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やなせライオン公園

ページID:9339担当 : 都市整備課掲載日 : 2025/07/23

2025年3月30日に開通したシンボルロード(都市計画道路南国駅前線)とやなせたかしロード(後免町商店街)が交差する場所に完成した公園です。
やなせたかし先生は、この公園からほど近い場所で小学校2年生から18歳までの少年時代を過ごしました。
「やなせたかしが育ったまち。幼少の頃、おとうとと過ごしたまち。やなせ先生の思い出いっぱいのまち」をコンセプトに、公園内にはやなせ先生のエッセンスを散りばめています。宝探しをするように一つ一つを発見しながら、やなせ先生の世界観を堪能できる「冒険と発見の広場」となっています。
公園の中央部には地面噴出型の噴水を設け、親水性や景観の向上を図っており、夏場は清涼感をもたらすほか、夕方からは噴水がライトアップされます。


公園全体(1)
公園全体(2)

公園内施設

●やなせライオンと噴水

やなせ先生が少年時代を過ごした伯父の内科小児科柳瀬医院の庭には、ライオンの石像がありました。その石像は現在、「やなせライオン」と名付けられ、やなせ先生の母校・後免野田小学校に移設されています。やなせ先生は、「やなせライオンは僕の人生に影響を与えた3頭のライオンのうちの一つ。アンパンマンの生みの親の親」と語られています。

やなせライオンは誕生から約100年が経過し、黒ずんだ石像になっていますが、この公園のライオンは、やなせ先生が子どもの頃に出会ったときの石像の状態をイメージしたレプリカ像です。そして、やなせ先生と弟の千尋さんがライオンの石像に苔を生やそうと毎日米のとぎ汁をかけていたというエピソードから、ライオンが毎日水浴びできるように、噴水の真ん中に設置しました。

噴水床面の市松模様も、やなせ先生が編集長を務め、全ての表紙のイラストを描いた雑誌「詩とメルヘン」(サンリオ 刊)の表紙画で描かれた月光に照射されるチェス盤をイメージしたものです。

噴水射出のタイミングをプログラムで管理し、一定の間は正面からやなせライオンを撮影できるようにしていますので、フォトジェニックな写真を撮影してみてください。

【やなせライオンは南国市と地域振興連携協定を結ぶ海洋堂が製作】


ライオンと噴水

●帽子をイメージする円環パーゴラ

いつもおしゃれな帽子をかぶっていたやなせ先生をイメージしたパーゴラ屋根は、雨天時には雨宿り、日差しが強い日には日傘になります。

噴水で水遊びに来た子どもたちを見守れるようにベンチを置いています。

【高知県産ヒノキ材を使用】


パーゴラ

●ながーーーいシーソー

弟・千尋さんへの思いを詩と絵でつづった『やなせたかし おとうとものがたり』(フレーベル館 刊)で、やなせ先生はシーソーを「かなしいあそび」と表現しています。

千尋さんとの関係は水平になれないシーソーのようだったそう。それでも仲良しだった兄弟ですが、千尋さんの戦死により二度と二人で遊べなくなりました。弟さんとの大切な思い出を1本のヒノキに託しました。


シーソー

●やなせたかし先生の世界に誘う鍵盤ロード

やなせ先生が編集長を務め、全ての表紙のイラストを描いた雑誌「詩とメルヘン」(サンリオ 刊)には、どこまでも続く道が随所に描かれています。どんな世界に導いてくれるのか、どんな人生が待っているのか、想像を掻き立てるイラストです。思い思いに自分の好きなメロディーを口ずさみながら歩きたくなるデザインとなっています。


鍵盤ロード

●やなせうさぎがおもてなし

やなせたかしロード(後免町商店街)とシンボルロード(都市計画道路南国駅前線)が交わる公園の入口ではやなせ先生の分身と言われる「やなせうさぎ」がお出迎え。タキシード姿の指揮者に扮して、音楽を指揮するように皆さんを公園に誘います。

【南国市と地域振興連携協定を結ぶ海洋堂が製作】


やなせうさぎ

●ボオ氏

帽子を目深に被り、顔の見えない「ボオ氏」は、やなせ先生が様々な媒体で描き続けた作品です。「帽子」と「某氏」をかけたボオ氏は、当時まだ代表作がなく何者でもなかったやなせ先生自身を投影したキャラクターと言われています。

切り株をレコードに見立てて音楽を聴いているボオ氏を見つけてみてください。

【南国市と地域振興連携協定を結ぶ海洋堂が製作】


ボオ氏

●機械室

公園内にある噴水施設管理機械室もやなせ先生の作品に描かれる建物をイメージしたもの。壁面には窓のように、やなせ先生が弟・千尋さんへの思いを詩と絵でつづった『やなせたかし おとうとものがたり』(フレーベル館 刊)の6作品が展示されています。

ここでも後免町で暮らしたやなせ先生と弟・千尋さんに思いを馳せてみてください。


陶板

●樹木の傘となるパーゴラと手のひら型ベンチ

日差しの強い南国市。公園の北詰、図書館の手前となる橋詰に樹木の息遣いを感じながら休憩できるパーゴラと、やなせ先生作詞、いずみたく先生作曲の誰もが知る名曲「手のひらを太陽に」をイメージした手のひら型ベンチを設置しました。


パーゴラ+手のひら型ベンチ

噴水演出

噴水は動きの少ない景観として風景の一部になる「景観噴水」と、ウェーブやホップなどの大きな動きを伴う「ムービング演出」を交互に繰り返し稼働しています。また夕方からはライトアップしています。
ライオン像を取り囲む噴水の動きと色とりどりのライトアップで、フォトジェニックな写真が撮れること間違いなしのスポットになっています。

稼働時間 9:00~20:30
※風速9メートル以上のとき、または雨が降っている時は噴出が一時停止します。


景観噴水


景観噴水

ムービング演出


ムービング演出1


ムービング演出2

©やなせたかし


このページに関するお問い合わせ
都市整備課
Tel:088-880-6582


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