9月議会の市政報告
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ページID:3356担当 : 企画課掲載日 : 2026/09/18
7月28日に、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.1、最大震度7の地震が発生いたしました。8月20日時点で38名の方がお亡くなりになられ、住家被害も2万棟を超えるものとなっております。お亡くなりになられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われた方々に心からのお見舞いを申し上げます。また、一日も早い復旧、復興を願うばかりです。本市といたしましても、高知県と連携し、対口支援として熊本県氷川町に職員を派遣し避難所運営支援に当たるなど、被災地への支援を行っているところです。今回の地震は夏の猛暑の状況下で発生したものであり、厳しい暑さの中で避難所生活を強いられる状況となっております。ライフラインなどの環境が整っているホテルへの避難なども始まっておりますが、本市といたしましても、改めて今回の熊本地震における国等の対応状況を把握し、本市の災害対策の再確認に努めてまいります。
7月21日に、経済財政運営と改革の基本方針2026、いわゆる骨太の方針が閣議決定されました。これまでの一律抑制型の予算編成を見直し、責任ある積極財政へと舵を切る内容となっております。AIや防災など17の戦略分野を中心に官民で国内投資を進める方針が示されており、本市といたしましては、国の新たな財政措置などの動向に注視しながら、地方創生の取組を進めてまいります。
危機管理
まず、危機管理関係につきまして、御報告いたします。
防災関係につきましては、8月1日に「親子で防災!体験バスツアー」を実施いたしました。香川県防災センターでの研修に親子9名が参加し、地震による揺れ体験や火災による煙体験、通報訓練、消火訓練を行いました。参加した親子からは、「家具の固定をしっかりしたい」、「家のどこが安全か確認したい」という前向きな意見が寄せられるなど、防災意識向上の効果を実感いたしました。
交通安全関係につきましては、本年は県内で交通死亡事故などの重大事故が相次いでおり、本市におきましても、7月末現在で2件の交通死亡事故が発生しております。このような状況の中、県内で7月4日から7月6日の間に2件の交通死亡事故及び重体事故が発生したことから、高知県警察本部では7月7日から48時間にわたり交通取締り等を強化するスクランブル交通対策を実施いたしました。これに併せて、本市でも朝の交通安全巡回及び防災行政無線による注意喚起を行いました。引き続き、市民の皆様の交通安全意識の向上に努めてまいります。
財 政
次に、財政関係につきまして、御報告いたします。
本年度の普通交付税は、対前年度比2,107万3千円、0.5パーセント増の43億2,984万6千円となりました。
令和7年度普通会計の決算状況につきましては、歳入総額は対前年度比4億5,963万9千円、1.7パーセント増の271億6万3千円、歳出総額は対前年度比5億8,162万8千円、2.2パーセント増の266億9,051万3千円で、実質収支は2億7,230万4千円の黒字となっております。
また、地方債借入残高は令和7年度末で、対前年度比7億1,477万4千円、3.0パーセント増の249億1,289万5千円となっております。財政構造の弾力性を示す経常収支比率は88.0パーセントで対前年度比0.6ポイントの減となり、公債費負担の健全度を示す実質公債費比率は、9.9パーセントで対前年度比0.3ポイントの増となりました。
今後も、中期財政収支ビジョンなどに基づき、引き続き健全な財政運営の確立に努めてまいります。
企 画
次に、企画関係につきまして、御報告いたします。
姉妹都市・岩沼市との交流事業につきましては、8月22日に岩沼市で開催されました「いわぬま市民夏まつり」に西本議長をはじめ6名で参加いたしました。祭り会場では新生姜、四方竹の炊き込みご飯の素及びシャモ番長グッズ等を販売し、本市の地場産品をPRいたしました。今後につきましても、相互の訪問等を企画し、交流を深めてまいります。
税 務
次に、税務関係につきまして、御報告いたします。
