議会議事録
一般質問4日目(神崎隆代)
質問者:神崎隆代
答弁者:副市長、関係課長
○議長(岩松永治) 11番神崎隆代議員。
〔11番 神崎隆代議員発言席〕
○11番(神崎隆代) 公明党の神崎隆代です。
今議会では4項目について質問をさせていただきます。1項目めの3と4の順番の入替えと、2項目めの2を取り下げさせていただきます。また、連続テレビ小説「あんぱん」に関する質問で、答弁がまるっきり同じものにつきましては、質問を省略させていただき、順次質問をさせていただきます。なお、一般質問最後となりましたので、重なる点もございますが、御容赦願います。
それでは最初に、連続テレビ小説「あんぱん」の効果等についてお伺いいたします。
先ほど斉藤議員も言っておりましたとおり、連続テレビ小説「あんぱん」が放映されてから2か月半となり、視聴率は、やはり他県に比べて高知県は圧倒的に高い数字が出ているようです。また、関東や関西でも安定した視聴率を維持しているようで、うれしく思っています。やなせたかしが育った町、南国としましては、朝ドラの影響からの観光客の増加や経済への波及効果も大いに期待をし、放送開始に合わせて観光案内所や観光駐車場を整備するなど、観光客の受入れ準備をしてきたところです。放映から最初の連休のゴールデンウイークには、職員を観光駐車場に配置して誘導等の対応もされておりました。県外ナンバーの車や観光バスも止まっていましたので、観光客が訪れていることが分かりほっとしたことでした。
そこで、質問ですが、ゴールデンウイークにおける観光駐車場の利用状況や後免町に近い観光施設である海洋堂SpaceFactoryなんこくへの入館者数はどうだったのか。また、ドラマ展の入場者数も教えていただけますか。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) ゴールデンウイーク期間中の駐車場の利用状況につきましては、職員を配置して利用台数をカウントした時間帯のみの数値になりますが、二輪車を含む駐車台数は1,318台、来客者数は2,987人でございました。
また、海洋堂SpaceFactoryなんこくへの入館者数は、昨年の4,539人に対し今年は5,941人と、人数にして1,402人、割合にして30.9%増となっております。また、ドラマ展の入場者数につきましては、4月26日から6月2日までの数値になりますが、2,070人となっております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) 実際に人数をお聞きしますと、多くの観光客が南国市に訪れていることが分かりました。せっかく準備をした観光駐車場ですので、利用が少ないとがっかりしますので、活用していただけているということはうれしい限りです。
さらに、訪れた観光客には、御当地ならではのお土産物をたくさん購入して帰ってもらいたいものです。連続テレビ小説の関連施策として、お土産品開発のための補助金を設けていますが、昨年度の活用件数はどうでしたか。
また、どのような商品が開発されたのか、開発商品が購入できる場所についても教えていただけますか。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 中小企業振興事業費補助金におけるお土産品開発事業につきましては、令和6年度は5件の活用がございました。開発された商品としましては、株式会社道の駅南国のごめんしょうがパイや株式会社西島園芸団地のメロンとあんこのぼうしパン、メロンとあんこなしのぼうしパン、合同会社Wayfarerのホップを使った清涼飲料水HOP TEA、合同会社南国FOOD PLUSのパンに合うあんのほっこりシトラスレモンと小夏、ほっこりシトラスさつまいもと小夏、それから高見のたこ焼南国店のシャモ番長の人形焼きとなっております。
購入できる場所につきましては、各事業者の店頭などのほか、観光案内所では、ごめんしょうがパイやHOP TEA、ほっこりシトラスレモンと小夏、ほっこりシトラスさつまいもと小夏を販売しております。また、ごめんしょうがパイやメロンとあんこのぼうしパン、メロンとあんこなしのぼうしパンは空港でも販売しております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) ありがとうございます。
では、観光案内所の利用状況や商品の売上状況はどうでしょうか。
また、やなせライオン公園へのキッチンカー等の出店状況も教えていただけますか。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 観光案内所の利用状況につきましては、3月21日のオープンから5月末までの来所者は延べ人数で3,919人、このうち商品の購入者数が1,295人、商品の売上金額は106万69円となっております。
また、やなせライオン公園へのキッチンカー等の出店につきましては、4月から5月までの間の土日祝のうち、出店が雨天中止となった3日間を除いた計17日、延べ38事業者に出店いただいております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) ありがとうございます。市内外から訪れた方からお聞きしたことですが、JR後免駅を降りたときに、ようこそ後免町へとか、歓迎されているっていうことが感じられるものがあったほうがよいということをおっしゃっていました。また、観光案内所につきましては、期限付の観光案内所であることを大変に残念がっておられました。ずっとあってほしいと言っておりましたので、お伝えをさせていただきます。
やなせライオン公園は、平日には近くの幼稚園や保育園の子どもたちが、また休日も多くの子どもでにぎわっています。市民にとって憩いの場所としても定着しているようです。子どもたちはたくさん遊んでいますが、観光客らしき人はあまり目につかなかったのですが、観光案内所の利用者数が3,919人ということですので、まずまずというところでしょうか。そのうち商品購入者が1,295人で、1人当たりの商品購入金額は平均800円くらい、利用者の3割の方が商品を買っているということが分かりました。お土産品開発予算もまだあるようですので、後免ならではの魅力あるお土産品を増やしていただきたいと思います。
キッチンカーの出店者につきましては、イベントがない中での出店は採算面などに御苦労もあるかと思いますが、これから暑くなると、かき氷やアイスクリームなどが欲しくなりますので、商品の組合せで工夫もしながら売上げを増やすことができればと思います。また、インスタグラムでキッチンカーの出店状況も確認できるのは便利だと思いました。
