議会議事録
一般質問4日目(浜田雅士)
質問者:浜田雅士
答弁者:教育長、関係課長
一般質問
○議長(西本良平) 日程により一般質問を行います。
順次質問を許します。20番浜田雅士議員。
〔20番 浜田雅士議員発言席〕
○20番(浜田雅士) 議席番号20番、なんこく市政会の浜田雅士でございます。
1、南国市立小中学校の今後について、2、消防団員の防災士資格取得への進捗について、通告に従って、一問一答形式で質問をさせていただきます。御答弁のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
まず、南国市内の小学校の今後について質問をさせていただきます。
南国市における小学校の児童数及び中学校の生徒数の推移についてお聞きします。
昨年の国勢調査の結果では、高知県における人口の減少率は大変深刻な状況であります。そんな中、南国市の人口減少率は、高知県内では比較的少なかったものの、少子・高齢化は加速度的に進んでいる状況です。将来の南国市を担う市内の小学生と中学生の数は、ここ数年はどのような数で推移をしているのかお教えください。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 2020年の児童生徒数は、小学校2,312人、中学校1,037人、昨年5月現在の児童生徒数は、小学校2,303人、中学校918人となっており、本年度は小学校2,256人、中学校949人で、2020年から比較すると、小学生が56名、中学生が88名の減少となっております。
○議長(西本良平) 浜田雅士議員。
○20番(浜田雅士) ありがとうございました。やはり深刻な状況ですね。
続きまして、南国市立中学校、4校の生徒数の推移についてお聞きします。
市内には、香長中学校、香南中学校、鳶ヶ池中学校、北陵中学校と、4校の中学校がありますが、それぞれ10年前、5年前、現在の生徒数はどのように推移をしているのかお教えください。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) まず、香長中から申し上げますと、10年前であります令和28年が558名、5年前、令和3年が580名、令和8年が515人、10年前と比べますと43名の減少となっております。香南中が、同じく109名、86名、74名となっておりまして、10年前から比較しますと35人の減少となっております。鳶ヶ池中が159名、162名、176名となっておりまして、10年前から比較しますと17名の増加となっております。北陵中につきましても、223名、188名、170名となっておりまして、53名の減少となっております。
○議長(西本良平) 浜田雅士議員。
○20番(浜田雅士) ありがとうございました。鳶ヶ池中学校が増えているのは大変うれしいのですけれども、香長中学校が思ったより減っていて、ちょっと意外です。
では、南海トラフ地震での津波被害想定区域にある小学校の児童数の推移についてお聞きします。
南海トラフ地震時の津波における浸水区域には、稲生小学校、三和小学校、大湊小学校があります。そして、浸水区域外になりますが、比較的海に近い十市小学校があります。それぞれ、10年前、5年前、現在の児童数はどのように推移をしているか、お教えください。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) すいません、先ほどの質問で「令和28年」と申しましたが、「平成28年」の誤りでございます。訂正をさせていただきます。
浸水区域内の小学校ですけれども、稲生小学校が、10年前、5年前、今年度で申しますと、77名、61名、50名となっておりまして、27名の減少となっております。三和小学校が131名、103名、70名となっておりまして、61名の減少となっております。大湊小学校が59名、30名、8名となっておりまして、51名の減少となっております。浸水区域外ではございますが、十市小学校が327名、320名、274名と、53名の減少となっております。
○議長(西本良平) 浜田雅士議員。
○20番(浜田雅士) ありがとうございました。比較的海に近い小学校の児童の減少が、本当に危機的な状況であることが分かります。
続きまして、昨日の有沢議員の質問と重複する部分があるかもしれませんが、大湊小学校についてお聞きします。
