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検索結果 »  平成28年 第393回市議会定例会(開催日:2016/12/02) »

一般質問3日目(山中良成)

質問者:山中良成

答弁者:教育長、関係課長


○副議長(岡崎純男君) 4番山中良成君。
      〔4番 山中良成君登壇〕
○4番(山中良成君) 議席4番の山中良成です。一般質問3日目となり、質問が重複するところがあるかと存じますが、よろしくお願いいたします。
 きょうは、1、スクールゾーンについて、2、いじめ問題について、3、十市の石土池について質問をいたします。
 それでは、通告に従って質問をいたします。
 まず、スクールゾーンについてでありますが、スクールゾーンといいましても、子供たちが学校に通う通学路もスクールゾーンとなっておりますが、私が今回質問させていただきますスクールゾーンとは、制限をするものとなっておりますので、少しだけ説明をさせていただきたいと思います。
 スクールゾーンは、1972年昭和47年に全国交通安全運動を契機とし、全国的に実施され、運転者に安全運転の励行を促す意味でつくられており、学校や幼稚園を中心に登下校の際に通学・通園している道路の交通制限を行うゾーンであり、目的として歩行者と車の通行を分けて通学・通園時の幼児や児童の安全を図ることが目的であり、学校から半径500メートルの範囲で設定しており、全国に約2万カ所あるそうです。歩行者の通行実態や道路構造、地域住民の意見を判断して、時間内の通行どめや一方通行、時速20から30キロ以下の速度制限などが細かく定められており、歩道へのカラー舗装の許可も道路管理者の協力が必要となっております。また、スクールゾーンの根拠は、交通安全対策基本法により、警察、自治体、地元の合意がなければ設置できないとなっております。
 本市では現在、国分と長岡の2地区にスクールゾーンが設置されております。そこで、この件について質問をさせていただきます。
 この国分と長岡地区はどのような要望があり、どのような経過にて設置されたのか、関係課長に答弁を求めます。最近ですと、大篠小学校から、下校途中に車が小学生の後ろから接触する事故があり、これまでも接触しかかったことが多数証言されております。このことも含め、大篠小学校のPTAからの要望を受け、私が大篠小学校にスクールゾーンの速度制限及び時間によるスクールゾーンの提案をさせていただきましたが、まだこの件につきまして返答をいただいておりません。この件につきまして、進捗状況をお答えください。
 このように、通学路で道が狭く人身事故になってしまったり、未遂ではありますが、事故になりかけたところを多数聞いております。この件につきまして質問をさせていただきます。本市の学校周辺でこれまでに事故があった件数及び平成28年度に事故があった件数をお答えいただき、交通量調査をしておられるのか、関係課長に答弁を求めます。
 本市で、子供たちが安心して学校に通える状況をつくることが必要であり、それにより保護者は見送ることができると思います。子供たちの安全・安心のためにも、しっかりとした安全の確保が必要だと思っております。現在の状況では、歩道の拡大は難しいと考え、スクールゾーンの導入を提案させていただいておりますが、歩道の拡大については今後可能なのか、関係課長に答弁を求めます。
 本来であれば、スクールゾーンの導入は、先ほども説明しましたように、小学校や幼稚園などの半径500メートルの範囲で設定されておりますが、最近では、本市も奈路小学校や白木谷小学校のように特認児童を募集し、各地区から来ておりますが、そのバスの停留所が問題となっております。このバスの乗車場所が狭く、私有地であればよいのですが、道の歩道に乗り上げた場所が多く、私が調査しました伊達野地区でも現在、未遂で終わってはおりますが人身事故になりかけた場所がありました。こちらは高規格道路も開通しているため、交通量も多く、朝ということもあるでしょう、たくさんの車がスピードを出しているので、子供たちにいつ当たるのか、冷や冷やしたそうです。スクールゾーンができた当初とは時代が変わってきております。特別かもしれませんが、こちらもスクールゾーンと認定し、道路の色を変え、速度も制限させるべきだと考えます。事故が起こっても、学校や教育委員会側に責任はないでしょう。しかし、この状況をしっかりと調査せずに放置しておくことは問題です。早急に調査していただきたいと思います。