続きまして、豊富な歴史的資源への誘客ということで、後免町はやなせたかしが育った町ですが、野中兼山につながる歴史ある町という面も持っています。南国市には豊富な歴史的資源がありますので、「あんぱん」の舞台として関心を持って本市に訪れた観光客に、南国市にはそれ以外にもたくさんの見どころがあるということを知っていただくことも大事だと思います。連続テレビ小説をきっかけに来られた観光客を、南国市の歴史的な資源へとどのように誘客していくのかお伺いいたします。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 連続テレビ小説の放映を契機に南国市に来られる観光客は、やなせ先生が育った町である後免町を目指してこられるものと考えております。よって、観光案内所に来られた観光客に対しては、後免町周辺のやなせ先生ゆかりの観光スポットの情報を提供しつつ、それらのスポットを巡るまち歩きガイドの利用をお勧めしております。また、折を見て、市内の他の観光施設や地域の特産品等の情報も提供してるところでございます。特に観光ガイドは、利用していただいた観光客から好評を得ております。まち歩きガイドの中では、野中兼山や舟入川など、後免町の由来につながる歴史にも触れておりますので、会話の流れの中で、紀貫之や国衙跡、長宗我部元親や岡豊城跡、国分寺や禅師峰寺とお遍路、戦争遺産としての掩体群などの情報提供やこれらを巡る各ガイドコース、全部で5コースになりますけれども、紹介できればと思っております。これらの豊富で貴重な歴史や文化を知っていただき興味を持っていただくことが、南国市への再訪へとつながるものと考えております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) ありがとうございます。観光ガイドは利用した観光客から好評であること、観光ガイドを通じて南国市の歴史や文化を知ってもらい興味を持っていただくことが、観光客の再訪へとつながるものと考えておられることが分かりました。観光ガイドを利用しようと思っていない観光客にいかに観光ガイドを利用していただくのか、そこに工夫が必要だと思いますので、ぜひ知恵を絞っていただきたいと思います。
連続テレビ小説「あんぱん」の放送をきっかけに、多くの方が南国市に関心を持ち始めています。このチャンスを一過性の盛り上がりで終わらせることなく、南国市の魅力を発信し続けていくことで、持続的な観光振興につながっていくと思います。積極的な取組をよろしくお願いいたします。
2項目めの環境行政の質問に移ります。
初めに、地球温暖化対策の推進についてお伺いいたします。
令和3年3月議会におきまして、平山市長が2050年ゼロカーボンシティの実現を宣言してから4年が経過しました。これまでに取り組まれてきた施策の成果や現在の状況について教えていただけますか。
○議長(岩松永治) 環境課長。
○環境課長(横山聖二) 令和3年3月に南国市地球温暖化対策実行計画を策定しております。その計画にある温室効果ガス排出量の削減目標を達成するため、全ての南国市の公共施設を調査対象とし、毎年、各課に、ガソリン使用料、電気使用料、用紙購入料、コピー枚数などを調査し、温室効果ガス排出量を算出し、その数値に基づき全職員に省エネ行動の徹底を周知しています。そのほかの取組としましては、再生可能エネルギー導入促進を目的とした住宅用太陽光発電システムの補助金を継続して交付しており、また公用車の低公害車導入の一環として、電気自動車1台の購入を今年度予算に計上しております。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) 南国市地球温暖化対策実行計画では、2030年までの中期的な目標が設定されていますが、2030年のCO2削減目標は達成できそうでしょうか。
○議長(岩松永治) 環境課長。
○環境課長(横山聖二) 全ての公共施設の事務事業に伴う温室効果ガス排出量について、基準年度である2013年度が4,590トンCO2で、2030年度の目標数値が2,763トンCO2となっていますが、直近の令和6年度の数値が3,487トンCO2ですので、目標を達成するのには厳しい状況であります。そのため、今年度より、南国市地球温暖化対策地域協議会の直接開催を再開し、庁内委員会であるエネルギー管理委員会と連携し、各施策の実施を強化していきます。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) 南国市ではゼロカーボンシティ宣言を行い、南国市地球温暖化対策実行計画を定めています。その中で、村田副市長は温暖化対策の推進統括者としての役割を担っておられます。温暖化対策は、行政だけでなく、市民や事業者との協働が鍵になると考えますが、温暖化対策推進統括者として、そうした連携をどのように進め、市全体として取組を加速していくおつもりかお聞かせください。
○議長(岩松永治) 村田副市長。
○副市長(村田 功) 地球温暖化により世界中の気温が上昇し、それに伴い、異常気象や海面上昇、水害や山火事などの災害が発生しやすくなっております。地球温暖化を引き起こす主な原因は、大気中の温室効果ガスの大部分を占めるCO2でございます。本市としましても、温室効果ガス排出量の削減が喫緊の課題となっております。先ほど環境課長が申しましたように、目標達成には厳しい状況でありますが、そのためには、全職員の意識向上と庁内挙げての取組が必要でございます。さらに各関係団体との連携は必要不可欠ですので、これらの取組についても強化し、推進してまいります。以上です。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) 2030年っていうと、あと5年、すぐそこに来ています。この中期的な目標も、残念ながらクリアできない状況ということです。カーボンニュートラルの実現を目指す2050年というと、皆さん何歳になっていますか。市長は、2050年、ちょうど88歳になると思いますけれども。その2050年を迎えたときに、ゼロカーボンシティの宣言はしたけど全然できてないっていう未来になるのか、実現ができてるっていうことになるのか、やはり宣言したからには実現した未来が見たいのではないでしょうか。人生100年時代ですので、ここにいる皆さんが2050年を迎えることができると思います。そのときに、ここの状況を思い懐かしんでいただいて、ああできてるなって思えるようなことになればうれしいです。2050年のこのゼロカーボンシティの実現に向けましては、基盤となる施策を、今、着実に推進をしていかなければなりませんので、村田副市長におかれましては、温暖化対策推進統括者として実効性を高める取組を牽引をしていかれることを期待をしたいと思いますので、村田副市長、よろしくお願いします。
次に、家庭からの使用済み食用油のリサイクルについてお伺いいたします。
家庭で使用した食用油のほとんどは、薬剤で固めたり、新聞など紙類にしみ込ませてごみとして廃棄されております。最悪な方法として、そのまま流してしまうと、水質汚染や生態系の破壊など、環境への悪影響が生じます。今、この家庭から出る廃食用油のリサイクルが民間企業などで進んでいます。学校や地域の環境学習などで石けんづくりに活用されたりもしますが、近年では航空燃料としての利用が進んでいるようです。従来の航空燃料に比べて、製造から利用までの二酸化炭素の排出量が最大で8割削減できると推計されています。捨てればごみですが、回収すれば資源となるものですので、廃食用油のリサイクルに取り組むべきだと考えます。
少し説明をしますと、2022年、グリーントランスフォーメーション基本方針の中で、国は、SAF、サフ、これは持続可能な航空燃料の略称です。このSAFの利用拡大を掲げました。国土交通省も、2030年までに航空燃料のうち30%をSAFに置き換えることを目標にしています。2050年のカーボンニュートラル達成に向けて、航空分野のCO2削減が急務となっています。ちなみに、四万十市では、既に廃食用油の回収を行い、リサイクルに取り組んでいます。高知龍馬空港を擁する南国市としましては、率先して航空分野のCO2削減に協力をしていければと思いますが、課長の御所見をお伺いいたします。
○議長(岩松永治) 環境課長。
