議会議事録
検索結果 » 令和6年 第435回市議会定例会(開催日:2024/06/14) »
一般質問2日目(山中良成)
質問者:山中良成
答弁者:市長、関係課長
○議長(岩松永治) 14番山中良成議員。
〔14番 山中良成議員発言席〕
○14番(山中良成) 14番、みらいの会、山中良成です。一般質問2日目となり、質問が重複するところがあるかと存じますが、よろしくお願い申し上げます。
私の質問は、1、地域未来投資促進法、2、空き家活用(事業用途としての活用)、3、連続テレビ小説「あんぱん」による観光施策、4、大篠小学校運動場東側のごみステーションについて、以上となります。
それでは、地域未来投資促進法について質問をさせていただきます。
前議会である3月議会で、南国市の土地利用の一つの施策として、経済産業省の地域未来投資促進法について御提案させていただきました。そのときの答弁で、企業誘致を促進する上で有効な方法となり得るものと認識しておりますと課長から答弁がありました。また、市における都市計画マスタープランをはじめとする土地利用関係の諸計画との調整や県との調整も十分に行う必要がありますので、まずは研究してまいりたいと考えておりますと市長から答弁をいただきました。
そこで質問をさせていただきます。
諸計画との調整及び県との調整は行ったのか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 諸計画との調整及び県との調整につきましては、都市計画マスタープランを担当する都市整備課や農業振興地域整備計画を担当する農林水産課、農地転用を担当する農業委員会へ、地域未来投資促進法に係る土地利用調整について、基礎的な資料を整えた後に協議したい旨を伝えている段階でございます。また、地域未来投資促進法に基づく高知県基本計画の担当課とは、重点的に地域経済牽引事業の促進を図るべき区域である重点促進区域の設定について協議を行う予定となっております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) ありがとうございます。ぜひ前向きなよい協議になることを願っております。
それ以外に、現在の進捗状況の答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 農林水産課からは農用地区域、農業委員会からは農地区分について情報提供をいただき、農地関係手続の配慮を受ける条件を満たし、都市計画マスタープランとも整合するようなエリアについて、検討を行っているところでございます。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 土地利用に関する諸計画は、都市計画マスタープランをはじめ、南国市の場合、農業振興地域、農用地区域との調整も重要と思われますが、それらを踏まえて、現時点ではどのエリアが現実的に可能性があると認識されているのか答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 現在、重点促進区域となる可能性のあるエリアを検討しているところでございますので、可能性のあるエリアを持っていないところでございます。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 多くの企業が誘致できる状況をつくり、それによる税収増のためにも、ぜひ、早急とはいかないかもしれませんが、できるだけ早くエリア指定ができるようお願いいたします。
前議会より提案させていただきました地域未来投資促進法の重要性は認識していらっしゃるとは存じますが、事業者が享受できる多くのメリットについて、どのように考えているのか、市長に答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 地域未来投資促進法に係る地域経済牽引事業計画の承認を受けた事業者には、税制支援や金融支援のほか、規制の特例措置を受けられるものとなっており、特に土地利用調整につきましては、民間事業者による企業立地を促進する上で有効な方法の一つになるのではないかと考えております。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 同じ内容につきまして、課長に答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 市長答弁のうち、土地利用調整について補足説明をさせていただきたいと思います。
地域経済牽引事業計画の承認を受けた事業者には、一定の条件下において、当該事業に必要な施設の整備について、規制の特例措置を受けられるものとなっております。特に重点的に地域経済牽引事業の促進を図るべき区域である重点促進区域が設定された上で市が土地利用調整計画を策定している場合には、当該区域において、県から承認を受けた地域経済牽引事業計画に基づき、当該事業に必要な施設用地を整備する場合と事業実施場所が農用地区域に当たる場合には農用地区域からの除外が、事業実施場所が第1種農地に当たる場合でも農地転用の許可の要件となるものとなっております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 市長も関係課長も、企業を少しでも多く誘致する事業として、今回、この事業を認識していただきましたことをうれしく思っております。この件につきましては、経済産業省の所管であるため、ぜひ商工観光課主導で、重点促進地域の設定に向けて、関係部署との調整を進めていただきたいというふうに考えております。市長の答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 重点促進区域の設定につきましては、商工観光課を中心に研究を進め、庁内関係部署と協議、調整を図ってまいりたいと考えております。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) ありがとうございます。これからの南国市のためにも必要と考えますので、ぜひ商工観光課としても邁進していただきますようよろしくお願い申し上げます。
