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検索結果 »  平成29年 第394回市議会定例会(開催日:2017/03/03) »

一般質問2日目(山中良成)

質問者:山中良成

答弁者:市長、副市長、関係課長


○議長(西岡照夫君) これより本日の会議を開きます。
          ―――――――――――*―――――――――――
      一般質問
○議長(西岡照夫君) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。4番山中良成君。
      〔4番 山中良成君登壇〕
○4番(山中良成君) おはようございます。議席4番の山中良成でございます。昨日は、ワールド・ベースボール・クラシックで日本も大勝し、頑張ったので、私も4番ということで頑張ってフルスイングしてまいりたいと思います。
 一般質問2日目となり、質問が重複するところがあるとは存じますが、よろしくお願いいたします。
 きょうは主に、1、市長の政治姿勢についてであります。1、財政、2、観光、3、防災、そして2番目に吾岡山都市公園構想についてであります。御答弁につきましては、市長に主としてお答えをお願いいたします。また、関連事項で副市長や関係課長からも御答弁がありましたら、よろしくお願い申し上げます。
 それでは、通告に従いまして質問をいたします。
 まず、財政についてですが、今回の平成29年度一般会計当初予算は206億7,000万円ですが、平成28年度当初予算に比べ15億7,000万円減額となっております。収入としては、市税収入が景気回復により前年度比約1億3,000万円の増収となっておりますが、社会保障関連経費等の増加により、財政調整基金から4億5,000万円の繰り入れを行っており、また平成29年度末の地方債残高が200億円を超えており、徐々にふえております。本市は財政力指数がよいため、昨年から減額されております地方交付税も平成28年度と比較すると2億7,000万円減額されており、さらに扶助費は61億5,791万1,000円で、前年度と比較しましても6,578万円も増額となっております。財政硬直化はないと思いますが、懸念しております。私は、特にこの地方債残高及び扶助費がふえているのを危惧しております。
 そこで、この件につきまして質問をさせていただきます。
 平成29年度の財政計画及び見通しをお答えいただき、本市にある先を見越した財政健全計画どおりに進んでいるのか、その進捗状況につきまして市長及び関係課長に答弁を求めます。また、地方債残高及び扶助費のこれからの改善につきましても答弁を求めます。
 さらに、市税収入が増額するほど地方の本市に好景気が回ってきたようには感じられません。この件につきましてもどのように感じられておられますか、市長及び関係課長に答弁を求めます。
 平成27年度の財政力指数は0.58、平成26年度同様、高知市を抜いて高知県で1番となっており、市長及び執行部の皆様の努力のたまものだと思っております。
 そこで、この件につきまして質問をさせていただきます。
 平成29年度の財政力指数及び経常収支比率の見通しにつきまして、関係課長に答弁を求めます。
 次に、観光についての質問に移らせていただきます。
 志国高知幕末維新博が3月4日から開催されました。これにより、本市に県内外からの観光客及び訪日外国人観光客が見込まれると思います。
 そこで、質問をさせていただきます。
 9月議会で私が、ストーリーを重視した観光地の磨き上げを提案させていただきました。その後どのように試案され、活用され、今回のイベントに取り入れたのか、関係課長に答弁を求めます。
 前回も申しましたように、県のイベントに便乗しただけでは、ほとんど本市への観光客誘致は見込めません。だからこそ、外部からの登用や協力につきましても必要性を訴えさせていただきました。また、本市出身で日本観光振興協会の理事の方が帰高された際に、課長には紹介させていただきましたが、それ以降も連絡をとり合い、情報交換や本市の観光について相談はされたのでしょうか。この件につきましても市長及び関係課長に答弁を求めます。
 2030年には訪日外国人観光客を6,000万人と政府は目標に掲げており、地方のほうがこの可能性が高いというふうに言われております。高知県も平成27年度の県外観光客入り込み客数は408万6,000人であり、過去2番目の入り込み客数を記録しており、県を挙げて取り組んでいるのがわかると思います。今回の幕末維新博では県外入り込み客数435万人を目指しており、高知県の東部地区も広域観光にシフトを変えており、本市は現在ある観光地や観光施設だけでは目標数を達成できない可能性があり、体験型観光の増設や長期的なビジョンが必要となります。
 そこで、この広域観光について質問をさせていただきます。
 もちろん本市も香南市、香美市と広域観光をされると思いますが、この内容及び計画につきまして市長及び関係課長に答弁を求めます。また、体験型観光の増設及び長期的なビジョンがありましたら、その詳細につきましても答弁をお願いいたします。
 訪日外国人観光客が2,400万人を超えましたが、地方に訪れていないのが現状であり、これからはSNSのツールを使い情報を行政みずから発信しなければなりません。そこで、本市はSNSを活用した観光に特化した発信をされているのか、されていないのであればその理由を述べていただき、これから計画はあるのか関係課長に答弁を求めます。
 現在、高知県に開始3カ月でフェイスブックファン数を1万人獲得しました「VISIT KOCHI JAPAN」が注目されております。これは高知県の旬の観光情報やタイムリーな話題をSNSで更新しており、イベント情報なども掲載されております。このおもしろいところは、高知県在住の外国人ライターが掲載しており、外国人からの目線で情報を提供している点にあります。本市にもたくさんの外国人留学生がおり、国際交流のNPOもありますので、ぜひ一緒に発信してはいかがでしょうか。この件につきましても関係課長に答弁を求めます。
 また、この「VISIT KOCHI JAPAN」はフェイスブックページで作成しておりますので、アクセスなどを数的分析し、このデータをもとに投稿内容の検討を行っている点にあります。行政がここまでするのは難しいかもしれませんが、このように統計をとることは重要であると考えます。現在のフェイスブックページで統計をとって掲載しているようには思えませんので、ぜひ一度統計をとった上での投稿を要望したいと思います。この件につきましても関係課長に答弁を求めます。
 次に、道の駅についての質問に移らせていただきます。