○環境課長(横山聖二) 四万十市では、市役所で回収した食用油を業者と連携してバイオディーゼル燃料に精製するリサイクルを県内で唯一行っていると聞きました。バイオディーゼル燃料は、軽油と比べてCO2排出量削減の効果が見込めますし、可燃ごみの減少にもなりますので、当市での導入を検討してまいります。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) 4月に四万十市を訪問しまして、導入までの取組について伺ってまいりました。南国市での導入に当たっても、四万十市に行かれまして、直接、現場を見てこられるとよいと思います。四万十市では、油を入れるこのような容器の販売をしていました。容器は何でもよいのですが、食用油のリサイクルに取り組んでいるという実感と啓発にもなるので、あったほうがいいと思います。廃食用油のリサイクルの導入につきましては、スピード感を持って取り組んでいただきたいと思います。
次の質問に移ります。
マイクロプラスチックの流出についてです。
世界全体で日々大量に発生するプラスチックごみは、流出によって長期にわたり海に残存し、地球規模での対策が必要となっています。プラスチックごみの中でもマイクロプラスチックは生態系への影響が懸念されていますが、このことについて、環境課長のお考えをお聞かせください。
○議長(岩松永治) 環境課長。
○環境課長(横山聖二) 海洋プラスチックごみの中でもマイクロプラスチックと言われる5ミリ未満の微細なプラスチックごみは、近年、海洋生態系への影響が懸念されていますので、マイクロプラスチックの発生抑制や流出抑制対策は必要だと考えます。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) 近年、マイクロプラスチックの懸念があるレジ袋やストローなどは、企業努力や国民の協力によって削減が図られています。発生源の一つとされている人工芝につきましては、天然芝に比べて水やりや肥料などの管理が不要で、維持管理のしやすさから、学校や公園、スポーツ施設などで整備されています。管理の手間が少ないなどの利点がある一方で、人工芝の劣化流出によるマイクロプラスチックの環境への影響が懸念されています。本市での人工芝を整備している施設については、現状をどのように把握されているのかお聞きいたします。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 生涯学習課が管理するスポーツ施設で人工芝を使用している施設は、南国スポーツパークとなります。南国スポーツパークにつきましては、平成9年、なんごく流通団地の整備に合わせ高知県企業立地課が整備し、平成11年に県から南国市へ譲渡されております。整備後、28年経過し、一度も大規模改修を行っていないため、人工芝の剥がれが発生している状態となります。流出抑制は重要な課題と捉え、指定管理者と情報共有を図るとともに、今後、人工芝の張り替え等に当たりましては、マイクロプラスチックの発生抑制効果のある製品の選定、対策等で、環境に配慮した取組を進めてまいりたいと考えております。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) スポーツパークの人工芝はかなり劣化が進んでいます。整備をするときには、マイクロプラスチックの発生抑制効果のある製品の選定や対策をされるということですが、整備までの間はマイクロプラスチックの流出等の心配はないのですか。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 人工芝について言えば、経年劣化によりマイクロプラスチックが発生することが判明しておりますので、適切な時期に改修をすること、清掃や流出抑制対策も必要であると考えます。南国スポーツパークにつきましては、調整池の機能を有しており、計画的に雨水をためる施設となります。一般的に、開発を行うと、その地区から流れる水の量が増え、この開発区域より下流の川では洪水の危険が高くなります。それを抑えるのが調整池の役割となります。そのため、雨水がどんどん流れる構造とはなっておらず、通常の雨程度では自然乾燥するケースが多く、大雨が降ってあふれるのは年間に数回程度と認識しております。また、今まで対策は取っておりません。以上です。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) ありがとうございます。年に数回は流出していることが分かりました。整備はいつ頃になるのか分かりませんが、劣化した人工芝の流出をできるだけ抑える対策も必要かと思います。張り替えの際には、植物由来の素材や土に返る充塡材を使った環境配慮型の人工芝の開発も進んでいるようですので、十分検討していただきたいと思います。今後は、利便性のみならず環境負荷への十分な配慮がなされた整備をスピード感を持って進めていただくことをお願いいたします。
次の質問に移ります。
令和5年にDX推進計画を策定していますが、進捗状況はどうなっていますか。
また、令和4年3月議会で、市民課長から証明書発行業務について、令和4年度にはオンラインで完結する仕組みを開始できるよう準備を進めていると答弁がありましたが、どのような状況でしょうか。
○議長(岩松永治) 企画課長。
○企画課長(田所卓也) 本市のDX推進計画は、まちづくりの指針となる第4次南国市総合計画に即して策定しており、国が策定したデジタル社会の実現に向けた重点計画やデジタル田園都市国家構想、高知県が策定した高知県デジタル化推進計画とも整合性を図った計画となっております。本計画の実施期間は、総務省の策定した自治体DX推進計画に合わせ、令和7年度までとしており、本年度は最終年度となります。本計画では、5つの基本方針を掲げ、取組を進めることとしておりますが、その大きな目的は、住民の利便性向上であると考えております。この目的を達成するためには、マイナンバーカードの普及、利活用、また行政手続のオンライン化を進め、そのためにもデジタル化に対応できる業務改革が必要であると考えております。
現在の進捗状況ですが、マイナンバーカードの保有率については、本年3月末現在72.9%となっており、全国平均、高知県平均よりも低い状況です。引き続きコンビニ交付、健康保険証の一体化など、さらなる普及と利活用に努めてまいりたいと考えております。
また、オンライン化につきましては、一部の健診の申込みやお悔やみ窓口利用予約、また奨学金返還支援補助金申請や空港乗合タクシー実証運行利用者アンケートなど、まだまだ手続数は少ないですが、南国市電子申請サービスを活用してオンライン申請できる仕組みが構築されております。そして、これらの取組を進めていくためには、職員が自らデジタル活用による住民サービスの向上と行政事務の見直しを図ることができるようにならなければならないと考え、職員向けの研修を行っておりますが、デジタル技術は常に進化しておりますので、引き続き研修を行っていかなければならないと考えております。
次に、証明書発行業務がオンラインで手続が完結するようになりましたかという御質問ですが、先ほど申し上げました南国市電子申請サービスでは、戸籍証明の発行申請に当たり、令和4年に料金の収納ができる機能を導入しております。以上です。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) ありがとうございます。先月、空港乗合タクシーを利用させていただきました。タクシーの到着が予約時間を過ぎたため、すごく不安になりました。タクシーは5分前くらいには到着するだろうと思っていましたが、来ないので、ジャストの時間に来るのかもしれないと思いながら待っていました。歩いて帰って空港に行く時間を考えながら待っていたわけですけれども、すごくその時間が長く感じられました。幸い数分遅れで到着をしていただけたのでよかったのですが、慌てて帰ってた場合は行き違いになって、どっちも、タクシー自体はキャンセルになるし、自分は要らん動きをしてしまうということで、本当に数分の間でしたけど、なかなかはらはらしながら、飛行機の時間を考えながら待ったことでした。
