移住者インタビュー ピレッダ・シモーネさん 真由美さん

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掲載日:2018/10/09

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自分達の理想とする暮らしを求めて家族で移住

 シモーネさんはイタリア出身で、京都の大学へ留学し、卒業後は大阪でイタリア語の先生をされていました。奥様の真由美さんは、南国市の出身でファションデザイナーとして大阪で勤められていました。
 移住するきっかけは、4年前に完全菜食主義(肉、魚、卵、乳製品などを食べない生活)になったことでした。自給自足で自然に優しい生活を実践したいと思うようになり、大阪での時間に追われる生活でその思いをより強くしたシモーネさんが真由美さんと共に移住を考えるようになりました。
 大豊町や四万十市で移住先を探しましたが、なかなか自分たちの理想とする農業のできる土地を見つけられず悩んでいたところ、長野県で自分たちの理想とする自然農法を行い、ゲストハウスを経営されている方に出会い、そこで、「畑や山、帰る家があるなら、あるものを活かしてみたらどうか。」という提案をもらい、今まで実家を移住先に考えたことはなかったのですが、実家には自分たちの夢の実現に向いた農地や栽培に適した気候と、住む家があることに気づきました。
 また、毎週、高知市の池で開催されているオーガニックマーケットへ出店したいという思いもあり、アクセスも良く、自分達のやりたいことの実現できる場所はここだと思い南国市に移住を決めました。

 昨年7月に真由美さんとお子さん2人(4歳・1歳7ヶ月)を伴って南国市外山へ移住して来ました。農作業をしながら、古代小麦を使って、試行錯誤を繰り返し作った愛情のこもった美味しいパンを、オーガニックマーケットで販売しています。

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都会にはない地域での交流

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 大阪では子どもが1歳になっても入園できず、1歳半まで育休を取りましたが、それでも入園が難しく、認可外保育園への入園となりました。保育園には園庭もプールもなく、週に2・3回公園へ散歩に行く程度の環境でした。こちらに移住してからは、自然に囲まれた広い園庭のある幼稚園で、のびのびと楽しく過ごしています。
 地域の行事にも積極的に参加し、地域の方々ともコミュニケ―ションをとっています。高齢者の方が多く、子育て世帯が入ってきたことを喜んでくれ、野菜などもおすそ分けし合ったりしています。
 生活面での不便はほとんど感じられず、食料品は主に自給自足で採れた野菜などと、配達をしてくれる生協の自然派コープを利用しています。
 地域の中では同じ年代の方が少なく、子どもも少ないという面はありますが、住民の方々との関わりが増えたことも含めてここに来てよかったとおっしゃっていました。

小麦アレルギーの方も食べることができるパン作り

 お二人の作るパンは、小麦アレルギーやグルテンを控えられている方でも食べられるパン作りを目指し、材料にはオーストラリア産の有機古代小麦を使って、イタリアを代表する「フォカッチャ」や「プッチェ」を、もう一種類は高知県嶺北産の米粉を使ったもちもちした食感の「米粉食パン」を作っています。ゆくゆくは、自分で作った古代小麦を使って、小麦アレルギーの人や小さい子どもが安心して食べられる食品を作りたいという思いでパン作りをしています。オーガニックマーケットの開かれる前日には朝から一日中パンを焼いて準備し、当日8時から販売しています。
 また、白砂糖、卵、牛乳を使わない素材の味を活かした身体に優しいスイーツやスープも作って販売しています。   
 オーガニックマーケットには、昨年の12月お試し出店し、1月から本格的に販売を始めました。今では、固定客もついてくれ、まとめ買いしてくれる方や、雨が降っても買いに来てくれるお客さんも増えてきました。
 今後は、玄米を主食としたお弁当や古代小麦のお弁当などのメニューも増やしていきたいとおっしゃっていました。

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環境に優しい場所や皆が集まれる場所をつくりたい

 奥さんの真由美さんは、ファションデザイナーをしていた経験を活かし「自分のブランドを立ち上げたい」という夢の実現に向け準備中です。お母さんや赤ちゃんのための「着心地がよく、肌触りがいい服」を目指して、「天然素材のコットンや麻にこだわった授乳服や子供服」を、ナチュラルなデザインで作りたいとおっしゃっていました。
 また、お二人の夢は、宿・農家レストラン・ゲストハウスが一緒になった、たくさんの人が集える、楽しんで来てくれる場所を作りたいと話されていました。今はまだ構想段階ですが、外山地区では高齢者世帯が多くなってきているので、同じような暮らしにあこがれている若い人たちも集まれるようなイベントの開催をしていきたいと考えています。

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