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議会議事録

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一般質問4日目(植田豊)

質問者:植田豊

答弁者:関係課長


      議事日程
        令和7年3月7日 金曜日 午前10時開議
第1 一般質問
          ―――――――――――*―――――――――――
      本日の会議に付した事件
  日程第1 一般質問
          ―――――――――――*―――――――――――
      午前10時 開議
○議長(岩松永治) おはようございます。これより本日の会議を開きます。
          ―――――――――――*―――――――――――
      一般質問
○議長(岩松永治) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。12番植田豊議員。
      〔12番 植田 豊議員発言席〕
○12番(植田 豊) おはようございます。なんこく市政会、植田です。
 通告に従いまして質問をさせていただきます。どうぞ御答弁のほどよろしくお願いいたします。
 まず最初に、ごみステーションに津波想定浸水深プレートの設置、危機管理課長にお聞きします。
 本市の南海トラフ地震発生時に想定されるエリアと浸水深、浸水の深さです、の告知方法について、現時点でどのようにされていますか、御答弁お願いいたします。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(野村 学) 本市の津波浸水想定エリア及び浸水深につきましては、紙媒体のハザードマップの配布とホームページへの掲載が主なものになります。また、浸水深のラインを入れているタワーが一部あります。以上です。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) 御答弁ありがとうございます。
 津波想定浸水深とは、津波によって陸地が浸水する際に地面から水面までの高さ、深さを示します。津波の浸水深は、津波防災対策の際に用いられます。津波の浸水深に応じた死者率では、津波浸水深30センチ、0.3メートル以上で死亡者が発生、津波浸水深1メートルでは死者率が100%に達するそうです。津波の浸水深50センチでも、人は流されてしまうとされています。
 質問です。津波が想定されるエリアの方にとっては、浸水深は生命に直結することです。非常に重要で、深さを知っておく必要があります。青森県むつ市では、ごみステーションの収集日が記載された看板に、津波が来た際の想定浸水深の表記を始めたと新聞に載っていました。本市も何らかの方法で、平時より津波が想定されるエリアの浸水深、深さを意識していただく工夫が必要かと思います。さきに紹介したむつ市の方法はどうでしょうか、お答えください。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(野村 学) 議員御提案のとおり、津波が想定される地域で住民の方がふだんから目にする場所に津波の想定浸水深が分かるものを設置することは、住民意識のさらなる向上のためにも重要な施策であると考えます。これに関連しまして国土交通省では、まるごとまちごとハザードマップという取組を進めております。この取組事例なども参考にして、ごみステーションも含めてどのような場所にどのように設置するのが有効か、検討してまいります。以上です。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) 御答弁ありがとうございます。
 平時より津波発生時に想定される浸水深、深さを意識できるよう、工夫をお願いします。
 次に、高規格道路の災害時の役目について、危機管理課長にお聞きします。
 高規格道路、高知龍馬空港インターチェンジから香南のいちインターチェンジまでの3.5キロメートルの区間が令和7年3月15日、来週末に開通、高知ジャンクションから芸西西インターチェンジまでの27.5キロメートルが高規格道路でつながることとなります。この開通により、南国市をはじめ沿線地域においては観光客の周遊環境の向上になる観光振興、物流の安定化による産業振興、災害時における緊急輸送環境の格段の向上など、さらなる地域活性化が期待されると報道されています。また、今回の開通を受けて、高知県の浜田知事は南海トラフ地震対策としても大きく前進するとコメントしています。
 東部地域の主要道路である国道55号線は、南海トラフ巨大地震による津波の浸水想定区域に入っていますが、今回の開通によって津波などの被害を受けずに救急活動や救援物資の供給ができるということです。
 お聞きします。
 今回の3.5キロメートルの延伸の意義は、防災・減災の視点からどのように変化し、どんなことに期待するかをお答えください。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(野村 学) 今回の延伸により物部川を超えて香南市方面へつながったことが防災・減災上の観点から大きく変化したところになります。
 現在、災害時に国や県の物資を、本市を含む中央東地域に配送するための物資拠点は香南市にあります高知県立青少年センターとなっております。国から届けられた物資は、一旦この施設に集められ、県備蓄物資と併せて管内市町村に配送される計画となっておりますが、そのためには高知県立青少年センターから本市へのルートがしっかりと確保されることが大前提となります。今回の延伸により、本市側へのルートについて多重に確保されることとなります。物資の緊急輸送道路として、大きく期待するところであります。以上です。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) ありがとうございます。