次に、空き家活用の質問に移らせていただきます。
令和5年12月に、空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律が施行され、主な改正ポイントとして、1、空き家の活用の拡大、2、管理の確保、3、特定空家等の除去等となっており、これらは南国市においても喫緊の課題であるというふうに思われます。
そこで、まず市街化区域内の空き家の数について答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 住宅課長。
○住宅課長(松岡千左) 平成29年度調査時点の数字となりますが、大そねと篠原を合わせました大篠地区として把握しております空き家数は187件、後免地区の空き家数は44件となっております。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 南国市における空き家活用は一定されているというふうに思われておりますが、ほとんどが住居として活用されており、事業用途としての活用は少ないように認識しております。この件につきまして、南国市の見解を求めます。
○議長(岩松永治) 住宅課長。
○住宅課長(松岡千左) 住宅課は、空き家を利活用したい所有者に仲介業者としての不動産事業者を紹介する事業を行っております。その場合に、所有者と事業者のマッチングを行う事業となっておりますので、マッチング後について、追跡把握は行っていないため、事業用としての活用の割合等を把握できておりません。
○議長(岩松永治) 都市整備課長。
○都市整備課長(篠原正一) 本市における空き家の利活用につきましては、市街化調整区域における開発許可の近年の動向を調べましたところ、住宅以外の事業用途で活用された事例としては、飲食店やダンス教室、そして障害者の方のグループホームなど、数えるほどしかなく、住宅としての活用が大部分を占めております。
なお、市街化区域内の空き家の活用につきましては、当該区域は開発許可が不要であることから、当課においては把握はできておりません。以上です。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 事業用として活用している空き家を空き家活用の施策のために調査していただきますようお願い申し上げます。
私なりに調べたところ、事業用途として活用が進まない一因として、市街化区域内で定める用途地域の制限によって、事業用途への転換が難しいのではないかというふうに考えます。これについて、南国市の見解を求めます。
○議長(岩松永治) 都市整備課長。
○都市整備課長(篠原正一) 用途地域による建築物の用途制限につきましては、床面積500平方メートル以下の店舗であれば第1種中高層住居専用地域で、また床面積1,500平方メートル以下の店舗、あるいは事務所等であれば第2種中高層住居専用地域で、それぞれ建築が可能となっており、さらには非住宅部分の床面積が50平方メートル以下、かつ建築物の延べ床面積の2分の1未満の兼用住宅でありましたら、工業専用地域を除く全ての用途地域内で建築が可能となっております。このことから、市街化区域内で空き家が集中をしております後免町や駅前町では、先ほど申し上げました、店舗や事務所、兼用住宅などの建築、あるいは空き家の利活用が可能となっておりますので、事業用途としての空き家活用が進んでいないのは、用途地域による用途制限に主たる要因があるとは言えないように思います。以上です。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) では、事業用途として活用が進まない原因はどこにあると考えられておりますか。答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 都市整備課長。
○都市整備課長(篠原正一) 建築物を建築する場合につきましては、その建築物の敷地が原則として4メートル以上の道路に2メートル以上接していることが建築基準法で定められております。市内中心部、とりわけ後免町や駅前町の道路幅員が狭い密集市街地におきましては、先ほどの建築基準法で定める道路が敷地の前面になく、建て替え、あるいは空き家の利活用ができないという御相談をよく聞いており、このことが空き家の活用が進まない要因の一つではないかと考えております。以上です。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) そこで、御提案をさせていただきます。冒頭にも言いました、令和5年12月施行、空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律において示されている、空き家等活用促進区域の設定を検討されてはいかがでしょうか。国交省の資料によりますと、市が当区域を設定、活用指針等を定めることで、用途変更や空き家の建て替えを促進することができるというふうにあります。こういった施策を活用して、市街化区域内にある空き家をリノベーション工事などをすることで、事業用途として積極的に活用できればと考えておりますが、南国市の御所見をお伺いいたします。
○議長(岩松永治) 都市整備課長。
○都市整備課長(篠原正一) 南国市都市計画マスタープランでは、南国市立地適正化計画で定める都市機能誘導区域において、南国市空き家等対策計画や南国市空き家バンク制度、南国市中小企業振興事業費補助金などを活用して、空き家、空き店舗の活用や土地の高度利用を促進し、民間活力による商業、余暇施設などの多様な生活サービス施設の立地誘導に努め、魅力を感じるにぎわい空間の創出を図っていくと定めております。このことから、活用できる空き家や空き店舗などはできるだけ活用していくことで、倒壊の危険が生じます特定空家の発生を抑制することができ、さらには中心市街地の活性化にもつながることが期待されております。山中議員御提案の空き家等活用促進区域の設定につきましては、中心市街地の活性化という目的に向けた施策の一つと考えております。
