議会議事録
一般質問2日目(土居恒夫)
質問者:土居恒夫
答弁者:市長、教育長、関係課長
○議長(西本良平) 16番土居恒夫議員。
〔16番 土居恒夫議員発言席〕
○16番(土居恒夫) みらいの会の2番目の土居恒夫です。
新しく課長になられて、そこに長い時間座っておられて大変でしょうけども、これも議員のみんなの市に対する意見ですんで、人ごとと考えずに、我が身と思って聞いてください。よろしくお願いします。
それでは、今回の今議会の質問で、観光行政、ランドセルをランドリュックに、それから市民サービス、最後に消防職員及び団員の消防活動における発がん防止対策について、順次質問をさせていただきます。
まず最初に、観光行政につきまして質問をしたいと思います。
本市には、あくまで私の個人的意見ですが、いわゆる風光明媚な土地もないような、私の個人ですんで、思います。ないに等しいと私は思っております。そこで、南国市の観光地に対し、担当課長はどのような御意見を持たれているか、お聞かせください。
○議長(西本良平) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 南国市における、風光明媚な観光地と言えるか分かりませんけれども、まずは国史跡にも指定されております岡豊山が思い浮かぶところでございます。長宗我部氏の居城跡でもあり、頂上部の詰めに立ちますと、眼下に広大な香長平野が一望でき、遠く太平洋を望むことができますし、春の時期には満開の桜を楽しむことができるものでございます。
また、四国霊場の札所の一つ禅師峰寺も海岸沿いの小高い山の上にあり、太平洋の爽快な眺めを堪能することができます。特に、日の光で真っ赤に輝く太平洋から昇る日の出は大変美しいとお聞きしております。また、かつて弘法大師も訪れたと伝えられる高さ30メートル、3段に分かれて流れ落ちる市の名勝毘沙門の滝や、水量豊かな落差30メートルの段瀑で、2段目の滝つぼが特に大きい瀬戸の滝もございます。この瀬戸の滝の近くには、2本の杉の木の枝が水平に連結し、鳥居のようになっていることで、自然の神秘さを感じさせる鳥居杉などもございますことから、風光明媚な観光地もまた南国市にもあるのではないかと思うところでございます。以上でございます。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。ただ、今言われた残念ながら禅師峰寺のことで、聞いておりますとか、実際に行って、担当課長である者が観光地、いわゆるそういうところを訪ねてくるというのも一つの課長の役目だと私は思います。
そこで、決してないものねだりをするつもりではないですけども、せっかく今言われた以外にも本市には眠っている観光資源があると思います。この観光資源を現代の技術によって掘り起こし、新しい発信をしながら、多くの市民、そして県外の観光客、あるいはインバウンドの方に南国市を再発見してもらうために質問をしたいと思います。
本市に、今さらですが、今言われました観光地以外にも、最近では古代役所の跡の若宮ノ東、あるいは比江廃寺跡とか、紀貫之の国衙跡、そして長宗我部元親の居城岡豊城、それから現代の戦時遺構であります前浜の掩体壕など、歴史的に非常に高い資源が点在していると思います。しかし、その多くは建物が御存じのように現存しておらず、居城に行っても何も自分で思い浮かべるしかすべがありません。
そこで、訪れた観光客の方々に、ぜひ当時の姿や歴史のロマンを視覚的に体感できる、いわゆるARを作って、やってみてはどうかということが今回の質問です。これらは、目に見えるシンボルがない史跡で、観光客の誘客や解説の取組につきまして、現状とどのような課題認識を持たれているかお聞きします。
○議長(西本良平) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 本市におきましては、議員がおっしゃるとおり、国指定史跡の土佐国分寺跡や比江廃寺塔跡、岡豊城跡、野中廃寺跡など、建物等は現存しないものの、極めて高い価値を待つ歴史資源がございます。これら目に見えるシンボルがない史跡をPRし、本市に興味を持っていただくためには、その史跡の価値を分かりやすく伝えるストーリー作りと、そのストーリーを伝える解説看板等の設置が重要だと考えております。解説看板等においては、どのような内容を掲載するか、設置できる場所があるか、設置費用等の課題もありますが、未整備の場所に対し、一つ一つ整備していく必要があるものと考えております。以上でございます。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
それらの目に見えるシンプルな遺跡につきまして、復元には大変膨大な費用と時間がかかります。しかも、岡豊城になりますと、法的なものがありますから建てることは不可能です。そこで、スマートフォンの普及や通信技術の向上により、例えば現地の風景に当時の建物を重ね合わせているような表示をする、AR、いわゆる拡張現実を用いた観光資源化が全国で成功を収めています。具体例を挙げますと、織田信長の安土城では、天守や本丸御殿が360度のパノラマで画面上によみがえったり、石垣しか残っていない米子城でも、同様にARで再現しているようです。
例えばですが、岡豊城でも元親時代の天守ややぐらの再現、あるいは紀貫之邸の国衙の当時の様子の再現とか、古きよき時代へと見る人をいざなえることになると思います。ARで再現することで、点在する史跡をつなぐ、例えば南国市歴史周遊ARルートなどが構築できると思います。これによりまして、若者やファミリー層、さらには小中学生の郷土教育への活用など、多面的な効果が期待されると思います。
そこで、本市では、高知高専の学生たちが木造の掩体壕をARで再現してくれるということもやられておりました。これを学生の研究だけにとどめずに、観光、あるいは平和学習の施策として社会実装をすべきではないでしょうか。観光庁、あるいは文化庁では、文化資源活用事業の補助金もあり、ARを活用できるとなってるようです。本市には、古代の遺跡や邪馬台国説といった、最近ではそういうロマンの話がいっぱい出てきております。観光振興と教育文化財保護が連携したデジタル施策について、市長のお考えをお聞かせください。
○議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) 本市には、議員がおっしゃるとおり、古代から中世、近代、そして現代の戦争遺跡に至るまで、歴史ロマンに満ちあふれた貴重な文化財が数多く存在しており、これらは次世代へ継承すべき重要な財産だと思っております。
議員からの安土城や米子城におけるARの成功事例や、本市における高知高専生による木造掩体壕のARでの再現事例を生かし、文化庁の文化資源活用事業費補助金の活用による費用面も考慮した上で、市内に点在する史跡をつなぐ南国市歴史周遊ARルートを構築する、最先端のデジタル技術を活用した取組につきましては、大変魅力的な提案であるというように思うところでございます。
