議会議事録
一般質問3日目(松本信之助)
質問者:松本信之助
答弁者:市長、教育長、関係課長
○議長(西本良平) 3番松本信之助議員。
〔3番 松本信之助議員発言席〕
○3番(松本信之助) 3番、民主クラブ、立憲民主党の松本信之助です。
まず、昨日、おとついと発熱して、扁桃腺の腫れのためにお休みさせていただきました。御心配をおかけいたしました。幸いにも新型コロナウイルスやインフルエンザでもなく、無事に熱も下がりましたので、今日この一般質問に立てることを喜んでおります。御心配いただきまして、本当にありがとうございます。
では、質問のほうをさせていただきますけれども、これまで同僚議員が同じような質問をしてきておりますけども、通告に従いまして質問のほうをさせていただきます。
まずは、市営住宅の充実について質問のほうをさせていただきます。
この5月に市営住宅の入居募集がありましたけれども、募集戸数と申込みは何世帯ありましたか、教えてください。
○議長(西本良平) 住宅課長。
○住宅課長(伊藤 恒) 5月募集につきましては、4件の募集に対し19世帯の申込みがありました。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) では、それぞれの物件に対しての希望の内訳を教えてもらえますでしょうか。
○議長(西本良平) 住宅課長。
○住宅課長(伊藤 恒) 物件の希望につきましては、7月3日の抽せん会において意思確認を行うため、現時点では把握しておりません。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 分かりました。
それでは、入居決定はどのように行われるか、教えてください。
○議長(西本良平) 住宅課長。
○住宅課長(伊藤 恒) 住宅課において入居申込者の状況等を調査し、公営住宅法に定める所得制限や住宅に困窮しているかどうか等の確認をいたします。その調査結果を基に、南国市営住宅入居者選考委員会において入居資格の審議を行います。入居資格を有する世帯について、抽せん会で希望物件1件を確認し、その物件に対して複数の世帯の希望があった場合は、抽せんにて入居の決定をしております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ありがとうございます。
今回の5月募集では、4件の募集に対して19世帯の申込みがあり、単純な倍率としては4倍近くとかなり高いと言えますけれども、希望物件というふうになると、人気物件はまだまだ倍率のほうは高くなるかと思います。毎回それぐらいの倍率になっているようですけれども、その倍率の結果、入居資格者が抽せんに当たらなくて入居したいのにできない、そういった声をよく聞きます。今回、これまで入居できずに継続して申請している世帯は何世帯いますでしょうか、また申込回数の多い世帯では何回申し込んでいるか、教えてください。
○議長(西本良平) 住宅課長。
○住宅課長(伊藤 恒) 過去から申込みをされていて5月募集においても申込みをされた世帯は、2世帯いらっしゃいます。申込回数の多い世帯は、連続4回、累計6回であり、いずれも入居資格を有するものの、抽せんにて落選されております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) では、これまでに過去最高での落選回数、そして最長で何年間待ち続けていた世帯があったのか、また何回も申し込んだのに当たることなく諦めてしまった市民の方はいらっしゃらないのか、もしくは他市へ移り住み、そこの公営住宅に入居した方はいないのかなど、具体的に教えてください。
○議長(西本良平) 住宅課長。
○住宅課長(伊藤 恒) 確認できる範囲ではありますが、過去最高の落選回数は、先ほど申し上げました連続4回、累計6回であり、期間としては約2年ということになります。過去2回以上落選された世帯は、こちらも確認できる範囲ではありますが、入居が決まるまで申請をされております。例外として、南国市内の県営住宅に併願されていた方がそちらに入居されたケースがございました。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ありがとうございます。
約2年希望しているのに入居ができないということは、家賃の面では相当その市民の生活を圧迫していることにつながるのではないかと思っています。抽せんに当たらず続けて申し込んでいる世帯に対して、当たらなくて残念でしたねだけではなく、何か優先的に抽せんに当たりやすくしている方法というのはあるでしょうか、教えてください。
○議長(西本良平) 住宅課長。
○住宅課長(伊藤 恒) 抽せんにおいて連続落選2回目となった場合、次回から当選の球数が1個増えるような措置を行っております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ありがとうございます。
抽せんだけでは、その人の持ってるくじ運というのもあって、何年にもわたって入居できてない市民の方をつくってしまっています。抽せんだけじゃなく、困窮度合いに応じて入居できる何か優先的な措置を講じる考えはないか、お伺いします。
○議長(西本良平) 住宅課長。
○住宅課長(伊藤 恒) 市営住宅への入居を希望される方は、経済的な困窮だけでなく、様々な御事情を抱えていらっしゃいます。そのような中、住宅の困窮度合いについて誰もが納得できるよう公平に優先順位をつけることは困難でありますので、抽せんとしております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 分かりました。
では、令和6年3月議会での私の一般質問の中で、そのとき、140戸の公営住宅の空き家があると言われました。そして、現状は新規募集時には常に募集戸数の2倍から3倍程度の入居資格者が抽せんに進んでいる、住宅に困窮する市民に対して低廉な家賃の住宅を提供する役割はまだまだ重要であるので、空き住宅は美装工事を行い、市民に提供していきたいと考えている、しかしながら美装工事に係る費用が高額となってきているので、限られた予算の中で市民に提供できる戸数をどのように増やしていくかについては、今後の重要な課題として引き続き検討し、空き住宅を減らしていくよう努力していくと、前の松岡課長から御答弁いただきましたけども、募集戸数を増やし、空き住宅を減らしていくための施策はどのようになっていってますか、教えてください。
○議長(西本良平) 住宅課長。
○住宅課長(伊藤 恒) 住宅管理についての予算総額を増額することは、なかなか難しい状況であります。こうした中、これまで除草作業の委託をある程度まとめて発注しておりましたが、本年度からほぼ全てを一括して発注し、コストを抑える工夫を始めております。募集戸数を増やし、空き住宅を減らすまでには至っておりませんが、住宅管理全体の中で工夫し、美装費用の確保に努めてまいりたいと考えております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 空き住宅の草や木の問題は、その近隣住民からどうにかならないかとよく苦情が出ています。除草作業を一括発注することでコストのほうも抑えて、苦情が出る前に除草作業が定期的に行えるよう、どんどん工夫していってもらえればと思っています。
同じく、令和6年3月議会の質問で、津波浸水区域である前浜地区の募集を停止していると答弁がされました。そのため、市民が申し込める安全な住宅の絶対数が減っており、空き家対策は一刻を争っていると言えます。
そこで、伺いますけども、限られた予算で募集戸数を増やしていくために、例えば畳や壁紙の貼り替えなど最低限の簡易美装にとどめて工事費を抑えるなどの工夫はできないか、御返答をお願いします。
○議長(西本良平) 住宅課長。
○住宅課長(伊藤 恒) 居住に当たり必要な美装のみを行っていると考えておりますが、施設そのものの老朽化に加え、前入居者の使用状況が悪いものがあり、費用を直接的に抑えることが現実的に難しい状況でございます。御提案のありました簡易美装につきましては、まずは美装工事を発注する際に最低限の工事となっているか、十分に確認を行い、少しでも工事費を抑えられるように努めてまいります。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) よろしくお願いいたします。
市民の方から一度、美装などは自分でできるから、空いている住宅の現状のままでええから借りられないかと、そういう相談をしてくれた方がいらっしゃいました。
そこで、入居後に住民が自分で自費で修繕できるDIY型の公営住宅の導入ができないか、お伺いします。
このDIY型であれば、常時の募集も可能だと思いますし、これまでのような従来のやり方にとらわれない手法で空き住宅を早期に減らしていく考えというものはないでしょうか、今後の具体的な取組の方針をお伺いします。
○議長(西本良平) 住宅課長。
○住宅課長(伊藤 恒) 御提案いただきありがとうございます。
入居者自ら修繕をするDIY型公営住宅ということで、確かにこれまでにない新しい発想でございます。家賃の問題、管理責任区分の問題、承継時の問題など解決すべき点も多くあり、具体的な取組方針まではお答えできませんが、他市の例など情報収集を行ってまいりたいと考えております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ぜひ御検討していただければと思っております。
2025年10月に施行されました改正住宅セーフティネット法において、市営住宅をはじめとする公営住宅は、日本の住宅セーフティーネット施策の中心的役割、最高位の受皿として位置づけられています。さらに、国はこの改正法において市営住宅の有効活用と適切な供給は自治体の責務として改めて明確にしました。今後ますます貧富の差がどんどん開いていき、市営住宅のニーズはますます増えていく可能性がありますので、市営住宅募集の充実をこれからも図っていってくださいますようよろしくお願いして、この質問を終了させていただきます。
次に、学校のプール授業の安全対策について質問させていただきます。
長岡西部地区地域内連携協議会の会議の中で、学校プールの安全対策はどうなっているのかという質問がありました。2024年に高知市でプール死亡事故という大変痛ましい事故が起き、市民の方も気になっているようです。学校のプール授業で亡くなることというのは、どこの学校であっても起きてはならないことですけども、南海中学校で起きてしまったということが、何よりもあり得ないことだと思っています。
