セアカゴケグモにご注意ください!
令和2年8月1日、南国市田村で「セアカゴケグモ」のメスの成体1匹が発見されました。
現在は駆除されております。
セアカゴケグモは、元々日本にいなかったクモですが、1995年に大阪で初めて見つかってから、いくつかの地域で存在が確認されるようになりました。セアカゴケグモは、強い毒を持っていますが、攻撃性のないおとなしいクモです。
発見した場合は、絶対に素手で触らないでください。
特徴
・成体のメス
毒を持っており、体長は約7~12ミリメートルです。
全体的に黒色または濃い褐色を基調とし、腹部に「赤色の帯状の模様」があります。
・成体のオス
人体に及ぼす毒は持っておらず、体長は約3.5~5ミリメートルです。
腹部の背に白い斑点があります。
・卵のう
乳白色の球形で、大きさは約6~10ミリメートルです。
生息場所
日当たりが良く、暖かいところや、昆虫などの餌が豊富なところに生息しています。
特に下記の場所にはご注意ください。
- 側溝のグレーチング
- 金網フェンスの支柱やガードレールの支柱の空間
- 駐車場の車止めブロック空間
- 花壇周りのブロックのくぼみや穴
- 排水溝の側面やふたの裏側
- クーラーなどの室外機や自動販売機と壁とのすきま(人工的な熱源の周り)
- 墓地の花立てや線香立てなどの石のすきま
- ベンチの裏側
駆除方法
市販の殺虫剤(ピレスロイド系)をかけるか、靴で踏みつぶしてください。
卵のうは、踏みつぶすか焼却してください。
※卵のうには、殺虫剤は効果ありません。
咬まれた時は
【症状】
針で刺されたような痛みを感じ、咬まれた周りが腫れ、熱くなり、時間の経過とともに全身に広がり、悪化すると四肢の痛みや腹痛、けいれんなどが現れることがあります。
【対応】
咬まれたところを温水や水で洗い流し、清潔にし、できるだけ早く医療機関を受診し、セアカゴケグモに咬まれたことを告げて治療を受けてください。
注意事項
気温の高い時期は活動性が高まるので、屋外での作業は特に気をつけるとともに、次の点に注意してください。
- 発見しても、絶対に素手で捕まえないこと
- 庭の手入れや溝掃除など、外で作業する時は、軍手などを使用すること
- 植木鉢を運ぶ時や庭先に置いた履物を履く時は、クモがいないことを確認すること
発見した時は
発見した時は、下記まで連絡してください。
高知県林業振興・環境部 環境共生課
電話番号:088-821-4842
FAX:088-821-4530
メール:030701@ken.pref.kochi.lg.jp