トップページ > 南国市議会 > 議会議事録
読み上げる

議会議事録

  • 開催別
  • 一般質問
  • 議員提案
  • 市長提案
  • その他
  • 検索

検索結果 »  平成29年 第394回市議会定例会(開催日:2017/03/03) »

一般質問3日目(西川潔)

質問者:西川潔

答弁者:市長、副市長、関係課長


○議長(西岡照夫君) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。6番西川潔君。
      〔6番 西川 潔君登壇〕
○6番(西川 潔君) おはようございます。
 私のほうからは、市北部地域の生活環境対策として、道の駅風良里の新たな活用策。また、2問目には、瓶岩体育館への架橋、進入道、早急な実現に向けて、いう2点を質問をさせていただきます。
 初めに、南国市の北部地域の課題解決のための道の駅の活用でございますが、高知CCBココプラを開催した発表会で、南国市の地域おこし協力隊の丹生石君のチームが、南国道の駅風良里を生かした市の北部地域住民、特に高齢化による交通、買い物難民の課題解決を図る事業など幾つかの提案がありました。私も聴講をいたしました。
 ここで、聞きなれないココプラについて少し説明します。ココプラとは、高知県産学官民連携センターの略称ですが、県では、県内の高等教育機関の知見や学生の活力を生かし、産学官民が行う産業振興や地域の課題解決に向けたさまざまな取り組みを推進するために、高知県産学官民連携センターを立ち上げております。これがココプラっていうわけですけども、このココプラは高知県庁の出先機関で、国の地方創生の交付金事業での運営でもあります。この事業での一環、1月25日に開催されました発表会で、地域の振興や課題解決のために具体的なアイデア、プランを個人やグループから募集し、一人一人では実行困難なことも、グループをつくり磨き上げ、近い将来ビジネスにつなげていく。事業化まではココプラが補助金、事業立ち上げ費用、専門家のアドバイス等サポートする、このような施策でございます。
 南国市が雇用しています地域おこし協力隊の丹生石君の提案は、ますます高齢化していくこの地域、公共交通の廃止や商店の廃業など相次ぎ、日々の生活が困難となってまいりました。導入したデマンドタクシーも使い勝手が悪いのか低利用。人との会話、コミュニティーの衰退、住み続けることが難しくなった地域。このような中、市北部地域と市街地を結ぶ送迎サービス、道の駅を基点とし、市の北部地域の各集落と道の駅を車で結び、道の駅と市街地を別途結ぶ交通対策。買い物代行や宅配、宅配サービスは生活必需品や道の駅でつくる総菜を電話等で注文を受け、市内の商店と連携しお届けする。南国市の道の駅の立地条件や施設、信頼性と道の駅風良里を拠点とした市北部地域住民の生活環境の整備を図る。市の北部地域だけでなく、市の南部地域でも生活環境には同じような問題も発生しており、取り組みを拡大していく。このような事業内容でした。
 私も、議会での一般質問で何度となく道の駅の活用について、公共交通の乗り入れやターミナル化、情報交換など住民が集える場所、市民の防災拠点としての整備など、県外や市外からのお客さんだけでなく南国市民の道の駅として、道の駅を充実するべきではと提案をしてまいりました。発表会での提案は、市の北部地域住民の生活環境の整備とともに、道の駅風良里が今後果たすべき役割や道の駅風良里が継続した業績を上げていくためにも大きくかかわることで、私の考えていることをより具体化していただいたように思いました。
 この発表会には、企画課長や企画課長補佐、また農林水産課長や道の駅の担当の方も参加をされておりました。この提案についてどのように受けとめたのか、また取り組みされるのか、お聞かせをください。
 2点目の瓶岩体育館への架橋敷設または進入道でございますが、瓶岩体育館への橋梁や進入道の整備については、今までも何回となく議会の一般質問で取り上げてきました。直近では平成24年9月に定例市議会で西本元議員、古くは平成18年には山崎峻英氏も取り上げております。その折の質問としては、避難場所として避難するのに橋や道が脆弱なため、検診など本来地区で受診できるものが久礼田まで行かなければ受診できない。この施設への橋梁または健診車などの大型車が進入できる道ができないものか、このような内容のものでした。
 市側の答弁は、橋梁敷設については、約1億6,000万円ほどの多額の経費を必要とすることや、補助事業の活用には市道に認定するなど事務上の課題処理面、主に多額の金を必要とし、財政面から敷設には厳しい内容が取り上げられ、答弁の中には、防災面や教育委員会、保健課など多岐にわたっての行政も関係するので、市の中で検討委員会を立ち上げて協議をしていくことなども言われておりますが、はっきり言いまして具体的なことにはなっていない。橋にしろ進入道にしろ、さまざまな問題点があり、すぐには実現できない状況にあると私は認識をしておりました。