1955年に瀬戸内海で起きた紫雲丸事故により、修学旅行中だった南海中学校の生徒28人がお亡くなりになりました。その紫雲丸事故もきっかけとなって、水泳を習得することが命を守ることにつながると、全国的に学校のプール授業が始まりました。そのプール授業が始まるきっかけになった南海中学校でプール死亡事故が起きたということは、高知市だけでなく、高知県全体もそうだと思います、子供たちの命を守るためということや命を大事にするための人権教育も形骸化されてしまったことの表れと言っても過言ではないかと思います。
このプール事故以降、二度と同じ過ちを繰り返さないために南国市ではどのような安全対策を行っていますか、教えてください。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 高知県が令和7年4月に策定した安全管理指針を受けまして、本市におきましても児童死亡事故の重大性を厳粛に受け止め、二度とこのような事故を発生させないという強い決意の下、令和7年5月に小学校における水泳授業の安全管理マニュアルを策定いたしました。現在各学校においては、このマニュアルに基づき、水泳授業の実施前には授業実施者の役割、監視者の役割、人数確認とバディシステムの活用、水位、水温、水質の管理、熱中症対策などのチェックリストを用いた徹底した事前の安全確認を行っております。
さらに、県主催の研修会には、各学校から管理職を含む2名が参加し、太陽光の反射による水底の死角や監視者の適切な立ち位置、救命救急法などを現地で検証しており、帰校後に全教員へ伝達講習を行うことで、学校全体での安全意識の共有とスキル向上を図っております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ありがとうございます。
高知市の事故原因には、プールの水深の問題と指導と監視の兼務による死角や見落としが命取りとなりました。本市の学校におけるプール授業において、指導を行う教員とは別に監視に専念する人員体制がルール化され徹底されているか、伺います。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 本市におきましては、授業者と別にプールサイドから全体を専念して監視する監視者を1名以上配置することとしております。万一、人員不足等によりこの監視体制が確保できない場合は、その日のプール授業を実施しないこととしております。授業者と監視者の役割を明確にして、水泳授業を実施しております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 徹底されているようで、これからもその継続をお願いいたします。
それでは、高知市の事故検証や教員研修の中では、プールサイドからの光の反射による死角、人形を沈めてそれが見えなくなる現象、それが問題視されたようで、プールサイドからの監視において太陽光の反射により水の底が見えなくなる死角への対策が重要であると指摘をされています。本市が実施している安全対策において、監視者の立ち位置、複数名の配置、偏光サングラスの着用、また授業前に水の底が見通せるかなどの確認手順など、具体的に決められてますでしょうか、教えてください。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 太陽光の反射による死角対策については、策定したマニュアルにおいては、授業開始前に必ず水の底まで明瞭に見通せるかを目視で確認する手順を定めております。具体的な対策といたしましては、太陽の動きや時間帯に応じて監視者の立ち位置を移動させること、複数配置による多面的な監視、さらに光の乱反射を抑え水底を視認しやすくするための偏光サングラスの着用を勧めております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ありがとうございます。かなり具体的な取組をしているようで、安心感は高くなりました。
それでも、万が一、児童や生徒が溺れたり意識を失ったりした場合に備えての救命訓練の実施、あるいは119番通報などの教員の役割分担を各学校で実施しているか、お伺いします。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 県主催の研修会にプールサイドからの119番通報、児童の誘導、AEDの搬送、救命措置などもあり、各学校において水泳シーズン前に実施しております。事故発生時に一刻の猶予もない迅速な行動ができるよう、万全の体制を整えております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) その万全の体制を今後も整えてもらえればと思ってます。
そして、人員不足で監視体制が確保できない場合は、その日のプール授業を実施しないなどの対策はしているようですが、働き方改革が叫ばれ、教員の多忙化が深刻な問題となっている中、安全対策の強化に伴う監視業務の増加が現場の教員にさらなる過重負担となってしまっているのではないかとも危惧しています。教員が命を預かるプレッシャーにさらされてしまっている、そのような現状に対する教育委員会の認識と、現場の精神的、肉体的な負担を軽減するための配慮についてお伺いします。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 児童の命を預かる現場教員のプレッシャーや安全対策の強化に伴う業務負担の増加については、教育委員会としても非常に重く受け止めております。安全管理を徹底しつつも、チェックリストの効率的な運用や民間委託の検討など、現場の負担軽減に向けた配慮と工夫を今後も重ねてまいりたいと考えております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ぜひ負担軽減をお願いいたします。
現在、安全対策の強化により、教員が授業と命の監視を同時に行う負担は限界に達しているのではないかと思います。これまでの議会でもプール授業の民間委託が議論されていたようですし、先ほども言っていただきましたけども、今年度はまた香南中学校でZEYOで水泳授業を行っているようです。今後ほかの学校にも広げていく予定はありますでしょうか、また外部からの監視を雇い入れるなど、教員の負担軽減と確実な安全確保を両立するための予算化ができないのか、教育長にお伺いします。
○議長(西本良平) 教育長。
○教育長(竹内信人) 民間プールの学校利用につきましては、以前から模索をしておったところでございます。中学校につきましては、県の新たなガイドラインに基づきました授業の実施が民間プールにおいて可能であり、本年5月26日から民間のスイミングスクールで香南中学校が授業を行っております。これは事業者側で移動のためのバスも準備してもらいまして、授業においては25メートルプールの2レーンを使用し、監視台から監視を行う者を1名配置していただいております。一方、小学校の利用におきましては、民間プールを現在のガイドラインで決められた水の深さにしようとした場合、プールの水位を大幅に下げる必要があることから、事業者側から対応できないとの回答があっております。本年度は試験的に、先ほど申しましたように香南中学校で利用を行っています。今後はほかの学校にも広げることができないか検討をするなど、子供たちの安全確保や教員の負担軽減を考えていきたいというふうに思っております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ぜひまた御検討のほどもよろしくお願いいたします。
6月16日の高知新聞に、水泳授業、消防職員が監視という記事が出ていました。これは高知市の取組でしたけども、消防職員というのは人命救助のスペシャリストですので、その消防職員が監視をしてくれるというのは大変心強いことだと思います。記事によりますと、この提案をしたのは小学生の父親でもある消防職員だったようですけれども、消防と教育委員会という組織を超えたこの取組は、非常にすばらしいことだなと思っています。
しかしながら、後でまた質問させていただくんですけれども、時間外勤務が非常に多いこの南国市でこの取組を進めていけるかっていうことに関しては、なかなか悩ましいところだなとは感じています。
けれども、命を守る、そういう視点に立てば、この上なく有効な取組だと思われますので、ぜひとも南国市も参考にしていただければと思います。そして、学校の教員だけでなく、外部人材も積極的に活用していき、子供たちを南国市みんなで守っていけれる、そういう環境をつくっていただきたいなと思っています。
そして、先ほど言ったその記事の中に、職員アイデアボックスというのがありました。この取組を南国市役所でも取り組めないかなと思いましたので、後の質問の職員の離職のところで提案のほうをさせていただきたいなと思います。
それでは次に、生活保護行政について質問をさせていただきます。
5月28日に生活保護事務怠慢の調査報告と処分についての議員向けの説明会がありました。その中で、たくさんの同僚議員から処分が甘過ぎるという声が上がっておりました。また、新聞を見た市民の方々からも甘いと、そういった声がたくさん自分のところにも上がってきています。その声があることも踏まえて、市長の見解をお伺いいたします。
○議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) 今回の事案により、生活保護受給者及び市民の皆様の信頼を損ねることとなり、大変申し訳なく思っております。
この事案につきましては、南国市職員懲戒審査委員会に審査請求し、審査委員会において対象職員の聴取を行い、事案に至った経過等の報告を受け、処分内容を決定いたしました。処分の決定に際しましては、年度ごとの事案の件数を考慮するとともに、業務の進捗管理や部下への指導をどこまで行ったかなどを聴取の中で判断し、処分内容を決定いたしました。また、事案発生について、上司への報告に相当な時間を要し、組織での情報共有が不十分なまま対応に遅れが生じ、本事案を長期化、深刻化させることになった点も踏まえた処分といたしました。処分につきましては、南国市職員懲戒審査委員会において関係職員から詳しく聴取を行い、事案に至った経緯等について審査した上で、過去の事例や他市町村の事例を踏まえ、委員会としての懲戒処分の内容を決定しており、それを踏まえた今回の処分については適正に行われたと考えております。以上です。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 分かりました。