私の地元の大湊小学校は、少子化による大幅な児童数の減少と南海トラフ地震の津波浸水区域という深刻な課題を抱えており、地元の人々も学校存続については大きな危機感を持っています。かつての前浜小学校と久枝の南部小学校が統合されて大湊小学校になったのは、私が小学校2年生のときからです。その当時は同級生が41名いて、あと数名いれば2クラスになると言われてました。そして、私の子供たちが通っていた頃は100名前後いた大湊小学校の全校児童も、現在は8名、昨年度は全校児童が9名でしたが、この春にそのうちの3名が卒業しました。しかし、3年ぶりに2名の新入児童があり、何とか1名減で踏みとどまっております。数年前に大湊保育所が日章地区のあけぼの保育所に統合され、そのまま前浜地区から日章小学校へ行く子供もいるようです。大湊小学校の校区内には他の小学校に通っている子供もいますが、簡単に他の校区の学校に通学できるものか、校区外通学の基準がどうなっているのかお教えください。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 南国市就学指定校変更事務及び区域外就学事務取扱要綱により、津波浸水区域にある小学校につきましては、御家庭が不安を訴える場合等につきましては、教育的な配慮から区域外就学を認めております。
○議長(西本良平) 浜田雅士議員。
○20番(浜田雅士) ありがとうございました。そういうことは、津波浸水区域にある小学校は、もう児童が減るのを止める手だてはないということですね。
それでは、日章小学校についてお聞きします。
大湊小学校を卒業すると、私学に行かない子供は、日章小学校の卒業生とともに香南中学校に進学することになります。日章小学校も、私が教育委員として学校訪問をしていた頃には1学年2学級で、全校児童は250名を超えていた時期がありました。都築紡績が撤退してからは徐々に児童も減少し、現在は1学年1学級で、全校児童も150名足らずまで減少しているとお聞きしました。日章小学校は、隣接校制度で大篠小学校校区からの児童も受け入れていますが、人数的には何名ほど通っているのかお教えください。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 現在、大篠小学校校区から25人が通ってきております。
○議長(西本良平) 浜田雅士議員。
○20番(浜田雅士) ありがとうございました。思ったよりも多くて、少し安心をいたしました。
続きまして、香南中学校についてもお聞きします。
大湊小学校、日章小学校、この2つの小学校校区から生徒が通う香南中学校も、今、生徒数の減少が大変深刻な状況です。香南中学校は、数年前から特認校として校区外の生徒も受け入れていますが、校区外からは何名ほどの生徒が通っているのかお教えください。
また、生徒減少に対する今後の対策があればお願いします。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 他の中学校区からは15人が通ってきております。今後も引き続き特認校として、校区外の生徒を受け入れることにより、学校存続に努めていきたいと考えております。
○議長(西本良平) 浜田雅士議員。
○20番(浜田雅士) ありがとうございました。香南中学校は、これまでも英語教育やICTに力を注いだり、防災教育にも積極的に取り組んでおります。また、平均的な学力レベルも比較的高めで、私が教育委員をしている頃には、追手前高等学校や高知高専へ進学する生徒の数が、お隣の香長中学校とほぼ同数という時期もありました。特認校として、より多くの生徒が香南中学校に校区外通学をしてくることを期待しております。
続きまして、南国市これからの教育・保育の在り方についての答申についてお聞きします。
答申では、稲生小学校、大湊小学校、香南中学校の3校については、望ましい学校規模の目安の考え方に基づき、改善が見込まれない状況となった場合は、学校再編等も含めた検討を始めることが必要であるとありますが、今後の方向性をお願いします。
○議長(西本良平) 教育長。
○教育長(竹内信人) 児童生徒数の減少に伴う学校再編につきまして、南国市これからの教育・保育の在り方についての答申も踏まえまして、現状の基本的な考え方を申し上げます。
