平成21年に「市制50周年」を迎えました
昭和31年9月30日、町村合併促進法に基づいた町村合併を経て、昭和34年10月1日の大同合併により「南国市」が誕生してから、平成21年で50周年を迎えました。
市制施行50周年を迎えて
~市長メッセージ~
昭和34年10月1日、後免町など5か町村と介良村伊達野が合併、北は四国山地から南は太平洋を望む南国市が誕生し、50周年を迎えました。
南国市は、遠く弥生時代から、四国を制覇した長曽我部元親が居城を大高坂山城(現高知市)に移すまで、土佐の国の中心地であり、平安時代には「土佐日記」の作者紀貫之が国司として赴任するなど、「土佐のまほろば」として栄えた地です。
豊かな香長平野と温暖な気候を生かし、米の二期作や施設園芸などの農業が盛んでしたが、それに加えてこの半世紀、高知医科大学(現高知大学医学部)、高知高専の開校、高知龍馬空港の拡張とジェット化、高知自動車道、ごめん・なはり線の開通、また、ミロクやカシオ(現(株)オルタステクノロジー高知)をはじめ、特色ある企業が立地する、田園文化都市、高知県の玄関都市、産業都市として発展してきました。製造業の製品出荷額も約7倍に増加しています。
人口44,400人、面積126平方キロメートルでスタートした南国市が、人口約5万人の県下第2の都市として、このように発展してまいりましたのは、ひとえに行政と、何より市民の皆様のたゆまぬ努力の成果です。
50周年を一つの区切りとし、今後さらに60周年、70周年、さらに100周年に向け、南国市がその特色を生かして発展するよう、地産外消、食育の推進、農産物の加工による地域の特産品づくりやごめんのブランド化、観光交流ネットワークづくり、近い将来発生する大規模災害に対する防災対策などを、市民の皆様とともに推進してまいります。