そんなことがあって、一昨日ですが、利用者の利用後のアンケートについて回答をいたしました。その中で気づいたことがあります。アンケートには、運行時間帯について、現在の運行時間は8時から18時です。運行日については、現在の運行日は土日を除く平日のみ、祝祭日を含むになっています。いかがですかとありました。いかがですかということで、使いやすい、使いにくいにチェックをするようになっているのですが、今現在、運行時間帯や運行日については改善されていると思いますので、これ、アンケートが追いついていないっていうことになっていると思います。改善が必要だと思います。これについて御答弁をお願いします。
○議長(岩松永治) 企画課長。
○企画課長(田所卓也) 空港乗合タクシーにつきましては、この4月から平日だけでなく土日も運行を行い、また空港行きの便については、朝の早い飛行機の便に間に合うように、朝2便を追加しております。アンケートが昔の状況になっておりますので、今後、修正したいと思います。教えていただきましてありがとうございました。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) よろしくお願いします。
先ほどオンライン申請の話が出ましたが、DXを推進することで市民生活はどのように便利になりますか。また、今後の展望を教えてください。
○議長(岩松永治) 企画課長。
○企画課長(田所卓也) 最も分かりやすいのは、行政手続のオンライン化です。先ほど南国市電子申請サービスでの手続の事例を挙げさせてもらいましたが、今後、DXが進んでいくことで、これまでの市役所の窓口でしか行えなかった各種証明書の申請や手数料、税金の納付、その他の各種手続などが、自宅や出先から24時間365日、スマートフォンやパソコンを使って行えるようになっていくと思います。これにより、市民の皆様は市役所に出向く時間や交通費を削減でき、窓口での待ち時間も解消されます。特に仕事や子育てで忙しい世代にとりましては、大きな負担軽減になると思います。今後はオンライン申請ができる手続数を増やし、より一層、市民の利便性向上を図りたいと考えております。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) ありがとうございます。各種手続が24時間365日、スマートフォンやパソコンで行えるようになると、子育て中のお母さんや不規則な勤務形態の方などにとって、一気に利便性が向上します。できるだけ早く、できるだけ多くの手続について、そのような方法が使えるように、スピード感を持って取り組んでいただきたいと思います。誰もが簡単に使える仕組みとしていただくことと、早く実施をしていただき、より利便性がよくなるように改善等もしていただくことを要望しまして、次の質問に移ります。
人口減少は喫緊の課題でございます。県も高知県元気な未来創造戦略を立て、特に若年人口の増加に力を入れていますが、その一つの取組としまして、人口減少対策総合交付金により各市町村の独自施策を支援するとしています。人口減少対策総合交付金事業は始まったばかりですが、取組を進めるに当たり、どのような課題があると考え、またどのような効果を期待していますか。
○議長(岩松永治) 企画課長。
○企画課長(田所卓也) 令和6年度から9年度までを計画期間とする高知県元気な未来創造戦略では、特に若年人口の増加により、持続可能な人口構造への転換を図ることを目標としています。そして、地域の実情に合わせて人口減少対策に取り組む市町村を人口減少対策総合交付金によりサポートするとしており、全ての市町村で交付金事業の計画が策定されております。本市では、この人口減少総合対策交付金のうち、連携加算型の交付金を活用し、4つの事業を計画しております。
本市には、高知大学、高知高専、また高等学校など、教育機関がありますので、他市町村と比較すると学生が多いという特徴があります。基本的な考え方としましては、この学生たちに卒業後も本市に残っていただき、また県外に進学している学生たちには、高知県で就職した際には本市に居住してもらいたい、このような思いで、若者の定住のほうをメインの事業に据え、計画を検討しております。1つは、メインとなります南国市新規卒業学生新生活応援事業、2つ目は、県外からの39歳以下の移住者をターゲットとした南国市UIJターン移住支援事業、3つ目は、南国市不妊治療費等助成事業、4つ目は、技能実習生等への日本語教室などを行っている南国市国際交流協会の活動を支援する多文化共生推進事業、この4つの事業で交付金の活用を予定しております。これら4つの事業は今年度が開始となりますので、事業の効果はまだ見えておりませんが、課題といたしましては、これら、事業の情報を、対象者、特に県外在住の学生たち、また高知県にUIJターンする可能性がある方々にどのように周知していくかが課題と考えており、この周知方法について、県や他市町村の事例を参考に、早急に検討していきたいと考えております。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) 各市町村で取り組む事業は地域の状況に合わせ異なっているようですが、今後の展望をお聞かせください。
○議長(岩松永治) 企画課長。
○企画課長(田所卓也) 各市町村が実施する連携加算型の交付金事業は様々ですが、大きく分類すると、若者の定着・増加を図る事業、あと婚姻数及び出生数の増加を図る事業、そして共働き・共育ての推進を図る事業、この3つに区分されております。現在、本市では、若者の定着・増加を図る事業をメインに4つの連携加算型の交付金事業を進めていく予定ですが、事業の実施状況や予算の状況を見つつ、場合によっては他市町村が実施する事業を参考に、より効果が見込まれる事業の実施も検討したいと考えております。
また、本市だけでの事業展開が難しい場合には、可能であれば高知県や他市町村と連携して事業を進めればと考えております。本市の34歳以下の人口は、令和4年と比較して令和15年には約2,000人減少する推計となっております。この人口ギャップを埋めることを目標に取り組んでまいりたいと考えております。以上です。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) ありがとうございます。人口減少は全国的な課題です。先日、話を聞いた若者は、明石市に引っ越して子育てをしたいと言っておりました。また、南国市で土地を探していたけれども、最終的には香南市に家を建てたという話もよく聞きます。若い世代は、SNSやネット検索で情報を素早くキャッチしています。安定した雇用と収入、住居が確保できることを土台に、子育てしやすい環境などに関心を示しています。若者のニーズに沿った必要な対策をされ、今いる若者がずっと住み続けたい南国市となるように、施策の充実を図っていただきたいと思います。
これで質問を終わります。丁寧な御答弁をいただきありがとうございました。
○議長(岩松永治) 以上で通告による一般質問は終了いたしました。
これにて一般質問を終結いたします。
明14日と15日は休日のため休会とし、6月16日に会議を開きます。16日の議事日程は、議案等の審議であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて散会いたします。