 そのようなさなか、昨年の12月5日、株式会社高知丸高の高野会長から、このたび安くて工期も早い橋梁を開発をした。瓶岩体育館への橋梁として寄贈する。市長に詳しい説明も含めて開発した橋梁を見ていただき検討をしていただきたい旨打診があり、調整をさせていただきました。
 12月議会のさなか、12月13日に設定をし、市長が橋梁を見てくれる予定でございましたが、運悪く体調を崩され、吉川副市長に現地に出向いていただきました。その折、地元の方も含めた協議では、瓶岩地区の意向を受け、市は橋の敷設について検討するでしたが、その後の経過、また橋の敷設の実現性についてお聞かせください。
 以上で1問目を終わります。
○議長(西岡照夫君) 答弁を求めます。企画課長。
      〔企画課長 松木和哉君登壇〕
○企画課長(松木和哉君) おはようございます。
 西川議員さんの市北部地域の生活環境対策についての御質問にお答えいたします。
 先ほど議員からお話がありました高知CCBは、県主催の研修でございまして、県の地域課題解決や産業の振興に寄与する新規事業のアイデアを磨き上げることを目的とした連続講座であります。この講座に、企画課に在籍をしております地域おこし協力隊の1人が参加をし、半年間かけてチームで意見を出し合い、つくり上げた今回のアイデアを発表するということで、私のほうも発表会のほうに出席をいたしました。
 内容は、先ほど議員からも紹介がありましたとおり、道の駅南国風良里の立地を生かして、特に北部中山間地域の交通弱者に対して、この道の駅を拠点に住民の移動のサポート、買い物の支援、宅配サービスの生活支援といった支援を行うという内容でございました。また、この道の駅本来の情報の拠点、集客の拠点という機能に加えまして、中山間地域と市街化地をここでつなぎ合わせることで、既存の行政サービスや民間サービス等を連動させ、住民の生活支援拠点とするという内容でございました。
 この発表をどう受けとめたかということでございますけれども、最初に私が考えたことは、この道の駅の立地性を生かして、この道の駅を拠点に、北部中山間地域全域をカバーする集落活動センターができないかということでございます。集落活動センターは、集落維持の仕組みづくりとして県が積極的に推し進めている事業でございまして、本市では稲生地区に集落活動センターチーム稲生が立ち上がっております。南国市まち・ひと・しごと創生総合戦略におきましても、チーム稲生に次ぐ新たな集落活動センターの設立を掲げておりますけれども、まだ実現には至っていないという状況でございます。
 この北部中山間地域は、中心部からは白木谷方面、奈路方面、成合方面と、道路では大きく3つのルートに分かれておりまして、集落も点在をしております。将来的にはこの3つのエリアにそれぞれの集落の拠点を設けて、それを支援する人員を配置することによって、支援をしていくというのも一つの方法であります。
 しかし、それよりも中山間地域の全域をカバーする中心拠点として、道の駅に事務所と交流スペース等を設け、そこに常駐する集落支援員により買い物支援、また見守りサロンといった住民の生活全般の支援ができるのではないか。また、道の駅への中心拠点とは別に、それぞれの地区の公民館など既存の施設を出張の拠点として、定期的に集落支援員等が出向いて、集落ごとの課題の取りまとめや相談に対応する。そういうことができないかということを1つ考えております。また、各集落から道の駅までの交通手段は、既存のデマンドタクシーを使用して道の駅まで乗り入れることができるようにできないかということも考えております。
 これらの案につきましては、道の駅南国の県有財産の使用の問題であるとか、公共交通の考え方の整理、また道の駅南国風良里がこの仕組みにどうかかわっていくかなど、これからまだ検討すべき点は多くあります。また、集落活動センターの中心拠点を集落のエリア外に設置するということになりますので、このことについても今後の検討課題となってまいります。
 いずれにしましても、地域の意向に沿った持続可能な集落維持の仕組みづくりが重要でありますので、発案をしました地域おこし協力隊とともに、地域の意向も十分確認しながら、また高知県や関係課でも協議をしながら、提案の具体化に向けて検討してまいりたいと考えております。議員におかれましても、ぜひとも御協力のほうよろしくお願いいたします。
○議長(西岡照夫君) 農林水産課長。
      〔農林水産課長 村田 功君登壇〕
