議会議事録
検索結果 » 令和6年 第436回市議会定例会(開催日:2024/09/06) »
一般質問3日目(斉藤正和)
質問者:斉藤正和
答弁者:関係課長
○議長(岩松永治) 1番斉藤正和議員。
〔1番 斉藤正和議員発言席〕
○1番(斉藤正和) 議席番号1番斉藤正和です。通告に従い、質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
福祉サービスの充実についてです。40歳になられた方へということで、厚生労働省が介護保険制度について2024年3月に作成した資料が厚生労働省のホームページに公表されていました。その中には、介護を社会で支え合い、老後の不安を軽減しましょう、介護保険制度は高齢化や核家族化の進行などを背景に、介護を社会全体で支えることを目的として2000年に創出されました。現在では約690万人の方が要介護、要支援認定を受け、介護を必要とする高齢者を支える制度として定着しています。介護保険への加入は40歳以上とし、40歳から64歳の方については、御自身も加齢に起因する疾病により介護が必要となる可能性が高くなることに加えて、御自身の親が高齢となり、介護が必要な状態になる可能性が高まる時期でもあります。老後の不安の原因である介護を社会全体で支えるためにも、40歳以上の方に保険料を御負担いただいていますということが書かれており、市民の皆様からも介護保険料が徴収されていると思います。最近では、南国市内でもサービスつき高齢者住宅が建てられるなど、施設については増えてきているように思います。しかし、家で暮らしたいという方もたくさんいらっしゃいます。
そこで質問です。現在南国市内で提供されている在宅介護サービスは、どういった種類がありますか。内容と利用状況についてお伺いいたします。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 国へ報告いたしております介護保険事業報告、月報でございますが、その7月の数値でお答えをいたします。
居宅介護予防サービスのうち、訪問サービスは941人の方が御利用しており、主なものは訪問介護239人、訪問看護284人、居宅療養管理指導343人でございました。通所サービスは764人の方が御利用されており、内訳は通所介護、デイサービスですが、402人、通所リハビリ362人でございます。短期入所サービス、いわゆるショートステイでございますが、こちらは121人御利用されておりました。内訳は、特別養護老人ホームが96名、老人保健施設が25人でございました。このほか、福祉用具の貸与、購入費への助成、住宅改修サービスなど、これは934人の方が御利用されております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 斉藤正和議員。
○1番(斉藤正和) ありがとうございます。南国市内でも訪問介護、訪問看護、居宅療養管理指導、通所サービス、短期入所サービスなどが提供されており、在宅生活を送る上でも幅広い選択肢があるのかなと思います。しかし、在宅生活についてちょっと心配になる記事が8月26日の高知新聞にありました。内容としては、県内の郡部で高齢者らの在宅生活を支える訪問介護事業所の閉鎖が相次いでいる、ホームヘルパーの高齢化と人手不足が原因で、2023年までの5年間に10市町で計24か所減り、24年も複数の閉鎖が見通されている。さらに、今春の介護報酬のマイナス改定により、ただでさえ効率化の難しい郡部の経営環境は悪化している。業界では介護の需要と供給のバランスが崩れ、保険料を支払っても必要な介護を受けられない介護難民が増えると懸念する声が高まっていると心配な記事が掲載されていました。これ、介護難民が出てくるっていう現実が本当に高知県内で迫っているということです。
私もちょっと心配でしたので、南国市内のケアマネジャーさんに南国市内の訪問介護の現状について伺ってみました。すると、近隣の市町村からヘルパーさんも来てくれているということもあり、中心部や南部は比較的サービスの提供ができているということでした。しかしながら、ヘルパーさんの高齢化や、土日が休みのところもあり、希望どおりのサービスは難しかったりもしている。北部の山間部になると、行ってくれるヘルパーさんがいないこともある。家族が仕事を辞めて見ている人もいる。長期のショートステイを利用している人がいるということで、ほかの地域と同じサービスの提供が困難になってきているということでした。これが南国市の今の実情です。
また、ケアマネジャーさんのほうから、南国市内のヘルパーさんは少なくなってきている、ヘルパーさんの高齢化もあり、重たい買物はなかなか頼みづらくなっている、身体介護を伴うサービスの提供も難しくなってきているという現状を教えていただきました。まさにヘルパーさんの高齢化、人手不足、新聞に書かれていたことが南国市でも起こっています。このヘルパーさんの有効求人倍率ですが、2024年で今現在約15倍の求人倍率となって、ほかの企業に比べて物すごく高い数字になっています。それだけ人員不足という状況になっております。
そこで、質問です。過去5年間に南国市で閉鎖されたヘルパーステーションの数はどれぐらいありますか。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 過去5年間で閉鎖されました市内のヘルパーステーション、これ総合事業も含めてでございますが、6か所となってございます。