 本市で道の駅南国は観光としても最重要なポイントであり、県内外からのお客様はもちろん、まだまだ少数ではございますが大型観光客船による外国からの観光客が訪れているとお聞きしました。また、先日、高知県産学官民連携センター主催の高知県立大学永国寺キャンパスで行われました高知コ・クリエーションベース成果発表会に参加させていただき、南国市地域おこし協力隊の方から、道の駅南国を活用した高齢者の方や中山間地域を結ぶ新しい提案を聞かせていただきました。いろんな課題はあると思いましたが、ぜひこれにつきましても積極的に取り組んでいただきたいと思います。
 このように道の駅南国の利活用の可能性があるにもかかわらず、道の駅南国が取り入れ、新しいことに挑戦する意欲が見られてないのは私だけでしょうか。これから訪日外国人観光客が地方へと新たな旅を求めてきます。それまでにターゲットを決め、マーケティングやマネジメントもしておかなければなりませんし、何よりも観光客目線で物事を見ないと、今の売り上げから下がるだけではなく、この道の駅南国に寄らなくなってしまいます。
 さらに、女性ならではの目線が重要になってくると考えます。道の駅南国には、入ってくる店舗も含めたくさんの女性スタッフがおりますが、とても気配りがきいた女性ならではの目線が見当たりません。例えば観光パンフレットですが、乱雑に置いており、本市のパンフレットも一体どこにあるのかわかりません。本市に関するパンフレットは、きちんと固めて目立つ場所に置くべきであります。
 この件につきまして質問をさせていただきます。
 これからも女性の起用や意見は大変に重要であり、男性にない感性があると思いますが、道の駅南国で女性スタッフの意見は実行されているのか。また、そもそもこのような話し合いをするミーティングをされているのか、市長及び関係課長に答弁を求めます。
 さらに、乱雑に置かれているパンフレットの件ですが、これは本市の女性住民から意見をいただきましたので、私が農林水産課に提案をさせていただきましたが、その後改善されたのでしょうか。改善されていないのであれば、その理由につきましてもお答えください。
 また、最近、道の駅南国のパンフレットも見たことがありません。増刷されているのでしょうか。この点につきましても市長及び関係課長に答弁を求めます。
 ほかにも改善点はあります。インフォメーションが無人であり、どうしたらよいかわからない。看板がないので各場所に何があるかわからないなどの意見もお聞きいたしました。これにつきましても、改善できないとは思えません。この件につきましても市長及び関係課長に答弁を求めます。
 市長は、女性目線の重要性がわかっておられ、課長にもたくさんの女性を起用されております。また、女性の意見を取り入れていることが目に見えてわかっております。そんな市長だからこそ、わかっていただけると思っております。それが見えてこない道の駅南国の状態を市長はどのように感じられますか。市長の答弁を求めます。
 先ほども申しましたように、少しずつではありますが海外からの観光客は地方へと訪れてきます。現に、大型客船からの観光客は本市にも来ております。これは大変重要であり、本市でお金を消費してもらえるチャンスと捉え、幾つか提案をさせていただきたいと思います。
 まず、道の駅南国及び高知空港に、外国人観光客に向けて免税店をつくることを提案させていただきたいと思います。高知市では帯屋町が免税商店街になっており、高知大丸がその拠点となり、手続する場所となっております。県内平均消費額は2万6,662円であり、それによる経済効果も高いとお聞きいたしました。ぜひ本市の1号店として道の駅につくり、お土産物のお菓子だけでなく、土佐打ち刃物も免税対象として販売されてはいかがでしょうか。ぜひこの件につきましてもやっていただきたいと考えております。市長及び関係課長の答弁を求めます。
 次の提案としまして、クレジットカード決済ができるように改善していただきたいです。道の駅南国ではクレジットカード決済ができず、土日の観光客の十数人が消費できなくなっております。ぜひこのクレジットカード決済ができる環境にしていただきたいと考えております。手数料がかかるとは思いますが、その分客単価が上がるので問題ないと思います。この件につきましても関係課長に答弁を求めます。
 次に、幕末維新博も始まり、観光客が訪れてきますので、おもてなしの意味も含め人員増強や今雇用されております従業員のスキルアップも考えなければならないと思います。そこで、道の駅に人事評価制を導入してはいかがでしょうか。人事評価制を導入することで従業員の意識も高まり、さらにおもてなし向上にもつながりますし、評価が高い者には昇格または給与アップをすることで今より売り上げが上がると期待できます。一般企業も導入することで成果を上げております。もちろんマネジャーからアルバイトまで行うことで、皆様がお客様に向けての努力をされると思います。この人員増強及び人事評価制度導入につきまして、市長及び関係課長に答弁を求めます。
 次に、防災についての質問をさせていただきます。
 避難所では食料、水と同様に電気は重要かつ大切であります。東日本大震災の際に、被災地では電気の復旧に1カ月かかった地域があったとお聞きいたしました。電気のない暗闇での避難所での集団生活には、たくさんのリスクがあります。私がお聞きいたしました避難所での犯罪は、殺人以外の全ての犯罪が起こったとお聞きいたしました。それは皆様も御存じのとおり、犯罪は夜間が多かったそうです。そこで重要になるのが電気になります。この件について質問をさせていただきます。
 本市にある発電機は、燃料がガソリンのみの分が何台あり、ガソリン以外の発電機はあるのか、また燃料がガソリンのみの発電機の場合、ガソリンの備蓄はどうされるのか、関係課長に答弁を求めます。
 東日本大震災の際に、ガソリンや軽油を燃料とする発電機では、深刻な燃料不足により稼働させることができなかったとお聞きいたしました。ガソリンの使用期限は6カ月から1年であり、ガソリンは危険物扱いなので、管理者が必要となるのではないでしょうか。この管理につきましても関係課長に答弁を求めます。また、どれくらいの期間を想定し備蓄されているのかも答弁を求めます。
 現在、南国市の消防本部にガソリンスタンドが設置されようとしております。これは解決の糸口になるかもしれないと思い、そこで本市の消防本部にお聞きいたしますと、まずガソリンが劣化しない方法といたしまして、消防車や救急車そして公用車の給油に使用されるとお聞きいたしましたので、ガソリンの循環方法につきましては安心いたしました。また、ガソリンの備蓄量としましても約1年間分を保存できる容器であるとお聞きし、安心できると思いましたが、このガソリンを避難所から給油することはできないと回答されました。もちろん救急車や消防車が常時動くようになり使用できないということも理解できましたが、それでは避難所のガソリンはどのように調達または保存するのかますます疑問になりました。この件につきまして関係課長に答弁を求めます。
