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検索結果 »  平成28年 第392回市議会定例会(開催日:2016/09/09) »

一般質問2日目(有沢芳郎)

質問者:有沢芳郎

答弁者:市長、関係課長


○議長(西岡照夫君) 9番有沢芳郎君。
      〔9番 有沢芳郎君登壇〕
○9番(有沢芳郎君) 本日最後になりましたけれども、日章工業団地のその後と入札について、この2点御質問させていただきます。
 日章工業団地は、5地区で説明会を地元でしておりますけれども、地元では一時上流域の管理道路の幅が5メートルでは狭いので6メートルにしてください。農業耕作機械の幅が2.75メートル以上あるので、車のすれ違いができないので見直してください。そして公民館を建て直してもらいたい、水路を改修してもらいたい。30年の最大降雨量の基準が物部川にある降雨計の観測データを使って水路の排水計画を決めていないため洪水の危険性があるので、再検討をすることをお願いしたい。説明会に地元の世話役にお願いして関係者を呼んでいるが、地権者であるのに一度も案内がない人がおりますので、地権者をチェックして抜かりがないか確認することが大事であると思います。地権者の中には、反対をして土地を売ってくれない地権者がいないか、いるなら何人いるか調べておれば教えていただきたいと思います。
 地権者の中には、市役所がいつ土地の買収の交渉に来てくれるか不安でいるので、明確に日程をするべきであると思います。地元では、圃場整備と混同して一緒に周辺の工事をしてくれると勘違いをしているので、事業部が違うし、工事する時期も違うことを説明していただきたい。また土地の買収も役員に一任してくれとチラシをまいておりますが、交渉は個人個人でするもので、個人情報にも違反するので注意するように指導をしていただきたいと思います。
 工業団地の排水路計画、用水路のつけかえ計画は、その地区の水路を管理している水利組合などの地区の代表者の同意書が要ると思いますが、同意してもらえるか。用地買収の予算がついているのに開発が中止になるんじゃないかとうわさが流れておりますので、地元に心配しないよう、必ず成功しますと言って安心させられる状況か教えていただきたいと思います。
 次に、入札ですけれども、南国市の8月4日の入札で理解できないことが2件ありました。工事名、市道王子新屋線道路改良工事、社会資本整備総合交付金、16社が入札しましたが、15社が失格であります。
 次に、工事名、市道茨西線道路改良工事、社会資本整備総合交付金、これも16社が入札しましたが、15社が失格であります。
 落札業者は、2件とも同じ業者が落札をしています。原因は、回答書に残土処分の単価が立米あたり1,728円の単価と公表したので、その回答書を参考に積算したが、単価が違っていたため真面目に積算した業者は失格であります。この入札の結果はどうなったか、入札業者が数名代表して建設課長に抗議したと聞きましたが、どのように対応したか、その結果どのようになったか説明していただきたいと思います。
 最近、南国市の建設工事の入札で、入札業者の中には同業者が名前を知らない、聞いたことがない業者が入っているが、その業者は建設審査会の点数が750点クリアしているか。またその名前を知られている建設業者は、いずれも失格であります。積算するのに二、三名で積算しております。入札で最低落札金額とぴったりで落札している工事が多い。建築や設備の場合は工種が多いので、ぴったりで落札するのは大変難しいと思われますが、積算した資料を添付させて入札に対する疑問点を解決すると思うか、状況はどうか問います。
 以上で質問終わります。
○議長(西岡照夫君) 商工観光課長。
      〔商工観光課長 長野洋高君登壇〕
○商工観光課長(長野洋高君) 有沢議員さんから御質問のありました南国日章工業団地に関する質問にお答えします。
 平成26年度より実施しております南国日章工業団地につきましては、現在周辺対策も含め、団地計画への理解を得られるよう、関係地区の方に対し説明会を行っております。質問の中にもありましたように、各地区より御要望、御意見等をいただいておりますので、御理解、御同意をいただけるよう、引き続き関係地区と協議を重ねてまいります。あわせて、これから地権者の方に対しましても、事業の概要説明に順次伺わさせていただくように検討しております。
 各地区の同意がいただけ次第、地権者の方につきまして用地取得の話をさせていただく予定であります。地区との協議の状況により多少の前後はあるかと思いますが、秋から用地取得の話に入っていきたいと考えております。
 工業団地の推進につきましては、引き続き取り組んでまいりますので、事業の推進につき御協力のほうをよろしくお願いしたいと思います。
 以上です。
○議長(西岡照夫君) 財政課長。
      〔財政課長 渡部 靖君登壇〕
○財政課長(渡部 靖君) 有沢議員さんの入札についての質問にお答えいたします。
 8月4日の入札におきまして、入札後落札決定を行う前に設計金額と質疑の回答、これに誤りがあることが判明いたしまして、直ちに入札を中止といたしております。同工事につきましては、間もなく再入札を実施する予定となっております。
 本年度は、議員の指摘する工事以外にも設計金額に誤りがあり、同様に入札を中止したこともあり、業者の皆さんにも御迷惑をおかけいたしております。このため8月22日、土木建築全庁の全技術職員及び担当課の管理職を集め、設計書のチェック体制を再度検討するように、また再発防止の注意喚起を行いました。
 市内業者につきましては、指名願の提出を受け、県の経営事項審査結果業種別総合評点、こちらをもとに業種別ランクを毎年行っております。新規参入や廃業により業者数の変動はございますが、南国市指名基準により適正にランクづけ及び業者選定は行っております。