一方では、システム構築後のスマートフォン等におけますOSアップデートに対応するためのシステム改修や、機器の維持管理費など、導入時のイニシャルコストに加え、ランニングコストについても考慮する必要もあるかと考えるところでございます。現時点では、大変厳しい財政状況を踏まえますと、今読み切れない維持管理コストを伴う大規模なARルートの構築等の施策は、まずは研究をしながら、今の時点では解説看板の充実といったソフト面の施策から進めたほうがよいのではというように思うところでございます。
本市における目に見えるシンボルがない史跡において、この歴史資源の魅力を伝えるには、南国市観光案内人の会の存在が大きな強みになるのではないかと思うところであります。昨年でも、後免町のまち歩きガイドなど観光案内人の会の方々の観光ガイドが、多くの観光客に利用され、高評価を得たとお聞きしております。現地の空気感の中、観光ガイドの皆様による軽快なトークや、熱の籠もった解説に耳を傾けていただくことで、観光客や子供たちは、自らの想像力で、当時の壮大な光景を自由かつ豊かに膨らませてきたのではないかと思うところでございます。そして、想像力を働かせる余白もまた歴史ロマンの醍醐味であり、人と人との交流が生む感動は、何物にも代え難い教育的、観光的価値を持っているのではないかと思うところでございます。以上です。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
本当におっしゃるとおり、目に見えないものを想像する力、いわゆるイマジネーションが非常に大事だと思います。しかし、そこはそれまでの何か、それまでの例えば紀貫之邸を、じゃあ君ら子供たちに言うたときに、それを想像できるかちゅうんはちょっと難しいところもあると思うんです。それはビジュアルで、こういうところがありましたということで、例えばその時代に貫之が馬に乗って、あるいは横に座って和歌を詠んでるとかというふうなこともあればそれ以上にビジュアルがまた膨らむと思いますんで、今先ほど言いました観光庁とか文化庁で、見たら多分いろんな補助金があるようなんで、ぜひまた活用して、せっかく目に見えないシンボルがある宝物が眠ってますんで、南国市に生かせる観光行政をぜひ取っていただきたいと思って、次の質問に入ります。
次に、ここからの質問は、昨日も何人かの方が行政視察に行かれて、あしたからもその話も出ると思いますけども、私が直接行政視察に行ったときの話というか、ちょっと横道にそれた話から、そこから発展、気がついたことがありますんで、何点か質問させていただきたいと思います。
先月、総務常任委員会で行政視察に行かせていただきました。2問目のランドセルをランドリュックということについて質問をしたいと思います。
これは、視察3日目のちょうど米原市の朝、早朝に散歩に出かけてまして、米原市はいわゆる中山道と北陸道の分岐点に当たる大変古い町並みが存在しております。その町並みを少し散歩しようと思って行っておりますと、いろんな家、その家の中から子供たちが飛び出してきまして、その背中には黄色いリュックサックを背負った子供がいっぱい出てきたわけです。これは何だろうと思って、その辻に集まっている子供に聞きますと、これは何と言うたら、ううんというような顔をして、リュックサック、これをずっと、じゃあ君らは6年間リュックサックかねと言うたら、そうですっていって、みんなやってたわけです。これで、ああ、これは何かいいなと思いまして、従来の登校風景とは少し違うんで、これはと思って調べてみますと、なぜ米原市がなったのかと背景、あるいはそのほかにもないのかといろいろ調べてみますと、少しちょっと興味のある点がありましたので、今回の質問に至っております。
これは、どうも軽さとか機能性、そして経済的に大変有利じゃないかと思いました。ですから、これを本市の小学生、まず子供、1年生がランドセルを背負ってる重量負担につきまして、教育委員会としてどのような課題認識を持たれているか。また、その重量負担の対策などについてございましたらお聞かせください。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 文部科学省が推奨する理想的なかばんの重さは、体重の10%程度とされております。教科書や水筒、タブレット端末などを入れると、総重量が3から5キロ程度になることもあり、成長期の子供の体に負担となっていることを認識しております。
そこで、南国市教育委員会は、2018年9月に文科省から出された児童生徒の携行品に係る配慮についての通達を受けまして、市内各校に、教科書や副教材を学校に置いて帰ることの許可、持ち物の分散化、配付物の工夫、携行品の重さや量について定期的な見直しなどをしております。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
教科書や副教材を置いて帰る、いわゆる置き勉であると思いますけども、これは置き勉も大変重要、有効な手段で、いいことだと思いますが、これより実際には、教科書以外に最近ではタブレット端末、そして水筒とか筆箱、連絡袋、そして体操服、それから水泳でも始まりますと、水着やタオルなど大変いっぱいの荷物を抱えて、月曜日あたりには通学する子供たちを毎日見かけます。置き勉だけでは解決できない荷物が多いのが現状だと思われます。ランドセルそのものの重さが1から1.5キロということで認識もされてるようですけども、総重量がこれは全部4から6キロぐらいになると書かれてます。ランドセル工業会によりますと、小学1年生は3.6キロ、1年生の平均体重が16キロらしくて、体重の約2割の重さの荷物を背中に負って運んでいるということです。
そこで、本市として、子供たちの通学時のランドセルの重さを学年別に調査しまして、実態把握をしている必要があると思いますけども、そのようなことをされてるんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) これにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、文部科学省からの通達を受け、各学年で児童生徒の携行品の負担軽減を図るために、現状教科書や教材の学校保管が積極的に行われていますので、通学時のランドセルの学年別調査につきましては、教育委員会としては正直あまり必要性を感じておりません。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) 大変残念ですけども、その認識はないということで。
では、私は実際保護者から、今度は重いのはともかく、ランドセルにつきまして、非常にランドセルが高いと。高いけども、周囲の目があってどうしても買わざるを得ないという声も聞きます。その反面、じいちゃんばあちゃんが買ってくれるという御家庭もありますでしょう。しかし、近年ランドセルの高級化とか、あるいはデザインの多様化で格差を生んで、競争的にランドセルを買ってるような現状もあるのではないかと推測されます。
