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検索結果 »  平成28年 第392回市議会定例会(開催日:2016/09/09) »

一般質問4日目(岩松永治)

質問者:岩松永治

答弁者:関係課長


○議長(西岡照夫君) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。5番岩松永治君。
      〔5番 岩松永治君登壇〕
○5番(岩松永治君) おはようございます。通告に従い順次質問をさせていただきますので、それぞれ御答弁をよろしくお願いします。
 まず初めに、街路灯設置について質問します。
 去る8月21日日曜の19時に植田公民館へ植田と久礼田の保護者約30名に集まっていただき、街路灯設置についてのお話をお伺いしました。子供たちが通学している道路に街路灯が設置されていないことで、子供たちと保護者の皆さんがどう思っているのかを聞かせていただき、皆さんがどれだけ不安で心配な気持ちでいるのかがわかりました。
 久礼田地区の中高校生は、主に自転車で通学しています。今回は、主に植田と久礼田東地区から中高校へ通学している道路への街路灯設置についてです。
 これに該当するのは、土佐山田高校、高知農業高校、東工業高校、岡豊高校等への自転車通学と、JRを利用して高知市内の中高校へ通学するために各駅まで自転車で通学している子供たちとなります。
 現在、久礼田地区から県立土佐山田高校への自転車通学を初め、JRの利用と自転車通学で高知市内の中学校また高校へ通学している子供が約25名います。JRを利用しての通学は、土佐山田駅、山田西町駅、後免駅の3つの駅を利用し、駅までは自転車で行っています。
 まず、1つ目の通学経路です。
 県立土佐山田高校への通学とJR土佐山田駅、または山田西町駅を利用して高知市内への通学は、植田団地南から新改川にかかる植田橋を渡り、長岡地区陣山を経由して通学しています。
 次に、高知農業高校、東工業高校、岡豊高校等への通学とJR後免駅を利用して高知市内への通学は、植田団地より南進し、新田橋と国分川橋を渡り、香南清掃組合前を西向きに通学しています。
 今までに、これらの通学コースで待ち伏せされて不審者に声をかけられたり、後をつけられたり、手を捕まれるなどの事例が数件起きており、怖い思いをした子供たちがいます。その全ては、夕方または日が暮れてからであり、被害に遭ったほとんどが女の子でした。また、帰りが夜になり、周囲の明かりが全くないところでは、自転車の明かりだけでは道路が見えないこともあるため、転倒してのけがや、それにより散らばった学習用具等の荷物を探すのに苦労したこともあるそうです。
 この2つの通学コースについては、車で通っただけではわかりにくいため、私自身が真っ暗な中を自転車で実際に通ってみました。ほとんどの大人は車で通るために、子供たちの本当の気持ちがわからない方も多いのではないでしょうか。私はまず通ってみて、大人でも本当に怖いと感じるのに、子供たちはもっと怖い思いや不安な気持ちで毎日帰宅していただろう、そしてその不安な気持ちに今まで気づいてあげられなかったことに対して申しわけない思いでした。
 私が今説明したコースを、子供たちの目線になって実際に自転車で通ってみてください。きっと私と同じ思いになるはずです。草が伸びているため、夜間に人が隠れていても全く気づかない箇所があり、これも大変危険です。
 街路灯設置のお願いをしている箇所は、実際に暗くなってからその場所へ行ってみないと本当に必要かどうかわかりません。暗闇を通行して初めてわかることですが、遠くに明かりが見えるだけで何とも言えない安心感と、その明るい場所を通るときは本当に安心します。
 第4次南国市総合計画では、第3部基本計画の3に交通安全・防犯・消費者対策の推進とあり、施策の方針では、「交通安全対策として施設整備や通学路等の点検を推進するとともに、交通安全についての啓発を行い、交通事故のないまちづくりを目指します。また、犯罪のない地域づくりを目指し、関係機関と連携し、地域ぐるみの防犯対策を強化します」と明記されています。
 そして、主要施策の(1)交通安全施策の整備では、「交通危険箇所の改良に取り組む」と記されており、さらに(3)防犯対策の推進では、「防犯対策として効果の高い街路灯の維持管理を適切に実施します」と書かれています。このことからも街路灯設置は必要性が高く、これからの南国市にとっても大変重要な事案の一つであると考えます。
