり決定いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩松永治) 御異議なしと認めます。よって、議員派遣の件はお手元にお配りしましたとおり派遣することに決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岩松永治) この際、お諮りいたします。ただいま決しました議員派遣の内容につきましては、諸般の事情により変更が生じる場合には、議長に一任をお願いしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩松永治) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。

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