○議長(岩松永治) 斉藤正和議員。
○1番(斉藤正和) ありがとうございます。これ南国市内だけで6事業所ということです。事業所が100、200あるというような業界ではありません。その中で、6か所っていうのがどれだけ大きい数字なのかということを考えていく必要があると思います。
そこで、過去5年間に新たに設置、開設された訪問看護事業所について、どれぐらいあるかお伺いしたいと思います。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 過去5年間、新規に開設されました訪問介護事業所は、総合事業所も含めますと3か所となってございます。他の訪問系サービスで開設されましたのは、訪問看護ステーション、地域密着型サービスにおける定期巡回随時対応型訪問介護看護などがあります。また、小規模多機能型居宅介護につきましても、現在指定の準備を進めておるところでございます。
○議長(岩松永治) 斉藤正和議員。
○1番(斉藤正和) ありがとうございます。定期巡回随時対応型の訪問介護看護、小規模多機能型の居宅介護事業所などが新たに設置されているということで、設置や準備がされているということなのですが、これらのサービスはどっちかというと、先ほど南国市内で最近建っている高齢者住宅、サービスつきの高齢者住宅などに適用されることが多いのではないかなと思います。これはどういったことかといいますと、この定期巡回随時対応型の訪問介護看護というのは、24時間の対応可能です。ただし、比較的短時間で行う介助が中心になっていますので、排せつ介助を複数回伴う方たちにとっては物すごく利便性がいい、使いやすいサービスになってくる、今までのヘルパーさんでは対応できなかったことができるっていうことは事実なのですが、これヘルパーさんとの大きな違いっていうのは、ヘルパーさんは例えば1時間の時間を使って洗濯物をします、そして料理をしますと、その人に合わせたサービスをケアマネジャーさんが考えて、その利用者さんと一緒に考えてサービスを提供していく、ここが大きな違いとなってきますので、ヘルパーさんの必要性というものを改めて持っておいていただきたいと思います。
これも8月27日から31日まで掲載された高知新聞の記事です。題としては、ヘルパー消滅、高知の介護危機という題が書かれていました。これにヘルパーステーションの閉鎖の原因となる人員不足の原因や要因ということも書かれていました。ヘルパーさんの仕事の内容、そしてハラスメントに遭っていること、非効率で経営が難しいということが書かれていました。これ私がお伺いした南国市内のケアマネジャーさんも話されていましたけど、ヘルパーさんは基本的に1人でお宅を訪問する機会が多いということですので、物すごくハラスメントに遭いやすい、罵倒を浴びせられるとかということにもなってきているということでしたので、ここの処遇の改善っていうことは早急にしていかないと、先ほど申しました有効求人倍率15倍という物すごい数字が下がっていくっていうことは望めないのではないかと思いますので、この実情に向き合った支援策ということを少し考えていただきたいなと思います。ヘルパーさんの気持ち、どういった気持ちで仕事をしているかということが内容と合わせて高知新聞のほうに書かれていました。これこのヘルパーさんのみならず、ほかのヘルパーさん、そして介護をしている職員さんの気持ち、同じような気持ちを持って働いている方がたくさんいらっしゃるのではないかなと思いますので、少し紹介させてください。
8月31日の高知新聞の記事からです。6月末、県西部の山中、ヘルパーの50代女性が運転する軽自動車が一軒家に着いた。80代の独り暮らしの女性がにっこり出迎え、手足に痛みがあり、家事が思うようにできない。天気のこと、体調のこと、会話をしながら週1回1時間の掃除や洗濯が続く。いつもありがとう、帰り際、ヘルパーは女性からチラシで手作りしたごみ入れを手渡された。また来るけん。女性はヘルパーの車が見えなくなるまで玄関で送った。ヘルパーが言う、安全に暮らすなら施設がいいかもしれない。でも、体調が悪くても、無理してでも家におりたいっていうたまらない思いを持っている人がいる。その思いはかなえちゃりたい、これがヘルパーさんの気持ちです。そして、誰もが避けられない老い、ヘルパーは高齢者に寄り添い、ときに家族より身近に支える。今日も県内のあっちこちで奮闘しているという記事でした。もちろんヘルパーさん以外のサービスも当然必要なサービスであります。しかし、ヘルパーさんを求める声、在宅で生活をしていくっていう希望を持っている方、たくさんいらっしゃいます。ぜひサービスが継続できるように、ヘルパーさんの実情に向き合って支援をしていただけるように御検討をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
次の質問です。
この介護サービスを支えている介護保険なのですが、これ持続可能なものにしていかなくてはならないと思っております。少子・高齢化の流れは止まりません。厚生労働省のサイトによると、多くの団塊ジュニア世代が65歳となる2040年には、65歳以上の高齢者が全人口の35%まで増える見込みです。そのため、2040年の介護サービスに係る費用は、2023年度予算の2倍、約26兆円にまで膨らむと予測されています。一方、現役世代は減少傾向にあります。2022年は現役世代が2人で65歳以上の高齢者1人を支えていますが、2040年には現役世代の負担はさらに増えていることと思います。これは、高齢者1人に対して1人が支えていく社会が近づいているということです。そのため、介護保険の財源確保が限界に近づいてきています。制度を見直して、支え手を少しでも増やす努力が必要になってきています。