その説明会の中で、生活保護業務適正化の取組についても説明を受けましたが、これらのことは本来やっていて当たり前のことではないかなと思っております。今回のこの取組の中に再発防止のために新しく取り入れたっていうことはあったのでしょうか、教えてください。
○議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) 生活保護業務適正化の取組として挙げた項目は、コンプライアンスの遵守、組織体制の整備など本来業務を行う上での基本的な取組となりますが、これを土台として着実に実践していくことが必要であります。改めて業務手順等を再点検した上で、職場内の情報共有及び支援体制、そして管理監督の徹底を行うことで、再発防止に努めてまいりたいと思います。以上です。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 先ほどプール授業の質問のときに、プール事故以降、二度と同じ過ちを繰り返さないために南国市ではどのような安全対策を行ってますかという質問をさせていただきましたけども、南国市では児童の死亡事故の重大性を厳粛に受け止め、二度とこのような事故を発生させないという強い決意の下に小学校における水泳授業の安全管理マニュアルを策定したと、現在各学校においてはそのマニュアルに基づいて水泳授業実施前には授業実施者の役割、監視者の役割、人数確認とバディシステムの活用、水位、水温、水質の管理、熱中症対策などのチェックリストを用いた徹底した事前の安全確認を行っているであったり、県主催の研修会に管理職を含む2名が参加し、太陽光の反射による水底の死角、監視者の適切な立ち位置、救命救急法などを実地で検証しており、学校に帰り、全教員に伝達講習を行うことで、学校全体での安全意識の共有とスキル向上を図っていると答弁をいただきました。このように、二度と同じ過ちを繰り返さないために、完璧ではないかもしれませんが、これまでより一層の具体的な取組を行っているというふうに感じます。
ですが、この生活保護業務の再発防止の取組っていうものは、もともと本来行っていて当たり前のことであり、本当に反省を生かしているのか、また本当に再発防止に取り組もうとしているのか、私は疑問が残りました。本来であれば、二度と同じ過ちを繰り返さないために、より一層の具体的な取組を提出するべきではなかったのかと、私はそう感じております。
そして、この今回の件は、市の財政的な実害というものはなかったかもしれませんが、通院費用の未払い、そして生活に困窮する方々への訪問を4年以上も放置し、さらには孤立死を長期間見落としたこと、それ自体が市民の命と人権を軽視した最大の実害であると私は思います。市民の命のセーフティーネットであるべき生活保護行政が最も市民を傷つける結果となったことに対して、業務改善だけでなく、倫理観、それをどう立て直すのか、具体的にお伺いします。
○議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) ケースワーカーは、生活保護制度の適正な運用を担うとともに、被保護世帯の生活状況を継続的に把握し、必要な支援や関係機関との連携を通じて自立を支援する重要な役割を担っております。この重要な役割を怠り不適正な事務執行に至ったことは、コンプライアンス意識の欠如、また組織ガバナンスに問題があったと考えております。改めて、職員研修等を通じてコンプライアンスについて再認識を図るとともに、職場におけるマネジメントの強化に努めてまいります。以上です。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) また、前回3月議会の私の一般質問で、差出人が総務課長の職員の服務規律の徹底についての文書に対して、ニュースや新聞記事になったこれほど大きな事件なので、本来であれば市長自らの発信とすべきではなかったかと、そういった話をさせていただきました。今後二度と同じ過ちを繰り返さないために、今回市長自らが先頭に立って職員全体に対してどのようなこと、行動を行ったか、教えてください。
○議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) 今回の事案につきましては、まず課長会におきまして事案の経過を説明し、業務の適正管理、再発防止を徹底いたしました。また、今回職員の処分が確定したことを受け、6月9日付で市長名で庁内向けに綱紀粛正及び服務規律の徹底の通知を行ったところです。以上です。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 分かりました。
今回のこの事案は、処分をして終わりではなくて、二度と同じ過ちは絶対に繰り返さないこと、そして市民の皆様から信頼を取り戻せて、そこで初めて解決であると思っています。5月30日の新聞に市長は、信頼回復と再発防止に向けて全庁挙げて取り組むとおっしゃっていますが、どのような取組を行うのか、具体的に教えてください。
○議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) 調査を進める中で、職員個人の問題にとどまらず、組織的な業務管理の在り方など、多くの改善すべき課題が顕在化いたしました。今後の取組といたしまして、最前提として、公務員倫理、コンプライアンスについて職員研修等を通じて、職員への再認識を図ります。
次に、組織体制の整備としまして、過重な業務負担とならないよう、人員の適正配置を行うとともに、ケースワーカー、査察指導員が抱えている庶務業務をいま一度整理し、効率的に業務が遂行できる体制づくりに取り組みます。
次に、管理監督体制の強化としまして、県に再発防止策として提出しておりますが、査察指導台帳を用いた進捗管理、そして指導の徹底を図ります。また、同一の査察指導員とケースワーカーの組合せを最長2か年とし、違った視点で指導できる体制といたしました。
次に、職場内での情報共有、支援体制として、ケースワーカーが1人で困難事例を抱え込むことがないよう、定例の係会におきまして、ケースワーカーと査察指導員が困難事例への対応方針や事務処理での注意点等を全員で共有し、業務支援が行えるよう取り組んでおります。また、ケースワーカーの担当地区は、原則毎年度入れ替えることを徹底いたしました。さらに、新任職員は、両隣に経験1年以上の職員を配席し、定期的に席がえをすることにより、複数の経験者から事務処理を会得できるようにしております。改めて業務内容を再点検し、職場内の情報共有、管理監督の徹底を行うことで、再発防止に努めてまいります。
また、これらの取組の進捗状況につきましては、定期的に実施状況の報告を求め、確認を行いたいと考えております。この事案は、福祉事務所のみならず、全庁的なリスクであると認識しております。改めて事案に至った経緯を踏まえ、職場単位での事務手順や進捗管理の徹底、また組織マネジメントがしっかり機能するよう、職員研修等を通じて再発防止に取り組み、市民の皆様から信頼される行政運営に努めてまいります。以上です。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) では、この生活保護行政について、最後にもう一度だけ市長にお伺いしますけれども、本気で再発防止、そして市民への信頼回復のために取り組んでいきますか。
市長が本気で取り組んでいき、本当に市民のための南国市役所となっていこうとする決意があるのであれば、ぜひ私も一緒に協力し、支援させていただきたいと思ってます。けれども、僕だけではもちろん、実力不足というものは認識しています。しかし、ほかの同僚議員の中にも、市長が本気であるならば協力、支援していこう、そう思う方も多くおられると思います。市長の本気の思いを教えてください。
○議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) 行政運営の根幹は、市民の皆様から信頼されることです。信頼されることによりまして、住民の皆さんとの協働の体制が組めるものであるというようにも思っておるところでございまして、それをまず第一に考えていかねばならないというように思っております。今回の事案を個人及び一組織の問題にとどめることなく、組織全体の課題として再発防止策を着実に実行してまいります。今後におきまして、全庁一丸となって綱紀粛正、コンプライアンスの徹底、業務執行体制の強化を進め、市民の皆様から再び信頼を取り戻すことができるよう、強い覚悟を持って取り組んでまいります。以上です。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 分かりました。
市民の皆様から本当に誇ってもらえる、そういう南国市に、そういう南国市役所になるよう、共に頑張ってまいりましょう。そして、職員が市民のために一生懸命働きたいと、そう思える南国市になっていくために、次の職員の離職についての質問に移りたいと思います。
現在の市役所の職員数を教えてください。
○議長(西本良平) 渡部副市長。
○副市長(渡部 靖) 令和8年4月1日現在で、正規職員は466名、会計年度任用職員は450名です。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 令和5年の私の議案質疑のときには、正規職員は466人、会計年度任用職員は382人でしたので、そのときより会計年度任用職員の人数が増えているようで、正規職員と会計年度任用職員では、今はほぼ半々ずつということですね。
今年度4月1日時点の段階で正規職員に2名の欠員があったようですけども、昨年は7月採用試験があったということですが、今年度はなぜ行わないのか、教えてください。
○議長(西本良平) 渡部副市長。
○副市長(渡部 靖) 今年度の中途採用で募集する職種につきましては、行政職として経験者枠、土木技師、保健師、保育士など一定の社会人経験を必要とする職種が多いため、10月採用を実施することといたしました。それで、7月採用につきましては、募集開始時期が2月になり、過去に実施した採用試験におきましても10月採用のほうが社会人経験者の応募が多かったということもありまして、今回10月というふうにしております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ありがとうございます。7月採用試験を行わない理由というのは分かりました。