 暗い原因は、街路灯が設置されていないからだけでなく、民有林が茂り、ガードパイプを超え、歩道にまで垂れ下がっていることも原因の一つです。夜間は人通りも少なく、暗く寂しい危険な場所があり、交通安全対策と防犯対策の2つの視点から考えても、一日も早い街路灯の設置が安全・安心につながることは明白です。
 街路灯については、通学路全てのコースをカバーすることは不可能です。通学コースの途中には別の道が交差した箇所があり、そういった箇所や、特に危険と思われる箇所を選定しての設置が必要です。
 久礼田地区には、現在ゼロ歳から15歳までの子供たちが363人います。この子供たちの中からも、いつかはこの危険である路線を利用して通学する子もいるでしょう。今、目の前にある課題を先送りせずに早急に解決することが、第4次南国市総合計画の基本目標1にある安全・安心のまちづくりにつながります。
 以上のことから、早急な街路灯の設置が必要であると考えます。この難しい課題を子供たちのために解決していただけるように心からお願いをいたします。
 また、山田方面の通学路への街路灯設置では、香美市に関係する箇所もありますので、香美市への設置の要望については、今後どのように対処していただけるのかをお聞きします。
 次に、道路の占用についてです。
 道路占用とは、道路上や上空、地下に一定の施設を設置し、継続して道路を使用することを道路の占用と言います。該当例として、電気、電話、ガス、上下水道などの管路を道路の地下に埋設することや、道路の上空の看板、家屋、店舗の日よけ等が道路の占用となります。
 道路を占用する場合には、道路法第32条にあるように、道路を管理している道路管理者の許可を受ける必要があります。南国市では、南国市道路占用規則第3条にある道路占用許可申請書がこれに当たります。つまり、道路占用許可というのは、物を道路に設置し、継続的にその部分を使用することについて許可が必要であるということです。
 道路の占用をするためには工事等が必要となりますので、同時に道路使用許可も必要となってきます。道路使用許可とは、道路交通法第77条1項の規定に基づき、交通管理者である所管警察署が出す許可です。
 道路使用というのは、物を設置すること自体、もしくは物の設置に限らず、一般的な通行以外の方法による使用行為について許可が必要だということです。わかりにくいかもしれませんが、例えば看板の設置の工事のために、一時的に道路を使用する場合に必要なのが道路使用許可となり、その看板を継続的に設置する際に必要になるのが道路占用許可です。
 それでは、お伺いします。
 1、南国市で道路占用許可を受けるための手続の詳細。
 2、無許可占用やその他の違反はないのか、また違反があった場合の対処方法。
 3、市民から道路占用に対しての苦情等があれば件数も含めて詳細と、それらへの対処はどのようにされているのかを詳しい説明をお願いします。
 私が一つ把握している箇所で、後免町商店街南から入り、南国中央病院へ曲がった道路の件でありますが、これまでの対応と今後どのように解決していくのかをお聞きします。
 商店街の道路については、コンクリート製の鉢を固定して置き、長期間占用しています。それにより道路の幅が狭くなっているために何度か事故も起きており、通行する全ての人に迷惑をかけています。担当課が地主さんへのお願いも含め、動いていただいていることには感謝しています。しかし、いつまでたっても同じことの繰り返しで、解決の糸口が見えてきません。市道と土地との境界が曖昧で、その根拠も双方に見当たらないとも聞いています。だからといって道路を占用していいことにはなりませんし、それを許しておくこともできないと思います。そもそも占用違反なのか、そうでないのかもわからないのかもしれません。しかし、道路を通行する皆さんは、長年道路と認識して通行しており、舗装された道路の一部が自分の土地だと主張すること自体が私には理解できません。
 今確実に言えるのは、無断占用の可能性が高いということです。無断占用についての対処は、道路法でも示されています。担当課としてこの件は無断占用と捉えているのか、それとも違反ではないと捉えているのか、どちらの判断をされているのかをお聞きします。
 次に、自主防災組織についてお聞きします。