さらに、ここに来て深刻な物価高も重なって、高齢者の実質的な負担が増えてきています。介護保険を持続可能なものにするためにも、介護予防に力を入れ、取り組むことが必要になってきていると思います。それにより、健康寿命を延ばすことで財源の確保を図っていきたいと思いますが、質問です。南国市では、高齢者健康増進のための取組として貯筋運動があると思いますが、開催箇所、参加状況はどうなっているでしょうか。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 貯筋運動は、高齢者健康増進事業といたしまして、NPO法人まほろばクラブ南国に委託して実施しておる事業でございます。令和5年度は、市内15会場で延べ6,637人の方が参加いたしました。令和6年度は、17会場で実施をいたしております。
○議長(岩松永治) 斉藤正和議員。
○1番(斉藤正和) ありがとうございます。令和5年度が15会場、令和6年度、17会場で、令和5年度が6,000人以上の、延べ人数になりますけど、6,000人以上の方が参加されているということで、なかなかすばらしい取組になってきているなと、まほろばクラブさん、本当に努力を重ねてくれているんではないかなと思います。開催場所を増やしていくっていうことはなかなか大変なことですので、本当にありがたいことだと思いますので、これからも続けていっていただきたいと思いますが、私もこの貯筋運動のホームページを拝見させていただきましたけど、更新の年月日が少し古くなっていたので、開催場所とかについても更新をしていただけるとありがたいと思いますので、更新をしていただけるようお願いしたいと思います。
それでは、次の質問です。
高齢者、障害者向け住宅についてです。
要介護、要支援認定を受けると、住宅改修に介護保険が適用されるのですが、認定を受けていない人がバリアフリー化や住宅改修を希望されたときに使える補助制度は現状としてありますか。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 高知県の補助を一部受けて実施しております南国市住宅等改造支援事業の実施要綱第2条第2号では、世帯構成や所得状況等の要件はございますが、要介護認定を受けていない方についても対象者といたしております。工事の内容は、手すりの取付け、段差の解消などで、補助率は3分の2、この中に県が3分の1、市が3分の1ということでございます。上限は4万円となっております。
○議長(岩松永治) 斉藤正和議員。
○1番(斉藤正和) ありがとうございます。手すりの設置や段差の解消ができる制度があるということを聞いて、本当に安心しております。まさに健康寿命を延ばす取組として、本当にいい支援事業だと思いますので、ぜひ皆さんにも使っていただきたいと思います。と申しますのが、高齢になってくると、少しの段差でつまずくこともありますが、古い家だと玄関がすごく高かったりとか、縁側から出るときに段差が高かったりするということで、そこで転落するということもあります。そのため、大腿骨を骨折されたと、手首を骨折したとかという方もいらっしゃいますけど、これ一度骨折すると、治すのに大体3か月から6か月、手術が必要になってくる場合もありますので、本当に体力がぐんと下がる、そのことにより要介護や病気になってしまうという方もいらっしゃいますので、ぜひこういうサービスを活用していただきたいと思いますが、現在の利用状況がどうなっているのかお伺いしたいと思います。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) この制度の中で、先ほど紹介しました第2号、要介護認定を受けない方が御利用なさったのは、過去1件、手すりの取付けでございます。周知につきましては、今後ケアマネジャー等を通じて、なお図っていきたいと思っております。
○議長(岩松永治) 斉藤正和議員。
○1番(斉藤正和) ありがとうございます。ぜひケアマネジャーさんとかを通して市民の皆様にも周知をしていただきまして、先ほどの貯筋運動と組み合わせて健康寿命を延ばしていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、次の質問です。
連続テレビ小説あんぱんへの対応についてです。
シンボルロードに設置する予定のフィギュアについてですが、キャラクターやデザインは決まっているでしょうか。
○議長(岩松永治) 都市整備課長。
○都市整備課長(篠原正一) シンボルロードに設置するフィギュアにつきましては、まずやなせたかし先生によって描かれたごめん・なはり線のオリジナルキャラクターであるごめんえきお君とごめんまちこさんの2体、それから同じくやなせたかし先生のアドバイスから生まれた後免町の特産品、ごめんのごめんしょうが飴とありがとうせんべいのそれぞれのキャラクターであるしょうがちゃんとありがとう駅のセンベちゃんの2体、合わせて4体のフィギュアを設置する予定です。また、デザインにつきましては、4体ともに高さ80センチメートルのFRP、繊維強化プラスチック製で、ブロンズ調の塗装を施す予定でございます。以上です。
○議長(岩松永治) 斉藤正和議員。