ただし、接道規制や用途規制に係る特例の適用を受けるためには、特定行政庁の同意、または協議が求められていること、また庁内での連携、調整も必要なことから、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。以上です。
○議長(岩松永治) 住宅課長。
○住宅課長(松岡千左) 空き家活用促進区域に関しましては、令和5年9月議会で杉本議員より質問をいただいております。その際、区域指定は目的を持った地域再生、地域活性の手段としての空き家活用を行うものになる旨をお答えし、その目的を明確にするためには、都市計画部署や産業振興部署、場合によっては移住促進部署などとの連携協議が必要になることに加えて、その時点で区域指定の指針も示されておらず、区域指定は考えていないと答弁しております。都市整備課長の答弁にもありますように、庁内での連携、調整が必要でもあることですので、空家等対策の推進に関する特別措置法の改正点などを整理して、昨年度末に関係各課長と情報を共有いたしました。本年度以降も引き続き様々な関連情報の収集を行い、整理し、その共有を関係各課長と重ねたいと考えております。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 立地条件を考えても、コールセンターなどの企業誘致や移転のお話も多い南国市だと推測いたします。だからこそ、このような住居でなく事業用としての空き家活用も考えていけば、空き家解消以外の利点も多いと考えられます。私としましては、まずは早急に市街化区域内に区域を設定し、活用を促進するための土台づくりが先決であるというふうに考えます。ぜひ御検討いただきますようよろしくお願い申し上げます。
次に、連続テレビ小説「あんぱん」による観光施策についての質問に移らせていただきます。
今議会でも「あんぱん」関連による予算が約1億200万円計上されており、期待し、心躍るとなりたいところですが、少しもやもやが残っているのは私だけでしょうか。
そこで、今回のターゲット層はどのように考えられておりますか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) ターゲット層につきましては、第1にシニア女性、これにはシニア女性の友人や家族、夫婦を含みます。次に、未就学児を含む子育てファミリーで、これには三世代ファミリーも含んでおります。そのほか、団体観光ツアー客などを想定しております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) なぜ子供、そして家族なのか、どのようなストーリーを作られてるのか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 未就学児を含む子育てファミリーをターゲットにしているのは、アンパンマンは未就学児に高く支持されるキャラクターであるからでございます。連続テレビ小説「あんぱん」を試聴されたファミリーが旅行先を検討する場合、アンパンマンミュージアムややなせたかし記念館は大きな強みになると思われます。未就学児を含めたファミリーをやなせ先生ゆかりの地のある後免町に誘導し、町巡りなどをしていただきながら、飲食やお土産品を購入していただくことを考えております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) どのようなマーケティングをされたのか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) シニア女性をターゲットにしていることにつきましては、連続テレビ小説の視聴者層を調べたところ、視聴者の6割が女性であり、また60歳以上が5割と、シニア女性が視聴者層として最も割合が高いことから、ターゲット層としております。また、佐川町からも、連続テレビ小説「らんまん」における観光客層では、連続テレビ小説の視聴者層であるシニア女性の訪問が多かったとお聞きしております。また、団体観光ツアー客につきましても、佐川町から、多くの方が来られたとお聞きしております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 現在、マーケティングをされており、シニア女性や子供、そして家族をメインで考えるのであれば、日帰り及び宿泊数はどのように考えられておりますか。答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 物部川DMO協議会のアンケート調査によりますと、物部川エリアでは、親子や三世代で来られる方が半数程度と、割合としては高くなっております。また、子育てファミリー層が観光で来られた場合には、相対的に日帰りよりも宿泊が増加する可能性が高いと見込んでおります。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) ちなみにインバウンドにはどのように知らせていき、どれぐらいの見込みなのか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) インバウンド観光客につきましては、高知県の観光キャンペーン、どっぷり高知旅キャンペーンや物部川エリアでの観光博覧会でのPR活動を行う予定となっております。
なお、南国市へのインバウンド観光客数は把握しておらず、見込み数は算出していないところでございます。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) マーケティングをされているようですが、少し厳しいお言葉を返せば、ターゲット層は視聴者なので、安易なのかなというふうに感じました。できたらこの年代に関するお土産や飲食を結びつけておき、歴史的背景があれば、ほかの観光地にも結びつけるストーリーができるというふうに考えます。先ほど課長も申しましたように、佐川町のほうではなぜあの年代のターゲット層が来たのかというと、あれはやはり歴史的背景があったからこそ、佐川町に行ったというふうに思っております。
インバウンドにつきましては、先ほど答弁されたPRのみで来られるのかは、想像が私にはできません。高知県は海外事務所もあります。そういうところにもPRをぜひお願いいたします。