令和7年度の市税徴収実績につきましては、徴収額66億1,532万円、徴収率98.74パーセントで、前年度と比較して徴収額で3億4,897万円の増収、徴収率で0.17ポイントの増となっております。そのうち個人住民税は3億円以上の増収となっており、定額減税実施前の令和5年度と比較しても2億円以上の増収となっております。法人市民税は約3,000万円の減収、固定資産税は約8,000万円の増収、軽自動車税は約1,000万円の増収となっております。市たばこ税と鉱産税は減収となりました。
滞納繰越分の徴収率は46.02パーセントで、南国・香南・香美租税債権管理機構の取組の成果もあり、前年度と同様に高い水準を保っております。
今後につきましても、国税・県税・市税の三税協力体制を推進しつつ、税の公平性、収入未済額の削減及び徴収率の向上を図り、自主財源の確保に努めてまいります。
民 生
次に、民生関係につきまして、御報告いたします。
戸籍事務につきましては、行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等の一部を改正する法律による戸籍法の改正により、5月26日から戸籍や住民票等に氏名の振り仮名が記載されております。本市を本籍地とする方へは、戸籍に記載される予定の振り仮名を記載した通知を発送し、誤りがある場合は届出により修正を行ってまいりました。なお、5月25日までに届出が行われず、職権で戸籍へ記載された振り仮名につきましては、1回に限り家庭裁判所の許可なく届出のみで変更することが可能となっております。
介護保険制度につきましては、令和9年度から令和11年度を計画期間とする第10期事業計画策定に向けて、8月19日に第1回南国市高齢者福祉計画・介護保険事業計画策定推進運営協議会を開催し、事業の振り返りや計画の骨子案についての説明をいたしました。今後は、中長期的な人口構造の変化や介護ニーズなどから介護給付費を見込み、介護保険料の試算等の作業を行うとともに、市民の皆様が住み慣れた地域で望む生活を続けられるよう、介護予防、在宅医療と介護の連携及び認知症施策などを含めた総合的な検討を進めてまいります。
子育て支援
次に、子育て支援関係につきまして、御報告いたします。
物価高の影響を強く受けている子育て世帯を支援するため、0歳から18歳までの児童6,800人に対して、一人当たり2万円の物価高対応子育て応援手当を4月下旬から6月中旬にかけて支給いたしました。
環 境
次に、環境関係につきまして、御報告いたします。
一般廃棄物につきましては、分別収集に加え、雑ごみや粗大ごみで資源化が可能なものについては積極的にリサイクルを行うことで、焼却ごみや埋立ごみの減量に努めております。また、昨年10月から南国市公式LINEを活用した粗大ごみの受入予約を開始して、手続きの利便性の向上を図るとともに、粗大ごみの受入予約画面にはリユースプラットフォーム「おいくら」のリンクを載せ、リユースの推進も併せて行っております。
地球温暖化対策につきましては、これまでの個人住宅での太陽光システムに対する補助に加え、今年度から蓄電池及びV2H充放電設備に対する補助を開始し、脱炭素社会への移行に向けた取組を進めております。
飼い主のいない猫に対する取組につきましては、今年度17の地域猫活動団体から申請があり、不妊去勢手術や餌の管理、糞尿の処理などの地域猫活動と、飼い主のいない猫のTNR活動に対する補助を行っております。また、地域猫活動とTNR活動のための寄付を募集するため、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングを7月3日から9月30日までの期間で新たに実施しており、不幸な猫を増やさないよう取組を進めております。
農林水産
次に、農林水産関係につきまして、御報告いたします。
国営ほ場整備事業につきましては、継続して工事を行っている浜改田西部工区(11.5ヘクタール)、堀ノ内工区(2.5ヘクタール)に加え、新たに廿枝工区(8.6ヘクタール)で工事に着手いたしました。
営農面につきましては、能間工区において株式会社下村青果商会が建設を進めておりました栽培面積約1.8ヘクタールの次世代型ハウスが完成し、7月から養液栽培によるキュウリの営農を開始いたしました。また、7月には中国四国農政局、財務省及び農林水産省等に、国営事業への更なる予算獲得に向けた要請活動を行いました。今後も引き続き、事業の推進と「稼げる農業」の実現に向けた取組を続けてまいります。
