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議会議事録

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一般質問1日目(植田豊)

質問者:植田豊

答弁者:関係課長


○議長(岡崎純男) 2番植田豊議員。
      〔2番 植田 豊議員発言席〕
○2番(植田 豊) 初日、最後の質問者になりました。どうぞよろしくお願いいたします。
 私のほうは、総括で4つの項目について質問をさしていただきます。
 まず最初に、南国市においての広域避難計画について質問をさせていただきます。
 ことし6月の新聞に、南海トラフ地震について、高幡5市町がこのほど広域での避難者の受け入れ訓練を高知県須崎市で行った。県が策定した避難計画に基づき、自治体間の情報伝達やバスの手配などの手順を決めて実践したと載っていました。
 津波避難では、須崎市と高岡郡中土佐町では、避難所に住民が入り切らなかったり過密になったりすることが想定されるそうです。津野町、梼原町、四万十町を含めた5市町では、3年前の2015年、自治体の枠を超えて避難所に住民を移送する広域避難協定を締結されています。また、昨年、2017年には、バス事業者4社とも協定を結んでいます。ことし6月22日の新聞に載っていました訓練では、被災3日後、須崎市で1,020人、中土佐町で550人の避難スペースが不足すると判明したとの想定で実施をし、職員はほかの自治体への受け入れ打診や、バスの台数確保の電話連絡に本番さながらに取り組んだと載っていました。
 東日本大震災時の広域避難の教訓として、市町村や県をまたがる避難が必要となった場合、十分ではなかった、ほかの地方公共団体による避難者の受け入れや、広域避難者に対する支援の実施までに時間が要したことから、円滑な広域避難に資するため、都道府県が広域避難に関する指示や調整を行うことができる仕組みの確立を図ることが必要であるとされています。
 高知県が取りまとめた中央圏域市町村の避難者収容可能数につきましては、それぞれ5市(5市の中には南国市も入っています)において、避難所が不足する状況にありますとなっています。そのため、平成27年から高知県が調整役となり、広域避難に関する検討を行い、中央圏域14市町村で、お互いの自治体の枠を超えて避難者を受け入れるための広域避難協定を締結しています。
 そこでお尋ねしたいことは、南国市は土長、本山、大豊、土佐町、大川及びお隣の香美市、香南市からも南国市を通過し、高知市に通学や通勤をしておられる方が多くおられると想定されますので、大規模災害時には多くの方を受け入れる想定をしておかなければならないと考えます。中央圏域市町村の中では一番真剣な取り組みが必要だと考えます。南国市として、締結後の取り組みや今後の計画などについてお尋ねします。
 特に、新たな避難所の確保に向けての公共施設や企業、マンション施設への避難場所指定の働きかけの計画などを持っておられるかお尋ねします。
 原則、避難場所の数については、多ければ多いほど、広ければ広いほどよいと考えますのでよろしくお願いします。
 少し話は違いますが、自治体は予測のできない大災害や公共施設の老朽化対応、社会保障施策など、地域のさまざまな課題に対処するため、自治体みずからの判断に基づいて基金を積み立てています。予測しづらいでしょうが、今回お聞きしたいことは、震度6以上、30年以内の発生確率が70%以上といわれる巨大南海トラフ地震のような大災害に対しての、想定している南国市としての基金の金額及び近年の増減などについてお聞きします。
 続きまして、2問目です。
 災害用自動販売機の設置についてお尋ねします。
 南国市の災害に対する対応は、14基の津波避難タワー初め、40トンの地下タンクなどなど、県下の市町村の中ではかなり充実しているとは思いますが、災害対応はこれでよし、万全ということはないわけで、今回の質問は飲み水の確保の内容です。大規模災害発生時は、水道管の破損なども想定されます。そこで、災害対応自動販売機について質問させていただきます。
