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検索結果 »  平成29年 第394回市議会定例会(開催日:2017/03/03) »

議員提出意見書


      議発第1号から議発第4号まで
○議長(西岡照夫君) ただいま議発第1号から議発第4号まで、以上4件の意見書が提出されましたので、お手元へ配付いたしました。
          ―――――――――――*―――――――――――
 議発第1号
無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備促進を求める意見書

 上記の意見書を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出する。

   平成29年3月21日提出
        提出者 南国市議会議員   神崎隆代
        賛成者    〃      岡崎純男
         〃     〃      野村新作
         〃     〃      浜田憲雄
         〃     〃      有沢芳郎
         〃     〃      植田 豊
         〃     〃      高木正平
         〃     〃      岩松永治
         〃     〃      山中良成
         〃     〃      土居恒夫
         〃     〃      前田学浩
         〃     〃      浜田和子
         〃     〃      中山研心
         〃     〃      今西忠良
         〃     〃      西川 潔
         〃      〃      小笠原 治幸
         〃      〃      福田 佐和子
         〃     〃      土居篤男
         〃     〃      村田敦子
         〃     〃      浜田 勉

南国市議会議長 西 岡 照 夫 様
 …………………………………………………………………………………………………………
 議発第1号
無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備促進を求める意見書

 2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、通信環境の整備、とりわけ無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備は喫緊の課題となっています。
 2014年度に観光庁が行った「平成26年度訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関する現状調査結果」によると、旅行中最も困ったこととして、無料公衆無線LAN環境が30.2%と最も高く、特に公共施設や観光施設におけるWi-Fi環境の普及や利用手続きの簡便性の面での課題が指摘されています。
 政府は、防災の観点から、2020年までに約3万箇所のWi-Fi環境の整備を目指しており、また空港や駅・鉄道、宿泊施設など人が多く出入りする場所には、民間での設置を働きかけています。
 Wi-Fi環境の整備促進は、インバウンドのさらなる増加だけでなく、防災拠点となる公共施設等の災害時における通信手段の確保にも大きく貢献することから、以下の項目について強く要望します。

1.鉄道・バス等の公共交通機関やホテル・旅館等の宿泊施設などの民間施設に対するWi-Fi整備支援事業を一層拡充すること。
2.日本遺産・国立公園等の観光拠点や観光案内所におけるWi-Fi環境の整備を一層促進し、観光地の機能向上や利便性向上を図ること。
3.防災の観点から、避難所・避難場所の学校、市民センター、公民館等の防災拠点や、博物館・自然公園等の被災場所として想定される公的拠点へのWi-Fi環境の整備を行う地方公共団体に対して、財政的支援措置を導入すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成29年3月21日
                        南 国 市 議 会

内閣総理大臣    安倍晋三 様
総務大臣    高市早苗 様
国土交通大臣    石井啓一 様
          ―――――――――――*―――――――――――
 議発第2号
      主要農作物種子法の廃止に反対する意見書

 上記の意見書を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出する。

   平成29年3月21日提出
        提出者 南国市議会議員   浜田 勉
        賛成者    〃      中山研心
          〃     〃      今西忠良
         〃     〃      西川 潔
         〃     〃      小笠原 治幸
         〃     〃      前田学浩
         〃     〃      土居恒夫
         〃     〃      高木正平
         〃     〃      岩松永治
         〃     〃      浜田憲雄
         〃     〃      植田 豊
         〃     〃      山中良成
         〃     〃      有沢芳郎
         〃     〃      福田 佐和子
         〃     〃      村田敦子
         〃     〃      土居篤男
         〃     〃      浜田和子
         〃     〃      神崎隆代
         〃     〃      岡崎純男

南国市議会議長 西 岡 照 夫 様
 …………………………………………………………………………………………………………
 議発第2号
     主要農作物種子法の廃止に反対する意見書