 入札の適切な実施といたしましては、国の平成27年1月30日付、発注関係事務の運用に関する指針におきまして、予定価格につきましては入札前に公表すると、適切な積算を行わず入札を行った業者が受注する事態が生じるなど、建設業者の真の技術力、経営力による競争を損ねる弊害が生じかねないことなどから、原則として事後公表することとしており、本市におきましても入札後に予定価格、最低制限価格は公表しております。
 また、より詳細な設計金額につきましては、業者からの開示請求がありましたら確認できるように開示しております。
 こうしたことから、業者の積算能力は非常に高まってきており、最近の入札におきましては、多くの入札案件で最低制限価格での複数の応札、いわゆるくじ引きで落札業者が決定するということが多くなっております。このような入札結果につきましては、数年前、東日本大震災以降入札が不調に終わるとか、そういった状況からこういった形、最低制限価格でのくじ引きというような形に現状なっておりますけれども、一定受注関係につきましては改善されておるというふうに考えております。
 こうした最近の入札状況によりまして、議員さんの御指摘のあった2件につきましても、入札結果等から設計誤りの可能性が高いということで、落札決定前に再度確認したところ、今回の誤りが判明したということで中止とさせていただきました。
 また、本年度より4月からは見積能力のない不良、不適格業者の参入排除等を目的といたしまして、入札時に工事費内訳書の提出を義務づけております。これによりまして、より積算能力を高める業者の方々につきましては、そういった形で対応していただいておるというふうに考えております。
入札につきましては、公平・公正が大原則であり、市民の皆様に不信感を抱かれることがないよう、これからも全庁を挙げてさらなる適正化に取り組んでいきたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 建設課長。
      〔建設課長 松下和仁君登壇〕
○建設課長(松下和仁君) 有沢議員さんの建設課発注の入札についての御質問にお答えいたします。
 このたびの建設課の発注いたしました東部自動車道建設に伴う周辺対策工事の入札において、建設課の不手際により工事発注が中止となりましたことを深く反省しております。入札前の質疑書に対しての回答において、設計書と異なる回答をしてしまい、入札の混乱と不信を招きました。
 発注が中止となった数日後、入札に参加された建設業者数社の代表者が来庁され、今回の入札に関する不手際において、今後二度と起きないようにしていただきたい旨のお話がございました。二度とこのような混乱と不信を招くことのないよう、心から謝罪するとともに、信頼の回復に課員一同全力で取り組んでいくことをお伝えいたしました。
 今後はチェック票並びにチェック体制の見直しを行い、改めまして二度と繰り返すことないように課員一同緊張感を持ち、日々の業務を遂行していく所存であります。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 9番有沢芳郎君。
○9番(有沢芳郎君) 大変すばらしい回答をいただきましたけれども、日章工業団地につきましては、大変地元が中止になるんじゃないかというて変なうわさが蔓延しておりますので、何とぞ地元に足を運んでしっかりと熱意を伝えていただいて、日章工業団地が成功できるようにお願いしたいと思います。
 ただ、行政のほうは世話役さんに一任したり、館長に一任して、地元の人を集めているようですけれども、中には公民館に入ってない部落の地権者の方もおられます。そういう方には連絡が不徹底なので、行ってないので、そういうところは地権者を調べて、世話役さんとか館長さんだけに任すんじゃなく、自分らで足を運んで、ちゃんとした説明をしていただくという熱意を持ってやっていただきたい。もう3年間もたっておりますので、そういったことは地権者も全て了承の上でわかってると思いますので、何とぞ誠意を持って、地元がスムーズに納得できて日章工業団地が成功できるようにお願いしたいと思います。
 そして、入札の件ですけれども、たしか今回だけじゃなくて、前にもこういうようにうちの職員の積算の違算、いわゆる回答書が間違うちょって再入札をやった経緯があると思うんです。こういうことが頻繁にあると、一生懸命頑張ってる業者さんは非常に入札に対して不信感を持ちます。なぜかといいますと、見積もりするのにわからないので質問書を出して回答書をいただいておるんです。その回答書が間違っておれば、その間違った積算の単価で普通なら積算すると思うんですが、それが1社だけその積算の単価をしないで自分だけ違う単価でやって落札できる金額になったっていうのは、行政の不始末じゃなくてちょっとおかしいなあと私は思うんですけれども。そこのあたりの件も含めて、そういうように業者に不信感を持たれないような、ちゃんとした公正な入札をしていただけるようにお願いをしまして、質問を終わりたいと思います。
 回答は結構ですので、よろしくお願い申し上げます。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西岡照夫君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西岡照夫君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 明15日の議事日程は、一般質問であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて延会いたします。
 御苦労さまでした。
      午後2時12分 延会