 災害対応自動販売機とは、自然災害や緊急時が発生したときに、停電になった場合、キー操作や専用ハンドルなどを回すことによって自動販売機に必要な電力を供給し、ライフラインの復旧や救援物資が到達するまでの間、無償で飲料製品を被災者などに提供することのできる自動販売機です。企業、学校、公民館、病院などの公共施設を中心に設置されている災害対応自動販売機のことです。
 飲料メーカーにとっても社会貢献型の自動販売機という観点から、各メーカーは積極的に設置を進めています。参考までに、災害用自動販売機の中にも種類が幾つかあります。停電時に手回しで電気を供給できるタイプ。バッテリーが搭載されており、電気の供給がとまった後、約2日間48時間は稼働するタイプ。非常時にはジュース類だけではなくお湯や水の提供が可能なタイプもあり、粉ミルクや薬の服用水として利用できるタイプもあります。さらに、メッセージボードがあり、表示板に災害状況をテロップで伝えることができるタイプなどもあります。自動販売機に設置されているトラッシュボックスに簡易トイレがあり、それを取り出し使用できるタイプもあります。さらに、最近ではWi−Fi環境を備えた自動販売機があり、スマートフォンで災害情報を得るのに便利なタイプです。災害時のネットインフラを確保できるものです。実は、先月姉妹都市提携45周年記念市民訪問団に参加させていただいたときに、岩手県の平泉で毛越寺と中尊寺に行ったときに、実際Wi−Fi自販機を見ました。
 災害用自動販売機の利用についてのメリットを幾つか確認さしていただきます。大災害が発生した場合、自治体も被災している可能性があり、それぞれの避難所で行政職員やボランティアの方が救援物資の搬入など、人的な対応がしたくてもできない状況も考えられます。つまり、必要な救援物資が届けられない可能性があるということです。そのときに、トイレ同様、どんな状況でもすぐに必要とされる飲み水の確保を災害自動販売機で少しでも補うことは可能だと考えます。具体的な話としては、姉妹都市岩沼市の宮城県では、東日本大震災のときに、お茶の大手メーカーさんが、宮城県内の大規模避難所6カ所に計8台のカップ式災害対応自動販売機を復興支援自販機として、避難生活を余儀なくされている方々へ、心と体を少しでも温めるべく、ホットココア、ホットコーヒーなど、温かい飲み物を復興支援自販機で提供され、大変喜ばれたそうです。
 そこで、質問内容ですが、現時点で南国市がかかわっている施設関係での主な設置場所及び設置台数を教えてください。
 災害対応自動販売機の設置拡大を望むわけですが、災害対応自動販売機への考え方や今後の設置計画などをお聞きします。
 続きまして、3問目になります。
 南国市で、公用車にドライブレコーダーをつけてはどうでしょうか。
 ドライブレコーダー設置の理由は、大きく2つあると思います。企業や団体として、運行管理の安全などを目的とした業務用と、もう一つは事故などのとき、映像の記録を主な目的とした一般個人ユーザーです。ドライブレコーダーの設置をされている具体的な理由につきましては、危険運転に巻き込まれたときの防御が多いと思います。危険運転につきましては、ことしのNHKのクローズアップ現代プラス、1月の放送で取り上げられた影響は非常に大きく、事故の報道で自衛手段としてのドライブレコーダーの有効性が広く認識されました。動く防犯カメラとして犯罪の抑止力を高めるため、ドライブレコーダー設置車両にステッカーなどをはり、市民に周知する目的などもあります。
 ドライブレコーダーの設置台数の拡大については、ことし6月の高知新聞に、高知県内でドライブレコーダー売上急増、トラブルを自衛で防御というタイトルで記事が載っています。これは、神奈川県の東名高速道路でのあおり運転が原因で、御夫婦の方が亡くなられた事故が大きく報道されました。交通トラブルや事故などの映像を記録するドライブレコーダーの売り上げが、先ほどの高知県内のことですけれども、約1.5倍にその報道の後急増したという記事でした。
 我が国でもハイヤー、タクシー、バス、トラックなど営業車両や公共交通機関を初め、近年急速に普及の進んでいるマイカーも含めると、既に数百万台以上が設置されていると見込まれているそうです。ドライブレコーダーを実際導入した事業所の多くで、事故原因の迅速な究明及び事故の再発防止対策に有効であることが確認されています。事故の後、処理に要する諸費用削減や時間短縮にドライブレコーダーの記録が貢献し、経済的なメリットも認められているそうです。機能面につきましても、車の前と後ろ、前後が検知できるタイプが主流になり、また価格も安いものでは1万円以下から数万円と、以前と比べれば本当に購入しやすい価格帯となりました。