○農林水産課長(村田 功君) おはようございます。
 西川議員の市北部地域の生活環境対策、道の駅風良里の新たな活用策についての御質問に企画課長に続いてお答えいたします。
 地域おこし協力隊員の提案をもとに、現在道の駅風良里の中山間地域の拠点としての活用を実現していくための最初のステップとして、中山間地域の住民の方々を対象にアンケート調査を実施して、ニーズを反映した計画書を作成する予定です。この計画書は、地域同意のもとでサービスを提供していけるよう、採算性も検討しながらのものにしたいと考えております。
 サービス内容案としましては、建物なしの集落活動センターとして、具体では送迎、出張、買い物、集荷、人的等のサービスを検討しておりますが、集活センター機能等につきましては、企画課との庁内協議も必要になってまいります。
 なお、道の駅南国風良里を拠点とするメリットは、中山間地域の活動を集約する立地としては絶好の立地であるとともに、市街地だけでなく中山間地域にアクセスしやすく、また中山間地域の特産物を、道の駅のブランド力を活用して発信がしやすい立地であること。現在有効活用されていない県有、県施設情報棟を新規事業のオフィスとして再活用することによる初期投資が不要になる。また、産直市風の市やカフェレスト、農家レストランなどの集客力と道の駅としての信頼性と機能性だと考えております。
 この計画のプレーヤーを誰が担うかについて庁内協議を行っておりますが、第三セクターの株式会社道の駅南国風良里がいきなり事業主体としてこの計画に取り組むのではなく、施設拠点は道の駅に置きながら各サービスは行政主導で着手し、事業が一定の軌道に乗った時点で、しかるべき組織に移行する形が実現性が高いのではないかと考えております。
 また、採算性は追求しなければなりませんが、一定の公費負担による事業の継続は、公共性を鑑みても許容されるのではないかとも思います。
 ただし、時間的な余裕は余りありません。29年度中に当計画の試行に着手して一定の成果を上げ、事業化の可能性を判断しなければならないと考えております。
 最後に、平成29年度は道の駅南国風良里は開業18周年を迎え、取り巻く環境も変化する中、本体の各種部門、カフェレストや物販、直販所の業務改善の取り組みを実施してまいります。そして、来る平成31年の20周年、10年後、20年後を見据えた中・長期的な計画を立てるとともに、県外客の集客増と地元中山間地域の拠点、市民サービスの提供の場としての新部門を運営できる事業展開を図らなければならないと考えております。
 並行して行う施設の増改築の財源として非常に大きなポイントとなる辺地計画に、当計画を反映することができれば、事業の充実、拡大にもつながると考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 吉川副市長。
      〔副市長 吉川宏幸君登壇〕
○副市長(吉川宏幸君) おはようございます。
 西川議員の御質問にお答えをいたします。
 瓶岩体育館につきましては、避難所、避難場所の指定はしているけれども、今までそれぞれ災害発生時等、まだ開所したというような経緯はない状況でございます。その避難路について、今まで私どもも出向いて何回か地元との協議をしてまいりましたけれども、その中で2つの案が地元から出されたわけですけれども、裏から道路をつけるという1つの案、そして今議員がおっしゃりました東側に橋をかける案が出たわけですけれども、その当時瓶岩地区として、さあどちらにするかという結論はまだいただいておりませんでした。
 今回橋の架設につきまして、地元企業より寄贈の申し出、私も伺いまして現地に出向きました。そして、現物も確認したわけですけれども、なかなかすばらしい橋桁ということの認識を持ちました。
 その進入路につきましては、当然橋かけるにすれば、河川の管理者、県河川課になりますけれども、そちらの当然許可もとらないきませんので。それと、裏からの道をつけるということにしても、例えば川沿いにつけるのであればそれも含めて県の河川課との協議、これはもう当然行っていって許可もとらないかんわけですけれども。いずれにしましても、再度瓶岩地区と意見交換も含めて結論、もうどちらにするかという、それをもうはっきりと出していただいて、その方向でまず現地調査を細部にわたってして、もちろん河川管理者とも協議をしていかなければなりませんので、これは結論出次第早急に取りかかってまいりたい、このように思っておりますので、どうか議員の協力もよろしくお願いします。
○議長(西岡照夫君) 6番西川潔君。
○6番(西川 潔君) 農林水産課長、企画課長、副市長、どうも答弁ありがとうございました。