ここで確認ですけども、南国市の公立小学校で、通学かばんとしてのランドセルの指定はあるんでしょうか。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 南国市として通学かばんにランドセルを使うとか、そちらのほうは全然自由になっております。以上でございます。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
では、ランドセル通学というのは、いわゆるローカルルールのようなものだということで、昔から私なんかもそうですけど、疑問も持たずにずっと今まで続いてるということなのですね。
ところが、近年ランドセルからランドリュックということで、自治体主導で変化が進んでるようです。私が見た米原市では先進的な取組をしていたわけで、ではなぜランドリュックの導入が全国に広がっているのか、その理由を調べてみました。1つ目は、今先ほど言いましたランドセルの高額化、2つ目は低学年の身体負担、3つ目は安全性、4つ目は家庭の不公平といった課題があるようです。本市でも、同様の課題は存在しているはずです。
そして、今度広がってきている要因の一つとしまして、アウトドア用品メーカーのモンベルがランドリュックに参入しまして、商品開発をしているようです。モンベルの参入は、重さ、高額化、現代の教科量にランドセルが時代に合っていないことを、個人感覚ではなく企業も認識して、このことで開発をしたことを物語ってるわけです。アウトドア感覚で6年間も使用可能な、防水性、フィット性が高く、軽く、安い、丈夫な商品を開発しているようです。モンベルは、文化を壊すのではなく、選択肢を増やすことを提唱しております。
そこで提案ですが、意見交換会ができるような、例えば南国市PTA連絡協議会などの場で通学かばんの在り方を検討してみてはどうでしょうか。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 教育委員会主導で、南国市PTA連絡協議会などの場で通学かばんの在り方を検討してみることは、南国市として通学かばんを指定すること、つまりランドセルは望ましくないという誤ったメッセージにつながってしまうところは危惧するところです。しかし最近は、議員御紹介のように、ランドリュックなど軽量で金額的にも負担が軽減される商品も出ており、それらを選択される御家庭も増えております。これらのリュックの使用をPTAが推奨、宣伝していくことはよいことではないかと考えております。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
私も、だからランドセルは望ましくないと言ってるつもりじゃありませんので、そこの辺りはちゃんと理解されて、その提唱をぜひやっていただきたいと思います。子供たちの身体負担を軽減し、家庭の経済負担を減らして教育の公平性を高めるため、本市でも通学かばんの選択肢を広げる議論を進めていただきたいと思いますが、この私の質問に対しまして教育長の御意見をお聞かせください。
○議長(西本良平) 教育長。
○教育長(竹内信人) 子供たちの身体負担の軽減とか、また家庭の経済負担を考えていくということは、とても大切であるというふうに認識をしております。先ほど、学校教育課長が答弁いたしましたように、こういった情報を発信していくことというのは可能だと考えます。通学かばんについては、市として特別に指定をしているわけではございませんので、家庭の選択肢を増やす意味においては、大変参考になるものではないかというふうに考えております。以上です。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
自治体によっては、ランドリュックを1年生に無料で配布しているような、財政の豊かなところはあるようですけども、考えてみますと、南国市でも子供が、今新入学生が多くて200人としますと、1万5,000円ぐらいであるらしいんで、7,500円を負担しましても、半額負担してリュックサックを渡しても、さほどの、さほどと言われんか、負担にならないと思いますんで、選択肢の一つとしましてぜひとも御検討をよろしくお願いいたします。
続きまして3問目に、市民サービスということで、市民サービスにはいろいろありますけども、今回公民館の予約システム、そして道路の通報システムということで、2点に絞ってお聞きいたします。
最初の公民館の予約システムにつきましては、昨日の山本議員のAI……。何でしたかね。何やったっけ。アドバンスじゃないわ。
(「エージェント」と呼ぶ者あり)
エージェント。AIエージェントの中でも前向きに検討されて、予約システムをやるということでございますけども、本当に今現在でも、地元の公民館のことを例に挙げますと、大変恥ずかしいことですけども、書いた紙がありまして、まず館長に電話する。あるいは、その館長は土日7時以降には電話したらいかんとか、それに電話して予約を取ってくれと。その次、予約を取ったどうするかというたら、その書いた紙を市役所まで届けてくれと、そういうふうな予約システム状況になってるんですよね。
この問題、このことは前から気になってまして、近隣市の香美市とか香南市を見てみますと、既にもう予約システム、パソコンでできるようなシステムを既にやってるわけです。しかも、進んでるところは、鍵も全部取りに行かなくても、自動的に鍵も開くようなシステムをやってるようで、ぜひとも一日も早くこの検証をされて、予約システムが市民のために使いやすい公民館にできるような、予約状況ができるようなことをぜひとも取っていただきたいと思います。
それから、じゃあ次に市民サービスの2つ目に、道路の通報システムにつきまして質問いたします。
近年、道路の陥没や舗装の損傷、倒木、側溝の不具合などにつきまして、市民から迅速に情報提供を受けることが道路の安全確保において重要となっております。様々な通報手段があると思います。せんだっての行政視察のときでも、豊橋駅の構内に、大きなスクリーンに豊橋市道路通報情報システムというPR画面がありまして、QRコードがあって、この情報を送ってくれとかというようなこともありました。
そこでお伺いしますけども、現在本市では、道路の異状や損傷につきまして、それに関する情報をどのような手段で受け付けておりますでしょうか。
○議長(西本良平) 建設課長。
○建設課長(山崎浩司) 道路の異状や損傷につきましては、建設課職員による日常的なパトロールに加え、市民の皆様から来庁や電話による情報、ホームページからのメールなど、様々な手段により情報を把握しております。また、令和6年3月から、国土交通省の道路緊急ダイヤル#9910において、LINEによる通報システムが運用されております。住民の皆様からLINEで通報いただいた情報は、道路管理者ごとに振り分けられ、関係自治体に情報が共有される仕組みとなっておりますので、本市建設課のほうへもその情報が入ってきております。以上です。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