 南国市の公用車での事故も重大事故に至ってはいませんが、軽微な事故は時々あり、何よりも運転者本人のマナーの向上にもつながると考えます。また、動く防犯カメラとして、もしものときに記録映像が役立つこともあります。
 以上のようなことから、公用車へのドライブレコーダー設置を少しずつでも進めてはどうでしょうか。
 4問目になります。
 来年は市制60周年ということで、いろんなことを計画されていると思いますが、今回の提案は、来年60周年にあわせて南国市の記念日を設置してはどうでしょうかという提案です。記念日の設置で、市民の方が南国市の歴史や行政に対して関心を持っていただくきっかけになればよいと考えますが、どうでしょうか。
 高知県内のいろいろな記念日を見てみますと、8月10日よさこい祭りの日、よさこい祭りが始まった8月10日をよさこい祭りの日として、高知市がことしの4月16日に宣言されました。11月12日ゆずの記念日、11月12日はいい風味の日という語呂合わせで、全国一の生産量であるユズを、高知県ゆず振興対策協議会が日本記念日協会に登録申請し、昨年、2017年11月に認められたそうです。これを機に、高知県園芸連は、鍋が恋しくなる季節にユズを頭に浮かべてもらうきっかけになればと、記念日の定着に期待しているそうです。
 次に、4月10日はと聞かれたら、高知県内の方はほとんどの方が、何をしているかわからないにしても、4月10日四万十の日やろうと言い当てるのではないでしょうか。四万十川と市民生活の調和と共存を願うメモリアルデーです。
 四万十の日制定宣言というのがあり、少し長くなりますが読み上げます。「はるかなる四国山地の奥深く、木々の葉をつたい落ちた一滴の雫が、生命を育む流れとなって、はてしない旅に出る。渓谷の岩をはみ、山里をぬい、やがて大河となって太平洋にそそぐ。母なる川の水面に、生命が踊る。大いなる流れに、生きとし生けるものの営みが時をこえて、受け継がれてゆく。この豊穣、この限りない大自然の恵み。人と自然が調和する日本最後の清流に、いま、私たち人間の知恵が試されている。「四月十日」すべての人々の、すべての地域の自然保護への熱い思いを託して、私たちはこのかけがえのない四万十川の清流を守り、伝えることを宣言する」となっています。
 何か三山ひろしさんの歌の歌詞にも出てきそうですが、この宣言文、たった3分で読み終える内容に四万十市の魅力を感じます。南国市の場合も、国分川であるとか物部川とか太平洋とか香長の沃野とかいうような言葉が入れば、豊かな香長平野を連想させることになるのではないでしょうか。
 話は本題に戻りますが、来年市制60周年にあわせて南国市の日を設定するとしたら、市制記念日には学校が休みになったり、公の施設が無料になったり、いろいろな特典やサービスがあったりする自治体があるようです。仮に、記念日を設置するなら市制発足は1959年10月1日木曜日ですので、10月1日とするか、語呂合わせで「なんこく」7月5日から9日までの5日間を記念日週間として、その週の土日の2日間ぐらいで何か行事を行うとかどうでしょうか。
 例えば、市役所の庁舎や駐車場などの敷地全体を使ってのイベントもあってよいのではないかと思います。各課の前にパネルや写真で仕事の内容やPRしたいことなどを掲示したり、議場では子ども議会や議場を使ったコンサート、あるいは議場を使ったシアターで市制歩み60周年を振り返った映像などをごらんいただくとか。また、駐車場では南国市の飲食店の方の飲食コーナーや、企業さんのPR、リクルートコーナーなどがあり、今の南国市を凝縮したような、さまざまなイベントをやってみてはどうでしょうか。
 以上の4項目について御答弁をお願いいたします。
○議長(岡崎純男) 答弁を求めます。危機管理課長。
      〔山田恭輔危機管理課長登壇〕
○危機管理課長(山田恭輔) 植田議員さんの南国市における広域避難計画についての取り組みについてお答えいたします。
 広域避難につきましては、昨年度、高幡5市町が各市町の応急期機能配置計画をもとに高幡圏域内で調整した、応急期機能配置広域調整計画高幡圏域版を策定いたしました。