 また、これを注意喚起だけにするのも問題だと考えます。私も保育園時代ですが、両親に横断歩道を渡るように言われ、渡っておりましたが、車にはねられ、起きるとそこは病院のベッドで、偶然にも命には別状はありませんでした。当たり前の横断歩道でなるのであれば、幅が少ない歩道であれば、なおさら事故をする可能性が高くなります。この件は一刻も早く処置を講じなければならないと考えております。この件につきましてどのように対処し、スクールゾーンを設置するのか、また歩道の改善をするのか、関係課長に答弁を求めます。
 次に、いじめ問題についての質問に移ります。
 11月に、横浜市に震災により避難された少年が、いじめによって合計金額150万円の金銭要求がされた事件が取り上げられました。この中で一番の問題は、学校側が金銭要求を把握していたにもかかわらず、被害者の保護者にも伝えず、このいじめ問題を解決せずに放置していた点にあります。
 2014年のデータではありますが、京都では積極的にいじめの発見に力を入れておりますが、この認知件数ですが、都道府県では格差が大きいと言われており、この格差を少なく報告しているのは、教師が努力していないとも言われております。本市ではそれがないことを願うばかりです。
 そこで、本市のいじめ問題についてどのように把握され、どのように対処されておるのか気になりましたので、質問をさせていただきます。
 まず、教育長には、この横浜市で起こった事件につきまして、どのように感じられたのか感想を述べていただき、教育長から見た横浜市及び本市で今後取り組んでいかなければならない方向性につきまして答弁を求めます。
 次に、本市のいじめの現状について質問をさせていただきます。
 まず、本市でのいじめはふえているのか、それとも減っているのか。もし、ふえているのであれば、それは大規模校が多いのか、それとも小規模校が多いのか、統計をとっていると思いますので、この件につきまして関係課長に答弁を求めます。
 次に、本市でことしいじめと認定されている件数は何件あり、幾つの小学校、中学校であったのかをお答えいただき、その中でも防止できたのは何件あったのかお答えください。また、防止できなかった件については、現在どのような対処をしていき、どのような進捗状況なのかをお聞きいたします。
 さらに、もしこのいじめがあったのであれば、これは教員の方が気づき対処されたのか、また保護者のほうから報告があったのか、それとも本人から言ってこられたのか、関係課長に答弁を求めます。
 本市には、いじめ防止基本法により、南国市いじめ防止基本方針があり、その中でも有効であると私が考えるのは、3ページ目の(2)いじめの早期発見に明記されております定期的なアンケート調査であります。アンケートをとることにより、いじめが起こっているのかどうかわかる判断基準にもなりますし、何よりも本人やいじめの現場を見ている人も匿名で記入できる点にあります。
 そこで、この件につきまして質問させていただきます。
 このアンケートですが、全国統一の用紙を使用しているのか、また県別、市町村別、学校別で作成されたものを使用しているのかお答えください。このアンケートは定期的とありますが、どのような周期で行われており、このアンケートによりいじめが判明した件数、そして効果につきまして関係課長に答弁を求めます。
 いじめ問題には、南国市いじめ防止基本方針の7ページ、(3)学校、家庭、地域、関係機関が連携した取り組みの推進に明記されておりますように、行政と学校とPTAの連携が重要だと考えます。
 そこで、何点か質問させていただきます。
 今までPTAとの連携による防止策及びいじめが発覚した場合の対策を講じたことがあるのか、もし講じたことがあるのであれば、いつごろどのような取り組みをされたのか、また何件あったのかをお答えください。
 次に、十市の石土池の件につきまして質問させていただきます。
 水質浄化につきましては、平成24年度より県中央土木事務所と協働し、水質及び汚泥浄化剤の散布を行っており、水質測定を行った結果、BOD、総窒素及び総リンの値から水質は徐々によくなっており、「南国市の環境」の冊子に掲載されてると回答されております。しかしながら、周辺の住民が園芸または農地に石土池の水を使用しているので、いまだに生活排水が流れているのではないかと心配しております。
 そこで質問をさせていただきます。
 まず、水質浄化薬剤の散布については、平成28年度では行ったのか、またそれ以前も行っておりどのように改善されているのか、さらに改善されているのであれば農業用水として使用しても影響がないのか、関係課長に答弁を求めます。
 次に、数値が掲載されております「南国市の環境」の冊子について質問をさせていただきます。