私も知りませんでしたけども、そのようなことがあるということなんで、この通報システムの存在を知らない方が市民には多いと思いますけども、このことをもっと十分に周知されてることで、今後どのようなお考えを持たれているか、よろしくお願いします。
○議長(西本良平) 建設課長。
○建設課長(山崎浩司) 道路緊急ダイヤル#9910のLINEによる通報システムにつきましては、現時点では十分に周知が行き届いてない面があるものと認識しております。今後は、市ホームページや広報等を活用し、通報制度の周知に努めることで、市民の利便性向上と迅速な道路異状の把握につなげていきたいと思います。以上です。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。ぜひともよろしくお願いします。
この中には、迷惑な方もひょっとおるかも分かりませんけども、ここは丁寧に対応されることをぜひともよろしくお願いいたします。
最後に4問目ですけども、消防職員及び団員の消防活動における発がん防止対策についてお聞きいたします。これも、行政視察の折、湖西市の消防署で見て、新しい館内、庁舎を見せていただきまして、丁寧な説明を受けた中にちょっとポスターが目に入りまして、これでなぜかと思って質問したいと思います。
このポスターには、消防士にがんが多いと。除染で守る命と健康と書かれておりました。これはなぜかということですけども、どうも調べてみますとうなずける点が出てきました。なぜか。そこで、苛酷な現場で市民の命と財産を守ってくれている消防職員及び団員さんが、がんに侵されては大変な事案と思いまして、今回の質問をします。
国際がん研究機関が、2022年に消防士の職務暴露を、「ヒトに対して発がん性」グループとして公式認定しています。なぜなら、消防士は火災現場や救助活動において、単一の物質だけではなく、無数の有害物質の複雑な混合物を同時に暴露されているためだそうです。つまり、火災時の燃焼生成物には、有害なベンゼンや粒子状物質があり、また古い建材にはアスベストが含まれているなど、それぞれに危険性があるわけです。また、泡消火剤や難燃剤に含まれる残留性有機汚染物質、ディーゼルエンジンの排気ガスなどの化学物質に加え、交代勤務による睡眠リズムの乱れ、熱ストレス、紫外線といった環境勤務要因も健康リスクとして挙げられます。
では、この現状につきましてお聞きいたします。火災現場ではどのような対策を取られているか、まずお聞きいたします。
○議長(西本良平) 消防長。
○消防長(三谷洋亮) 火災現場での活動については、防火ヘルメット、防火服、手袋、防火靴、呼吸器を必ず装着いたしております。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
それでは、帰署後にはどのような対策をされているか、お聞きいたします。
○議長(西本良平) 消防長。
○消防長(三谷洋亮) 消火活動後は、車両に乗り込む前に、簡易ではありますが火災現場除染キット(ウルトラファインバブル発生装置)と呼ばれる、ホースの先につけるシャワーのような資機材を車両に載せておりますので、防火服等を着た状態で全身を洗浄することにより、化学物質等の汚れを落としてから帰署するようにしております。また、帰署後はマスクを装着し、車両内の使用資機材についても清掃を行い、防火服についても再度入念に洗浄し、消防本部内の乾燥室で乾燥させて、次の出動に備えております。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
そして、予防のためには、組織的な啓発と運用が大事だと思われます。そこで、例えば本部や団で火災現場活動後の除染対応マニュアルなどを策定し、安全管理の基準を可視化することも大切だと思われますが、いかがでしょうか。
○議長(西本良平) 消防長。
○消防長(三谷洋亮) 現場職員に確認しますと、シャワーによって洗浄するだけでは有害物質が全て取り除けないという情報もあり、以前防火服洗浄機を予算計上するために、見積り徴取をいたしました。設置費用等を含めると高額であるため、予算要求をしなかったということです。現在、火災現場活動後の除染マニュアルの作成を検討中ということで、できる範囲内での除染を入念に行っていきたいと考えております。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。大変高額なものがかかるということですけども、湖西市では新しかったですから緊防債だと思いますけども、それを使って大変立派な洗浄機とかがありました。
では、組織的な啓発と運用につきまして伺いました。それ以外、健康診断とか、そのようなことが欠かせないと思います。消防庁も、大学と共同で暴露実態調査を開始しているようですが、つきましては消防特有の発がんリスクを考慮した定期健診や、退職後も含めた長期的な健康フォローアップ体制の構築が大切ではないかと思います。現在の取組につきまして、そして今後の見通しにつきましてお聞かせください。
○議長(西本良平) 消防長。
○消防長(三谷洋亮) 発がん性のリスクを考慮した定期健診や、退職後も含めた長期的なフォローアップ体制の構築については現在行っておりませんので、先行事例等を調査していきたいと思います。
また、労働安全衛生法により、消防職員等、深夜業務に従事する者は、6か月以内ごとに1回定期的に健康診断を実施することが義務づけられておりますので、個人で受診する人間ドック等とは別に、公費で健康診断を行っております。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
近年、これに輪をかけて熱中症とか、その辺の苛酷な労働条件にあります。火災による犠牲者を一人も出さないこと、そして使命感に燃え、任務を終えました消防職員及び団員の皆さんの健康と命を守ることは、極めて重要となってきます。現場活動後の除染対策を徹底し、発がんリスクから身を守るためには、具体的な支援が必要だと思います。
最後に、市長に、これら消防職員、団員の健康を守るための除染対策の推進につきまして、今後の施策などの御見解をお聞かせください。
○議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) このたびの土居議員の御質問により、初めてそのような問題があることを知ったところであります。消火活動時に発生する有害物質が、消防職員の健康被害を及ぼすということでありますが、効果的な除染を行うにはどのような対策があるのか、現在のところ情報が少ないと聞いておりますので、まずは全国的な対策の調査を行いたいと考えております。以上です。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