 この高幡圏域の計画をモデルとして、現在中央圏域の他市町村とともに、応急期機能配置広域調整計画中央圏域版の策定に向けての協議を進めており、昨年5月に中央圏域における広域避難に関する協定を締結いたしました。この協定に基づき協議を進める中で、過不足数を明らかにして、圏域内で避難者が充足できるかの検討を行っております。
 この中央圏域の東に位置する市町村において、収容人員が不足する状況にあるのは、高知市、香美市、香南市と本市の4市となっているため、再度各市町村において、新たな避難所の確保に向けての取り組みを行うことになっております。本市におきましても、民間施設を含めて、避難所の掘り起こしに努めているところです。なお、各市や中央圏域内で充足できない場合は、圏域外に避難所を求めることになっております。
 続きまして、災害時対応自動販売機についてお答えいたします。
 災害時対応自動販売機は、議員の御質問のとおり、企業の地域貢献という観点から設置が進められており、本市としましても、自動販売機1台当たりに常時500本程度の飲料水が確保され、災害時に無償で提供を受けられることは大変心強いことだと感じております。今後も災害時対応自動販売機の設置がふえることを望んでおりますが、平時の収益があることが設置の条件ともお聞きしているため、企業の要望により設置しているのが現状であります。今後の計画といたしましては、現在設置をされている自動販売機を災害時対応に変えていただくように協議を進めてまいります。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 財政課長。
      〔渡部 靖参事兼財政課長登壇〕
○参事兼財政課長(渡部 靖) 植田議員からの大災害に対する基金の御質問につきましてお答えいたします。
 本市の基金につきましては、平成29年度末の基金残高が全体で約45億3,000万円で、平成20年度末の基金残高が約18億9,000万円でありましたので、10年足らずで残高は2.5倍にふえております。
 御質問の災害に対する基金となりますと、財政調整基金となりますが、こちらの基金残高につきましても、平成20年度は8億7,000万円でございましたので、平成29年度、22億9,000万円と、14億円以上増加しておるということになります。
 財政調整基金は、災害または経済情勢の著しい変動等により財源が不足する場合において、当該不足額を補填することとなります。しかしながら、総務省より交付税の影響、これは総務省というよりも財務省のほうが強いんですが、これによります交付税の影響等を考慮して、地方における財政調整基金等の残高の増加傾向については、かなり懸念が示されております。このため、平成29年度決算におきましては、前年度残高から少し減となるような調整をさしていただいております。
 御質問にありました大災害の基金ということになるんですが、本格的な災害復興・復旧、これにおきましては、国のほうで特別措置法や特別交付税措置等の国からの支援がありますので、被災後直ちに必要なものについては市の財源というものが確保が必要というふうに考えております。が、本格的なものではございませんので、そこまでの基金といいますか財源の確保というものは必要ではないというふうにも認識しておりますし、現在の財調の基金残高自体が予算の約1割に匹敵する額になっておると。予算計上分を差し引きしましても、本年度分で、20億円以上の残高がございますので、もしもの場合、不測の事態にも十分対応可能というふうに考えております。
 ただ、この基金残高、これを維持していく、国の意向で余りふやしていくことがなかなか難しいので、今後とも財政調整基金を維持していくということにおきまして、決算時に残高を確保できるような財政運営を図っていきたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 総務課長。
      〔西山明彦参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長登壇〕
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(西山明彦) 植田議員さんの御質問にお答えします。
 災害用自動販売機の設置についての御質問にまずお答えいたします。