 これは一般市民にも配布されているのか、されていないのであれば理由をお答えください。この冊子の需要は少ないとは思いますが、このように周辺住民の方が不安になっております。だからこそ、ホームページで見れるようにしておく必要があると思います。この件につきまして関係課長より答弁を求めます。
 以上で1問目を終わらせていただきます。御答弁よろしくお願い申し上げます。
○副議長(岡崎純男君) 答弁を求めます。教育長。
      〔教育長 大野吉彦君登壇〕
○教育長(大野吉彦君) 山中議員さんのいじめの問題についての御質問にお答えをいたします。
 小中学校におけるいじめの実態は、文部科学省が毎年行っている問題行動調査で実態を把握しています。これまでいじめの定義については、何度かの変遷がありましたが、現在では、どこの学校にもいじめは起こり得ることを前提に、より早く発見・認知することにより早期対応・早期解決を行うことが重要であると考えられ、より早く・より多くの積極的な認知を求めることとなっております。
 平成27年度の南国市におけるいじめの認知件数は、小学校で40件、中学校で58件であり、平成24年度と比べると約4倍にふえています。学校の規模による認知件数割合は、年によっても違うため、相関関係は見つかっておりません。総じて、児童生徒の多いところが件数も多くなるのは御承知のとおりでございます。また、防止できた件数についての御質問がありましたが、未然に防げたかどうかは把握のしようが大変難しいし、ございませんので、割愛させていただきたく思います。また、子供の見守りの中で重大ないじめに発展する前に認知し、対応するように心がけておるところでございます。
 認知に至ります経過につきましては、平成27年度におきましては98件中、教職員による発見が16件、アンケートによる発見が33件、本人からの訴えが18件、本人と保護者の両方からが27件、友人などからが4件となっております。アンケートにつきましては、県から示されました様式に各校が実態に合わせて修正したものを利用しておりますが、南国市内の小中学校はほとんど同じものを年に2回、もしくは学期に1度調査をしております。現在、認知されましたいじめの80%は解消、または一定解決しておりますが、学校はその後につきましても継続して注視し、状況を把握できる体制をとっております。定期的ないじめ調査以外にも、学級での集団活動に満足しているかどうかを客観的に捉えられるQ−Uアンケートを全児童生徒に年間2回行っており、学級生活に不満足な児童生徒につきましては、市教委も学校から直接聞き取りをするなど実態把握をして、子供を取り巻く環境を見守ることができる体制を整えております。
 そのほかにも、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなど、専門性のある外部人材を積極的に連携・活用しながら、組織的な相談体制の充実を図っていきたいと考えております。また、学校、保護者、地域、教育行政が連携した見守り活動も重要な視点であると考えております。いじめが起きる場所は学校だけとは限りません。学校が家庭、地域とともに常に子供たちの変化に気づき、確かなみとりができる体制を整えていくことも大切であると考えております。また、PTA活動の中でいじめに関する研修を取り入れることや、県教委が主催するいじめ防止子供サミットへPTAの参加を要請するようなことも行ってきておりますが、今後も積極的な連携を深めてまいりたいと考えております。これからも、いじめはどこにも起こり得るという認識を持って対応し、見逃すことのないような体制づくりに努めてまいりたいと思っております。
 また、横浜市で起こりました震災避難の生徒へのいじめにつきましては、報道で見聞きする内容しか情報を持ち得ていませんが、小学校2年生時から中学生になっても、震災を理由に継続して深刻ないじめを受けていたということを聞き、残念でなりません。その中で、何度か教育の場で対応するチャンスを逃してきたことにより、被害者の苦痛を長期化させたことを思うと、心痛のきわみであります。私たち教育に携わる者の使命として、しんどい思いをしている子供に寄り添い、痛みのわかる仲間づくりを強力に進めていかねばならないことを再認識された事案であります。先日、公表されました該当男子生徒の手記に、「今まで何回も死のうと思った、でも震災でいっぱい死んだから、つらいけど僕は生きると決めた。」とあります。生きることを選んでくれた、これが一筋の救いであると思います。
 以下、教育次長より御答弁申し上げます。
○副議長(岡崎純男君) 教育次長。
      〔教育次長兼学校教育課長 竹内信人君登壇〕