しかし、欠員が出ているのに補充しないことで、現場の職員に過重労働のしわ寄せが行っていませんか、お伺いします。
○議長(西本良平) 渡部副市長。
○副市長(渡部 靖) それぞれの部署におきまして、繁閑期を考慮しつつ、職員の兼職や代替職員として会計年度任用職員、冒頭で申し上げましたように会計年度任用職員が増えておりますが、そういった形を使いまして補っております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 分かりました。ありがとうございます。
それでは、今の時点で年度途中で辞職する職員が数名いると聞きましたが、何名ほど辞職されるのでしょうか。
○議長(西本良平) 渡部副市長。
○副市長(渡部 靖) 本年度は5名が年度途中に退職、または退職予定となっております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) では、年間で何名の方が退職年齢前に辞職をしておりますでしょうか。
○議長(西本良平) 渡部副市長。
○副市長(渡部 靖) 直近3年間では、令和5年度が13名、令和6年度11名、令和7年度が7名となっております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) では、その辞めてしまう職員の理由というものはどういったものがありますか、教えてください。
○議長(西本良平) 渡部副市長。
○副市長(渡部 靖) 勧奨退職を除きますと、心身の故障や転職を含めほかにやりたいことがあるなどが理由として挙げられます。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ありがとうございます。
また、職員の残業時間が全国自治体の中でも高いという話を聞きましたけれども、残業時間数と全自治体中で何番目に高いのかを教えてください。
○議長(西本良平) 渡部副市長。
○副市長(渡部 靖) 令和7年度地方公共団体の勤務条件等に関する調査、これは令和6年度の時間外勤務の状況になりますが、市区町村1,721団体中17位で、時間外勤務時間は月平均20.8時間となっております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 令和6年度のことだということですけども、1,721団体中17位。これはすばらしい成績なのかなというふうに思うんですけども、これはかなりの過重労働というものになっているんじゃないかなと思っています。これでは心身を壊しかねないのではと感じるんですけども、現在精神的な疾患などにより長期休職、または休職を繰り返している職員はいらっしゃいますか。また、辞職までに至ったという職員だけでなく、現場で限界を迎えている職員の現状について、市の認識をお伺いします。
○議長(西本良平) 渡部副市長。
○副市長(渡部 靖) 本年6月1日現在で、分限休職をしている職員は7名となります。全てが業務多忙を原因とするものではありませんが、業務に応じた適正な定員管理はもとより、メンタルヘルス対策の強化が急務であると考えております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) もちろんそうだと思います。
例えば、辞職の話に戻しますと、50代くらいで退職金もそれなりにあると。なので、年度末で辞職する、そういったことは理解できますけれども、若手や中堅職員が年度途中で南国市役所が嫌になって辞職する、そういったことっていうのは、休職者も含め組織的な問題もあるのではないかなと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(西本良平) 渡部副市長。
○副市長(渡部 靖) 年度途中での自己都合退職は一定数あります。今年度5名のうち3名は、昨年度のうちに退職の申出があったものです。多くは自身のやりたいことがあるといった理由ではありますが、中堅職員の退職が続いており、これは単なる人員減にとどまらず、ノウハウや組織の継承、組織全体の生産性にも影響を与えるものと受け止めております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) そうですよね。中堅職員の途中辞職というものは、職場でもかなりの痛手であるなということはもちろん理解できます。
なので、今後の途中辞職をする職員を減らしていく、そのためにも辞められる職員から理由を聞いて分析、改善というものを行っているのか、お聞きします。
○議長(西本良平) 渡部副市長。
○副市長(渡部 靖) 退職理由につきましては、詳しく総務課のほうでも聞くようにしておりますが、全てを話してもらっているわけではないと感じております。近年公務員の早期退職は全国的な課題となっており、その背景には業務の複雑化や多様化による業務負担の増加や価値観の変化などがあると認識しております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 私は若手職員などが年度途中で辞職を決意する背景っていうものは、そういったものもあるでしょうけども、職場の人間関係、あるいは業務過多について、上司に相談しても解決しなかった、そういう組織への絶望っていうものもあるのではないかなと思っています。職員が本音を言える相談体制、あるいは人事異動の希望が適切に反映される仕組みになっているか、市長はどのように総括されてますでしょうか。
○議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) 職務経験を踏まえた人材育成、研修機会の充実、管理職のマネジメント力の向上を進め、職員一人一人が意欲を持って働ける環境づくりが必要であると考えております。人事異動の希望につきましては、配属部署については全体の配置からの調整がありますので、全ての職員につきまして希望をかなえることはできないところですが、異動希望の申告書を提出した職員につきましては、令和7年度異動は77.6%、令和8年度は80%の希望がかなう結果となっております。以上です。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 分かりました。できる限り適材適所の人事をお願いいたしたいなと思っております。
せっかく南国市のために働こうと高い志を持って入庁した若手職員が、僅か数年で、しかも年度途中に辞めてしまうことは、本市にとっても極めて大きな損失であると思います。これまでは試験をして採用する、そのことばかりに注力してきたのかもしれませんけれども、これからは採用した職員を大切に育て定着させる、そして離職を防ぐための職場環境づくりへ市長自らがかじを切るべきと考えますが、見解を伺います。
○議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) 近年地方公務員を取り巻く環境は大きく変化しておりまして、若手、中堅職員の早期退職は、多くの自治体におきまして人材確保、人材定着の観点から重要な課題となっております。この状況を踏まえ、職員が安心して働き続けられる環境づくりを基本とし、適正な定員管理や業務改善による時間外勤務の削減など、負担軽減に一層取り組む必要があります。また、新しく採用した職員につきましては、研修やOJTなどによりまして、長い目でサポートしていく必要性もあるのではないかというように思います。職員の定着は、安定した行政運営と市民サービスの維持向上につながる重要な課題でありますので、職員の声も丁寧に把握しながら、働きがいと働きやすさを両立できる組織づくりを進めてまいります。以上です。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ありがとうございます。
これまでの市長の答弁の中で、職員一人一人が意欲を持って働ける環境づくりが必要であると考えていると、また職員の声も丁寧に把握しながら働きがいと働きやすさを両立できる組織づくりを進めていくと答弁をいただきましたが、まさにそのとおりだと本当に思います。
そこで、先ほど学校のプール授業の最後に話しました職員アイデアボックスを提案させていただければなと思っております。
やはり職員のアイデアや声、思いというものがしっかりと業務として反映されれば、働きがいができ、仕事も積極的に取り組んでいけるきっかけにもなろうかと思います。もちろん若手職員の声を届けていくという意味では、労働組合、南国市には2つ組合がありますけど、そこに入って組合を通じて声を届けてもらう、そういったことも本当に大事なんですけども、なかなか今は組合に加入する若手職員も少なくなってきているようです。このアイデアボックスというものを設置することで、先ほど市長がおっしゃった職員一人一人が意欲を持って働ける環境づくりというものにもなるかと思いますので、ぜひ市長、職員アイデアボックスというものを設置してみませんでしょうか、お考えをお聞かせください。
○議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) 私も仕事をする上では、常に職員の皆様と風通しのいい関係をつくっていきたいという思いがありまして、日々そういうふうに努めておるところではございます。ただ、それが全ての職員かといいますと、なかなかそういった行動が行き渡らないのが現実でございまして、今御提案いただきました職員の意見を集めるそのアイデアボックスということにつきまして、ぜひともその活用を含め、どうやったら職員の声を生かせられるのかなということを検討したいというように思います。以上です。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ぜひ前向きに御検討いただければと思います。
市民のためを思った職員の声というものが反映されるということは、その職員の働きがいや積極性を生み、また本当に風通しのいい職場にもなっていくんだろうなというふうに思っています。風通しのいい職場づくりというのは、職務怠慢も生みにくくするのではないのかな、そして何よりも市民サービスの向上につながっていく、そう思っています。生活保護行政の最後にも言いましたけれども、本当に職員が市民のために一生懸命働きたいと思える南国市になり、市民の皆様から誇ってもらえる南国市役所になるよう共に頑張ってまいりましょうとお伝えさせていただいて、私の今回の一般質問を終了させていただきます。どうもありがとうございました。
