いきいき南国 第1回

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掲載日:2016/01/08

いきいき南国では、地域の元気と活性化のために活動している市民の皆さんの活動をご紹介しています。


完熟芳香にこだわって

土居さん

十市にこだわりの柿作りを続けている方がいます。土居護さん。

柿をはじめ果樹のことを熱心に語る土居さん、熱意が伝わってきて、思わず話に引き込まれました。

土居さんがこだわっているのは完熟芳香。包丁を入れた時の香りで果物の味がわかると言います。この柿作りは前の年の柿を収穫する前の葉の状態を見ることから始まります。剪定、摘花、袋掛け、丹精込めた作業が1年間。

食べごろになるまで木で完熟させた柿は、真っ赤な色、緑のへた、水分を保つ粉をふき、1個が500g以上。

きらり

その土居さんの柿を毎年心待ちにしている方々が全国にいます。送ると、「今年は美味しい」「甘さがもう一つ」という声が届くそうです。「おいしかった」と言ってくださる声が楽しんで柿作りを続けている原動力とか。
「退職してから10数年、趣味でやってます」と笑う土居さんですが、袋掛けの袋一つにしても、どの袋が色づきがいいか、虫に傷つけられないようにするにはどんな袋がいいか、試行錯誤をして今のやり方を確立したと言います。

品質を高めて付加価値をつけ、収入につながる工夫を続けてきた土居さん。生活ができる収入が確保できれば後継者も育つのでは、と期待しています。今後は柿だけでなく他のこともやりたいと、土居さんの挑戦はまだまだ続きそうです。

土居さんの柿は、「煌(きらり)」の名前でJA十市の直販所「ごとおち市」にも出荷されています。

柿の収穫

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