現在、全国的な少子化の進行によりまして、本市におきましても、その傾向は緩やかではありますが伺えます。その中で、学校再編や統廃合についても様々な御意見をいただいております。私自身の考え方としては、可能な限り地域に学校は必要であり、残していくべきではないかというふうに思っております。特に小学校は、単なる教育施設だけでなく、地域社会を支える極めて重要な基盤だからです。学校があることで、子育て世代は地域で安心して暮らすことができます。また、地域に子供たちの声が響き、学校行事を通じて地域のつながりが生まれ、人と人との関係が維持されております。小学校は地域コミュニティの中心的存在でありまして、地域の未来を支える役割を担っています。
もし小学校がなくなればどうなるか。通勤距離が長くなるという問題だけではありません。保護者にとって、子育て環境の不安が大きくなり、子供を育てるなら別の地域へと考える方が増える可能性があります。また、転入で移住を考える場合にも、子育て世代は二の足を踏むことも考えられます。特に若い世代の人口流出につながることは、極めて大きな課題と考えております。学校がなくなることで地域から子育て世代が離れ、さらに人口減少が進み、地域の活力が失われていく、その流れが加速すれば、地域そのものの存続にも関わる問題となります。つまり、学校の再編は、単なる教育行政上の効率化の問題ではありません。地域振興、人口減少対策、さらには地域政策全体に関わる重要な課題であり、市民生活に直接影響する問題であるというふうに考えております。
さらに、学校は防災面においても大変重要な役割があります。多くの学校は災害時の避難所として位置づけられております。防災面での備えを求められている昨今、地域に学校があるということは、住民の安全を守る拠点が存在するということであります。学校がなくなるということで、避難所機能が低下し、高齢者や子供たちが迅速に避難することが難しくなる地域も出てきたり、日頃から学校を中心に築かれている地域のつながりは、災害時の助け合いにも大きく関わってまいります。そういう意味においても、地域に学校が存在する意味は非常に大きいと考えております。
もちろん、教育環境の充実は重要です。一定規模の集団活動や多様な人間関係の中で学ぶ機会も必要です。しかし、その課題は、ただ学校をなくすことだけでしか解決できないものではありません。現在行われているICTを活用した学校間交流や合同授業、また合同で行う学校行事など、小規模校のよさを生かしながら、教育の幅を広げる取組も進めております。小規模校には、一人一人、丁寧に寄り添える教育や地域と密接につながった学びなど、大規模校にはない価値があります。実際、約20年間続いております本市の特認校制度には、小規模校のよさを求めて、切れ目なく、毎年、応募があります。近年は、学校やスクールバスのキャパを超える応募により、抽せんで入学生を決定する年があるなど、保護者のニーズも続いております。
また、浜田議員が教育委員時代にもお世話いただきました、南国市これからの教育・保育の在り方についての答申を受けたとき、6年前になりますが、推測した児童生徒数から言いますと、17校中11校が推測を上回る児童生徒数であり、減少幅が小さい状況もあります。逆に特別支援学級の増加により、教室不足を心配しなければならない学校も出てきております。そういった状況もありまして、効率性だけで学校の在り方を判断するのではなく、子供たちにとって何が最善か、地域にとって学校がどのような存在であるのかをしっかり見極めながら、慎重に対応していかねばならないと考えております。決して統廃合しない、学校再編を考えないと言っているのではなく、最後の手段にするという思いがあります。このようなことも踏まえまして、今後も保護者、地域、学校現場の声を丁寧にお聞きしながら、可能な限りの地域の学校を守っていくという姿勢で取り組んでまいります。
○議長(西本良平) 浜田雅士議員。
○20番(浜田雅士) ありがとうございました。前に教育長と話をしたときにも、大湊地区は学校に対する地元の熱がすごいですねとおっしゃってくださってました。本日、このお話をお聞きして、本当に安心をしました。先月は、大湊小学校で行われたスポーツフェスティバル、運動会ですけれども、これに行ってきました。児童数が8名なので、紅白に分かれることもできず、紅組は児童たちで行い、白組は保護者や地元の人たちがチームをつくって運動会を行いました。会場の大湊小学校体育館には、保護者のみならず、卒業生はもちろん、地元の方々が大勢集まり、盛り上がりました。中には今年100歳になるおばあさんまで駆けつけてくれて、皆と一緒に子供たちを一生懸命、応援してくださいました。そして、6月の第1土曜日に行われたえんこう祭りにも、地元の方々や、地元外に住んでいる元住民の皆さんがたくさん参加をしてくれました。えんこう祭りには、平山市長も来てくださって、地元の熱を感じてくださったことと思います。地域の核となるのは学校、そして住民の元気の源となるのは、やはり地元の学校に通う子供たちです。これからも子供たちのため、そして地元の人たちのために、どうぞよろしくお願いいたします。