答弁者:市長、教育長、関係課長
○議長(西本良平) 3番松本信之助議員。
〔3番 松本信之助議員発言席〕
○3番(松本信之助) 3番、民主クラブ、立憲民主党の松本信之助です。
まず、昨日、おとついと発熱して、扁桃腺の腫れのためにお休みさせていただきました。御心配をおかけいたしました。幸いにも新型コロナウイルスやインフルエンザでもなく、無事に熱も下がりましたので、今日この一般質問に立てることを喜んでおります。御心配いただきまして、本当にありがとうございます。
では、質問のほうをさせていただきますけれども、これまで同僚議員が同じような質問をしてきておりますけども、通告に従いまして質問のほうをさせていただきます。
まずは、市営住宅の充実について質問のほうをさせていただきます。
この5月に市営住宅の入居募集がありましたけれども、募集戸数と申込みは何世帯ありましたか、教えてください。
○議長(西本良平) 住宅課長。
○住宅課長(伊藤 恒) 5月募集につきましては、4件の募集に対し19世帯の申込みがありました。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) では、それぞれの物件に対しての希望の内訳を教えてもらえますでしょうか。
○議長(西本良平) 住宅課長。
○住宅課長(伊藤 恒) 物件の希望につきましては、7月3日の抽せん会において意思確認を行うため、現時点では把握しておりません。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 分かりました。
それでは、入居決定はどのように行われるか、教えてください。
○議長(西本良平) 住宅課長。
○住宅課長(伊藤 恒) 住宅課において入居申込者の状況等を調査し、公営住宅法に定める所得制限や住宅に困窮しているかどうか等の確認をいたします。その調査結果を基に、南国市営住宅入居者選考委員会において入居資格の審議を行います。入居資格を有する世帯について、抽せん会で希望物件1件を確認し、その物件に対して複数の世帯の希望があった場合は、抽せんにて入居の決定をしております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ありがとうございます。
今回の5月募集では、4件の募集に対して19世帯の申込みがあり、単純な倍率としては4倍近くとかなり高いと言えますけれども、希望物件というふうになると、人気物件はまだまだ倍率のほうは高くなるかと思います。毎回それぐらいの倍率になっているようですけれども、その倍率の結果、入居資格者が抽せんに当たらなくて入居したいのにできない、そういった声をよく聞きます。今回、これまで入居できずに継続して申請している世帯は何世帯いますでしょうか、また申込回数の多い世帯では何回申し込んでいるか、教えてください。
○議長(西本良平) 住宅課長。
○住宅課長(伊藤 恒) 過去から申込みをされていて5月募集においても申込みをされた世帯は、2世帯いらっしゃいます。申込回数の多い世帯は、連続4回、累計6回であり、いずれも入居資格を有するものの、抽せんにて落選されております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) では、これまでに過去最高での落選回数、そして最長で何年間待ち続けていた世帯があったのか、また何回も申し込んだのに当たることなく諦めてしまった市民の方はいらっしゃらないのか、もしくは他市へ移り住み、そこの公営住宅に入居した方はいないのかなど、具体的に教えてください。
○議長(西本良平) 住宅課長。
○住宅課長(伊藤 恒) 確認できる範囲ではありますが、過去最高の落選回数は、先ほど申し上げました連続4回、累計6回であり、期間としては約2年ということになります。過去2回以上落選された世帯は、こちらも確認できる範囲ではありますが、入居が決まるまで申請をされております。例外として、南国市内の県営住宅に併願されていた方がそちらに入居されたケースがございました。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ありがとうございます。
約2年希望しているのに入居ができないということは、家賃の面では相当その市民の生活を圧迫していることにつながるのではないかと思っています。抽せんに当たらず続けて申し込んでいる世帯に対して、当たらなくて残念でしたねだけではなく、何か優先的に抽せんに当たりやすくしている方法というのはあるでしょうか、教えてください。
○議長(西本良平) 住宅課長。
○住宅課長(伊藤 恒) 抽せんにおいて連続落選2回目となった場合、次回から当選の球数が1個増えるような措置を行っております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ありがとうございます。
抽せんだけでは、その人の持ってるくじ運というのもあって、何年にもわたって入居できてない市民の方をつくってしまっています。抽せんだけじゃなく、困窮度合いに応じて入居できる何か優先的な措置を講じる考えはないか、お伺いします。
○議長(西本良平) 住宅課長。
○住宅課長(伊藤 恒) 市営住宅への入居を希望される方は、経済的な困窮だけでなく、様々な御事情を抱えていらっしゃいます。そのような中、住宅の困窮度合いについて誰もが納得できるよう公平に優先順位をつけることは困難でありますので、抽せんとしております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 分かりました。
では、令和6年3月議会での私の一般質問の中で、そのとき、140戸の公営住宅の空き家があると言われました。そして、現状は新規募集時には常に募集戸数の2倍から3倍程度の入居資格者が抽せんに進んでいる、住宅に困窮する市民に対して低廉な家賃の住宅を提供する役割はまだまだ重要であるので、空き住宅は美装工事を行い、市民に提供していきたいと考えている、しかしながら美装工事に係る費用が高額となってきているので、限られた予算の中で市民に提供できる戸数をどのように増やしていくかについては、今後の重要な課題として引き続き検討し、空き住宅を減らしていくよう努力していくと、前の松岡課長から御答弁いただきましたけども、募集戸数を増やし、空き住宅を減らしていくための施策はどのようになっていってますか、教えてください。
○議長(西本良平) 住宅課長。
○住宅課長(伊藤 恒) 住宅管理についての予算総額を増額することは、なかなか難しい状況であります。こうした中、これまで除草作業の委託をある程度まとめて発注しておりましたが、本年度からほぼ全てを一括して発注し、コストを抑える工夫を始めております。募集戸数を増やし、空き住宅を減らすまでには至っておりませんが、住宅管理全体の中で工夫し、美装費用の確保に努めてまいりたいと考えております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 空き住宅の草や木の問題は、その近隣住民からどうにかならないかとよく苦情が出ています。除草作業を一括発注することでコストのほうも抑えて、苦情が出る前に除草作業が定期的に行えるよう、どんどん工夫していってもらえればと思っています。
同じく、令和6年3月議会の質問で、津波浸水区域である前浜地区の募集を停止していると答弁がされました。そのため、市民が申し込める安全な住宅の絶対数が減っており、空き家対策は一刻を争っていると言えます。
そこで、伺いますけども、限られた予算で募集戸数を増やしていくために、例えば畳や壁紙の貼り替えなど最低限の簡易美装にとどめて工事費を抑えるなどの工夫はできないか、御返答をお願いします。
○議長(西本良平) 住宅課長。
○住宅課長(伊藤 恒) 居住に当たり必要な美装のみを行っていると考えておりますが、施設そのものの老朽化に加え、前入居者の使用状況が悪いものがあり、費用を直接的に抑えることが現実的に難しい状況でございます。御提案のありました簡易美装につきましては、まずは美装工事を発注する際に最低限の工事となっているか、十分に確認を行い、少しでも工事費を抑えられるように努めてまいります。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) よろしくお願いいたします。
市民の方から一度、美装などは自分でできるから、空いている住宅の現状のままでええから借りられないかと、そういう相談をしてくれた方がいらっしゃいました。
そこで、入居後に住民が自分で自費で修繕できるDIY型の公営住宅の導入ができないか、お伺いします。
このDIY型であれば、常時の募集も可能だと思いますし、これまでのような従来のやり方にとらわれない手法で空き住宅を早期に減らしていく考えというものはないでしょうか、今後の具体的な取組の方針をお伺いします。
○議長(西本良平) 住宅課長。
○住宅課長(伊藤 恒) 御提案いただきありがとうございます。
入居者自ら修繕をするDIY型公営住宅ということで、確かにこれまでにない新しい発想でございます。家賃の問題、管理責任区分の問題、承継時の問題など解決すべき点も多くあり、具体的な取組方針まではお答えできませんが、他市の例など情報収集を行ってまいりたいと考えております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ぜひ御検討していただければと思っております。
2025年10月に施行されました改正住宅セーフティネット法において、市営住宅をはじめとする公営住宅は、日本の住宅セーフティーネット施策の中心的役割、最高位の受皿として位置づけられています。さらに、国はこの改正法において市営住宅の有効活用と適切な供給は自治体の責務として改めて明確にしました。今後ますます貧富の差がどんどん開いていき、市営住宅のニーズはますます増えていく可能性がありますので、市営住宅募集の充実をこれからも図っていってくださいますようよろしくお願いして、この質問を終了させていただきます。
次に、学校のプール授業の安全対策について質問させていただきます。
長岡西部地区地域内連携協議会の会議の中で、学校プールの安全対策はどうなっているのかという質問がありました。2024年に高知市でプール死亡事故という大変痛ましい事故が起き、市民の方も気になっているようです。学校のプール授業で亡くなることというのは、どこの学校であっても起きてはならないことですけども、南海中学校で起きてしまったということが、何よりもあり得ないことだと思っています。