 ことしも地震、台風やゲリラ豪雨による災害が多く発生しています。これまでにも自主防災組織については質問してきました。南国トラフ巨大地震発生時だけでなく、さまざまな災害時にも素早く的確な対応ができる自主防災組織活動のさらなる活性化を願い、再度幾つかの質問と提案をさせていただきます。
 南国市の自主防災組織の充足率は高く、連合化も進められています。これは、東日本大震災の影響が一番大きいと思います。結成当初は、皆の士気も高く、各組織での訓練や研修も盛んに行われていたことと思います。では、今はどうでしょうか。やはりこれだけ多くの組織ができると、活動に差が生じてきているのではないでしょうか。積極的か消極的か、これは活動自体の参加者が多いか少ないか、つまり自分たちが住む地域での自主防災意識の高低がその活動にあらわれていると言えます。自主防の活動がマンネリ化し、何をしていいかわからないといったところもあるかもしれません。
 そこで、お伺いします。
 危機管理課として、自主防災組織の活動状況をどのくらい把握されているのか、そして活動報告等の提出をしていただいているのかをお聞きします。
 組織数が多いため、全組織に対して定期的に連絡をとり、聞き取りをするのには無理があると思います。しかし、今後は自主防災組織の活性化を考える上で、全組織の活動状況と課題の把握は必要となってきます。
 そこで、自主防災組織活動チェックリストを作成してみてはいかがでしょうか。特に参考にしていただきたいのが、広島県の自主防災組織活性化マニュアルです。これは、自主防災組織が抱える課題を解決する一助として自主防災組織活性化プロジェクトを開始し、モデル組織での活性化の取り組みを実施し、その成果を踏まえ、自主防災組織の活動活性化の参考資料となるマニュアルです。その中に、自主防災組織活動チェックリストがあります。これを使えば自分たちの組織がどのくらいの活動ができているのかを確認するだけでなく、足りないところ、つまり課題を見つけやすくなっています。それにより、今後の活動に大いに役立つだけでなく、担当課としても活動状況と課題の把握が容易にできて一石二鳥です。
 広島県の自主防災組織活性化マニュアルは、そのほかにも参考になることが多くあります。ぜひ南国市でも取り組んでいただけないでしょうか。担当課長の御所見をお伺いします。
 以上で1問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。
○議長(西岡照夫君) 答弁を求めます。建設課長。
      〔建設課長 松下和仁君登壇〕
○建設課長(松下和仁君) おはようございます。岩松議員さんの御質問にお答えいたします。
 1点目の街路灯についてでありますが、岩松議員さん言われるとおり、第4次南国市総合計画にも交通安全施策として施設整備や通学路の点検を推進するとともに、交通事故のないまち、犯罪のない地域づくりを目指すと明記されております。
 また、今回議員さんが言われている植田団地より南へ進み新田橋へと続く農道や、植田団地より新改川にかかる植田橋を渡り香美市へと続く市道、また香南清掃組合ごみ焼却場東側を南北に延びる市道廿枝三畠線の3路線についてでありますが、集落と集落を結ぶ市道や農道で、家屋の明かりも少なく、真っ暗な状況で高校生や一般市民が自転車等で通行するには危険であると確認いたしました。
 今後は、暗くなる時間も少しずつ早くなってきます。街路灯を設置し、3路線を利用している市民の不安を取り除いていくことが、第4次南国市総合計画の基本目標にある安全・安心のまちの実現につながると考えます。限りある財源の中ではありますが、今後早期に現地を精査し、設置費用の算出を行い、また12月補正への財源確保も視野に入れながら、関係各課並びに地元地権者、地元関係者とも十分に協議をして、街路灯の設置、LED蛍光灯設置に取り組んでまいります。
 また、香美市との行政境の街路灯についても香美市と十分協議を行いながら、早期実現に向けて取り組んでまいります。
 2点目の道路占用についてでありますが、まずは議員さん問われている3つのことについて御説明いたします。
 1つ目、南国市で道路占用の許可を受けるための手続についてでありますが、敷地への進入路のため水路の上空に橋を設置する場合や、水道管や下水道管を埋設する場合などは、南国市道路占用規則第3条により、道路許可申請書に平面図、位置図、断面図、構造図等を添付し、建設課へ提出して、南国市長の許可を得る必要があります。