いろんな面から今回も質問をさせていただきました。これで私の質問を終わります。どうもありがとうございました。
答弁者:市長、教育長、関係課長
○議長(西本良平) 16番土居恒夫議員。
〔16番 土居恒夫議員発言席〕
○16番(土居恒夫) みらいの会の2番目の土居恒夫です。
新しく課長になられて、そこに長い時間座っておられて大変でしょうけども、これも議員のみんなの市に対する意見ですんで、人ごとと考えずに、我が身と思って聞いてください。よろしくお願いします。
それでは、今回の今議会の質問で、観光行政、ランドセルをランドリュックに、それから市民サービス、最後に消防職員及び団員の消防活動における発がん防止対策について、順次質問をさせていただきます。
まず最初に、観光行政につきまして質問をしたいと思います。
本市には、あくまで私の個人的意見ですが、いわゆる風光明媚な土地もないような、私の個人ですんで、思います。ないに等しいと私は思っております。そこで、南国市の観光地に対し、担当課長はどのような御意見を持たれているか、お聞かせください。
○議長(西本良平) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 南国市における、風光明媚な観光地と言えるか分かりませんけれども、まずは国史跡にも指定されております岡豊山が思い浮かぶところでございます。長宗我部氏の居城跡でもあり、頂上部の詰めに立ちますと、眼下に広大な香長平野が一望でき、遠く太平洋を望むことができますし、春の時期には満開の桜を楽しむことができるものでございます。
また、四国霊場の札所の一つ禅師峰寺も海岸沿いの小高い山の上にあり、太平洋の爽快な眺めを堪能することができます。特に、日の光で真っ赤に輝く太平洋から昇る日の出は大変美しいとお聞きしております。また、かつて弘法大師も訪れたと伝えられる高さ30メートル、3段に分かれて流れ落ちる市の名勝毘沙門の滝や、水量豊かな落差30メートルの段瀑で、2段目の滝つぼが特に大きい瀬戸の滝もございます。この瀬戸の滝の近くには、2本の杉の木の枝が水平に連結し、鳥居のようになっていることで、自然の神秘さを感じさせる鳥居杉などもございますことから、風光明媚な観光地もまた南国市にもあるのではないかと思うところでございます。以上でございます。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。ただ、今言われた残念ながら禅師峰寺のことで、聞いておりますとか、実際に行って、担当課長である者が観光地、いわゆるそういうところを訪ねてくるというのも一つの課長の役目だと私は思います。
そこで、決してないものねだりをするつもりではないですけども、せっかく今言われた以外にも本市には眠っている観光資源があると思います。この観光資源を現代の技術によって掘り起こし、新しい発信をしながら、多くの市民、そして県外の観光客、あるいはインバウンドの方に南国市を再発見してもらうために質問をしたいと思います。
本市に、今さらですが、今言われました観光地以外にも、最近では古代役所の跡の若宮ノ東、あるいは比江廃寺跡とか、紀貫之の国衙跡、そして長宗我部元親の居城岡豊城、それから現代の戦時遺構であります前浜の掩体壕など、歴史的に非常に高い資源が点在していると思います。しかし、その多くは建物が御存じのように現存しておらず、居城に行っても何も自分で思い浮かべるしかすべがありません。
そこで、訪れた観光客の方々に、ぜひ当時の姿や歴史のロマンを視覚的に体感できる、いわゆるARを作って、やってみてはどうかということが今回の質問です。これらは、目に見えるシンボルがない史跡で、観光客の誘客や解説の取組につきまして、現状とどのような課題認識を持たれているかお聞きします。
○議長(西本良平) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 本市におきましては、議員がおっしゃるとおり、国指定史跡の土佐国分寺跡や比江廃寺塔跡、岡豊城跡、野中廃寺跡など、建物等は現存しないものの、極めて高い価値を待つ歴史資源がございます。これら目に見えるシンボルがない史跡をPRし、本市に興味を持っていただくためには、その史跡の価値を分かりやすく伝えるストーリー作りと、そのストーリーを伝える解説看板等の設置が重要だと考えております。解説看板等においては、どのような内容を掲載するか、設置できる場所があるか、設置費用等の課題もありますが、未整備の場所に対し、一つ一つ整備していく必要があるものと考えております。以上でございます。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
それらの目に見えるシンプルな遺跡につきまして、復元には大変膨大な費用と時間がかかります。しかも、岡豊城になりますと、法的なものがありますから建てることは不可能です。そこで、スマートフォンの普及や通信技術の向上により、例えば現地の風景に当時の建物を重ね合わせているような表示をする、AR、いわゆる拡張現実を用いた観光資源化が全国で成功を収めています。具体例を挙げますと、織田信長の安土城では、天守や本丸御殿が360度のパノラマで画面上によみがえったり、石垣しか残っていない米子城でも、同様にARで再現しているようです。
例えばですが、岡豊城でも元親時代の天守ややぐらの再現、あるいは紀貫之邸の国衙の当時の様子の再現とか、古きよき時代へと見る人をいざなえることになると思います。ARで再現することで、点在する史跡をつなぐ、例えば南国市歴史周遊ARルートなどが構築できると思います。これによりまして、若者やファミリー層、さらには小中学生の郷土教育への活用など、多面的な効果が期待されると思います。
そこで、本市では、高知高専の学生たちが木造の掩体壕をARで再現してくれるということもやられておりました。これを学生の研究だけにとどめずに、観光、あるいは平和学習の施策として社会実装をすべきではないでしょうか。観光庁、あるいは文化庁では、文化資源活用事業の補助金もあり、ARを活用できるとなってるようです。本市には、古代の遺跡や邪馬台国説といった、最近ではそういうロマンの話がいっぱい出てきております。観光振興と教育文化財保護が連携したデジタル施策について、市長のお考えをお聞かせください。
○議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) 本市には、議員がおっしゃるとおり、古代から中世、近代、そして現代の戦争遺跡に至るまで、歴史ロマンに満ちあふれた貴重な文化財が数多く存在しており、これらは次世代へ継承すべき重要な財産だと思っております。
議員からの安土城や米子城におけるARの成功事例や、本市における高知高専生による木造掩体壕のARでの再現事例を生かし、文化庁の文化資源活用事業費補助金の活用による費用面も考慮した上で、市内に点在する史跡をつなぐ南国市歴史周遊ARルートを構築する、最先端のデジタル技術を活用した取組につきましては、大変魅力的な提案であるというように思うところでございます。