 総務課が管理しております施設関係では、飲料メーカーの御協力によりまして、市役所庁舎北側の旧労働金庫の建物の前に1台、また市民館と集会所について、中央市民館、南部市民館、中央第3集会所、中央第4集会所、西部集会所、下島浜集会所の6カ所に各1台が設置されております。
 続きまして、ドライブレコーダーの公用車への設置についての御質問にお答えします。
 現在、本市の公用車への設置につきましては、マイクロバスと総務課所有の公用車1台に設置しております。また、消防署におきまして22台中9台、また消防団では23台中12台に設置しております。今のところ設置しているのはこれだけでございます。
 植田議員御指摘のとおり、ドライブレコーダーの設置は、公用車の運転時の運転者本人の交通安全に対する意識の向上にもつながり、交通事故の抑止効果もあるというふうに思います。去る8月28日に開催されました安全運転管理者法定講習におきましても、ドライブレコーダーの映像により、実際にどんな状況で交通事故が起こっているのかというような解説がされました。そういった面でも、交通事故の抑止に非常に効果があるということでございますので、ドライブレコーダー、タイプによっては非常に安価で設置ができるものもあるようでございますので、公用車の更新時などを初め、予算の範囲内で順次設置していってはどうかというふうに考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 都市整備課長。
      〔若枝 実都市整備課長登壇〕
○都市整備課長(若枝 実) 植田議員さんの災害対応自動販売機の設置についての御質問にお答えいたします。
 都市整備課関係で、災害時救援対応型自動販売機を設置しておりますのは、南国市たちばな集会所に1台、緑ヶ丘の錦城公園に1台、吾岡山文化の森公園に1台の合計3台でございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
      〔中村俊一生涯学習課長登壇〕
○生涯学習課長(中村俊一) 生涯学習課で所管いたします体育施設、公民館での災害対応自動販売機の設置数でございますが、計13台となってございます。瓶岩体育館、久礼田体育館、スポーツセンター、これはクラブハウスといいますか外のグラウンドの倉庫とかアリーナの2階部分とかも含みましてスポーツセンターには6台、三和スポーツパーク、日章福祉交流センター、国府公民館、三和防災コミュニティーセンター、野田公民館の施設に設置をしております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 上下水道局長。
      〔橋詰徳幸上下水道局長登壇〕
○上下水道局長(橋詰徳幸) 植田議員の御質問にお答えいたします。
 災害対応自動販売機の設置についてですが、上下水道局の庁舎内1階、お客様入り口に1台でございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 消防長。
      〔小松和英消防長登壇〕
○消防長(小松和英) 消防本部で管理しております災害対応の自動販売機については、3台となっております。また、消防本部の管理ではありませんけれども、消防団員さん募集のパッケージをして、飲料メーカーの協力を得て設置しております災害対応の自動販売機が、かざぐるま市、滝本路上、パステ、ミロク、サンシャイン、それから國丸というラーメン屋の駐車場に設置をしております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 企画課長。
      〔松木和哉参事兼企画課長登壇〕
○参事兼企画課長(松木和哉) 植田議員さんの南国市の記念日の設置についての御質問にお答えをいたします。
 記念日と一口に言いましても、自治体が定めるもの、また企業、団体、個人が定めるものと、さまざまとなっております。自治体が定めるものといたしましては、県民の日、市民の日があります。都道府県では、廃藩置県による県の誕生や、合併等による県域の確定を由来としまして、17都道府県で県民の日を定めております。なお、高知県にはこの県民の日は定めはございません。市町村におきましても、市制施行日を市民の日として制定している例が幾つがございます。県民、市民の日には、それぞれ郷土の歴史や自然、文化に誇りを持ち、郷土愛を深めることなどを目的としまして、公共施設の無料開放や企業との協賛事業などが実施をされております。また、この日を公立学校につきましては、設置者であります教育委員会が規則等により休日と定めている例もございます。