 今までの高知南国道路内南国市管内部分には、避難場所が5か所あります。今回の延伸で南国市内管内部分で避難場所は増えましたか。また、改めて高知南国道路避難場所の使用時の留意点についてお答えください。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(野村 学) 今回の東への延伸に併せて、本市では物部地区に緊急避難場所を設置していただきました。これにより高知南国道路の緊急避難場所は1か所増の6か所となりました。高知南国道路緊急避難場所につきましては、本市のほかの緊急避難場所と違い、入り口に蹴破り戸を設置しております。これは道路上に避難場所が設置されていることから、平時の交通事故等を防ぐためのものであります。訓練時には許可の下、解除し使用できますが、ふだんは許可なく立ち入らないようにお願いいたします。
 また、実際の避難後につきましても、むやみに道路部分に立ち入らないことが必要です。この点につきましても事故防止の観点からお願いをするところです。以上です。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) ありがとうございます。
 私は、高知市、南国市、香南市、芸西村とつながりました今回の延伸は、広域避難を視野に入れて、避難される方の受入れ場所も具体的に検討していく必要があると考えます。今までの広域避難に関する質問に対しての答弁は具体的な場所の話はなかったように思いますが、広域避難場所についての計画予定についてお答えください。
○議長(岩松永治) 危機管理課長。
○危機管理課長(野村 学) 南海トラフ地震等大規模災害発生時の避難所確保のための施策として、高知県の中央圏域、具体的には高知市、南国市、土佐市、香南市、香美市、本山町、大豊町、土佐町、大川村、いの町、仁淀川町、佐川町、越知町、日高村の14市町村で中央圏域広域避難計画を定めております。これは発災時に自らの市町村だけでは避難所が不足する場合に、相互にマッチングをした上で避難所を確保するための計画であります。
 本市としても南海トラフ地震発生時には避難スペースが不足することも考えられます。その際には、この計画の枠組みで広域避難を検討することが必要となります。発災時の状況によりますので、事前にこの場所ということを決めることが難しい面もありますが、迅速なマッチングの中で速やかな避難所確保を目指してまいります。
 今回整備されました高知南国道路は、避難者の輸送に際しての大きな力になると考えております。
 なお、市町村間の避難者輸送に関しましては、中央圏域の14市町村及びバス事業者16社と災害時におけるバスによる緊急輸送等に関する協定を結んでおります。以上です。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) ありがとうございます。
 なかなか計画どおりに遂行できる内容ではありませんが、防災・減災につながることを最大限実施していただきたいと思います。よろしくお願いします。
 次に、新図書館のサービス面についてお聞きします。
 昨日の土居議員の内容に若干答弁が重複する部分があろうかと思いますが、よろしくお願いします。
 生涯学習課長にお聞きします。
 開館時期は来年、令和8年春の予定とお聞きしています。1年後になりました。進捗状況をお聞きします。計画どおりでしょうか。予定どおりなら、開館日は決まっていますか、お願いします。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 新図書館の建設につきましては、事業の計画どおりに進捗しております。施政方針でも報告しましたが、新図書館整備につきましては令和6年度より新図書館本体の建設工事に着手しており、令和7年度中の竣工を予定しております。
 開館時期については、令和8年春頃を予定しております。開館日は決定しておりませんが、建設工事の進捗状況を見守りながら、ふさわしい開館日を検討したいと考えております。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) ありがとうございます。
 新図書館は、以前の図書館以上に市民の憩いの場としての重要な役割があります。そこで、かみーる、香美市立図書館のサービス面の幾つかを紹介しながら質問させていただきます。
 私自身、かみーるは時々利用させていただいていますので、まず最初にWi-Fi環境になっていますか。かみーるは館内エリア全域でWi-Fi環境が整っています。また、備付けのパソコンでインターネット環境が整うことになるでしょうか、お願いします。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 新図書館においては、館内全体でWi-Fiが使用できるように公衆無線LAN環境の整備を行う予定であります。また、市民の方がインターネットを閲覧できるパソコンについては、4台設置する計画となっております。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) ありがとうございました。
 次に、タブレットやポータブルDVDプレーヤーの貸出しができますか。貸出しできるなら高額な機器となりますので、貸出条件や方法についてお聞きします。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 現在のところ、タブレットやポータブルDVDプレーヤーの導入は予定しておりません。機器を導入しても貸出しできるDVD自体が少ないという問題がありますので、近隣市町村の状況や市民ニーズを把握しながら検討してまいりたいと考えております。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) 次に、電子図書の充実はどうでしょうか。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 電子図書館につきましては、オーテピア高知図書館がサービス提供をしており、高知県民であれば利用可能となっております。南国市単独で導入することは費用対効果が見合わないのではないかと考えております。今後につきましては、オーテピア高知図書館の電子図書館サービスの利用を促していくような連携を図ってまいりたいと考えております。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) ありがとうございます。