続きまして、消防団員の防災士資格取得についてお聞きします。
昨年12月の定例市議会で、消防団員の防災士取得についての質問とお願いをさせていただきました。その後の南国市消防団長の意見や、どのように進展をしているのかをお教えください。
○議長(西本良平) 消防長。
○消防長(三谷洋亮) 防災士資格取得については、消防団長と協議し、消防団として消火や救助活動以外にも避難所等での活動に防災士の知識が必要であるとの認識が一致し、令和8年度4月の定例幹部会において、全消防団員対象に資格取得の有無について調査を行いましたが、今回は希望者がおりませんでした。
また、消防団員の研修につきましては、消防学校で行われる基礎教育や幹部教育がありますが、参加希望者が少なくなっております。以前、議員がおっしゃったとおり、防災士については、災害時の避難誘導や避難所運営等の支援活動に欠かせない資格であると思いますので、消防学校の教育訓練と併せて、必要について働きかけをしていきたいと思います。以上です。
○議長(西本良平) 浜田雅士議員。
○20番(浜田雅士) ありがとうございました。日頃から防災・減災に取り組んでいる消防団員として、防災士取得の希望者がいないということは、本当に残念です。分団によっては何名か防災士の資格を取得している団員もいるようですが、取得者数がゼロの分団も結構あるようです。何事も役に立つもの、そして頼りになるのは経験値です。そして、その経験がなければ、知識が大変役立ちます。せめて1つの班に一、二名は防災士の資格を持ってる団員がいたほうが安心です。南海トラフ地震のときはもちろんですが、ほかの災害時にも生かせるように、これからも積極的な取組をよろしくお願いいたします。
以上で私の一般質問を終わります。丁寧な御答弁をいただき、本当にありがとうございました。
答弁者:教育長、関係課長
一般質問
○議長(西本良平) 日程により一般質問を行います。
順次質問を許します。20番浜田雅士議員。
〔20番 浜田雅士議員発言席〕
○20番(浜田雅士) 議席番号20番、なんこく市政会の浜田雅士でございます。
1、南国市立小中学校の今後について、2、消防団員の防災士資格取得への進捗について、通告に従って、一問一答形式で質問をさせていただきます。御答弁のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
まず、南国市内の小学校の今後について質問をさせていただきます。
南国市における小学校の児童数及び中学校の生徒数の推移についてお聞きします。
昨年の国勢調査の結果では、高知県における人口の減少率は大変深刻な状況であります。そんな中、南国市の人口減少率は、高知県内では比較的少なかったものの、少子・高齢化は加速度的に進んでいる状況です。将来の南国市を担う市内の小学生と中学生の数は、ここ数年はどのような数で推移をしているのかお教えください。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 2020年の児童生徒数は、小学校2,312人、中学校1,037人、昨年5月現在の児童生徒数は、小学校2,303人、中学校918人となっており、本年度は小学校2,256人、中学校949人で、2020年から比較すると、小学生が56名、中学生が88名の減少となっております。
○議長(西本良平) 浜田雅士議員。
○20番(浜田雅士) ありがとうございました。やはり深刻な状況ですね。
続きまして、南国市立中学校、4校の生徒数の推移についてお聞きします。
市内には、香長中学校、香南中学校、鳶ヶ池中学校、北陵中学校と、4校の中学校がありますが、それぞれ10年前、5年前、現在の生徒数はどのように推移をしているのかお教えください。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) まず、香長中から申し上げますと、10年前であります令和28年が558名、5年前、令和3年が580名、令和8年が515人、10年前と比べますと43名の減少となっております。香南中が、同じく109名、86名、74名となっておりまして、10年前から比較しますと35人の減少となっております。鳶ヶ池中が159名、162名、176名となっておりまして、10年前から比較しますと17名の増加となっております。北陵中につきましても、223名、188名、170名となっておりまして、53名の減少となっております。