 本市におきましても、例えば市制施行日であります10月1日を記念日あるいは市民の日に定めては、ということの御提案でございますが、日を設けただけでは効果はなく、何をするべきかということが重要になってまいります。行政からの押しつけではなく、市民が自主的に受けとめていただけるような機運の醸成もこれから必要となります。そのほかにも、市民団体や企業の協賛、また既存のイベントとの調整、学校との連携など、調整すべき点が数多くございますので、少し時間をいただき検討させていただきたいと思います。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 2番植田議員。
○2番(植田 豊) 各担当の課長さんから御答弁いただきましてありがとうございます。
 まず、1問目の広域避難につきましてですけど、避難場所につきましては、何よりも危害事象から身の安全が確保できること、万一危険が迫ってきた場合にほかの場所に移動できること、身近に存在し、まあ近くという意味ですけど、身近に存在し素早く逃げること、要避難者が最低限の生活を営めることなどが最低限の要件と考えます。災害時を想定した上での避難場所の指定がもっともっと必要かと思いますので、よろしくお願いします。今後の検討ということでよろしくお願いします。
 災害用自動販売機の設置について御答弁いただきました。災害自動販売機の設置につきましては、私の今回の質問の思いとしては、避難所に指定されている場所の中でも、特に公立の小中学校に災害用自動販売機の設置を検討してはどうでしょうか、という2問目の質問をさしていただきます。
 学校施設は、児童生徒の学習、生活の場であるとともに、災害時には地域住民の避難所としての役割を果たすことから、防災機能の強化は極めて重要です。しかし、多くの学校の施設避難所は、不特定多数の被災者の方を迎え入れ、生活スペースとしてはもちろん、食事の提供や救援物資の配布、災害状況・安否確認に関する情報交換、また医療相談、心理的なケアといったことも含め、被災者の方を支援するさまざまな活動拠点でなければなりませんが、多くの現在の南国市の学校関係の避難所については十分ではないと考えます。Wi−Fi災害対応自動販売機の設置で、一定の飲み物と情報取得の環境が少しでも整うと考えます。
 少し話は違いますが、先日の新聞に、新潟県魚沼市バッファロー無線LAN導入と載っていました。魚沼市は、ことし3月に総務省の防災などに関するWi−Fi環境の整備計画の補助を受け、市内12の小中学校にバッファローの防災Wi−Fi設備を導入、平常時は公衆Wi−Fiフリースポットとして活用し、災害発生時には誰もが通信インフラを利用できるファイブゼロジャパンへ迅速に切りかえられる仕組みにすることで、有事の安全を支える重要な基盤となることが期待されると載っていました。
 また、災害対応自動販売機は、平常時は通常の販売機として利用できるわけですから、小中学校での社会体育活動の大人はもちろん、児童生徒にとっても一定のルールさえ決めれば、ことしのような猛暑の中で熱中症対策にもなると思います。
 また、市役所本庁舎であれば、先ほどの答弁にもありましたけれども、本庁舎の敷地では今のところないようですので、本庁舎であれば入り口のエントランス部分にあれば、平常時の利用もかなり見込まれると思いますので、災害時の商品補給もしやすい場所ですので、御検討をお願いしたいと思います。
 また、現在の設置場所につきましては、何人かの各課の課長さんのほうから御答弁いただきましたように、各課で今の管理がされているようですので、今後につきましては統一したマニュアルがあればよいのではないかと思います。なぜなら、大災害時直後には何事にも混乱が想定され、あの避難所の自動販売機は飲み物を出してくれたに、ここはいかんがかえとかになったり、品切れになったときの商品補充はどうするとかなど、災害に強い自治体を目指すならこれでよしということはありませんので、決められたものを用意しておいたほうがいいと思います。