一方では、システム構築後のスマートフォン等におけますOSアップデートに対応するためのシステム改修や、機器の維持管理費など、導入時のイニシャルコストに加え、ランニングコストについても考慮する必要もあるかと考えるところでございます。現時点では、大変厳しい財政状況を踏まえますと、今読み切れない維持管理コストを伴う大規模なARルートの構築等の施策は、まずは研究をしながら、今の時点では解説看板の充実といったソフト面の施策から進めたほうがよいのではというように思うところでございます。
本市における目に見えるシンボルがない史跡において、この歴史資源の魅力を伝えるには、南国市観光案内人の会の存在が大きな強みになるのではないかと思うところであります。昨年でも、後免町のまち歩きガイドなど観光案内人の会の方々の観光ガイドが、多くの観光客に利用され、高評価を得たとお聞きしております。現地の空気感の中、観光ガイドの皆様による軽快なトークや、熱の籠もった解説に耳を傾けていただくことで、観光客や子供たちは、自らの想像力で、当時の壮大な光景を自由かつ豊かに膨らませてきたのではないかと思うところでございます。そして、想像力を働かせる余白もまた歴史ロマンの醍醐味であり、人と人との交流が生む感動は、何物にも代え難い教育的、観光的価値を持っているのではないかと思うところでございます。以上です。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
本当におっしゃるとおり、目に見えないものを想像する力、いわゆるイマジネーションが非常に大事だと思います。しかし、そこはそれまでの何か、それまでの例えば紀貫之邸を、じゃあ君ら子供たちに言うたときに、それを想像できるかちゅうんはちょっと難しいところもあると思うんです。それはビジュアルで、こういうところがありましたということで、例えばその時代に貫之が馬に乗って、あるいは横に座って和歌を詠んでるとかというふうなこともあればそれ以上にビジュアルがまた膨らむと思いますんで、今先ほど言いました観光庁とか文化庁で、見たら多分いろんな補助金があるようなんで、ぜひまた活用して、せっかく目に見えないシンボルがある宝物が眠ってますんで、南国市に生かせる観光行政をぜひ取っていただきたいと思って、次の質問に入ります。
次に、ここからの質問は、昨日も何人かの方が行政視察に行かれて、あしたからもその話も出ると思いますけども、私が直接行政視察に行ったときの話というか、ちょっと横道にそれた話から、そこから発展、気がついたことがありますんで、何点か質問させていただきたいと思います。
先月、総務常任委員会で行政視察に行かせていただきました。2問目のランドセルをランドリュックということについて質問をしたいと思います。
これは、視察3日目のちょうど米原市の朝、早朝に散歩に出かけてまして、米原市はいわゆる中山道と北陸道の分岐点に当たる大変古い町並みが存在しております。その町並みを少し散歩しようと思って行っておりますと、いろんな家、その家の中から子供たちが飛び出してきまして、その背中には黄色いリュックサックを背負った子供がいっぱい出てきたわけです。これは何だろうと思って、その辻に集まっている子供に聞きますと、これは何と言うたら、ううんというような顔をして、リュックサック、これをずっと、じゃあ君らは6年間リュックサックかねと言うたら、そうですっていって、みんなやってたわけです。これで、ああ、これは何かいいなと思いまして、従来の登校風景とは少し違うんで、これはと思って調べてみますと、なぜ米原市がなったのかと背景、あるいはそのほかにもないのかといろいろ調べてみますと、少しちょっと興味のある点がありましたので、今回の質問に至っております。
これは、どうも軽さとか機能性、そして経済的に大変有利じゃないかと思いました。ですから、これを本市の小学生、まず子供、1年生がランドセルを背負ってる重量負担につきまして、教育委員会としてどのような課題認識を持たれているか。また、その重量負担の対策などについてございましたらお聞かせください。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 文部科学省が推奨する理想的なかばんの重さは、体重の10%程度とされております。教科書や水筒、タブレット端末などを入れると、総重量が3から5キロ程度になることもあり、成長期の子供の体に負担となっていることを認識しております。
そこで、南国市教育委員会は、2018年9月に文科省から出された児童生徒の携行品に係る配慮についての通達を受けまして、市内各校に、教科書や副教材を学校に置いて帰ることの許可、持ち物の分散化、配付物の工夫、携行品の重さや量について定期的な見直しなどをしております。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
教科書や副教材を置いて帰る、いわゆる置き勉であると思いますけども、これは置き勉も大変重要、有効な手段で、いいことだと思いますが、これより実際には、教科書以外に最近ではタブレット端末、そして水筒とか筆箱、連絡袋、そして体操服、それから水泳でも始まりますと、水着やタオルなど大変いっぱいの荷物を抱えて、月曜日あたりには通学する子供たちを毎日見かけます。置き勉だけでは解決できない荷物が多いのが現状だと思われます。ランドセルそのものの重さが1から1.5キロということで認識もされてるようですけども、総重量がこれは全部4から6キロぐらいになると書かれてます。ランドセル工業会によりますと、小学1年生は3.6キロ、1年生の平均体重が16キロらしくて、体重の約2割の重さの荷物を背中に負って運んでいるということです。
そこで、本市として、子供たちの通学時のランドセルの重さを学年別に調査しまして、実態把握をしている必要があると思いますけども、そのようなことをされてるんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) これにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、文部科学省からの通達を受け、各学年で児童生徒の携行品の負担軽減を図るために、現状教科書や教材の学校保管が積極的に行われていますので、通学時のランドセルの学年別調査につきましては、教育委員会としては正直あまり必要性を感じておりません。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) 大変残念ですけども、その認識はないということで。
では、私は実際保護者から、今度は重いのはともかく、ランドセルにつきまして、非常にランドセルが高いと。高いけども、周囲の目があってどうしても買わざるを得ないという声も聞きます。その反面、じいちゃんばあちゃんが買ってくれるという御家庭もありますでしょう。しかし、近年ランドセルの高級化とか、あるいはデザインの多様化で格差を生んで、競争的にランドセルを買ってるような現状もあるのではないかと推測されます。