 私たち世代でなく現代は、電気がなければ電話連絡や情報収集ができない環境に育っております。しかしながら、昨年11月27日に南国市震災訓練に参加さしていただきましたが、その際には900ボルトの発電機しか見ておりません。そもそも、避難所の規模や収容人数に対して発電機の発電量は十分なのか、心配でなりません。小さい集落や部落の公民館であれば900ボルトの発電機で賄えることは可能ですが、大勢の皆様が避難してくる小中学校の体育館や中央公民館、防災コミュニティーセンターではどうでしょうか。過去の震災から学び、備えをするべきだと考えます。この件につきまして、市長及び関係課長に答弁を求めます。
 そこで、金額は高くなりますが、ガソリンとLPガスが使用できるハイブリッド式の小型発電機の導入を提案させていただきます。なぜLPガスなのかは御存じとは思いますが、簡単に説明させていただきます。まず、東日本大震災の際に、LPガスは2日後に配給されているだけではなく、各家庭、小中学校には大抵設置されており、避難時には最適であり、ガソリンとは違い、液体でなく気体ですので、一度発電機で使用しても空にする必要性がありません。また、LPガスは震災などで倒れて元栓から外れると安全装置が働き、勝手に閉まるようになっており、漂流していたLPガスでも使用できるとお聞きいたしました。ぜひ、小中学校など大きな避難所での導入を検討されてはいかがでしょうか。
 そこで、この件につきまして質問させていただきます。
 LPガスの発電機の導入状況とこれからの計画につきまして、市長及び関係課長に答弁を求めます。
 ちなみに本市では今月に、自主防災組織で日章交流センターにこのハイブリッド式の発電機が導入されるとお聞きいたしました。これは5,000ボルトの出力なので、大部分の電力をカバーできます。機器によっては、表示電力の1.2から4倍の出力が必要になります。900ボルトということは、最大200までの電力しか使用できません。ぜひこの電力解消も考えておくべきです。この件につきましても、解消に向けての改善策及び計画につきまして市長及び関係課長に答弁を求めます。
 次に、都市公園構想につきまして質問をさせていただきます。
 本市は昭和40年代、都市計画構想を立て、その用地として現在の土曜市の隣の公園用地を一部取得されました。その当時、この周辺には民家がなく、ほとんど農地でありましたが、現在は土曜市協同組合が土地の借り入れをし、本市が買収しましたが、既に都市公園用地としての機能がないと考えております。そこで、吾岡山周辺を開発するべきだと考えます。
 吾岡山は、空港拡張の折、航空法によって吾岡山を20メートル切り下げ、その跡地を日本セメントから払い下げを受け、公園用地として開発をしようとした経緯があります。頂上にサッカー場として芝を植え、その後、中腹の南側に本市がプロポーザル方式にて1億円で子供の遊び場をつくる計画を立て、岡山の建設会社がそれを受け、現在の子供の遊具ができており、それから後に下の広場を取り崩して駐車場がつくられ、高知国体の際にこのサッカー場は大いに機能を果たしました。現在、この吾岡山の管理は、吾岡山環境整備推進会が管理を受けております。そこで、現在の都市公園の機能を失った土曜市のある現在地はもう機能を果たしておらず、これを吾岡山周辺にいわゆる都市公園、それと並びに運動公園、文化施設を建設すべきではないかと考えますが、この件につきまして市長及び関係課長に答弁を求めます。
 この理由としまして、現在吾岡山の北側に国道55号線があり、その南側に県道竹中線があり、さらに南側に南国高規格道路、そしてそのまた南側には県道春野〜赤岡線があります。東側を見ますと南国インター線があり、西側には高知東道路があります。さらに吾岡山周辺には空の玄関である空港があり、近いところの南側には高知新港、北側には陸の玄関の南国自動車道があり、非常に交通の便がよく、絶好の地域であります。
 最近、国のほうでは働き方改革を推進しており、最近ではプレミアムフライデーがあり、ゆとりのある生活も求められております。そのためにもそれを利用する健康で家族団らんの施設、家族が集まる場所が必要であると考えておりますが、本市にはそれにふさわしい施設が見当たりません。隣の香南市には野市動物園、ヤ・シィパーク、このような施設があり、香美市には美良布周辺にはアンパンマンミュージアム、吉井勇記念館の施設があり、土佐山田町周辺には香美市立美術館があり、八王子宮には桜の名所があり、非常に観光にふさわしい土地を持っております。もちろん本市にも現在、西島園芸団地や歴史民俗資料館があり、国分には紀氏邸跡がありますが、まだまだ十二分に観光の機能を果たしておりません。どうしても本市としては吾岡山の開発をし、都市公園として墓地及び南側の民家移転をし、南部周辺である竹中、住吉野、西野々、伊達野の整備をすることで周辺に住宅ができる可能性があり、現在南国バイパスにはたくさんの飲食業ができ、伊達野に企業誘致によって本市に移転してきました企業など、これから先この吾岡山周辺が中心となり、お店や人家がふえる可能性があります。それまでに本市が開発するべきであり、近くにある船岡山も開発するべきだと考えております。現在、吾岡山の西側の船岡山も日本セメントが開発し、残り少なくなっており、やがて取り崩すだろうと考えられております。だからこそ買収し、駐車場などにして船岡山を早く市に変更すべきと考えます。この件につきまして、市長及び関係課長に答弁を求めます。
 このような開発をしていくには、本市には都市計画の審議会があると思いますが、それとは別に吾岡山周辺の都市公園の審議会を市長の諮問機関としてつくっていただきたいと考えております。既に本市には議会に会館やスポーツセンターなどの特別委員会がありましたが、議員には任期がありますので、市長の諮問機関として新しくつくる必要があると思います。歴史を調べますと、一番最初に計画を立てたのは、体育館を壊して美術館を建て、吾岡山に体育館を建てる特別委員会をつくったと記載されておりました。その際に、ほぼ実行に入ろうとした折に、後免の中心地商店街の活性化が起こり、後免西町周辺を開発する会ができ、そこに文化会館やコンベンション会館などもつくると計画が変更になり、実施計画に入ろうとした途端に地元2名から反対があり、中止となり、その後、浜改田のし尿処理場をつくるための条件としてスポーツセンターを建設された経緯があります。
 南国市中央公園は都市公園としての機能を果たしておりませんので、ぜひ吾岡山を、南国市の中心でもあり、交通の便もよいので、今のうちに計画をし投資をしないと本市には人が寄らないと考えております。南国市の産業のためにも計画を立てていただきたいと考えております。そのためにも市長の諮問機関として審議会をつくっていただきたいので、ぜひお願いしたいと思います。市長の答弁を求めます。
 以上で1問目を終わらせていただきます。御答弁のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(西岡照夫君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 山中議員さんの質問の中で、特に2点にわたって私のほうから御答弁申し上げたいと思います。