 次に、図書の貸出し以外の部屋はどのような部屋がありますか。かみーるでは、講演会や催物に使える100席を収容できる部屋があります。お答えください。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 2階に講演会や催物などで使える集会室を整備する計画となっております。部屋の広さは約92平米となり、長机を置いた形で50席程度が収容できる広さとなっております。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) 次に、かみーるでは10人くらいまでの複数名で利用できる小さい部屋がありますが、その部屋で学生さんが一定の声量、音量で話し合っている様子を見かけることがあります。新図書館ではどうでしょうか。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 新図書館では、2名以上のグループで学習や研究活動をするためのグループ学習室を1階に2部屋、2階に2部屋の合計4部屋を整備する計画となっております。収容人数は、8名の部屋が3部屋と4名利用の部屋が1部屋となっております。これらの部屋は戸を閉めて活動ができますので、会話をしながら学習活動等に利用していただけるように計画しております。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) ありがとうございます。
 次に、体の不自由な方や小さなお子様への配慮サービスはどうでしょうか。かみーるでは、貸出車椅子、オストメイト、介助用ベッド、バリアフリー図書の貸出し、授乳室、おむつ交換台、子ども用トイレ等があります。お答えください。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) オストメイト対応の多目的トイレを1階、2階ともに設置するほか、1階の児童書コーナーの近くに児童用トイレと授乳室を設置する計画となっております。また、貸出用車椅子も整備する予定であります。
 バリアフリー図書につきましては、現図書館においてもコーナーを設けて、目の不自由な方向けの録音図書再生機の貸出し等も行っておりますので、新図書館におきましても同様のサービス提供や、引き続きバリアフリー図書の充実に努めてまいりたいと考えております。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) ありがとうございます。
 次に、コピーサービスはどうでしょうか。かみーるでは、A3サイズ以内の白黒であれば1枚10円です。お答えください。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) コピーサービスについては現図書館でも行っており、新図書館においても引き続き行いたいと考えております。
 料金につきましては、南国市手数料徴収条例に基づき、白黒が1枚10円、カラーは1枚80円を頂いております。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) 次に、飲食室はありますか。かみーるでは、自動販売機、コーヒーマシンがあり、その部屋内での持込み飲食もオーケーです。時間帯も開館前の9時30分から利用可能で、そこで開館時間の10時まで待つこともできます。お答えください。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 土居議員への答弁と同じになりますが、2階に自動販売機を設置し、談話スペースを設ける計画となっておりますので、そのスペースでは飲食可能としたいと考えております。また、それ以外のスペースでは、水筒やペットボトル等の蓋の閉まる飲物に限って利用可能としたいと考えております。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) 次に、その他の南国市新図書館ならではのサービスをお聞きします。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 新図書館では、駐車場台数や開架スペースが広くなり、学習のための座席数も増えるため、多くの方に御利用いただけると考えております。まずは図書館の基本的な役割を果たせるように資料を充実させ、情報提供や地域の課題解決を支援できるような役割を果たしていきたいと考えております。また、先ほど答弁したとおり、集会室を整備する計画ですので、市民の学びや成長に役立つような企画、講座、イベントなどを開催したいと考えております。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) ありがとうございました。よろしくお願いします。
 最後に、NACOバスのバス停は近くにできますか。かみーるは図書館敷地内にバス停があり、非常に便利になっています。免許証を返納された自家用車の使用をしなくなったと思われる御高齢の方の乗降を時々見ますが、南国市の新図書館の場合はNACOバスのバス停は近くにできますか、お答えください。
○議長(岩松永治) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(前田康喜) 市民の皆さんが新図書館へ来館しやすいように、新図書館の近くに停留所を設ける方向で検討したいと思います。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) ありがとうございます。
 それぞれの内容に答弁ありがとうございました。開館まで1年あります。かみーる以上に市民の方から愛される新図書館にしていただくようお願いします。ありがとうございました。
 次に、多言語音声翻訳アプリの活用について、消防長にお聞きします。
 多言語音声翻訳アプリ「救急ボイストラ」について質問させていただきます。
 近年5年ぐらいの南国市の救急搬送された外国籍の方の人数をお聞きします。
○議長(岩松永治) 消防長。
○消防長(小松和英) 救急搬送されました外国籍の方の人数につきましては、令和2年が1人、3年が7人、4年が8人、5年が15人、そして令和6年が13人、5年間で合計44名となっております。以上です。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) ありがとうございます。