1955年に瀬戸内海で起きた紫雲丸事故により、修学旅行中だった南海中学校の生徒28人がお亡くなりになりました。その紫雲丸事故もきっかけとなって、水泳を習得することが命を守ることにつながると、全国的に学校のプール授業が始まりました。そのプール授業が始まるきっかけになった南海中学校でプール死亡事故が起きたということは、高知市だけでなく、高知県全体もそうだと思います、子供たちの命を守るためということや命を大事にするための人権教育も形骸化されてしまったことの表れと言っても過言ではないかと思います。
このプール事故以降、二度と同じ過ちを繰り返さないために南国市ではどのような安全対策を行っていますか、教えてください。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 高知県が令和7年4月に策定した安全管理指針を受けまして、本市におきましても児童死亡事故の重大性を厳粛に受け止め、二度とこのような事故を発生させないという強い決意の下、令和7年5月に小学校における水泳授業の安全管理マニュアルを策定いたしました。現在各学校においては、このマニュアルに基づき、水泳授業の実施前には授業実施者の役割、監視者の役割、人数確認とバディシステムの活用、水位、水温、水質の管理、熱中症対策などのチェックリストを用いた徹底した事前の安全確認を行っております。
さらに、県主催の研修会には、各学校から管理職を含む2名が参加し、太陽光の反射による水底の死角や監視者の適切な立ち位置、救命救急法などを現地で検証しており、帰校後に全教員へ伝達講習を行うことで、学校全体での安全意識の共有とスキル向上を図っております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ありがとうございます。
高知市の事故原因には、プールの水深の問題と指導と監視の兼務による死角や見落としが命取りとなりました。本市の学校におけるプール授業において、指導を行う教員とは別に監視に専念する人員体制がルール化され徹底されているか、伺います。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 本市におきましては、授業者と別にプールサイドから全体を専念して監視する監視者を1名以上配置することとしております。万一、人員不足等によりこの監視体制が確保できない場合は、その日のプール授業を実施しないこととしております。授業者と監視者の役割を明確にして、水泳授業を実施しております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 徹底されているようで、これからもその継続をお願いいたします。
それでは、高知市の事故検証や教員研修の中では、プールサイドからの光の反射による死角、人形を沈めてそれが見えなくなる現象、それが問題視されたようで、プールサイドからの監視において太陽光の反射により水の底が見えなくなる死角への対策が重要であると指摘をされています。本市が実施している安全対策において、監視者の立ち位置、複数名の配置、偏光サングラスの着用、また授業前に水の底が見通せるかなどの確認手順など、具体的に決められてますでしょうか、教えてください。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 太陽光の反射による死角対策については、策定したマニュアルにおいては、授業開始前に必ず水の底まで明瞭に見通せるかを目視で確認する手順を定めております。具体的な対策といたしましては、太陽の動きや時間帯に応じて監視者の立ち位置を移動させること、複数配置による多面的な監視、さらに光の乱反射を抑え水底を視認しやすくするための偏光サングラスの着用を勧めております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ありがとうございます。かなり具体的な取組をしているようで、安心感は高くなりました。
それでも、万が一、児童や生徒が溺れたり意識を失ったりした場合に備えての救命訓練の実施、あるいは119番通報などの教員の役割分担を各学校で実施しているか、お伺いします。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 県主催の研修会にプールサイドからの119番通報、児童の誘導、AEDの搬送、救命措置などもあり、各学校において水泳シーズン前に実施しております。事故発生時に一刻の猶予もない迅速な行動ができるよう、万全の体制を整えております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) その万全の体制を今後も整えてもらえればと思ってます。
そして、人員不足で監視体制が確保できない場合は、その日のプール授業を実施しないなどの対策はしているようですが、働き方改革が叫ばれ、教員の多忙化が深刻な問題となっている中、安全対策の強化に伴う監視業務の増加が現場の教員にさらなる過重負担となってしまっているのではないかとも危惧しています。教員が命を預かるプレッシャーにさらされてしまっている、そのような現状に対する教育委員会の認識と、現場の精神的、肉体的な負担を軽減するための配慮についてお伺いします。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 児童の命を預かる現場教員のプレッシャーや安全対策の強化に伴う業務負担の増加については、教育委員会としても非常に重く受け止めております。安全管理を徹底しつつも、チェックリストの効率的な運用や民間委託の検討など、現場の負担軽減に向けた配慮と工夫を今後も重ねてまいりたいと考えております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ぜひ負担軽減をお願いいたします。
現在、安全対策の強化により、教員が授業と命の監視を同時に行う負担は限界に達しているのではないかと思います。これまでの議会でもプール授業の民間委託が議論されていたようですし、先ほども言っていただきましたけども、今年度はまた香南中学校でZEYOで水泳授業を行っているようです。今後ほかの学校にも広げていく予定はありますでしょうか、また外部からの監視を雇い入れるなど、教員の負担軽減と確実な安全確保を両立するための予算化ができないのか、教育長にお伺いします。
○議長(西本良平) 教育長。
○教育長(竹内信人) 民間プールの学校利用につきましては、以前から模索をしておったところでございます。中学校につきましては、県の新たなガイドラインに基づきました授業の実施が民間プールにおいて可能であり、本年5月26日から民間のスイミングスクールで香南中学校が授業を行っております。これは事業者側で移動のためのバスも準備してもらいまして、授業においては25メートルプールの2レーンを使用し、監視台から監視を行う者を1名配置していただいております。一方、小学校の利用におきましては、民間プールを現在のガイドラインで決められた水の深さにしようとした場合、プールの水位を大幅に下げる必要があることから、事業者側から対応できないとの回答があっております。本年度は試験的に、先ほど申しましたように香南中学校で利用を行っています。今後はほかの学校にも広げることができないか検討をするなど、子供たちの安全確保や教員の負担軽減を考えていきたいというふうに思っております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ぜひまた御検討のほどもよろしくお願いいたします。
6月16日の高知新聞に、水泳授業、消防職員が監視という記事が出ていました。これは高知市の取組でしたけども、消防職員というのは人命救助のスペシャリストですので、その消防職員が監視をしてくれるというのは大変心強いことだと思います。記事によりますと、この提案をしたのは小学生の父親でもある消防職員だったようですけれども、消防と教育委員会という組織を超えたこの取組は、非常にすばらしいことだなと思っています。
しかしながら、後でまた質問させていただくんですけれども、時間外勤務が非常に多いこの南国市でこの取組を進めていけるかっていうことに関しては、なかなか悩ましいところだなとは感じています。
けれども、命を守る、そういう視点に立てば、この上なく有効な取組だと思われますので、ぜひとも南国市も参考にしていただければと思います。そして、学校の教員だけでなく、外部人材も積極的に活用していき、子供たちを南国市みんなで守っていけれる、そういう環境をつくっていただきたいなと思っています。
そして、先ほど言ったその記事の中に、職員アイデアボックスというのがありました。この取組を南国市役所でも取り組めないかなと思いましたので、後の質問の職員の離職のところで提案のほうをさせていただきたいなと思います。
それでは次に、生活保護行政について質問をさせていただきます。
5月28日に生活保護事務怠慢の調査報告と処分についての議員向けの説明会がありました。その中で、たくさんの同僚議員から処分が甘過ぎるという声が上がっておりました。また、新聞を見た市民の方々からも甘いと、そういった声がたくさん自分のところにも上がってきています。その声があることも踏まえて、市長の見解をお伺いいたします。
○議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) 今回の事案により、生活保護受給者及び市民の皆様の信頼を損ねることとなり、大変申し訳なく思っております。
この事案につきましては、南国市職員懲戒審査委員会に審査請求し、審査委員会において対象職員の聴取を行い、事案に至った経過等の報告を受け、処分内容を決定いたしました。処分の決定に際しましては、年度ごとの事案の件数を考慮するとともに、業務の進捗管理や部下への指導をどこまで行ったかなどを聴取の中で判断し、処分内容を決定いたしました。また、事案発生について、上司への報告に相当な時間を要し、組織での情報共有が不十分なまま対応に遅れが生じ、本事案を長期化、深刻化させることになった点も踏まえた処分といたしました。処分につきましては、南国市職員懲戒審査委員会において関係職員から詳しく聴取を行い、事案に至った経緯等について審査した上で、過去の事例や他市町村の事例を踏まえ、委員会としての懲戒処分の内容を決定しており、それを踏まえた今回の処分については適正に行われたと考えております。以上です。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 分かりました。