○1番(斉藤正和) ありがとうございます。ごめんえきお君、ごめんまちこさん、しょうがちゃん、ありがとう駅のセンベちゃんの4体ということで、私もえきおくん、まちこさん、しょうがちゃん、見たことありますが、本当にかわいらしいデザインだなと思います。また、大きさが80センチとちょっとコンパクトなサイズなんだなということですが、このフィギュアの設置予定の場所については決まっているでしょうか。
○議長(岩松永治) 都市整備課長。
○都市整備課長(篠原正一) まず、ごめんえきお君とごめんまちこさんについては、後免駅に近いほうが座りがよいと考えまして、後免駅前広場予定地から都市計画道路に入ってすぐのところに、道路を挟んで東西に配置をし、またしょうがちゃんとありがとう駅のセンベちゃんにつきましては、後免駅前広場予定地から現在整備を進めております南国駅前線沿道広場に至るまでの中間辺りに、道路を挟んで東西に配置をする予定でございます。以上です。
○議長(岩松永治) 斉藤正和議員。
○1番(斉藤正和) ありがとうございます。そしたら、フィギュアが道路の沿線上にばらばらと点在していくというイメージになってくるのかなと思いますが、このフィギュアについてですが、設置の目的についてお伺いさせていただきたいのですが、お願いします。
○議長(岩松永治) 都市整備課長。
○都市整備課長(篠原正一) シンボルロードにおけるフィギュア設置の目的に関する御質問につきましては、今回のフィギュア設置に至った経過を説明することで設置目的の内容がより明確になると思われますので、フィギュア設置の決定プロセスを踏まえてお答えをさせていただきます。
本市では、後免駅前広場から都市計画道路南国駅前線を南進し、後免町商店街を通り、海洋堂SpaceFactoryなんこくに至るまちなか歩きルートを整備することを目的とした南国市シンボルロード等基本構想を令和5年3月に作成いたしました。その作成過程におきましては、シンボルロード等の市民アイデア募集を実施したり、また地元住民の方々をはじめ、子供会や老人クラブ関係者、それから東工業高校や高知高専の生徒たちに参加をいただき、ワークショップを開催するなど、市民の方々から多くの御意見を頂戴することができました。
この中で、南国駅前線ゾーンにつきましては、景観に統一感があり、まち歩きの仕掛けのある歩いてみたくなる道であってほしいといった御意見や、デザインや街路樹がシンボリックで写真映えする道であってほしいといった御意見などが出されるとともに、海洋堂SpaceFactoryなんこくがせっかくできたのだから、海洋堂SpaceFactoryなんこくにたどり着くまでの道にオブジェやフィギュアなどを設置して、その世界観に染めてほしいといった御意見も出されておりました。
そこに来て、令和5年10月、後免町で青少年期を過ごされましたやなせたかし先生をモデルとした連続テレビ小説あんぱんの放映が決定したという朗報が飛び込んでまいりました。やなせ先生を顕彰する道としましては、既に後免町商店街のやなせたかしロードがあり、そこにはアンパンマンのキャラクター像も設置されていることから、当初から南国駅前線はやなせたかしロードとは趣を異にする市のシンボルとなる道として、歩道空間には植栽帯等に芝を植え、昼は緑の回廊、また夜は街路樹をアップライトで照らし出す光の回廊を演出し、市民の方々が歩いていて気持ちのいい安心・安全な空間を創り出す計画としておりました。このベースとなる構想に加え、植栽帯の芝の中に本市に関係の深いオブジェやフィギュアを設置する構想はあったのですが、今回のあんぱんの放映決定を受けまして、やなせたかし先生が育った町南国を積極的にPRする意味からも、また後免駅前広場からシンボルロード、そしてやなせたかしロードへとつながる歩いて楽しいまちなか歩きルートの整備構想からも、やなせ先生デザインで本市にゆかりのあるキャラクターフィギュアの設置を決定するに至った次第でございます。以上でございます。
○議長(岩松永治) 斉藤正和議員。
○1番(斉藤正和) ありがとうございます。大変目的が明確にあって分かりやすいと思います。これは私も先日、近所の90代ぐらいの女性の方なんですけど、少しお話をしたときに、南国市のこの駅前はどうなっていくでということで話がありました。新しいきれいな道がつきゆうろ、図書館ができゆうろと、本当にこの南国市の発展、変わっていく姿っていうことに未来に希望を持っているという話をちょっと長めに話をしてくれたんですけど、聞いていて本当に市民の皆さん、期待をしてくれていると思っております。ですので、せっかくフィギュアを置いていくということなので、この目的の一つにもありました写真映えをする道を造ってほしいということでしたけど、この1体1体のフィギュアっていうと、なかなか一緒に写真を撮っていくとかっていうことはできないのかな、しにくいのかなっていうことは思うんですけど、例えば高知駅を降りたときに、坂本龍馬の銅像が3体並んでいるとなってくると、あそこへ行ってちょっと写真撮ろうかっていうことが観光客の人は発想してみたりとか、ほかの県に行ってみてもアーケードの中にそのように、1体1体ではなくて複数個置いていたりっていうことがありますので、そこで観光客は写真を撮ったりっていうことがあります。写真映えっていうことを考えると、できるだけ一緒にしていく、それをすることによって子供たちも興味を持つ、そして歩いている人の目を引くっていうこともあると思いますので、そこ一つ提案とさせていただきまして、私の質問を終えたいと思います。どうも御答弁ありがとうございました。