お疲れさまでした。
午後2時17分 散会
答弁者:副市長、関係課長
○議長(岩松永治) 11番神崎隆代議員。
〔11番 神崎隆代議員発言席〕
○11番(神崎隆代) 公明党の神崎隆代です。
今議会では4項目について質問をさせていただきます。1項目めの3と4の順番の入替えと、2項目めの2を取り下げさせていただきます。また、連続テレビ小説「あんぱん」に関する質問で、答弁がまるっきり同じものにつきましては、質問を省略させていただき、順次質問をさせていただきます。なお、一般質問最後となりましたので、重なる点もございますが、御容赦願います。
それでは最初に、連続テレビ小説「あんぱん」の効果等についてお伺いいたします。
先ほど斉藤議員も言っておりましたとおり、連続テレビ小説「あんぱん」が放映されてから2か月半となり、視聴率は、やはり他県に比べて高知県は圧倒的に高い数字が出ているようです。また、関東や関西でも安定した視聴率を維持しているようで、うれしく思っています。やなせたかしが育った町、南国としましては、朝ドラの影響からの観光客の増加や経済への波及効果も大いに期待をし、放送開始に合わせて観光案内所や観光駐車場を整備するなど、観光客の受入れ準備をしてきたところです。放映から最初の連休のゴールデンウイークには、職員を観光駐車場に配置して誘導等の対応もされておりました。県外ナンバーの車や観光バスも止まっていましたので、観光客が訪れていることが分かりほっとしたことでした。
そこで、質問ですが、ゴールデンウイークにおける観光駐車場の利用状況や後免町に近い観光施設である海洋堂SpaceFactoryなんこくへの入館者数はどうだったのか。また、ドラマ展の入場者数も教えていただけますか。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) ゴールデンウイーク期間中の駐車場の利用状況につきましては、職員を配置して利用台数をカウントした時間帯のみの数値になりますが、二輪車を含む駐車台数は1,318台、来客者数は2,987人でございました。
また、海洋堂SpaceFactoryなんこくへの入館者数は、昨年の4,539人に対し今年は5,941人と、人数にして1,402人、割合にして30.9%増となっております。また、ドラマ展の入場者数につきましては、4月26日から6月2日までの数値になりますが、2,070人となっております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) 実際に人数をお聞きしますと、多くの観光客が南国市に訪れていることが分かりました。せっかく準備をした観光駐車場ですので、利用が少ないとがっかりしますので、活用していただけているということはうれしい限りです。
さらに、訪れた観光客には、御当地ならではのお土産物をたくさん購入して帰ってもらいたいものです。連続テレビ小説の関連施策として、お土産品開発のための補助金を設けていますが、昨年度の活用件数はどうでしたか。
また、どのような商品が開発されたのか、開発商品が購入できる場所についても教えていただけますか。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 中小企業振興事業費補助金におけるお土産品開発事業につきましては、令和6年度は5件の活用がございました。開発された商品としましては、株式会社道の駅南国のごめんしょうがパイや株式会社西島園芸団地のメロンとあんこのぼうしパン、メロンとあんこなしのぼうしパン、合同会社Wayfarerのホップを使った清涼飲料水HOP TEA、合同会社南国FOOD PLUSのパンに合うあんのほっこりシトラスレモンと小夏、ほっこりシトラスさつまいもと小夏、それから高見のたこ焼南国店のシャモ番長の人形焼きとなっております。
購入できる場所につきましては、各事業者の店頭などのほか、観光案内所では、ごめんしょうがパイやHOP TEA、ほっこりシトラスレモンと小夏、ほっこりシトラスさつまいもと小夏を販売しております。また、ごめんしょうがパイやメロンとあんこのぼうしパン、メロンとあんこなしのぼうしパンは空港でも販売しております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) ありがとうございます。
では、観光案内所の利用状況や商品の売上状況はどうでしょうか。
また、やなせライオン公園へのキッチンカー等の出店状況も教えていただけますか。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 観光案内所の利用状況につきましては、3月21日のオープンから5月末までの来所者は延べ人数で3,919人、このうち商品の購入者数が1,295人、商品の売上金額は106万69円となっております。
また、やなせライオン公園へのキッチンカー等の出店につきましては、4月から5月までの間の土日祝のうち、出店が雨天中止となった3日間を除いた計17日、延べ38事業者に出店いただいております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) ありがとうございます。市内外から訪れた方からお聞きしたことですが、JR後免駅を降りたときに、ようこそ後免町へとか、歓迎されているっていうことが感じられるものがあったほうがよいということをおっしゃっていました。また、観光案内所につきましては、期限付の観光案内所であることを大変に残念がっておられました。ずっとあってほしいと言っておりましたので、お伝えをさせていただきます。
やなせライオン公園は、平日には近くの幼稚園や保育園の子どもたちが、また休日も多くの子どもでにぎわっています。市民にとって憩いの場所としても定着しているようです。子どもたちはたくさん遊んでいますが、観光客らしき人はあまり目につかなかったのですが、観光案内所の利用者数が3,919人ということですので、まずまずというところでしょうか。そのうち商品購入者が1,295人で、1人当たりの商品購入金額は平均800円くらい、利用者の3割の方が商品を買っているということが分かりました。お土産品開発予算もまだあるようですので、後免ならではの魅力あるお土産品を増やしていただきたいと思います。
キッチンカーの出店者につきましては、イベントがない中での出店は採算面などに御苦労もあるかと思いますが、これから暑くなると、かき氷やアイスクリームなどが欲しくなりますので、商品の組合せで工夫もしながら売上げを増やすことができればと思います。また、インスタグラムでキッチンカーの出店状況も確認できるのは便利だと思いました。
続きまして、豊富な歴史的資源への誘客ということで、後免町はやなせたかしが育った町ですが、野中兼山につながる歴史ある町という面も持っています。南国市には豊富な歴史的資源がありますので、「あんぱん」の舞台として関心を持って本市に訪れた観光客に、南国市にはそれ以外にもたくさんの見どころがあるということを知っていただくことも大事だと思います。連続テレビ小説をきっかけに来られた観光客を、南国市の歴史的な資源へとどのように誘客していくのかお伺いいたします。
○議長(岩松永治) 商工観光課長。