その説明会の中で、生活保護業務適正化の取組についても説明を受けましたが、これらのことは本来やっていて当たり前のことではないかなと思っております。今回のこの取組の中に再発防止のために新しく取り入れたっていうことはあったのでしょうか、教えてください。
○議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) 生活保護業務適正化の取組として挙げた項目は、コンプライアンスの遵守、組織体制の整備など本来業務を行う上での基本的な取組となりますが、これを土台として着実に実践していくことが必要であります。改めて業務手順等を再点検した上で、職場内の情報共有及び支援体制、そして管理監督の徹底を行うことで、再発防止に努めてまいりたいと思います。以上です。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 先ほどプール授業の質問のときに、プール事故以降、二度と同じ過ちを繰り返さないために南国市ではどのような安全対策を行ってますかという質問をさせていただきましたけども、南国市では児童の死亡事故の重大性を厳粛に受け止め、二度とこのような事故を発生させないという強い決意の下に小学校における水泳授業の安全管理マニュアルを策定したと、現在各学校においてはそのマニュアルに基づいて水泳授業実施前には授業実施者の役割、監視者の役割、人数確認とバディシステムの活用、水位、水温、水質の管理、熱中症対策などのチェックリストを用いた徹底した事前の安全確認を行っているであったり、県主催の研修会に管理職を含む2名が参加し、太陽光の反射による水底の死角、監視者の適切な立ち位置、救命救急法などを実地で検証しており、学校に帰り、全教員に伝達講習を行うことで、学校全体での安全意識の共有とスキル向上を図っていると答弁をいただきました。このように、二度と同じ過ちを繰り返さないために、完璧ではないかもしれませんが、これまでより一層の具体的な取組を行っているというふうに感じます。
ですが、この生活保護業務の再発防止の取組っていうものは、もともと本来行っていて当たり前のことであり、本当に反省を生かしているのか、また本当に再発防止に取り組もうとしているのか、私は疑問が残りました。本来であれば、二度と同じ過ちを繰り返さないために、より一層の具体的な取組を提出するべきではなかったのかと、私はそう感じております。
そして、この今回の件は、市の財政的な実害というものはなかったかもしれませんが、通院費用の未払い、そして生活に困窮する方々への訪問を4年以上も放置し、さらには孤立死を長期間見落としたこと、それ自体が市民の命と人権を軽視した最大の実害であると私は思います。市民の命のセーフティーネットであるべき生活保護行政が最も市民を傷つける結果となったことに対して、業務改善だけでなく、倫理観、それをどう立て直すのか、具体的にお伺いします。
○議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) ケースワーカーは、生活保護制度の適正な運用を担うとともに、被保護世帯の生活状況を継続的に把握し、必要な支援や関係機関との連携を通じて自立を支援する重要な役割を担っております。この重要な役割を怠り不適正な事務執行に至ったことは、コンプライアンス意識の欠如、また組織ガバナンスに問題があったと考えております。改めて、職員研修等を通じてコンプライアンスについて再認識を図るとともに、職場におけるマネジメントの強化に努めてまいります。以上です。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) また、前回3月議会の私の一般質問で、差出人が総務課長の職員の服務規律の徹底についての文書に対して、ニュースや新聞記事になったこれほど大きな事件なので、本来であれば市長自らの発信とすべきではなかったかと、そういった話をさせていただきました。今後二度と同じ過ちを繰り返さないために、今回市長自らが先頭に立って職員全体に対してどのようなこと、行動を行ったか、教えてください。
○議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) 今回の事案につきましては、まず課長会におきまして事案の経過を説明し、業務の適正管理、再発防止を徹底いたしました。また、今回職員の処分が確定したことを受け、6月9日付で市長名で庁内向けに綱紀粛正及び服務規律の徹底の通知を行ったところです。以上です。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 分かりました。
今回のこの事案は、処分をして終わりではなくて、二度と同じ過ちは絶対に繰り返さないこと、そして市民の皆様から信頼を取り戻せて、そこで初めて解決であると思っています。5月30日の新聞に市長は、信頼回復と再発防止に向けて全庁挙げて取り組むとおっしゃっていますが、どのような取組を行うのか、具体的に教えてください。
○議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) 調査を進める中で、職員個人の問題にとどまらず、組織的な業務管理の在り方など、多くの改善すべき課題が顕在化いたしました。今後の取組といたしまして、最前提として、公務員倫理、コンプライアンスについて職員研修等を通じて、職員への再認識を図ります。
次に、組織体制の整備としまして、過重な業務負担とならないよう、人員の適正配置を行うとともに、ケースワーカー、査察指導員が抱えている庶務業務をいま一度整理し、効率的に業務が遂行できる体制づくりに取り組みます。
次に、管理監督体制の強化としまして、県に再発防止策として提出しておりますが、査察指導台帳を用いた進捗管理、そして指導の徹底を図ります。また、同一の査察指導員とケースワーカーの組合せを最長2か年とし、違った視点で指導できる体制といたしました。
次に、職場内での情報共有、支援体制として、ケースワーカーが1人で困難事例を抱え込むことがないよう、定例の係会におきまして、ケースワーカーと査察指導員が困難事例への対応方針や事務処理での注意点等を全員で共有し、業務支援が行えるよう取り組んでおります。また、ケースワーカーの担当地区は、原則毎年度入れ替えることを徹底いたしました。さらに、新任職員は、両隣に経験1年以上の職員を配席し、定期的に席がえをすることにより、複数の経験者から事務処理を会得できるようにしております。改めて業務内容を再点検し、職場内の情報共有、管理監督の徹底を行うことで、再発防止に努めてまいります。
また、これらの取組の進捗状況につきましては、定期的に実施状況の報告を求め、確認を行いたいと考えております。この事案は、福祉事務所のみならず、全庁的なリスクであると認識しております。改めて事案に至った経緯を踏まえ、職場単位での事務手順や進捗管理の徹底、また組織マネジメントがしっかり機能するよう、職員研修等を通じて再発防止に取り組み、市民の皆様から信頼される行政運営に努めてまいります。以上です。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) では、この生活保護行政について、最後にもう一度だけ市長にお伺いしますけれども、本気で再発防止、そして市民への信頼回復のために取り組んでいきますか。
市長が本気で取り組んでいき、本当に市民のための南国市役所となっていこうとする決意があるのであれば、ぜひ私も一緒に協力し、支援させていただきたいと思ってます。けれども、僕だけではもちろん、実力不足というものは認識しています。しかし、ほかの同僚議員の中にも、市長が本気であるならば協力、支援していこう、そう思う方も多くおられると思います。市長の本気の思いを教えてください。
○議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) 行政運営の根幹は、市民の皆様から信頼されることです。信頼されることによりまして、住民の皆さんとの協働の体制が組めるものであるというようにも思っておるところでございまして、それをまず第一に考えていかねばならないというように思っております。今回の事案を個人及び一組織の問題にとどめることなく、組織全体の課題として再発防止策を着実に実行してまいります。今後におきまして、全庁一丸となって綱紀粛正、コンプライアンスの徹底、業務執行体制の強化を進め、市民の皆様から再び信頼を取り戻すことができるよう、強い覚悟を持って取り組んでまいります。以上です。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 分かりました。
市民の皆様から本当に誇ってもらえる、そういう南国市に、そういう南国市役所になるよう、共に頑張ってまいりましょう。そして、職員が市民のために一生懸命働きたいと、そう思える南国市になっていくために、次の職員の離職についての質問に移りたいと思います。
現在の市役所の職員数を教えてください。
○議長(西本良平) 渡部副市長。
○副市長(渡部 靖) 令和8年4月1日現在で、正規職員は466名、会計年度任用職員は450名です。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 令和5年の私の議案質疑のときには、正規職員は466人、会計年度任用職員は382人でしたので、そのときより会計年度任用職員の人数が増えているようで、正規職員と会計年度任用職員では、今はほぼ半々ずつということですね。
今年度4月1日時点の段階で正規職員に2名の欠員があったようですけども、昨年は7月採用試験があったということですが、今年度はなぜ行わないのか、教えてください。
○議長(西本良平) 渡部副市長。
○副市長(渡部 靖) 今年度の中途採用で募集する職種につきましては、行政職として経験者枠、土木技師、保健師、保育士など一定の社会人経験を必要とする職種が多いため、10月採用を実施することといたしました。それで、7月採用につきましては、募集開始時期が2月になり、過去に実施した採用試験におきましても10月採用のほうが社会人経験者の応募が多かったということもありまして、今回10月というふうにしております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ありがとうございます。7月採用試験を行わない理由というのは分かりました。