 続きまして、ドライブレコーダーのことですが、今、既に何台かついていますし、今後も検討するというような内容であったとは思いますけども。さらに今後検討していただきたいのは、防犯面での話もさせていただいたように、動く防犯カメラの役目も果たすとすれば、ドライブレコーダー搭載車両が多ければ多いほどよいわけです。今のところ事例は少ないようですが、ドライブレコーダーの設置を希望する企業や一般市民に購入費用を助成している自治体もあります。
 自治体としての導入事例としては、神奈川県南西部にある湯河原町、人口2万6,000人では、湯河原町まちづくり課は、交通安全の向上と犯罪抑止を目的に、安全・安心なまちづくりにつながるとして、企業や町民の設置希望者には1万円を上限に購入費用の2分の1を助成するということです。また、奈良県五條市では、動く防犯カメラと無謀な運転の抑止の一石二鳥を狙ったもので、補助金の交付申請書に警察の捜査に資する必要がある場合は住所・氏名などを五條市が警察に提供することに同意します、との一文を設けた上で助成しているそうです。例えば、犯罪行為が起こった場合、五條市は警察からの要請を受け、近隣の助成対象者の情報を提供し、警察から助成対象者にドライブレコーダーの映像記録を提供することを求めることがあるそうです。
 ドライブレコーダーは、安心・安全なまちづくりということでいえば、有効なツールの一つになると考えますので、先ほどの公用車の導入も含めて、一般市民、企業などの助成等も検討していただきたいと思います。
 それと、4問目の記念日のことですけれども、記念日ということで今回は質問さしていただきましたけども、来年60周年もだんだん迫ってきていますので、実行委員会でしたですかね、立ち上げておられると思いますから、どういう経過報告か、また次の12月議会では状況などを教えていただきたいと思います。
 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
 あっ、済いません。申しわけありません。災害用自動販売機でちょっと抜かってました。済いません、申しわけありません。
 改めて2問目の質問を災害用自動販売機についてさせていただきます。設置場所の拡大について、避難所に指定されている、あっ、済いません。小中学校へのそのお答えをお願いいたします。申しわけありません。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 御質問にお答えいたします。
 現在、南国市内の小中学校への自動販売機の設置はございませんが、植田議員の御指摘のとおり、災害時の水の確保は大変重要な問題であると考えております。
 多くの児童生徒は御家庭から各自水筒を持参いたしまして、自己管理のもと水分補給を行っておりまして、体育の授業やフィールドワークなど校外活動の際には必ず持参もしておりますし、避難訓練におきましても水筒を持って避難するなど、熱中症対策としましても、今や水筒は必需品となっておるところでございます。
 この自動販売機の設置につきましては、全国でも設置しているという自治体や学校のあることも承知しておりますが、一方小中学校では、先ほど危機管理課長が答弁申し上げましたように、平時の利用が見込みにくい面もあり、設置が難しいこともお聞きしているところでございます。
 教育委員会としましては、学校において日常的に子供たちが熱中症対策として自動販売機を利用するということは、管理上多くの問題もございまして難しいと考えてはおりますが、災害時の避難所となっております学校につきましては、先進事例などを研究しながら、学校関係者や関係機関と連携を図り、検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
○2番(植田 豊) ありがとうございました。失礼しました。これで終わります。ありがとうございました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡崎純男) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 明12日の議事日程は、一般質問であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて延会いたします。
 御苦労さまでした。
      午後4時40分 延会