 まず、観光の分野におきまして道の駅のことについてでございますが、多くの御指摘が出されたわけでございますけれども、各項目の詳細につきましては後ほど担当課長がお答えするとしまして、私は取締役社長として、四半期ごとの道の駅南国取締役会でその運営状況あるいは財務状況などにつきましては、過日も3・四半期の取締役会があったわけでございますが、その内容については私なりに把握しておる、このように思っております。
 その質問の中にございましたスタッフミーティングにつきましては、定期的な運営協議の場で問題点やその解消案などの提起、あるいは情報の共有は図られておるものと思っておりますし、またそのような報告は受けております。
 パンフレットのことにつきましては、作成、整理、接遇などは経営の基礎となるものでございますので、御指摘のあったようなことにつきましてはすぐに改善を図らせていきたい、このように思っております。
 なお、気配りのきいた女性目線が見当たらないとの御指摘でございます。マネジャー以下従業員の細やかな配慮、心遣いの足りなさと受けとめまして、意識の醸成、これに努めるように指導してまいりたい、そのように思っております。
 また、今後外国人観光客の集客、これが見込まれる中での免税店というのは大変重要なことだと思っております。このことについてはどういう手続が要るのか、こういうことも含めてできるだけ早く検討に入りたいと思っております。
 最後に、人員増強につきましては、本年度は道の駅におきまして2名を正職員として雇用いたしまして体制強化を図っております。人事評価制度につきましては経営改善の一助になる、このようにも考えておりますので、どのような方法でどういう評価方法を導入していくのか、こういうことにつきましても大いに検討してまいりたいと思います。
 次に、吾岡山の問題でございますが、吾岡山周辺に都市公園を整備してはどうかという貴重な御提案をいただきました。本市には、都市公園の一つとしまして既に都市計画決定されました南国中央公園がございます。しかしながら、この公園は都市計画決定されて今日まで、長期にわたりまして未整備のままでございます。御指摘のとおりでございます。早期に整備することが本市のこれも大きな課題であると私は認識しております。議員御指摘のとおり、現在の中央公園は決して都市公園の機能を果たしておるとは思っておりません。御承知のように、あれから東の部分はまだかなり広い面積が水田のまま残っております。できれば私も財政状況をにらみながら、少しずつではありますがずっと東へ買っていきたいと思っております。そうした中で、一方では都市計画道路南国駅前線の55号線への南進という問題もございますので、そうしたものとあわせて一体的に整備を図っていきたいというのが今までの考え方でございますので、これをずっともっとスピード感を持って実施していきたいと思っております。
 そのほかの少し細かいことになって申し上げますと、財政状況の中で言われましたことで景気回復の兆しの問題でございますが、これは施政方針でも少し触れたかと思いますが、全部、全般的ということにまでは至ってないかもわかりませんけれども、税収が少し明るい兆しで伸びつつあるというところに出てきておるんではないかと。これは全体的に言われることなんですが、有効求人倍率がこの高知県において、日本で一番低い状況だったわけでございますけれども、それでもやはり1ポイントを超えたということ。こういうことが部分的にといえば部分的にではあるかもわかりませんけれども、伸びてきたというところへあらわれているんではないかと、私はそのように思っております。
 それから、少し前に戻って恐縮なんですが、道の駅のことで、クレジット決済、これも大変重要なことだと思っております。このことについても検討に入りたいと思っております。
 それからもう一つ、船岡山のことでございますが、これは私はかつて吾岡山に続いてあそこをということで、実際足を運んで、これは今は太平洋セメントなわけでございますが、必ず高知工場を通してくれと、いきなり本社へ行くなどということはしないで高知工場を通してくれということでございましたので、わざわざ申し入れがございましたので、私は高知工場長に会って、こういう内容について船岡山をぜひお譲り願いたいということを本社にお願いにいきたいということで参りましたけれども、丁重にお断りを受けた経緯がございますので。これも随分年月があれからたったわけでございますが、それ以降私はこれについて働きかけたことはございません。
 以上、答弁、報告にかえさせていただきます。あとは関係課長が御答弁申し上げますので、お聞き取り願いたいと思います。
○議長(西岡照夫君) 財政課長。
      〔財政課長 渡部 靖君登壇〕
○財政課長(渡部 靖君) おはようございます。
 山中議員さんの財政についての御質問についてお答えいたします。
 本年度の当初予算におきましては、公債費の償還元金が市債発行予定額を下回るため、平成29年度末の市債残高が前年度を上回る約200億円の見通しを立てております。しかしながら、あくまでも予算計上額での推計のため、例年どおり事業費の減、繰り越し等を考慮すれば、最終的には190億円程度にとどまると見込んでおります。
 また、市債残高のうち最も大きいものにつきましては臨時財政対策債となりますが、額につきましては29年度末で約79億円となります。これも臨財債につきましては普通交付税の振りかわりの性格を持つものでありますので、交付税措置は100%であります。また、ほかの市債につきましても緊防債を初め交付税措置率のあるものを優先的に措置しておりますので、普通交付税に反映されることを考慮いたしますと、市債残高の上昇が直ちに財政状況の悪化につながることは現状ではないと考えております。しかしながら、今後も市債の借り入れにつきましては十分注意をしていきたいと考えております。
 また、扶助費につきましては、29年度も引き続き医療費等の伸びが想定されるなど、財政の健全化の上では懸念されるところであります。このため当初予算にも医療及び介護の予防のための施策を計上し、抑制には努めております。本市の平成27年度決算による経常収支比率の分析では、扶助費の割合は全国の同規模の類似団体の中でも最上位に位置しており、今後も注意していかなければならないと考えております。
 平成27年度に作成いたしました平成28年度から30年度までの中期財政収支ビジョンにおきましては、これらを想定した上で策定しておりますので、28年度の決算見込み、29年度の当初予算計上額につきましては、ほぼ予定どおり推移しております。今後も引き続き健全財政の維持に努めていきたいと考えております。
 なお、財政力指数は、こちらの指数は3カ年平均の指標でございますが、平成27年度決算では0.58で県内ではトップとなっております。平成28年度決算でも同様の数値を見込んでおります。しかしながら、高知市の平成27年度、単年度の指数につきましては本市をわずかに上回っていることがございます。これらを考慮いたしますと来年度、多分県内では1位ではなかろうかとは思っておりますけれども、高知市とほぼ同じぐらいになるのではなかろうかというふうに考えております。