このように、詳細に計画を打ち立てていくには、職員の皆様だけでは、業務量を考えると相当な無理が生じるというふうに考えます。そこで、プロの観光の専門家が必要だと思い、3市合同の会に来られていた高知県観光アドバイザーの丁野朗氏に連絡させていただき、商工観光課長をはじめ職員の方々にも御紹介をさせていただきました。丁野氏は、岡崎議員とも同級生であり、日本遺産の選考メンバーなどを務める、言わば観光の専門家です。だからこそ、以前にも南国市の皆様にも御紹介をさせていただきましたが、南国市のほうから何の打診もなかったので、残念がっておりました。
そこで、現在作成されている計画を確認していただき、アドバイスをもらってはいかがでしょうか。答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 先日は高知県観光アドバイザーの丁野さんと観光に関してお話をする機会をつくっていただきありがとうございました。今年度に予定している市民や観光関連事業者等の機運醸成等を図るための3市連続セミナーの一つには、丁野さんの幅広い人脈を活用させていただいた企画内容で進めているところでございます。また、観光の専門家からアドバイスがいただけることは貴重なことと思っております。実施計画の中には、関係者等と協議が調ったものなどが含まれていることから、可能ならば、特に対応や方法に困ってる取組などについて御相談させていただき、アドバイスをいただくことがよいのではないかと思っております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) ハード事業としては決定しておりますので、ぜひソフト事業のほうで御協力を願えればと思います。私のほうからも丁野氏のほうには推しておきますので、ぜひよろしくお願いいたします。
朝ドラ、連続テレビ小説「あんぱん」まで間近です。時間がありませんので、ぜひ少しでも多くの方に南国市に来ていただきますよう、皆様で力を合わせて成功させていただくことを願い、この質問を終わらせていただきます。
最後に、大篠小学校の運動場東側道路沿いにあるごみステーションの質問に移らせていただきます。
皆様も御存じのように、大篠小学校の運動場の東側の道路にごみステーションがありますが、ごみをそのまま道路に置いており、不衛生かつ、小学校の通学路であるにもかかわらず歩道をごみが占拠しているために、車道に膨らんで小さい子供たちは登校しております。もちろん、通勤時には多くの車が通行しており、誰が見ても危険というふうに感じます。
そこで、この件について、環境課として適正であると考えているのか、またどのような認識を持っているのか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 環境課長。
○環境課長(横山聖二) 南国市廃棄物の処理及び清掃に関する条例施行規則第14条第1項第3号に、市長が地元要望を考慮の上、ごみ収集ステーションを設置・変更申請書により、ごみ収集ステーションを設置、または変更するとありますように、ごみステーションは地元のほうからの変更申請により変更することができますので、まずは地元の環境委員の方などと協議をしていただき、変更申請書を提出していただければ、環境課のほうで検討をさせていただきます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) ぜひ行政のほうで地元のほうとも協議をしていただきたいというふうに思っております。
次に、この件について、学校教育課として、登校されている子供たちの通学路として問題ないというふうに考えてるのか、どのように認識されているのか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 教育次長。
○参事兼教育次長兼学校教育課長(溝渕浩芳) 大篠小学校東側のごみ収集場所は、議員が言われましたように、道路上にじかにごみを置くことになっております。ごみの収集日には、ごみを避けるために児童は車道のほうに膨らむことになり、通学路としては問題があると考えております。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 私はこの件について、今回、民生委員さんから御要望をいただきました。その際に、この問題点について、何度も提言されているが意見が通らないというふうに言われ、私としても改めて認識をさせられました。また、小学校側にもお聞きをすると、確かに危ないので、何とか水路側にグレーチング、または鉄板を敷いて、ごみ箱を設置していただけないかという御要望もいただきました。PTA関係者も同様に問題視しております。南国市として、そのまま放置するのではなく、何かしら対策をすべきというふうに考えますが、先ほどの御提案も考えていただけないでしょうか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 環境課長。
○環境課長(横山聖二) 水路側にグレーチングで鉄板などを敷いて籠を設置することにつきましても、まずは地元協議をしていただきたいと思います。
なお、ごみステーションの整備に係る費用につきましては、市と環境委員連合会より5万9,000円の補助があります。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 前向きな御答弁ありがとうございます。関係課としても、先ほど申しましたように、ぜひ地元と協議していただきますようお願いいたします。これは、地元がその場所を決めているかもしれませんけど、ほかの、学校側、PTA、そして民生委員さん、誰もが問題視していることなので、行政側としてもぜひお話を一緒にしていただきたいというふうに思っております。これはもう地元だけになると、どうしてもけんかになってしまう可能性がありますので、ぜひ行政も一緒になっていただいて、考えていただければというふうに思います。
子供たちの通学路にできるだけ危険な場所を通行させたくないと、市も同じ認識でいると私は思っていると思います。この件は南国市でしか解決できないと考えておりますので、ぜひよろしくお願い申し上げ、私の一般質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。
