重複・頻回受診を見直しましょう
重複受診とは?
同じ病気で複数の医療機関を受診することです。
頻回受診とは?
同じ病気で同じ医療機関を受診する回数が過度に多いことです。
重複受診・頻回受診を見直す理由
体に負担がかかります
同じような検査や処置が行われ、更に投薬や注射などを繰り返し、体への負担や副作用などの恐れがあります。
医療機関を変えている間に病状が悪化してしまう恐れがあります。
急患患者の治療に支障がでます
医療機関での治療時間が増え、救急搬送や急病人の治療に支障をきたす恐れがあります。
医療費がかかります
重複受診ではその都度「初診料」を支払い、同じような検査や処置でも医療費を支払うことになります。
頻回受診ではその都度「再診料」を支払い、医療費を多く支払うことになります。
国民健康保険税に影響がでます
医療費は、皆様に納付いただいた国民健康保険税や自己負担でまかなわれます。
医療費が増えると保険財政が圧迫され、税額の引き上げを招くことになります。
重複受診・頻回受診を防ぐには
かかりつけ医を決めましょう
かかりつけ医とは、まず相談する身近なお医者さんです。必要に応じて専門医を紹介してもらうこともできます。
医師を信頼し指示を守りましょう
自己判断で服薬量を変える、服薬をやめる、もしくは通院を勝手にやめることはせず、医師を信頼し指示を守りましょう。
受診の際は納得いくまで説明を受ける
気になることは納得いくまで医師の説明を受けましょう。
医療機関を変更するときは紹介状をもらう
既に通院している病院の治療で必要がある場合は、専門医等を紹介してもらい、紹介状を持って新たな医療機関を受診しましょう。
体調が悪くないのに受診するのをやめる
体調が悪くない又は悪化していないのに頻繁に受診するのはやめましょう。
医療費通知や領収書を確認する
医療機関窓口で支払うのは医療費の一部です。医療費通知や領収書を見ると実際の総額がわかります。
コスト意識が高まり、受診を見直すきっかけになります。
『お薬手帳』は1冊にまとめましょう
1冊にまとめることで、薬の重複を避けることができ、医師や薬剤師により副作用の回避や飲み合わせの確認ができます。
年に1回の特定健診を受けましょう
健診で病気を早期発見できれば、受診回数も少なく治療ができます。