 また、経常収支比率につきましては投資的経費が前年度を下回るため、本年度の27年度の決算によるものよりも高くなる見込みということで考えております。
 なお、市税収入による影響がなかなか出てきてないということなんですが、地方財政計画におきまして交付税を含めて一般財源総額が維持されているということになりますので、税収の増にあわせて交付税が減額となる。このことから、市税収入の増収による実感を予算により持っていただくことが残念ながら難しいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 税務課長。
      〔税務課長 山田恭輔君登壇〕
○税務課長(山田恭輔君) おはようございます。
 山中議員さんの、本市に好景気が回ってきたと感じられるかという御質問にお答えいたします。
 平成29年度一般会計当初予算の市税収入におきましては、市たばこ税を除き、他の税目においては増額となる予算を計上しております。これは、市長が施政方針で申し上げましたとおり、国内景気が緩やかな回復基調を続けていることに伴い、企業収益の伸びによる法人市民税の増収と雇用者所得の増加を反映したことなどによるものでございます。29年の景気見通しとして、昨年末の四国地区企業意識調査において高知県の企業の58%が、踊り場局面であり急回復は望めないと回答しており、目覚ましい好景気が回ってきているとは言えないと考えます。ただし、本市の市税課税状況調べにおける納税義務者の平均所得の推移を見てみますと、ここ数年緩やかな右肩上がりを示していることや、県内有効求人倍率が最高値を記録したことなどを勘案すれば、地方にもじわじわと回復基調があらわれ始めているのではないかと感じております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 商工観光課長。
      〔商工観光課長 長野洋高君登壇〕
○商工観光課長(長野洋高君) 山中議員さんの観光に関する御質問にお答えします。
 まず、物部川3市による広域観光についてお答えいたします。
 昨年6月、物部川3市観光協会、観光施設、交通事業者等により、域内の観光資源の情報を戦略的に発信し、観光消費拡大につなげることを目的に物部川DMO協議会を立ち上げ、昨年12月にはさかなクントークショーを目玉としたキックオフイベント「おさかなクリスマス」を実施したところでございます。協議会におきましては、29年度には観光客の動態調査、マーケティング調査等を実施し、広域観光振興計画の策定を予定しております。また、情報発信、商品造成、販売、人材育成等を行い、30年度以降についても計画の見直しを行いながら活動のレベルアップを図っていくことで圏域の魅力発信に取り組んでまいります。
 次に、地域ストーリーを重視した観光地の磨き上げについてですが、9月議会でも答弁させていただいたとおり、地元の方が誇り語れる地域をつくることが地域ブランドになるという思いは同感であります。先日、文化遺跡・史跡の保護・保全そして活用を通じて地域の振興と発展を図ることを目的とする団体が活動を再開しました。岡豊山を中心に地域資源に愛着、誇りを持った方々のこういった活動については、幕末維新博への取り組みにとっても大きな力になるものであります。岡豊城跡で新しい体験メニューをつくる等の案も出ております。また、物部川DMO協議会におきましても観光施設や旅行事業者等、民間目線を生かし、協力を得ながら物部川流域の魅力を発進するための戦略企画を行うべく取り組みをスタートさせるところであり、こういった活動により効果的な地域発信が行えると考えております。
 観光振興の取り組みを行う際には、行政の支援だけでは限界があると考えております。DMO協議会においても民間及び関係者の目線を入れた取り組みを行っているように、山中議員さんに御紹介いただきました日本観光振興協会の理事の方も含め、必要に応じて外部の方の意見をいただきながら取り組んでいかなければならないと考えております。
 最後に、SNSを活用した観光情報の発信についてですが、現在観光協会がフェイスブック、ツイッターにより観光、イベント、飲食店、グルメ情報などのほか、ちょっとした南国市の風景や楽しい情報などを幅広く紹介しています。また、最近インスタグラムによる発信も始めており、引き続きSNSによる情報発信を行っていきます。
 以上です。
○議長(西岡照夫君) 農林水産課長。
      〔農林水産課長 村田 功君登壇〕
○農林水産課長(村田 功君) 山中議員の道の駅についての御質問にお答えいたします。
 まず、女性ならではの気配りのきいた目線が見当たらないとの指摘と、女性スタッフの意見が実行されているのかの御質問ですが、従業員の接客や経営向上に向けてのさまざまな提案や工夫、自由に発想し実現できるような職場のための取り組みについては、行政も加わった定例会や全部門協議会、そしてスタッフミーティングといった定期的な運営協議の場を設けて、問題点やその解消案等の提起や情報の共有を図っております。なお、接客につきましては覆面調査等も業務委託して実施しており、笑顔、名札の位置などの指摘につきましては全部門での反省、向上に生かしておるところでございます。
 次に、道の駅南国風良里のパンフレットの改善、作成につきましては、これまでのものに修正を加えるなど対応しておりますが、現在リニューアル版を発注済みでございまして、微調整を加えながら今月3月中に納入の予定でございます。今後、ほかのパンフレットなどと整理整頓して配置するとともに、インフォメーションの無人化の解消や、前議会でも申し上げました多国籍語サインなどのアナウンスにより、お客様のスムーズな回遊を図ってまいります。
 また、外国人観光客に向けて免税店をつくることにつきましては、議員言われるように、今後大型客船からの観光客の集客も見込まれます。国税庁所管税務署に輸出物品販売所許可申請書を提出しての承認許可となるようですので、どのような条件をクリアしなければならないか検討を進めてまいります。
 次に、市長もお答えしました、お客様ニーズに対応したカード決済の導入につきましては、カードの利用度、現金を使わないお客様は増加傾向にあり、信販会社等からも情報を得て導入について検討しておりますが、現金決済でない場合、売掛金としての取り扱いになるため、事務手続の煩雑さや利益率の低下等が確実に見込まれるため、現時点での導入には至っておりません。しかしながら、議員言われるように、お客様目線で見たときの利便性の向上は、営業を続けていく上での必須要件であり、時代の流れに逆行してまで現金オンリーに執着することではないと考えております。