答弁者:関係課長
○議長(岩松永治) 1番斉藤正和議員。
〔1番 斉藤正和議員発言席〕
○1番(斉藤正和) 議席番号1番斉藤正和です。通告に従い、質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
福祉サービスの充実についてです。40歳になられた方へということで、厚生労働省が介護保険制度について2024年3月に作成した資料が厚生労働省のホームページに公表されていました。その中には、介護を社会で支え合い、老後の不安を軽減しましょう、介護保険制度は高齢化や核家族化の進行などを背景に、介護を社会全体で支えることを目的として2000年に創出されました。現在では約690万人の方が要介護、要支援認定を受け、介護を必要とする高齢者を支える制度として定着しています。介護保険への加入は40歳以上とし、40歳から64歳の方については、御自身も加齢に起因する疾病により介護が必要となる可能性が高くなることに加えて、御自身の親が高齢となり、介護が必要な状態になる可能性が高まる時期でもあります。老後の不安の原因である介護を社会全体で支えるためにも、40歳以上の方に保険料を御負担いただいていますということが書かれており、市民の皆様からも介護保険料が徴収されていると思います。最近では、南国市内でもサービスつき高齢者住宅が建てられるなど、施設については増えてきているように思います。しかし、家で暮らしたいという方もたくさんいらっしゃいます。
そこで質問です。現在南国市内で提供されている在宅介護サービスは、どういった種類がありますか。内容と利用状況についてお伺いいたします。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 国へ報告いたしております介護保険事業報告、月報でございますが、その7月の数値でお答えをいたします。
居宅介護予防サービスのうち、訪問サービスは941人の方が御利用しており、主なものは訪問介護239人、訪問看護284人、居宅療養管理指導343人でございました。通所サービスは764人の方が御利用されており、内訳は通所介護、デイサービスですが、402人、通所リハビリ362人でございます。短期入所サービス、いわゆるショートステイでございますが、こちらは121人御利用されておりました。内訳は、特別養護老人ホームが96名、老人保健施設が25人でございました。このほか、福祉用具の貸与、購入費への助成、住宅改修サービスなど、これは934人の方が御利用されております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 斉藤正和議員。
○1番(斉藤正和) ありがとうございます。南国市内でも訪問介護、訪問看護、居宅療養管理指導、通所サービス、短期入所サービスなどが提供されており、在宅生活を送る上でも幅広い選択肢があるのかなと思います。しかし、在宅生活についてちょっと心配になる記事が8月26日の高知新聞にありました。内容としては、県内の郡部で高齢者らの在宅生活を支える訪問介護事業所の閉鎖が相次いでいる、ホームヘルパーの高齢化と人手不足が原因で、2023年までの5年間に10市町で計24か所減り、24年も複数の閉鎖が見通されている。さらに、今春の介護報酬のマイナス改定により、ただでさえ効率化の難しい郡部の経営環境は悪化している。業界では介護の需要と供給のバランスが崩れ、保険料を支払っても必要な介護を受けられない介護難民が増えると懸念する声が高まっていると心配な記事が掲載されていました。これ、介護難民が出てくるっていう現実が本当に高知県内で迫っているということです。
私もちょっと心配でしたので、南国市内のケアマネジャーさんに南国市内の訪問介護の現状について伺ってみました。すると、近隣の市町村からヘルパーさんも来てくれているということもあり、中心部や南部は比較的サービスの提供ができているということでした。しかしながら、ヘルパーさんの高齢化や、土日が休みのところもあり、希望どおりのサービスは難しかったりもしている。北部の山間部になると、行ってくれるヘルパーさんがいないこともある。家族が仕事を辞めて見ている人もいる。長期のショートステイを利用している人がいるということで、ほかの地域と同じサービスの提供が困難になってきているということでした。これが南国市の今の実情です。
また、ケアマネジャーさんのほうから、南国市内のヘルパーさんは少なくなってきている、ヘルパーさんの高齢化もあり、重たい買物はなかなか頼みづらくなっている、身体介護を伴うサービスの提供も難しくなってきているという現状を教えていただきました。まさにヘルパーさんの高齢化、人手不足、新聞に書かれていたことが南国市でも起こっています。このヘルパーさんの有効求人倍率ですが、2024年で今現在約15倍の求人倍率となって、ほかの企業に比べて物すごく高い数字になっています。それだけ人員不足という状況になっております。
そこで、質問です。過去5年間に南国市で閉鎖されたヘルパーステーションの数はどれぐらいありますか。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 過去5年間で閉鎖されました市内のヘルパーステーション、これ総合事業も含めてでございますが、6か所となってございます。
○議長(岩松永治) 斉藤正和議員。