答弁者:市長、関係課長
○議長(岩松永治) 14番山中良成議員。
〔14番 山中良成議員発言席〕
○14番(山中良成) 14番、みらいの会、山中良成です。一般質問2日目となり、質問が重複するところがあるかと存じますが、よろしくお願い申し上げます。
私の質問は、1、地域未来投資促進法、2、空き家活用(事業用途としての活用)、3、連続テレビ小説「あんぱん」による観光施策、4、大篠小学校運動場東側のごみステーションについて、以上となります。
それでは、地域未来投資促進法について質問をさせていただきます。
前議会である3月議会で、南国市の土地利用の一つの施策として、経済産業省の地域未来投資促進法について御提案させていただきました。そのときの答弁で、企業誘致を促進する上で有効な方法となり得るものと認識しておりますと課長から答弁がありました。また、市における都市計画マスタープランをはじめとする土地利用関係の諸計画との調整や県との調整も十分に行う必要がありますので、まずは研究してまいりたいと考えておりますと市長から答弁をいただきました。
そこで質問をさせていただきます。
諸計画との調整及び県との調整は行ったのか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 諸計画との調整及び県との調整につきましては、都市計画マスタープランを担当する都市整備課や農業振興地域整備計画を担当する農林水産課、農地転用を担当する農業委員会へ、地域未来投資促進法に係る土地利用調整について、基礎的な資料を整えた後に協議したい旨を伝えている段階でございます。また、地域未来投資促進法に基づく高知県基本計画の担当課とは、重点的に地域経済牽引事業の促進を図るべき区域である重点促進区域の設定について協議を行う予定となっております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) ありがとうございます。ぜひ前向きなよい協議になることを願っております。
それ以外に、現在の進捗状況の答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 農林水産課からは農用地区域、農業委員会からは農地区分について情報提供をいただき、農地関係手続の配慮を受ける条件を満たし、都市計画マスタープランとも整合するようなエリアについて、検討を行っているところでございます。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 土地利用に関する諸計画は、都市計画マスタープランをはじめ、南国市の場合、農業振興地域、農用地区域との調整も重要と思われますが、それらを踏まえて、現時点ではどのエリアが現実的に可能性があると認識されているのか答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 現在、重点促進区域となる可能性のあるエリアを検討しているところでございますので、可能性のあるエリアを持っていないところでございます。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 多くの企業が誘致できる状況をつくり、それによる税収増のためにも、ぜひ、早急とはいかないかもしれませんが、できるだけ早くエリア指定ができるようお願いいたします。
前議会より提案させていただきました地域未来投資促進法の重要性は認識していらっしゃるとは存じますが、事業者が享受できる多くのメリットについて、どのように考えているのか、市長に答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 地域未来投資促進法に係る地域経済牽引事業計画の承認を受けた事業者には、税制支援や金融支援のほか、規制の特例措置を受けられるものとなっており、特に土地利用調整につきましては、民間事業者による企業立地を促進する上で有効な方法の一つになるのではないかと考えております。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 同じ内容につきまして、課長に答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 市長答弁のうち、土地利用調整について補足説明をさせていただきたいと思います。
地域経済牽引事業計画の承認を受けた事業者には、一定の条件下において、当該事業に必要な施設の整備について、規制の特例措置を受けられるものとなっております。特に重点的に地域経済牽引事業の促進を図るべき区域である重点促進区域が設定された上で市が土地利用調整計画を策定している場合には、当該区域において、県から承認を受けた地域経済牽引事業計画に基づき、当該事業に必要な施設用地を整備する場合と事業実施場所が農用地区域に当たる場合には農用地区域からの除外が、事業実施場所が第1種農地に当たる場合でも農地転用の許可の要件となるものとなっております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 市長も関係課長も、企業を少しでも多く誘致する事業として、今回、この事業を認識していただきましたことをうれしく思っております。この件につきましては、経済産業省の所管であるため、ぜひ商工観光課主導で、重点促進地域の設定に向けて、関係部署との調整を進めていただきたいというふうに考えております。市長の答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 市長。
○市長(平山耕三) 重点促進区域の設定につきましては、商工観光課を中心に研究を進め、庁内関係部署と協議、調整を図ってまいりたいと考えております。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) ありがとうございます。これからの南国市のためにも必要と考えますので、ぜひ商工観光課としても邁進していただきますようよろしくお願い申し上げます。