○商工観光課長(山崎伸二) 連続テレビ小説の放映を契機に南国市に来られる観光客は、やなせ先生が育った町である後免町を目指してこられるものと考えております。よって、観光案内所に来られた観光客に対しては、後免町周辺のやなせ先生ゆかりの観光スポットの情報を提供しつつ、それらのスポットを巡るまち歩きガイドの利用をお勧めしております。また、折を見て、市内の他の観光施設や地域の特産品等の情報も提供してるところでございます。特に観光ガイドは、利用していただいた観光客から好評を得ております。まち歩きガイドの中では、野中兼山や舟入川など、後免町の由来につながる歴史にも触れておりますので、会話の流れの中で、紀貫之や国衙跡、長宗我部元親や岡豊城跡、国分寺や禅師峰寺とお遍路、戦争遺産としての掩体群などの情報提供やこれらを巡る各ガイドコース、全部で5コースになりますけれども、紹介できればと思っております。これらの豊富で貴重な歴史や文化を知っていただき興味を持っていただくことが、南国市への再訪へとつながるものと考えております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) ありがとうございます。観光ガイドは利用した観光客から好評であること、観光ガイドを通じて南国市の歴史や文化を知ってもらい興味を持っていただくことが、観光客の再訪へとつながるものと考えておられることが分かりました。観光ガイドを利用しようと思っていない観光客にいかに観光ガイドを利用していただくのか、そこに工夫が必要だと思いますので、ぜひ知恵を絞っていただきたいと思います。
連続テレビ小説「あんぱん」の放送をきっかけに、多くの方が南国市に関心を持ち始めています。このチャンスを一過性の盛り上がりで終わらせることなく、南国市の魅力を発信し続けていくことで、持続的な観光振興につながっていくと思います。積極的な取組をよろしくお願いいたします。
2項目めの環境行政の質問に移ります。
初めに、地球温暖化対策の推進についてお伺いいたします。
令和3年3月議会におきまして、平山市長が2050年ゼロカーボンシティの実現を宣言してから4年が経過しました。これまでに取り組まれてきた施策の成果や現在の状況について教えていただけますか。
○議長(岩松永治) 環境課長。
○環境課長(横山聖二) 令和3年3月に南国市地球温暖化対策実行計画を策定しております。その計画にある温室効果ガス排出量の削減目標を達成するため、全ての南国市の公共施設を調査対象とし、毎年、各課に、ガソリン使用料、電気使用料、用紙購入料、コピー枚数などを調査し、温室効果ガス排出量を算出し、その数値に基づき全職員に省エネ行動の徹底を周知しています。そのほかの取組としましては、再生可能エネルギー導入促進を目的とした住宅用太陽光発電システムの補助金を継続して交付しており、また公用車の低公害車導入の一環として、電気自動車1台の購入を今年度予算に計上しております。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) 南国市地球温暖化対策実行計画では、2030年までの中期的な目標が設定されていますが、2030年のCO2削減目標は達成できそうでしょうか。
○議長(岩松永治) 環境課長。
○環境課長(横山聖二) 全ての公共施設の事務事業に伴う温室効果ガス排出量について、基準年度である2013年度が4,590トンCO2で、2030年度の目標数値が2,763トンCO2となっていますが、直近の令和6年度の数値が3,487トンCO2ですので、目標を達成するのには厳しい状況であります。そのため、今年度より、南国市地球温暖化対策地域協議会の直接開催を再開し、庁内委員会であるエネルギー管理委員会と連携し、各施策の実施を強化していきます。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) 南国市ではゼロカーボンシティ宣言を行い、南国市地球温暖化対策実行計画を定めています。その中で、村田副市長は温暖化対策の推進統括者としての役割を担っておられます。温暖化対策は、行政だけでなく、市民や事業者との協働が鍵になると考えますが、温暖化対策推進統括者として、そうした連携をどのように進め、市全体として取組を加速していくおつもりかお聞かせください。
○議長(岩松永治) 村田副市長。
○副市長(村田 功) 地球温暖化により世界中の気温が上昇し、それに伴い、異常気象や海面上昇、水害や山火事などの災害が発生しやすくなっております。地球温暖化を引き起こす主な原因は、大気中の温室効果ガスの大部分を占めるCO2でございます。本市としましても、温室効果ガス排出量の削減が喫緊の課題となっております。先ほど環境課長が申しましたように、目標達成には厳しい状況でありますが、そのためには、全職員の意識向上と庁内挙げての取組が必要でございます。さらに各関係団体との連携は必要不可欠ですので、これらの取組についても強化し、推進してまいります。以上です。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) 2030年っていうと、あと5年、すぐそこに来ています。この中期的な目標も、残念ながらクリアできない状況ということです。カーボンニュートラルの実現を目指す2050年というと、皆さん何歳になっていますか。市長は、2050年、ちょうど88歳になると思いますけれども。その2050年を迎えたときに、ゼロカーボンシティの宣言はしたけど全然できてないっていう未来になるのか、実現ができてるっていうことになるのか、やはり宣言したからには実現した未来が見たいのではないでしょうか。人生100年時代ですので、ここにいる皆さんが2050年を迎えることができると思います。そのときに、ここの状況を思い懐かしんでいただいて、ああできてるなって思えるようなことになればうれしいです。2050年のこのゼロカーボンシティの実現に向けましては、基盤となる施策を、今、着実に推進をしていかなければなりませんので、村田副市長におかれましては、温暖化対策推進統括者として実効性を高める取組を牽引をしていかれることを期待をしたいと思いますので、村田副市長、よろしくお願いします。
次に、家庭からの使用済み食用油のリサイクルについてお伺いいたします。
家庭で使用した食用油のほとんどは、薬剤で固めたり、新聞など紙類にしみ込ませてごみとして廃棄されております。最悪な方法として、そのまま流してしまうと、水質汚染や生態系の破壊など、環境への悪影響が生じます。今、この家庭から出る廃食用油のリサイクルが民間企業などで進んでいます。学校や地域の環境学習などで石けんづくりに活用されたりもしますが、近年では航空燃料としての利用が進んでいるようです。従来の航空燃料に比べて、製造から利用までの二酸化炭素の排出量が最大で8割削減できると推計されています。捨てればごみですが、回収すれば資源となるものですので、廃食用油のリサイクルに取り組むべきだと考えます。
少し説明をしますと、2022年、グリーントランスフォーメーション基本方針の中で、国は、SAF、サフ、これは持続可能な航空燃料の略称です。このSAFの利用拡大を掲げました。国土交通省も、2030年までに航空燃料のうち30%をSAFに置き換えることを目標にしています。2050年のカーボンニュートラル達成に向けて、航空分野のCO2削減が急務となっています。ちなみに、四万十市では、既に廃食用油の回収を行い、リサイクルに取り組んでいます。高知龍馬空港を擁する南国市としましては、率先して航空分野のCO2削減に協力をしていければと思いますが、課長の御所見をお伺いいたします。
○議長(岩松永治) 環境課長。