○議長(西本良平) 浜田雅士議員。
○20番(浜田雅士) ありがとうございました。鳶ヶ池中学校が増えているのは大変うれしいのですけれども、香長中学校が思ったより減っていて、ちょっと意外です。
では、南海トラフ地震での津波被害想定区域にある小学校の児童数の推移についてお聞きします。
南海トラフ地震時の津波における浸水区域には、稲生小学校、三和小学校、大湊小学校があります。そして、浸水区域外になりますが、比較的海に近い十市小学校があります。それぞれ、10年前、5年前、現在の児童数はどのように推移をしているか、お教えください。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) すいません、先ほどの質問で「令和28年」と申しましたが、「平成28年」の誤りでございます。訂正をさせていただきます。
浸水区域内の小学校ですけれども、稲生小学校が、10年前、5年前、今年度で申しますと、77名、61名、50名となっておりまして、27名の減少となっております。三和小学校が131名、103名、70名となっておりまして、61名の減少となっております。大湊小学校が59名、30名、8名となっておりまして、51名の減少となっております。浸水区域外ではございますが、十市小学校が327名、320名、274名と、53名の減少となっております。
○議長(西本良平) 浜田雅士議員。
○20番(浜田雅士) ありがとうございました。比較的海に近い小学校の児童の減少が、本当に危機的な状況であることが分かります。
続きまして、昨日の有沢議員の質問と重複する部分があるかもしれませんが、大湊小学校についてお聞きします。
私の地元の大湊小学校は、少子化による大幅な児童数の減少と南海トラフ地震の津波浸水区域という深刻な課題を抱えており、地元の人々も学校存続については大きな危機感を持っています。かつての前浜小学校と久枝の南部小学校が統合されて大湊小学校になったのは、私が小学校2年生のときからです。その当時は同級生が41名いて、あと数名いれば2クラスになると言われてました。そして、私の子供たちが通っていた頃は100名前後いた大湊小学校の全校児童も、現在は8名、昨年度は全校児童が9名でしたが、この春にそのうちの3名が卒業しました。しかし、3年ぶりに2名の新入児童があり、何とか1名減で踏みとどまっております。数年前に大湊保育所が日章地区のあけぼの保育所に統合され、そのまま前浜地区から日章小学校へ行く子供もいるようです。大湊小学校の校区内には他の小学校に通っている子供もいますが、簡単に他の校区の学校に通学できるものか、校区外通学の基準がどうなっているのかお教えください。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 南国市就学指定校変更事務及び区域外就学事務取扱要綱により、津波浸水区域にある小学校につきましては、御家庭が不安を訴える場合等につきましては、教育的な配慮から区域外就学を認めております。
○議長(西本良平) 浜田雅士議員。
○20番(浜田雅士) ありがとうございました。そういうことは、津波浸水区域にある小学校は、もう児童が減るのを止める手だてはないということですね。
それでは、日章小学校についてお聞きします。
大湊小学校を卒業すると、私学に行かない子供は、日章小学校の卒業生とともに香南中学校に進学することになります。日章小学校も、私が教育委員として学校訪問をしていた頃には1学年2学級で、全校児童は250名を超えていた時期がありました。都築紡績が撤退してからは徐々に児童も減少し、現在は1学年1学級で、全校児童も150名足らずまで減少しているとお聞きしました。日章小学校は、隣接校制度で大篠小学校校区からの児童も受け入れていますが、人数的には何名ほど通っているのかお教えください。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 現在、大篠小学校校区から25人が通ってきております。