次に、空き家活用の質問に移らせていただきます。
令和5年12月に、空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律が施行され、主な改正ポイントとして、1、空き家の活用の拡大、2、管理の確保、3、特定空家等の除去等となっており、これらは南国市においても喫緊の課題であるというふうに思われます。
そこで、まず市街化区域内の空き家の数について答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 住宅課長。
○住宅課長(松岡千左) 平成29年度調査時点の数字となりますが、大そねと篠原を合わせました大篠地区として把握しております空き家数は187件、後免地区の空き家数は44件となっております。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 南国市における空き家活用は一定されているというふうに思われておりますが、ほとんどが住居として活用されており、事業用途としての活用は少ないように認識しております。この件につきまして、南国市の見解を求めます。
○議長(岩松永治) 住宅課長。
○住宅課長(松岡千左) 住宅課は、空き家を利活用したい所有者に仲介業者としての不動産事業者を紹介する事業を行っております。その場合に、所有者と事業者のマッチングを行う事業となっておりますので、マッチング後について、追跡把握は行っていないため、事業用としての活用の割合等を把握できておりません。
○議長(岩松永治) 都市整備課長。
○都市整備課長(篠原正一) 本市における空き家の利活用につきましては、市街化調整区域における開発許可の近年の動向を調べましたところ、住宅以外の事業用途で活用された事例としては、飲食店やダンス教室、そして障害者の方のグループホームなど、数えるほどしかなく、住宅としての活用が大部分を占めております。
なお、市街化区域内の空き家の活用につきましては、当該区域は開発許可が不要であることから、当課においては把握はできておりません。以上です。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 事業用として活用している空き家を空き家活用の施策のために調査していただきますようお願い申し上げます。
私なりに調べたところ、事業用途として活用が進まない一因として、市街化区域内で定める用途地域の制限によって、事業用途への転換が難しいのではないかというふうに考えます。これについて、南国市の見解を求めます。
○議長(岩松永治) 都市整備課長。
○都市整備課長(篠原正一) 用途地域による建築物の用途制限につきましては、床面積500平方メートル以下の店舗であれば第1種中高層住居専用地域で、また床面積1,500平方メートル以下の店舗、あるいは事務所等であれば第2種中高層住居専用地域で、それぞれ建築が可能となっており、さらには非住宅部分の床面積が50平方メートル以下、かつ建築物の延べ床面積の2分の1未満の兼用住宅でありましたら、工業専用地域を除く全ての用途地域内で建築が可能となっております。このことから、市街化区域内で空き家が集中をしております後免町や駅前町では、先ほど申し上げました、店舗や事務所、兼用住宅などの建築、あるいは空き家の利活用が可能となっておりますので、事業用途としての空き家活用が進んでいないのは、用途地域による用途制限に主たる要因があるとは言えないように思います。以上です。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) では、事業用途として活用が進まない原因はどこにあると考えられておりますか。答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 都市整備課長。
○都市整備課長(篠原正一) 建築物を建築する場合につきましては、その建築物の敷地が原則として4メートル以上の道路に2メートル以上接していることが建築基準法で定められております。市内中心部、とりわけ後免町や駅前町の道路幅員が狭い密集市街地におきましては、先ほどの建築基準法で定める道路が敷地の前面になく、建て替え、あるいは空き家の利活用ができないという御相談をよく聞いており、このことが空き家の活用が進まない要因の一つではないかと考えております。以上です。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) そこで、御提案をさせていただきます。冒頭にも言いました、令和5年12月施行、空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律において示されている、空き家等活用促進区域の設定を検討されてはいかがでしょうか。国交省の資料によりますと、市が当区域を設定、活用指針等を定めることで、用途変更や空き家の建て替えを促進することができるというふうにあります。こういった施策を活用して、市街化区域内にある空き家をリノベーション工事などをすることで、事業用途として積極的に活用できればと考えておりますが、南国市の御所見をお伺いいたします。
○議長(岩松永治) 都市整備課長。
○都市整備課長(篠原正一) 南国市都市計画マスタープランでは、南国市立地適正化計画で定める都市機能誘導区域において、南国市空き家等対策計画や南国市空き家バンク制度、南国市中小企業振興事業費補助金などを活用して、空き家、空き店舗の活用や土地の高度利用を促進し、民間活力による商業、余暇施設などの多様な生活サービス施設の立地誘導に努め、魅力を感じるにぎわい空間の創出を図っていくと定めております。このことから、活用できる空き家や空き店舗などはできるだけ活用していくことで、倒壊の危険が生じます特定空家の発生を抑制することができ、さらには中心市街地の活性化にもつながることが期待されております。山中議員御提案の空き家等活用促進区域の設定につきましては、中心市街地の活性化という目的に向けた施策の一つと考えております。