 道の駅の拠点の件でございますが、南国市の北部の交通体系また地理的な条件を考えますと、どうしてもこの南国市の中心市街地までの買い物、かなり不便なものがございます。そこでは道の駅を拠点とするということで、1つは、国土交通省が昨年住民サービスが充実した模範的な道の駅モデルとして選んだのが、全国6カ所の一つに岡山県新見市の道の駅鯉が窪というのが選出されております。この道の駅は、地元特産品の販売や休憩所、米粉のピザ体験工房や農村の伝統文化を物語る資料展示や伝承施設、隣接して診療所や図書館まで、また認定こども園、市役所の支所、郵便局機能などを含め、小さな拠点として道の駅と一体となっているのが評価をされたものでございます。南国市でも、今度も施設改修というようなことも言われておりますが、ぜひ子供の遊び場とか会議場、さまざまなことが考えられると思いますが、そういうものをつくっていただいて、北部の拠点構想のようなものも考えていただきたい、いうふうにも思います。
 また、北部の地域のほとんどが高齢化が進みまして、高齢者の起こす重大な交通事故も年々増加をしまして、免許証の更新に対してもハードルが高くなっておりまして。早い機会にこの道の駅を中継点とした取り組み、企画課長が言っておりました集落活動センターでございます。これ黒滝地区はともかく、だんだん北のほうからもう集落だけではなかなか仕舞をようつけない、そういう地域がたくさん出てまいりまして、活動自体ももう集落だけでは不可能な状況になっております。集落活動センター、北部中山間地域全域をカバーする集落活動センターっていうのは非常に貴重な提案であるというふうにも思いますし。もう既に自分たちがどうしようもなくなったような集落がありますけれども、ただただ行政等の支援を受けるだけでなくて、今自分たちで何ができるか、近い将来どのようになるのかいうような、それに対応するためにみずからが自覚をしていく。集落活動センターのような組織で、みんなで考えて行動するということが私は非常に大切になってくるっていうふうに思います。
 上倉、瓶岩地区には現在、中山間活性協議会いうようなものございまして、鳥獣の被害対策協議会には65名ほどの会員もおりますし、それからまた学校給食米の生産組合にも40名ほどの者が組織をしてやっております。そういう組織がございますので、そことも連携をしてやっていただいたらというふうにも思います。
 また、協力隊の丹生石君が提案をしておりました会員制にして事業を図っていくんだ、事業化をすると必ずこれはいけるんじゃないかいうようなことも言っておりましたけれども。考えてみますと、今宅配便なんかも法的にはどうなるかわかりませんけれども、宅配便の問題もあり、やっぱり北部の地域ではなかなか宅配便なんかも採算がとれるような状況じゃないと思うんですが、そのようなものも引き受けていくようなことを考えて、ぜひこの事業を進めていただきたい、いうふうにも思います。
 それから、瓶岩体育館の件でございますけれども、進入道、道というのは行き詰まりの道よりは、やはりどちらからも入れる行き詰まりの道じゃないのが私は一番いいと思うんですけれども、実現性が高いというものを早くやる必要があるのじゃないかと。また、国分川の支流の領石川は、この河川、二級河川でして、改修もされておりませんし、また改修計画もないいうことで、現在の川の流域いうものを確保すれば橋の架設は可能だと、県土木の判断もありますので。また、両岸は橋を提供していただけるという丸高の土地でもございます。この機会にぜひ実現性の高いものを、まあ地域の方が進入道でなければいけないという話になればそれは別でございますけれども、橋をかけて、それから進入道のほうも検討していく、いうことをしていただきたいいうふうにも思います。この点について、副市長のほうから答弁をいただきたいと思います。
○議長(西岡照夫君) 答弁を求めます。吉川副市長。
○副市長(吉川宏幸君) 先ほど西川議員から橋のほうがという意見もいただきました。確かに裏からの進入路という案も出ておりましたけれども、その道路部分につきましては、急傾斜といいますか指定区域のほうへ入っておるという状況もあって、市としましては、やはり議員のおっしゃった橋のほうが一番いいんじゃないかと、私もそう考えておるところではございますけれども。それにつきまして県の二級河川に対しての占有許可、これは当然取らないきませんので、それに向けた書類づくりといいますか、図面等も当然添付せないきませんので、それについてまず取り組みたいという思いを持っておりますので、よろしくお願いします。
○議長(西岡照夫君) 6番西川潔君。
