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日章・香南分団中継放水訓練について

担当 : 消防本部 / 掲載日 : 2023/07/05

令和5年7月1日の14時から吾岡山において、南国市消防団の日章分団ならびに香南分団の消防団員、合わせて約30名が集まり、中継放水訓練を実施しました。


開会式

消火活動で一番大事になってくるのが、消火水の確保です。消火水が豊富に確保できる場所では、各分団(班)がそれぞれに水を確保し消火活動を行うことが出来ますが、大火災や地震火災等、消火水が大量に必要な場合や、周辺に水を取れる川等が少ない地域による火災においては、ポンプ車を数台ホースで繋げ、遠方より消火水を送り放水する中継放水が重要となります。

今回の訓練では、日章分団及び香南分団(岩村班・立田班)の3台のポンプ車をホースで繋いで、約400メートル先の火点に対して放水を実施しました。

訓練の順番



(1)火点への放水隊 (2)中継放水隊 (3)揚水隊

1回目・・・(1)日章分団 (2)岩村班 (3)立田班
2回目・・・(1)岩村班  (2)立田班 (3)日章分団
3回目・・・(1)立田班  (2)日章分団 (3)岩村班

※訓練は、各部署を交代で実施し、3回行われました。



訓練前の打ち合わせ


事前打ち合わせ(注意事項)
事前打ち合わせ(注意事項)

 (1)指揮  (1)の分団長(副分団長)は、部隊全体のホース接続、揚水や放水圧の確認を無線交信により確実に行い、部隊の指揮を行う。隊員は2線放水を実施する。(1線ずつ出す)
 (2)連成計を見られるようにする。 (2)の分団(班)は、中継車両として送られてくる水の量と送る水の量を連成計で確認をする。
 (3)消火水の確保 (3)の分団(班)は、自然水利から水を揚水(ストレーナー使用可)、中継車両に水を送る。       

 (4)無線の交信 それぞれの分団長(副分団長)は、命令及び情報の共有のために、無線交信を怠らないようにする。

※この4つの他に、安全装備としてヘルメット及び手袋の着用、筒先員は、防火衣の着装の徹底をし、安全管理の徹底を行いました。

川からの消火水確保


消火水の確保
消火水の確保

ホースの接続


ホースの接続
ホースの接続
ホースの接続
ホース接続
ホース接続
ホース接続

火点への放水


火点への放水
火点への放水
火点への放水

中継放水訓練を実施して

中継放水訓練を実施し、初めて体験した団員もおり、非常に良い経験となりました。ただ、水がスムーズに出なかったところや、日ごろの点検不足からくるトラブル等も多く発生し、反省点が多く見受けられてましたが、今後の課題として繰り返し実施したいという、前向きな意見がでたことは、良かったと感じました。

消防本部事務局としても、他の分団(班)にも中継放水訓練の重要性を伝え、今後も訓練を実施していきます。


担当課

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消防本部
電話番号:088-863-3511