○環境課長(横山聖二) 四万十市では、市役所で回収した食用油を業者と連携してバイオディーゼル燃料に精製するリサイクルを県内で唯一行っていると聞きました。バイオディーゼル燃料は、軽油と比べてCO2排出量削減の効果が見込めますし、可燃ごみの減少にもなりますので、当市での導入を検討してまいります。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) 4月に四万十市を訪問しまして、導入までの取組について伺ってまいりました。南国市での導入に当たっても、四万十市に行かれまして、直接、現場を見てこられるとよいと思います。四万十市では、油を入れるこのような容器の販売をしていました。容器は何でもよいのですが、食用油のリサイクルに取り組んでいるという実感と啓発にもなるので、あったほうがいいと思います。廃食用油のリサイクルの導入につきましては、スピード感を持って取り組んでいただきたいと思います。
次の質問に移ります。
マイクロプラスチックの流出についてです。
世界全体で日々大量に発生するプラスチックごみは、流出によって長期にわたり海に残存し、地球規模での対策が必要となっています。プラスチックごみの中でもマイクロプラスチックは生態系への影響が懸念されていますが、このことについて、環境課長のお考えをお聞かせください。
○議長(岩松永治) 環境課長。
○環境課長(横山聖二) 海洋プラスチックごみの中でもマイクロプラスチックと言われる5ミリ未満の微細なプラスチックごみは、近年、海洋生態系への影響が懸念されていますので、マイクロプラスチックの発生抑制や流出抑制対策は必要だと考えます。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) 近年、マイクロプラスチックの懸念があるレジ袋やストローなどは、企業努力や国民の協力によって削減が図られています。発生源の一つとされている人工芝につきましては、天然芝に比べて水やりや肥料などの管理が不要で、維持管理のしやすさから、学校や公園、スポーツ施設などで整備されています。管理の手間が少ないなどの利点がある一方で、人工芝の劣化流出によるマイクロプラスチックの環境への影響が懸念されています。本市での人工芝を整備している施設については、現状をどのように把握されているのかお聞きいたします。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 生涯学習課が管理するスポーツ施設で人工芝を使用している施設は、南国スポーツパークとなります。南国スポーツパークにつきましては、平成9年、なんごく流通団地の整備に合わせ高知県企業立地課が整備し、平成11年に県から南国市へ譲渡されております。整備後、28年経過し、一度も大規模改修を行っていないため、人工芝の剥がれが発生している状態となります。流出抑制は重要な課題と捉え、指定管理者と情報共有を図るとともに、今後、人工芝の張り替え等に当たりましては、マイクロプラスチックの発生抑制効果のある製品の選定、対策等で、環境に配慮した取組を進めてまいりたいと考えております。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) スポーツパークの人工芝はかなり劣化が進んでいます。整備をするときには、マイクロプラスチックの発生抑制効果のある製品の選定や対策をされるということですが、整備までの間はマイクロプラスチックの流出等の心配はないのですか。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 人工芝について言えば、経年劣化によりマイクロプラスチックが発生することが判明しておりますので、適切な時期に改修をすること、清掃や流出抑制対策も必要であると考えます。南国スポーツパークにつきましては、調整池の機能を有しており、計画的に雨水をためる施設となります。一般的に、開発を行うと、その地区から流れる水の量が増え、この開発区域より下流の川では洪水の危険が高くなります。それを抑えるのが調整池の役割となります。そのため、雨水がどんどん流れる構造とはなっておらず、通常の雨程度では自然乾燥するケースが多く、大雨が降ってあふれるのは年間に数回程度と認識しております。また、今まで対策は取っておりません。以上です。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) ありがとうございます。年に数回は流出していることが分かりました。整備はいつ頃になるのか分かりませんが、劣化した人工芝の流出をできるだけ抑える対策も必要かと思います。張り替えの際には、植物由来の素材や土に返る充塡材を使った環境配慮型の人工芝の開発も進んでいるようですので、十分検討していただきたいと思います。今後は、利便性のみならず環境負荷への十分な配慮がなされた整備をスピード感を持って進めていただくことをお願いいたします。
次の質問に移ります。
令和5年にDX推進計画を策定していますが、進捗状況はどうなっていますか。
また、令和4年3月議会で、市民課長から証明書発行業務について、令和4年度にはオンラインで完結する仕組みを開始できるよう準備を進めていると答弁がありましたが、どのような状況でしょうか。
○議長(岩松永治) 企画課長。
○企画課長(田所卓也) 本市のDX推進計画は、まちづくりの指針となる第4次南国市総合計画に即して策定しており、国が策定したデジタル社会の実現に向けた重点計画やデジタル田園都市国家構想、高知県が策定した高知県デジタル化推進計画とも整合性を図った計画となっております。本計画の実施期間は、総務省の策定した自治体DX推進計画に合わせ、令和7年度までとしており、本年度は最終年度となります。本計画では、5つの基本方針を掲げ、取組を進めることとしておりますが、その大きな目的は、住民の利便性向上であると考えております。この目的を達成するためには、マイナンバーカードの普及、利活用、また行政手続のオンライン化を進め、そのためにもデジタル化に対応できる業務改革が必要であると考えております。
現在の進捗状況ですが、マイナンバーカードの保有率については、本年3月末現在72.9%となっており、全国平均、高知県平均よりも低い状況です。引き続きコンビニ交付、健康保険証の一体化など、さらなる普及と利活用に努めてまいりたいと考えております。
また、オンライン化につきましては、一部の健診の申込みやお悔やみ窓口利用予約、また奨学金返還支援補助金申請や空港乗合タクシー実証運行利用者アンケートなど、まだまだ手続数は少ないですが、南国市電子申請サービスを活用してオンライン申請できる仕組みが構築されております。そして、これらの取組を進めていくためには、職員が自らデジタル活用による住民サービスの向上と行政事務の見直しを図ることができるようにならなければならないと考え、職員向けの研修を行っておりますが、デジタル技術は常に進化しておりますので、引き続き研修を行っていかなければならないと考えております。
次に、証明書発行業務がオンラインで手続が完結するようになりましたかという御質問ですが、先ほど申し上げました南国市電子申請サービスでは、戸籍証明の発行申請に当たり、令和4年に料金の収納ができる機能を導入しております。以上です。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) ありがとうございます。先月、空港乗合タクシーを利用させていただきました。タクシーの到着が予約時間を過ぎたため、すごく不安になりました。タクシーは5分前くらいには到着するだろうと思っていましたが、来ないので、ジャストの時間に来るのかもしれないと思いながら待っていました。歩いて帰って空港に行く時間を考えながら待っていたわけですけれども、すごくその時間が長く感じられました。幸い数分遅れで到着をしていただけたのでよかったのですが、慌てて帰ってた場合は行き違いになって、どっちも、タクシー自体はキャンセルになるし、自分は要らん動きをしてしまうということで、本当に数分の間でしたけど、なかなかはらはらしながら、飛行機の時間を考えながら待ったことでした。
