南国市・高知大学共催事業「高知大学農林海洋科学部教養講座」「高知県特産の和牛 ~土佐あかうしについて
開催日 : 2017/11/25
開催場所 : 高知大学物部キャンパス 附属暖地フィールドサイエンス教育研究センター
日時:平成29年11月25日(土)9:30~12:00
講師:松川 和嗣 准教授
昨年度も開催しました土佐のあかうしについての講座を今年も開催し、11名の参加者がありました。
最初に講師の松川准教授から、土佐のあかうしを取り巻く現状や研究・取組についての講義がありました。
需要は増えているが、仕事として生計を立てるには厳しい環境であり、生産農家がなかなか増えにくいこと、高知県・国の研究機関・高知大が共同研究をしていく覚書を締結し、生産振興を進めていること、高知県が全国生産量の51%を占める柚子の、搾りかすを混ぜた飼料をあかうしに与えることで、生育状態や肉質によい影響を与える研究結果が出ており「柚子だっこ」と名付けてアピールしていこうとしていること、などをお話くださいました。
今年の「第11回全国和牛能力共進会」では黒毛和牛ばかりの中、唯一茶色のあかうしが、特別賞「顔の品位賞」を受賞したそうで、とてもかわいかったです。
最後に、貴重なあかうしの肉2種類の味比べをしました。育て方によって、肉の脂肪が溶け出す温度が違ってくるそうで、一般的に低い方がおいしく感じるといわれています。
普段なかなか接することのない土佐のあかうしについて、いろいろな面から知ることができました。