 主要農作物種子法(昭和27年法律第131号)が制定されて以降、日本人の胃袋、土壌、気候風土に合った稲や麦・大豆の優良品種が安く作られ、安全・安心の日本農業、食料を形づくってきた。
 野菜や花卉などは民間にと住み分けされてきたが、一世代しか品種特性が維持されない。ハイブリッド技術が急速に普及してきた今、ビジネスとして成り立つことが現実となったことから、民間の主要農作物種子法への関心は大きく変化、民間事業者は公的機関の原種や機器の使用が可能となり、急速に条件は有利になる。
主要農作物種子法を廃止する法律案は、今まで培ってきた公的機関の安くて優良な地域の実情に合った品種づくりに決定的ダメージを与えるものである。この民間へのオープン化は多国籍企業、モンサント社やデュポン社の進出を容易にするものに他ならない。遺伝子組み換え品種への絶対化が心配である。私達は、日本の食と農の安全・安心のために主要農作物種子法の廃止に反対するものである。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成29年3月21日
                        南 国 市 議 会

内閣総理大臣    安倍晋三 様
農林水産大臣    山本有二 様
経済産業大臣   世耕弘成 様
外務大臣   岸田文雄 様
          ―――――――――――*―――――――――――
 議発第3号
      共謀罪の創設に反対する意見書

 上記の意見書を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出する。

   平成29年3月21日提出
        提出者 南国市議会議員   土居篤男
        賛成者    〃      中山研心
          〃     〃      今西忠良
         〃     〃      西川 潔
        賛成者 南国市議会議員   福田 佐和子
         〃     〃      村田敦子
         〃     〃      浜田 勉

南国市議会議長 西 岡 照 夫 様
 …………………………………………………………………………………………………………
 議発第3号
     共謀罪の創設に反対する意見書

 政府は「テロ対策」の名目で共謀罪を新設するため、組織犯罪処罰法改定案を国会に提出しようとしている。この法案は、これまで3回にわたり国会に提出されたものの、実際の犯罪行為が無くても、相談や計画しただけで処罰される危険な内容に、国民の強い反対を受け、3度とも廃案となったものである。
 今回、共謀罪ではなく「テロ等準備罪」と名称を変えたことや、対象を絞り込むなどとして過去の共謀罪とは違うと強調しているが、国会審議を通じても、同法案の危険な本質に変わりがないことが浮き彫りになっている。
 同法案の処罰対象は「組織的犯罪集団」に限るとされているが、安倍首相は「組織的犯罪集団」の「法定上の定義はない」ことを認めている。法務省は「正当に活動する団体」でも「犯罪を行う団体に一変したと認められる場合」には処罰の対象との見解を示している。「一変した」との判断は、捜査機関に事実上ゆだねられる。これでは、捜査機関の解釈や裁量で、労働組合や市民団体でも対象にされる。
 政府が、共謀罪をテロ対策に必要だとする根拠の一つにしている「国際組織犯罪防止(TOC)条約」締結のためという理由も説得力を失っている。TOC条約のもともとの主眼は、マフィアなどによる経済犯罪を念頭にしたものであり「テロ対策」が目的ではない。加えて、日本はすでにテロ防止のための13の国際条約を締結し、57の重大犯罪について、未遂より前の段階で処罰できる国内法を持っており、同法案が「テロ対策」のために必要だとする口実は崩れている。
 共謀罪の本質は「犯罪を行うことを相談、計画した」というだけで処罰をするところにある。政府は資金準備など「準備行為」をしたという要件を新たに付け加えることで「相談、計画」だけで処罰されることはないと説明している。しかし、準備行為は極めてあいまいで、相談参加者の1人が「準備」をすれば適用されるとしている。これでは、他の「参加者」にとっては「準備行為をしなくても犯罪とされる」ことには変わりない。
 共謀罪の創設で、犯罪に関係のない国民の人権・プライバシーが侵される監視社会への道が一層強まることも懸念される。
 よって、国におかれては、共謀罪を創設しないことを強く求める。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成29年3月21日
                        南 国 市 議 会
衆議院議長    大島理森 様
参議院議長    伊達忠一 様
内閣総理大臣    安倍晋三 様
法務大臣    金田勝年 様
          ―――――――――――*―――――――――――
 議発第4号
公職選挙法改正を求める意見書