ここで確認ですけども、南国市の公立小学校で、通学かばんとしてのランドセルの指定はあるんでしょうか。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 南国市として通学かばんにランドセルを使うとか、そちらのほうは全然自由になっております。以上でございます。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
では、ランドセル通学というのは、いわゆるローカルルールのようなものだということで、昔から私なんかもそうですけど、疑問も持たずにずっと今まで続いてるということなのですね。
ところが、近年ランドセルからランドリュックということで、自治体主導で変化が進んでるようです。私が見た米原市では先進的な取組をしていたわけで、ではなぜランドリュックの導入が全国に広がっているのか、その理由を調べてみました。1つ目は、今先ほど言いましたランドセルの高額化、2つ目は低学年の身体負担、3つ目は安全性、4つ目は家庭の不公平といった課題があるようです。本市でも、同様の課題は存在しているはずです。
そして、今度広がってきている要因の一つとしまして、アウトドア用品メーカーのモンベルがランドリュックに参入しまして、商品開発をしているようです。モンベルの参入は、重さ、高額化、現代の教科量にランドセルが時代に合っていないことを、個人感覚ではなく企業も認識して、このことで開発をしたことを物語ってるわけです。アウトドア感覚で6年間も使用可能な、防水性、フィット性が高く、軽く、安い、丈夫な商品を開発しているようです。モンベルは、文化を壊すのではなく、選択肢を増やすことを提唱しております。
そこで提案ですが、意見交換会ができるような、例えば南国市PTA連絡協議会などの場で通学かばんの在り方を検討してみてはどうでしょうか。
○議長(西本良平) 学校教育課長。
○学校教育課長(池本滋郎) 教育委員会主導で、南国市PTA連絡協議会などの場で通学かばんの在り方を検討してみることは、南国市として通学かばんを指定すること、つまりランドセルは望ましくないという誤ったメッセージにつながってしまうところは危惧するところです。しかし最近は、議員御紹介のように、ランドリュックなど軽量で金額的にも負担が軽減される商品も出ており、それらを選択される御家庭も増えております。これらのリュックの使用をPTAが推奨、宣伝していくことはよいことではないかと考えております。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
私も、だからランドセルは望ましくないと言ってるつもりじゃありませんので、そこの辺りはちゃんと理解されて、その提唱をぜひやっていただきたいと思います。子供たちの身体負担を軽減し、家庭の経済負担を減らして教育の公平性を高めるため、本市でも通学かばんの選択肢を広げる議論を進めていただきたいと思いますが、この私の質問に対しまして教育長の御意見をお聞かせください。
○議長(西本良平) 教育長。
○教育長(竹内信人) 子供たちの身体負担の軽減とか、また家庭の経済負担を考えていくということは、とても大切であるというふうに認識をしております。先ほど、学校教育課長が答弁いたしましたように、こういった情報を発信していくことというのは可能だと考えます。通学かばんについては、市として特別に指定をしているわけではございませんので、家庭の選択肢を増やす意味においては、大変参考になるものではないかというふうに考えております。以上です。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
自治体によっては、ランドリュックを1年生に無料で配布しているような、財政の豊かなところはあるようですけども、考えてみますと、南国市でも子供が、今新入学生が多くて200人としますと、1万5,000円ぐらいであるらしいんで、7,500円を負担しましても、半額負担してリュックサックを渡しても、さほどの、さほどと言われんか、負担にならないと思いますんで、選択肢の一つとしましてぜひとも御検討をよろしくお願いいたします。
続きまして3問目に、市民サービスということで、市民サービスにはいろいろありますけども、今回公民館の予約システム、そして道路の通報システムということで、2点に絞ってお聞きいたします。
最初の公民館の予約システムにつきましては、昨日の山本議員のAI……。何でしたかね。何やったっけ。アドバンスじゃないわ。
(「エージェント」と呼ぶ者あり)
エージェント。AIエージェントの中でも前向きに検討されて、予約システムをやるということでございますけども、本当に今現在でも、地元の公民館のことを例に挙げますと、大変恥ずかしいことですけども、書いた紙がありまして、まず館長に電話する。あるいは、その館長は土日7時以降には電話したらいかんとか、それに電話して予約を取ってくれと。その次、予約を取ったどうするかというたら、その書いた紙を市役所まで届けてくれと、そういうふうな予約システム状況になってるんですよね。
この問題、このことは前から気になってまして、近隣市の香美市とか香南市を見てみますと、既にもう予約システム、パソコンでできるようなシステムを既にやってるわけです。しかも、進んでるところは、鍵も全部取りに行かなくても、自動的に鍵も開くようなシステムをやってるようで、ぜひとも一日も早くこの検証をされて、予約システムが市民のために使いやすい公民館にできるような、予約状況ができるようなことをぜひとも取っていただきたいと思います。
それから、じゃあ次に市民サービスの2つ目に、道路の通報システムにつきまして質問いたします。
近年、道路の陥没や舗装の損傷、倒木、側溝の不具合などにつきまして、市民から迅速に情報提供を受けることが道路の安全確保において重要となっております。様々な通報手段があると思います。せんだっての行政視察のときでも、豊橋駅の構内に、大きなスクリーンに豊橋市道路通報情報システムというPR画面がありまして、QRコードがあって、この情報を送ってくれとかというようなこともありました。
そこでお伺いしますけども、現在本市では、道路の異状や損傷につきまして、それに関する情報をどのような手段で受け付けておりますでしょうか。
○議長(西本良平) 建設課長。
○建設課長(山崎浩司) 道路の異状や損傷につきましては、建設課職員による日常的なパトロールに加え、市民の皆様から来庁や電話による情報、ホームページからのメールなど、様々な手段により情報を把握しております。また、令和6年3月から、国土交通省の道路緊急ダイヤル#9910において、LINEによる通報システムが運用されております。住民の皆様からLINEで通報いただいた情報は、道路管理者ごとに振り分けられ、関係自治体に情報が共有される仕組みとなっておりますので、本市建設課のほうへもその情報が入ってきております。以上です。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