○6番(西川 潔君) しつこいようですけども、県のほうは橋をかけるのには問題はないというふうに私にははっきり言っておりますので、先ほども言いましたように、計画のない川ですので、流域、特に橋桁の低いようなものをかけられたらぐあいが悪いけれども、許可はおろすことができますよということでございますので。その辺はよろしくお願いをしたいということと、やはり、こういうことも余り時間をかけると、せっかくの厚意を率直に受けれないみたいな形になってしまいますので、ひとつ早いあれをしていただきたいっていうふうにも思います。
 また、私この瓶岩体育館への橋梁、進入道のことについて、長いあれを立ててからもう何十年にもなります。長い期間ずっとこの議会の中でも言われ、それが進入道についても橋もできなかった。もともとあそこに私も早い進入道、橋の敷設を願うものでございますけれども、行政の方も私たちの議会もしっかり考え、過去のことを振り返って反省もしておかねばならないのは、なぜあこに体育館をつくったのかというところから私は始まると思うんです。私も当時のことを覚えておりますけれども、たしかあの土地は岩原栄喜さんという元議員がおりまして、その人の香典で寄附していただいたというか、そのお金で買った土地でございますけれども。当初からあそこに入る道がない、まあ道は小さな道があったわけですけども、人の土地を通らないかん、市の土地ではないというところで。しかし、その土地を市が公民館用地として寄附をしてもらう際に、その道はすぐに寄附をしてもらえるんだと、もう年配の方の所有でしたので、その方の息子さんの代になるとすぐに寄附をしていただけるというようなことであそこを用地にしたんですけれども。立地した場所がちょうど外山川の継ぎ合ったような土地でもございましたし、適当じゃないのかというのは市の中でもそういう意見もあったわけです。その中で、あの土地に公民館を建てた。建ててもう皆さん使ってますので、もうそこには避難場所としての必要もあろうし、橋も要りゃあ進入道も要るわけですけれども。やっぱりそういうところに公共のものをつくるときには、しっかりした選択をしておかないと解決までには時間がかかる。これは議会も議員も含めてでございますが、行政の方もこれからもこのような事例は出てくると思いますので、気をつけていかねばということを申し上げておきます。
 最後になりますけれども、道の駅の社長であります市長は、高知東部自動車道の開通も控えて、またコンビニ等の進出、道の駅風良里を取り巻く環境が大きく変わろうとしております。市の北部地域の課題解決のため、道の駅の今後をどのように活用していくのか、先ほどの担当課長の答弁も踏まえまして、市長のほうに考えをお聞きをいたしたいと思います。
○議長(西岡照夫君) 市長。
○市長(橋詰壽人君) 私のほうから西川議員の質問にお答えをしたいと思います。
 西川議員の道の駅風良里についての御指摘でございますが、議員言われますように、道の駅風良里は、高知自動車道南国インター、これに非常に近く、国道県道に隣接するなど交通の要衝としての絶好の立地条件にある、このことは言うまでもないことでございますが。御指摘の好条件を生かし切れていないのではないかと、こういう御意見に対しまして、私は経営者、社長として真摯に拝聴いたしました。道の駅風良里は第三セクターの株式会社でございまして、利益はもちろん追求しなければならないわけでございますが、両課長も述べましたように、その一方には、当施設は中山間地域の経済交流の活動拠点として本来建設されたものであり、当施設は中山間地域の皆さんの生活環境改善、向上に向けての役割も果たさなければならない、このように考えております。
 増改築も含め、地域おこし協力隊の御提案もございました中山間地域の交通難民問題解決などは、中・長期スパンで考える余裕はない、このように考えております。
 クリアしなければならない問題は1つずつ早急に解決しながら、道の駅南国風良里が拠点として中山間地域の維持、活性の機能が果たせるように事業展開を図っていかなければならない、このように考えております。
 なお、先ほど吉川副市長が答弁いたしました橋梁か、それとも市道かということで、仮に二者択一ということになれば、市が急傾斜地と指定されている地域に避難も含めた道路を開設するのかという問題がございますので、やはりここは安全・安心が最優先されるべきである。私は市長としてそのように考えております。
 ところで、一方では橋梁の架設の位置もあるわけでございますが、あの地区は御承知のように、上流奈路方面から流出すると、それと、外山のほうから来る川のちょうど合流点にございまして、過去何回か増水した折に近隣の家屋が浸水した経験もあるわけでございますので、この辺に非常に注意もしなければならないと。私は土木の専門家ではないですが、そういう状況はいろいろと聞いておりますので、その辺のことの対処も十分考えながら物事に対応していきたい、このように思っております。
 以上です。