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人君) 山中議員さんにおかれましては、日ごろから大篠小学校PTAの交通安全等、子供たちの安全確保に関する活動に御協力いただき、まことにありがとうございます。
 御質問にありましたスクールゾーンにつきましては、平成9年1月に市内4中学校が、平成19年5月1日に市内13小学校が指定されております。しかし、現在のスクールゾーンの指定というのは、いわゆる学校が近くにあり、通学児童生徒に注意をという意味合いの定義となっており、スクールゾーンが本来意味する歩行者と車両の通行を分けて通学時の幼児・児童生徒の安全を図ることというものではございません。香南市の野市町にございますゾーン30のように、30キロメートルの速度規制のような明確な制限ではなく、十分なものではありません。
 本年度における登下校中の交通事故は、軽微なものも含めて13件あり、そのうち大篠小学校は3件上がってきております。議員さん御指摘の大篠小学校校区周辺では、正確な交通量調査をしているわけではございませんが、大変交通量の多いことは認識をしております。
 日々の交通安全対策といたしまして、各校のPTAや民生児童委員、地域やスクールガードリーダーの方々による登下校時の交通安全指導や見守り活動を行い、子供たちの安全確保に努めておりますが、実際に子供が事故に遭うという事例も上がっておりますので、関係機関とも協議をさせていただいている途中でございます。
 国府小学校、長岡小学校のように、道路にペイントをして運転者への注意喚起を行うことも手だての一つとして検討してまいります。この道路へのペイントの経緯については、記録は残されておりませんが、多分地域や学校からの要請に応える形で道路管理者が行ったものと推測されます。また、南国警察署にゾーン30についても相談しております。いろいろクリアしなければいけない要件があるようでして、若干時間がかかるとの返事をもらっております。南国市教育委員会といたしましても、今後も交通安全指導を充実させ、事故再発防止に取り組むとともに、スクールゾーンの効果的な活用を考えていきたいと思います。
 歩道の拡張の点につきましては、大篠小学校校区周辺に住宅が密集していることを考えれば、拡張するには大規模な都市整備が必要となり、実現することが難しい状況ではございます。また、スクールバスの乗りおりを行っている伊達野の件につきましても、危険箇所として状況は確認しており、現在、保護者が見守りを行っておりますので、再度協議会に上げていくこととしております。
 現在、市内各関係機関の代表メンバーで構成しております南国市小中学校通学路安全対策協議会におきまして、通学路の合同安全点検を実施し、昨年度も通学路の危険箇所の合同点検を実施し、それぞれの機関が管轄している業務の中で改善を図っております。今年度につきましては、今月19日に会を開催することとなっておりますので、各校区から上がってきた危険箇所をもとに安全点検を実施いたします。
 登下校中の子供が車の事故に遭ったり、高齢者による交通事故が増加するなど、子供の安全を危ぶむ声も大きくなっております。南国市教育委員会といたしましても、継続して各校での交通安全指導の徹底を図ることや、通学路安全対策協議会での合同点検の実施、協議、対策等を通して、子供たちの安全確保に努めてまいりたいと考えております。
○副議長(岡崎純男君) 建設課長。
      〔建設課長 松下和仁君登壇〕
○建設課長(松下和仁君) 山中議員さんの歩道の拡幅、確保について、今後可能なのかにつきましてお答えいたします。
 住宅が密集する大篠小学校周辺などにおいて、新たに用地を確保して歩道を確保することは困難な状況でございます。道路状況によって、既存の水路がある場合などは水路にふたがけを行うなどの方法を、地元水利関係者並びに周辺地権者と十分協議を行い、検討していきたいと考えております。
 以上でございます。
○副議長(岡崎純男君) 環境課長。
      〔環境課長 島崎 哲君登壇〕
○環境課長(島崎 哲君) まず、浜田和子議員様への答弁に際しての不適切な表現につきまして、おわびいたします。大変申しわけございませんでした。
 山中議員さんの御質問にお答えいたします。
 水質浄化薬剤の散布につきましては、県中央東土木事務所と費用を折半して行っておりましたが、現在は実施しておりません。今後の進め方につきましては、県土木事務所の意向も確認しつつ、検討してまいりたいと考えております。