○1番(斉藤正和) ありがとうございます。これ南国市内だけで6事業所ということです。事業所が100、200あるというような業界ではありません。その中で、6か所っていうのがどれだけ大きい数字なのかということを考えていく必要があると思います。
そこで、過去5年間に新たに設置、開設された訪問看護事業所について、どれぐらいあるかお伺いしたいと思います。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 過去5年間、新規に開設されました訪問介護事業所は、総合事業所も含めますと3か所となってございます。他の訪問系サービスで開設されましたのは、訪問看護ステーション、地域密着型サービスにおける定期巡回随時対応型訪問介護看護などがあります。また、小規模多機能型居宅介護につきましても、現在指定の準備を進めておるところでございます。
○議長(岩松永治) 斉藤正和議員。
○1番(斉藤正和) ありがとうございます。定期巡回随時対応型の訪問介護看護、小規模多機能型の居宅介護事業所などが新たに設置されているということで、設置や準備がされているということなのですが、これらのサービスはどっちかというと、先ほど南国市内で最近建っている高齢者住宅、サービスつきの高齢者住宅などに適用されることが多いのではないかなと思います。これはどういったことかといいますと、この定期巡回随時対応型の訪問介護看護というのは、24時間の対応可能です。ただし、比較的短時間で行う介助が中心になっていますので、排せつ介助を複数回伴う方たちにとっては物すごく利便性がいい、使いやすいサービスになってくる、今までのヘルパーさんでは対応できなかったことができるっていうことは事実なのですが、これヘルパーさんとの大きな違いっていうのは、ヘルパーさんは例えば1時間の時間を使って洗濯物をします、そして料理をしますと、その人に合わせたサービスをケアマネジャーさんが考えて、その利用者さんと一緒に考えてサービスを提供していく、ここが大きな違いとなってきますので、ヘルパーさんの必要性というものを改めて持っておいていただきたいと思います。
これも8月27日から31日まで掲載された高知新聞の記事です。題としては、ヘルパー消滅、高知の介護危機という題が書かれていました。これにヘルパーステーションの閉鎖の原因となる人員不足の原因や要因ということも書かれていました。ヘルパーさんの仕事の内容、そしてハラスメントに遭っていること、非効率で経営が難しいということが書かれていました。これ私がお伺いした南国市内のケアマネジャーさんも話されていましたけど、ヘルパーさんは基本的に1人でお宅を訪問する機会が多いということですので、物すごくハラスメントに遭いやすい、罵倒を浴びせられるとかということにもなってきているということでしたので、ここの処遇の改善っていうことは早急にしていかないと、先ほど申しました有効求人倍率15倍という物すごい数字が下がっていくっていうことは望めないのではないかと思いますので、この実情に向き合った支援策ということを少し考えていただきたいなと思います。ヘルパーさんの気持ち、どういった気持ちで仕事をしているかということが内容と合わせて高知新聞のほうに書かれていました。これこのヘルパーさんのみならず、ほかのヘルパーさん、そして介護をしている職員さんの気持ち、同じような気持ちを持って働いている方がたくさんいらっしゃるのではないかなと思いますので、少し紹介させてください。
8月31日の高知新聞の記事からです。6月末、県西部の山中、ヘルパーの50代女性が運転する軽自動車が一軒家に着いた。80代の独り暮らしの女性がにっこり出迎え、手足に痛みがあり、家事が思うようにできない。天気のこと、体調のこと、会話をしながら週1回1時間の掃除や洗濯が続く。いつもありがとう、帰り際、ヘルパーは女性からチラシで手作りしたごみ入れを手渡された。また来るけん。女性はヘルパーの車が見えなくなるまで玄関で送った。ヘルパーが言う、安全に暮らすなら施設がいいかもしれない。でも、体調が悪くても、無理してでも家におりたいっていうたまらない思いを持っている人がいる。その思いはかなえちゃりたい、これがヘルパーさんの気持ちです。そして、誰もが避けられない老い、ヘルパーは高齢者に寄り添い、ときに家族より身近に支える。今日も県内のあっちこちで奮闘しているという記事でした。もちろんヘルパーさん以外のサービスも当然必要なサービスであります。しかし、ヘルパーさんを求める声、在宅で生活をしていくっていう希望を持っている方、たくさんいらっしゃいます。ぜひサービスが継続できるように、ヘルパーさんの実情に向き合って支援をしていただけるように御検討をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
次の質問です。
この介護サービスを支えている介護保険なのですが、これ持続可能なものにしていかなくてはならないと思っております。少子・高齢化の流れは止まりません。厚生労働省のサイトによると、多くの団塊ジュニア世代が65歳となる2040年には、65歳以上の高齢者が全人口の35%まで増える見込みです。そのため、2040年の介護サービスに係る費用は、2023年度予算の2倍、約26兆円にまで膨らむと予測されています。一方、現役世代は減少傾向にあります。2022年は現役世代が2人で65歳以上の高齢者1人を支えていますが、2040年には現役世代の負担はさらに増えていることと思います。これは、高齢者1人に対して1人が支えていく社会が近づいているということです。そのため、介護保険の財源確保が限界に近づいてきています。制度を見直して、支え手を少しでも増やす努力が必要になってきています。