 最後に、人員増強につきましては、これまで調理だけでなく道の駅全般の運営に携わってきた山口シェフを正社員として雇用し、高知県産業振興アドバイザーの指導・助言も得て、新メニュー開発やモーニングバンキングのリニューアルが実現しました。また、会計・総務担当職員も臨時職員対応から本年1月に正職員を採用して業務執行しており、このことは御指摘のありましたインフォメーションの無人化の解消にもつながっております。
 人事評価につきましては、前述しました各会議で意見として上げられ、検討材料となっておりますので、どのような評価方法が一番道の駅南国風良里に合うのか、導入に向けて検討を進めていきたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 情報政策課長。
      〔情報政策課長 崎山雅子君登壇〕
○情報政策課長(崎山雅子君) 山中議員さんの観光関連の情報発信に関する御質問にお答えいたします。
 観光に特化したSNSについては、先ほど商工観光課長がお答えしたとおりですので、連携して情報発信を行ってまいります。
 外国人観光客誘致に向けたNPOとの連携でございますが、今年度、南国市国際交流協会との協働事業として、外国人に向けての情報発信について考えるという取り組みを行っております。この事業は、外国人留学生が生活するために必要な情報の発信と、外国の方が興味を持つ南国市の資源の確認という2つの目的で行っております。まだホームページ上ではその成果は公表できておりませんが、観光関係では昨年11月5日に留学生の方などに参加していただき、市内の観光地をめぐるバスツアーを実施いたしました。津波避難タワー、掩体、長尾鶏センター、西島園芸団地、国分寺、鳥居杉に行きましてレポートを出していただきました。少しおくれておりますが、結果については担当課などに共有するとともに、御本人の了承が得られましたら今後SNS等で公開ということも検討してまいります。
 また、南国市の魅力ある資源、農業について、外国の方に対する観光資源としての可能性を探るため、市内の農業者の方に外国人対象に収穫体験について御相談し快諾を得ておりますので、南国市国際交流協会と日程の調整をしてまいります。
 このように、南国市国際交流協会とは外国人の目線での情報発信について今後とも連携してまいります。
 次に、フェイスブックのアクセスに関する分析でございますが、昨年度から毎月フェイスブックのインサイト情報を、各分野の情報発信のための組織として位置づけております南国市ホームページ運営委員会で共有しております。まずはどのような記事にアクセスが多いのかについて毎月報告をすることで、委員の中で投稿記事を選ぶ際にはそのことに気がけるということで共有ができましたので、現在は年齢層、性別、アクセス時間帯、アクセスした方の所在地などについても着目し、細かい分析とその反映とまではなかなかつながっていないと感じられている点は反省する点でございますが、今取り組んでいるところでございます。
 自治体の公式フェイスブックでございますので、アクセスの多い種類の記事のみを発信するわけではないということは御理解をお願いしたいと思います。ただ、関心の高い種類のものについては逃さず投稿する、適切なタイミングで必要な記事が投稿されるという信頼感を持っていただけるということに気をつけながら運用しているところでございます。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 危機管理課長。
      〔危機管理課長 中島 章君登壇〕
○危機管理課長(中島 章君) 山中議員さんの防災についての御質問につきましてお答えいたします。
 現在、発電機の備蓄数は、ガソリン式の発電機は10台であり、その種類は4.5キロボルトアンペア1台、1.6キロボルトアンペア9台、LPガスの発電機は29台であり、その種類は2.2キロボルトアンペア15台、0.9キロボルトアンペア14台です。備蓄場所は立田防災備蓄倉庫と小中学校などの備蓄倉庫にそれぞれ備蓄しております。
 燃料であるガソリンの備蓄の管理につきましては、危険物でありますので、指定数量200リットル以上の保管の場合は保管の許可が必要であり、かつ危険物取り扱いの資格が必要になります。40リットル以上200リットル未満の場合は少量危険物貯蔵の届けが必要であり、40リットル未満の場合には届け出の必要はありません。ガソリンの備蓄につきましては、現在立田防災備蓄倉庫に20リットル入り携行缶で180リットル備蓄しており、品質低下を防ぐために1年に一度公用車の燃料として使用し、入れかえして備蓄をしております。LPガスについても、それぞれの備蓄倉庫に備蓄しております。
 燃料の備蓄としましてはこのような状況でありますが、南国市石油業協同組合及び一般社団法人高知県LPガス協会嶺南ブロックとそれぞれ災害協定を締結しており、協定内容は石油類及びLPガスの供給と運搬の協力をしていただく内容となっております。
 また、地震発生後停電となるおそれが非常に高いため、停電時において燃料の安定供給体制の確保を図るため、給油所に自家発電設備や緊急可搬ポンプの整備を行う災害対応型給油所整備促進事業を実施しており、現在7事業者が停電時でも自家発電により供給できる体制がとられております。
 避難所での電気の対策につきましては、防災コミュニティーセンターについてはディーゼル発電や太陽光発電、蓄電池など対策を講じており、小中学校などに整備しました備蓄倉庫には発電機を備蓄するなど、一定対策は講じております。ほかの公民館などの避難所につきましては、備蓄倉庫の整備とあわせ発電機を順次備蓄していくよう計画しているところです。
 備蓄する発電機につきましては、メンテナンスの容易なLPガス式や出力の大きなガソリン式、またガソリン・LPガス併用のハイブリッド式の発電機など、メンテナンスや使用場所、備蓄場所などについて検討を加えながら購入していきたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 都市整備課長。
      〔都市整備課長 若枝 実君登壇〕
○都市整備課長(若枝 実君) 山中議員さんの吾岡山都市公園構想についての御質問にお答えいたします。
 まず、吾岡山周辺に都市公園、それと並びに運動公園、文化施設を建設することについてでございますが、吾岡山の整備は、なんごく・こうち地方拠点都市地域基本計画の開発整備の拠点となる地域として、南国市では「ザ・ごめんパワーアップシティ地区」の中に位置づけられ、文化ホールを核とした教養文化レクリエーション施設と都市のアメニティー確保のための公園等を一体的に整備を図る計画となっておりましたが、文化ホールの整備がされずに、吾岡山文化の森公園事業として約11ヘクタールを平成7年度から平成10年度までの4カ年にかけて整備し、事業完了済みとなっております。