○議長(西本良平) 浜田雅士議員。
○20番(浜田雅士) ありがとうございました。思ったよりも多くて、少し安心をいたしました。
続きまして、香南中学校についてもお聞きします。
大湊小学校、日章小学校、この2つの小学校校区から生徒が通う香南中学校も、今、生徒数の減少が大変深刻な状況です。香南中学校は、数年前から特認校として校区外の生徒も受け入れていますが、校区外からは何名ほどの生徒が通っているのかお教えください。
また、生徒減少に対する今後の対策があればお願いします。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 他の中学校区からは15人が通ってきております。今後も引き続き特認校として、校区外の生徒を受け入れることにより、学校存続に努めていきたいと考えております。
○議長(西本良平) 浜田雅士議員。
○20番(浜田雅士) ありがとうございました。香南中学校は、これまでも英語教育やICTに力を注いだり、防災教育にも積極的に取り組んでおります。また、平均的な学力レベルも比較的高めで、私が教育委員をしている頃には、追手前高等学校や高知高専へ進学する生徒の数が、お隣の香長中学校とほぼ同数という時期もありました。特認校として、より多くの生徒が香南中学校に校区外通学をしてくることを期待しております。
続きまして、南国市これからの教育・保育の在り方についての答申についてお聞きします。
答申では、稲生小学校、大湊小学校、香南中学校の3校については、望ましい学校規模の目安の考え方に基づき、改善が見込まれない状況となった場合は、学校再編等も含めた検討を始めることが必要であるとありますが、今後の方向性をお願いします。
○議長(西本良平) 教育長。
○教育長(竹内信人) 児童生徒数の減少に伴う学校再編につきまして、南国市これからの教育・保育の在り方についての答申も踏まえまして、現状の基本的な考え方を申し上げます。
現在、全国的な少子化の進行によりまして、本市におきましても、その傾向は緩やかではありますが伺えます。その中で、学校再編や統廃合についても様々な御意見をいただいております。私自身の考え方としては、可能な限り地域に学校は必要であり、残していくべきではないかというふうに思っております。特に小学校は、単なる教育施設だけでなく、地域社会を支える極めて重要な基盤だからです。学校があることで、子育て世代は地域で安心して暮らすことができます。また、地域に子供たちの声が響き、学校行事を通じて地域のつながりが生まれ、人と人との関係が維持されております。小学校は地域コミュニティの中心的存在でありまして、地域の未来を支える役割を担っています。
もし小学校がなくなればどうなるか。通勤距離が長くなるという問題だけではありません。保護者にとって、子育て環境の不安が大きくなり、子供を育てるなら別の地域へと考える方が増える可能性があります。また、転入で移住を考える場合にも、子育て世代は二の足を踏むことも考えられます。特に若い世代の人口流出につながることは、極めて大きな課題と考えております。学校がなくなることで地域から子育て世代が離れ、さらに人口減少が進み、地域の活力が失われていく、その流れが加速すれば、地域そのものの存続にも関わる問題となります。つまり、学校の再編は、単なる教育行政上の効率化の問題ではありません。地域振興、人口減少対策、さらには地域政策全体に関わる重要な課題であり、市民生活に直接影響する問題であるというふうに考えております。
さらに、学校は防災面においても大変重要な役割があります。多くの学校は災害時の避難所として位置づけられております。防災面での備えを求められている昨今、地域に学校があるということは、住民の安全を守る拠点が存在するということであります。学校がなくなるということで、避難所機能が低下し、高齢者や子供たちが迅速に避難することが難しくなる地域も出てきたり、日頃から学校を中心に築かれている地域のつながりは、災害時の助け合いにも大きく関わってまいります。そういう意味においても、地域に学校が存在する意味は非常に大きいと考えております。