私も知りませんでしたけども、そのようなことがあるということなんで、この通報システムの存在を知らない方が市民には多いと思いますけども、このことをもっと十分に周知されてることで、今後どのようなお考えを持たれているか、よろしくお願いします。
○議長(西本良平) 建設課長。
○建設課長(山崎浩司) 道路緊急ダイヤル#9910のLINEによる通報システムにつきましては、現時点では十分に周知が行き届いてない面があるものと認識しております。今後は、市ホームページや広報等を活用し、通報制度の周知に努めることで、市民の利便性向上と迅速な道路異状の把握につなげていきたいと思います。以上です。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。ぜひともよろしくお願いします。
この中には、迷惑な方もひょっとおるかも分かりませんけども、ここは丁寧に対応されることをぜひともよろしくお願いいたします。
最後に4問目ですけども、消防職員及び団員の消防活動における発がん防止対策についてお聞きいたします。これも、行政視察の折、湖西市の消防署で見て、新しい館内、庁舎を見せていただきまして、丁寧な説明を受けた中にちょっとポスターが目に入りまして、これでなぜかと思って質問したいと思います。
このポスターには、消防士にがんが多いと。除染で守る命と健康と書かれておりました。これはなぜかということですけども、どうも調べてみますとうなずける点が出てきました。なぜか。そこで、苛酷な現場で市民の命と財産を守ってくれている消防職員及び団員さんが、がんに侵されては大変な事案と思いまして、今回の質問をします。
国際がん研究機関が、2022年に消防士の職務暴露を、「ヒトに対して発がん性」グループとして公式認定しています。なぜなら、消防士は火災現場や救助活動において、単一の物質だけではなく、無数の有害物質の複雑な混合物を同時に暴露されているためだそうです。つまり、火災時の燃焼生成物には、有害なベンゼンや粒子状物質があり、また古い建材にはアスベストが含まれているなど、それぞれに危険性があるわけです。また、泡消火剤や難燃剤に含まれる残留性有機汚染物質、ディーゼルエンジンの排気ガスなどの化学物質に加え、交代勤務による睡眠リズムの乱れ、熱ストレス、紫外線といった環境勤務要因も健康リスクとして挙げられます。
では、この現状につきましてお聞きいたします。火災現場ではどのような対策を取られているか、まずお聞きいたします。
○議長(西本良平) 消防長。
○消防長(三谷洋亮) 火災現場での活動については、防火ヘルメット、防火服、手袋、防火靴、呼吸器を必ず装着いたしております。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
それでは、帰署後にはどのような対策をされているか、お聞きいたします。
○議長(西本良平) 消防長。
○消防長(三谷洋亮) 消火活動後は、車両に乗り込む前に、簡易ではありますが火災現場除染キット(ウルトラファインバブル発生装置)と呼ばれる、ホースの先につけるシャワーのような資機材を車両に載せておりますので、防火服等を着た状態で全身を洗浄することにより、化学物質等の汚れを落としてから帰署するようにしております。また、帰署後はマスクを装着し、車両内の使用資機材についても清掃を行い、防火服についても再度入念に洗浄し、消防本部内の乾燥室で乾燥させて、次の出動に備えております。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
そして、予防のためには、組織的な啓発と運用が大事だと思われます。そこで、例えば本部や団で火災現場活動後の除染対応マニュアルなどを策定し、安全管理の基準を可視化することも大切だと思われますが、いかがでしょうか。
○議長(西本良平) 消防長。
○消防長(三谷洋亮) 現場職員に確認しますと、シャワーによって洗浄するだけでは有害物質が全て取り除けないという情報もあり、以前防火服洗浄機を予算計上するために、見積り徴取をいたしました。設置費用等を含めると高額であるため、予算要求をしなかったということです。現在、火災現場活動後の除染マニュアルの作成を検討中ということで、できる範囲内での除染を入念に行っていきたいと考えております。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。大変高額なものがかかるということですけども、湖西市では新しかったですから緊防債だと思いますけども、それを使って大変立派な洗浄機とかがありました。
では、組織的な啓発と運用につきまして伺いました。それ以外、健康診断とか、そのようなことが欠かせないと思います。消防庁も、大学と共同で暴露実態調査を開始しているようですが、つきましては消防特有の発がんリスクを考慮した定期健診や、退職後も含めた長期的な健康フォローアップ体制の構築が大切ではないかと思います。現在の取組につきまして、そして今後の見通しにつきましてお聞かせください。
○議長(西本良平) 消防長。
○消防長(三谷洋亮) 発がん性のリスクを考慮した定期健診や、退職後も含めた長期的なフォローアップ体制の構築については現在行っておりませんので、先行事例等を調査していきたいと思います。
また、労働安全衛生法により、消防職員等、深夜業務に従事する者は、6か月以内ごとに1回定期的に健康診断を実施することが義務づけられておりますので、個人で受診する人間ドック等とは別に、公費で健康診断を行っております。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
近年、これに輪をかけて熱中症とか、その辺の苛酷な労働条件にあります。火災による犠牲者を一人も出さないこと、そして使命感に燃え、任務を終えました消防職員及び団員の皆さんの健康と命を守ることは、極めて重要となってきます。現場活動後の除染対策を徹底し、発がんリスクから身を守るためには、具体的な支援が必要だと思います。
最後に、市長に、これら消防職員、団員の健康を守るための除染対策の推進につきまして、今後の施策などの御見解をお聞かせください。
○議長(西本良平) 市長。
○市長(平山耕三) このたびの土居議員の御質問により、初めてそのような問題があることを知ったところであります。消火活動時に発生する有害物質が、消防職員の健康被害を及ぼすということでありますが、効果的な除染を行うにはどのような対策があるのか、現在のところ情報が少ないと聞いておりますので、まずは全国的な対策の調査を行いたいと考えております。以上です。
○議長(西本良平) 土居恒夫議員。
○16番(土居恒夫) ありがとうございます。
いろんな面から今回も質問をさせていただきました。これで私の質問を終わります。どうもありがとうございました。