 石土池の水質につきましては、毎年1回水質検査を実施しております。その結果を見ますと、ここ数年、BOD、総窒素、総リンとも横ばいあるいはやや改善が見られる状況でございまして、他の市内河川と比較しても良好であると言えます。長期的に見ますと、長期的と申しますのは10年、20年というスパンでございますが、やや改善傾向が見られまして、このことにつきましては合併浄化槽の普及によるところが大きいものと考えております。また、農業用水への使用につきましては、問題のない水質でございます。
 最後に、「南国市の環境」につきましては、市議会議員の皆様あるいは市役所各課、学校、県関係機関、一般廃棄物処理業者、し尿処理業者等に配布をしております。市民の皆様には、御要望があった場合はお渡しをしておりますが、年一、二件程度でございます。
 今後は、御提案のありましたように、市のホームページに掲載することによって市民の皆様へ発信してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○副議長(岡崎純男君) 上下水道局長。
      〔上下水道局長 西川博由君登壇〕
○上下水道局長(西川博由君) 山中議員さんの質問にお答えいたします。
 上下水道局といたしましては、公共下水道事業について、みずからの経営や資産等を正確に把握し、計画的な経営基盤の強化や財政マネジメントの向上に取り組むため、平成29年度より公営企業会計を適用すべく準備中であり、今議会へも関係条例案を上程させていただいております。
 山中議員の言われました石土池につきましては、隣接しております緑ヶ丘地区は公共下水道の区域であり、整備が完了し、各戸を下水道に接続されているため、家庭排水は流入しておりません。より広い範囲からの流入があると思われますが、下水道は生活または事業に起因する排水が処理の対象であるため、より広い範囲を取り込むためには事業計画の変更により区域を拡大し、各戸への接続のため、新たに管路を整備することが必要となります。このような対応は現実的ではないため、下水道での対応は難しいと思われます。
 以上です。
○副議長(岡崎純男君) 4番山中良成君。
○4番(山中良成君) 執行部の皆様、御丁寧な回答を本当にありがとうございました。
 先に、スクールゾーンのほうで建設課長及び教育課長のほうから答弁があったと思いますけども、歩道拡張はもう難しい、私もそう思っております。だからこそ、予算も考えてスクールゾーンというのをきちんとしていかなければならないというふうに思っております。大きい歩道がある場所は、本当に安心とは言えませんが、安全を確保している状況ですけども、歩道の幅が少ない場所は本当に危険だと思っております。
 例えば、大篠小学校周辺もしくはまた三和小学校の周辺も通ったことがあると思われるんですけども、車2台がすれ違うのにもういっぱいで、子供が本当に歩道を通れない。もしくは通ったとしてもぎりぎりの場所を車が通って行っているんです。だから、事故になりかけているというところがあるというふうに思っております。
 少し前ですけども、ことし10月に高知市の大津で傷害事件があって、学校のほうから子供1人では帰らないでくださいという通達が来ました。ということは、複数で子供たちは帰っているわけです。自分たちであれば、1列で通ることは当たり前と思っているかもしれませんけども、子供たちは、特に低学年の子供たちはどうしても2列になったり、3列になったりしてしまいます。そういったときに、本当に危険な状態をこのまま放っておくということは、僕は得策ではないというふうに思っております。また、最近では通勤の車だけではなく、保護者の方が積んできたりする場合もあります。それによって交通量が昔と全然もう違っております。昔は、自分たちの時代は本当に歩いて行くのが当たり前で、病院に行った後に車に積んでいってもらうぐらいでそれ以外はなかったんですけども、今はもう時代も変わって、全然、場所がどうしても遠かって、お父様、お母様の通勤の途中でおろしてもらうというときもあります。だからこそ、交通量が多いのでどうしても危険な状態を生み出しているようになっております。
 先ほどゾーン30のほうも検討していただけるというふうに課長のほうからお答えをいただきました。僕は、これは本当に前向きに検討していただいているなと思っております。どうしても、交通量が多いのは登校時間です。下校時間より登校時間のほうがやはり多かって、どうしても7時から8時半までの間、一番これが、自分が大篠小学校の東門のほうですけども、行って調査をした限りではすごい多かったので、この時間帯を制限するようにしていただきたいというふうに思っております。