商工観光
次に、商工観光関係につきまして、御報告いたします。
観光につきましては、連続テレビ小説「あんぱん」のレガシーを生かす取組として、ドラマの撮影に使用された小道具などを展示する「あんぱんのナカミ展!vol.2」を南国市、香美市、香南市、物部川DMO協議会の主催で開催しております。今回は「ドラマと、戦争」をテーマに、3市に残る戦争遺跡等に関する歴史資料の展示とともに、3会場を巡るスタンプラリーや、ドラマ出演俳優と巡るバスツアーも企画しております。
また、南国市観光協会による取組として、市内の観光施設等を巡り、ドラマにちなんだクイズに挑戦しながら、重ね押しスタンプでイラストを完成させていく「クイズdeスタンプラリー」を7月18日から実施しております。これらの取組を通じて、市内や物部川エリアでの周遊を促進し、「やなせたかしが育ったまち」として、情報発信・観光誘客を図ってまいります。
中心市街地の振興につきましては、5月31日に後免町商店街でごめんの軽トラ市、商工会館及び南国市ものづくりサポートセンター広場でごめんteteマルシェが開催されました。7月19日には、地域おこし協力隊の活動拠点「ごめんく」においてミニ縁日を開催し、多くの親子連れにお越しいただきました。「ごめんく」での定期的なものづくりワークショップの開催など、引き続き、後免町商店街・中心市街地での賑わい創出を図ってまいります。
南国日章産業団地につきましては、残る3区画につきまして、引き続き、製造業と流通業を対象に入居企業の随時募集を行っております。
誘致活動につきましては、7月8日から3日間、東京ビッグサイトで開催された企業誘致イベントへの高知県の出展に併せて本市も参加し、来場された企業の担当者の方に誘致情報の提供を行いました。今後も引き続き、高知県とともに分譲に向けて誘致活動を行ってまいります。
建 設
次に、建設関係につきまして、御報告いたします。
市道の幹線道路整備事業につきましては、社会資本整備総合交付金事業を活用し、市道稲吉篠原線の大篠保育園前から消防本部前までの区間の工事を進めております。また、おなが通り(市道南国129号線)の右折レーン整備工事など2路線を発注し、整備を順次進めております。
道路メンテナンス事業につきましては、継続的な橋梁の点検業務と、3橋の修繕工事を実施しております。
生活道路等の市道改良につきましては、各地区からの要望を踏まえ、継続的に整備を進めております。路面や側溝の維持管理事業につきましては、迅速に対応できるよう、年間維持管理業務委託により修繕を行っております。
土地改良事業につきましては、南国市農林事業分担金徴収条例に基づき、各地区からの要望を踏まえ、農道や水路等の農業用施設の整備を継続的に実施しております。また、老朽化した農道や水路につきましても、年間維持管理業務委託等により迅速な補修に努めております。
都市整備
次に、都市整備関係につきまして、御報告いたします。
JR後免駅の駅前広場整備事業、駅前広場に隣接する駅前緩衝緑地公園等の再整備事業及びやなせたかしロード(市道後免1号線)のシンボルロードより西側の高質空間整備事業につきましては、本工事を発注し、今年度内の供用開始を目指しております。
住宅耐震化促進事業の受付状況につきましては、7月末現在で、耐震診断が42件、耐震設計が50件、耐震工事が58件、コンクリートブロック塀の改修工事が12件となっております。昨年度は能登半島地震の影響により設計、工事の件数が増加しておりましたが、本年度の需要は、現在のところ落ち着きを見せ、例年並みとなっております。今後も引き続き、南海トラフ地震対策として、住宅耐震化を着実に推進してまいります。
住宅確保要配慮者に対する居住支援につきましては、居住支援法人、高知県宅地建物取引業協会、南国市社会福祉協議会、高知大学等に所属する委員で構成される南国市居住支援協議会の設立総会を8月17日に開催いたしました。今後は、協議会設置要綱に基づき、高齢者をはじめとする住宅の確保に特に配慮を要する世帯の賃貸住宅への円滑な入居の支援等について、官民連携による取組の検討を進めてまいります。
上下水道
次に、上水道関係につきまして、御報告いたします。