そんなことがあって、一昨日ですが、利用者の利用後のアンケートについて回答をいたしました。その中で気づいたことがあります。アンケートには、運行時間帯について、現在の運行時間は8時から18時です。運行日については、現在の運行日は土日を除く平日のみ、祝祭日を含むになっています。いかがですかとありました。いかがですかということで、使いやすい、使いにくいにチェックをするようになっているのですが、今現在、運行時間帯や運行日については改善されていると思いますので、これ、アンケートが追いついていないっていうことになっていると思います。改善が必要だと思います。これについて御答弁をお願いします。
○議長(岩松永治) 企画課長。
○企画課長(田所卓也) 空港乗合タクシーにつきましては、この4月から平日だけでなく土日も運行を行い、また空港行きの便については、朝の早い飛行機の便に間に合うように、朝2便を追加しております。アンケートが昔の状況になっておりますので、今後、修正したいと思います。教えていただきましてありがとうございました。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) よろしくお願いします。
先ほどオンライン申請の話が出ましたが、DXを推進することで市民生活はどのように便利になりますか。また、今後の展望を教えてください。
○議長(岩松永治) 企画課長。
○企画課長(田所卓也) 最も分かりやすいのは、行政手続のオンライン化です。先ほど南国市電子申請サービスでの手続の事例を挙げさせてもらいましたが、今後、DXが進んでいくことで、これまでの市役所の窓口でしか行えなかった各種証明書の申請や手数料、税金の納付、その他の各種手続などが、自宅や出先から24時間365日、スマートフォンやパソコンを使って行えるようになっていくと思います。これにより、市民の皆様は市役所に出向く時間や交通費を削減でき、窓口での待ち時間も解消されます。特に仕事や子育てで忙しい世代にとりましては、大きな負担軽減になると思います。今後はオンライン申請ができる手続数を増やし、より一層、市民の利便性向上を図りたいと考えております。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) ありがとうございます。各種手続が24時間365日、スマートフォンやパソコンで行えるようになると、子育て中のお母さんや不規則な勤務形態の方などにとって、一気に利便性が向上します。できるだけ早く、できるだけ多くの手続について、そのような方法が使えるように、スピード感を持って取り組んでいただきたいと思います。誰もが簡単に使える仕組みとしていただくことと、早く実施をしていただき、より利便性がよくなるように改善等もしていただくことを要望しまして、次の質問に移ります。
人口減少は喫緊の課題でございます。県も高知県元気な未来創造戦略を立て、特に若年人口の増加に力を入れていますが、その一つの取組としまして、人口減少対策総合交付金により各市町村の独自施策を支援するとしています。人口減少対策総合交付金事業は始まったばかりですが、取組を進めるに当たり、どのような課題があると考え、またどのような効果を期待していますか。
○議長(岩松永治) 企画課長。
○企画課長(田所卓也) 令和6年度から9年度までを計画期間とする高知県元気な未来創造戦略では、特に若年人口の増加により、持続可能な人口構造への転換を図ることを目標としています。そして、地域の実情に合わせて人口減少対策に取り組む市町村を人口減少対策総合交付金によりサポートするとしており、全ての市町村で交付金事業の計画が策定されております。本市では、この人口減少総合対策交付金のうち、連携加算型の交付金を活用し、4つの事業を計画しております。
本市には、高知大学、高知高専、また高等学校など、教育機関がありますので、他市町村と比較すると学生が多いという特徴があります。基本的な考え方としましては、この学生たちに卒業後も本市に残っていただき、また県外に進学している学生たちには、高知県で就職した際には本市に居住してもらいたい、このような思いで、若者の定住のほうをメインの事業に据え、計画を検討しております。1つは、メインとなります南国市新規卒業学生新生活応援事業、2つ目は、県外からの39歳以下の移住者をターゲットとした南国市UIJターン移住支援事業、3つ目は、南国市不妊治療費等助成事業、4つ目は、技能実習生等への日本語教室などを行っている南国市国際交流協会の活動を支援する多文化共生推進事業、この4つの事業で交付金の活用を予定しております。これら4つの事業は今年度が開始となりますので、事業の効果はまだ見えておりませんが、課題といたしましては、これら、事業の情報を、対象者、特に県外在住の学生たち、また高知県にUIJターンする可能性がある方々にどのように周知していくかが課題と考えており、この周知方法について、県や他市町村の事例を参考に、早急に検討していきたいと考えております。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) 各市町村で取り組む事業は地域の状況に合わせ異なっているようですが、今後の展望をお聞かせください。
○議長(岩松永治) 企画課長。
○企画課長(田所卓也) 各市町村が実施する連携加算型の交付金事業は様々ですが、大きく分類すると、若者の定着・増加を図る事業、あと婚姻数及び出生数の増加を図る事業、そして共働き・共育ての推進を図る事業、この3つに区分されております。現在、本市では、若者の定着・増加を図る事業をメインに4つの連携加算型の交付金事業を進めていく予定ですが、事業の実施状況や予算の状況を見つつ、場合によっては他市町村が実施する事業を参考に、より効果が見込まれる事業の実施も検討したいと考えております。
また、本市だけでの事業展開が難しい場合には、可能であれば高知県や他市町村と連携して事業を進めればと考えております。本市の34歳以下の人口は、令和4年と比較して令和15年には約2,000人減少する推計となっております。この人口ギャップを埋めることを目標に取り組んでまいりたいと考えております。以上です。
○議長(岩松永治) 神崎隆代議員。
○11番(神崎隆代) ありがとうございます。人口減少は全国的な課題です。先日、話を聞いた若者は、明石市に引っ越して子育てをしたいと言っておりました。また、南国市で土地を探していたけれども、最終的には香南市に家を建てたという話もよく聞きます。若い世代は、SNSやネット検索で情報を素早くキャッチしています。安定した雇用と収入、住居が確保できることを土台に、子育てしやすい環境などに関心を示しています。若者のニーズに沿った必要な対策をされ、今いる若者がずっと住み続けたい南国市となるように、施策の充実を図っていただきたいと思います。
これで質問を終わります。丁寧な御答弁をいただきありがとうございました。
○議長(岩松永治) 以上で通告による一般質問は終了いたしました。
これにて一般質問を終結いたします。
明14日と15日は休日のため休会とし、6月16日に会議を開きます。16日の議事日程は、議案等の審議であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて散会いたします。
お疲れさまでした。
午後2時17分 散会