 2つ目、無許可占用やその他の違反があった場合の対処法についてでありますが、年間二、三件ぐらい市民からの無許可の占用ではないかとの問い合わせをいただきます。その都度、現場を確認して地権者を調べ、連絡をとります。事後になりますが、占用許可申請書を提出して許可を得るよう、市で指導しております。
 3つ目、市民からの道路占用に対しての苦情とその対応についてでありますが、自分の土地の境界が道路の中に存在すると主張される市民が、道路に石や物を置き、道路を通行できない場合は、市民からの連絡や南国警察署からの連絡により知るわけでございますが、即座に建設課が撤去しております。
 次に、後免町商店街から南国中央病院へとつながる市道において、これまでの対応と、今後どのように解決していくかについてでありますが、指摘の場所は、南国市合併前の昭和10年及び12年に後免町が購入して町道、現在の市道とした場所で、購入時の面積は約83平方メーターとなっており、現在舗装された部分は、これよりも大きい面積となっていますが、広がった部分は市の名義とはなっておりません。
 平成23年に舗装部分に植木鉢などを置かれ、道路が狭まったということで、地元からの改善の要望が出されました。地権者の方に撤去をお願いしていましたが、地権者は、舗装はさせたが道路に提供した覚えはないと主張されました。地権者に対し、市道の保全のため障害物を撤去し、原状回復するよう措置命令を市長名で送付し、平成24年には顧問弁護士名で撤去の通知書を送付しましたが、地権者には撤去の意思はないということで、現在のままとなっております。境界が確定している場合は強制撤去が可能でありますが、この場合は地元関係者と地権者との意見の相違により、境界は未確定となっております。
 今後の対応といたしまして、地元の方も含め、地権者と立会を行いまして、市道との境界確定を行い、道路内障害物であれば、撤去するよう指導してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 危機管理課長。
      〔危機管理課長 中島 章君登壇〕
○危機管理課長(中島 章君) おはようございます。岩松議員さんの御質問につきましてお答えいたします。
 自主防災組織の活動状況につきましては、みんなで備える防災対策事業の補助事業で訓練の実施を必須項目としており、実績報告書の中で活動報告がなされていますが、全体として把握できておりません。この補助事業を活用している団体は、平成27年度、48組織、平成26年度、58組織であり、この2年では実質68組織が活用しており、全体数156組織からは多いとは言えません。訓練を実施してるにもかかわらず、申請手続が面倒であるので申請をしていない団体もあることから、今年度から訓練実施の要件はそのままで、簡便な申請手続に見直しを行い実施をしております。
 また、南海トラフ地震対策推進週間に行っております県内一斉避難訓練では、事前に各自主防災組織に訓練の呼びかけを行い、実施後に報告をしていただくようにしております。今年度は、台風の影響などでサイレン放送は取りやめましたが、訓練を実施された自主防災組織もあると聞いております。自主防災組織に対しては、訓練や研修の案内や呼びかけ、また訓練の相談についても行っておりますが、その活動状況については、全体として把握できてはいない状況であります。
 次に、自主防災組織の活動チェックリストの作成についての御提案でありますが、地震や台風などの自然災害に対し、自分の命は自分で守る自助、隣近所の人たちと助け合う近助、そして自分たちの地域は自分たちで守る共助、この共助の役割を担うのが自主防災組織となります。今年度、1団体組織されました。現在157組織の自主防災組織となりましたが、次の役員になる人がいない、自主防ができてずっと会長をしている、防災訓練に参加する人が固定化している、少なくなっているなど、そのような相談も受けております。
 共助を担う自主防災組織の取り組みは、地域によってさまざまであり、自主防災組織の活動について個々の団体がどこの部分の活動が弱いのか、また強いのかをチェックするという点検は、今後の活動の活性化や継続性において大変重要なことだと思います。また、市の支援・協力についても、どこの部分に重点を置く必要があるのか、課題はどこであるのかを把握することにもつながります。