 また、本市の都市公園につきましては、現在市内に4カ所が都市計画により位置づけられており、そのうち3カ所は緑ヶ丘の地区内に整備され供用されております。残りの1カ所は、山中議員さん御指摘の南国中央公園であります。この公園は昭和48年9月25日に都市公園の近隣公園として1.8ヘクタールを都市計画決定し、一部市にて用地買収を行い、土曜市協同組合に御利用いただいておりますが、長期にわたり未整備のまま現在に至っております。市民の余暇活動や休息の場となるほか、災害時の避難所や災害防止効果もあり、多様かつ重要な役割を担っているため、できるだけ早期に整備していかなければならないと考えております。
 このようなことから、本市としましては今後都市計画道路南国駅前線の国道55号線への延伸事業にあわせて、都市公園として都市計画決定されている南国中央公園の整備を一体的に進めてまいりたいと考えておりますので、何とぞ御理解を賜りますようよろしくお願いをいたします。
 また、船岡山の採掘跡地を公園の駐車場用地などとして買収することにつきましても、先ほど申しましたとおり、できるだけ早期に都市計画公園として南国中央公園の整備をすることが必要であると考えておりますので、船岡山の採掘跡地を買収するといったようなことは今のところ考えていないところでございます。この件につきましても何とぞ御理解を賜りますよう、よろしくお願いをいたします。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 4番山中良成君。
○4番(山中良成君) 市長並びに執行部の皆様、丁寧な御答弁、本当にありがとうございました。市長につきましては、道の駅についてはこれから改善できるところは改善していき指導もしていくということでしたので、ぜひともよろしくお願いいたします。
 また、船岡山のほうで断られたという歴史は私も全然存じ上げておりませんでしたので、市長から御指導いただきまして本当にありがとうございます。
 あと、南国中央公園のほうも、東側のほうも購入していきたいという思いがあるということがわかりましたので、これにつきましては今現在私も機能されてないというふうに思っておりまして、これを新しいまた発想で人が集まれる場所としてぜひ活用していただきたいと思いますので、またそちらのほうもしっかりと計画のほどをよろしくお願いいたします。
 財政の件になりますけども、地方債残高は200億円いかないように、190億円でいけるようにしているということですので、ぜひいかないように注意していただくようお願いいたします。
 あと、財政力指数等が、別に私はトップを目指してほしいという思いではありませんので、ただしっかりと財政計画にのっとってきちんとやっていくことが重要だと思っておりますので、そちらのほうもこれからも健全財政計画にのっとってのほうをよろしくお願いいたします。
 あと、先ほど求人倍率のほうも伸びているので景気が向上しているのではないだろうかというふうに言われておりました。しかしながら、本市は大企業はほとんどなく、中小企業、どちらかといいますと零細企業の方がやはり多いです。それが地方のほうにまだまだ景気が上がっているということはなかなかお聞きしませんので、これに期待するのではなく、しっかりと足元を固める意味も含めて、未収の分等もしっかりと回収していくようにやっていくべきだというふうに思っておりますので、そちらのほうはよろしくお願いいたします。財政については、2問目はありません。
 次に、観光の幕末維新博の件ですけども、今から戦略企画の取り組みをスタートさせるということですけども、もう幕末維新博は始まっておって、できるだけ早急に方針を決めていただきたいというふうに思っております。また、先ほど外部の方も交えてということでしたので、ぜひ地域の方とともにストーリーをつくっていただきたいと思っております。
 体験メニューのことですけども、先ほど情報政策課の課長のほうからも答弁があったと思いますけども、私も大分前から提案をさせていただきました南国市の野菜の収穫体験のほうをやっていただきたいというふうに思っております。これは農作物をつくる農業体験ではなく、収穫する、物をとるという事業になります。これによって南国市の野菜のおいしさを知ってもらうだけではなく、農業所得、農家の収入というふうになると思いますし、一番南国市の野菜をアピールできる場をつくれると思っております。ブランドとしても売る絶好のチャンスだと思っておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。これにはもちろんデメリットもあります。自分の農地を荒らされる可能性とか等のデメリットもあると思いますけども、南国市のイメージとしては合うと思いますので、ぜひともこちらのほうもやっていただきたいと思います。この件につきましては関係課長に答弁を求めます。
 あと、広域観光振興計画を予定されているというふうに答弁がされましたけども、本市もそれと連動して観光振興計画が重要であり、これについてもしっかりとやっていく必要があると思いますので、この件につきましても市長及び関係課長に答弁を求めます。
 次に、観光のSNSの件ですけども、情報政策課の課長のほうからもリサーチ等ももうやられているというふうにお聞きしまして、情報政策課のやる気がすごい伺えることができました。ぜひとも商工観光課もしくは観光協会と連携して、観光に特化したページの立ち上げもしてはいかがでしょうか。この件につきまして関係課長のほうに答弁を求めます。
 これから外国人での収穫体験のリサーチも行っていくというふうに答弁されておりました。外国人へのリサーチは私も行っておりませんので、すごい興味があります。できたら、このようにいろんな体験をされた外国人の方に、もしSNSやっているのであれば個人的に発信してもらうことで外国人の方に知ってもらうことができると思いますので、そちらのほうも進めていただきたいというふうに思っております。この件につきましても答弁のほどよろしくお願いいたします。
 次に、道の駅の件になりますけども、まず課長に大変前向きな回答をいただけたと思います。パンフレットの配置の改善等もぜひよろしくお願いいたします。また、パンフレットも新しく、増刷されるということで、こちらもよろしくお願いいたします。
 免税店につきましても、南国税務署でできることですので、これは先を見据えた投資だと思っております。ぜひともよろしくお願いいたします。
 あと、クレジットカード決済ですけども、先ほど課長の答弁にもあったと思うんですけども、旅になれている県外客、あと外国人観光客の方は現金をほとんど持ち歩いておりません。カードになっております。特に富裕層の方はほとんどがカードで決済をするようにしております。このように大量消費される可能性があるお客様のためにも、ぜひ導入のほうをよろしくお願いしたいと思っております。
