いきいき南国 第4回

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掲載日:2018/01/16

いきいき南国では、地域の元気と活性化のために活動している市民の皆さんの活動をご紹介しています。


おいしいうなぎ料理を味わってもらいたい

4回目は、浜改田でうなぎ店を経営されている前田浩二さんです。

前田さん

実家が養鰻業を営んでいて、そのうなぎを使って店を出そうということになり、21歳のときに、勤めていた会社を辞めて、うなぎ専門店で修業を始められました。そして、平成元年、25歳のとき、「かいだ屋」をオープン。

かいだ屋のうなぎは、高知産のときもありますが、数が少ないため、九州や、静岡、三重、愛知など、国内で、その時期に良いものを問屋から仕入れているそうで、現在は宮崎産を使っています。
焼き方は、表面はカリッと、内側はふわっとやわらかくするために、蒸さずに、炭火でじっくりと焼く関西風で、注文を受けてから焼き始めます。そのため、時間がかかることもありますが、待ってでも食べたい、絶品のおいしさと評判です。
訪問したときは、開店時間前でしたが、すでに県外ナンバーの車が駐車場に。休日には、特に県外からのお客さんが多く、半分位県外客というときもあるそうです。

料理

使っている米は、地元の契約農家から、新米が採れたときに1年間分を仕入れ、低温倉庫で保管、毎日精米しており「米は、寒い所がうまいように言われるが、浜改田で採れる米も土壌が良いらしく、なかなかおいしいですよ。」とご飯にもこだわっています。

ところで、かいだ屋は、土用の丑の日が定休日。
「最初の頃は、丑の日も営業していたが、持ち帰り弁当が多く出るので、作ってもすぐに売れてしまう。とにかく数が必要で、前の日から寝ずに準備しても間に合わない。疲れ果てて、次の日は休まないといけなくなる。それに弁当の場合、店で出すものより、どうしても味が落ちてしまう。それで思いきって休みにしました。」ということです。
県外では、土用の丑の日が休みのお店は結構あるそうですよ。

セスナ

お店の駐車場には、セスナ機とアンテナで作られた看板があります。珍しいので、どうして飛行機を?と尋ねると、「若い頃、飛行機に乗りたくて、自家用セスナ機の同好会に参加していて、週に一度教官を招いて、操縦を習っていてね。免許は取らなかったが、やっぱり飛行機が好きで、店を出す時に、看板にできるセスナ機がないかと相談していたら、いいのがあってねえ…。」とのこと。

店内の壁には、有名タレントやスポーツ選手のサイン色紙がたくさん貼られていて、ごく最近のものもありました。
以前こんなことも。愛知県の日本最大手の自動車メーカー社長さんから、「食事に行きたいが、○時に着くので、すぐに食べられるように予約はできるか。」との問い合わせがあり、
「いや、うちは予約制をとっていない。注文を受けてから焼き始めるので、待ってもらわないといかん…。と言ったが、本当に来たから驚いた。」

うなぎ
調理

「夏場に比べると、冬の間はお客さんも落ち着いてくるので、それ程待たなくても大丈夫と思います。地元の方は、混んでいる時期は遠慮して来られなかったりするので、これから冬にかけて、夜は比較的空いています。ぜひ食べに来てください。」

高知県民が選ぶ、高知家の食卓県民総選挙でも、毎回エリア選抜店舗になっている「かいだ屋」の絶品のうなぎ、ぜひご賞味ください。


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