基幹管路の地震対策につきましては、中部水源地送水管耐震化工事及び久礼田水源地送水管耐震化工事を発注し、工事を進めております。その他関連事業としましては、JR後免駅の駅前広場整備工事に伴う配水管復旧工事を発注し、工程協議を行いながら進めております。
次に、下水道関係につきまして、御報告いたします。
未普及対策につきましては、篠原地区の汚水管渠整備工事を発注し、工事を進めております。
福 祉
次に、福祉関係につきまして、御報告いたします。
生活保護関係につきましては、本年6月末現在における本市の被保護人員は690世帯863人で、昨年度同時期と比較して17世帯減、20人減となっております。生活に困窮された方に必要な支援が行き届くよう、今後も引き続き、適正な生活保護行政を実施してまいります。
消 防
次に、消防関係につきまして、御報告いたします。
本年1月から7月末までの出動状況につきましては、火災出動は昨年より11件多い24件、救急出動は、昨年より30件少ない1,931件となっております。全国的に7月上旬から、高温多湿の日が急増しており、熱中症疑いの救急搬送も昨年同期と比較して5件多い39件となっております。熱中症対策としましては、広報6月号に熱中症予防の記事を掲載するとともに、南国市公式LINE、防災行政無線及び救急車などを利用し、市民の皆様に注意を呼び掛けております。
火災予防につきましては、東京都で発生した小学校火災を受け、市内小中学校へ立入検査を実施し、消防用設備の適切な維持管理の確認と、電気火災等についての注意喚起を行いました。
消防人材の確保につきましては、若者の公務員離れが進むなか、人材確保対策として、7月18日に近隣4消防本部が南国市消防本部において合同で職業説明会を開催いたしました。
消防団につきましては、女性消防団員が6月28日に入団促進イベントを開催いたしました。また、8月には少年消防クラブがサマーキャンプ及び防災学習会に参加し、消防や防災について学習を行いました。
教 育
次に、教育関係につきまして、御報告いたします。
姉妹都市・岩沼市との児童生徒交流事業につきましては、8月26日から南国市の中学生4名と小学生2名が岩沼市を訪問し、震災遺構に触れながら防災学習を行い、28日には岩沼市立玉浦小学校、玉浦中学校の児童生徒と交流を深めました。今後につきましても、相互の訪問等を企画し、交流を深めてまいります。
学校での水泳授業につきましては、本年度は、香南中学校のすべての水泳の授業で民間施設のプールを使用して、5月から9月まで行っており、現在のところ、特に大きなトラブルもなく、順調に実施できております。北陵中学校につきましては、1学期途中にプールの大幅な修繕が必要となり、水泳の授業が中断されています。改修に多額の費用がかかることから、9月中旬から残りの授業を民間施設のプールを使用して行う予定で、準備を進めております。
今後の民間施設のプールの活用につきましては、人員配置と授業時間の調整、送迎が課題ではありますが、季節や天候を問わず通年で利用可能なことや、施設の更新・改修と比較して財政負担が少ないことから、本市にとって有効な手段と考えますので、引き続き活用に向け検討を進めてまいります。
次に、生涯学習関係につきまして、御報告いたします。
本年度、高知県にて初めて開催される国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭である「よさこい高知文化祭2026」につきましては、10月25日から12月6日までの43日間、県内各地で多彩な文化プログラムが開催されます。本市におきましては、小倉百人一首競技かるた全国大会や、いけばな「昔と今」など各種プログラムを予定しており、開催に向けた準備を進めるとともに、広報紙をはじめとする様々な媒体を通じ、情報発信に努めてまいります。
文化財関係につきましては、今年2月に国史跡に指定された「野中廃寺」につきまして、市民の皆様への周知と祝賀を目的として「野中廃寺国史跡指定記念シンポジウム」を10月3日に地域交流センターMIARE!にて開催するように準備を進めております。
少年育成センターにつきましては、市役所北側のプレハブ2階に事務室がありましたが、建物の老朽化のため、8月から旧図書館の建物に移転をしております。同施設は、南国市役所篠原事務所として使用してまいりますので、関係機関等への周知を図ってまいります。