 上記の意見書を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出する。

   平成29年3月21日提出
        提出者 南国市議会議員   浜田 勉
        賛成者    〃      福田 佐和子
         〃     〃      村田敦子
         〃     〃      土居篤男

南国市議会議長 西 岡 照 夫 様
 …………………………………………………………………………………………………………
 議発第4号
公職選挙法改正を求める意見書

 日本の選挙法は、べからず選挙法と言われています。あまりにも国民の選挙への参加を規制しています。行動の制限、発言や政策ビラの配布も制限されています。民主主義の基本とも言うべき、自由への圧迫であります。
買収の禁止、これは当然であります。人間としての誇り、人格権の売買は絶対許されません。
選挙には自由の選択が保障され、のびのびと話しかけ、政策をいつでも述べる機会が保障されてこそ、政治と国民生活が結びつき、政治への信頼は急速に回復することでしょう。
 今までの公選法では政治へのかかわりが制限され、市民感情からは、政治好きと無関心・嫌いに分類が押しつけられていたと思います。みんなのくらしと政治が結合し、一体となった時、日本の民主主義は守られ成長し、選挙制度が地域に安定的に根づくと思います。
選挙での投票率の向上は国民的課題、悲願であります。
規制だらけの公職選挙法の改正で投票率の向上を!!
以上のような主旨から選挙制度の規制緩和は、喫緊のテーマである事を述べ、改正されるよう求めます。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成29年3月21日
                        南 国 市 議 会