ただし、接道規制や用途規制に係る特例の適用を受けるためには、特定行政庁の同意、または協議が求められていること、また庁内での連携、調整も必要なことから、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。以上です。
○議長(岩松永治) 住宅課長。
○住宅課長(松岡千左) 空き家活用促進区域に関しましては、令和5年9月議会で杉本議員より質問をいただいております。その際、区域指定は目的を持った地域再生、地域活性の手段としての空き家活用を行うものになる旨をお答えし、その目的を明確にするためには、都市計画部署や産業振興部署、場合によっては移住促進部署などとの連携協議が必要になることに加えて、その時点で区域指定の指針も示されておらず、区域指定は考えていないと答弁しております。都市整備課長の答弁にもありますように、庁内での連携、調整が必要でもあることですので、空家等対策の推進に関する特別措置法の改正点などを整理して、昨年度末に関係各課長と情報を共有いたしました。本年度以降も引き続き様々な関連情報の収集を行い、整理し、その共有を関係各課長と重ねたいと考えております。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 立地条件を考えても、コールセンターなどの企業誘致や移転のお話も多い南国市だと推測いたします。だからこそ、このような住居でなく事業用としての空き家活用も考えていけば、空き家解消以外の利点も多いと考えられます。私としましては、まずは早急に市街化区域内に区域を設定し、活用を促進するための土台づくりが先決であるというふうに考えます。ぜひ御検討いただきますようよろしくお願い申し上げます。
次に、連続テレビ小説「あんぱん」による観光施策についての質問に移らせていただきます。
今議会でも「あんぱん」関連による予算が約1億200万円計上されており、期待し、心躍るとなりたいところですが、少しもやもやが残っているのは私だけでしょうか。
そこで、今回のターゲット層はどのように考えられておりますか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) ターゲット層につきましては、第1にシニア女性、これにはシニア女性の友人や家族、夫婦を含みます。次に、未就学児を含む子育てファミリーで、これには三世代ファミリーも含んでおります。そのほか、団体観光ツアー客などを想定しております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) なぜ子供、そして家族なのか、どのようなストーリーを作られてるのか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 未就学児を含む子育てファミリーをターゲットにしているのは、アンパンマンは未就学児に高く支持されるキャラクターであるからでございます。連続テレビ小説「あんぱん」を試聴されたファミリーが旅行先を検討する場合、アンパンマンミュージアムややなせたかし記念館は大きな強みになると思われます。未就学児を含めたファミリーをやなせ先生ゆかりの地のある後免町に誘導し、町巡りなどをしていただきながら、飲食やお土産品を購入していただくことを考えております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) どのようなマーケティングをされたのか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) シニア女性をターゲットにしていることにつきましては、連続テレビ小説の視聴者層を調べたところ、視聴者の6割が女性であり、また60歳以上が5割と、シニア女性が視聴者層として最も割合が高いことから、ターゲット層としております。また、佐川町からも、連続テレビ小説「らんまん」における観光客層では、連続テレビ小説の視聴者層であるシニア女性の訪問が多かったとお聞きしております。また、団体観光ツアー客につきましても、佐川町から、多くの方が来られたとお聞きしております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 現在、マーケティングをされており、シニア女性や子供、そして家族をメインで考えるのであれば、日帰り及び宿泊数はどのように考えられておりますか。答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 物部川DMO協議会のアンケート調査によりますと、物部川エリアでは、親子や三世代で来られる方が半数程度と、割合としては高くなっております。また、子育てファミリー層が観光で来られた場合には、相対的に日帰りよりも宿泊が増加する可能性が高いと見込んでおります。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) ちなみにインバウンドにはどのように知らせていき、どれぐらいの見込みなのか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) インバウンド観光客につきましては、高知県の観光キャンペーン、どっぷり高知旅キャンペーンや物部川エリアでの観光博覧会でのPR活動を行う予定となっております。
なお、南国市へのインバウンド観光客数は把握しておらず、見込み数は算出していないところでございます。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) マーケティングをされているようですが、少し厳しいお言葉を返せば、ターゲット層は視聴者なので、安易なのかなというふうに感じました。できたらこの年代に関するお土産や飲食を結びつけておき、歴史的背景があれば、ほかの観光地にも結びつけるストーリーができるというふうに考えます。先ほど課長も申しましたように、佐川町のほうではなぜあの年代のターゲット層が来たのかというと、あれはやはり歴史的背景があったからこそ、佐川町に行ったというふうに思っております。
インバウンドにつきましては、先ほど答弁されたPRのみで来られるのかは、想像が私にはできません。高知県は海外事務所もあります。そういうところにもPRをぜひお願いいたします。