 道路の色を変えるということは、行政として精いっぱい注意喚起をしていると、私はそう認識しておりますので、ぜひともやっていただきたいと思いますので。課長に先ほどゾーン30を検討していただけるということやったので、この件については答弁は構いません。
 次に、スクールゾーンの説明で、白木谷小学校、奈路小学校のバスの乗りおりの場のほうを早速見ていただいたということで、本当にありがとうございます。500メートル以内ではないんですけども、これバスに乗っていくのも登下校だと思ってます。なぜ伊達野のところだけをたまたま言ったのかというと、あそこは高規格道路が通っておって、あそこを通勤時に通う方が本当にスピードを出して通っております。あそこに横断歩道があるんですけども、あそこの横断歩道をお子さんが渡ろうにも怖くて渡れないんですよ、本当にスピードを出しているので。もしくは、私も、とまっている車ももちろんありましたけども、これは運転手の問題かもしれませんけども、通勤で急いでいるのかわからないんですけど、もうそういうことも見ずに通っている車が多かったです。だからこそ、あそこも離れているかもしれませんけども、色を変えるなりして、きちんと注意喚起をしていただきたいっていうのが私の要望であります。
 スピードを出しているので、たとえ小さな標識を出しても、もう絶対に気づかないと思います。私たちでも、小さい標識で普通に運転してもなかなか気づかないです。なので、色を変えるなりすることで運転手は目に入るので、私はあそこのところをやはりスクールゾーンとして認定していただいて、色をどうしても変えていただきたいと思います。この件につきまして、課長よりもう一度答弁のほうをよろしくお願いいたします。
 あと、先ほど12月19日月曜日に南国市小中学校通学路安全対策協議会が開催されると御答弁がありました。危ないと思われるこの通学路を、ぜひともスクールゾーンの設置として提起していただきたいと思いますので、そちらのほうはよろしくお願い申し上げます。
 次に、いじめ問題ですけども、教育長より本当に御答弁ありがとうございました。
 平成24年度に比べて4倍というこの数字は、私たちの過ごしてきた時代から変わったといっても、この伸び率というのは本当に僕は尋常ではないというふうに思っております。先生だけではなく、保護者、地域の方たちが本当に真剣に子供たちの行動とかしぐさとかに、私たちは本当に注意しなければならないなというふうに思っております。これをこのまま放置してしまうと、本当に次の世代の子供たち、未来ある子供たちに影響が出ると思っておりますので。これを少しでもとめていくためにも、先ほどアンケートのほうも実施されているというふうに言われておりましたので、これはもう必ずやっていただきたいと思います。
 本当に言えないことがたくさんありますので、もうそこはアンケートという形で僕はもう全然構んと思います。アンケートのほうも33件という大きい数字が出ておりますので、私はぜひそちらのほうも、必ず継続していただきますよう、それはお願い申し上げます。
 先ほどのいじめの件で、私も全ての学校にいじめがあると思っております。それはなぜかというと、自分の体験ももちろんあるんですけども、やっぱり中学校へ行ったときにも、この小学校、この小学校、この小学校でいじめられた子は、本当に中学校でもいじめられてました。なので、僕は絶対に各小学校、各中学校には必ずいじめはあると思っています。いじめがあると思ってというふうに教育長のほうから言われておりましたので、このように、横浜市のように、隠したいのかどうなのか僕はわからないですけども、本市としてはきちんと出していただきたい。じゃないと、保護者との連携もうまくいかないと思っておりますので、ぜひそこのほうは、数字等も含めてきちんと公表していただければありがたいと思っております。
 先日、何日も同じ子が複数の子供たちからランドセルを持っていたので、それを不思議に思った保護者が注意したんですけども、その子供たちから言われた言葉が、これ低学年なんですよ、低学年で、学校でいじめると先生に怒られるので、学校の外でいじめてますと。僕はもう本当に、この話を聞いてちょっとショックを受けました。これ、低学年ですからね。そういう子供たちもやっぱり言えないんですよね、言いたくても。何ぼスクールカウンセラーがおられるとしても、なかなか言うことができないんですよね。なので、自分たちが先に気づいてあげられるように、自分ももちろん今PTAをさせていただいているので、それも含めてしっかりと見ていかなければならないなと思いました。学校の先生ももちろん多忙なのはわかっておりますけども、そういうところにもきちんと目を届けていただけるとありがたいです。