しかし、欠員が出ているのに補充しないことで、現場の職員に過重労働のしわ寄せが行っていませんか、お伺いします。
○議長(西本良平) 渡部副市長。
○副市長(渡部 靖) それぞれの部署におきまして、繁閑期を考慮しつつ、職員の兼職や代替職員として会計年度任用職員、冒頭で申し上げましたように会計年度任用職員が増えておりますが、そういった形を使いまして補っております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 分かりました。ありがとうございます。
それでは、今の時点で年度途中で辞職する職員が数名いると聞きましたが、何名ほど辞職されるのでしょうか。
○議長(西本良平) 渡部副市長。
○副市長(渡部 靖) 本年度は5名が年度途中に退職、または退職予定となっております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) では、年間で何名の方が退職年齢前に辞職をしておりますでしょうか。
○議長(西本良平) 渡部副市長。
○副市長(渡部 靖) 直近3年間では、令和5年度が13名、令和6年度11名、令和7年度が7名となっております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) では、その辞めてしまう職員の理由というものはどういったものがありますか、教えてください。
○議長(西本良平) 渡部副市長。
○副市長(渡部 靖) 勧奨退職を除きますと、心身の故障や転職を含めほかにやりたいことがあるなどが理由として挙げられます。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ありがとうございます。
また、職員の残業時間が全国自治体の中でも高いという話を聞きましたけれども、残業時間数と全自治体中で何番目に高いのかを教えてください。
○議長(西本良平) 渡部副市長。
○副市長(渡部 靖) 令和7年度地方公共団体の勤務条件等に関する調査、これは令和6年度の時間外勤務の状況になりますが、市区町村1,721団体中17位で、時間外勤務時間は月平均20.8時間となっております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 令和6年度のことだということですけども、1,721団体中17位。これはすばらしい成績なのかなというふうに思うんですけども、これはかなりの過重労働というものになっているんじゃないかなと思っています。これでは心身を壊しかねないのではと感じるんですけども、現在精神的な疾患などにより長期休職、または休職を繰り返している職員はいらっしゃいますか。また、辞職までに至ったという職員だけでなく、現場で限界を迎えている職員の現状について、市の認識をお伺いします。
○議長(西本良平) 渡部副市長。
○副市長(渡部 靖) 本年6月1日現在で、分限休職をしている職員は7名となります。全てが業務多忙を原因とするものではありませんが、業務に応じた適正な定員管理はもとより、メンタルヘルス対策の強化が急務であると考えております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) もちろんそうだと思います。
例えば、辞職の話に戻しますと、50代くらいで退職金もそれなりにあると。なので、年度末で辞職する、そういったことは理解できますけれども、若手や中堅職員が年度途中で南国市役所が嫌になって辞職する、そういったことっていうのは、休職者も含め組織的な問題もあるのではないかなと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(西本良平) 渡部副市長。
○副市長(渡部 靖) 年度途中での自己都合退職は一定数あります。今年度5名のうち3名は、昨年度のうちに退職の申出があったものです。多くは自身のやりたいことがあるといった理由ではありますが、中堅職員の退職が続いており、これは単なる人員減にとどまらず、ノウハウや組織の継承、組織全体の生産性にも影響を与えるものと受け止めております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) そうですよね。中堅職員の途中辞職というものは、職場でもかなりの痛手であるなということはもちろん理解できます。
なので、今後の途中辞職をする職員を減らしていく、そのためにも辞められる職員から理由を聞いて分析、改善というものを行っているのか、お聞きします。
○議長(西本良平) 渡部副市長。
○副市長(渡部 靖) 退職理由につきましては、詳しく総務課のほうでも聞くようにしておりますが、全てを話してもらっているわけではないと感じております。近年公務員の早期退職は全国的な課題となっており、その背景には業務の複雑化や多様化による業務負担の増加や価値観の変化などがあると認識しております。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 私は若手職員などが年度途中で辞職を決意する背景っていうものは、そういったものもあるでしょうけども、職場の人間関係、あるいは業務過多について、上司に相談しても解決しなかった、そういう組織への絶望っていうものもあるのではないかなと思っています。職員が本音を言える相談体制、あるいは人事異動の希望が適切に反映される仕組みになっているか、市長はどのように総括されてますでしょうか。
○議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) 職務経験を踏まえた人材育成、研修機会の充実、管理職のマネジメント力の向上を進め、職員一人一人が意欲を持って働ける環境づくりが必要であると考えております。人事異動の希望につきましては、配属部署については全体の配置からの調整がありますので、全ての職員につきまして希望をかなえることはできないところですが、異動希望の申告書を提出した職員につきましては、令和7年度異動は77.6%、令和8年度は80%の希望がかなう結果となっております。以上です。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) 分かりました。できる限り適材適所の人事をお願いいたしたいなと思っております。
せっかく南国市のために働こうと高い志を持って入庁した若手職員が、僅か数年で、しかも年度途中に辞めてしまうことは、本市にとっても極めて大きな損失であると思います。これまでは試験をして採用する、そのことばかりに注力してきたのかもしれませんけれども、これからは採用した職員を大切に育て定着させる、そして離職を防ぐための職場環境づくりへ市長自らがかじを切るべきと考えますが、見解を伺います。
○議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) 近年地方公務員を取り巻く環境は大きく変化しておりまして、若手、中堅職員の早期退職は、多くの自治体におきまして人材確保、人材定着の観点から重要な課題となっております。この状況を踏まえ、職員が安心して働き続けられる環境づくりを基本とし、適正な定員管理や業務改善による時間外勤務の削減など、負担軽減に一層取り組む必要があります。また、新しく採用した職員につきましては、研修やOJTなどによりまして、長い目でサポートしていく必要性もあるのではないかというように思います。職員の定着は、安定した行政運営と市民サービスの維持向上につながる重要な課題でありますので、職員の声も丁寧に把握しながら、働きがいと働きやすさを両立できる組織づくりを進めてまいります。以上です。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ありがとうございます。
これまでの市長の答弁の中で、職員一人一人が意欲を持って働ける環境づくりが必要であると考えていると、また職員の声も丁寧に把握しながら働きがいと働きやすさを両立できる組織づくりを進めていくと答弁をいただきましたが、まさにそのとおりだと本当に思います。
そこで、先ほど学校のプール授業の最後に話しました職員アイデアボックスを提案させていただければなと思っております。
やはり職員のアイデアや声、思いというものがしっかりと業務として反映されれば、働きがいができ、仕事も積極的に取り組んでいけるきっかけにもなろうかと思います。もちろん若手職員の声を届けていくという意味では、労働組合、南国市には2つ組合がありますけど、そこに入って組合を通じて声を届けてもらう、そういったことも本当に大事なんですけども、なかなか今は組合に加入する若手職員も少なくなってきているようです。このアイデアボックスというものを設置することで、先ほど市長がおっしゃった職員一人一人が意欲を持って働ける環境づくりというものにもなるかと思いますので、ぜひ市長、職員アイデアボックスというものを設置してみませんでしょうか、お考えをお聞かせください。
○議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) 私も仕事をする上では、常に職員の皆様と風通しのいい関係をつくっていきたいという思いがありまして、日々そういうふうに努めておるところではございます。ただ、それが全ての職員かといいますと、なかなかそういった行動が行き渡らないのが現実でございまして、今御提案いただきました職員の意見を集めるそのアイデアボックスということにつきまして、ぜひともその活用を含め、どうやったら職員の声を生かせられるのかなということを検討したいというように思います。以上です。
○議長(西本良平) 松本信之助議員。
○3番(松本信之助) ぜひ前向きに御検討いただければと思います。
市民のためを思った職員の声というものが反映されるということは、その職員の働きがいや積極性を生み、また本当に風通しのいい職場にもなっていくんだろうなというふうに思っています。風通しのいい職場づくりというのは、職務怠慢も生みにくくするのではないのかな、そして何よりも市民サービスの向上につながっていく、そう思っています。生活保護行政の最後にも言いましたけれども、本当に職員が市民のために一生懸命働きたいと思える南国市になり、市民の皆様から誇ってもらえる南国市役所になるよう共に頑張ってまいりましょうとお伝えさせていただいて、私の今回の一般質問を終了させていただきます。どうもありがとうございました。