内閣総理大臣    安倍晋三 様
総務大臣    高市早苗 様
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西岡照夫君) お諮りいたします。この際、以上4件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西岡照夫君) 御異議なしと認めます。よって、日程に追加し、議題とすることに決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西岡照夫君) この際、議発第1号を議題といたします。
 お諮りいたします。本案は、提案理由の説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西岡照夫君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西岡照夫君) これより採決に入ります。
 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西岡照夫君) 御異議なしと認めます。よって、議発第1号は原案のとおり可決されました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西岡照夫君) 次に、議発第2号を議題といたします。
 提案理由の説明の通告がありますので、発言を許します。17番浜田勉君。
      〔17番 浜田 勉君登壇〕
○17番(浜田 勉君) おはようございます。
 今議会での初舞台となりました。最後の提案者みたいな形でこの舞台を踏むことができました。ありがとうございました。
 私ごととはいえ、まさに自業自得、自演の混乱ぶりは大変でした。ドクターから風邪は絶対いかんよと忠告を再三いただきながら、まあなめた対応というんでしょうか。3月8日、9日寒かったんですが、まあこら大したことあるまいということの態様が、10日間のお休みをいただくというようなことになりました。私はCOPD、まあこれはたばこの残存害悪効果でありますが、反面教師として受けとめていただきたいと思います。
 では、本論に入ってまいりたいと思います。
 執行部の皆さんには、懇切丁寧な答弁を準備いただきながら、そしてまた手ぐすね引いて楽しみにされていたでありましょうが、それをまるっきり手ぶらにさしてしまいました。私の不徳とするところであります。手ぶらにさしたことをおわびしたいと思います。
 私は種子法をめぐって、特にこれについては皆さんから全会一致で賛同いただいておりますけれども、農業をめぐる状態が種子法とも絡んで大きく農業いじめが進んできているという実態等も触れながら、この種子法の部分的な理解というふうになると思います。
 種子法をめぐっては、農業競争力強化支援法、これ8本ありますけれども、その一つとして出されておる。つまり、8分の1つの法律です。だから、あとどんなふうになってんとなれば、まあひっきりなしに農業いじめというより農協いじめが露骨に進んできています。そのほか農済のめぐる収入保険法だとかいうふうな形の部分がどんどん法律的に出されてきている、その一つとして種子法の廃止が出されてまいりました。
 で、この種子法は地方自治体が責任を持つ、いわゆる公的な、そういう試験機関として昭和27年ごろ誕生して、今までずっと公の部分、公的な機関として安価で、そして安心できる種子、これを一貫として強調してやってまいりました。例えば遺伝子組み換え問題が起こった間は、公的な部分のところではほとんどノーという対応をしてまいりました。そのように、この種子法をめぐっても重大な農業の岐路を演出されようとしています。つまり、この種子法の改正が公の部分をばっさり切ってしまうわけでありますから、今までの安価で安心の種子が価格不安の種子供給、高値となってくることは想像はたやすいものであります。難しくないと思います。まさにローソン栄えて農村滅びるであります。
 これらをめぐって、この主要種子法、つまり米、麦、大豆でありますが、この米をめぐっては、世界的にことしはまさに多収であります。アメリカは日本をターゲットに、これ皆さんも新聞紙上で十二分にわかってると思います。標的、つまり日本を餌食にするというのを看板にぶら下げました、あのトランプの商法、ゆすり商法ですね。強奪的な押し売りが目に見えてきています。このことしの多収という問題と、その前に既にSBSのお米の取引では、日本のお米1万1,000円に対して7,000円くらい。つまり4,000円も安い値で。今までは調整金という形で安く入ってきたものを高く出して、日本で調整をしておりました。だが、今度は調整をしないわけでありますから、1万1,000円の日本の米が、7,000円の市場価格に翻弄されてきてるというのが今の現状です。それへことしの多収ということになってくると、これはまた深刻な状況になってくると思います。それへ輪をかけたように、農業蔑視の対応、これは今までの安倍さんほどの人はありません。麻生財務大臣とアメリカの副大統領マイク・ペンスとの間で、いわゆる経済交渉というのを責任を持つというふうになっております。だが、この経済交渉の舞台に農水省は入っていません。財務、外務、産業、それと国交省、これが4つが入って、肝心のターゲットにされている農業問題、農水がこのいわゆる日本の代表団、麻生さんのもとで集まった中へ入ってないというくらいでありますから、本当にもうけしからんと言ってもいいんではないか。経済団体が財務、外務、経済産業省、国交、4省だけだいうなんていうようなことは前代未聞。私は、えっ、どういた、というのが実感でした。そのように農業そのものがもう枠外、つまり日本農業否定という方向がやられてきてるということのあらわれではないかということで、危惧よりも私は怒り心頭であります。まさに日本農業不要論であります。これはもう絶対のむわけにいかないというようなことも含めて、この種子法を、これが強化法の8分の1本として出されているということでありますから、農政全般が農業への攻撃、まさに波状攻撃になってくるいうことを皆さんにお訴えをして、わやにすな、その警告も皆さんに受けとめていただいて、やはり種子法だけではなくって、農政全般あるいは農業を、そして胃袋を守っていくいうふうな観点を皆さんにもお願いをいたしまして、提案理由といたします。ありがとうございました。
○議長(西岡照夫君) これにて提出者の説明は終わりました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西岡照夫君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西岡照夫君) 質疑を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西岡照夫君) お諮りいたします。本案につきましては委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西岡照夫君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西岡照夫君) これより討論に入ります。討論はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西岡照夫君) 討論を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西岡照夫君) これより採決に入ります。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔全員起立〕