もちろん、教育環境の充実は重要です。一定規模の集団活動や多様な人間関係の中で学ぶ機会も必要です。しかし、その課題は、ただ学校をなくすことだけでしか解決できないものではありません。現在行われているICTを活用した学校間交流や合同授業、また合同で行う学校行事など、小規模校のよさを生かしながら、教育の幅を広げる取組も進めております。小規模校には、一人一人、丁寧に寄り添える教育や地域と密接につながった学びなど、大規模校にはない価値があります。実際、約20年間続いております本市の特認校制度には、小規模校のよさを求めて、切れ目なく、毎年、応募があります。近年は、学校やスクールバスのキャパを超える応募により、抽せんで入学生を決定する年があるなど、保護者のニーズも続いております。
また、浜田議員が教育委員時代にもお世話いただきました、南国市これからの教育・保育の在り方についての答申を受けたとき、6年前になりますが、推測した児童生徒数から言いますと、17校中11校が推測を上回る児童生徒数であり、減少幅が小さい状況もあります。逆に特別支援学級の増加により、教室不足を心配しなければならない学校も出てきております。そういった状況もありまして、効率性だけで学校の在り方を判断するのではなく、子供たちにとって何が最善か、地域にとって学校がどのような存在であるのかをしっかり見極めながら、慎重に対応していかねばならないと考えております。決して統廃合しない、学校再編を考えないと言っているのではなく、最後の手段にするという思いがあります。このようなことも踏まえまして、今後も保護者、地域、学校現場の声を丁寧にお聞きしながら、可能な限りの地域の学校を守っていくという姿勢で取り組んでまいります。
○議長(西本良平) 浜田雅士議員。
○20番(浜田雅士) ありがとうございました。前に教育長と話をしたときにも、大湊地区は学校に対する地元の熱がすごいですねとおっしゃってくださってました。本日、このお話をお聞きして、本当に安心をしました。先月は、大湊小学校で行われたスポーツフェスティバル、運動会ですけれども、これに行ってきました。児童数が8名なので、紅白に分かれることもできず、紅組は児童たちで行い、白組は保護者や地元の人たちがチームをつくって運動会を行いました。会場の大湊小学校体育館には、保護者のみならず、卒業生はもちろん、地元の方々が大勢集まり、盛り上がりました。中には今年100歳になるおばあさんまで駆けつけてくれて、皆と一緒に子供たちを一生懸命、応援してくださいました。そして、6月の第1土曜日に行われたえんこう祭りにも、地元の方々や、地元外に住んでいる元住民の皆さんがたくさん参加をしてくれました。えんこう祭りには、平山市長も来てくださって、地元の熱を感じてくださったことと思います。地域の核となるのは学校、そして住民の元気の源となるのは、やはり地元の学校に通う子供たちです。これからも子供たちのため、そして地元の人たちのために、どうぞよろしくお願いいたします。
続きまして、消防団員の防災士資格取得についてお聞きします。
昨年12月の定例市議会で、消防団員の防災士取得についての質問とお願いをさせていただきました。その後の南国市消防団長の意見や、どのように進展をしているのかをお教えください。
○議長(西本良平) 消防長。
○消防長(三谷洋亮) 防災士資格取得については、消防団長と協議し、消防団として消火や救助活動以外にも避難所等での活動に防災士の知識が必要であるとの認識が一致し、令和8年度4月の定例幹部会において、全消防団員対象に資格取得の有無について調査を行いましたが、今回は希望者がおりませんでした。
また、消防団員の研修につきましては、消防学校で行われる基礎教育や幹部教育がありますが、参加希望者が少なくなっております。以前、議員がおっしゃったとおり、防災士については、災害時の避難誘導や避難所運営等の支援活動に欠かせない資格であると思いますので、消防学校の教育訓練と併せて、必要について働きかけをしていきたいと思います。以上です。
○議長(西本良平) 浜田雅士議員。
○20番(浜田雅士) ありがとうございました。日頃から防災・減災に取り組んでいる消防団員として、防災士取得の希望者がいないということは、本当に残念です。分団によっては何名か防災士の資格を取得している団員もいるようですが、取得者数がゼロの分団も結構あるようです。何事も役に立つもの、そして頼りになるのは経験値です。そして、その経験がなければ、知識が大変役立ちます。せめて1つの班に一、二名は防災士の資格を持ってる団員がいたほうが安心です。南海トラフ地震のときはもちろんですが、ほかの災害時にも生かせるように、これからも積極的な取組をよろしくお願いいたします。
以上で私の一般質問を終わります。丁寧な御答弁をいただき、本当にありがとうございました。