このように、詳細に計画を打ち立てていくには、職員の皆様だけでは、業務量を考えると相当な無理が生じるというふうに考えます。そこで、プロの観光の専門家が必要だと思い、3市合同の会に来られていた高知県観光アドバイザーの丁野朗氏に連絡させていただき、商工観光課長をはじめ職員の方々にも御紹介をさせていただきました。丁野氏は、岡崎議員とも同級生であり、日本遺産の選考メンバーなどを務める、言わば観光の専門家です。だからこそ、以前にも南国市の皆様にも御紹介をさせていただきましたが、南国市のほうから何の打診もなかったので、残念がっておりました。
そこで、現在作成されている計画を確認していただき、アドバイスをもらってはいかがでしょうか。答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 先日は高知県観光アドバイザーの丁野さんと観光に関してお話をする機会をつくっていただきありがとうございました。今年度に予定している市民や観光関連事業者等の機運醸成等を図るための3市連続セミナーの一つには、丁野さんの幅広い人脈を活用させていただいた企画内容で進めているところでございます。また、観光の専門家からアドバイスがいただけることは貴重なことと思っております。実施計画の中には、関係者等と協議が調ったものなどが含まれていることから、可能ならば、特に対応や方法に困ってる取組などについて御相談させていただき、アドバイスをいただくことがよいのではないかと思っております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) ハード事業としては決定しておりますので、ぜひソフト事業のほうで御協力を願えればと思います。私のほうからも丁野氏のほうには推しておきますので、ぜひよろしくお願いいたします。
朝ドラ、連続テレビ小説「あんぱん」まで間近です。時間がありませんので、ぜひ少しでも多くの方に南国市に来ていただきますよう、皆様で力を合わせて成功させていただくことを願い、この質問を終わらせていただきます。
最後に、大篠小学校の運動場東側道路沿いにあるごみステーションの質問に移らせていただきます。
皆様も御存じのように、大篠小学校の運動場の東側の道路にごみステーションがありますが、ごみをそのまま道路に置いており、不衛生かつ、小学校の通学路であるにもかかわらず歩道をごみが占拠しているために、車道に膨らんで小さい子供たちは登校しております。もちろん、通勤時には多くの車が通行しており、誰が見ても危険というふうに感じます。
そこで、この件について、環境課として適正であると考えているのか、またどのような認識を持っているのか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 環境課長。
○環境課長(横山聖二) 南国市廃棄物の処理及び清掃に関する条例施行規則第14条第1項第3号に、市長が地元要望を考慮の上、ごみ収集ステーションを設置・変更申請書により、ごみ収集ステーションを設置、または変更するとありますように、ごみステーションは地元のほうからの変更申請により変更することができますので、まずは地元の環境委員の方などと協議をしていただき、変更申請書を提出していただければ、環境課のほうで検討をさせていただきます。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) ぜひ行政のほうで地元のほうとも協議をしていただきたいというふうに思っております。
次に、この件について、学校教育課として、登校されている子供たちの通学路として問題ないというふうに考えてるのか、どのように認識されているのか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 教育次長。
○参事兼教育次長兼学校教育課長(溝渕浩芳) 大篠小学校東側のごみ収集場所は、議員が言われましたように、道路上にじかにごみを置くことになっております。ごみの収集日には、ごみを避けるために児童は車道のほうに膨らむことになり、通学路としては問題があると考えております。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 私はこの件について、今回、民生委員さんから御要望をいただきました。その際に、この問題点について、何度も提言されているが意見が通らないというふうに言われ、私としても改めて認識をさせられました。また、小学校側にもお聞きをすると、確かに危ないので、何とか水路側にグレーチング、または鉄板を敷いて、ごみ箱を設置していただけないかという御要望もいただきました。PTA関係者も同様に問題視しております。南国市として、そのまま放置するのではなく、何かしら対策をすべきというふうに考えますが、先ほどの御提案も考えていただけないでしょうか、答弁を求めます。
○議長(岩松永治) 環境課長。
○環境課長(横山聖二) 水路側にグレーチングで鉄板などを敷いて籠を設置することにつきましても、まずは地元協議をしていただきたいと思います。
なお、ごみステーションの整備に係る費用につきましては、市と環境委員連合会より5万9,000円の補助があります。
○議長(岩松永治) 山中良成議員。
○14番(山中良成) 前向きな御答弁ありがとうございます。関係課としても、先ほど申しましたように、ぜひ地元と協議していただきますようお願いいたします。これは、地元がその場所を決めているかもしれませんけど、ほかの、学校側、PTA、そして民生委員さん、誰もが問題視していることなので、行政側としてもぜひお話を一緒にしていただきたいというふうに思っております。これはもう地元だけになると、どうしてもけんかになってしまう可能性がありますので、ぜひ行政も一緒になっていただいて、考えていただければというふうに思います。
子供たちの通学路にできるだけ危険な場所を通行させたくないと、市も同じ認識でいると私は思っていると思います。この件は南国市でしか解決できないと考えておりますので、ぜひよろしくお願い申し上げ、私の一般質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。