南国市の畜産
南国市内の畜産農家では、乳牛、肉牛、採卵用鶏、肉用鶏、豚などが飼育されています(農業高校や大学も含みます)。
南国市の酪農 |
南国市の酪農家数および乳牛飼育頭数は、高知県内一を誇ります。
H17 | H18 | H19 | H20 | H21 | H22 | H23 | H24 | H25 | H26 | |
酪農家戸数 (高知農業高校を含む) | 29 | 25 | 24 | 24 | 22 | 22 | 15 | 13 | 13 | 13 |
乳用牛頭数 | 804 | 765 | 717 | 716 | 691 | 699 | 538 | 496 | 498 | 482 |
1戸あたりの飼養頭数 | 27 | 30 | 29 | 29 | 31 | 31 | 36 | 38 | 38 | 37 |
【生乳の主な出荷先】
南国市の酪農家は、主にひまわり乳業(南国市物部)と四国乳業(株)(愛媛県)に生乳を出荷しています。
地元企業の牛乳・乳製品を消費することは、地産地消につながります。牛乳料理のレシピは、下記のリンクをご覧ください。
【乳牛の飼い方】
南国市のほとんどの酪農家は、繋ぎ飼い方式で牛を飼育しています。牧場で放牧を行っているのは1戸のみです。
【牛ふん堆肥の生産と利用】
南国市内には、酪農家と耕種農家で組織された、4つの堆肥組合があります。
酪農家が一次処理した牛ふんを、堆肥舎に搬入、発酵させ、完熟堆肥になったものを、耕種農家(米・野菜・果樹)が利用しています。地元で作られる米や野菜の栽培に、牛ふん堆肥が使用されることで、地域の有機資源が循環されます。
【えさの栽培への取り組み】
牛のえさとなる飼料は、ほとんどを輸入に頼っており、近年価格が高騰しています。南国市では、できるだけ地元で作ろうと、飼料となる作物の栽培に取り組んでいる農家がいます。酪農家が自分で栽培するだけでなく、耕種農家が飼料稲を栽培→畜産農家が刈取り→牛に食べさせる、という耕畜連携が始まっています。