さらに、ここに来て深刻な物価高も重なって、高齢者の実質的な負担が増えてきています。介護保険を持続可能なものにするためにも、介護予防に力を入れ、取り組むことが必要になってきていると思います。それにより、健康寿命を延ばすことで財源の確保を図っていきたいと思いますが、質問です。南国市では、高齢者健康増進のための取組として貯筋運動があると思いますが、開催箇所、参加状況はどうなっているでしょうか。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 貯筋運動は、高齢者健康増進事業といたしまして、NPO法人まほろばクラブ南国に委託して実施しておる事業でございます。令和5年度は、市内15会場で延べ6,637人の方が参加いたしました。令和6年度は、17会場で実施をいたしております。
○議長(岩松永治) 斉藤正和議員。
○1番(斉藤正和) ありがとうございます。令和5年度が15会場、令和6年度、17会場で、令和5年度が6,000人以上の、延べ人数になりますけど、6,000人以上の方が参加されているということで、なかなかすばらしい取組になってきているなと、まほろばクラブさん、本当に努力を重ねてくれているんではないかなと思います。開催場所を増やしていくっていうことはなかなか大変なことですので、本当にありがたいことだと思いますので、これからも続けていっていただきたいと思いますが、私もこの貯筋運動のホームページを拝見させていただきましたけど、更新の年月日が少し古くなっていたので、開催場所とかについても更新をしていただけるとありがたいと思いますので、更新をしていただけるようお願いしたいと思います。
それでは、次の質問です。
高齢者、障害者向け住宅についてです。
要介護、要支援認定を受けると、住宅改修に介護保険が適用されるのですが、認定を受けていない人がバリアフリー化や住宅改修を希望されたときに使える補助制度は現状としてありますか。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) 高知県の補助を一部受けて実施しております南国市住宅等改造支援事業の実施要綱第2条第2号では、世帯構成や所得状況等の要件はございますが、要介護認定を受けていない方についても対象者といたしております。工事の内容は、手すりの取付け、段差の解消などで、補助率は3分の2、この中に県が3分の1、市が3分の1ということでございます。上限は4万円となっております。
○議長(岩松永治) 斉藤正和議員。
○1番(斉藤正和) ありがとうございます。手すりの設置や段差の解消ができる制度があるということを聞いて、本当に安心しております。まさに健康寿命を延ばす取組として、本当にいい支援事業だと思いますので、ぜひ皆さんにも使っていただきたいと思います。と申しますのが、高齢になってくると、少しの段差でつまずくこともありますが、古い家だと玄関がすごく高かったりとか、縁側から出るときに段差が高かったりするということで、そこで転落するということもあります。そのため、大腿骨を骨折されたと、手首を骨折したとかという方もいらっしゃいますけど、これ一度骨折すると、治すのに大体3か月から6か月、手術が必要になってくる場合もありますので、本当に体力がぐんと下がる、そのことにより要介護や病気になってしまうという方もいらっしゃいますので、ぜひこういうサービスを活用していただきたいと思いますが、現在の利用状況がどうなっているのかお伺いしたいと思います。
○議長(岩松永治) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(中村俊一) この制度の中で、先ほど紹介しました第2号、要介護認定を受けない方が御利用なさったのは、過去1件、手すりの取付けでございます。周知につきましては、今後ケアマネジャー等を通じて、なお図っていきたいと思っております。
○議長(岩松永治) 斉藤正和議員。
○1番(斉藤正和) ありがとうございます。ぜひケアマネジャーさんとかを通して市民の皆様にも周知をしていただきまして、先ほどの貯筋運動と組み合わせて健康寿命を延ばしていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、次の質問です。
連続テレビ小説あんぱんへの対応についてです。
シンボルロードに設置する予定のフィギュアについてですが、キャラクターやデザインは決まっているでしょうか。
○議長(岩松永治) 都市整備課長。
○都市整備課長(篠原正一) シンボルロードに設置するフィギュアにつきましては、まずやなせたかし先生によって描かれたごめん・なはり線のオリジナルキャラクターであるごめんえきお君とごめんまちこさんの2体、それから同じくやなせたかし先生のアドバイスから生まれた後免町の特産品、ごめんのごめんしょうが飴とありがとうせんべいのそれぞれのキャラクターであるしょうがちゃんとありがとう駅のセンベちゃんの2体、合わせて4体のフィギュアを設置する予定です。また、デザインにつきましては、4体ともに高さ80センチメートルのFRP、繊維強化プラスチック製で、ブロンズ調の塗装を施す予定でございます。以上です。
○議長(岩松永治) 斉藤正和議員。