 あと、道の駅のほうは、これからはしっかりとターゲットを定めて、お土産物や飲食店も決めていくっていうふうにしっかりとしたマネジメントも必要だと思っております。それを頭に入れて本市としての特色を出していくことが本当に重要だと思っておりますので、お客様とお話をしたりお客様からの要望を聞き入れたりするのは店員さんですので、ぜひともその店員の皆様の声をしっかりと聞き入れてやっていくべきだと思っておりますし、あと私が店員さんのみでなく中に入っている企業のほうにもお聞きしました。そちらのほうもやはりいろいろな要望をお聞きすることができましたので、改善できるところはしっかりと改善していただきたいというふうに思います。
 人事評価にしてもぜひやっていただきたいので、これについてもできるだけ早急に決めていただいて、人事評価制度を導入していただきたいというふうに思っております。道の駅については、2問目はございません。
 次に、防災の件になりますけども、ガスも危険かもしれませんけど、ガソリンは液体で、やっぱり持ち運びするのも危険ではありますし、これが盗難に遭う可能性もあります。ガスボンベですとガスボンベからガスだけ抜いて火をつけたりするってことはなかなかできません。ですし、安全装置がついておりますので、すぐにガスが漏れるということはなかなかありません。ですけども、ガソリンはどうしても液体ですし、誰でもが盗もうと思えば盗むことができるという、どうしても危険が出てきます。ですので、ぜひとも課長のほうもハイブリッドについて導入を考えるというふうにお答えいただきましたので、このリスクを少しでも減らすためということもあり、あと訓練でも気化するので何回でも使えるということもあって、ぜひともこれについても自主防災組織に提案等もしていただければというふうに思います。こちらのほうもよろしくお願いいたします。こちらも2問目はございません。
 最後に、吾岡山公園都市構想ですけども、なぜ吾岡山のほうにしたかと言いますと、既にサッカー場もあって、運動公園として最適ではないのかなと思いました。例えばですけども、ランニングコース等をつくったりして、今はすごい健康志向が多いですので、緑を見ながらとか本市を一望できながらのランニングコースができたりします。また、サッカー場以外にも野球場やテニスコートなどのスポーツ施設も併設することで、よりよい多くの利用者が見込めるというふうに考えております。また、いろんな施設等を分散するのではなく、一極集中で考えたほうが投資するお金も少なくて済むのではないかなというふうに思いますし、やはり人が集まる場所が本当に重要だと思っておりますので、ぜひとも今すぐつくってほしいと要望しているのではなく、これをしっかりと計画の中に入れていただいてやっていただきたいという思いがあって提案させていただきました。なので、ぜひ市長には諮問機関として審議会の設置等をしていただきたいという思いがありますけども。もう一度市長のほうにこちらのほうの答弁のほどよろしくお願いいたします。
 以上で2問目を終わりたいと思います。御答弁のほどよろしくお願いいたします。
○議長(西岡照夫君) 答弁を求めます。商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高君) 山中議員さんの2問目にお答えさせていただきます。
 ちょっと順番が前後するかもしれませんが、まず維新博への取り組みがもう始まっているので早急にということなんですが、維新博への取り組みは現在取り組んでおるもの、これから取り組むもの、早急に取り組みを進めていかなければならないと思ってます。
 DMO協議会につきましては、現在観光経営等のスキルを有する地域経済活性化支援機構のノウハウを生かして、観光施設や旅行事業者などの民間事業者、また高校・大学等の教育機関を含めた幅広い方々に参加していただき、取り組みをスタートしておるものです。将来的に観光振興に寄与する取り組みを行っていくものであり、長期的な視点に立って活動を行っていく必要があろうかと思いますので、こちらのほうにつきましては御理解・御協力をよろしくお願いしたいと思います。
 あと、観光振興計画についての御質問ですが、1問目でもお答えさせていただきましたとおり29年度には物部川DMO協議会において広域観光振興計画の策定を予定しております。南国市としましても、ほかの会員の皆様と協力のもと策定作業を行っていくことになります。南国市の観光振興計画につきましては、昨年の9月の議会でもお答えさせていただいたかと思いますが、広域での取り組み状況、近隣市との整合性、また広域観光振興計画との連携等を考えながら検討をしていきたいと考えております。
 あと、収穫体験を体験メニューにということなんですが、平成27年度に実は観光協会のほうで婚活事業「なんこくまち恋〜オクラで咲かすボクラの恋」というものを実施しております。こちらのほうは市内の農家の方の協力を得て実施したもので、オクラの収穫体験をしてオクラを中心とした昼食をいただくといった内容で、参加者からは非常に好評をいただいております。収穫体験につきましては、いろんな取り組みとのコラボが可能であると思っておりますので、今後観光の素材としてまた活用のほう検討させていただきたいと思います。
 済みません、ちょっと観光協会のほうの営業をさせていただきたいと思うんですが、また観光協会の会員のほうになっていただけたら連携もとりやすいかと思いますので、その辺のほうもまた協力をよろしくお願いしたいと思います。
 以上です。
○議長(西岡照夫君) 情報政策課長。
○情報政策課長(崎山雅子君) 山中議員さんの2問目にお答えいたします。
 観光に特化したSNSにつきましては、観光協会との連携強化も含め南国市全体として情報発信を考えていきたいと思います。
 また、外国人をライターとして活用してはという御提案をいただきまして、ありがとうございます。生の声というのが一番共感を得ていただけると思いますので、前向きに検討していきたいと思います。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実君) 山中議員さんの2問目の質問にお答えをいたします。
 都市計画の位置づけといいますか、審議会等の諮問機関の設置をということなんでございますけれども、必要となれば、そういった審議会等も設置していかなければいけないかなというふうに思っておりますので、今後また検討をさせていただきたいと思います。
 以上です。
○議長(西岡照夫君) 4番山中良成君。
○4番(山中良成君) 観光につきましては、答弁のほどありがとうございました。ぜひとも目標数に達するように、目標数が南国市は55万人でしたので、この目標数に達するように市を挙げて皆さんで協力していただきますようお願いいたします。
 都市公園構想ですけども、必要となったらというふうに言われましたけども、私はこれから未来を考えると必要だと思ったので提案をさせていただきましたので、これで3問目はありませんけども、ぜひとも10年後、20年後の近いところを考えるんではなく、もっと先を見据えての事業として考えていただきたいと思いますので、また検討のほうもよろしくお願いいたします。
 以上で質問を終わりたいと思います。