 議員からの御提案のありました自主防災組織活動チェックリストの作成につきましては、それを活用することにより、自主防災組織の防災対応能力の向上や、防災意識の向上につながると考えますので、その取り組みについては検討していきたいと考えます。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 5番岩松永治君。
○5番(岩松永治君) それぞれ御答弁いただきました。
 まず、街路灯設置については、現地確認もしていただき、先ほど課長が3路線と言いましたので3路線と言いますけれども、3路線の危険性を十分理解していただいたと思います。
 先ほどの建設課長の答弁では、12月補正への財源確保も視野に入れて、地元地権者、地元関係者とともに十分に協議を行いながら街路灯設置に取り組んでいただけるということで、前向きな答弁をいただきました。
 私が自分なりに街路灯設置に係る予算について調べました。8.7ワットのLED、これは蛍光灯で言えば20ワット相当の照度でありますが、15カ所設置する費用は、電柱利用する場合1カ所約5万円、15カ所では75万円、電柱を新たに立てての設置費用は1カ所約15万円で、15カ所では225万円となります。これが初期費用となります。そして、今後さらにそれらを維持していく費用は、主に電気料金となります。LED1灯当たり月に170円ほどとなり、30灯分では年間6万1,200円です。設置業者によって違いはありますが、初期費用が約300万円の予算で子供たちの安全と安心につながるならば、決して高くはありません。維持費についても電気料金も安いですし、LEDであれば長期間交換も必要ありません。
 そこで、この間植田公民館で集まった保護者の方からいただいた手紙を読ませていただきます。
 我が子が高校受験を控え、高校生になったら通学はどうするのと考えるまで余り気にしていなかったのですが、後免方面、土佐山田方面、どちらも自転車で通うには日没の時間帯は余りにも暗過ぎる。もし自分が通うなら怖いなと思いました。私は県外で子供の時代を過ごしており、通勤、通学時は夜でさえ真っ暗闇ということはありませんでした。自然豊かで子育てに当たってはお気に入りの環境である高知ですが、子供が成長し、自分で広範囲に行動し始めるころになると、こういう不便や不安が出てくるのだなと思いました。それは、高知では当たり前で、みんなそうやって成長して大人になっているので仕方がないのかもと思っていました。
 我が子が受験前の冬、夕暮れ後に犬の散歩をしていると、真っ暗闇の土佐山田方面から自転車の小さな明かりが移動してこちらへ向かってきます。団地へ帰ってくる中学生です。たまに車のライトが周りを明るくしてくれますが、車はすぐに行ってしまいます。保護者の方はさぞ心配だろうなあと思いました。また、犬がまだ子供で、夜10時過ぎに外へトイレに連れ出さなくてはいけない時期がありました。すると、真っ暗闇の後免方面から久礼田へ帰る高校生らしき自転車が走っていくのを何度も見かけました。正直驚きました。
 学生時代には自転車通学をしていたけど、今はもう大人になり、車、バイク、または県外で暮らしている方もおられると思います。自転車で通う時期は短く、泣き寝入りで声を上げることなく我慢していたのかもしれないと考えるようになりました。
 現在我が子は後免駅まで自転車で通っており、朝は始発列車、帰りは20時前に帰ってきます。春からだんだんと明るくなってきましたが、これからは暗くなる一方です。本人は、俺の自転車のLEDはバイク並みの性能だから大丈夫だと言いますが、それは走っているから光っているのであって、万が一トラブルで動けなくなれば、通過する車にも気づいてもらえないのではないかと不安です。なので、学校では所持を禁止されている携帯電話を緊急用にこっそりと持たせています。せめて街灯があればと強く望みます。という内容です。
 この手紙には、あの危険な路線を通行している子供たちを毎日毎日不安な気持ちで待っている親の切実な願いが、思いが一番詰まっています。植田公民館でも皆さんそのとおりだと賛同していました。
 そこで、お聞きします。
 早期に設置費用の算出をし、設置に向けて取り組むとのことですが、仮に12月補正での財源確保ができても、設置するまでは時間差が生じます。今後は、日に日に暗くなる時間が早くなってきます。先ほどの手紙でも言いましたが、子供たち、保護者、そして地域の皆さんは、一日でも早い設置を願っています。一日でも早く街路灯を設置することが、不安を取り除く一番の解決策です。電柱に設置できる箇所だけでも現行予算で早急に設置していただけないでしょうか、お聞きします。