○議長(西岡照夫君) 起立全員であります。よって、議発第2号は原案のとおり可決されました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西岡照夫君) 次に、議発第3号を議題といたします。
 お諮りいたします。本案につきましては、提案理由の説明、質疑、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西岡照夫君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西岡照夫君) これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。19番福田佐和子さん。
      〔19番 福田佐和子君登壇〕
○19番(福田佐和子君) 私は、共謀罪の創設に反対する意見書について賛成討論をいたします。
 本日21日に閣議決定予定の本法案は、2人以上の者が合意して悪事をたくらむこと、すなわち実際の犯罪行為に着手していなくても相談、計画しただけで犯罪とすることができるという戦前の治安維持法のようなものです。犯罪の実際の行為のみを罰するという刑法の大原則に真っ向から反するだけでなく、憲法第19条が犯してはならないとする思想や内心を処罰の対象とする違憲立法です。政府はテロ等準備罪であって共謀罪ではないと説明をしておりますけれども、名前を変えただけで危険な本質に変わりはありません。一般市民には関係ないのではないかと思わされておりますけれども、決してそうとは言えないのがこの共謀罪の怖いところです。1人が準備行為をしたとみなされると、会話をした全員の逮捕が可能になり、共謀しているかどうかを判断するために会話や電話、メールなどの通信傍受、盗聴など、日常的に多くの一般市民のプライバシーに立ち入って監視する捜査の危険性があります。日本弁護士連合会は、東京オリンピック、パラリンピックを法制化の口実にして、国民を不安に陥れ、法案を押し通そうとしている。法律さえできればテロが未然に防げるかのような錯覚を国民に与えるものだと批判をしております。
 この意見書にありますように、日本は既にテロ防止のための13の国際条約を締結し、57の重大犯罪について未遂より前の段階で処罰できる国内法を持っており、同法案がテロ対策のために必要だとする口実は崩れております。世論調査でも反対が賛成を上回っており、与党支持層でも各党それぞれ3割を超える反対があります。これまで国民の大きな反対により、3回も廃案になった共謀罪法案は、名前を変えても国民の合意は得られません。共謀罪の創設に反対する意見書に、同僚議員の皆さんの御賛同を心からお願いし、賛成討論といたします。
○議長(西岡照夫君) ほかに討論はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西岡照夫君) 討論を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西岡照夫君) これより採決に入ります。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(西岡照夫君) 起立少数であります。よって、議発第3号は否決されました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西岡照夫君) 次に、議発第4号を議題といたします。
 お諮りいたします。本案につきましては、提案理由の説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西岡照夫君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西岡照夫君) これより採決に入ります。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(西岡照夫君) 起立少数であります。よって、議発第4号は否決されました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西岡照夫君) この際、この3月末をもって退職される管理職の方に御挨拶をいただきたく、許可いたしますので、御挨拶をお願いいたします。松下建設課長。
      〔建設課長 松下和仁君登壇〕
○建設課長(松下和仁君) 退職に当たり、西岡議員さんにおかれましては、こうして挨拶を述べる機会を与えていただきましたこと、まことにありがとうございます。心から感謝申し上げます。
 私は昭和55年4月に土木技師職員として採用となり、36年間、土木部門で勤務させていただきました。入所当時は建設課に配属となり、高知空港拡張に伴う周辺整備に従事いたしました。養鰻場のそばを工事する際には、騒音や振動に神経質なウナギに大変苦労させられたことを思い出します。その後、南国市公共下水道における幹線・枝線工事に従事し、市内における下水道工事をたくさん経験させていただきました。
 また、四国横断自動車道建設に伴う岡豊町、滝本、定林寺、小蓮、笠ノ川地区の周辺整備事業や、平成10年の大災害’98豪雨を経験いたしました。その際には、南国市一円の被害調査を一般職員とともに短期間で調査を完了することができました。また、数年間で復旧することができました。
 国分、久礼田、浜改田地区の農業集落排水事業による処理場建設や本幹・枝線整備の一員としても従事することができたことや、高知東部自動車道建設に伴う周辺整備において、多くの地権者や地元役員の皆さんの御協力により覚書の調印を無事完成させることができたこと、地域も一緒になって周辺整備事業が着実に進んでいることの喜びを感じることができました。これからの私にとりまして本当に貴重な経験をさせていただき、感謝の気持ちでいっぱいでございます。
 このたび、こうして私が穏やかに退職を迎えることができましたのは、ひとえに西岡議長を初め、議員の皆様の御指導、お力添えのおかげであると痛感しております。とりわけ浜田勉議員さん、土居篤男議員さん、浜田和子議員さんにおかれましては、数多くの一般質問をいただき大変勉強になりました。ありがとうございました。
 また、橋詰市長を初め、吉川副市長、平山副市長や同僚課長の皆様、建設課職員を初めとする多くの職員の皆様に支えられたおかげであると思っております。心から感謝申し上げます。
 最後になりましたが、今後においても南国市がさらなる発展をされますよう、また皆様方のますますの御活躍と御健康を祈念いたしまして、退職の挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西岡照夫君) 以上で今期定例会に付議されました事件は議了いたしました。
 これにて第394回南国市議会定例会を閉会いたします。
 どうも御苦労さまでした。
      午前11時44分 閉会