 あと、今から提案することがいじめの予防になるかどうかわかりませんけども、たまたま私が前浜を通行しているときに、私の知り合いが当時南国市で臨時講師をされておりました。そのときに、子供たちと一緒に帰ってたんです。私は不思議に思って、何で一緒に帰ってるのって聞いたら、子供たちとコミュニケーションをとるために帰ってると言われていました。僕は、当時はただ、ああ、ええ先生になるなと思ったんですけど。先生とそういうふうにコミュニケーションとるとかが本当に少なくなってきた時代ですので、私はこれは本当にすばらしいなと思いました。これが先生にとってよい行動なのかって言われたときに、私は正直わかりません。わからないですけど、一保護者として聞いたときには、私はすばらしいなと思いましたので、ぜひこういったことができて、コミュニケーションが少しでもとれて、本当に言えるような形で先生もきちんと、いや、こういうことがあったということが提案できるようにしていただきたいと思います。
 最後に、十市の石土池についてでありますけども、環境課長と水道局長より本当に御答弁ありがとうございました。
 早速、冊子の件についても検討していただけるというふうに言われましたので、全然そういうこと、その数値とかもわからずに言われている方もおられますので、私たちもそれを見せることによって、こういう数値になってますよということはできますので、ホームページから閲覧できるようにぜひともお願いいたします。
 あと、調査というか検査によって大丈夫ということがわかりましたけども、園芸農家さんから異臭がするというか、そういう苦情があったので、この検査について2問目の質問をさせていただきたいと思います。
 この検査は本市の担当者が行っているのか、もしくは業者に委託されているのかをお答えいただき、次に、この検査は1カ所のみを検査されているのか、もしくは複数箇所を検査されているのか。あとこの調査は上水のみ調査されたのか、上水、中水、下のほうまできちんと、ヘドロのほうまで検査されたのか、この件について関係課長に答弁を求めます。
 以上で2問目を終わらせていただきたいと思います。御答弁よろしくお願い申し上げます。
○副議長(岡崎純男君) 答弁を求めます。教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人君) 最近のニュースを見ていますと、車の暴走による事故が毎日のように出ております。そういったことを考えますと、子供の本当に安全が守れるのかなということを心配しておりますが。山中議員さんから2問目の御質問でありました伊達野の件ですが、確認をしましたところ、横断歩道上でも非常に危険だということが認識いたしました。
 先ほども申しましたように、19日の協議会へかけることと同時に、ピンポイントによるスクールゾーンというのは指定がされないようなんですが、その件についてももう事前に南国警察署のほうには連絡をして、何らか対応ができないかということで返事をいただくようにはしておりますので、何らか今の現状は変えたいというふうに考えております。
○副議長(岡崎純男君) 答弁を求めます。環境課長。
○環境課長(島崎 哲君) 水質検査につきましてお答えいたします。
 検査業者は見積競争によって決定しておりますので、委託業者につきましては変わる可能性がありますが、ちなみに昨年度は東洋技研が行っております。また、採水場所につきましては、池の西南に水門がございます。水の出口ということになりますが、その1カ所で表層水、上水を採取して行っております。
 以上でございます。
○副議長(岡崎純男君) 4番山中良成君。
○4番(山中良成君) まず、学校教育課長のほうから本当にありがとうございます。今はそういうふうに、できないというふうに言われておりますけど、これから多分警察署のほうとももちろん話し合いという形にはなると思うんですけど。どうしても運転手のほうに気づいてもらわないと、本当に事故が起こってからでは取り返しがつかないことになりますので、ぜひとも、そういうことも含めて、こういうことの事例の場合は特別にやられるか、もしくは条例をつくってやられるかというふうに、そういうことも検討していただきますようお願い申し上げます。
 あと、環境課長のほうからも御答弁本当にありがとうございます。上水からだけだということやったので、できたらまた下のほうからも、一応そういうことも年に1回、別に3年に1回でもいいと思います。そういうことも視野に入れていただきますようお願い申し上げます。この件につきまして答弁は要りません。
 以上で3問目を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。