 次に、道路占用についてですが、まず原状回復のための措置命令と撤去の通知を出されたということは、無断占用で違反していると捉えているということと、境界の確定がされれば強制撤去ができるかもしれない、ということがわかりました。
 最初の要望から既にもう5年が過ぎようとしています。あと何年待てばいいのでしょうか。難しい問題ではありますけれども、いつまでも未解決では住民も納得がいきません。再度文章で通知していただくなど、境界確定に向けての協議を早急に進めていただき、地域住民の皆さんには、なぜ今の段階で強制撤去ができないかということもしっかりと説明をしていただいて、早期解決に向けて取り組んでいただくことを強く要望します。
 次に、自主防災組織についてでありますが、全ての活動状況はチェック、今のところはできていないと。そして、私が提案させていただいたチェックリストについては検討していっていただけるということですので、ぜひ前向きに取り組んでいっていただきたいと思っております。
 そこで、もう一つ提案させていただきますが、南国市では家具転倒予防事業に取り組んでいます。これを生かして、各自主防災組織で簡単に取り組める一つとして、組織内メンバーの家具転倒予防率を100%を目標にするなどして、取り組みを初めてもらえるように提案をしてみてはいかがでしょうか。
 これを進めていくことで、今まで気づかなかったことや新しい課題発見にもつながり、地域全体で広げていくきっかけにもなり、最終的には組織活性化につながるのではないでしょうか。無理強いはできませんので、一つの手法として考えてみてください。
 以上、2問目の答弁をよろしくお願いします。
○議長(西岡照夫君) 答弁を求めます。建設課長。
○建設課長(松下和仁君) 岩松議員さんの2問目についてお答えいたします。
 既存の電柱に添架が可能な箇所においては、現行の予算で可能な限り対応したいと考えております。また、12月補正への財源確保並びに当初予算へも視野に入れて、早期の街路灯の設置、LEDの蛍光灯設置に取り組んでまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章君) 岩松議員さんの2問目の御質問にお答えいたします。
 自主防災組織への補助事業の周知、訓練、それから講習会などの案内、それにつきましては送付文書を送っております。その中で、家具の固定のチラシもつけて自主防災組織の方から各家庭へ呼びかけをしてくださいと、行ってくださいというふうにお願いもしているところでございます。
 議員さんのおっしゃられる、そこの自主防さんでメンバーに100%設置の目標ということで、それにつきましては、自主防災組織として目標を持った活動、それはやはり組織の活動の活発化にもつながると思います。それですので、今後自主防災組織、また市の連合会がありますので、その中でも話をさせていただきたいと思います。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 5番岩松永治君。
○5番(岩松永治君) 自主防については、私が提案させていただいたこと以外にもさまざまな事例があると思いますので、それらも参考にしていただいて、今後の自主防のさらなる活性化、活発化を目指して取り組んでいただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 道路占用については、なかなかすぐに解決する問題ではございませんけれども、今後も抜かりのないようにしっかりとした取り組みをお願いいたします。
 街路灯を設置するための費用の算出額によって、当初予算での予算確保も視野に入れてということで、ありがたい答弁をいただきました。本当にありがとうございます。
 きょうは見ていただいてわかるように、多くの支援者の方も傍聴に来ていただき、特にこの街路灯設置については納得いただける答弁をいただきましたので、きっと喜んでいただいていることと思います。
 きょうも暗い中を帰宅する子供たちがいます。早期に協議をし、時間をかけずに街路灯を設置していただけるように再度要望いたしまして、今議会での私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)