○1番(斉藤正和) ありがとうございます。ごめんえきお君、ごめんまちこさん、しょうがちゃん、ありがとう駅のセンベちゃんの4体ということで、私もえきおくん、まちこさん、しょうがちゃん、見たことありますが、本当にかわいらしいデザインだなと思います。また、大きさが80センチとちょっとコンパクトなサイズなんだなということですが、このフィギュアの設置予定の場所については決まっているでしょうか。
○議長(岩松永治) 都市整備課長。
○都市整備課長(篠原正一) まず、ごめんえきお君とごめんまちこさんについては、後免駅に近いほうが座りがよいと考えまして、後免駅前広場予定地から都市計画道路に入ってすぐのところに、道路を挟んで東西に配置をし、またしょうがちゃんとありがとう駅のセンベちゃんにつきましては、後免駅前広場予定地から現在整備を進めております南国駅前線沿道広場に至るまでの中間辺りに、道路を挟んで東西に配置をする予定でございます。以上です。
○議長(岩松永治) 斉藤正和議員。
○1番(斉藤正和) ありがとうございます。そしたら、フィギュアが道路の沿線上にばらばらと点在していくというイメージになってくるのかなと思いますが、このフィギュアについてですが、設置の目的についてお伺いさせていただきたいのですが、お願いします。
○議長(岩松永治) 都市整備課長。
○都市整備課長(篠原正一) シンボルロードにおけるフィギュア設置の目的に関する御質問につきましては、今回のフィギュア設置に至った経過を説明することで設置目的の内容がより明確になると思われますので、フィギュア設置の決定プロセスを踏まえてお答えをさせていただきます。
本市では、後免駅前広場から都市計画道路南国駅前線を南進し、後免町商店街を通り、海洋堂SpaceFactoryなんこくに至るまちなか歩きルートを整備することを目的とした南国市シンボルロード等基本構想を令和5年3月に作成いたしました。その作成過程におきましては、シンボルロード等の市民アイデア募集を実施したり、また地元住民の方々をはじめ、子供会や老人クラブ関係者、それから東工業高校や高知高専の生徒たちに参加をいただき、ワークショップを開催するなど、市民の方々から多くの御意見を頂戴することができました。
この中で、南国駅前線ゾーンにつきましては、景観に統一感があり、まち歩きの仕掛けのある歩いてみたくなる道であってほしいといった御意見や、デザインや街路樹がシンボリックで写真映えする道であってほしいといった御意見などが出されるとともに、海洋堂SpaceFactoryなんこくがせっかくできたのだから、海洋堂SpaceFactoryなんこくにたどり着くまでの道にオブジェやフィギュアなどを設置して、その世界観に染めてほしいといった御意見も出されておりました。
そこに来て、令和5年10月、後免町で青少年期を過ごされましたやなせたかし先生をモデルとした連続テレビ小説あんぱんの放映が決定したという朗報が飛び込んでまいりました。やなせ先生を顕彰する道としましては、既に後免町商店街のやなせたかしロードがあり、そこにはアンパンマンのキャラクター像も設置されていることから、当初から南国駅前線はやなせたかしロードとは趣を異にする市のシンボルとなる道として、歩道空間には植栽帯等に芝を植え、昼は緑の回廊、また夜は街路樹をアップライトで照らし出す光の回廊を演出し、市民の方々が歩いていて気持ちのいい安心・安全な空間を創り出す計画としておりました。このベースとなる構想に加え、植栽帯の芝の中に本市に関係の深いオブジェやフィギュアを設置する構想はあったのですが、今回のあんぱんの放映決定を受けまして、やなせたかし先生が育った町南国を積極的にPRする意味からも、また後免駅前広場からシンボルロード、そしてやなせたかしロードへとつながる歩いて楽しいまちなか歩きルートの整備構想からも、やなせ先生デザインで本市にゆかりのあるキャラクターフィギュアの設置を決定するに至った次第でございます。以上でございます。
○議長(岩松永治) 斉藤正和議員。
○1番(斉藤正和) ありがとうございます。大変目的が明確にあって分かりやすいと思います。これは私も先日、近所の90代ぐらいの女性の方なんですけど、少しお話をしたときに、南国市のこの駅前はどうなっていくでということで話がありました。新しいきれいな道がつきゆうろ、図書館ができゆうろと、本当にこの南国市の発展、変わっていく姿っていうことに未来に希望を持っているという話をちょっと長めに話をしてくれたんですけど、聞いていて本当に市民の皆さん、期待をしてくれていると思っております。ですので、せっかくフィギュアを置いていくということなので、この目的の一つにもありました写真映えをする道を造ってほしいということでしたけど、この1体1体のフィギュアっていうと、なかなか一緒に写真を撮っていくとかっていうことはできないのかな、しにくいのかなっていうことは思うんですけど、例えば高知駅を降りたときに、坂本龍馬の銅像が3体並んでいるとなってくると、あそこへ行ってちょっと写真撮ろうかっていうことが観光客の人は発想してみたりとか、ほかの県に行ってみてもアーケードの中にそのように、1体1体ではなくて複数個置いていたりっていうことがありますので、そこで観光客は写真を撮ったりっていうことがあります。写真映えっていうことを考えると、できるだけ一緒にしていく、それをすることによって子供たちも興味を持つ、そして歩いている人の目を引くっていうこともあると思いますので、そこ一つ提案とさせていただきまして、私の質問を終えたいと思います。どうも御答弁ありがとうございました。