 増える傾向が分かります。
 それでは、救急隊員の方が現場に行かれて、傷病者の方が日本語が十分達者でなく、御本人と救急隊員の意思疎通が取れなく、搬送に時間を要してしまった具体的な例をお答えください。
○議長(岩松永治) 消防長。
○消防長(小松和英) 心肺停止や意識障害の方を除くと、翻訳アプリを使用するときに、その方の母語が何語か分からずに時間を要したという事例があったように聞いております。以上です。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) ありがとうございます。
 件数は少ないですが、事例はあったということですね。
 本市でも既に導入されている多言語音声翻訳アプリの一つで、救急言語に特化した救急ボイストラがあります。救急現場特有の会話内容を外国人の方に短時間で伝える機能、運用などが可能で、救急現場で救急隊員が外国人傷病者に対して円滑なコミュニケーションを図ることができます。救急ボイストラアプリの活用は頻繁にないとは察しますが、しかし救急現場では迅速な対応が求められます。日頃からのアプリ活用のトレーニングが大切です。救急現場の訓練の中にアプリ活用のメニューは入っていますか。
○議長(岩松永治) 消防長。
○消防長(小松和英) 毎朝勤務交代時に救急車内の資機材の点検と併せましてタブレット端末の動作確認時に翻訳アプリの確認も行っております。以上です。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) ありがとうございます。
 より一層のスキルアップを求めたいと思います。よろしくお願いします。
 次に、インクルーシブ遊具と健康遊具の公園への設置について、都市整備課長にお聞きします。
 昨年5月の新聞に載っていました高知市中心部の高知城近くにある藤並公園がこのほどリニューアル整備され、障害の有無に関係なく誰もが遊べるインクルーシブ遊具が新設された。同公園は高知城の堀の一部を埋立てて、1962年に開設されたが、施設の老朽化が進んでいたため、景観などにも配慮した中心市街地の貴重なオープンスペースとして再整備された。新たに設置されたインクルーシブ遊具は、座ったり寝転んだり楽な姿勢で遊べる皿型ブランコと、車椅子からでも体を移しやすいように設計された滑り台の2種類と載っていました。
 本市のインクルーシブ遊具や健康遊具の設置状況をお答えください。
○議長(岩松永治) 都市整備課長。
○都市整備課長(篠原正一) 本市におきましては、インクルーシブ遊具の設置実績はございません。また、健康遊具につきましては、緑ケ丘地区の錦城公園に3基、十市地区の十市水分物流公園に6基、そして長岡地区の東崎健康公園に7基と合わせて16基を設置しております。以上でございます。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) ありがとうございます。
 インクルーシブ遊具とは、全てを包み込み、迎え入れるという考え方を導入し、障害の有無や年齢に関係なく、互いの違いを認識しながら、ハンディキャップのある子どもとない子どもが一緒に楽しく遊び、誰もが利用できる遊具のことです。
 お聞きします。
 先ほどお答えいただいた遊具の設置時期についてお答えください。
○議長(岩松永治) 都市整備課長。
○都市整備課長(篠原正一) 各公園における健康遊具の設置時期につきましては、錦城公園が平成3年に、十市水分物流公園が平成13年、そして東崎健康公園が平成19年となっております。以上です。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) ありがとうございます。
 一番新しい東崎健康公園でも17年が経過しています。近年新しく設置はされていないということが分かりました。
 遊具そのものの進化も進んでいます。例えば、車椅子で上れるスロープ、視覚、聴覚、触覚など、多感覚で楽しめるパネル遊具、大勢で一緒に滑ることが可能な幅の広い滑り台、随所に手すりが設置され、ゆっくりしたペースで子どもの介助がしやすい動線も確保されていたり、自分に合った遊びを自分のペースで選ぶことができる遊具が多くなっています。
 お聞きします。
 本市南国市の公園の中には、遊具の老朽化に伴い、危険になった遊具が撤去されたままの状態の公園があります。遊具は設置費用も必要となり、思ったより高額となります。
 そこで、計画的にインクルーシブ遊具、健康遊具の設置を進めていただけませんでしょうか。
○議長(岩松永治) 都市整備課長。
○都市整備課長(篠原正一) 議員御指摘のとおり、遊具の設置には高額な費用がかかるため、限られた予算の中で計画的に整備を進めることが重要と考えております。
 本市では、公園施設の老朽化対策や持続可能な維持管理を目的として、来年度より公園施設長寿命化計画の策定に取り組むこととしており、その中で遊具の更新につきましても検討を行う必要があると認識をしております。
 インクルーシブ遊具や健康遊具につきましては、障害のある方や高齢者を含む多様な市民の方々が安全、快適に公園を利用できる環境づくりの観点からも有意義であると考えておりますので、計画策定の過程におきまして、設置の可能性につきまして検討を進めてまいります。
 また、地域住民の皆様の御意見も伺いながら優先順位を整理し、財政状況を踏まえつつ、効果的かつ計画的な整備に努めてまいります。以上でございます。
○議長(岩松永治) 植田豊議員。
○12番(植田 豊) 前向きな答弁ありがとうございます。
 以前から言われてるように、南国市北部には公園自体がほとんどありません。小さい子どものおられる家庭にとっては、安全に遊ばせる遊具があることによって、居心地のよい移住エリア、住みよい南国市につながります。優先順位を考えていただいての設置をお願いします。
 以上で私の本会議の質問を終わらせていただきます。それぞれに丁寧な御答弁ありがとうございました。

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